JP2001333432A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JP2001333432A
JP2001333432A JP2001073654A JP2001073654A JP2001333432A JP 2001333432 A JP2001333432 A JP 2001333432A JP 2001073654 A JP2001073654 A JP 2001073654A JP 2001073654 A JP2001073654 A JP 2001073654A JP 2001333432 A JP2001333432 A JP 2001333432A
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JP
Japan
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color temperature
image
still camera
electronic still
color
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001073654A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Abe
哲也 阿部
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001073654A priority Critical patent/JP2001333432A/ja
Publication of JP2001333432A publication Critical patent/JP2001333432A/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者の意図するホワイトバランスを容易に
得る。 【解決手段】 電子スチルカメラ100はドライブダイ
ヤル150およびWB/EXPブラケッティング選択ス
ライドレバー160によってホワイトバランスブラケッ
ティングモードを選択する。ホワイトバランスブラケッ
ティングモード設定時に、レリーズボタン140を1回
全押しするだけで、ホワイトバランスの異なる3フレー
ム分の画像を連続して撮影できる。色温度検出センサ1
20は照明光の色温度を検出し、検出された色温度は基
準色温度に設定できる。電子スチルカメラ100は基準
色温度および基準色温度と異なる第1、第2シフト色温
度にそれぞれ対応したホワイトバランス補正処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スチルカメラ
のホワイトバランス調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子スチルカメラでは撮像素子
により被写体の光学像は電気信号である3原色(R
(赤)、G(緑)、B(青))のカラー画像信号に変換
される。このカラー画像信号は昼光や蛍光灯といった照
明光に応じてカラーバランスが偏るため、この偏りを解
消するために、電子スチルカメラには照明光の色温度特
性に応じてホワイトバランスを調整するホワイトバラン
ス調整機構が設けられている。
【0003】具体的には、撮影者により昼光/白熱灯/
曇天/蛍光灯等の予め設定されたホワイトバランスモー
ドをマニュアル選択する機能や、白色被写体を撮像した
時にRGB信号の出力比が1:1:1となるように電子
回路でR信号およびB信号のゲインを制御するAWB
(オートホワイトバランス)機能が、電子スチルカメラ
に設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のモード
選択機能は知識や経験を必要とするだけでなく撮影時に
逐一設定するために煩雑な作業であり、また後者のAW
B機能では操作が楽になる反面、特定の色が画像領域内
を多く占める場合等、被写体によっては適切なカラーバ
ランスが得られないことがある。また、AWB機能では
撮影者の好みに応じたカラーバランスを得ることは困難
である。カラー画像信号にパーソナルコンピュータ等に
おいて適当な画像処理を施して、所望のカラーバランス
に再度調整することも可能であるが、その作業は極めて
面倒であり、また画像処理の結果、階調数を損なうとい
った画質の悪化を招くという問題があった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を解消す
べく創案されたもので、所望のカラーバランスを容易に
得ることができる電子スチルカメラを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子スチル
カメラは、所定の基準色温度およびこの基準色温度に対
して所定量だけ色温度の異なるシフト色温度を連続して
設定する色温度設定手段と、基準色温度またはシフト色
温度にそれぞれ対応して、被写体像のデジタルカラー画
像信号の少なくともR成分およびB成分のゲインを補正
するホワイトバランス調整手段とを備えることを特徴と
している。これにより、ホワイトバランスが段階的に異
なる複数の画像を容易に得ることができる。
【0007】電子スチルカメラが被写体の照明光の色温
度を検出する色温度検出センサを備えてもよく、この場
合色温度検出センサにより検出された値を基準色温度に
設定することができる。また、電子スチルカメラが複数
の色温度の設定値、例えば昼光/白熱灯/曇天/蛍光灯
等に対応した色温度の設定値を格納するメモリを備えて
もよく、この場合設定値の中からいずれか1つ選択され
た値を基準色温度に設定することができる。前者では撮
影者の負担は軽く、後者では撮影者の意図するカラーバ
ランスを反映し易い。
【0008】電子スチルカメラにおいて、シフト色温度
は、具体的には基準色温度に対して所定の逆数相関色温
度幅だけ高い第1シフト色温度と、基準色温度に対して
逆数相関色温度幅だけ低い第2シフト色温度とを有す
る。色温度の設定が容易であるとともに、基準色温度を
中心とした適正な色温度を選択し易い。
【0009】電子スチルカメラは、さらに基準色温度に
対応して補正されたカラー画像信号と、シフト色温度に
対応して補正されたカラー画像信号との双方を格納する
メモリと、メモリに格納されたカラー画像信号を着脱自
在な記録媒体に選択的に格納する記録手段を備えてもよ
い。これにより、最適なホワイトバランスの画像を任意
に選択して記録媒体に格納できる。
【0010】電子スチルカメラは、さらに基準色温度に
対応して補正されたカラー画像信号に基づいて再現され
た第1画像、およびシフト色温度に対応して補正された
カラー画像信号に基づいて再現された第2画像を表示す
る表示手段を備えていてもよい。これにより撮影者が好
みに応じた画像を視認することができる。第1画像およ
び第2画像のいずれか1つを選択的に表示してもよい
し、第1画像および第2画像の双方を同時に表示しても
よい。
【0011】本発明の撮像素子を有する電子スチルカメ
ラは、一連の静止画像が連続的に撮影されるように撮像
素子を連続的に露出させる露出制御手段と、撮像素子か
ら読み出される一連の静止画像に応じた一連の画像信号
に基いて、それぞれ赤(R),緑(G),青(B)信号
に分離されている一連のカラー画像信号を生成する信号
処理手段と、照明光に応じた基準色温度と、基準色温度
に対して所定量だけ色温度の異なる少なくとも1つのシ
フト色温度とを設定する色温度設定手段と、基準色温度
および少なくとも1つのシフト色温度に従って、一連の
カラー画像信号それぞれに対してホワイトバランス調整
を施すホワイトバランス調整手段と、ホワイトバランス
調整された一連のカラー画像信号のうち少なくとも1つ
のカラー画像信号を、電子スチルカメラに着脱可能に装
着される記録媒体に記録する記録手段とを備え、ホワイ
トバランス調整手段が、一連のカラー画像信号それぞれ
に対して色温度を変えながらホワイトバランス調整を施
すことを特徴とする。一連の連続的な撮影によって得ら
れる静止画像は、それぞれの色温度に応じた色合いの画
像となり、同じ被写体に対して色合いの異なる画像を得
ることができる。
【0012】オートホワイトバランス機能をもたせるた
め、カメラは照明光の色温度を検出する色温度センサを
さらに有することが望ましく、この場合、色温度設定手
段は、検出された色温度を基準色温度に定めることが望
ましい。一方、オペレータの色温度選択によるマニュア
ルホワイトバランス機能を持たせるため、カメラは複数
の色温度がデータとして格納される色温度メモリと、該
複数の色温度の中から1つの色温度を選択すための色温
度選択手段をさらに有することが望ましく、この場合、
色温度設定手段は、色温度選択手段によって選択された
色温度を基準色温度に定めることが望ましい。
【0013】好ましくは、ホワイトバランス調整手段
は、R信号およびB信号のRゲイン係数およびBゲイン
係数をそれぞれRおよびB信号に乗じることにより、R
およびB信号のゲインを調整する。この場合、色温度設
定手段は、白い被写体に対してR,G,B信号の割合が
「1:1:1」となるように、基準色温度に対応するR
ゲイン係数およびBゲイン係数の値をそれぞれ赤基準係
数値および青基準係数値として定めるとともに、少なく
とも1つのシフト色温度に対応するRゲイン係数および
Bゲイン係数の値を、それぞれ赤基準係数に比べてより
大きく青基準係数値に比べてより小さい値、および赤基
準係数に比べてより小さく青基準係数値に比べてより大
きい値のいずれかに定めることが望ましい。基準色温度
に応じた画像に比べて赤味もしくは青味を帯びた画像が
得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子スチルカ
メラの一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1および図2は本発明の一実施形態であ
る電子スチルカメラの外観図であって、図1は斜め前方
から見た斜視図、図2は斜め後方から見た斜視図であ
る。
【0016】電子スチルカメラ100の正面100aに
は、撮像レンズおよび撮像素子等を備える鏡筒部110
が設けられ、その近傍には照明光の色温度を検出する色
温度検出センサ120、および測距センサ122、測光
センサ124が設けられる。色温度検出センサ120と
しては、例えばR成分、G成分およびB成分の各原色フ
ィルタをそれぞれ備えたフォトダイオードにより実現さ
れ、G信号の出力を基準とした時のR信号およびB信号
の出力の割合(R/GおよびB/G)を算出することに
より、照明光の色温度が求められる。
【0017】また、電子スチルカメラ100の背面10
0bには撮影画像を表示するLCDモニタ130が設け
られ、その近傍には電源ボタン132、メニュー選択や
表示画像選択のための方向キー134およびキャンセル
ボタン136が設けられる。電子スチルカメラ100の
側面100cにはメモリカードを電子スチルカメラ10
0内に挿入あるいは排出するためのカードスロット13
8が開口している。
【0018】電子スチルカメラ100の上面100dに
はレリーズボタン140および撮影モードを選択するた
めのドライブダイヤル150、WB/EXPブラケッテ
ィング選択スライドレバー160が設けられる。ドライ
ブダイヤル150は回転自在であり、その目盛りの位置
を指標150A、150B、150CおよびWB/EX
Pブラケッティング選択スライドレバー160の何れか
に任意設定できる。
【0019】ドライブダイヤル150の目盛りが指標1
50Aを指し示している場合には1フレーム分の撮影を
行う「ワンショット撮影モード」が設定され、目盛りが
指標150Bを指し示している場合には複数フレーム分
の撮影を所定間隔で連続して行う「連写撮影モード」が
設定され、目盛りが指標150Cを指し示している場合
にはタイマー機能を用いて撮影を行う「タイマ撮影モー
ド」が設定される。
【0020】ドライブダイヤル150の目盛りがWB/
EXPブラケッティング選択スライドレバー160を指
し示している場合には「WB/EXPモード」が設定さ
れ、このとき、さらにWB/EXPブラケッティング選
択スライドレバー160のスライド位置に応じて「ホワ
イトバランスブラケッティングモード」あるいは「露出
ブラケッティングモード」の何れか一方が設定される。
【0021】図1に示すように、WB/EXPブラケッ
ティング選択スライドレバー160のつまみが側面10
0c側に寄せられ「WB」の文字が表示されている状態
では「ホワイトバランスブラケッティングモード」が設
定され、このモードのときにレリーズボタン140が全
押しされると、ホワイトバランスが段階的に異なる3フ
レーム分の画像が撮影される。一方、図2に示すように
つまみが側面100cの反対側に寄せられ「EXP」の
文字が表示されている状態においては「露出ブラケッテ
ィングモード」が設定され、このモードのときは露出値
が段階的に異なる3フレーム分の画像が撮影される。
【0022】図1、2に示すように、デジタルカメラ1
00は透視ファインダ125を有しており、透視ファイ
ンダ125には、正面100aに設けられた対物レンズ
125Aと背面100bに設けられた接眼レンズ125
Bとが含まれる。観察者は、接眼レンズ125Bを介し
て被写体を観察する。
【0023】図3は電子スチルカメラ100の構成を示
すブロック図である。電子スチルカメラ100はマイク
ロコンピュータよりなるシステムコントロール回路20
0を有し、このシステムコントロール回路200により
その全体の動作が制御される。
【0024】電子スチルカメラ100は、撮像レンズ1
12および絞り機構114を備える。電子スチルカメラ
100はAF(自動焦点制御)機能を有し、測距センサ
122の出力に基づいて被写体までの距離が測定され、
レンズ駆動回路212により撮像レンズ112の合焦動
作が制御される。また電子スチルカメラ100はAE
(自動露出制御)機能を有し、測光センサ124の出力
に基づいて被写体の輝度が測定され、絞り駆動回路21
4により絞り機構114が制御される。
【0025】撮像レンズ112および絞り機構114を
介して得られた被写体の光学像は、撮像素子であるCC
D116の受光面上に結像される。CCD116では、
結像された光学像が光電変換されて電荷量に変換され、
所定の電荷蓄積時間経過後CCD駆動回路216から出
力された転送パルスによって順次読出され、アナログ画
素信号として出力される。
【0026】アナログ画素信号はCDS/AGC回路2
20に入力され、ここでアナログ画素信号から雑音成分
が除去されるとともに、アナログ画素信号の出力が一定
となるようにゲインの調整が行われる。CDS/AGC
回路220を経過したアナログ画素信号は、A/D変換
器222によりデジタル信号であるカラー画像信号に変
換され、画像処理回路224に出力される。
【0027】画像処理回路224では、カラー画像信号
がRGB成分に分離された後、ホワイトバランス補正処
理、γ補正処理、およびシェーディング補正処理等の画
像処理を受け、一端バッファメモリ226に格納され
る。
【0028】LCDモニタ130に被写体像を表示する
場合、画像処理を受けた1フレーム分のRGBのカラー
画像信号は、バッファメモリ226から読み出されてモ
ニタ駆動回路230に出力される。モニタ駆動回路23
0は送られてきたカラー画像信号に基づいてLCDモニ
タ130を駆動し、これにより被写体像がLCDモニタ
130において再現表示される。背面100bには再生
モード切替ボタン170(図2参照)が設けられ、後述
するように、”1コマ再生モード”および”マルチ再生
モード”のどちらか一方を選択するために操作される。
【0029】また、画像記録時には、バッファメモリ2
26から1フレーム分のカラー画像信号が画像処理回路
224へ読出されてJPEG(Joint Photographic Exp
ertGroup )等の所定の記録方式に従って圧縮され、カ
ードコントローラ228によりメモリカード300に記
録される。再生する際には、カードコントローラ228
によりメモリカード300から圧縮されたデータが読み
出され、画像処理回路224において伸張される。
【0030】電子スチルカメラ100はAWB機能を有
しており、色温度検出センサ120の出力に基づいて照
明光の色温度が検出され、この色温度に応じてカラー画
像信号のホワイトバランスが自動的に調整される。この
AWB機能は、LCDモニタ130に表示されたメニュ
ーおよび方向キー134により必要に応じて設定、解除
される。AWB機能の解除時には、昼光/白熱灯/曇天
/蛍光灯等の予め設定されたホワイトバランスモードが
方向キー134によりマニュアル選択される。
【0031】システムコントロール回路200には、レ
リーズボタン140の半押しによってオフからオンに切
替えられる半押スイッチ302、レリーズボタン140
の全押しによってオンに切替えられる全押スイッチ30
4、目盛の位置に応じて撮影モードを切替えるドライブ
ダイヤル150およびWB/EXPブラケッティング選
択スライドレバー160の操作によってオン/オフが切
替えられるWB/EXPスイッチ306がそれぞれ接続
される。
【0032】またシステムコントロール回路200に
は、電源ボタン132およびキャンセルボタン136の
押下によりオンに切り替わる電源スイッチ308および
キャンセルスイッチ310が接続され、さらに再生モー
ド切替ボタン170に対応した再生モード切替スイッチ
312、および方向キー134が接続される。
【0033】レリーズボタン140の半押しによって半
押スイッチ302がオンに切替えられると、AF動作、
AE動作が開始され、同時にAWB機能が設定されてい
る場合にはAWB動作が開始されて被写体の色温度が検
出される。ここで、レリーズボタン140の全押しによ
り全押スイッチ304がオンに切替えられると、ドライ
ブダイヤル150およびWB/EXPブラケッティング
選択スライドレバー160により設定された撮影モード
に従って、CCD116による撮像から画像処理回路2
24による画像処理までの一連の撮像動作が行われる。
【0034】「ホワイトバランスブラケッティングモー
ド」(ドライブダイヤル150の目盛がWB/EXPブ
ラケッティング選択スライドレバー160を指し示し、
かつWB/EXPブラケッティング選択スライドレバー
160が「WB」を表示している状態;図1参照)が設
定されている場合には、撮影動作は所定間隔毎に3回連
続して行われる。そして、後述するように、画像処理回
路224では、それぞれR,G,Bに分離された3つの
カラー画像信号に対し、色温度に対応したR成分、B成
分のゲイン補正係数を変えながらホワイトバランス調整
が施される。ホワイトバランス調整された3フレーム分
のカラー画像信号はバッファメモリ226に格納され
る。
【0035】第1回目の撮影により得られたカラー画像
信号には自動あるいはマニュアルで設定された照明光の
色温度(以下、基準色温度Grと呼ぶ)に対応したホワ
イトバランス補正が施される。システムコントロール回
路200は、複数の色温度に対応したR成分およびB成
分のゲイン補正係数αおよびβを保持するメモリ(図示
せず)を備える。基準色温度Grが決定すると、この基
準色温度Grに対応するゲイン補正係数αおよびβ(赤
基準係数値、青基準系数値)が選択され、カラー画像信
号のR成分およびB成分にそれぞれ選択されたゲイン補
正係数αおよびβが乗算される。
【0036】ゲイン補正係数αおよびβは、R成分の出
力Er、G成分の出力Eg、およびB成分の出力Ebと
すると、白色の被写体を撮影した時に(1)式を満たす
値である。 Eg=α・Er=β・Eb ・・・(1)
【0037】従来知られているように、相関色温度が色
温度として表され、さらには、色温度は逆数相関色温度
(単位:MK-1)によって表される。これは、逆相関色
温度で表すことにより、色温度とR、B成分のゲイン補
正係数との関係が実質的に線形関係となることによる。
本実施形態では、システムコントロール回路200はこ
の逆数相関色温度に基づいてホワイトバランスを制御す
る。
【0038】第2回目の撮影により得られたカラー画像
信号には、基準色温度Grに対して所定の逆数相関色温
度幅、例えば10MK-1だけ高い第1シフト色温度Gu
(=Gr+10)に対応したゲイン補正係数α’および
β’が選択され、R成分およびB成分にそれぞれ乗算さ
れる。
【0039】第3回目の撮影により得られたカラー画像
信号には、基準色温度Grに対して10MK-1だけ低い
第2シフト色温度Gd(=Gr−10)に対応したゲイ
ン補正係数α”およびβ”が選択され、R成分およびB
成分にそれぞれ乗算される。
【0040】撮影の終了後、3フレーム分の撮影画像
は、LCDモニタ130にサムネイル表示される(マル
チ再生モード)、あるいは1フレーム毎に選択表示され
る(1コマ再生モード)。再生モードは方向キー134
の操作による再生モード切替スイッチ312のオン/オ
フによって切替えられる。最終的に撮影者が画像を記録
するには、再度レリーズボタン140の全押しにより半
押スイッチ302および全押スイッチ304がオンに切
替えられ、これによって選択された撮影画像がメモリカ
ード300に記録される。
【0041】図4は、照明光の逆数相関色温度とR信号
のゲイン(Rgain)およびB信号のゲイン(Bga
in)の関係を示すグラフである。
【0042】図4に明らかなように、グラフの横軸に逆
数相関色温度、縦軸にゲイン値をとると、Rgainは
右肩上がりの直線(実線で示す)、即ち相関色温度が小
さくなるにつれゲイン値が比例増加し、逆にBgain
は右肩下がりの直線(一点鎖線で示す)、即ち相関色温
度が小さくなるにつれゲイン値が比例減少する。
【0043】本実施形態では、メモリに記憶された多R
gainの直線およびBgainの直線上のゲイン値を
利用して、第1シフト色温度Guおよび第2シフト色温
度Gdのゲイン補正係数が求められる。
【0044】例えば基準色温度Grが200MK-1の場
合、RgainおよびBgainが共に1となるゲイン
補正係数が選択される。このとき第1シフト色温度Gu
は210MK-1であり、Rgainが0.9、Bgai
nが1.1となるゲイン補正係数が選択され、これによ
り第1回目の撮影画像より青みがかった画像に補正され
る。また第2シフト色温度Gdは190MK-1であり、
Rgainが1.1、Bgainが0.9となるゲイン
補正係数が選択され、これにより第1回目の撮影画像よ
り赤みがかった画像に補正される。
【0045】このように「ホワイトバランスブラケッテ
ィングモード」を設定して、レリーズボタン140を1
度全押しすると、段階的にホワイトバランスが異なる3
枚の撮影画像が連続して得られる。これにより、良好な
ホワイトバランスに近く、かつ撮影者の意図したカラー
バランスの撮影画像を容易に得ることができる。
【0046】表1は、ホワイトバランスモードのマニュ
アル設定時またはAWB設定時における、基準色温度G
r、第1シフト色温度Guおよび第2シフト色温度Gd
の値を示す。昼光、白熱灯、曇天、蛍光灯の基準色温度
Grはそれぞれgm1、gm2、gm3およびgm4であり、予
めメモリに格納された固定値である。一方、AWB設定
時の基準色温度Grはシステムコントロール回路200
により算出された値g a である。
【表1】
【0047】図5は、電子スチルカメラ100のシステ
ムコントロール回路200において実行される撮影処理
ルーチンを示すフローチャートである。
【0048】電源ボタン170の押下によって電源スイ
ッチ308がオンに切替わると撮影処理ルーチンが開始
され、ステップS502において各部の種々の初期設定
が行われ撮影スタンバイの状態となる。
【0049】ステップS504では撮影モードが「ワン
ショット撮影モード」であるか否か、即ちドライブダイ
ヤル150の目盛が指標150Aを示しているか否かが
判定される。撮影モードが「ワンショット撮影モード」
の場合にはステップS506においてワンショット撮影
処理が実行され、撮影モードが「ワンショット撮影モー
ド」でなければさらにステップS508において撮影モ
ードが「連写撮影モード」であるか否か、即ちドライブ
ダイヤル150の目盛が指標150Bを指し示している
かが判定される。
【0050】撮影モードが「連写撮影モード」の場合に
はステップS510に進み、連写撮影処理が実行され
る。撮影モードが「連写撮影モード」でなければさらに
ステップS512において撮影モードが「タイマ撮影モ
ード」であるか否か、即ちドライブダイヤル150の目
盛が指標150Cを指し示しているかが判定される。
「タイマ撮影モード」の場合にはステップS514に進
み、タイマ撮影処理が実行される。
【0051】ステップS512において撮影モードが
「タイマ撮影モード」ではないと判定されると、ドライ
ブダイヤル150の目盛はWB/EXPブラケッティン
グ選択スライドレバー160を指し示しているとみなさ
れ、さらにステップS516において「露出ブラケッテ
ィングモード」が選択されたか否か、即ちWB/EXP
スイッチ306がオフであるか否かが判定される。「露
出ブラケッティングモード」の場合には、ステップS5
18において露出ブラケッティング撮影処理が実行され
る。
【0052】ステップS518において「露出ブラケッ
ティングモード」でない、即ちドライブダイヤル150
の目盛はWB/EXPブラケッティング選択スライドレ
バー160を指し示し、かつWB/EXPブラケッティ
ング選択スライドレバー160が「WB」を示してWB
/EXPスイッチ306がオンである場合には、「ホワ
イトバランスブラケッティングモード」であるとみなさ
れて、ステップS520のホワイトバランスブラケッテ
ィング撮影処理が実行される。
【0053】ステップS506、S510、S514、
S518およびステップS520の撮影モードに応じた
各撮影処理が終了すると、ステップS502に戻る。即
ち、電源ボタン170の押下によって電源スイッチ30
8がオフに切替わるまで各撮影処理が繰り返し行われ
る。図示しないが、電源スイッチ308がオフに切替わ
ると、その時点で割り込み処理が実行され撮影処理ルー
チンが終了する。
【0054】なお、ステップS506、S510、S5
14およびS518の各撮影処理については、公知であ
るためここでは説明を省略し、ステップS520のホワ
イトバランスブラケッティング撮影処理についてのみ説
明する。
【0055】図6および図7はホワイトバランスブラケ
ッティング撮影処理ルーチン (ステップS520;図
5)の詳細を示すフローチャートである。
【0056】まずステップS522において、撮影回数
を示すカウンタiが初期値1に設定される。続いて、ス
テップS524ではレリーズボタン140が半押しされ
たか否か、即ち半押スイッチ302がオンであるか否か
が判定される。レリーズボタン140が半押しされるま
でステップS524が繰り返し実行され、レリーズボタ
ン140が半押しされるとステップS526に移行し、
AE、AF制御動作が実行される。
【0057】次にステップS528が実行され、ここで
はAWB機能が設定されているかが判定される。AWB
機能が設定されていると判定されると、ステップS53
0に進み、AWB制御動作が行われ、色温度検出センサ
120により検出された照明光の色温度が基準色温度G
rに設定され、この基準色温度Grに最適なゲインが自
動的に設定される。
【0058】一方、ステップS528においてAWB機
能が解除されていると判定されると、「昼光」「白熱
灯」「曇天」「蛍光灯」の各ホワイトバランスモードに
応じてゲイン設定が行われる。即ち、「昼光」が選択さ
れた場合(ステップS532)には、昼光の色温度(g
m1:表1)が基準色温度Grに設定され、昼光に対応す
るゲイン補正係数が設定される(ステップS534)。
同様に、「白熱灯」の場合(ステップS536)は白熱
灯用ゲイン設定(ステップS538)が、「曇天」の場
合(ステップS540)は曇天用ゲイン設定(ステップ
S542)が、「蛍光灯」の場合は蛍光灯用ゲイン設定
(ステップS544)がそれぞれ行われる。
【0059】このように、ステップS530、S53
4、S538、S542およびS544により、マニュ
アルあるいは自動で基準色温度Grが決定され、決定さ
れた基準色温度Grに対応するゲインが定められる。
【0060】ここでレリーズボタン140の全押しによ
り、全押スイッチ304がオンになったと判定されると
(ステップS546)、ステップS548において第1
回目の撮像動作が行われる。即ち、CCD116から出
力されたカラー画像信号のRGB成分に対して現在設定
されている基準色温度Grに対応するホワイトバランス
補正処理を含む所定の画像処理が施される。画像処理を
受けたカラー画像信号信号はステップS550において
バッファメモリ226に格納される。
【0061】ここで、ステップS552においてカウン
タiが1であるか否かが判定され、i=1の場合にはス
テップS554に進み、基準色温度Grより+1段シフ
トした(逆数相関色温度を10MK-1上げた)第1シフ
ト色温度Guに対応するゲイン設定が行われる。そして
ステップS556においてカウンタiが1インクリメン
トされてi=2となり、ステップS548に戻って第2
回目の撮像動作が実行される。ここで、カラー画像信号
は第1シフト色温度Guに対応するホワイトバランス補
正処理を受け、バッファメモリ226に格納される(ス
テップS550)。
【0062】さらに、ステップS552およびステップ
S558が続けて実行され、ステップS558ではi=
2であるか否かが判定される。i=2の場合はステップ
S560において第1シフト色温度Guが−2段シフト
した(逆数相関色温度を20MK-1下げた)色温度、即
ち基準色温度Grより−1段シフトした第2シフト色温
度Gdが求められ、この第2シフト色温度Gdに対応す
るゲイン設定が行われる。そしてステップS556にお
いてカウンタiが1インクリメントされてi=3とな
り、ステップS548に戻って第3回目の撮像動作が実
行される。ここで、カラー画像信号は第2シフト色温度
Gdに対応するホワイトバランス補正処理を受け、バッ
ファメモリ226に格納される(ステップS550)。
【0063】このように、ステップS548〜S560
により、3段階の色温度にそれぞれ対応してホワイトバ
ランスが調整された3フレーム分の画像が得られる。こ
こで予め設定された再生モードに応じて、バッファメモ
リ226に格納した3フレーム分の画像が再生されると
ともに、全部あるいは任意の画像がメモリカード300
に格納される。
【0064】詳述すると、ステップS562において再
生モードが「1コマ再生モード」であるか否か、即ち再
生モード切替スイッチ312がオンであるか否かが判定
される。再生モードが「1コマ再生モード」に設定され
ている場合には、ステップS600の1コマ再生・記録
処理(図8)が実行され、1フレーム毎にLCDモニタ
130全面に再生表示される。再生モードが「マルチ再
生モード」に設定されている場合には、ステップS70
0のマルチ再生・記録処理(図9)が実行され、3フレ
ーム全部がLCDモニタ130に一度に表示される。各
再生記録処理が終了すると、ホワイトバランスブラケッ
ティング撮影処理(ステップS520)が終了し、図5
のステップS502へ戻る。
【0065】図8は1コマ再生・記録処理ルーチン(ス
テップS600;図7)の詳細を示すフローチャートで
ある。まずステップS602では1番目のカラー画像信
号がバッファメモリ226から読み出され、LCDモニ
タ130の表示領域全体に渡って再生表示される。
【0066】ステップS604では現在表示されている
画像についてメモリカード300への記録が指示された
か否か、即ちレリーズボタン140が全押しされたか否
かが判定される。レリーズボタン140が全押しされる
と、ステップS606に進み、現在表示されている画像
のカラー画像信号が圧縮処理を受けてメモリカード30
0に格納される。そして、ステップS608において現
在表示されている画像がLCDモニタ130から消去さ
れ、異なる画像について表示・記録すべくステップS6
10以降が実行される。
【0067】ステップS604において表示された画像
の記録を行わない場合にはステップS612において終
了が指示されたか、即ちキャンセルボタン136が押下
されたか否かが判定され、終了しない場合にはさらにス
テップS614において方向キー134によって他の画
像が指定されたか否かが判定される。他の画像を表示・
記録する場合にはステップS610へ進む。
【0068】ステップS610では、方向キー134の
指示に応じて他の画像が検索されるか、あるいはステッ
プ606の実行によりカラー画像信号がメモリカード3
00に記録され、ステップ608において現在表示され
ている画像がLCDモニタ130から消去された後の残
っている他の画像が検索され、ステップS616で対応
する画像の存在が確認されると、ステップS618でL
CDモニタ130には指定された別の画像が更新表示さ
れてステップS604に戻る。ステップS614におい
て方向キー134の指示がない、即ち他の画像が指定さ
れない場合にもステップS604に戻る。
【0069】ステップS604において記録の指示がな
く、かつステップS612においてキャンセルボタン1
36が押下されたと判定されると、ステップS620に
おいてバッファメモリ226内の3フレーム分のカラー
画像信号は消去され、1コマ再生・記録処理ルーチンが
終了する。
【0070】図9はマルチ再生・記録処理ルーチン(ス
テップS700;図7)の詳細を示すフローチャートで
ある。まずステップS702では3フレーム分のカラー
画像信号がバッファメモリ226から読み出され、各画
像を縮小したサムネイル画像が生成され、LCDモニタ
130の表示領域に再生表示される。そしてステップS
704において1番目のサムネイル画像を選択してカラ
ーの枠線で囲む等により指定状態とする。
【0071】ステップS706では、現在指定状態にあ
る画像の記録の有無、即ちレリーズボタン140の全押
しの有無が判定され、全押しされたときはステップS7
08に進み、指定状態の画像がメモリカード300に記
録される。記録終了後、ステップS710においてLC
Dモニタ130およびバッファメモリ226から記録済
みのサムネイル画像および対応するデジタル画像データ
が消去され、他の画像を指定・記録すべくステップS7
12に進む。
【0072】ステップS704において指定された画像
の記録を行わない場合にはステップS714において終
了が指示されたか、即ちキャンセルボタン136が押下
されたか否かが判定され、終了しない場合にはさらにス
テップS716において方向キー134によって他の画
像が指定されたか否かが判定される。他の画像を指定・
記録する場合にはステップS712へ進む。
【0073】ステップS712では、方向キー134の
指示に応じて他の画像が、あるいはステップ708で指
定された画像がメモリカード300に記録され、ステッ
プ710においてLCDモニタ130およびバッファメ
モリ226から記録済みのサムネイル画像および対応す
るデジタル画像データが消去された後の残りの他の画像
が検索され、ステップS718で対応する画像の存在が
確認されると、ステップS720でLCDモニタ130
には残りの画像が更新表示されるとともに、指定された
内容に応じて別の画像を指定状態にする。そしてステッ
プS706に戻る。ステップS716において方向キー
134の指示がない、即ち他の画像が指定されない場合
にもステップS706に戻る。
【0074】ステップS706において記録の指示がな
く、かつステップS714においてキャンセルボタン1
36が押下されたと判定されると、マルチ再生・記録処
理ルーチンが終了する。
【0075】このように、LCDモニタ130には1コ
マ再生またはマルチ再生のいずれか一方の再生モードが
選択でき、1コマ再生の場合には画像の詳細部分を容易
に確認でき、マルチ再生の場合には3フレーム分の画像
のカラーバランスを相互比較できる。
【0076】基準色温度Grと第1および第2色温度G
u、Gdとの間隔(差)は、10MK-1に限定されず、
例えば、5〜100MK-1の間の値であればよい。さら
には、この値の間隔を変更するためのボタンをカメラに
設けてもよい。
【0077】実施形態では、ホワイトバランスブラケッ
ティングモードにおいて3コマ撮影されるが、3コマに
限定されず、例えば5コマ分連続撮影してもよい。この
場合、露出ブラケッティングが段階的に−1、0、+1
・・と露出値が変化していくことに対応させて段階的に
色温度を変えるため、基準色温度と4つのシフト色温度
が、逆数相関色温度との間隔が等間隔(例えば、10M
-1ずつ)となるように設定される。
【0078】本実施形態では、図4のグラフに示された
逆数相関色温度で表すことによる線形関係を利用して、
基準色温度Grに対する第1および第2シフト色温度G
u、Gdを定めていたが、図4のグラフを利用せずに求
めてもよい。この場合、シフト色温度を基準色温度より
も大きく(逆数相関色温度で考えれば小さく)設定する
時には、基準色温度GrのR成分のゲイン補正係数に比
べてR成分のゲイン補正係数がより大きな値に、基準色
温度GrのB成分のゲインに比べてB成分のゲイン補正
係数がより小さい値に定められる。その結果、基準色信
号でホワイトバランス調整された画像に比べて赤味がが
った画像が得られる。一方、シフト色温度を基準色温度
よりも小さく設定する時には、基準色温度GrのR成分
のゲイン補正係数に比べてR成分のゲイン補正係数がよ
り小さな値に、基準色温度GrのB成分のゲインに比べ
てB信号のゲイン補正係数がより多きい値に定められ
る。その結果、基準色温度でホワイトバランス調整され
た画像に比べて青味ががった画像が得られる。
【0079】本実施形態では、連続して撮影された3コ
マの中から記録する画像をオペレータが選択している
が、すべての画像をメモリカード300に記録してもよ
い。
【0080】AWB機能が設定されている場合、色温度
センサ120を用いる代わりに、CCD116によって
基準色温度Grを検出してもよい。
【0081】
【発明の効果】前述のとおり、本発明によれば、撮影者
が意図したホワイトバランスを容易に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子スチルカメラの一実施形態
を斜め前方から見た斜視図である。
【図2】 図1に示す電子スチルカメラを斜め後方から
見た斜視図である。
【図3】 図1に示す電子スチルカメラの内部構成を示
すブロック図である。
【図4】 R成分およびB成分のゲインと色温度との関
係を示すグラフである。
【図5】 図1に示す電子スチルカメラにおいて実行さ
れる撮影処理ルーチンの詳細を示すフローチャートであ
る。
【図6】 図5に示すホワイトバランスブラケッティン
グ撮影処理ルーチンの詳細を示すフローチャートであっ
て、その前半部分を示すフローチャートである。
【図7】 図5に示すホワイトバランスブラケッティン
グ撮影処理ルーチンの詳細を示すフローチャートであっ
て、その後半部分を示すフローチャートである。
【図8】 図7に示す1コマ再生・記録処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【図9】 図7に示すマルチ再生・記録処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
110 撮像レンズ 120 色温度検出センサ 130 LCDモニタ 150 ドライブダイヤル 160 WB/EXPブラケッティング選択スライドレ
バー 200 システムコントロール回路 224 画像処理回路 300 メモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 9/79 G

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準色温度およびこの基準色温度
    に対して所定量だけ色温度の異なるシフト色温度を連続
    して設定する色温度設定手段と、前記基準色温度または
    前記シフト色温度にそれぞれ対応して、被写体像のデジ
    タルカラー画像信号の少なくともR成分およびB成分の
    ゲインを補正するホワイトバランス調整手段とを備える
    ことを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体の照明光の色温度を検出する色温
    度検出センサを備え、前記基準色温度が前記色温度検出
    センサにより検出された値に設定されることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 複数の色温度の設定値を格納するメモリ
    を備え、前記基準色温度が前記設定値の中からいずれか
    1つ選択された値であることを特徴とする請求項1に記
    載の電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記シフト色温度が、前記基準色温度に
    対して所定の逆数相関色温度幅だけ高い第1シフト色温
    度と、前記基準色温度に対して前記逆数相関色温度幅だ
    け低い第2シフト色温度とを有することを特徴とする請
    求項1に記載の電子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記基準色温度に対応して補正された前
    記カラー画像信号と、前記シフト色温度に対応して補正
    された前記カラー画像信号との双方を格納するメモリ
    と、前記メモリに格納された前記カラー画像信号を着脱
    自在な記録媒体に選択的に格納する記録手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子スチルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記基準色温度に対応して補正された前
    記カラー画像信号に基づいて再現された第1画像、およ
    び前記シフト色温度に対応して補正された前記カラー画
    像信号に基づいて再現された第2画像を表示する表示手
    段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子スチ
    ルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記表示手段が、前記第1画像および前
    記第2画像のいずれか1つを選択的に表示することを特
    徴とする請求項6に記載の電子スチルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記表示手段が、前記第1画像および前
    記第2画像の双方を表示することを特徴とする請求項6
    に記載の電子スチルカメラ。
  9. 【請求項9】 撮像素子を有する電子スチルカメラであ
    って、 一連の静止画像が連続的に撮影されるように前記撮像素
    子を連続的に露出させる露出制御手段と、 前記撮像素子から読み出される一連の静止画像に応じた
    一連の画像信号に基いて、それぞれ赤(R),緑
    (G),青(B)信号に分離されている一連のカラー画
    像信号を生成する信号処理手段と、 照明光に応じた基準色温度と、前記基準色温度に対して
    所定量だけ色温度の異なる少なくとも1つのシフト色温
    度とを設定する色温度設定手段と、 前記基準色温度および少なくとも1つのシフト色温度に
    従って、前記一連のカラー画像信号それぞれに対してホ
    ワイトバランス調整を施すホワイトバランス調整手段
    と、 ホワイトバランス調整された前記一連のカラー画像信号
    のうち少なくとも1つのカラー画像信号を、前記電子ス
    チルカメラに着脱可能に装着される記録媒体に記録する
    記録手段とを備え、 前記ホワイトバランス調整手段が、前記一連のカラー画
    像信号それぞれに対して色温度を変えながらホワイトバ
    ランス調整を施すことを特徴とする電子スチルカメラ。
  10. 【請求項10】 前記照明光の色温度を検出する色温度
    センサをさらに有し、 前記色温度設定手段が、検出された色温度を前記基準色
    温度に定めることを特徴とする請求項9に記載の電子ス
    チルカメラ。
  11. 【請求項11】 複数の色温度がデータとして格納され
    る色温度メモリと、 該複数の色温度の中から1つの色温度を選択すための色
    温度選択手段をさらに有し、 前記色温度設定手段が、前記色温度選択手段によって選
    択された色温度を前記基準色温度に定めることを特徴と
    する請求項9に記載の電子スチルカメラ。
  12. 【請求項12】 前記ホワイトバランス調整手段が、前
    記R信号およびB信号のRゲイン係数およびBゲイン係
    数をそれぞれ前記RおよびB信号に乗じることにより、
    前記RおよびB信号のゲインを調整し、 前記色温度設定手段が、 白い被写体に対してR,G,B信号の割合が「1:1:
    1」となるように、前記基準色温度に対応するRゲイン
    係数およびBゲイン係数の値をそれぞれ赤基準係数値お
    よび青基準係数値として定めるとともに、 前記少なくとも1つのシフト色温度に対応するRゲイン
    係数およびBゲイン係数の値を、それぞれ前記赤基準係
    数に比べてより大きく前記青基準係数値に比べてより小
    さい値、および前記赤基準係数に比べてより小さく前記
    青基準係数値に比べてより大きい値のいずれかに定める
    ことを特徴とする請求項9に記載の電子スチルカメラ。
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