JP2010018226A - 車両用シート飛出し防止部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が側方から衝撃を受けた場合に、衝撃を受けていない側のシートへ衝撃力をできるだけ伝達させることなく、シートに着座している乗員の空間を確保する。
【解決手段】車室内の車幅方向に並んで設置される1対のシート10,12の間に設けられるとともに、車体のフロア部材22に固定される底部と、車両の前後方向に延びるようにその底部の車幅方向の両端部に固定的に立設された1対の側壁部42とを有する概して溝形の金属製の車両用シート飛出し防止部材20において、車両が側方から衝撃を受けた場合に、1対のシートの各々が1対のシートの間の空間へ飛出すことを、1対の側壁部のうちのその各々に近い方の側壁部にその各々を当接させて防止するように構成する。このように構成することで、衝撃を受けていない側のシートへ衝撃力をできるだけ伝達させることなく、乗員の着座するための空間を確保することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車室内の車幅方向に並んで配置される1対のシートの間に設けられて、車両が側方から衝撃を受けた場合における1対のシートの各々の1対のシートの間の空間への飛び出しを防止する車両用シート飛出し防止部材に関する。
車両が側方から衝撃を受けた場合において、乗員が安全にシートに着座するための空間を確保する必要がある。そのことに関連する技術として、下記特許文献には、側方からの衝撃力を、1対のシートのうちの衝撃を受けた側のシートからもう一方のシートへ伝達することが可能な部材を1対のシートの間に設けることで、乗員の安全な空間を確保する技術が記載されている。
特開平5−301551号公報 実開平3−26652号公報
上記特許文献に記載の部材は、側方からの衝撃力を衝撃を受けた側のシートから衝撃を受けていない側のシートへ伝達することから、側方からの衝撃力が、衝撃を受けた側のシートに着座している乗員のみならず、衝撃を受けていない側のシートに着座している乗員にまで伝達される虞がある。本発明は、車両が側方から衝撃を受けた場合に、衝撃を受けていない側のシートに衝撃力をできるだけ伝達させることなく、乗員が安全に着座するための空間を確保可能な部材を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シート飛出し防止部材は、車室内の車幅方向に並んで設置される1対のシートの間に設けられるとともに、車体のフロア部材に固定される底部と、車両の前後方向に延びるようにその底部の車幅方向の両端部に固定的に立設された1対の側壁部とを有する概して溝形の金属製の部材であって、車両が側方から衝撃を受けた場合に、1対のシートの各々が1対のシートの間の空間へ飛出すことを、1対の側壁部のうちのその各々に近い方の側壁部にその各々を当接させて防止するように構成される。
本発明の車両用シート飛出し防止部材においては、車両が側方から衝撃を受けた場合におけるシートの移動は、そのシートが側壁部に当接して停められることで、その座席に着座する乗員の空間を確保することができる。したがって、本発明の車両用シート飛出し防止部材によれば、例えば、衝撃を受けていない側のシートへ衝撃力をできるだけ伝達させることなく、乗員が安全に着座するための空間を確保することが可能となる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、それらの発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(4)項が請求項2に、(5)項が請求項3に、(6)項が請求項4に、(7)項と(8)項とを合わせたものが請求項5に、それぞれ相当する。
(1)車室内の車幅方向に並んで設置される1対のシートの間に設けられるとともに、
車体のフロア部材に固定される底部と、車両の前後方向に延びるように前記底部の車幅方向の両端部に固定的に立設された1対の側壁部とを有する概して溝形の金属製の部材であって、
当該車両が側方から衝撃を受けた場合に、前記1対のシートの各々が前記1対のシートの間の空間へ飛出すことを、前記1対の側壁部のうちのその各々に近い方の側壁部にその各々を当接させて防止する車両用シート飛出し防止部材。
車両が側方から衝撃を受けた場合において、シートに着座している乗員の空間を確保する必要があり、そのような場合の乗員の空間を確保するべく、側方からの衝撃力を、1対のシートのうちの衝撃を受けた側のシートからもう一方のシートへ伝達することが可能な部材が検討されている。このような部材においては、乗員の着座するための空間を確保することは可能であるが、側方からの衝撃力が、衝撃を受けていない側のシートに着座している乗員にまで伝達される虞がある。本項に記載の態様の車両用シート飛出し防止部材においては、衝撃力を1対のシートのうちの衝撃を受けた側のシートからもう一方のシートへ伝達することで、乗員の着座するための空間を確保するのではなく、シートが1対のシートの間の空間へ飛出すことを防止することで、乗員の着座空間を確保するのである。したがって、本項に記載の態様のシート飛出し防止部材によれば、衝撃を受けていない側のシートに側方からの衝撃力を殆ど伝達することなく、着座している乗員の空間を確保することが可能となる。
1対のシートの間には、コンソールボックスが設けられている場合があり、コンソールボックスは合成樹脂製の部材によって構成されていることが多い。車両の側面衝突時等において、比較的重量のあるシートの飛出しをそのような合成樹脂製の部材によって防止することは困難であるが、本項に記載の飛び出し防止部材は金属製であることから、本項に記載のその部材によれば、車両の側面衝突時等におけるシートの上記空間への飛出しを適切に防止することが可能である。
本項に記載の飛び出し防止部材は、溝形の部材であることから、底部と1対の側壁部の各々とに囲まれる空間を活用することが可能である。具体的に言えば、後で詳しく説明するように、駐車ブレーキ用のケーブルを保持するブラケットを底部の上面に設けることで、飛出し防止部材をケーブルブラケットとして利用することが可能である。また、その空間をコンソールボックスとして利用することも可能である。
本項に記載の「底部」は、車両の側面衝突時等にシートが側壁部に当接してもフロア部材から外れないように固定される必要があり、具体的には、例えば、ボルト締結,溶接等によってフロア部材に固定されることが望ましい。
(2)当該車両用シート飛出し防止部材が、
板状の部材が折り曲げられて成形されたものである(1)項に記載の車両用シート飛出し防止部材。
本項に記載の態様の部材においては、その部材の成形方法が限定されており、比較的容易、かつ、安価にその部材を成形することが可能である。
(3)前記板状の部材の厚さが、3mm以上かつ6mm以下である(2)項に記載の車両用シート飛出し防止部材。
車両の側面衝突時等に比較的重量のあるシートの飛出しを適切に防止するという観点からすれば、板状の部材は厚いほうが望ましいが、車両重量の軽量化という観点からすれば、板状の部材は薄いほうが望ましい。したがって、本項に記載の態様の部材によれば、例えば、車両重量の軽量化を図りつつ、車両の側面衝突時等のシートの上記空間への飛出しを適切に防止することが可能である。
(4)当該車両用シート飛出し防止部材が、
前記1対の側壁部の各々をそれら1対の側壁部のうちのその各々とは異なる方の側へ倒れ難くする補強リブ部を有する(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の車両用シート飛出し防止部材。
本項に記載の態様の部材においては、その部材の重量をさほど増加させること無く、車両の側面衝突時等にシートの飛出しを防止する際に側壁部を倒れ難くすることが可能となる。車両用シート飛出し防止部材が、板状の部材が折り曲げられて成形されたものであるような場合は、車両の側面衝突時等にシートの飛出しを防止する際にその部材の折り曲げられた部分から変形して側壁部が倒れ易いことから、その折り曲げられた部分を変形し難くする必要がある。したがって、本項に記載の態様は、板状の部材が折り曲げられて成形された車両用シート飛出し防止部材に対して好適な態様である。なお、本項に記載の「補強リブ」は、それの具体的な構造が特に限定されるものではなく、例えば、三角リブ,L型リブ等の種々の構造のものを採用することが可能である
(5)当該車両用シート飛出し防止部材が、
前記底部の上面に固定的に設けられて、後輪に対応して設けられる駐車ブレーキとその駐車ブレーキを操作する駐車ブレーキ操作部材とを連結するケーブルを保持するケーブルブラケット部を有する(1)項ないし(4)項のいずれか1つに記載の車両用シート飛出し防止部材。
駐車ブレーキは、それの操作部材である駐車ブレーキ操作部材に入力された操作力がケーブルを介して駐車ブレーキに伝達されて作動する構造とされている。駐車ブレーキ操作部材は運転者の操作しやすい位置に設けられており、後輪に対応して設けられる駐車ブレーキは後輪の近くに設けられている。このため、駐車ブレーキ用のケーブルは、1対のシートの間を通って、駐車ブレーキとその操作部材とを連結することが多い。本項に記載の態様の部材によれば、その部材の内部の空間を利用して駐車ブレーキ用のケーブルを車体に保持することが可能となることから、そのケーブルを保持する専用のブラケットを敢えて設ける必要が無くなる。
また、駐車ブレーキ用のケーブルは、上述したように、1対のシートの間を通って配線されることが多いことから、1対のシートの間に、そのケーブル専用のブラケットが設けられることもある。また、駐車ブレーキ用のケーブルは、運転者による操作力を伝達するものであり、その操作力によってケーブルが引きずられないようにケーブルブラケットは金属製の部材とされていることが多い。したがって、1対のシートの間のフロア部材に固定される金属製のケーブルブラケットに上記1対の側壁部を立設させれば、そのブラケットが車両の側面衝突時等にシートの飛出しを防止することが可能となる。つまり、本項に記載の態様の部材は、1対のシートの間に設けられた金属製の駐車ブレーキ用のケーブルブラケットに上記1対の側壁部を立設させた部材であって、ケーブルを保持する機能に加えて、車両の側面衝突時等にシートの飛出しを防止する機能をも有していると考えることができる。
(6)前記駐車ブレーキ操作部材が、足踏み式の操作部材である(5)項に記載の車両用シート飛出し防止部材。
駐車ブレーキ操作部材が1対のシートの間のフロア部材に設けられるレバー式の操作部材であるような場合には、レバー式の操作部材の備える棒状の操作レバーによって、車両の側面衝突時等にシートの飛出しをある程度は抑制することが可能である。このことに鑑みれば、1対のシートの間に操作部材が設けられない足踏み式の駐車ブレーキシステムを採用する車両において、このシート飛出し防止部材を採用するメリットは大きい。
(7)前記1対のシートの各々が、乗員が着座する座部を有し、
当該車両用シート飛出し防止部材が、
前記1対の側壁部の各々の上端が、前記1対のシートのうちの自身に近い方の座部の最も高さの高い箇所より5cm低い位置より上方に位置する構造とされた(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載の車両用シート飛出し防止部材。
車両の側面衝突時等にシートの飛出しを適切に防止するという観点からすれば、側壁部の高さは高いほうが望ましい。したがって、本項に記載の部材によれば、車両の側面衝突時等にシートの上記空間への飛出しを適切に防止することが可能である。なお、本項に記載の「上端」は、側壁部の上方の縁の最も高い箇所を示すものである。つまり、側壁部の上方の縁の高さが一定でない場合には、本項に記載の部材は、1対の側壁部の各々の上方の縁の少なくとも一部が所定の位置より上方に位置する構造であればよい。
(8)前記1対のシートの各々が、乗員が着座する座部を有し、
当該車両用シート飛出し防止部材が、
前記1対の側壁部の各々の上端が、前記1対のシートのうちの自身に近い方のシートの座部の最も高さの高い箇所より5cm高い位置より下方に位置する構造とされた(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載の車両用シート飛出し防止部材。
側壁部の高さは、シートの飛出し防止という観点からすれば、高いほうが望ましいが、側壁部の上端がシートの座部より上方に出っ張りすぎると、室内空間の快適さを損なう虞がある。このため、本項に記載の部材においては、側壁部の上端がシートの座部より上方に出過ぎないようにされている。本項に記載の「上端」も、側壁部の上方の縁の最も高い箇所を示すものであり、側壁部の上方の縁の高さが一定でない場合には、本項に記載の部材は、1対の側壁部の各々の上方の縁の全部が所定の位置より下方に位置する構造とされる。
以下、請求可能発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本請求可能発明は、下記実施例の他、前記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
図1に、運転席10と助手席12との間に配設される請求可能発明の駐車ブレーキケーブルブラケット20を示す。1対のシートとしての運転席10と助手席12とは、フロア部材としてのフロアパネル22と左右のドア24,26とルーフパネル(図示省略)とによって形成される車室内に、車幅方向に並んで設置されている。フロアパネル22の車幅方向の中央部には、車両の前後方向に延びるフロアトンネル部28が形成されており、フロアパネル22の車幅方向の両端部には、車両の前後方向に延びる1対のサイドシル30が接合されている。さらに、フロアパネル22の上面には、車幅方向に延びるように設けられてサイドシル30とフロアトンネル部28とを連結するクロスメンバ32が1対設けられている。
クロスメンバ32の上面には、車両の前後方向に延びるように1対のスライドロアレール34が固定されており、それら1対のスライドロアレール34に対応して運転席10の下部に車両の前後方向に延びるように1対のスライドアッパレール36が固定されている。そして、それら1対のスライドロアレール34と1対のスライドアッパレール36とが組み合わされて、運転席10が車両の前後方向にスライド可能とされている。なお、助手席12も同様の構造とされ、車両の前後方向にスライド可能とされている。
運転席10と助手席12との間に位置するフロアトンネル部28の上面には、断面が略U字形状の金属製の駐車ブレーキケーブルブラケット(以下、単に「ケーブルブラケット」と略す場合がある)20がボルト締結されている。図2にケーブルブラケット20のみを斜視図にて示す。ケーブルブラケット20は、板厚4.5mmの板状の部材である金属プレートが折り曲げられて成形されたものであり、概して溝形の形状とされている。ケーブルブラケット20は、四隅にボルト締結用の穿孔が形成された底部40と、その底部40の車幅方向の両端に立設される1対の側壁部42とを含んで構成されている。底部40と側壁部42との連結箇所には、補強リブ部としての金属製のL型リブ44が等間隔で固着されており、それらL型リブ44によって底部40と側壁部42との連結箇所の曲げ強度が比較的高くされている。つまり、1対の側壁部42の各々が内側に倒れ難くされている。
また、ケーブルブラケット20の底部40の上面には、駐車ブレーキ用のケーブルを保持するための金属製のケーブル保持部材50が1対固着されている。駐車ブレーキ用のケーブル52は、図3に示すように、左右の後輪54に対応して設けられた駐車ブレーキシステムの本体としての1対の駐車ブレーキ56に連結される1対の本体側ケーブル58と、それら1対の駐車ブレーキ56を操作する駐車ブレーキ操作部材としての駐車ブレーキペダル60に連結されるペダル側ケーブル62と、1対の本体側ケーブル58とペダル側ケーブル62とを連結するイコライザ65とを備えている。ちなみに、後輪54,駐車ブレーキ56,駐車ブレーキペダル60は縮小して図示されている。
ペダル側ケーブル62は、ペダル側インナケーブル66とペダル側アウタケーブル68とから構成されており、ペダル側インナケーブル66によって駐車ブレーキペダル60とイコライザ65とが連結されている。また、1対の本体側ケーブル58の各々は、本体側インナケーブル70と本体側アウタケーブル72とから構成されており、本体側インナケーブル70によって駐車ブレーキ56とイコライザ65とが連結されている。そして、1対の本体側アウタケーブル72の各々が、ケーブルブラケット部としての1対のケーブル保持部材50の各々に固定的に保持されている。このような構造によって、駐車ブレーキペダル60に入力された操作力が、ケーブル52を介して駐車ブレーキ56に伝達され、駐車ブレーキ56が作動するようにされている。
また、図1に示すように、ケーブルブラケット20の外周部には、それの前後方向の部分と1対の側壁部42とを覆う合成樹脂製の枠部材80が外嵌されており、ケーブルブラケット20の内側には、合成樹脂製の有底枠部材82が嵌められている。その有底枠部材82は小物入れ等として利用可能なコンソールボックスとして機能している。なお、その有底枠部材82の開放された上面には、その上面の開閉が可能な蓋部材84が設けられている。
当該車両に設けられるケーブルブラケット20は、1対の側壁部42を有しており、それら1対の側壁部42の上端の高さは、図1に示すように、乗員の着座する座席10,12の座部88の最も高さの高い箇所と同程度とされている。このため、例えば、当該車両が側方から衝撃を受けた際に、その衝撃によって、衝撃を受けた側の座席が反対側の座席に向って移動するような場合には、衝撃を受けた側の座席がケーブルブラケット20の側壁部42に当接して、その座席の移動が停められる。具体的に言えば、例えば、図4に示すように、当該車両に助手席12側から他の車両が衝突した場合には、衝突の衝撃によって、助手席12が、運転席10と助手席12との間の空間に飛出そうとする。この際、助手席12がケーブルブラケット20の側壁部42に当接することで、助手席12の上記空間への飛出しが防止されて、助手席12の乗員が着座するための空間を確保することが可能となる。つまり、ケーブルブラケット20は、当該車両が側方から衝撃を受けた場合に、1対の座席10,12の各々がそれら1対の座席10,12の間の空間に飛出すことを防止する車両用シート飛出し防止部材として機能するのである。このように、運転席と助手席との間のフロア部材に固定的に設けられる金属製のケーブルブラケットに、上述したような1対の側壁部を立設するだけで、車両の側面衝突時等において乗員が着座するための空間を確保することが可能となるのである。
車両の内部を車両の前方からの視点において模式的に示す図である。 請求可能発明の車両用シート飛出し防止部材を模式的に示す斜視図である。 図2の車両用シート飛出し防止部材を上方からの視点において模式的に示す図である。 車両の側面に衝突された際の車両の内部を車両の前方からの視点において模式的に示す図である。
符号の説明
10:運転席(1対のシート) 12:助手席(1対のシート) 20:駐車ブレーキケーブルブラケット(車両用シート飛出し防止部材) 22:フロアパネル(フロア部材) 40:底部 42:1対の側壁部 44:L型リブ(補強リブ部) 50:1対のケーブル保持部材(ケーブルブラケット部) 52:駐車ブレーキ用ケーブル 56:駐車ブレーキ 60:駐車ブレーキペダル(駐車ブレーキ操作部材) 88:座部

Claims (5)

  1. 車室内の車幅方向に並んで設置される1対のシートの間に設けられるとともに、
    車体のフロア部材に固定される底部と、車両の前後方向に延びるように前記底部の車幅方向の両端部に固定的に立設された1対の側壁部とを有する概して溝形の金属製の部材であって、
    当該車両が側方から衝撃を受けた場合に、前記1対のシートの各々が前記1対のシートの間の空間へ飛出すことを、前記1対の側壁部のうちのその各々に近い方の側壁部にその各々を当接させて防止する車両用シート飛出し防止部材。
  2. 当該車両用シート飛出し防止部材が、
    前記1対の側壁部の各々をそれら1対の側壁部のうちのその各々とは異なる方の側へ倒れ難くする補強リブ部を有する請求項1に記載の車両用シート飛出し防止部材。
  3. 当該車両用シート飛出し防止部材が、
    前記底部の上面に固定的に設けられて、後輪に対応して設けられる駐車ブレーキとその駐車ブレーキを操作する駐車ブレーキ操作部材とを連結するケーブルを保持するケーブルブラケット部を有する請求項1または請求項2に記載の車両用シート飛出し防止部材。
  4. 前記駐車ブレーキ操作部材が、足踏み式の操作部材である請求項3に記載の車両用シート飛出し防止部材。
  5. 前記1対のシートの各々が、乗員が着座する座部を有し、
    当該車両用シート飛出し防止部材が、
    前記1対の側壁部の各々の上端が、前記1対のシートのうちの自身に近い方の座部の最も高さの高い箇所より5cm低い位置より上方に位置するとともに、その箇所より5cm高い位置より下方に位置する構造とされた請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の車両用シート飛出し防止部材。
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