JP5415753B2 - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5415753B2
JP5415753B2 JP2008326591A JP2008326591A JP5415753B2 JP 5415753 B2 JP5415753 B2 JP 5415753B2 JP 2008326591 A JP2008326591 A JP 2008326591A JP 2008326591 A JP2008326591 A JP 2008326591A JP 5415753 B2 JP5415753 B2 JP 5415753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
mode
photometric
exposure control
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008326591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010145979A (ja
JP2010145979A5 (ja
Inventor
圭介 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008326591A priority Critical patent/JP5415753B2/ja
Publication of JP2010145979A publication Critical patent/JP2010145979A/ja
Publication of JP2010145979A5 publication Critical patent/JP2010145979A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5415753B2 publication Critical patent/JP5415753B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
従来の撮像装置の露出制御には、被写体の輝度成分を測光値として露出制御を行う方法以外に、光学系に入射した光を複数の色成分に分離して測光し、各色成分の測光値のうちの最大値を用いて露出制御値を算出して露出制御を行う方法がある(特許文献1)。この色成分の測光値を用いた場合は、輝度成分の測光値を用いた場合と比較して、色彩が豊かな被写体の撮像時においても、より適正な露出制御を行うことが可能となる。
特開平6−281994号公報
色成分を用いた測光の場合、被写体からの光の色温度が変化することで露出制御も変動するという特徴がある。したがって、特定のシーンの撮像モードでは、輝度成分を用いた測光で露出制御を行わせたいという要望があった。しかしながら、上記従来技術では、いずれの撮像モード時においても色成分を用いた測光が行われてしまい、輝度成分を用いた測光で露出制御を行うことができなかった。
例えば、ストロボ撮像時では、被写体からの光の色温度がストロボ光によって変化してしまうため、非発光時と調光発光時で色温度が異なることとなる。よって、色成分を用いた測光で撮像時のストロボ発光量を決める場合は、適切な発光量とならず、暗い画像や明るい画像が撮像されることがあった。また、赤や青などの特定の色成分が支配的なシーンの撮像モードでは、色成分を用いる測光を行った場合に測光値が大きくなる傾向があり、より暗くする方向へ露出制御が行われることがあった。このような場合は、色温度の影響を受けにくい輝度成分を用いた測光を行うことで露出を適正とすることができるため、色成分を用いた測光ではなく、輝度成分を用いた測光で露出制御を行いたいという要望があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決することを目的としてなされたものである。本発明は、色成分を用いた測光又は輝度成分を用いた測光による露出制御を、撮像モードに応じて切り替えることを可能とする撮像装置、その制御方法及びプログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による撮像装置は、複数の撮像モードのうちのいずれかの撮像モードを選択可能な撮像装置であって、被写体からの光を分解した複数の色成分のいずれかの値に応じた第1の測光値、及び、被写体からの光の輝度成分の値に応じた第2の測光値を取得する測光手段と、前記測光手段により取得された前記第1の測光値及び前記第2の測光値のいずれかに基づいて露出制御を行う露出制御手段と、を備え、前記露出制御手段は、所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードが選択されている場合、前記第2の測光値に基づいて露出制御を行い、前記所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モード以外の撮像モードが選択されている場合、前記第1の測光値に基づいて露出制御を行うことを特徴とする。
また、上記目的は、複数の撮像モードのうちのいずれかの撮像モードを選択可能な撮像装置の制御方法であって、前記撮像装置の測光手段が、被写体からの光を分解した複数の色成分のいずれかの値に応じた第1の測光値、及び、被写体からの光の輝度成分の値に応じた第2の測光値を取得する測光工程と、前記撮像装置の露出制御手段が、前記測光工程において取得された前記第1の測光値及び前記第2の測光値のいずれかに基づいて露出制御を行う露出制御工程と、を含み、前記露出制御手段は前記露出制御工程において、所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードが選択されている場合、前記第2の測光値に基づいて露出制御を行い、前記所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モード以外の撮像モードが選択されている場合、前記第1の測光値に基づいて露出制御を行うことを特徴とする本発明による撮像装置の制御方法によっても達成される。
本発明によれば、色成分を用いた測光又は輝度成分を用いた測光による露出制御を、撮像モードに応じて切り替えることができる。
以下、この発明の実施の形態について図を参照して説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る撮像装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、撮像装置1は、カメラ部101、中央制御部102、記録再生処理部103、入力部104、表示部105、ストロボ106を有する。
カメラ部101において、撮像レンズ群111は、ズームレンズ、フォーカスレンズなどであり、撮像素子113に被写体像を結像させる。撮像レンズ群111は、カメラ制御部116の制御の下で駆動するアクチュエータ(図示しない)により上記の各レンズが光軸方向に駆動することで、撮像素子113に結像する被写体像のズーム倍率の調整や焦点調整が可能となっている。
光量調整部112は、絞り、シャッター、減光フィルタなどであり、撮像素子113における露出量を調整する。光量調整部112では、カメラ制御部116によって制御されるアクチュエータ等の駆動部(図示しない)により、絞り量、シャッター時間、減光量が調整される。
撮像素子113は、撮像素子113と光量調整部112を通過した被写体像としての光束を光電変換により電気信号に変換する。具体的には、撮像素子113は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどである。
ここで、撮像素子113の画素配列について図2を参照して説明する。図2は、撮像素子113の画素配列を例示する図である。図2に示すように、撮像素子113の画素配列は、BG行とGR行とが交互に配置されたベイヤー配列となっている。ここではベイヤー配列の撮像素子113を示しているが、複数の色成分を分離して受光可能な撮像素子であれば、ベイヤー配列以外の撮像素子でもよい。なお、Rは赤、Gは緑、Bは青のフィルターを示している。
信号変換部114は、中央制御部102からの制御信号に基づいて、撮像素子113によって得られた電気信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。撮像信号処理部115は、デジタル変換された電気信号に対し、中央制御部102からの制御信号に応じた種々の画像処理を施す。
カメラ制御部116は、中央制御部102の制御の下、カメラ部101の動作やストロボ106の発光の有無を制御する。具体的には、カメラ制御部116は、中央制御部102からの制御信号に応じた撮像レンズ群111のズームレンズやフォーカスレンズの駆動制御を行う。また、カメラ制御部116は、中央制御部102からの制御信号に応じた光量調整部112における絞り量、シャッター時間、減光量の調整やストロボ106の発光の有無による露出制御を行う。
中央制御部102は、各部が電気的に接続された処理部121、ROM122、操作入力I/F部123、表示制御部124を有し、撮像装置1の動作を統括制御する。処理部121は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロコントローラなどであり、RAM(図示しない)の作業領域に展開したプログラムコードを順次実行して撮像装置1の統括制御を司る。例えば、処理部121は、ROM122に記憶された制御線図(プログラム線図)に従って絞りやシャッター速度などを決定し、その決定に応じた制御信号をカメラ制御部116へ出力することで撮像素子113の露出制御を行う。ROM122(Read Only Memory)は、処理部121が実行するプログラムコードや各種設定データを記憶する。
操作入力I/F部123は、ユーザの操作入力に応じて入力部104から出力された操作信号を受け付けて処理部121へ出力するインターフェイスである。表示制御部124は、処理部121の制御の下で表示部105に表示する映像信号を生成して表示部105へ出力することで、表示部105の表示制御を行う。
例えば、表示制御部124は、撮像素子113で逐次撮像されて撮像信号処理部115で画像処理が行われた電気信号(画像データ)を元に映像信号を生成して表示部105に表示する。これにより、撮像装置1では、電子ビューファインダ(EVF)表示を行うことができる。また、表示制御部124は、処理部121の制御の下で、OSD(On-Screen Display)表示用の映像信号を生成して表示部105に表示してもよい。これにより、撮像装置1では、操作画面や種々の情報を表示部105に表示することができる。また、撮像装置1は、現在の撮像モードや測光情報などをEVF表示に重畳して表示してもよい。
記録再生処理部103は、中央制御部102の制御の下で、光ディスクや半導体メモリなどの記録媒体(図示しない)へのデータの記録や、記録媒体に記録されたデータの読み出しを行う。具体的には、記録再生処理部103は、撮像素子113で撮像されて撮像信号処理部115で画像処理が行われた電気信号(画像データ)を元に所定の形式の画像データに変換し、変換した画像データを記録媒体に記録する。
例えば、撮像素子113で逐次撮像が行われた場合は、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の所定の形式の動画像データが記録媒体に記録されることとなる。また、撮像素子113で静止画像の撮像が行われた場合は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の所定の形式の静止画像データが記録媒体に記録されることとなる。また、記録媒体に記録された画像データ(静止画像又は動画像)が読み出された場合は、読み出された画像データが表示制御部124に出力されて表示部105に表示されることで、画像の再生が行われることとなる。
入力部104は、ユーザの操作入力を受け付けるボタンや表示部105に配置されたタッチパネルなどであり、操作入力に応じた操作信号を操作入力I/F部123へ出力する。具体的には、入力部104は、電源のオン/オフを指示するための電源ボタン、撮像の開始を指示するためのフォトボタン、各種動作モードの切り替えを指示するためのモードボタンなど(いずれも図示しない)を有する。
フォトボタンは半押し状態と全押し状態とで異なる操作信号を出力する二段階のスイッチで構成されている。このため、フォトボタンの全押しで撮像を開始する際には、フォトボタンの半押しで焦点調整や露出制御に必要な測光などを撮像前に予め行うことができる。
モードボタンは、静止画像を撮像して記録媒体に記録する静止画像記録モード、動画像を撮像して記録媒体に記録する動画像記録モード、記録媒体に記録された画像を再生する再生モード等の切り替え指示を受け付ける。また、モードボタンは、静止画像記録モード等での撮像時における撮像モードの切り替え指示や、ストロボ106の発光の有無の切り替え指示なども受け付ける。
撮像モードとは、撮像シーンに適した光量調整部112のシャッター速度や絞り値、ストロボ106の発光状態、撮像素子113の感度設定等を組み合わせて実現されるモードのことである。本実施形態における撮像装置1は、オートモード、マニュアルモード、各種シーンモードを有する。
オートモードとは、撮像素子113で取得された画像データなどに基づいて、中央制御部102がシャッター速度や絞り値などのパラメータを自動で調整するモードである。マニュアルモードとは、撮像装置1の各種パラメータをユーザが入力部104を操作することで自由に変更可能なモードである。各種シーンモードとは、撮像シーンに適したシャッター速度や絞り値、ストロボの発光状態、感度設定等の組み合わせを、いずれかの撮像シーンを選択することで自動で設定されるモードである。
シーンモードとしては、ポートレートモード、夜景モード、夕景モード、風景モード、ナイト&スナップモード、キッズ&ペットモード、新緑&紅葉モード、パーティーモード、スノーモード、ビーチモード、花火モード、水族館モード、水中モードなどがある。ポートレートモードとは、例えば絞りを解放するように設定することで背景をぼかして人物を浮き立たせるようにし、人物に特化した撮像を行うモードである。夜景モードとは、人物にストロボ光をあて、背景を遅いシャッター速度で記録することにより、夜景シーンに特化した撮像を行うモードである。夕景モードとは、赤の色成分が多い夕景に適したシャッター速度、絞り値を選択する制御線図で撮像を行うモードである。風景モードとは、例えば絞り込みを行うことで風景全体を精緻に撮像するなどして、風景シーンに特化した撮像を行うモードである。ナイト&スナップモードとは、三脚なしで夜景と人物をきれいにとるモードである。キッズ&ペットモードとは、例えばプレフォーカスや予測フォーカスなどにより、よく動き回る子供やペットをシャッターチャンスを逃さず撮像可能とするモードである。新緑&紅葉モードとは、新緑等の木々や葉を色鮮やかに撮像するモードである。パーティーモードとは、蛍光灯や電球のもとでの撮像時であっても、手振れを抑えて被写体に忠実な色味で撮像するモードである。スノーモードとは、雪背景をバックにしても人物が暗くならず、青みも残さず撮像するモードである。ビーチモードとは、太陽光の反射の強い海面や砂浜でも、人物などが暗くならずに撮像可能なモードである。花火モードとは、打ち上げ花火に最適な露光を設定し、花火を鮮やかに撮像するモードである。水族館モードとは、屋内の水槽内の魚などを撮像するのに適した感度、ホワイトバランス、色味を設定するモードである。水中モードとは、水中に適したホワイトバランスに設定し、青みを抑えた色合いで撮像するモードである。
表示部105は、LCD(Liquid Crystal Display)等であり、表示制御部124から出力された映像信号に応じた画像を表示する。ストロボ106は、カメラ制御部116の制御の下で発光するキセノン管や白色発光ダイオードなどであり、静止画像や動画像の撮像時に被写体へ補助光を照射する。
次に、撮像装置1において、中央制御部102の制御の下で行われる測光方法について詳細に説明する。撮像装置1で行われる測光方法は、被写体からの光の色成分を用いる測光方法と、被写体からの光の輝度成分のみを用いる測光方法とがある。
色成分を用いる測光方法は、被写体からの光を複数の色成分に分解し、複数の色成分の各々の値に応じた測光値(第1の測光値)を求める測光方法である。具体的には、中央制御部102の制御の下、次のような手順で行われる。
先ず、撮像素子113で複数の色成分に分離して受光した被写体像を、信号変換部114でデジタル信号に変換する。そこで、各色成分のうち最大のものを測光値として取得する。なお、その際には、被写体像の中心部の重みを重くするなど、撮像した画像の領域に応じて測光値に対して重み付けをしてもよい。
次いで、中央制御部102は、得られた測光値を明るさの基準となる目標値と比較し、比較結果に応じた制御信号をカメラ制御部116へ出力する。カメラ制御部116は、中央制御部102からの制御信号に応じた露出制御を行うことで、撮像素子113で撮像される被写体像を適正な露出とする。具体的には、目標値よりも測光値が高ければ暗くなる方向(絞る又はシャッター速度を早くする)で露出制御を行い、目標値よりも測光値が低ければ明るくなる方向(開放する又はシャッター速度を遅くする)で露出制御を行う。
一方、輝度成分を用いる測光方法は、被写体からの光の輝度成分の値に応じた測光値(第2の測光値)を求める測光方法である。具体的には、中央制御部102の制御の下、次のような手順で行われる。
先ず、撮像素子113で複数の色成分に分離して受光した被写体像を、信号変換部114でデジタル信号に変換する。そこで、各色の成分を特定の比率で加算し、その結果である輝度を測光値として取得する。なお、その際には、被写体像の中心部の重みを重くするなど、撮像した画像の領域に応じて測光値に対して重み付けをしてもよい。
次いで、中央制御部102は、得られた測光値を明るさの基準となる目標値と比較し、比較結果に応じた制御信号をカメラ制御部116へ出力する。カメラ制御部116は、中央制御部102からの制御信号に応じた露出制御を行うことで、撮像素子113で撮像される被写体像を適正な露出とする。具体的には、目標値よりも測光値が高ければ暗くなる方向で露出制御を行い、目標値よりも測光値が低ければ明るくなる方向で露出制御を行う。
なお、本実施形態では、撮像素子113で撮像した画像から色成分又は輝度成分を用いて測光値を算出する構成を例示したが、上述した2つの測光方法で測光可能であれば特に撮像素子113を用いる構成に限定しない。例えば、撮像装置1は、カラーフィルタを備えることで色成分での測光も可能な測光センサを別途備える構成であってもよい。
本実施形態に係る撮像装置1では、通常時に色成分を用いる測光方法で測光し、ストロボ106を発光するストロボ撮像時には輝度成分を用いる測光方法に切り替えている。具体的には、ストロボ撮像(本撮像)に先立つ、本撮像時におけるストロボ光の発光量を決めるための調光発光(プリ発光)時において測光した測光値が、被写体の光の輝度成分から取得されることとなる。このため、調光発光時の測光値がストロボ光や被写体の色温度に左右されにくくなる。したがって、本撮像時の発光量が安定し、被写体の色温度により露出が極端に明るくなる、又は、暗くなることを防止することができる。
図3は、中央制御部102の制御の下で撮像装置1が行うストロボ撮像時の動作を示すフローチャートである。図3に示すように、処理が開始されると、中央制御部102は、S301において、色成分を用いる測光方法で測光する。このS301の測光結果を元に、中央制御部102は、撮像素子113で逐次撮像する被写体像の露出制御を行い、適正な露出で逐次撮像した被写体像を表示部105にEVF表示させる。このEVF表示では、色成分を用いる測光方法で露出制御が行われるため、多くのシーンで最適な明るさで被写体像を表示させることが可能となる。
次いで、中央制御部102は、S302において、フォトボタンが半押しされたか否かを判定し、フォトボタンが半押しされるまで処理を待機する。S302により、撮像装置1では、フォトボタンが半押しされるまで、色成分を用いる測光方法での露出制御によるEVF表示が継続される。
次いで、フォトボタンが半押しされた際に(S302:YES)、中央制御部102は、焦点調整と露出制御をその時点で最適な状態に固定する。そのため、フォトボタンが半押しされている間は測光を行う必要がなく、中央制御部102は、この時点で測光方法を色成分を用いる測光方法から輝度成分を用いる測光方法に切り替える(S303)。なお、この測光方法の切り替えのタイミングは、フォトボタンが全押しされて調光発光を行うまでの間であればどのタイミングでもよい。
次いで、中央制御部102は、S304において、フォトボタンが全押しされたか否かを判定し、半押し状態が維持されている間は処理を待機する。フォトボタンが全押しされた際には、中央制御部102は、S305において、輝度成分を用いる測光方法により非発光状態の測光を行う。次いで、中央制御部102は、S306においてストロボ106を調光発光させて、S307において輝度成分を用いる測光方法により調光発光時の測光値を取得する。
次いで、中央制御部102は、S308において、非発光時と調光発光時の測光値から撮像時のストロボ発光量を決定する。このストロボ発光量の決定は、被写体の光の輝度成分から取得された測光値を用いるため、色成分から取得された測光値を用いる場合と比較して調光発光時のストロボ光や被写体の色温度に左右されにくいものとなる。
次いで、中央制御部102は、S309において、決定されたストロボ発光量でストロボ106を発光させるとともに、そのストロボ発光量と、非発光時と調光発光時の測光値とに基づいた露出制御で発光撮像を行う。発光撮像後、中央制御部102は、S310において、測光方法を輝度成分を用いる測光方法から色成分を用いる測光方法へ切り替える。
なお、フォトボタンが半押しされた後、半押しが解除された場合、中央制御部102は、S311において、測光方法を輝度成分を用いる測光方法から色成分を用いる測光方法へ切り替え、S302へ処理を戻す。
上述した処理では、ストロボ撮像時のみ測光方法を切り替える例を示した。しかしながら、ストロボ撮像を行うシーンでは、比較的暗いシーンが多く、輝度成分を用いる測光方法で得られる測光値と色成分を用いる測光方法で得られる測光値とに差が生じにくいと考えられる。したがって、ストロボ発光可能な撮像モードに移行した時点で、色成分を用いる測光方法から輝度成分を用いる測光方法へと切り替えてもよい。これにより、ストロボ撮像時に測光方法の切り替えを行うという手順が省け、ストロボ撮像時の処理をより簡略化することが可能となる。
また、赤や青など特定の色成分が支配的なシーンの撮像において、色成分を用いる測光方法では得られる測光値が大きくなるため、暗くする方向へ露出制御が行われ、結果として適正な明るさよりも暗くなることがある。そのような特定の色成分が支配的なシーンを撮像するための撮像モードでは、そのモードに移行した時点で、色成分を用いる測光方法から輝度成分を用いる測光方法へと切り替えてもよい。これにより、特定の色成分が支配的なシーンの撮像時において、色成分に左右されにくい輝度成分を用いた露出制御を行うことができるため、過剰に暗くなることを抑え、適正な明るさでの撮像が可能となる。
以下に、中央制御部102が制御して行う、予め設定された撮像モードに応じて測光方法を切り替える撮像処理を図4を参照して説明する。図4は、撮像装置1の撮像処理を示すフローチャートである。図4に示すように、電源のオンなどにより撮像処理が開始されると、中央制御部102は、S401において、色成分を用いた測光方法を設定する。
次いで、中央制御部102は、S402において、モードボタンで設定されている撮像モードの判定を行う。S402でストロボ発光を行う撮像モードが設定されていると判定された場合、中央制御部102は、S403へ処理を進め、図3を参照して説明したストロボ発光による撮像処理を行う。なお、ストロボ発光を行う撮像モードには、例えば夜景モードやナイト&スナップモードがある。また、モードボタンによりストロボ106の発光が設定されている場合や、S402における撮像モードの判定時に測光を行い、ストロボ発光が必要であると判定された場合にもS403へ処理を進めてよい。
S402で特定の色成分が支配的なシーンの撮像モードが設定されていると判定された場合、中央制御部102は、S404へ処理を進めて測光方法を色成分を用いた測光方法から輝度成分を用いた測光方法へ切り替え、S405へ処理を進める。なお、特定の色成分が支配的なシーンの撮像モードは、例えば赤い色が支配的なシーンで撮像する夕景モードや、青色が支配的なシーンで撮像する水中モードがあり、予め設定情報としてROM122に記憶されている。
S402で特定の色成分が支配的なシーンの撮像モードでなく、ストロボ発光がない通常の撮像モードが設定されていると判定された場合、中央制御部102は、色成分を用いた測光方法から切り替えることなく、S405へ処理を進める。
次いで、中央制御部102は、S405において、フォトボタンが全押しされたか否かを判定し、全押しされるまで処理を待機する。この時、中央制御部102は、フォトボタンの半押しに応じて、測光や焦点調整などの処理を行ってもよい。フォトボタンが全押しされた際に、中央制御部102は、S406において、設定された測光方法で測光値を取得する。次いで、中央制御部102は、S407において、取得された測光値に応じた露出制御で撮像を行い、処理を終了する。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。上述した実施の形態における構成及び動作に関しては、適宜変更が可能である。
(他の実施形態)
上述の実施形態は、システム或は装置のコンピュータ(或いはCPU、MPU等)によりソフトウェア的に実現することも可能である。従って、上述の実施形態をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給されるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、上述の実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
なお、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能であれば、どのような形態であってもよい。例えば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等で構成することができるが、これらに限るものではない。上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、記憶媒体又は有線/無線通信によりコンピュータに供給される。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記憶媒体、MO、CD、DVD等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
有線/無線通信を用いたコンピュータプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバを利用する方法がある。この場合、本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムファイル)をサーバに記憶しておく。プログラムファイルとしては、実行形式のものであっても、ソースコードであっても良い。そして、このサーバにアクセスしたクライアントコンピュータに、プログラムファイルをダウンロードすることによって供給する。この場合、プログラムファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに分散して配置することも可能である。つまり、上述の実施形態を実現するためのプログラムファイルをクライアントコンピュータに提供するサーバ装置も本発明の一つである。
また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムを暗号化して格納した記憶媒体を配布し、所定の条件を満たしたユーザに、暗号化を解く鍵情報を供給し、ユーザの有するコンピュータへのインストールを許可してもよい。鍵情報は、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給することができる。また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、すでにコンピュータ上で稼働するOSの機能を利用するものであってもよい。さらに、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、その一部をコンピュータに装着される拡張ボード等のファームウェアで構成してもよいし、拡張ボード等が備えるCPUで実行するようにしてもよい。
本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像素子の画素配列を例示する図である。 本実施形態に係る撮像装置のストロボ撮像時の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る撮像装置の撮像処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像装置
101 カメラ部
102 中央制御部
103 記録再生処理部
104 入力部
105 表示部
106 ストロボ
111 撮像レンズ群
112 光量調整部
113 撮像素子
114 信号変換部
115 撮像信号処理部
116 カメラ制御部
121 処理部
122 ROM
123 操作入力I/F部
124 表示制御部

Claims (7)

  1. 複数の撮像モードのうちのいずれかの撮像モードを選択可能な撮像装置であって、
    被写体からの光を分解した複数の色成分のいずれかの値に応じた第1の測光値、及び、被写体からの光の輝度成分の値に応じた第2の測光値を取得する測光手段と、
    前記測光手段により取得された前記第1の測光値及び前記第2の測光値のいずれかに基づいて露出制御を行う露出制御手段と、
    を備え、
    前記露出制御手段は、所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードが選択されている場合、前記第2の測光値に基づいて露出制御を行い、前記所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モード以外の撮像モードが選択されている場合、前記第1の測光値に基づいて露出制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードは、赤色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードは、青色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードは、白色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の測光値は、前記複数の色成分のうち、最大の値を有する成分に応じて決定されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 複数の撮像モードのうちのいずれかの撮像モードを選択可能な撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の測光手段が、被写体からの光を分解した複数の色成分のいずれかの値に応じた第1の測光値、及び、被写体からの光の輝度成分の値に応じた第2の測光値を取得する測光工程と、
    前記撮像装置の露出制御手段が、前記測光工程において取得された前記第1の測光値及び前記第2の測光値のいずれかに基づいて露出制御を行う露出制御工程と、
    を含み、
    前記露出制御手段は前記露出制御工程において、所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モードが選択されている場合、前記第2の測光値に基づいて露出制御を行い、前記所定の色成分が支配的な被写体を撮像するための撮像モード以外の撮像モードが選択されている場合、前記第1の測光値に基づいて露出制御を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 請求項に記載の制御方法の各工程を撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2008326591A 2008-12-22 2008-12-22 撮像装置、その制御方法及びプログラム Active JP5415753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008326591A JP5415753B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008326591A JP5415753B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010145979A JP2010145979A (ja) 2010-07-01
JP2010145979A5 JP2010145979A5 (ja) 2012-02-02
JP5415753B2 true JP5415753B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=42566439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008326591A Active JP5415753B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5415753B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5981769B2 (ja) 2012-05-18 2016-08-31 キヤノン株式会社 撮像装置及び露出制御方法
JP5959957B2 (ja) * 2012-06-27 2016-08-02 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3475473B2 (ja) * 1993-01-26 2003-12-08 株式会社ニコン カメラの測光装置
JP3690044B2 (ja) * 1997-03-10 2005-08-31 株式会社ニコン カメラの測光装置
JP2006259056A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Nikon Corp カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010145979A (ja) 2010-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4845832B2 (ja) 撮像装置および制御方法
US7860389B2 (en) Photographic device, method of processing information, and program
KR101342477B1 (ko) 동영상을 촬영하는 촬상 장치, 및 촬상 처리 방법
JP4158592B2 (ja) オートホワイトバランス調整方法及びこの方法が適用されたカメラ
JP2007300541A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
US8896726B2 (en) Imaging apparatus and imaging method for generating electronic image data and performing special effect operations
JP2008028960A (ja) 撮影装置及び露出制御方法
JP2017022610A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
WO2012064475A1 (en) Imaging system with automatically engaging image stabilization
JP5159536B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP5415753B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2008017198A (ja) 光源色算出装置、光源色算出方法及び撮影装置
JP4210920B2 (ja) ホワイトバランス調整方法およびカメラ
JP5191251B2 (ja) 撮像装置
JP2010171930A (ja) 撮影装置及び撮影方法
JP4869801B2 (ja) 撮影装置
JP2003302570A (ja) デジタルカメラ
JP2002112103A (ja) デジタルスチルカメラ
JP5213792B2 (ja) 撮影装置、情報処理方法、並びにプログラム
JP2004304695A (ja) ホワイトバランス調整方法
JP2003348603A (ja) 電子カメラ
JP2001211457A (ja) デジタルカメラのオートホワイトバランス制御方法及びデジタルカメラ
JP5208295B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2006041675A (ja) 電子カメラ
JP2008028938A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131114

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5415753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151