JP2010020045A - 電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】環境光を検出する光センサ及びバックライト光を遮光する遮光層を備える電気光学装置を好適に製造する。
【解決手段】基板(10)上に遮光層(71)、第1絶縁層(72)、受光素子(131)及び第2絶縁層(73、74)を形成する。その後、第2絶縁層を貫通して受光素子に到達するスルーホール(136)を形成すると共に、第2絶縁層を貫通し且つ第1絶縁層の一部が残留するホール部分(137)を形成するようにエッチングを行う。その後、受光素子用電極(133、134)及び遮光層用電極(77)並びに第3絶縁層(75)を形成する。その後、ホール部分に残留している第1絶縁層の一部及びホール部分に形成される第3絶縁層に対してエッチングを行うと共に、パッシベーション層を貫通して遮光層用電極に到達するスルーホール(138)を形成するようにエッチングを行う。
【選択図】図20

Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置を製造する方法、液晶装置等の電気光学装置、及びこのような電気光学装置を備える電子機器の技術分野に関する。
電気光学装置の一例として、一対の基板(例えば、TFT基板及び対向基板)間に電気光学物質として液晶を挟持してなる液晶装置があげられる。このような液晶装置では、例えば液晶パネルを構成する一対の基板間において液晶を所定の配向状態としておき、例えば画像表示領域に形成された画素部毎に、液晶に所定の電圧を印加することにより、液晶における配向や秩序を変化させて、光を変調することにより階調表示を行う。
このような液晶装置における視認性は、周囲の明るさ(例えば、環境光の光強度)に応じて変化することが知られている。例えば、液晶装置の周囲が相対的に明るい場合(例えば、環境光が相対的に強い場合)には、液晶装置の輝度(具体的には、バックライトからの光の輝度)を相対的に明るくした方が、視認性が向上する。他方で、例えば、液晶装置の周囲が相対的に暗い場合(例えば、環境光が相対的に弱い場合)には、液晶装置の輝度を必要以上に明るくしなくとも、視認性が悪化することはない。このような構成を実現するために、特許文献1には、環境光が照射される第1のフォトダイオードと、環境光が遮光された第2のフォトダイオードとを備える光センサが開示されている。この光センサでは、第1のフォトダイオードと第2のフォトダイオードとを直列に接続されているため、第1のフォトダイオードの出力と第2のフォトダイオードの出力との差分を出力することができる。その結果、環境光のみに基づく受光電流を出力することができる。
特願2007−045048
このような光センサでは、バックライト光(言い換えれば、バックライト光を受光することで生ずるバックライト光電流)の影響を排除した受光電流(つまり、環境光そのものを受光することで生ずる受光電流)を高精度に出力するために、フォトダイオードに対して照射されるバックライト光が遮光されることが好ましい。このため、例えばフォトダイオードとバックライトとの間のTFT基板上に、例えば金属膜等の遮光層が形成される。ここで、遮光層が金属膜等から構成されていることに起因して、遮光層に電荷が蓄積されてしまいかねない。このような遮光層への電荷の蓄積は、光センサの動作に対して悪影響を与えかねない。従って、遮光層に蓄積する電荷を放電するための経路を形成する必要がある。例えば、TFT基板上に形成される積層構造を貫通して遮光層にまで到達するスルーホールを形成すると共に、該スルーホールを介して遮光層と電荷を放電するための経路(言い換えれば、配線ないしは電極)とを電気的に接続する対策が一例としてあげられる。この遮光層にまで到達するスルーホールは、光センサの端子部に到達するように積層構造を貫通するスルーホールを形成する際に同時に形成されるのが一般的である。
他方で、光センサの動作の安定化のために、遮光層と光センサとを一定距離(具体的には、TFT基板上に形成される積層構造の厚み方向における一定距離)だけ離すことが好ましい。従って、例えば、遮光層を覆うように一定の厚さを有するバッファ層を形成した後に、該バッファ層上に光センサが形成される。しかしながら、バッファ層を形成する場合には、遮光層に到達するように積層構造を貫通するスルーホールを形成するためには、光センサの端子部に到達するように積層構造を貫通するスルーホールを形成する際のエッチングだけでは足りず、バッファ層の厚みだけ余分にエッチングする必要がある。このため、遮光層に到達するように積層構造を貫通するスルーホールを形成する際には、まず光センサの端子部に到達するように積層構造を貫通するスルーホールを形成することができる程度にエッチングを行うことで遮光層に到達するスルーホールの一部を形成した後、エッチングされずに残留しているバッファ層の一部のみを再度エッチングする必要がある。これは、エッチング工程の増加に結びつくため、電気光学装置を製造する際のコストの上昇や歩留まりの悪化を招きかねない。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば環境光を検出するための光センサを備え且つ光センサに対してバックライト光を遮光する遮光層を備える電気光学装置を製造する製造方法であって且つこのような電気光学装置をより好適に製造する製造方法、電気光学装置及び電子機器を提供することを課題とする。
(電気光学装置の製造方法)
(第1の製造方法)
本発明の電気光学装置の第1の製造方法は、一対の基板間(本実施形態においてTFT基板10と対向基板20)に電気光学物質(本実施形態において液晶層50)が挟持されると共に、前記一対の基板のうちの一方の基板上に光を受光する受光素子(本実施形態においてフォトダイオード131、132)を備える電気光学装置(本実施形態において液晶装置1)の製造方法であって、前記一方の基板上(本実施形態においてTFT基板10)に遮光層(本実施形態において遮光層71)を形成する遮光層形成工程と、前記遮光層を覆うように前記一方の基板上に第1絶縁層(本実施形態においてバッファ層72)を形成する第1絶縁層形成工程と、前記第1絶縁層上の領域であって且つ前記遮光層に対向する領域に前記受光素子を形成する受光素子形成工程と、前記受光素子を覆うように前記第1絶縁層上に第2絶縁層(本実施形態においてゲート絶縁層73、層間絶縁層74)を形成する第2絶縁層形成工程と、(i)前記第2絶縁層を貫通して前記受光素子に到達する第1スルーホール(本実施形態においてスルーホール136)を形成すると共に、(ii)前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達する第2スルーホール(本実施形態においてスルーホール137)のうち前記第2絶縁層を貫通し且つ積層方向における前記第1絶縁層の一部が残留するホール部分を形成するようにエッチング処理を行う第1エッチング工程と、前記受光素子に接続される受光素子用電極(本実施形態において電極133、134及び135)を前記第1スルーホールに形成すると共に、前記遮光層における電位を安定化させる遮光層用電極(本実施形態において電極77)を前記第2絶縁層上に形成する電極形成工程と、前記受光素子用電極及び前記遮光層用電極を覆うように前記第2絶縁層上に第3絶縁層(本実施形態においてパッシベーション層75)を形成する第3絶縁層形成工程と、(i)前記第2スルーホールが前記第3絶縁層及び第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達するように、前記ホール部分に残留している前記第1絶縁層の一部及び前記ホール部分に形成される前記第3絶縁層に対してエッチング処理を行うと共に、(ii)前記第3絶縁層を貫通して前記遮光層用電極に到達する第3スルーホール(本実施形態においてスルーホール138)を形成するように前記エッチング処理を行う第2エッチング工程と、前記第2スルーホール及び前記第3スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続すると共に、前記電気光学物質に対して電界を印加するための電界印加用電極(本実施形態において画素電極9a)を形成する電界印加用電極形成工程とを備える。
本発明の電気光学装置の第1の製造方法によれば、一対の基板間に電気光学物質が挟持されると共に、一対の基板のうちの一方の基板上に光(例えば、当該電気光学装置の外部からの光である環境光であって、例えば太陽光等の外光等)を受光する受光素子を備える電気光学装置を製造することができる。尚、本発明の第1の製造方法により製造される電気光学装置は、受光素子により受光される光に基づいて、バックライト等の光源の光量(或いは、輝度等)を調整可能に構成されることが好ましい。加えて、受光素子は、電気光学装置が備えるバックライト等の光源からの光の照射が遮断される(つまり、遮光される)ことが好ましい。従って、本発明の第1の製造方法により製造される電気光学装置は、例えば受光素子とバックライトとの間の基板上に、例えば金属膜等の遮光層を備えていることが好ましい。以下、このような電気光学装置を製造する第1の製造方法についてより詳細に説明する。
第1の製造方法によれば、まず、遮光層形成工程において、一方の基板(例えば、TFT基板)のうち例えば電気光学物質に対向する側に、例えば金属膜等の遮光層が形成される。この遮光層は、上述したように、例えば、受光素子に対するバックライト等の光源からの光の照射を遮断する機能を有している。
続いて、第1絶縁層形成工程において、遮光層を覆うように、一方の基板上に第1絶縁層が形成される。第1絶縁層は、例えば、受光素子の動作の安定化のために、遮光層と受光素子とを一定距離(具体的には、一方の基板上に形成される積層構造の厚み方向(言い換えれば、一方の基板の面の法線方向)における一定距離)離すために形成される層である。
続いて、受光素子形成工程において、第1絶縁層上に、例えばフォトダイオード等を含む受光素子が形成される。特に、受光素子は、遮光層に対向する領域(より具体的には、一方の基板の法線方向において遮光層と重なる領域)に形成されることが好ましい。受光素子は、上述したように、環境光を検出可能に構成されていてもよい。或いは、2つの受光素子を形成すると共に、一方の受光素子に環境光が照射され且つ他方の受光素子に環境光が照射されないように構成してもよい。この場合は、一方の受光素子における受光結果と他方の受光素子における受光結果との差分に基づいて、環境光が検出されることが好ましい。尚、上述したように、遮光層によって、受光素子には、バックライト等の光源からの光が照射されないことが好ましい。
続いて、第2絶縁層形成工程において、受光素子を覆うように、第1絶縁層上に第2絶縁層が形成される。第2絶縁層は、例えば受光素子の端子間の絶縁や受光素子と他の電気的構成要素との間の絶縁を確保する機能を有する層である。
続いて、第1エッチング工程において、第2絶縁層が積層された一方の基板に対してエッチングが行われる。第1エッチング工程において行われるエッチングにより、第2絶縁層を貫通して受光素子に到達する第1スルーホールが形成される。同様に、第1エッチング工程において行われるエッチングにより、第2絶縁層及び第1絶縁層を貫通して遮光層に到達する第2スルーホールが形成される。ここで、第1スルーホールは第2絶縁層を貫通する必要がある一方で、第2スルーホールは第2絶縁層に加えて第1絶縁層をも貫通する必要がある。従って、第1スルーホールを形成するために必要な時間だけエッチングを行うだけでは、第2絶縁層に加えて第1絶縁層の全てを貫通する第2スルーホールを形成することは困難である。このため、第1エッチング工程では、本来第1絶縁層をも貫通するべき第2スルーホールのうち第2絶縁層を貫通し且つ第1絶縁層の一部が残留した(言い換えれば、第1エッチング工程におけるエッチングでは除去しきれなかった第1絶縁層の一部が残留した)一部のホール部分が形成される。
ここで、第1エッチング工程に続いて、第2スルーホールが形成されるべき領域のみをマスキングして(或いは、第2スルーホールが形成されるべき領域以外の領域のみをマスキングして)更にエッチングを行えば、第1エッチング工程におけるエッチングでは除去しきれずに残留してしまった第1絶縁層の一部を除去することができる。その結果、第2絶縁層及び第1絶縁層の夫々を貫通して遮光層に到達する第2スルーホールを形成することができる。しかしながら、本発明の電気光学装置の第1の製造方法では、後の工程で第3絶縁層が形成され且つ第3絶縁層に第3スルーホールを形成する必要があることに着目して、第1エッチング工程におけるエッチングに続いてすぐにエッチングを行うことなく他の工程が行われる。以下、第1エッチング工程に続く各工程について説明を続ける。
続いて、電極形成工程において、受光素子用電極及び遮光層用電極の夫々が、好ましくは同時に形成される。受光素子用電極は、例えば、受光素子における受光結果(つまり、受光電流)を取り出すための電極であって、受光素子の端子部に電気的に接続されることが好ましい。遮光層用電極は、例えば、遮光層における電位を安定化させるための電位が供給される電極である。尚、受光素子用電極は第1スルーホールに形成される。また、遮光層用電極は、第2絶縁層上に形成される。このとき、遮光層用電極は、第1スルーホール及び第2スルーホールが形成される領域以外の領域に形成されることが好ましい。
続いて、第3絶縁層形成工程において、受光素子用電極及び遮光層用電極を覆うように、第2絶縁層上に第3絶縁層が形成される。第3絶縁層は、いわゆる保護膜である。
続いて、第2エッチング工程において、第3絶縁層が積層された一方の基板に対してエッチングが行われる。第2エッチング工程において行われるエッチングにより、第3絶縁層を貫通して遮光層用電極に到達する第3スルーホールが形成される。同様に、第2エッチング工程において行われるエッチングにより、第3絶縁層、第2絶縁層及び第1絶縁層を貫通して遮光層に到達する第2スルーホールが形成される。ここで、上述した第1エッチング工程では、本来第1絶縁層をも貫通するべき第2スルーホールのうち第2絶縁層を貫通し且つ第1絶縁層の一部が残留したホール部分が形成される。従って、第2エッチング工程では、ホール部分に新たに形成された第3絶縁層及び第1エッチング工程におけるエッチングでは除去しきれなかった第1絶縁層の一部が除去される。その結果、第3絶縁層、第2絶縁層及び第1絶縁層の全てを貫通して遮光層に到達する第2スルーホールが形成される。
ここで、第2エッチング工程では、第2スルーホールと第3スルーホールとが好ましくは同時に形成される。従って、第2エッチング工程におけるエッチングでは、第2スルーホール及び第3スルーホールが形成されるべき領域のみを覆う(或いは、第2スルーホール及び第3スルーホールが形成されるべき領域以外の領域のみを覆う)マスクが用いられることが好ましい。従って、1度のエッチングで、第2スルーホールと第3スルーホールとを好ましくは同時に形成することができる。このため、本発明に係る電気光学装置の製造方法では、第1エッチング工程及び第2エッチング工程の夫々において、1度ずつエッチング(更には、例えばレジストの塗布に伴うフォトリソグラフィー等)を行えば足りる。つまり、第1スルーホール及び第2スルーホールのうちの一部のホール部分を形成するためのエッチングと、第2スルーホール及び第3スルーホールを形成するためのエッチングを行えば足りる。
他方で、仮に上述したように、第1エッチング工程に続いて、第2スルーホールが形成されるべき領域のみをマスキングして(或いは、第2スルーホールが形成されるべき領域以外の領域のみをマスキングして)更にエッチングを行うことで第2スルーホールを形成する場合であっても、第3絶縁層が形成された後に第3スルーホールを形成するためのエッチングを再度行う必要がある。このため、第1スルーホール及び第2スルーホールのうちの一部のホール部分を形成するためのエッチングと、第2スルーホールを形成するためのエッチングと、第3スルーホールを形成するためのエッチングを行う必要がある。つまり、本発明の電気光学装置の第1の製造方法において行われるエッチングの回数と比較して、エッチングをより多く行う必要がある。
しかるに、本発明の電気光学装置の第1の製造方法によれば、エッチング(更には、例えばレジストの塗布に伴うフォトリソグラフィー等)を行うべき回数を相対的に減らすことができる。より具体的には、第1スルーホール及び第2スルーホールのうちの一部のホール部分を形成するためのエッチングを行った後に、一部のホール部分に残留している第1絶縁層を除去することのみを目的とするエッチングを行う必要がなくなる。このため、電気光学装置を製造する際の工程を相対的には簡略化することができる。従って、第1の製造方法によれば、電気光学装置を製造する際のコストの上昇や歩留まりの悪化を相対的には抑制することができる。
その後、電界印加用電極形成工程において、電気光学物質に対して電界を印加するための画素電極が形成される。このとき、画素電極が第2スルーホール及び第3スルーホールを介して遮光層と遮光層用電極とを電気的に接続するように、画素電極が形成される。このように、一般的には平面状のパターンで形成される画素電極を介して遮光層と遮光層用電極とが電気的に接続されるため、断線等の悪影響を受けにくくなる。
この場合、遮光層が相対的に大きな平面状のパターンで形成され且つ1つの遮光層に対して複数個の第2スルーホールが形成されることが好ましい。これにより、仮に1つの第2スルーホールを介した遮光層と遮光層用電極との間の電気的な接続が切断された場合であっても、他の第2スルーホールを介した遮光層と遮光層用電極との間の電気的な接続が維持されるため、遮光層に電荷が蓄積される不都合をより好適に抑制することができる。
以上説明したように、本発明の電気光学装置の第1の製造方法によれば、このため、電気光学装置を製造する際の工程を相対的には簡略化することができるため、電気光学装置を製造する際のコストの上昇や歩留まりの悪化を相対的には抑制することができる。従って、電気光学装置をより好適に製造することができる。
本発明の電気光学装置の第1の製造方法に係る一の態様では、少なくとも前記ホール部分及び前記遮光層用電極が形成される領域以外の領域に平坦化層を形成する平坦化層形成工程を更に備え、前記第2エッチング工程は、前記平坦化層をマスクとして用いることで前記エッチング処理を行う。
この態様によれば、平坦化層をマスクとして用いることができるため、第2エッチング工程におけるエッチングを行う際にマスクを別途用意する必要がなくなる。このため、電気光学装置を製造する際の工程を相対的には簡略化することができるため、電気光学装置を製造する際のコストの上昇を相対的には抑制することができる。従って、電気光学装置をより好適に製造することができる。
尚、平坦化層形成工程は、第3絶縁層形成工程が行われた後であって且つ第2エッチング工程が行われる前に行われることが好ましい。
(第2の製造方法)
本発明の電気光学装置の第2の製造方法は、一対の基板間に電気光学物質が挟持されると共に、前記一対の基板のうちの一方の基板上に光を受光する受光素子を備える電気光学装置の製造方法であって、前記一方の基板上に遮光層を形成する遮光層形成工程と、前記遮光層を覆うように前記一方の基板上に第1絶縁層を形成する第1絶縁層形成工程と、前記第1絶縁層上の領域であって且つ前記遮光層に対向する領域に前記受光素子を形成する受光素子形成工程と、前記受光素子を覆うように前記第1絶縁層上に第2絶縁層を形成する第2絶縁層形成工程と、(i)前記第2絶縁層を貫通して前記受光素子に到達する第1スルーホールを形成すると共に、(ii)前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達する第2スルーホールのうち前記第2絶縁層を貫通し且つ積層方向における前記第1絶縁層の一部が残留するホール部分を形成するようにエッチング処理を行う第1エッチング工程と、前記受光素子に接続される受光素子用電極を前記第1スルーホールに形成すると共に、前記遮光層における電位を安定化させる遮光層用電極を前記第2絶縁層上に形成する電極形成工程と、少なくとも前記ホール部分及び前記遮光層用電極が形成される領域以外の領域に平坦化層(本実施形態において平坦化層76)を形成する平坦化層形成工程と、前記第2スルーホールが前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達するように、前記平坦化層をマスクとして用いながら前記ホール部分に残留している前記第1絶縁層の一部に対してエッチング処理を行う第2エッチング工程と、前記第2スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続すると共に、前記電気光学物質に対して電界を印加するための電界印加用電極を形成する電界印加用電極形成工程とを備える。
本発明の電気光学装置の第2の製造方法によれば、上述した本発明の電気光学装置の第1の製造方法と同様に、一対の基板間に電気光学物質が挟持されると共に、一対の基板のうちの一方の基板上に光を受光する受光素子を備える電気光学装置を製造することができる。
より具体的には、第2の製造方法によれば、上述した第1の製造方法と同様に、遮光層形成工程において遮光層が形成され、第1絶縁層形成工程において第1絶縁層が形成され、受光素子形成工程において受光素子が形成され、第2絶縁層形成工程において第2絶縁層が形成され、第1エッチング工程において、第1スルーホール及び第2スルーホールのうちの一部のホール部分が形成され、電極形成工程において受光素子用電極及び遮光層用電極の夫々が形成される。
第2の製造方法では特に、平坦化層形成工程が行われる。平坦化層形成工程では、ホール部分(つまり、第2スルーホール)及び遮光層用電極が形成される領域以外の領域(より具体的には、第2絶縁層上ないしは上述した第3絶縁層上の領域)に平坦化層が形成される。尚、平坦化層は、例えば積層構造の表面を平坦化させるための層である。
続いて、第2エッチング工程において、平坦化層が積層された一方の基板に対してエッチングが行われる。第2エッチング工程において行われるエッチングにより、第2絶縁層及び第1絶縁層を貫通して遮光層に到達する第2スルーホールが形成される。ここで、上述した第1エッチング工程では、本来第1絶縁層をも貫通するべき第2スルーホールのうち第2絶縁層を貫通し且つ第1絶縁層の一部が残留したホール部分が形成される。従って、第2エッチング工程では、第1エッチング工程におけるエッチングでは除去しきれなかった第1絶縁層の一部が除去される。
ここで、第2エッチング工程では、平坦化層がホール部分(つまり、第2スルーホール)及び遮光層用電極が形成される領域以外の領域に形成されていることを考慮して、平坦化層をマスクとして用いることでエッチングが行われる。従って、第2エッチング工程では、第2スルーホールが形成されるべき領域のみ(或いは、第2スルーホールが形成されるべき領域以外の領域のみ)にレジストを塗布するためのフォトリソグラフィーを行う必要はなくなる。
他方で、仮に上述したように、第1エッチング工程に続いてすぐに、第2スルーホールのみを形成するためのエッチングを行う場合には、第2スルーホールが形成されるべき領域のみ(或いは、第2スルーホールが形成されるべき領域以外の領域のみ)にレジストを塗布するためのフォトリソグラフィーを行う必要がある。このため、本発明の電気光学装置の第2の製造方法において行われるフォトリソグラフィーの回数と比較して、フォトリソグラフィーをより多く行う必要がある。
しかるに、本発明の電気光学装置の第2の製造方法によれば、エッチングを行うために必要なレジストの塗布に伴うフォトリソグラフィーを行うべき回数を相対的に減らすことができる。より具体的には、第1スルーホール及び第2スルーホールのうちの一部のホール部分を形成するためのエッチングを行った後に、一部のホール部分に残留している第1絶縁層を除去するためだけのエッチングを行うために必要なフォトリソグラフィーを行う必要がなくなる。このため、電気光学装置を製造する際の工程を相対的には簡略化することができる。従って、第2の製造方法によれば、電気光学装置を製造する際のコストの上昇や歩留まりの悪化を相対的には抑制することができる。
その後、電界印加用電極形成工程において、電気光学物質に対して電界を印加するための電界印加用電極が形成される。このとき、画素電極が第2スルーホールを介して遮光層と遮光層用電極とを電気的に接続するように、画素電極が形成される。このように、一般的には平面状のパターンで形成される画素電極を介して遮光層と遮光層用電極とが電気的に接続されるため、断線等の悪影響を受けにくくなる。
以上説明したように、本発明の電気光学装置の第2の製造方法によれば、このため、電気光学装置を製造する際の工程を相対的には簡略化することができるため、電気光学装置を製造する際のコストの上昇や歩留まりの悪化を相対的には抑制することができる。従って、電気光学装置をより好適に製造することができる。
尚、上述した本発明の電気光学装置の第1の製造方法が採り得る各種態様に対応して、本発明の電気光学装置の第2の製造方法も各種態様を採ることができる。
(電気光学装置)
上記課題を解決するために、本発明の電気光学装置は、一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される電気光学物質と、前記一対の基板のうちの一方の基板の前記電気光学物質に対向する側の面上に形成される遮光層と、前記遮光層を覆うように前記一方の基板上に形成される第1絶縁層と、前記第1絶縁層上の領域であって且つ前記遮光層に対向する領域に形成される受光素子と、前記受光素子を覆うように前記第1絶縁層上に形成される第2絶縁層と、前記第2絶縁層を貫通して前記受光素子に到達する第1スルーホールと、前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達する第2スルーホールと、前記第1スルーホールに形成されると共に前記受光素子に接続される受光素子用電極と、前記第2絶縁層上に形成されると共に前記遮光層における電位を安定化させる遮光層用電極と、前記第2スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続すると共に、前記電気光学物質に対して電界を印加するための電界印加用電極とを備える。
本発明の電気光学装置によれば、上述した第1の又は第2の製造方法により製造される電気光学装置と概ね同様の構成を有している。このため、一般的には平面状のパターンで形成される画素電極を介して遮光層と遮光層用電極とが電気的に接続されるため、断線等の悪影響を受けにくくなる。
加えて、本発明の電気光学装置が上述した第1の又は第2の製造方法により製造されてもよい。この場合、上述した第1の又は第2の製造方法が享受することができる各種効果と同様の効果を享受することができる。より具体的には、コストの上昇や歩留まりの悪化が相対的には抑制されるという効果を享受することができる。
尚、上述した本発明の電気光学装置の第1の又は第2の製造方法が採り得る各種態様に対応して、本発明の電気光学装置も各種態様を採ることができる。
具体的には、本発明の電気光学装置の一の態様として、前記受光素子用電極及び前記遮光層用電極を覆うように前記第2絶縁層上に形成される第3絶縁層と、前記第3絶縁層を貫通して前記遮光層用電極に到達する第3スルーホールとを更に備え、前記第2スルーホールは、前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層に加えて前記第3絶縁層を貫通して前記遮光層に到達し、前記電界印加用電極は、前記第2スルーホール及び前記第3スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続するように構成してもよい。
或いは、本発明の電気光学装置の他の態様として、少なくとも前記第2スルーホール及び前記遮光層用電極が形成される領域以外の領域に形成される平坦化層を更に備えるように構成してもよい。
(電子機器)
上記課題を解決するために、本発明の電子機器(本実施形態においてコンピュータ1200、携帯電話1300)は、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置(或いは、その各種態様)備えているため、上述した本発明の電気光学装置が享受する各種効果と同様の効果を享受することができる。つまり、このため、上述した本発明の電気光学装置が享受する各種効果と同様の効果を享受することができる投射型表示装置、テレビ、携帯電話、電子手帳、携帯オーディオプレーヤ、ワードプロセッサ、デジタルカメラ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から更に明らかにされよう。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。尚、以下では、本発明に係る電気光学装置の一例として、液晶装置を用いて説明を進める。
(1)液晶装置の基本構成
先ず、本実施形態に係る液晶装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図であり、図2は、図1のH−H’断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置1では、本発明における「一方の基板」の一具体例を構成するTFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されることで、液晶パネル100が構成されている。また、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置する枠状或いは額縁状のシール領域に設けられたシール材52により互いに貼り合わされている。
図1において、シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性金属膜等から形成された額縁遮光層53が、対向基板20側に設けられている。周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。但し、データ線駆動回路101は、シール領域よりも内側に、データ線駆動回路101が額縁遮光層53に覆われるようにして設けられていてもよい。この一辺に沿ったシール領域よりも内側に、サンプリング回路7が額縁遮光層53に覆われるようにして設けられている。また、走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域の内側に、額縁遮光層53に覆われるようにして設けられている。また、TFTアレイ基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
また、シール領域よりも内側には、光センサ部130が、額縁遮光層53に覆われるようにして設けられている。このため、額縁遮光層53のうち光センサ部130が設けられる箇所は、環境光を光センサ部130に透過させることが可能に構成されている。尚、光センサ部130の詳細な構成については、後に詳述する(図3等参照)。
TFTアレイ基板10上には、外部回路接続端子102と、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90が形成されている。
また、TFTアレイ基板10上には、光センサ部130の出力に基づいて環境光の光強度を算出する光強度算出回路110と、光強度算出回路110において算出された環境光の光強度に基づいてバックライト141の輝度を調整するバックライトコントローラ120とが形成されている。
図2において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFT(Thin Film Transistor)や走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成されている。画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の配線の上層に画素電極9aがマトリクス状に設けられている。画素電極9a上には、配向膜8が形成されている。他方、対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、ブラックマトリクス61が形成されている。ブラックマトリクス61は、例えば遮光性金属膜等から形成されており、対向基板20上の画像表示領域10a内で、例えば格子状等にパターニングされている。そして、ブラックマトリクス61上に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向してベタ状に形成されている。対向電極21上には配向膜8が形成されている。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。従って、画素電極9aが、本発明における電気光学物質に対して電界を印加するための「電界印加用電極」の一具体例を構成している。画素電極9aは、電気光学物質である液晶に、電界を印加することで、液晶を駆動する駆動電極として機能する。
尚、ここでは図示しないが、TFTアレイ基板10上には、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104の他に、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路、検査用パターン等が形成されていてもよい。
加えて、液晶装置1は、画素電極9aをITO等から形成するなどにより、透過型表示を行うように構成されてもよい。或いは、画素電極9aをアルミニウム等から形成するなどにより或いは画素電極9aの背後に反射膜を配置するなどにより、画素電極9aに反射領域及び透過領域の両者を設けた半透過反射型表示を行うように構成されてもよい。また本実施形態においては、上述したように、観察者から見た液晶パネルの背後にバックライト141が適宜配置された直視型であることが好ましい。
このため、本実施形態に係る液晶装置1は、バックライトモジュール140を備える。バックライトモジュール140は、TFTアレイ基板10の下側から光を出射する。液晶装置1においては、バックライト140から出射された光の透過率が画像表示領域10a内で画像信号に応じて制御されることで、画像の表示が行なわれる。
バックライトモジュール140は、光源を構成する一の又は複数の点光源でなる発光ダイオードからなるバックライト141を備える。バックライト141の側方であって、液晶パネル100の画像表示領域10aの下方には、導光板142が設けられる。バックライト141は、導光板142の側面に配置され、導光板142内に光を出射することができるように構成されている。
導光板142は、略板形状を有し、その一側面(入射面)がバックライト141の出射面に対向するように配置される。導光板142は、例えば、透明なアクリル樹脂で成形されており、バックライト141に面した一側面以外の3つの側面は、例えば反射特性又は散乱特性を有する材料(例えば、白色印刷層等)の反射層が形成されている。バックライト141に面した導光板142の一側面からは、バックライト141から出射される光が入射して、導光板142の内部に導かれる。
尚、導光板142の材料としては、アクリル樹脂の他に、透明性もしくは透光性を有するポリカーボネート樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂などの各種樹脂、ガラスなどの無機材料、またはこれらの複合体を用いることができる。
導光板142は、底面及び側面の反射層によって、入射光を反射、散乱させ、上面から光を出射するように構成されている。導光板142の上面には、拡散シート及びプリズムシート等を含む光学シート143が形成される。光学シート143は、光学シート143上に画像表示領域10aが配置されるように、導光板142上に形成される。そして、光学シート143が、導光板142からの光を拡散して上方に出射することで、光学シート143からの光が、画像表示領域10aに入射する。
(2)光センサ部付近の構成
続いて、図3及び図4を参照して、液晶装置1のうちの光センサ部130付近のより具体的な構成について説明する。ここに、図3は、液晶装置1のうちの光センサ部130付近のより具体的な構成を概念的に示す断面図であり、図4は、光センサ部130付近の構成を概念的に示すブロック図である。
図3に示すように、液晶装置1のうちの光センサ部130が形成される部分では、TFT基板10のうち液晶層50に対向する側の面に遮光層71が形成されている。遮光層71は、バックライト141から出射される光を遮光する。このため、遮光層71は、例えばモリブデン(Mo)等の金属薄膜であることが好ましい。この遮光膜71が形成されることにより、バックライト141から出射される光は、光センサ部130(より具体的には、後述する受光素子131及び132)に照射されることはない。尚、遮光層71の厚さは、例えば概ね100nm程度であるが、厚さがこれに限定されるものではない。
更に、TFT基板10上には、遮光層71を覆うようにバッファ層72が形成されている。バッファ層72は、光センサ部130における光の検出精度を向上させるために、遮光層71と光センサ部130(より具体的には、後述する受光素子131及び132)とを、TFT基板10の厚み方向において一定距離だけ離すために形成される層である。バッファ層72は、例えば酸化ケイ素(SiO)や窒化ケイ素(SiN)等を含んでいる。また、バッファ層72の厚さは、例えば概ね300nmから400nm(ないしは、700nm)程度であるが、厚さがこれに限定されるものではない。尚、バッファ層72は、本発明における「第1絶縁層」の一具体例を構成している。
バッファ層72上には、本発明における「受光素子」の一具体例を構成するフォトダイオード131と、本発明における「受光素子」の一具体例を構成するフォトダイオード132とが形成されている。
フォトダイオード131は、P型半導体層131aと、半導体層131bと、n型半導体層131cとがこの順に接合されたPINダイオードである。また、フォトダイオード132は、P型半導体層132aと、半導体層131bと、n型半導体層131cとがこの順に接合されたPINダイオードである。フォトダイオード131のP型半導体層131aは、電極133を介して高位電源VHHに電気的に接続されており、フォトダイオード131のn型半導体層131cは、電極134を介してフォトダイオード132のP型半導体層132aと電気的に接続されており、フォトダイオード132のn型半導体層132cは、電極135を介して低位電源VLLと電気的に接続されている(図4参照)。つまり、本実施形態では、フォトダイオード131とフォトダイオード132とは直列に接続されている。尚、電極133から135の夫々は、本発明における「受光素子用電極」の一具体例を構成している。
更に、バッファ層72上には、受光素子131及び132を覆うようにゲート絶縁層73が形成されている。加えて、ゲート絶縁層73上には、層間絶縁層74が形成されている。ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74の夫々は、例えば酸化ケイ素(SiO)や窒化ケイ素(SiN)等を含んでいる。また、ゲート絶縁層73の厚さは、例えば概ね40nmから80nm(ないしは、120nm)程度であるが、厚さがこれに限定されるものではない。また、層間絶縁層74の厚さは、例えば概ね200nmから300nm(ないしは、500nm)程度であるが、厚さがこれに限定されるものではない。尚、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74の夫々は、本発明における「第2絶縁層」の一具体例を構成している。
また、上述した電極133から135を形成するために、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74中には、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74の夫々を貫通して受光素子131又は132に到達するスルーホール136が形成されている。より具体的には、受光素子131のP型半導体層131aに到達すると共に電極133が形成されるスルーホール136と、受光素子131のn型半導体層131cに到達すると共に電極134が形成されるスルーホール136と、受光素子132のp型半導体層132aに到達すると共に電極134が形成されるスルーホール136と、受光素子132のn型半導体層132cに到達すると共に電極135が形成されるスルーホール136とが形成される。尚、スルーホール136は、本発明における「第1スルーホール」の一具体例を構成している。
加えて、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74中には、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74の夫々を貫通して(更には、後述するパッシベーション層75をも貫通して)遮光層71に到達するスルーホール137が形成されている。尚、スルーホール137は、本発明における「第2スルーホール」の一具体例を構成している。但し、後に詳述する(図18参照)が、スルーホール137は、更にスルーホール137aを含んでいる。従って、スルーホール137が、本発明における「ホール部分」の一具体例を構成しており、スルーホール137及び後述のスルーホール137aの組みが、本発明における「第2スルーホール」の一具体例を構成している。
層間絶縁層74上には、画素電極9aを介して遮光層71と電気的に接続される電極77が形成される。電極77は、遮光層71に蓄積する電荷を放出するための経路を提供する電極又は遮光層71の電位を安定化させる電位を供給する電極である。尚、電極77は、本発明における「遮光層用電極」の一具体例を構成している。
層間絶縁層74上には、更に、電極77、133、134及び135を覆うように、保護膜としてのパッシベーション層75が形成されている。また、パッシベーション層75は、スルーホール137の側面に形成されている。このため、スルーホール137がパッシベーション層75で埋め尽くされることはない。従って、遮光層71に到達するスルーホール137(137a)としての機能がパッシベーション層75によって妨げられることはない。尚、パッシベーション層75は、本発明における「第3絶縁層」の一具体例を構成している。
パッシベーション層75中には、パッシベーション層75を貫通して電極77に到達するスルーホール138が形成されている。尚、スルーホール138は、本発明における「第3スルーホール」の一具体例を構成する。
また、パッシベーション層75上には、積層構造の表面の平坦化を実現するための平坦化層76が形成されている。但し、平坦化層76は、スルーホール137及びスルーホール138が形成される部分には形成されないことが好ましい。従って、遮光層71に到達するスルーホール137の機能及び電極77に到達するスルーホール138の機能が平坦化層76によって妨げられることはない。
平坦化層76上には、画素電極9aが形成されている。また、スルーホール137及びスルーホール138(特に、それらの側面及び底面)にも画素電極9aが形成されている。このとき、画素電極9aは、スルーホール137を介して遮光層71と電気的に接続されており、且つスルーホール138を介して電極77と電気的に接続されている。従って、遮光層71と電極77とは、画素電極9aを介して導通している。
続いて、対向基板20側の構成について説明する。本実施形態では、フォトダイオード131に対向する対向基板20の領域部分には、液晶装置1の外部に開けた開口63(つまり、額縁遮光層53が形成されない開口63)が形成されている。他方で、フォトダイオード132に対向する対向基板20の領域部分には、額縁遮光層53が形成されている。従って、フォトダイオード131には、外部から液晶装置1に対して入射してくる環境光が入射する一方で、フォトダイオード132には、外部から液晶装置1に対して入射してくる環境光が入射しない。
続いて、図4に示すように、フォトダイオード131とフォトダイオード132との間(つまり、配線134)には、光強度算出回路110の入力端子が電気的に接続されている。従って、光強度算出回路110には、フォトダイオード131に発生する電流とフォトダイオード132に発生する電流との差分が入力される。光強度算出回路110は、フォトダイオード131に発生する電流とフォトダイオード132に発生する電流との差分に基づいて、外部から液晶装置1に対して入射してくる環境光(より具体的には、バックライト光等以外の外光)の光強度を算出する。算出された環境光の光強度は、バックライトコントローラ120へ出力される。
バックライトコントローラ120は、光強度算出回路110により算出される環境光の光強度に基づいて、バックライト141の輝度を調整する。
ここで上述したように、フォトダイオード131には、開口63を介して入射してくる環境光が入射する。また、遮光層71の存在により、フォトダイオード131には、バックライト光が入射することはない。従って、フォトダイオード131には、フォトダイオード131自身の発熱に応じて生ずる熱電流及び環境光を受光することで生ずる受光電流の夫々が生ずる。
他方で、額縁遮光層53の存在により、フォトダイオード132には、環境光が入射することはない。同様に、遮光層71の存在により、フォトダイオード132には、バックライト光が入射することはない。従って、フォトダイオード132には、フォトダイオード131自身の発熱に応じて生ずる熱電流が生ずる。
従って、光強度算出回路110には、フォトダイオード131における受光結果(つまり、熱電流及び受光電流)と、フォトダイオード132における受光結果(つまり、熱電流)との差分である「環境光を受光することで生ずる受光電流」が出力される。従って、本実施形態に係る液晶装置1によれば、フォトダイオード131及び132自身の発熱によって生じ得る熱電流の影響を排除しながら、環境光を高精度に検出することができる。従って、バックライト141の輝度を好適に調整することができる。
尚、上述の説明では、光強度算出回路110及びバックライトコントローラ120の詳細な構成及び動作については、説明の簡略化のためにその詳細な説明を省略している。しかしながら、光強度算出回路110及びバックライトコントローラ120として、既存の液晶装置1等に用いられている任意の構成を採用してもよいことは言うまでもない。例えば、光強度算出回路110及びバックライトコントローラ120の一例として、特開2007−205902号公報に開示されている構成を採用しても良い。
また、上述した実施形態では液晶パネルとして、TN(ツイスト・ネマティック)、ECB(複屈折電界効果)、VA(垂直配向)などの縦電界の構成として記載しているが、IPS(イン・プレーン・スイッチング)及びFFS(フリンジ・フィールド・スイッチング)等の横電界の構成としても、上述した各種効果を享受できる。例えば、FFSの構成において、基板側から画素電極、共通電極の順で、間に絶縁層を挟んで配置する場合には、電界印加用電極として画素電極を採用することができる。
また、上述した実施形態では、電界印加用電極として、画素電極の構成として記載しているが、共通電極の構成としても、上述した各種効果を享受できる。例えば、FFSの構成において、基板側から共通電極、画素電極の順で、間に絶縁層を挟んで配置する場合には、電界印加用電極として共通電極を採用することができる。尚、この場合でも、第2スルーホール、第3スルーホールの位置に共通電極を配置しない等することで、画素電極を電界印加用電極とすることも可能である。
(3)液晶装置の製造方法
続いて、図5から図20を参照して、上述した液晶装置1の製造方法(特に、液晶装置1のうちの光センサ部130付近の製造方法)について説明する。ここに、図5から図13は夫々、本実施形態に係る液晶装置1の製造方法における一工程を示す断面図であり、図14及び図15は夫々、本実施形態に係る液晶装置1の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図であり、図16及び図17は夫々、本実施形態に係る液晶装置1の製造方法における一工程を示す断面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図であり、図18及び図19は夫々、本実施形態に係る液晶装置1の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図である。尚、図5から図19は、光センサ部130のうちフォトダイオード131が形成される工程を具体的に示しているが、フォトダイオード132についても同様の製造方法を用いて形成することができることは言うまでもない。
図5に示すように、ガラス基板等のTFT基板10が用意される。TFT基板10に対しては、まず、例えば希フッ酸(DHF)等を用いた洗浄が行われる。
その後、図6に示すように、TFT基板10のうち液晶層50に対向する側の面に、モリブデン(Mo)等の金属薄膜である遮光層71が形成される。ここでは、例えばスパッタリング法によって、例えば100nm程度の厚さを有する遮光層71が形成される。
続いて、図7に示すように、遮光層71を覆うようにバッファ層72が形成される。更に、バッファ層72上に、アモルファスシリコン層81が形成される。ここでは、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、例えば360℃程度の温度環境下で、例えば400nm程度の厚さのバッファ層72と、例えば43nm程度の厚さのアモルファスシリコン層81が形成される。尚、バッファ層72は、概ね100nm程度の厚さを有する窒化ケイ素(SiN)と概ね300nm程度の厚さを有する二酸化ケイ素(SiO)とを積層させることで形成される。
その後、図7に示すTFT基板10に対して、RTA(Rapid Thermal Annealing)法及びELA(Excimer Laser Annealing)法を用いた脱水素処理を行うことでアモルファスシリコン層81を結晶化させる。その結果、アモルファスシリコン層81からポリシリコン層が形成される。
その後、図8に示すように、ポリシリコン層が形成されたTFT基板10に対してフォトリソグラフィーを用いたパターニングを行った後にドライエッチングを行うことで、フォトダイオード131の大きさと概ね同一の大きさを有するポリシリコンアイランド82が形成される。
続いて、図9に示すように、ポリシリコンアイランド82が形成されたTFT基板10に対して、ボロンイオンのドーピングが行われる。
続いて、図10に示すように、図9に示すTFT基板10に対して、フォトリソグラフィーを用いたパターニングが行われる。その結果、フォトダイオード131のうちP型半導体層131a及び半導体層131bに相当する領域にレジスト83が塗布され、且つフォトダイオード131のうちn型半導体層131cに相当する領域にはレジスト83が塗布されない。その後、レジスト83が塗布されたTFT基板10に対して、リンイオンのドーピングが行われる。その結果、ポリシリコンアイランド82の一部(具体的には、レジスト83が塗布されていない領域)に対してリンイオンがドーピングされるため、フォトダイオード131のうちのn型半導体層131cが形成される。尚、リンイオンのドーピングが行われた後に、レジスト83は除去される。
続いて、図11に示すように、ポリシリコンアイランド82を覆うように、バッファ層72上にゲート絶縁層73が形成される。ここでは、必要に応じてTFT基板10を洗浄した後に、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、例えば120nm程度の厚さのゲート絶縁層73が形成される。尚、ゲート絶縁層73は、概ね80nm程度の厚さを有する二酸化ケイ素(SiO)と概ね40nm程度の厚さを有する窒化ケイ素(SiN)とを積層させることで形成される。
続いて、図12に示すように、図11に示すTFT基板10に対して、フォトリソグラフィーを用いたパターニングが行われる。その結果、フォトダイオード131のうちn型半導体層131c及び半導体層131bに相当する領域にレジスト84が塗布され、且つフォトダイオード131のうちp型半導体層131aに相当する領域にはレジスト84が塗布されない。その後、レジスト84が塗布されたTFT基板10に対して、ボロンイオンのドーピングが行われる。その結果、ポリシリコンアイランド82の一部(具体的には、レジスト84が塗布されていない領域)に対してボロンイオンがドーピングされるため、フォトダイオード131のうちのp型半導体層131aが形成される。加えて、ポリシリコンアイランド82のうち図10におけるリンイオンのドーピング及び図12におけるボロンイオンのドーピングが行われなかった部分は、フォトダイオード131のうちの半導体層131bを構成する。その結果、フォトダイオード131が形成される。尚、ボロンイオンのドーピングが行われた後に、レジスト84は除去される。
尚、図12では、レジスト84をマスクとして用いることでボロンイオンのドーピングを行う例について説明している。しかしながら、図12に示す工程は、TFT基板10上に形成される画素スイッチング用TFTのゲート電極等を形成する工程と同時に行われる場合があることを考慮して、レジスト84の代わりにゲート電極をマスクとして用いてもよい。これにより、ゲート電極の塗布とは別個独立にレジスト84を塗布する工程を省略することができる。従って、製造方法を相対的には簡略化することができる。
続いて、図13に示すように、ゲート絶縁層73上に、層間絶縁層74が形成される。ここでは、必要に応じてTFT基板10を洗浄した後に、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、例えば500nm程度の厚さの層間絶縁層74が形成される。尚、層間絶縁層74は、概ね300m程度の厚さを有する窒化ケイ素(SiN)と概ね200nm程度の厚さを有する二酸化ケイ素(SiO)とを積層させることで形成される。
続いて、図14(a)に示すように、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74の夫々を貫通して受光素子131に到達するスルーホール136が形成される。より具体的には、受光素子131のP型半導体層131aに到達するスルーホール136と、受光素子131のn型半導体層131cに到達するスルーホール136とが形成される。更に、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74の夫々を貫通し且つバッファ層71の一部が除去されたスルーホール137が形成される。ここでは、例えば、フォトリソグラフィーによるパターニング(つまり、スルーホール136及び137の形状に応じたパターニング)を行った後にウェットエッチングを行うことで、スルーホール136及び137が形成される。
尚、図14(b)は、図14(a)に示すTFT基板10を、対向基板20の側から観察した場合の平面図を示している。但し、図14(b)では、図面の見易さを重視して、図14(a)に示す各種積層構造のうちTFT基板10、遮光層71、フォトダイオード131、スルーホール136及びスルーホール137のみを選択的に示している。
ここで、スルーホール137は、本来はゲート絶縁層73及び層間絶縁層74のみならずバッファ層72をも貫通して遮光層71に到達するべきスルーホールである。しかしながら、スルーホール137は、ゲート絶縁層73及び層間絶縁層74のみを貫通すれば足りるスルーホール136と同時に1回のエッチングで形成されるため、バッファ層72を貫通させるに至るまでのエッチングを行うことができない。従って、図14(c)の断面図及び図14(d)の平面図に示すように、図14(a)及び図14(b)におけるエッチングが行われた後にすぐ、スルーホール137が形成されるべき領域のみをマスキングして(或いは、スルーホール137が形成されるべき領域以外の領域のみをマスキングして)、スルーホール137に対して更にエッチングを行うことが一つの方法として考えられる。これにより、図14(a)及び図14(b)におけるエッチングでは除去しきれずに残留してしまったバッファ層72の一部を除去することができ、その結果、スルーホール137中にバッファ層72を貫通するスルーホール137aが更に形成される。
しかしながら、本実施形態では、図14(a)及び図14(b)におけるエッチングが行われる工程よりも更に後の工程でパッシベーション層75が形成され且つパッシベーション層75にもスルーホール138を形成する必要があることに着目して、図14(a)及び図14(b)におけるエッチングに続いてすぐにスルーホール137aを形成するためのエッチングは行われない。以下、図14(a)及び図14(b)に示す本実施形態の製造方法と、図14(c)及び図14(d)に示す比較例の製造方法とを対比させながら、スルーホール136及び137を形成した後に続けて行われる各工程について説明を進める。
図15(a)及び図15(b)に示すように、本実施形態の製造方法では、例えばスパッタリング法によって、受光素子131のP型半導体層131aに到達するスルーホール136に電極133が形成され、受光素子131のn型半導体層131cに到達するスルーホール136に電極134が形成され、層間絶縁層74上(特に、層間絶縁層74のうちスルーホール136及び137が形成されない領域上)に、電極77が形成される。電極133、134及び77は、例えばモリブデン(Mo等)の金属を含んでいる。
他方で、図15(c)及び図15(d)に示すように、比較例の製造方法では、例えばスパッタリング法によって、受光素子131のP型半導体層131aに到達するスルーホール136に電極133が形成され、受光素子131のn型半導体層131cに到達するスルーホール136に電極134が形成され、スルーホール137及び137a並びに層間絶縁層74上(特に、スルーホール137に続く層間絶縁層74の領域上)に、電極77が形成される。
続いて、図16(a)に示すように、本実施形態の製造方法では、電極133、134及び77を覆い且つスルーホール137の側面及び底面を覆うように、層間絶縁層74上にパッシベーション層75が形成される。特に、スルーホール137が形成される部分に対しては、スルーホール137がパッシベーション層75で埋め尽くされないように、パッシベーション層75が薄膜状に又は薄い層状に形成されることが好ましい。
他方で、図16(b)に示すように、比較例の製造方法では、電極133、134及び77を覆うように、層間絶縁層74上にパッシベーション層75が形成される。
続いて、図17(a)に示すように、本実施形態の製造方法では、パッシベーション層75上に平坦化層76が形成される。このとき、平坦化層76は、パッシベーション層75のうちスルーホール137及び電極77が形成される領域以外の領域に形成される。つまり、平坦化層76は、TFT基板10の法線方向において、スルーホール137及び電極77(或いは、それらの一部)と重ならないようにパッシベーション層75上に形成される。
他方で、図17(b)に示すように、比較例の製造方法では、パッシベーション層75上に平坦化層76が形成される。このとき、平坦化層76は、パッシベーション層75のうち電極77の一部が形成される領域以外の領域に形成される。つまり、平坦化層76は、TFT基板10の法線方向において、電極77の一部と重ならないようにパッシベーション層75上に形成される。
続いて、図18(a)及び図18(b)に示すように、本実施形態の製造方法では、図14(a)及び図14(b)におけるエッチングで除去されずに残留しているバッファ層72の一部を貫通するスルーホール137aが形成される。同時に、パッシベーション層75を貫通して電極77に到達するスルーホール138が形成される。ここでは、例えば、フォトリソグラフィーによるパターニング(つまり、スルーホール137a及び138の形状に応じたパターニング)を行った後にウェットエッチングを行うことで、スルーホール137a及び138が形成される。
他方で、図18(c)及び図18(d)に示すように、比較例の製造方法では、パッシベーション層75を貫通して電極77に到達するスルーホール138が形成される。ここでは、例えば、フォトリソグラフィーによるパターニング(つまり、スルーホール138の形状に応じたパターニング)を行った後にウェットエッチングを行うことで、スルーホール138が形成される。
ここで、図18(a)及び図18(b)における工程では、スルーホール137aとスルーホール138とが同時に形成される。このため、本実施形態の製造方法では、図14(a)及び図14(b)における工程及び図18(a)及び図18(b)における工程の夫々において、1度ずつエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)を行えば足りる。つまり、スルーホール136、137、137a及び138を形成するために、合計2回のエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)を行えば足りる。
他方で、比較例の製造方法では、図14(a)及び図14(b)における工程でエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)を行った後、図14(c)及び図14(d)における工程でエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)を行い、更に図18(c)及び図18(d)における工程でエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)を行う必要がある。つまり、スルーホール136、137、137a及び138を形成するために、合計3回のエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)を行う必要がある。従って、本実施形態の製造方法において行われるエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)の回数と比較して、エッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)をより多く行う必要がある。
しかるに、本実施形態の製造方法によれば、スルーホール136、137、137a及び138を形成するために必要なエッチング(更には、フォトリソグラフィー等のパターニング等)が行われる回数を相対的に減らすことができる。より具体的には、スルーホール136及びスルーホール137を形成するためのエッチング(図14(a)及び図14(b)参照)を行った後に、残留しているバッファ層72の一部を除去することのみを目的とするエッチング(図14(c)及び図14(d)参照)を行う必要がなくなる。このため、液晶装置1を製造する際の工程を相対的には簡略化することができる。従って、本実施形態の製造方法によれば、液晶装置1を製造する際のコストの上昇や歩留まりの悪化を相対的には抑制することができる。従って、液晶装置1(特に、光センサ部130及び遮光層71を備える液晶装置1)をより好適に製造することができる。
その後、図19(a)及び図19(b)に示すように、本実施形態の製造方法では、平坦化層76の表面、並びにスルーホール137、137a及び138の側面及び底面を覆うよう画素電極9aが形成される。このとき、画素電極9aは、スルーホール137及び137aを介して遮光層71と接するように(或いは、電気的に接続されるように)形成される。同様に、画素電極9aは、スルーホール138を介して電極77と接するように(或いは、電気的に接続されるように)形成される。従って、遮光層71と電極77とは、画素電極9aを介して導通している。
他方で、図19(c)及び図19(d)に示すように、比較例の製造方法では、平坦化層76の表面、並びにスルーホール138の側面及び底面を覆うよう画素電極9aが形成される。このとき、画素電極9aは、スルーホール138を介して電極77と接するように(或いは、電気的に接続されるように)形成される。従って、遮光層71と画素電極9aとは、電極77を介して導通している。
ここで、本実施形態の製造方法によれば、遮光層71と電極77とは、典型的には平面状のパターンで形成される画素電極9aを介して導通している。従って、断線等の悪影響を受けにくくなる。
尚、上述の説明では、図18(a)及び図18(b)における工程で、フォトリソグラフィーによるパターニング(つまり、スルーホール137a及び138の形状に応じたパターニング)を行っている。つまり、スルーホール137a及び138が形成される領域を覆う(或いは、スルーホール137a及び138が形成される領域以外の領域を覆う)レジストを塗布した後にウェットエッチングを行っている。しかしながら、平坦化層76がパッシベーション層75のうちスルーホール137及び電極77が形成される領域以外の領域に形成されていることを考慮して、平坦化層76をマスクとして用いてウェットエッチングを行ってもよい。このように構成しても、スルーホール137a及び138を形成することができる。更には、フォトリソグラフィー等のパターニングの回数を相対的に減らすことができるため、液晶装置1を製造する際の工程をより一層簡略化することができる。
また、上述の説明では、層間絶縁層74上にパッシベーション層75が形成される例について説明している。しかしながら、層間絶縁層74上にパッシベーション層75が形成されなくともよい。この場合、図16(a)に示す工程が省略され、図17(a)に示す工程で層間絶縁層74上に平坦化層76が直接形成される。この場合、図17(a)に示す工程が行われた時点で電極77が露出している(つまり、実質的にはスルーホール138が形成されている)ため、図18(a)に示す工程では、スルーホール137aのみを形成するためのエッチングが行われる。このため、比較例に係る製造方法と比較して、スルーホール136、137、137a及び138を形成するために行われるエッチングの回数が減ることはない。しかしながら、平坦化層76をマスクとして用いてウェットエッチングを行うことでスルーホール137aが形成されるのであれば、比較例に係る製造方法と比較して、スルーホール136、137、137a及び138を形成するために行われるフォトリソグラフィー等のパターニングの回数を減らすことはできる。このため、液晶装置1を製造する際の工程を相応に簡略化することができる。従って、本実施形態の製造方法によれば、液晶装置1を製造する際のコストの上昇や歩留まりの悪化を相応に抑制することができる。従って、液晶装置1(特に、光センサ部130及び遮光層71を備える液晶装置1)を相応に好適に製造することができる。
また、上述の説明では、平坦化層76を形成した後にスルーホール137a及び138を形成する例について説明している。しかしながら、スルーホール137a及び138を形成した後に平坦化層76を形成してもよい。但し、スルーホール137a及び138を形成する際に用いられるマスクとして平坦化層76を用いる場合には、平坦化層76を形成した後にスルーホール137a及び138を形成することが好ましい。
或いは、平坦化層76を形成しなくともよい。この場合、スルーホール137a及び138を形成するためのパターニングを行うために、フォトリソグラフィーを行う必要があるものの、スルーホール136、137、137a及び138を形成するために行われるエッチングの回数を減らすことができるという効果は変わらずに享受することができる。
(4)電子機器
続いて、図20及び図21を参照しながら、上述の液晶装置1を具備してなる電子機器の例を説明する。
図20は、上述した液晶装置1が適用されたモバイル型のパーソナルコンピュータの斜視図である。図20において、コンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、上述した液晶装置1を含んでなる液晶表示ユニット1206とから構成されている。液晶表示ユニット1206は、液晶装置1の背面にバックライトを付加することにより構成されている。
次に、上述した液晶装置1を携帯電話に適用した例について説明する。図21は、電子機器の一例である携帯電話の斜視図である。図21において、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302とともに、半透過反射型の表示形式を採用し、且つ上述した液晶装置1と同様の構成を有する液晶装置1005を備えている。
これらの電子機器においても、上述した液晶装置1を含んでいるため、上述した各種効果を好適に享受することができる。
尚、図20及び図21を参照して説明した電子機器の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた直視型の液晶装置を備える装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に対して、上述した液晶装置1を適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 図1のH−H’断面図である。 光センサ部付近のより具体的な構成を概念的に示す断面図である。 光センサ部付近の構成を概念的に示すブロック図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図である。 本実施形態に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図である。 本実施形態に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図及び平面図である。 本実施形態に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図、並びに比較例に係る液晶装置の製造方法における一工程を示す断面図である。 液晶装置が適用されたモバイル型のパーソナルコンピュータの斜視図である。 液晶装置が適用された携帯電話の斜視図である。
符号の説明
1…液晶装置、9a…画素電極、10…TFT基板、20…対向基板、61…ブラックマトリクス、63…開口、71…遮光層、72…バッファ層、73…ゲート絶縁層、74…層間絶縁層、75…パッシベーション層、76…平坦化層、77…電極、110…光強度検出回路、120…バックライトコントローラ、130…光センサ部、131…フォトダイオード、132…フォトダイオード、133…電極、134…電極、135…電極、136…スルーホール、137…スルーホール、137a…スルーホール、138…スルーホール、140…バックライトモジュール、141…バックライト

Claims (7)

  1. 一対の基板間に電気光学物質が挟持されると共に、前記一対の基板のうちの一方の基板上に光を受光する受光素子を備える電気光学装置の製造方法であって、
    前記一方の基板上に遮光層を形成する遮光層形成工程と、
    前記遮光層を覆うように前記一方の基板上に第1絶縁層を形成する第1絶縁層形成工程と、
    前記第1絶縁層上の領域であって且つ前記遮光層に対向する領域に前記受光素子を形成する受光素子形成工程と、
    前記受光素子を覆うように前記第1絶縁層上に第2絶縁層を形成する第2絶縁層形成工程と、
    (i)前記第2絶縁層を貫通して前記受光素子に到達する第1スルーホールを形成すると共に、(ii)前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達する第2スルーホールのうち前記第2絶縁層を貫通し且つ積層方向における前記第1絶縁層の一部が残留するホール部分を形成するようにエッチング処理を行う第1エッチング工程と、
    前記受光素子に接続される受光素子用電極を前記第1スルーホールに形成すると共に、前記遮光層における電位を安定化させる遮光層用電極を前記第2絶縁層上に形成する電極形成工程と、
    前記受光素子用電極及び前記遮光層用電極を覆うように前記第2絶縁層上に第3絶縁層を形成する第3絶縁層形成工程と、
    (i)前記第2スルーホールが前記第3絶縁層及び第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達するように、前記ホール部分に残留している前記第1絶縁層の一部及び前記ホール部分に形成される前記第3絶縁層に対してエッチング処理を行うと共に、(ii)前記第3絶縁層を貫通して前記遮光層用電極に到達する第3スルーホールを形成するように前記エッチング処理を行う第2エッチング工程と、
    前記第2スルーホール及び前記第3スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続すると共に、前記電気光学物質に対して電界を印加するための電界印加用電極を形成する電界印加用電極形成工程と
    を備えることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 少なくとも前記ホール部分及び前記遮光層用電極が形成される領域以外の領域に平坦化層を形成する平坦化層形成工程を更に備え、
    前記第2エッチング工程は、前記平坦化層をマスクとして用いることで前記エッチング処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 一対の基板間に電気光学物質が挟持されると共に、前記一対の基板のうちの一方の基板上に光を受光する受光素子を備える電気光学装置の製造方法であって、
    前記一方の基板上に遮光層を形成する遮光層形成工程と、
    前記遮光層を覆うように前記一方の基板上に第1絶縁層を形成する第1絶縁層形成工程と、
    前記第1絶縁層上の領域であって且つ前記遮光層に対向する領域に前記受光素子を形成する受光素子形成工程と、
    前記受光素子を覆うように前記第1絶縁層上に第2絶縁層を形成する第2絶縁層形成工程と、
    (i)前記第2絶縁層を貫通して前記受光素子に到達する第1スルーホールを形成すると共に、(ii)前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達する第2スルーホールのうち前記第2絶縁層を貫通し且つ積層方向における前記第1絶縁層の一部が残留するホール部分を形成するようにエッチング処理を行う第1エッチング工程と、
    前記受光素子に接続される受光素子用電極を前記第1スルーホールに形成すると共に、前記遮光層における電位を安定化させる遮光層用電極を前記第2絶縁層上に形成する電極形成工程と、
    少なくとも前記ホール部分及び前記遮光層用電極が形成される領域以外の領域に平坦化層を形成する平坦化層形成工程と、
    前記第2スルーホールが前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達するように、前記平坦化層をマスクとして用いながら前記ホール部分に残留している前記第1絶縁層の一部に対してエッチング処理を行う第2エッチング工程と、
    前記第2スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続すると共に、前記電気光学物質に対して電界を印加するための電界印加用電極を形成する電界印加用電極形成工程と
    を備えることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  4. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される電気光学物質と、
    前記一対の基板のうちの一方の基板の前記電気光学物質に対向する側の面上に形成される遮光層と、
    前記遮光層を覆うように前記一方の基板上に形成される第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層上の領域であって且つ前記遮光層に対向する領域に形成される受光素子と、
    前記受光素子を覆うように前記第1絶縁層上に形成される第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層を貫通して前記受光素子に到達する第1スルーホールと、
    前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通して前記遮光層に到達する第2スルーホールと、
    前記第1スルーホールに形成されると共に前記受光素子に接続される受光素子用電極と、
    前記第2絶縁層上に形成されると共に前記遮光層における電位を安定化させる遮光層用電極と、
    前記第2スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続すると共に、前記電気光学物質に対して電界を印加するための電界印加用電極と
    を備えることを特徴とする電気光学装置。
  5. 前記受光素子用電極及び前記遮光層用電極を覆うように前記第2絶縁層上に形成される第3絶縁層と、
    前記第3絶縁層を貫通して前記遮光層用電極に到達する第3スルーホールと
    を更に備え、
    前記第2スルーホールは、前記第2絶縁層及び前記第1絶縁層に加えて前記第3絶縁層を貫通して前記遮光層に到達し、
    前記電界印加用電極は、前記第2スルーホール及び前記第3スルーホールを介して前記遮光層と前記遮光層用電極とを電気的に接続することを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 少なくとも前記第2スルーホール及び前記遮光層用電極が形成される領域以外の領域に形成される平坦化層を更に備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気光学装置。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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