JP2010018132A - インフレータの組立方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒状ボトル22とガス発生部間が第1破裂板35で閉塞され、筒状ボトル22とディフューザ部40間が第2破裂板10で閉塞されたインフレータ20の組立方法であって、(a)筒状ボトル22とガス発生部ハウジング30(ガス発生剤34と点火器32は含んでない)を接合し、それらの間を第1破裂板35で閉塞する工程、(b)筒状ボトル22とディフューザ部40の間を貫通孔15を有する第2破裂板10で閉塞する工程、(c)第2破裂板10の貫通孔15からガスを充填した後、貫通孔15を閉塞する工程、(d)ガス発生部ハウジング30内にガス発生剤34と点火器32を収容する工程、(e)筒状ボトル22とディフューザ部40を接合する工程、を有している。
【選択図】図1
Description
〔請求項1〕
筒状ボトルと、
前記筒状ボトルの一端側開口部に接続された、ガス発生剤と点火手段がガス発生部ハウジングに収容されたガス発生部と、
前記筒状ボトルの他端側開口部に接続された、ガス排出口を有するディフューザ部とを有しており、
前記筒状ボトルと前記ガス発生部との間が第1破裂板で閉塞され、前記筒状ボトルと前記ディフューザ部の間が第2破裂板で閉塞されたインフレータの組立方法であって、
(a)前記筒状ボトルと前記ガス発生部ハウジング(但し、ガス発生剤と点火手段は含んでいない)を接合し、かつそれらの間が前記第1破裂板で閉塞された状態にする工程、
(b)前記筒状ボトルの前記ディフューザ部と接合する開口部を、貫通孔を有する第2破裂板で閉塞する工程、
(c)前記第2破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(d)前記ガス発生部ハウジング内にガス発生剤と点火手段を収容する工程、
(e)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部を接合する工程、
を有している、インフレータの組立方法。
請求項1記載のインフレータの組立方法において、
前記(a)工程において、前記筒状ボトルとして、前記ガス発生部ハウジングと接合する開口部とは反対側の開口部が、第2破裂板となる貫通孔を有する閉塞部材で閉塞されたものを使用して、前記筒状ボトルと前記ガス発生部ハウジングを接合し、かつそれらの間を第1破裂板で閉塞した後、(b)工程の組立を行わず、
(c)前記第2破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(d)前記ガス発生部ハウジング内にガス発生剤と点火手段を収容する工程、
(e)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部を接合する工程、
を有している、インフレータの組立方法。
前記(a)工程において、前記ガス発生部ハウジングとして、前記ガス発生剤と前記点火手段の収容口となる開口部と反対側が閉塞され、前記閉塞部が第1破裂板となるものを使用する、請求項1又は2記載のインフレータの組立方法。
筒状ボトルと、
前記筒状ボトルの一端側開口部に接続された、ガス発生剤と点火手段がガス発生部ハウジングに収容されたガス発生部と、
前記筒状ボトルの他端側開口部に接続された、ガス排出口を有するディフューザ部とを有しており、
前記筒状ボトルと前記ガス発生部との間が第1破裂板で閉塞され、前記筒状ボトルと前記ディフューザ部の間が第2破裂板で閉塞されたインフレータの組立方法であって、
(a)前記ガス発生部ハウジングとして、前記ガス発生剤と前記点火手段の収容口となる開口部と反対側の開口部が、第1破裂板となる貫通孔を有する閉塞部材で閉塞されたものを使用して、前記ガス発生部ハウジング(但し、ガス発生剤と点火手段は含んでいない)と前記筒状ボトルを接合する工程、
(b)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部を接合し、それらの間が第2破裂板で閉塞されるようにする工程、
(c)前記第1破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(d)前記ガス発生部ハウジング内にガス発生剤と点火手段を収容する工程、
を有している、インフレータの組立方法。
一端側が閉塞された筒状ボトルと、
前記筒状ボトルの他端側開口部に接続された、ガス排出口を有し、点火手段が収容されたディフューザ部を有しており、
前記筒状ボトルと前記ディフューザ部の間が破裂板で閉塞されたインフレータの組立方法であって、
(a)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部(但し、点火手段は含んでいない)を接合し、かつそれらの間が貫通孔を有する破裂板で閉塞された状態にする工程、
(b)前記破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(c)ディフューザ部内に点火手段を収容する工程、
を有している、インフレータの組立方法。
図1〜図3により、本発明の組立方法の一実施形態について説明する。図1は、本発明の組立方法を適用して組み立てたインフレータ20の軸方向断面図である。図2(a)は、図1のインフレータ20の組立で使用した破裂板の一面から見た斜視図、図2(b)は反対面から見た斜視図である。図3(a)は、他の破裂板の一面から見た斜視図、図3(b)は反対面から見た斜視図である。
まず、両端が開口した状態である筒状ボトル22の一端側開口部とガス発生部ハウジング30の接触部を溶接し、それらの間を第1破裂板35で閉塞された状態にする。
次の工程にて、筒状ボトル22の他端側開口部にディフューザ部40を取り付ける前に第2破裂板10を溶接固定して閉塞する。なお、この工程では、第2破裂板10はピン19がなく、貫通孔15が存在している状態である。
次の工程にて、第2破裂板10の貫通孔15からガスを充填した後、貫通孔15を閉塞する。
次の工程にて、ガス発生部ハウジング30内にガス発生剤34と点火器32を収容する。点火器32は、ガス発生部ハウジング30の開口部周縁31をかしめて固定する。ガス発生剤34は、例えば特開2003−226222号公報に開示されている組成のものを使用することができる。
次の工程にて、筒状ボトル22と複数のガス排出口41を有するディフューザ部40を、それらの接触部において溶接固定する。
本実施形態は、第1の実施形態とは、(a)工程が異なることと、(b)工程がないことを除いて、他の工程は同様である。
(a)工程では、図4に示す筒状ボトル22を用いる。図4に示す筒状ボトル22は、ディフューザ部40に接続する側の開口部が、筒状ボトル22と一体に成形された第2破裂板10で閉塞されたものである。第2破裂板10は、筒状ボトル22と一体に成形されていることを除いて、図2又は図3で示した破裂板と同じものである。
図5により、本発明の組立方法の他実施形態について説明する。図5は、本発明の組立方法を適用して組み立てたインフレータの軸方向断面図である。
まず、両端が開口した状態である筒状ボトル22の一端側開口部とガス発生部ハウジング30の接触部を溶接固定する。ガス発生部ハウジング30は、図示するとおり、ガス発生部ハウジング30と第1破裂板35が予め一体に成形されたものを用いている。そして、第1破裂板35は、中心部にガス充填孔となる貫通孔37を有している。この工程では、貫通孔37はピン38で閉塞されていない。第1破裂板35は、環状の溝36を有しており、溝36が脆弱部となる。第1破裂板35は、ガス発生部ハウジング30と一体に成形されていることを除いて、図2又は図3で示した破裂板と同じものである。
次の工程にて、筒状ボトル22の残った開口部を第2破裂板10で閉塞した後、ディフューザ部40を溶接固定する。この工程では、筒状ボトル22として、図4に示すような筒状ボトル22と第2破裂板10が一体に成形されたものを用いることもできる。
次の工程にて、第1破裂板35の貫通孔(ガス充填孔)37からガスを充填した後、貫通孔37にピン38を差し込んだ後、第1破裂板35とピン38を一緒に溶接して閉塞する。
次の工程にて、ガス発生部ハウジング30内にガス発生剤34と点火器32を収容する。なお、第2破裂板10を筒状ボトル22と別体とした場合、(a)工程と(b)工程を入れ替えてもよく、第2破裂板10をガス発生部ハウジング30側から挿入し、固定することもできる。
図6により、本発明の組立方法である他実施形態について説明する。図6は、本発明の組立方法を適用して組み立てたインフレータ70の軸方向断面図である。
まず、一端側が閉塞された筒状ボトル72の開口部とディフューザ部80を溶接固定する。
次の工程にて、破裂板35の貫通孔(ガス充填孔)37から、筒状ボトル72内の空間(ガス充填室73)にガスを充填した後、貫通孔37にピン38を差し込んだ後、破裂板35とピン38を一緒に溶接して閉塞する。
次の工程にて、ディフューザ部80内に点火器32を収容して、開口部周縁83をかしめて固定する。
15 貫通孔
19 ピン
20 インフレータ
22 筒状ボトル
30 ガス発生部ハウジング
40 ディフューザ部
Claims (5)
- 筒状ボトルと、
前記筒状ボトルの一端側開口部に接続された、ガス発生剤と点火手段がガス発生部ハウジングに収容されたガス発生部と、
前記筒状ボトルの他端側開口部に接続された、ガス排出口を有するディフューザ部とを有しており、
前記筒状ボトルと前記ガス発生部との間が第1破裂板で閉塞され、前記筒状ボトルと前記ディフューザ部の間が第2破裂板で閉塞されたインフレータの組立方法であって、
(a)前記筒状ボトルと前記ガス発生部ハウジング(但し、ガス発生剤と点火手段は含んでいない)を接合し、かつそれらの間が前記第1破裂板で閉塞された状態にする工程、
(b)前記筒状ボトルの前記ディフューザ部と接合する開口部を、貫通孔を有する第2破裂板で閉塞する工程、
(c)前記第2破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(d)前記ガス発生部ハウジング内にガス発生剤と点火手段を収容する工程、
(e)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部を接合する工程、
を有している、インフレータの組立方法。 - 請求項1記載のインフレータの組立方法において、
前記(a)工程において、前記筒状ボトルとして、前記ガス発生部ハウジングと接合する開口部とは反対側の開口部が、第2破裂板となる貫通孔を有する閉塞部材で閉塞されたものを使用して、前記筒状ボトルと前記ガス発生部ハウジングを接合し、かつそれらの間を第1破裂板で閉塞した後、(b)工程の組立を行わず、
(c)前記第2破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(d)前記ガス発生部ハウジング内にガス発生剤と点火手段を収容する工程、
(e)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部を接合する工程、
を有している、インフレータの組立方法。 - 前記(a)工程において、前記ガス発生部ハウジングとして、前記ガス発生剤と前記点火手段の収容口となる開口部と反対側が閉塞され、前記閉塞部が第1破裂板となるものを使用する、請求項1又は2記載のインフレータの組立方法。
- 筒状ボトルと、
前記筒状ボトルの一端側開口部に接続された、ガス発生剤と点火手段がガス発生部ハウジングに収容されたガス発生部と、
前記筒状ボトルの他端側開口部に接続された、ガス排出口を有するディフューザ部とを有しており、
前記筒状ボトルと前記ガス発生部との間が第1破裂板で閉塞され、前記筒状ボトルと前記ディフューザ部の間が第2破裂板で閉塞されたインフレータの組立方法であって、
(a)前記ガス発生部ハウジングとして、前記ガス発生剤と前記点火手段の収容口となる開口部と反対側の開口部が、第1破裂板となる貫通孔を有する閉塞部材で閉塞されたものを使用して、前記ガス発生部ハウジング(但し、ガス発生剤と点火手段は含んでいない)と前記筒状ボトルを接合する工程、
(b)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部を接合し、それらの間が第2破裂板で閉塞されるようにする工程、
(c)前記第1破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(d)前記ガス発生部ハウジング内にガス発生剤と点火手段を収容する工程、
を有している、インフレータの組立方法。 - 一端側が閉塞された筒状ボトルと、
前記筒状ボトルの他端側開口部に接続された、ガス排出口を有し、点火手段が収容されたディフューザ部を有しており、
前記筒状ボトルと前記ディフューザ部の間が破裂板で閉塞されたインフレータの組立方法であって、
(a)前記筒状ボトルと前記ディフューザ部(但し、点火手段は含んでいない)を接合し、かつそれらの間が貫通孔を有する破裂板で閉塞された状態にする工程、
(b)前記破裂板の貫通孔からガスを充填した後、前記貫通孔を閉塞する工程、
(c)ディフューザ部内に点火手段を収容する工程、
を有している、インフレータの組立方法。
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