JP2010019314A - 転動体を用いた支持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】転動体に生じる摩擦を低減することで支持機構としての耐久性を向上させることができ、しかも地中や水中などでも気中と同様に使用することができる。
【解決手段】ころ軸受1は、内輪2と、内輪2に対向する外輪3と、内輪2と外輪3との間で双方に接触する複数の円筒ころ4、4、…と、複数の円筒ころ4、4、…のうち隣り合う円筒ころ4、4どうしが接触しないようにその間に介装された間隔保持具10とを備え、内輪2と外輪3とが相対的に回転自在となっている。間隔保持具10は、互いに所定距離を保持した状態で回転軸11a、12aが平行な一対のローラ11、12と、これらローラ11、12の両端で回転軸11a、12aをそれぞれ連結するローラ連結材13とからなり、一つの円筒ころ4を挟んで隣り合う一方の間隔保持具10に対して間隔保持具連結材14によって連結されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、円筒ころや球体などの転動体を用いた支持機構に関する。
従来、機械的に回転する機能を有する機構において、その回転に伴う摩擦を低減するものとして、転がり軸受が知られている。転がり軸受は、軌道輪(外輪、内輪)と、球体(玉)又はころ等の転動体と、その転動体を保持するリテーナリング等の保持器とから構成されており、主として負荷の荷重方向によって、ラジアル軸受とスラスト軸受に区分されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−17825号公報
しかしながら、従来の転動体を用いた軸受では、以下のような問題があった。
すなわち、軸受の構成要素である保持器は、個々の転動体が互いに接触しないように隔離するためのものであるが、保持器と転動体とが接触するため、一般的にはその接触部分に潤滑剤を十分に供給する必要があり、供給量が不足していたり、軸受内にゴミや異物が混入すると、保持器と転動体との間の摩擦が大きくなり、この軸受を使用した回転機構の駆動力が増大するという欠点があるうえ、軸受の耐久性(寿命)が低下するという問題があった。
また、水中や地中で使用される機械の軸受は密封式となっているが、気中で使用する場合と比べると軸受内に異物が混入しやすい現状がある。とくに、例えば建設現場などの劣悪な条件下で使用される掘削機械の回転部などに使用される軸受では、故障の頻度が増えるといった問題があり、その点で改良する余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、転動体に生じる摩擦を低減することで支持機構としての耐久性を向上させることができ、しかも地中や水中などでも気中と同様に使用することができる転動体を用いた支持機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る転動体を用いた支持機構では、支持基盤と、支持基盤に対向する支持対象物と、支持基盤と支持対象物との間で双方に接触する複数の転動体と、複数の転動体のうち隣り合う転動体どうしが接触しないようにその間に介装された間隔保持具とを備え、支持基盤と支持対象物とが相対的にスライド自在又は回転自在となる構成とされる転動体を用いた支持機構であって、間隔保持具は、互いに所定距離を保持した状態で回転軸が平行な一対のローラと、これらローラの両端で回転軸をそれぞれ連結するローラ連結材とからなり、それぞれのローラが転動体に対して回転自在な状態で接していることを特徴としている。
本発明では、隣り合う転動体どうしが接触することがないうえ、転動体が間隔保持具の一対のローラのみに接触し、それらローラが転動体に対して回転自在である構成であり、支持基盤と支持対象物とが相対的にスライド又は回転する際には、転動する転動体の回転とともに一対のローラも回転するため、従来のように保持器によって各転動体が保持される構造の軸受などの支持機構と比べて、転動体とローラとの摩擦を低減することができる。
また、本発明に係る転動体を用いた支持機構では、間隔保持具は、一つの転動体を挟んで隣り合う一方の間隔保持具に対して間隔保持具連結材によって連結されていることが好ましい。
本発明では、二つの間隔保持具が双方の間で挟む一つの転動体を介して連結されているので、例えば転動体どうしの間隔が広がる場合であっても、その間隔において間隔保持具が傾いたり、移動して所定の位置に維持できなくなってローラが転動体に接触しなくなるといった不具合をなくすことができる。つまり、間隔保持具のローラのみが転動体に接触する状態を維持することができるので、転動体の摩擦を低減させることができる。
また、本発明に係る転動体を用いた支持機構では、支持基盤が上下方向で下側に配置されるとともに、支持対象物が上側に配置され、支持基盤には、転動体の回転軸方向の両側の位置にガイド部材が設けられ、支持対象物側に位置するローラの回転軸がガイド部材に載置した状態で支持されていることが好ましい。
本発明では、転動体どうしの間隔が広がる場合であっても、間隔保持具の支持対象物側に位置するローラがガイド部材に沿って移動可能に支持されているので、前記間隔において間隔保持具が傾いたりすることがなく、一対のローラを所定位置に保持することができるので、間隔保持具のローラのみが転動体に接触する状態を維持することができ、転動体の摩擦を低減させることができる。
本発明の転動体を用いた支持機構によれば、従来使用されている転動体用の保持器が不要となるうえ、転動体が間隔保持具の一対のローラのみに接触し、それらローラが転動体に対して回転自在である構成であるので、転動体に生じる摩擦を低減することができ、軸受などの支持機構としての耐久性の向上を図ることができる。
そして、潤滑剤を使用せずに転動体の摩擦を低減できる構造であるので、内部にごみ、水分、異物などが浸入して転動体と間隔保持具との間の接触摩擦が増大するといった不具合がなくなるので、水中、泥水中、地中などの悪い使用条件であっても気中と同様に使用することができ、例えば前記悪い条件で使用される掘削機械などにおいても本支持機構を適用することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態による転動体を用いた支持機構について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態によるころ軸受の構造を示す一部破断平面図、図2は図1に示すころ軸受の拡大図、図3は図2に示すA−A線矢視図、図4は間隔保持具の作用を説明するための図である。
図1に示す符号1は内外輪を有する回転運動用のころ軸受であり、本第1の実施の形態による支持機構に相当するものである。ころ軸受1は、例えば水中や地中で使用される掘削機械におけるカッタの回転機構などに適用されている。
すなわち、ころ軸受1(支持機構)は、リング状をなす内輪2(支持基盤)と、この内輪2に対向する外輪3(支持対象物)と、内輪2と外輪3との間で双方に接触する複数の円筒状の円筒ころ4、4、…(転動体)と、複数の円筒ころ4、4、…のうち隣り合う円筒ころ4、4が接触しないようにその間に介装された間隔保持具10とを備えて構成されている。
つまり、ころ軸受1は、円筒ころ4と間隔保持具10とがころ軸受1の周方向(軌道軸方向)に交互に配置され、間隔保持具10、10の相互間で一つの円筒ころ4を挟み込んで支持する構成であり、内輪2と外輪3とが円筒ころ4に接触しつつ相対的に回転自在となる構成となっている。
そして、図2及び図3に示すように、円筒ころ4、4、…の回転軸方向の両端側には、円筒ころ4の回転軸方向への移動を規制するためのガイド部材5、5(図2の二点鎖線)が内輪2に固定されている。ガイド部材5、5は、断面視でL字形状をなし、その一辺が内輪2の外周部2aに固定されている。
図2及び図3に示すように、間隔保持具10は、円筒ころ4の外径寸法よりも小さい離間距離を保持するとともに、回転軸11a、12aが平行な一対の外輪3側のローラ11、内輪2側のローラ12と、両ローラ11、12の両端で回転軸11a、12aをそれぞれ連結するローラ連結材13(13A、13B)とからなる。そして、間隔保持具10は、両ローラ11、12の回転軸11a、12aを結ぶ直線がリング状のころ軸受1の略径方向となるような向きで配置されている。
つまり、外輪3側のローラ11及び内輪2側のローラ12は、円筒ころ4、4の間に介装された状態で、複数の円筒ころ4、4、…の中心を通る中心軸線を挟んでほぼ対称となるとともに、両円筒ころ4、4に接するように配置されている。そして、外輪3側のローラ11における回転軸11aの軸端の軸受と、内輪2側のローラ12における回転軸12aの軸端の軸受とがローラ連結材13A、13Bによって連結された構成となっている。
また、間隔保持具10は、一つの円筒ころ4を挟んで隣り合う一方の間隔保持具10に対して間隔保持具連結材14(14A、14B)によって連結されている。具体的には、間隔保持具連結材14A、14Bは、その両端が外輪3側のローラ11、11における回転軸11a、11aのローラ連結材13A、13Bより外側の位置に回転自在に支持されている。
次に、本第1の実施の形態によるころ軸受1の作用について図面に基づいて説明する。
図2及び図3に示すように、本ころ軸受1では、隣り合う円筒ころ4、4どうしが接触することがないうえ、円筒ころ4が間隔保持具10の一対の外輪3側のローラ11及び内輪2側のローラ12のみに接触し、それらローラ11、12が円筒ころ4に対して回転自在である構成であり、内輪2と外輪3とが相対的に回転する際には、転動する円筒ころ4の回転とともに一対のローラ11、12も回転するため、従来のように保持器によって各転動体が保持される構造の軸受などの支持機構と比べて、円筒ころ4とローラ11、12との摩擦を低減することができる。
また、図4に示すように、二つの間隔保持具10、10が双方の間で挟む一つの円筒ころ4を介して連結されているので、例えば円筒ころ4、4どうしの間隔が広がる場合(図4に示す円筒ころ4、4の間の間隔S)であっても、その間隔Sにおいて間隔保持具10が傾いたり、移動して所定の位置に維持できなくなってローラ11、12が円筒ころ4に接触しなくなるといった不具合をなくすことができる。つまり、間隔保持具10のローラ11、12のみが円筒ころ4に接触する状態を維持することができるので、円筒ころ4の摩擦を低減させることができる。
上述のように本第1の実施の形態による転動体を用いた支持機構では、従来使用されている円筒ころ用の保持器が不要となるうえ、円筒ころ4が間隔保持具10の一対のローラ11、12のみに接触し、それらローラ11、12が円筒ころ4に対して回転自在である構成であるので、円筒ころ4に生じる摩擦を低減することができ、ころ軸受1の耐久性の向上を図ることができる。
そして、潤滑剤を使用せずに円筒ころの摩擦を低減できる構造であるので、内部にごみ、水分、異物などが浸入して円筒ころと間隔保持具10との間の接触摩擦が増大するといった不具合がなくなるので、水中、泥水中、地中などの悪い使用条件であっても気中と同様に使用することができ、例えば前記悪い条件で使用される掘削機械などにおいても本ころ軸受1を適用することができる。
次に、他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
図5は第2の実施の形態によるころ軸受の構造を示す部分展開図、図6は図5に示すころ軸受の平面図である。
図5及び図6に示す第2の実施の形態では、上述した第1の実施の形態の支持機構として回転運動用のころ軸受1(図2参照)としているが、これに代えて直線運動用のころ軸受1Aとしたものである。さらに、第2の実施の形態における第1の実施の形態と異なる構成は、第1の実施の形態では間隔保持具10、10どうしを間隔保持具連結材14A、14Bによって連結した構造としているが、これに代えて間隔保持具連結枠15を設けている点である。なお、図5及び図6では、円筒ころ4、4、…を挟持する本願発明の支持基盤、支持対象物に相当する部材が省略されている。なお、間隔保持具10の構成は、第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
ころ軸受1Aは、所定間隔をあけて直線状に配列された複数の円筒ころ4、4、…(本第2の実施の形態では4個)と、各円筒ころ4の配列方向で両側に設けられた間隔保持具10、10(本第2の実施の形態では5個)と、前記複数の円筒ころ4、4、…と間隔保持具10、10、…とを囲うようにして保持する間隔保持具連結枠15とから構成されている。間隔保持具連結枠15は、平面視で四角形状に枠組みされた形状をなしている。つまり、5個の間隔保持具10、10、…のうち円筒ころ4の前記配列方向で両端部に位置する間隔保持具10(これを符号10A、10Bとする)のローラ連結材13に間隔保持具連結枠15が固定された状態となっている。このような構成により、本ころ軸受1Aでは、複数の円筒ころ4、4、…を介して図示しない支持基盤と支持対象物とが相対的にスライドする構造となっている。
本第2の実施の形態では、各円筒ころ4は、一対のローラ11、12のみに接触した状態となり、それらローラ11、12が円筒ころ4に対して回転自在である構成であるため、図示しない支持基盤と支持対象物とが相対的にスライドする際には、転動する円筒ころ4の回転とともに一対のローラ11、12も回転することになる。そのため、第1の実施の形態と同様に円筒ころ4とローラ11、12との摩擦を低減することができ、ころ軸受1Aの耐久性の向上を図ることができる。
次に、図7は第3の実施の形態によるころ軸受の構造を示す部分展開図、図8は図7に示すB−B線矢視図である。
図7及び図8に示すように、第3の実施の形態は、第1の実施の形態のころ軸受1の間隔保持具連結材14(図2及び図3参照)を設けない構成となっている。すなわち、ころ軸受1Bは、単体の間隔保持具10がすべての円筒ころ4、4、…の相互間に独立した間隔保持具10を挟み込んだ状態となっている。間隔保持具10は、第1の実施の形態と同様であり、一対の外輪3側のローラ11、内輪2側のローラ12と間隔保持具連結材13(13A、13B)とからなる。
第3の実施の形態では、隣り合う円筒ころ4、4どうしが接触することがないうえ、円筒ころ4が間隔保持具10の一対のローラ11、12のみに接触し、それらローラ11、12が円筒ころ4に対して回転自在である構成であり、内輪2と外輪3とが相対的に回転する際には、転動する円筒ころ4の回転とともに一対のローラ11、12も回転するため、第1の実施の形態と同様に円筒ころ4とローラ11、12との摩擦を低減することができる。
次に、図9は第4の実施の形態によるころ軸受の構造を示す部分展開図、図10は図9に示すC−C線矢視図である。
図9及び図10に示すように、第4の実施の形態によるころ軸受1Cは、直線運動用の支持機構であり、上述した第3の実施の形態の間隔保持具10の形状が異なるとともに、第1の実施の形態のガイド部材5、5(図2、3参照)の寸法を特定した構造となっている。
すなわち、ころ軸受1Cでは、上下方向で下側に下側基盤2A(支持基盤)が設けられ、下側基盤2Aの上側に対向して上側基盤3A(支持対象物)が設けられている。そして、下側基盤2Aの上面2bには円筒ころ4の回転軸方向(図10の左右方向)の両側の位置においてガイド部材6、6(図9の二点鎖線)が設けられている。ガイド部材6は、二辺の平板(固定側平板6a、ガイド側平板6b)を断面視略L字状に組み合わせたアングルなどの鋼材からなり、その固定側平板6aが下側基盤2Aに固定されている。ガイド側平板6bの高さ寸法(つまり、下側基盤2Aと上側基盤3Aとの離間方向の寸法)は、ガイド部材6が固定された状態で、一対のローラ11、12がそれぞれ複数の円筒ころ4、4、…の中心を通る軌道線(図9に示す符号O)を挟んで下側基盤2A側及び上側基盤3A側にほぼ対称位置となるような寸法とされる。
また、上側基盤3A側のローラ11の回転軸11aには、その軸方向で両端部側がローラ連結材13A、13Bより突出させて延ばされ、その両端に係止板16、16が固定されている。そして、連結材13と係止板16とによって形成される凹部がガイド部材6の係止端6cに係合され、間隔保持具10の上側基盤3側のローラ11の回転軸11aがガイド部材6、6に載置した状態で支持された構成となっている。
本第4の実施の形態では、円筒ころ4、4どうしの間隔が広がる場合であっても、間隔保持具10の上側基盤3A側に位置するローラ11がガイド部材6、6に載置した状態で支持されているので、前記間隔において間隔保持具10が傾いたりすることがなく、一対のローラ11、12を所定位置に保持することができるので、間隔保持具10のローラ11、12のみが円筒ころ4に接触する状態を維持することができ、円筒ころ4の摩擦を低減させることができる。
以上、本発明による転動体を用いた支持機構の第1乃至第4の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1〜第4の実施の形態では転動体として円筒ころを採用しているが、これに限定されることはなく、球体であってもよい。
また、第1、3の実施の形態ではリング状の回転運動用の支持機構(ころ軸受1、1B)とし、第2、4の実施の形態では直線運動用の支持機構(ころ軸受1A、1C)としているが、第1〜4の実施の形態の支持機構の対象は、回転運動用、直線運動用のいずれの支持機構であってもかまわない。
さらに、円筒ころ4、間隔保持具10(ローラ11、12、ローラ連結材13)、間隔保持具連結材14、間隔保持具連結枠15などの形状、外径寸法等はとくに制限されることはなく、ころ軸受(支持機構)の大きさなどの条件に応じて任意に設定することができる。
本発明の第1の実施の形態によるころ軸受の構造を示す一部破断平面図である。 図1に示すころ軸受の拡大図である。 図2に示すA−A線矢視図である。 間隔保持具の作用を説明するための図である。 第2の実施の形態によるころ軸受の構造を示す部分展開図である。 図5に示すころ軸受の平面図である。 第3の実施の形態によるころ軸受の構造を示す部分展開図である。 図7に示すB−B線矢視図である。 第4の実施の形態によるころ軸受の構造を示す部分展開図である。 図9に示すC−C線矢視図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C ころ軸受(支持機構)
2 内輪(支持基盤)
2A 下側基盤(支持基盤)
3 外輪(支持対象物)
3A 上側基盤(支持対象物)
4 円筒ころ(転動体)
5、6 ガイド部材
10 間隔保持具
11 外輪側のローラ
12 内輪側のローラ
13 ローラ連結材
14 間隔保持具連結材
15 間隔保持具連結枠
16 係止板

Claims (3)

  1. 支持基盤と、該支持基盤に対向する支持対象物と、前記支持基盤と前記支持対象物との間で双方に接触する複数の転動体と、複数の前記転動体のうち隣り合う転動体どうしが接触しないようにその間に介装された間隔保持具とを備え、前記支持基盤と前記支持対象物とが相対的にスライド自在又は回転自在となる構成とされる転動体を用いた支持機構であって、
    前記間隔保持具は、互いに所定距離を保持した状態で回転軸が平行な一対のローラと、これらローラの両端で回転軸をそれぞれ連結するローラ連結材とからなり、
    それぞれの前記ローラが前記転動体に対して回転自在な状態で接していることを特徴とする転動体を用いた支持機構。
  2. 前記間隔保持具は、一つの転動体を挟んで隣り合う一方の前記間隔保持具に対して間隔保持具連結材によって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の転動体を用いた支持機構。
  3. 前記支持基盤が上下方向で下側に配置されるとともに、前記支持対象物が上側に配置され、
    前記支持基盤には、前記転動体の回転軸方向の両側の位置にガイド部材が設けられ、
    前記支持対象物側に位置するローラの回転軸が前記ガイド部材に載置した状態で支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の転動体を用いた支持機構。
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