JP2010017861A - オートモールド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートモールド装置で、連続稼動により、被モールド部品のモールド加工を行っているときに、プランジャの周辺に生ずる樹脂屑が、装置の作動部に詰まり、噛み込んで作動部の動作に不具合を生ぜしめ、装置を損傷させたりモールド加工した製品に不良品を生ぜしめたりする問題を解消することにある。
【解決手段】オートモールド装置において、機枠に装架した下ダイセットにプランジャを昇降さすよう形成されている透孔の、下ダイセットの上面側に近接する部位に、落下してくる樹脂屑の通過を阻止してシールするシール材を装設し、下ダイセットの上面側には、板状乃至盤状の板部材を、それの下面側と下ダイセットの上面側との間に少しの間隔をおいて装架して、その間隔の空間により下ダイセットの内部に空気流路を形設し、その空気流路を、前記シール材の上面側と吸引口に接続するダクトとに連通せしめる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ICチップ等の部品素材を金型内に装入して、それの外周を金型内に送給する合成樹脂材によりモールド加工して半導体製品等の製品に仕上げるように用いられるオートモールド装置についての改良に関する。
オートモールド装置は、接続端子をボンディングして基板上に載置したICチップを、基板ごと金型内に装入し、その基板を含むICチップの外周を金型内に送給する合成樹脂材によりモールド加工して、半導体製品に仕上げる形態のものについて具体的に説明すれば、図1・図2に示しているように、台盤状に形成した下プラテン10と、これの四隅部に立設したガイドポスト11と、そのガイドポスト11の上端部に前記下プラテン10と略同形に形成して載架した上プラテン12とで機枠1を組み立て、この機枠1に、上下の中間部には、前記上下のプラテン10・12と略同形に形成した移動プラテン2を、前述のガイドポスト11との摺動自在の嵌合により上下に移動自在に装架し、この移動プラテン2と下プラテン10との間には、プレスシリンダ30とこれに上下に摺動自在に嵌合するプレスロッド31とからなる昇降型締機構3及び、底部側が前記プレスロッド31の上端部に連結し、上面側が前記移動プラテン2の下面側に連結する移動プラテン支持用の支持ブロック4とを配設して、プレスシリンダ30に組み込む油圧ジャッキまたはネジジャッキに構成される前述の昇降型締機構3の作動により移動プラテン2が、所定の寸法巾をもって昇降作動するようにしてある。
そして、移動プラテン2の上面側には、内部に空室50を有する中空のブロック状に形成して加熱装置としてヒーターを組み込んだ下ダイセットAを、断熱材51を介して載架し、この下ダイセットAの上面側に金型Dの下型aを組み付け、また、上プラテン12の下面側には、前記下ダイセットAと同様に加熱装置としてヒーターを組み込んだ上ダイセットBを、断熱板52を介して組み付け、この上ダイセットBの下面側に前述の下ダイセットAの上面側に組み付けた下型aに対向して金型Dを構成する上型bを組み付け、これにより、前述の昇降型締機構3の作動により移動プラテン2を昇降作動させることで、この上下に対向する下型aと上型bとからなる金型Dが開いた状態と閉じ合わされた状態とに切り換わるようにしてある。
この金型Dに対する被モールド部品であるICチップを載置した基板Pの搬入及び搬出は、図1において鎖線により省略した態様で示している如く、この金型Dが開いている状態において、機枠1の左右の両側に配設したサイド機枠1’と機枠1との間を左右に往復動するように設けられる搬入装置c及び搬出装置dによって行われる。
また、被モールド加工部品をモールドする合成樹脂材を供給するための樹脂材供給装置も、このサイド機枠1’と機枠1との間を往復動するように設けられる。この樹脂材の供給は、樹脂材をタブレットTに成形し、そのタブレットTを、図3に示しているように、下型aに設けられるポットe内に落とし込むように供給することで行われる。
この下型aに設けたポットe内に装入した熱硬化性樹脂の合成樹脂材よりなるタブレットTは、金型Dが閉じられることで、上型b及び下型aに組み込まれている加熱装置のヒーターによる加熱と前記下型aのポットe内を上昇作動するプランジャ60による加圧により溶融し液状化して、図4にあるように金型D内に形成されるキャビティf内に充たされる。
熱硬化性樹脂RのタブレットTは、150度C〜180度C程度の加熱により溶融して液状化するが、1分程度の加熱により固化し凝結する。従って、閉じられた金型Dは、この1分程度の時間が経過して熱硬化性樹脂材が固化したところで開き、熱硬化性樹脂Rでモールド成形され熱硬化性樹脂のランナーが図5に示すような形状に連結した形態の成形品を、取り出すようになる。
図1において、6は、移動プラテン2の上昇作動で、下型aを上昇させて金型Dを閉じ合わせ、下型aのポットe内に装入した熱硬化性樹脂のタブレットTを下ダイセットA及び上ダイセットBに組み込んだ加熱装置により加熱して溶融し液状化させたとき、その液状化した熱硬化性樹脂を加圧するプランジャ60を作動させる加圧装置で、図7に示しているように、下型aに設けたポットeの内周壁で形成するシリンダの下端側に接続させて、下ダイセットAに装設した上下方向の透孔61と、この透孔61内を昇降自在に摺動する前述のプランジャ60と、このプランジャ60の下端部を支持するよう下ダイセットAの内部の空室50内に配設した中空のブロック状のプランジャホルダ62と、上端部が、前記プランジャホルダ62の下面に設けたT字形の嵌合溝66に装脱自在に嵌合し、中間部が移動プラテン2に設けた透孔を透通して下端部が移動プラテン2の下面側に設けた支持ブロック4の内部空室40に延出するプランジャ上下ロッド63と、そのプランジャ上下ロッド63の下端側に摺動自在に嵌合するよう前記内部空室40内に組み付けたプランジャ上下シリンダ64と、前記プランジャ上下ロッド63を昇降作動させるよう前記プランジャ上下シリンダ64に組み込むネジまたは油圧作動の加圧作動機構65とからなる。
そして、前述のプランジャホルダ62は、それの底面に設けたT字形の嵌合溝66を、プランジャ上下ロッド63の上端部から外すことで、プランジャ60の下端側を取り付け保持した状態において、機枠1に対し取り外しが可能な、プランジャユニットUを構成するようにしてある。
このように構成されているオートモールド装置Wは、ICチップ等の被モールド部品のモールド加工が、1分程度の間隔をおいて連続して行えるようになるが、一つの被モールド製品をモールド加工する工程ごとに、下型aに設けたポットeの内壁面に、溶融した液状の熱硬化性樹脂が被膜状に付着し、それが時間の経過で固化することで、固化した樹脂膜となって付着してくるようになり、これが、昇降作動するプランジャ60の外周面と摺接によって剥離し、細片状の樹脂屑rとなってポットeの下方に連続する透孔61内を落下してくることで、プランジャ60の周辺にポットeの内壁面から剥落する樹脂屑rを発生させるようになる。
そして、このポットeの内壁面に付着・生成して、プランジャ60との摺接により剥落することでプランジャ60の周辺に生じてくる細片状の樹脂屑rは、一度のモールド加工の工程だけでは微々たるもので、支障をきたすことはないが、連続して多数の被モールド部品のモールド加工を行うと、この生成してくる樹脂屑rが、金型Dの内部に侵入して、モールド成形する製品を不整形状のものとしたり、図6に示しているように、下ダイセットAに、プランジャ60のロッド部が透通するよう形成してある透孔61を介して、下ダイセットAの内部に形成してある空室50内に落下し、その空室50内に配設してあるプランジャホルダ62の上面及び周囲に堆積していき、さらに、ここから装置Wの内部に散乱し、プランジャホルダ62と移動プラテン2との間の隙間などの装置W内部の隙間に侵入して詰まり、オートモールド装置Wの作動部の動作に不具合を生ぜしめるようになる。
このオートモールド装置Wは、内部のスペースが小さく、自動集塵装置を組み込むことがむずかしいことで、装置Wの運転稼働を停めて、プランジャ60及びそれを取り付け保持するプランジャホルダ62とからなるプランジャユニットUを装置Wから取り外し、金型Dを分解して、装置Wの内部及び金型Dの内部を掃除することを定期的に行うようにしている。
このオートモールド装置には、被モールド部品のモールド加工を、装置の連続稼動で行っているときに、プランジャの周辺に生ずる樹脂屑が装置内に散乱することで、装置の作動部に詰まり、噛み込んで、作動部の動作に不具合を生ぜしめて装置の部品を破壊せしめたり、モールド加工した製品に不良品を生ぜしめる問題がある。
しかも、この樹脂屑の作動部に噛み込むことで生じるモールドした製品の不良品の発生は、このオートモールド装置が、通常、金型及びそれに供給する熱硬化性樹脂を加圧する加圧装置を、多連に並列させて設け、それらを、連動・連繋させて、一緒に作動させるように構成しているので、並列して設けた作動部の一つに不具合が生じると、並列する他の作動部の動作も不具合になることから、多量の不良品を発生させることになり、大きな問題である。
また、装置の運転を停めて、分解掃除を定期的に行わなければならないので、扱いが厄介な問題があり、しかも、定期的な分解掃除の際、生産を一時停止することから、稼動率が悪い問題がある。本発明は、これらの問題を解決することを課題とする。
上述の課題を解決するための第1の手段として、本発明においては、オートモールド装置Wにおいて、機枠1に装架した下ダイセットAにプランジャ60を昇降さすよう形成されている透孔61の、下ダイセットAの上面側に近接する部位に、その透孔61内を落下してくる樹脂屑rの通過を阻止するシール材Sを装設し、下ダイセットAの上面側には、板状乃至盤状の板部材7を、その板部材7の下面側と下ダイセットAの上面側との間に少しの間隔を存在させて装架して、その間隔の空間により下ダイセットAの内部に空気流路8を形設し、その空気流路8を、前記シール材Sの上面側と吸引口に接続するダクト8a・8bとに接続連通せしめたことを特徴とするオートモールド装置を提起し、また、第2の手段として、オートモールド装置Wにおいて、下ダイセットAの内部の空室50内に収蔵するプランジャホルダ62の上面側で、保持するプランジャ60の取付部の周辺部位に、プランジャ60のロッド部60aの外周側を落下してくる樹脂屑rを受け止めて収集する皿状の収集器9を、プランジャ60のロッド部60aの回りを囲うリング状に形成して装設し、プランジャホルダ62の外周には、そのプランジャホルダ62の周面との間に少しの間隔を存在させて該プランジャホルダ62を囲う覆い状の隔壁7aを装設して、これらの間の間隔により下ダイセットAの内部に空気流路8を形設し、その空気流路8を、前記皿状の収集器9の上面側と吸引口に接続する吸引ダクト8aとに接続連通させたことを特徴とするオートモールド装置を提起するものである。
本発明手段は、金型内に装入した被モールド材を、熱硬化性樹脂によりモールド加工するオートモールド装置において、モールド加工の際に、プランジャが嵌合するポット及びシリンダの内周面に付着して固結する熱硬化性樹脂が昇降作動するプランジャとの摺接により剥落することにより生じてくる熱硬化性樹脂の細片よりなる樹脂屑が、プランジャの回りの透孔内を落下して装置内の作動機構部に侵入し、装置の作動に不具合を生ぜしめるようになるのを防止するため、このプランジャの回りの透孔内に生じてくる樹脂屑が作動機構部に侵入する前に、装置の機体の外に排除するのに、プランジャの摺動により生成した樹脂屑が落下していくプランジャ60が嵌挿する透孔61の途中に、樹脂屑rの通過を阻止するシール材Sを設けて、透孔61内を落下してくる樹脂屑rが下ダイセットAの内部に侵入するのを阻止し、下ダイセットAの内部には、このシール材Sの上面側に通ずる空気の流路8を形成し、この空気流路8を装置Wの適宜位置に設ける集塵機の吸引口に接続連通することで、樹脂屑rを装置の外部に吸引排除するようにしているのだから、プランジャ60の周辺に生成して、そのプランジャ60が透通する透孔61内を落下して、装置Wの内部に流れるようになる樹脂屑rを、装置Wの機体内の作動機構部の手前において機外に排除できるようになる。
しかも、樹脂屑rを機外に吸引排除するための、吸引風路となる空気流路8は、板状乃至盤状の板部材7を、下ダイセットAの上面側に取り付け装架するときに、それの下面側と下ダイセットAの上面側との間に、間隔・空間を存在させた状態に装架することで、この板部材7の下面側に形成する間隔・空間をもって、空気流路8に形設しているのだから、オートモールド装置Wの機内に、樹脂屑r排除用の空気流路8を、オートモールド装置Wの内部構造に加工・変更を加えることなく装備せしめ得るようになる。
また、第2の手段は、下ダイセットAの内部に形設する樹脂屑r除去のための吸引風路となる空気流路8を、下ダイセットAの内部の空室50内に組み込まれるプランジャホルダ62の外周に、そのプランジャホルダ62を囲う覆い状の隔壁7aを設けて、この覆い状の隔壁7aとプランジャホルダ62との間に形成される間隔・空間をもって空気流路8に構成し、プランジャホルダ62の天井部で、プランジャ60が嵌挿される透孔61の入口部位に、この透孔61をシールして透孔61内に落下していく樹脂屑rを集める収集器9を設けて、その収集器9の上面側をプランジャホルダ62の外周側に形成した空気流路8に連通させているのだから、前述の第1の手段と同様に、吸引風路となる空気流路8を、装置Wの内部構造に加工・変更を加えることなく形成でき、樹脂屑を、装置内部の作動機構の手前で収集して機外に吸引排除できるようになる。
次に実施の態様を、実施例につき図面に従い詳述する。
図7・図8は本発明を実施せるオートモールド装置を示し、図7は全体の正面図、図8は要部の縦断した側面図である。これら図において、1は、下プラテン10とこれに立設せるポスト11とそのポスト11の上端側に支架せる上プラテン12とで組み立てられた機枠、2はこの機枠1に上下可動に支架した移動プラテン、Aは移動プラテン2の上面側に支架してその移動プラテン2の上下の作動により昇降する下ダイセット、aはこの下ダイセットAの上面側に組み付けた金型Dの下型、Bは機枠1の上部に固定して装架した上プラテン12の下面側に組み付け支架した上ダイセット、bはその上ダイセットBの下面側に固定して組み付けた金型Dの上型、4は、移動プラテン2の下面側に設けた該移動プラテン支持用の支持ブロック、3は前記支持ブロック4を昇降させて、移動プラテン2の上面側に支架せる下ダイセットAを昇降させることにより下ダイセットAの上面側に組み付けた下型aを、上型bに対し接近させて金型Dを閉じ合わせた状態と、下型aを上型bから下方に引き離して金型Dを開いた状態とに切り換えるよう作動する昇降型締機構、eは下ダイセットAの上面側に組み付けた下型aに、熱硬化性樹脂のタブレットを装入するよう設けたポット、60はこのポットeの内腔に対し昇降してそのポットe内に装入した熱硬化性樹脂を加圧するプランジャ、62は前記プランジャ60の基端側を保持するプランジャホルダ、65は前記プランジャホルダ62を押し上げてプランジャ60に加圧作動を行わせるよう移動プラテン2の下面側に装設する前記支持ブロック4内に設けた加圧作動機構を示す。
下ダイセットAは、内部に空室50を設けた中空のブロック状に形成してあり、その空室50内には、プランジャ60の基端側及びそのプランジャ60の基端側を取り付け保持するプランジャホルダ62とからなるプランジャユニットUが収蔵される状態として組み込まれている。
このプランジャユニットUのプランジャホルダ62は、下ダイセットAの内部の空室50内において、下ダイセットAに対し上下可動に収蔵され、下面側に、図7の正面図において前後方向に連続する断面アリ溝状の嵌合溝66を具備していて、この嵌合溝66に、移動プラテン2の下方からその移動プラテン2に設けた透孔61を貫通して該移動プラテン2の上面側に突出するプランジャ上下ロッド63の傘状の頭部630が、前後方向にスライド自在に嵌合していて、このプランジャ上下ロッド63が、移動プラテン2の下面側に設けた支持ブロック4内に配設せるプランジャ上下シリンダ64に組み込んだネジまたは油圧作動の昇降機構よりなる加圧作動機構65の作動により上昇作動することで、プランジャユニットUのプランジャホルダ62ごとプランジャ60を押し上げて、そのプランジャ60に加圧作動を行わせるようにしてある。
下型aは、該下型aを下ダイセットAの上面側に組み付ける組付金物a’や、キャビティfから成形品を離型するエジェクト機構(図示省略)を一体的に組み合わせた下型チェイスCに組み立ててある。この下型チェイスCは、板状乃至盤状に形成して下ダイセットAの上面側に装架せる板部材7の上面に載架して一体に組み付けることで、この板部材7をセット台に利用して、下ダイセットAに組み付けセットしている。
下型aに設けるポットeは、プランジャ60の頭部を摺動自在に嵌合させるシリンダを兼ねるよう上下に長く形成してある。
この実施例は、2連型に構成した例で、ポットeは下型aに前後に2連に並列して形設され、またポットeに頭部を摺動自在に嵌合させるプランジャ60の基端側を保持するプランジャホルダ62及びプランジャユニットUは下ダイセットAの内部の空室50に、前後に2連に並列して組み付けてある。
8は、下ダイセットAの内部に形成した樹脂屑rの機外排除用の空気流路で、この例においては、前述の板状乃至盤状に形成して下ダイセットAの上面側に設ける板部材7を、下ダイセットAに取り付けるときに、下ダイセットAの周縁部位に上方に突出する段部80を設けておいて、この段部80に板部材7を載架して取り付け、板部材7の下面側と下ダイセットAのプランジャユニットUを収容する内部の空室50の天井壁との間に空間を形成して、この板部材7の下面側に形成する空間を利用して空気流路8に構成している。
Sは、昇降作動するプランジャ60が透通する透孔61の途中を遮閉するシール材で、下ダイセットAの内部の、プランジャユニットUを収容する空室50の天井壁に設けたプランジャ60のロッド部60aが透通する透孔61に、そのロッド部60aが中心穴に嵌合する環状の盤状に形成して、前記ロッド部60aの外周に嵌挿した状態として下ダイセットAの内部の空室50の天井部の上面側に取り付け、そのシール材Sの上面側が前述の板部材7下面側に形成する空気流路8に露出する状態とし、かつ、プランジャ60のロッド部60aの外周に沿い落下してくる樹脂屑rの殆どを、上面側に受け止めるようにしている。このシール材Sは、この例においては、フェルトシールで形成してあり、上面側には、樹脂材よりなるシートS’を積層するように設けている。
8aは、前記空気流路8を、オートモールド装置Wの機体の適宜位置または、機体から離れた適宜場所に設置する集塵機(図示省略)の吸引口に接続させる吸引ダクトで、下ダイセットAの正面側に組み付けてあり、下ダイセットAに設けた流路8bを介し板部材7の下面側に形成した空気流路8に連通させてある。前記集塵機は、電動モーターにより作動する通常のもので、その作動は、オートモールド装置Wに組み込まれる制御装置により、一定の時間をおいて間欠的に作動するように制御しておき、これにより、連続運転により樹脂屑rの吸引のための吸引風が、金型Dを冷却するのを防止するようにしている。
図9乃至図14は、別の実施例によるオートモールド装置を示す。この例は、プランジャ60が嵌合するシリンダ61の内壁面に付着して固結した熱硬化性樹脂が、昇降するプランジャ60の外周面に接触して剥落することで生じてくる樹脂屑を吸引処理するのに、オートモールド装置Wの機体内の、下ダイセットAの内部空室50に組み込まれるプランジャユニットUのプランジャホルダ62の上面側におけるプランジャ60のロッド部60aの周辺部位に、プランジャ60の外周面に沿い落下してくる樹脂屑rを収集する収集器9を設けておき、これを吸引排除するための空気流路8は、プランジャユニットUのプランジャホルダ62の上面側の外周に、そのプランジャホルダ62を囲う覆い状の隔壁7aを、プランジャホルダ62の周面との間に少しの距離をおいて装設し、これらの間に形成される間隔・空間をもって空気流路8に構成し、この空気流路8をオートモールド装置Wの機体または適宜場所に設置する集塵機の吸引口に接続連通しておいて、吸引口に向けこの空気流路8に流れる吸引風によって、収集器9に収集される樹脂屑rを吸引排除することで、吸引処理するようにしている例である。
そして、この例のオートモールド装置は、モールド加工のための金型D及びプランジャ60を前後方向に5連に並列させて設けて多連型に構成したもので、かつ、そのプランジャ60は、プランジャユニットUのプランジャホルダ62を前後に長く形成して、これに長手方向に沿い5連に並列させて組み込んでいる例である。
図9〜図14において、図9は同上装置の要部の一部破断した斜視図、図10は同上要部におけるプランジャユニットUのプランジャホルダ62の平面図、図11は同上プランジャホルダ62の、図10におけるI−I線断面図、図12は同上のII−II線断面図、図13は同上のIII−III線断面図、図14は同上プランジャホルダ62の前端部の縦断側面図である。
図9において、2は機枠(図示省略)に上下可動に装架せる移動プラテン、Aはこの移動プラテン2上に載架せる下ダイセット、Cはこの下ダイセットAの上面側に組み付けた下型取付金具a’及びキャビティから成形品を離型するエジェクト機構(図示省略)と下型aとからなる下型チェイス、Uは下ダイセットAの内部に形成した空室50内に組み込んだプランジャユニット、62はそのプランジャユニットUのプランジャホルダ、60はこのプランジャホルダ62の天板部に開設した透孔にロッド部60aの下端側を上下動自在に嵌挿して、それの下端部をこのプランジャホルダ62に保持せしめたプランジャ、66はプランジャホルダ62の底面に正面視においてT字状をなす形状に装設した嵌合溝、eは下型チェイスCの下型aに設けたポットを示し、そのポットeは前述の第1の実施例におけるポットeと同様にプランジャ60の頭部60bと嵌合するシリンダを兼ねたものに形成してあり、上下に長い筒状に形成してある。
9は、昇降するプランジャ60のロッド部60aの周辺に生じて、そのロッド部60aが透通するよう下型チェイスC及び下ダイセットA内の空室50の天板部に形成される透孔(図示省略)を経て下ダイセットAの内部の空室50内に落下してくる樹脂屑rを収集する収集器で、中心部位にプランジャ60のロッド部60aの外周に嵌合する中心穴を形成した皿状に形成して、その中心穴にプランジャ60のロッド部60aが嵌合する状態として、プランジャホルダ62の上面側と近接する位置において、プランジャ60のロッド部60aの回りを囲うように配設し、それの中心穴とロッド部60aの外周面との間には、テフロン(登録商標)カラー90を設けてシールし、これにより、プランジャ60のロッド部60aの外周に沿い落下してくる樹脂屑rを、この皿状の収集器9の上面側で受け止めて収集するようにしている。
8は上述の収集器9上に落下してくる樹脂屑rを、機体に設けておく集塵機の吸引口に導く吸引風路を構成するように形成する空気流路で、プランジャホルダ62の上面側の外周に、そのプランジャホルダ62の上面に対し少しの距離をおいて、覆い状に形成した隔壁7aを被せることで、この隔壁7aの下面とプランジャホルダ62の上面との間に形成される間隙をもって、空気流路8に形成している。そして、この例においては、覆い状の隔壁7aを前述の皿状の収集器9の周壁部91と一体に連続させて形成し、その周壁部91に透孔92を開設しておくことで、収集器9の上面側が透孔92を介し、覆い状の隔壁7aの下面とプランジャホルダ62の上面との間に形成せる空気流路8に接続し、この空気流路8に吸引圧が与えられることで、収集器9上の樹脂屑が透孔92を介し吸引排除されるようにしている。
また、この空気流路8は、この例においては、プランジャホルダ62の上部側の外周に、内周面がプランジャホルダ62の外周面に対し少しの距離をおいて対向する囲い枠状に形成したカバー7bを被せ、このカバー7bの内面とプランジャホルダ62の外周面との間に形成される空隙により導風路8cを形成し、カバー7bの左右の両側壁の上縁側を、前記プランジャホルダ62の上面側を囲う覆い状の隔壁7aの左右の端縁に接続することで、この導風路8cを空気流路8に接続し、カバー7bの前端側は、プランジャホルダ62の前端面より前方に延長し、この延長部に、吸引ダクト80の基端側を接続して、それの先端側を、オートモールド装置Wの機体の適宜の部位に組み付けまたは機体から離れた適宜場所に設置しておく吸引排塵機(図示省略)の吸引口に接続することにより、このプランジャホルダ62の上面側に形成した空気流路8が、プランジャホルダ62の外周面に沿うよう形成した導風路8cを介し、吸引排塵機の吸引口に接続して吸引圧が作用するようにしている。
オートモールド装置の正面図である。 同上装置の底面図である。 同上装置の金型部の拡大縦断正面図である。 同上装置の金型部の作用の説明図である。 同上装置の金型部から取り出されたモールド製品の正面図である。 同上装置の、プランジャの回りの透孔内に樹脂屑が発生してくる状態の説明図である。 本発明を実施せるオートモールド装置の正面図である。 同上装置の要部の縦断側面図である。 本発明を実施せるオートモールド装置の、第2の実施例の、要部の一部破断した斜視図である。 同上実施例におけるプランジャホルダの平面図である。 同上プランジャホルダの図10におけるI−I線断面図である。 同上プランジャホルダの図10におけるII−II線断面図である。 同上プランジャホルダの図10におけるIII−III線断面図である。 同上プランジャホルダの、前端部分の縦断側面図である。
符号の説明
A 下ダイセット
B 上ダイセット
C 下型チェイス
D 金型
P 基板
R 熱硬化性樹脂
S シール材
S’ シート
T タブレット
U プランジャユニット
W オートモールド装置
a 下型
a’ 組付金物
b 上型
c 搬入装置
d 搬出装置
e ポット
f キャビティ
r 樹脂屑
1 機枠
1’ サイド機枠
10 下プラテン
11 ガイドポスト
12 上プラテン
2 移動プラテン
3 昇降型締機構
30 プレスシリンダ
31 プレスロッド
4 支持ブロック
40 空室
50 空室
51 断熱材
52 断熱板
6 加圧装置
60 プランジャ
60a ロッド
61 透孔
62 プランジャホルダ
63 プランジャ上下ロッド
630 頭部
64 プランジャ上下シリンダ
65 加圧作動機構
66 嵌合溝
7 板部材
7a 隔壁
7b カバー
8 空気流路
8a ダクト
8b 流路
8c 導風路
80 段部
9 収集器
90 テフロン(登録商標)カラー
91 周壁部
92 透孔

Claims (3)

  1. オートモールド装置(W)において、機枠(1)に装架した下ダイセット(A)にプランジャ(60)を昇降さすよう形成されている透孔(61)の、下ダイセット(A)の上面側に近接する部位に、その透孔(61)内を昇降作動するプランジャ(60)の外周面とその透孔(61)の内周壁との間を落下してくる樹脂屑(r)の通過を阻止してシールするシール材(S)を装設し、下ダイセット(A)の上面側には、板状乃至盤状の板部材(7)を、それの下面側と下ダイセット(A)の上面側との間に少しの間隔をおいて装架して、その間隔の空間により下ダイセット(A)の内部に空気流路(8)を形設し、その空気流路(8)を、前記シール材(S)の上面側と吸引口に接続するダクト(8a)・(8b)とに連通せしめたことを特徴とするオートモールド装置。
  2. 板部材(7)を、上面側に下型チェイス(C)をセットするセット台に形成したことを特徴とする請求項1記載のオートモールド装置。
  3. オートモールド装置(W)において、下ダイセット(A)の内部の空室(50)内に収蔵するプランジャホルダ(62)の上面側で、保持するプランジャ(60)の取付部の周辺部位に、プランジャ(60)のロッド部(60a)の外周側を落下してくる樹脂屑(r)を受け止めて収集する皿状の収集器(9)を、プランジャ(60)のロッド部(60a)の回りを囲うリング状に形成して装設し、プランジャホルダ(62)の外周には、そのプランジャホルダ(62)の周面との間に少しの間隔を存在させて該プランジャホルダ(62)を囲う覆い状の隔壁(7a)を装設して、これらの間の間隔により下ダイセット(A)の内部に空気流路(8)を形設し、その空気流路(8)を、前記皿状の収集器(9)の上面側と吸引口に接続連通する吸引ダクト(8a)とに接続したことを特徴とするオートモールド装置。
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