JP2010016745A - 撮像装置の製造方法 - Google Patents

撮像装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010016745A
JP2010016745A JP2008176754A JP2008176754A JP2010016745A JP 2010016745 A JP2010016745 A JP 2010016745A JP 2008176754 A JP2008176754 A JP 2008176754A JP 2008176754 A JP2008176754 A JP 2008176754A JP 2010016745 A JP2010016745 A JP 2010016745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
adhesive
manufacturing
imaging
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008176754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5152695B2 (ja
Inventor
Shigenori Kiyosue
成憲 清末
Sadahito Katagiri
禎人 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2008176754A priority Critical patent/JP5152695B2/ja
Publication of JP2010016745A publication Critical patent/JP2010016745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5152695B2 publication Critical patent/JP5152695B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】従来の撮像装置より小型化を達成できる撮像装置の製造方法。
【解決手段】導電性パターンが形成され少なくとも撮像素子が実装された基板部が複数個設けられ、各々の基板部の周囲に複数の長孔が不連続に穿設された集合基板を用いる撮像装置の製造方法において、絞り孔を有して基板部と略同一形状に形成された絞り部材に、撮像レンズを保持した鏡枠を接合する工程と、第1の面と第2の面とが所定の間隔を有して形成されたスペーサの第2の面を集合基板における隣り合う長孔の間に位置する不連続部に当接させて複数のスペーサを配置する工程と、接着剤を、撮像素子を包囲するように連続させスペーサの第1の面より盛り上がるようにして集合基板の基板部に塗布する工程と、絞り部材をスペーサの第1の面に当接させる工程と、接着剤が固化した後、絞り部材の縁部に沿って少なくともスペーサ及び集合基板を切断する工程と、を有すること。
【選択図】図2

Description

本発明は、被写体を撮像し、より小型化が達成される撮像装置の製造方法に関する。
従来より、小型で薄型の撮像装置が携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末に搭載されるようになり、これにより遠隔地へ音声情報だけでなく画像情報も相互に伝送することが可能となっている。
このような撮像装置の一例について図8を参照して説明する。図8(A)は撮像装置の断面図、図8(B)は撮像装置の斜視図であり、図8(A)は図8(B)のA−A断面図である。
図8における撮像装置5は、被写体の光像を撮像レンズLにより撮像素子54に結像させ、撮像素子54にて光電変換された画像信号をプリント配線板55を介して出力する装置である。
撮像レンズLは円筒状の鏡枠51に図の下方から挿入され、接着剤S1で固定される。また、枠体52の中央には固定絞りとなる絞り孔52aが穿設され、赤外カットフィルタ53が不図示の接着剤で固着されている。そして、鏡枠51は接着剤S1で枠体52に接合され、固定されている。なお、枠体52の上部52bは円筒状に形成され、下部52cは角筒状に形成されている。
また、撮像素子54はCCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等である。そして、撮像素子54はプリント配線板55に実装され、枠体52は接着剤S1でプリント配線板55に接合されている。なお、プリント配線板55においては、撮像素子54の周囲に抵抗やコンデンサ等の電子部品56も実装されていて、枠体52の下部52cの内径はプリント配線板55にワイヤーボンディングされる撮像素子54のリード線54aや電子部品56に当接することのない幅広の寸法に形成されている。このために、枠体52の下部52cの外形は電子部品56が実装されている方が若干長い長方形に形成されている。
なお、構造を簡略化して原価低減と製造工程の簡略化を図るため、撮像レンズと撮像素子を樹脂パッケージとして一体に形成した撮像装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−284687号公報
近年、携帯端末は更に小型化や薄型化が要求され、これに伴って携帯端末に搭載される撮像装置も同様に小型化や薄型化が要求されようになってきた。
ここで、図8に示した撮像装置について小型化を考えた場合に、赤外カットフィルタ53の厚みを薄くすれば、撮像レンズLと撮像素子54との光路長を短くすることができる。このように赤外カットフィルタ53の厚みを薄くした撮像装置の図を図9に示す。図9(A)は撮像装置の断面図、図9(B)は撮像装置の斜視図であり、図9(A)は図9(B)のA−A断面図である。図9の撮像装置6における機能は図8の撮像装置5における機能と同一であるので、撮像装置6における撮像レンズL、鏡枠61、枠体62、撮像素子64、プリント配線板65の説明は省略する。
例えば、図8の撮像装置5において厚みが0.5mmの赤外カットフィルタ53を用い、図9の撮像装置6において厚みが0.1mmの赤外カットフィルタ63を用いたとすれば、撮像レンズLと撮像素子54との光路長は0.13mm短縮される。従って、鏡枠61の長さを0.13mm短縮して撮像レンズLを撮像素子64の側に0.13mm後退させればよく、撮像装置6の全長、即ち鏡枠61の先端面からプリント配線板65の背面までの寸法は0.13mm短縮する。
しかし、赤外カットフィルタの厚みにより撮像装置の長さ方向が小型化しても、径方向の小型化に関しては赤外カットフィルタでは対応できない。
そこで、図9の撮像装置6において径方向に大きいのは枠体62の下部62c及びプリント配線板65であるので、下部62cの一部を接着剤に代え、プリント配線板65にワイヤーボンディングするための撮像素子64のリード線64aや、撮像素子の撮像素子54の周囲に実装された抵抗やコンデンサ等の電子部品66を接着剤で埋設することが考えられる。これにより、プリント配線板65の外径寸法を枠体62の上部62bの外径寸法と略同一にすることが可能になり、撮像装置を径方向に小型化することができる。
この場合は、枠体62が直接プリント配線板65に当接する撮像装置6と異なり、枠体が接着剤を介してプリント配線板に当接するようになるので、撮像レンズと撮像素子との距離を適正に保つためには絞り部材とプリント配線板との間隔にスペーサを配置して接着剤を固化させる必要がある。
また、スペーサが撮像素子64のリード線64aや電子部品66に当接しないようにスペーサの形状を考慮する必要がある。
更に、撮像装置を量産する場合には、大きな集合基板に複数の撮像素子を実装し、撮像レンズを保持した鏡枠や枠体を集合基板に取り付けた後に集合基板を個々に切断して撮像装置を製造した方が効率が良い。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、撮像装置の更なる小型化を達成できる撮像装置の製造方法を提案することを発明の目的とする。
なお、特許文献1においては樹脂成型により撮像レンズと撮像素子を一体化するものであって、接着剤で接合するためにスペーサを設ける技術は記載されていない。
前記目的は、下記に記載した発明により達成される。
1.所定の導電性パターンが形成され少なくとも撮像素子が実装された基板部が複数個設けられ、各々の該基板部の周囲に複数の長孔が不連続に穿設された集合基板を用いる撮像装置の製造方法において、
絞り孔を有して前記基板部と略同一形状に形成された絞り部材に、撮像レンズを保持した鏡枠を接合する工程と、
第1の面と第2の面とが所定の間隔を有して形成されたスペーサの該第2の面を前記集合基板における隣り合う長孔の間に位置する不連続部に当接させて複数の該スペーサを配置する工程と、
接着剤を、前記撮像素子を包囲するように連続させ前記スペーサの第1の面より盛り上がるようにして前記集合基板の基板部に塗布する工程と、
前記絞り部材を前記スペーサの第1の面に当接させる工程と、
前記接着剤が固化した後、前記絞り部材の縁部に沿って少なくとも前記スペーサ及び前記集合基板を切断する工程と、
を有することを特徴とする撮像装置の製造方法。
2.前記絞り部材は、金属板により形成され黒色処理されることを特徴とする前記1に記載の撮像装置の製造方法。
3.所定の導電性パターンが形成され少なくとも撮像素子が実装された基板部が複数個設けられ、各々の該基板部の周囲に複数の長孔が不連続に穿設された集合基板を用いる撮像装置の製造方法において、
前記撮像素子側の第1の面と、後部側壁から側方及び前記撮像素子側に突出した複数のスペーサ部の前記撮像素子側の第2の面とが所定の間隔を有して形成され、且つ、絞り孔を有して少なくとも後部が前記基板部と略同一形状に形成された絞り部材に、撮像レンズを保持した鏡枠を接合する工程と、
接着剤を、前記撮像素子を包囲するように連続させ前記所定の間隔より盛り上がるようにして前記集合基板の基板部に塗布する工程と、
複数の前記スペーサ部の第2の面を前記集合基板における隣り合う長孔の間に位置する不連続部に当接させて前記絞り部材を配置する工程と、
前記接着剤が固化した後、前記絞り部材の縁部に沿って少なくとも前記スペーサ部及び前記集合基板を切断する工程と、
を有することを特徴とする撮像装置の製造方法。
4.前記絞り部材は樹脂成型により形成されることを特徴とする前記3に記載の撮像装置の製造方法。
5.前記接着剤は、黒色熱硬化型接着剤であることを特徴とする前記1〜4の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
6.前記撮像素子と前記集合基板の基板部とを接合するリード線は前記接着剤の中に埋設されることを特徴とする前記1〜5の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
7.前記集合基板の基板部には所定の電子部品が実装されており、該電子部品は前記接着剤の中に埋設されることを特徴とする前記1〜5の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
8.前記絞り部材にフィルタを接合する工程を有することを特徴とする前記1〜7の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
本発明の撮像装置の製造方法によれば、従来より小型化な撮像装置を製造することができる。
先ず、製造すべき撮像装置について図1を参照して説明する。図1(A)は撮像装置の断面図、図1(B)は撮像装置の斜視図であり、図1(A)は図1(B)のA−A断面図である。
撮像装置1は、被写体の光像を撮像レンズLにより撮像素子14に結像させ、撮像素子14にて光電変換された画像信号をプリント配線板15を介して出力する装置である。
撮像レンズLは円筒状の鏡枠11に接着剤S1で固定され保持されている。
また、メッキ等により黒色にしたステンレス等の金属の薄板から成り、プリント配線板15と同一形状の正四角形に形成された絞り板12(特許請求の範囲における絞り部材)が設けられ、絞り板12は接着剤S1で鏡枠11に接合されている。絞り板12の厚みは例えば0.05mmである。絞り板12の中央には固定絞りとなる絞り孔12aが穿設され、図9と同様にガラスやフィルムで薄く形成された赤外カットフィルタ13が不図示の接着剤で固定されている。なお、赤外カットフィルタ13の厚みは例えば0.1mmである。
そして、鏡枠11は接着剤S1で絞り板12に接合されている。なお、接着剤S1としては、紫外線熱硬化型や加熱硬化型が望ましいが、色は限定されるものではない。
一方、撮像素子14はCCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等である。そして、撮像素子14はプリント配線板15に実装されている。また、撮像素子14の周囲においては、抵抗やコンデンサ等の電子部品16もプリント配線板15に実装されている。
このように構成した絞り板12とプリント配線板15とを所定の間隔を設けて配置し、後述する方法により、この間隙に撮像素子14を包囲するよう接着剤S2(特許請求の範囲における接着剤)を介在させて固化させる。このとき、撮像素子14をプリント配線板15にワイヤーボンディングするリード線14aや電子部品16は接着剤S2に埋設される。また、接着剤S2は撮像素子14における受光部を除く周辺部の一部に付着していてもよい。更に、接着剤S2が介在する間隔は、被写体の光像が撮像レンズLにより撮像素子14へ適正に合焦される寸法であり、例えば撮像装置1の光軸方向の寸法が5mmのとき0.8mmである。
このように、撮像装置1は、図6に示す撮像装置6の如く枠体62の下部62cを撮像素子64のリード線64aや電子部品66に当接しないように形成したものと異なり、枠体に相当する部分を接着剤S2で形成し、リード線14aや電子部品16を接着剤S2の中に埋設したものである。従って、枠体12の下部12cの外径寸法を接着剤S2の部分の外形寸法と同一にすることができ、撮像装置1は撮像装置6と比較して例えば0.4mm程度の寸法を縮小させることができる。
また、撮像装置6の場合は、枠体62とプリント配線板65とを接着剤S1で接合するために、プリント配線板65の外形寸法を枠体62の下部62cの外形寸法より大きくしていたが、撮像装置1の場合はプリント配線板15の外形寸法を枠体12の下部12cの外形寸法と同一にすることができる。これにより、撮像装置1は枠体12の下部12cの外形寸法を撮像装置6と比較して例えば0.3mm程度縮小させることができる。
従って、撮像装置1の外形寸法を撮像装置6の外形寸法より0.7mm程度縮小させることができる。
この様に、固化した接着剤S2は撮像装置1の構造部材の一つになり、外部から塵埃や不要光が接着剤S2を通過して侵入することはない。
なお、接着剤S2は、遮光のためにカーボン等を混在させた黒色のものに限られ、固化後は撮像装置1の構造部材になるように硬化する必要があるので、固化後も柔軟なシリコン系は不適である。更に、自動組立化を考慮すると、工程が複雑になる二液性は好ましくない。従って、例えば黒色の一液性エポキシ系熱硬化型接着剤が望ましい。
次に、撮像装置1の製造方法について、図2乃至図5を参照して説明する。図2は撮像装置の製造方法を示す斜視図、図3は撮像装置の製造方法を示す断面図、図4は集合基板の斜視図、図5はスペーサの変形例である。
先ず、撮像レンズLを鏡枠11の内部に下方から挿入し、接着剤S1で固定する。
次に、絞り板12の中央に赤外カットフィルタ13を不図示の接着剤で接合し、鏡枠11の下部を接着剤S1で絞り板12に接合する。
続いて、図4に示す集合基板115を準備する。詳細は図2に示すが、集合基板115には不図示の導電性パターンが設けられ、絞り板12と略同一形状に形成された基板部115aが複数個設けられ、それぞれの基板部115aに撮像素子14や電子部品16が実装されている。また、各々の基板部115aの周囲には複数の長孔115bが不連続に穿設されている。なお、一つの基板部115aに対して長孔115bの数は3個若しくは4個が望ましい。
同時に、図2に示す如く、複数のスペーサ111を準備する。スペーサ111は上下非対称に形成され、側方に突出した突出部111aが設けられている。また、少なくとも突出部111aの上面111b(第1の面)とスペーサ111の下面111c(第2の面)は平行に形成されていて、上面111bと下面111cが所定の間隔に形成されている。なお、この間隔は、被写体の光像が撮像レンズLにより撮像素子14へ適正に合焦される寸法である。また、突出部111aの集合基板115側の下面111dは斜面に形成されている。
一方、集合基板115における隣り合う長孔115bの間には基板部115aを保持するための不連続部115cが設けられている。
そして、突出部111aの上面111bが絞り板12に当接可能なように突出部111aを撮像素子14の方に向け、下面111cを集合基板115の不連続部115cに当接させて、複数のスペーサ111を配置する。
このとき、スペーサ111の突出部111aの下面111dは斜面に形成されているので、集合基板115との間に所定の空隙が設けられ、突出部111aが撮像素子14のリード線14aや電子部品16に当接することがない。
なお、突出部111aがリード線14aや電子部品16に当接しなければ、下面111dは必ずしも平面的な斜面である必要はなく、例えば曲面であってもよい。また、スペーサ111の全ての上面は突出部111aの上面111bを含めた平面である必要はなく、突出部111aの上面111bが1段下がった形状であってもよい。
このようなスペーサの例として3種の形態を図5に示すが、本発明に用いるスペーサとしては上記の条件を満たせば、どのような形状であってもよい。
続いて、図3(A)に示す如く、第2の接着剤S2を、撮像素子14を包囲するように連続させて基板部115aの周囲に塗布し、且つ、スペーサ111の突出部111aの上面111bと下面111cの間隔より盛り上がるように塗布する。また、第2の接着剤S2を突出部111aの下方にも行き渡るようにする。この際に、リード線14aや電子部品16は接着剤S2に埋設される。
続いて、図3(B)に示す如く、鏡枠11が接合された絞り板12をスペーサ111の突出部111aの上面111bに圧着させ、第2の接着剤S2にて絞り板12と集合基板115の基板部115aとを接合する。このとき、スペーサ111には第2の接着剤S2が付着するので、スペーサ111も固定される。
やがて、第2の接着剤S2が固化したならば、図3(C)に示す如く、カッター300により絞り板12の縁部に沿った位置でスペーサ111と集合基板115の不連続部115cを切断する。同時に、接着剤S2が外側にはみ出しているならば、この接着剤S2も切断する。
このようにして集合基板115が切断されることにより、基板部115aは図1に示すプリント配線板15となり、撮像装置1が完成する。
以上の撮像装置1の製造方法は別個のスペーサ111を設けたが、絞り部材として金属板の絞り板12に代えて樹脂成型した絞り部材を用いることにより、絞り部材とスペーサを一体化することができる。このように形成した撮像装置とその製造方法を図6及び図7を参照して説明する。図6はこのような撮像装置2の断面図であって図6(A)は撮像装置の断面図、図6(B)は撮像装置の斜視図であり、図6(A)は図6(B)のA−A断面図である。図7は撮像装置の製造方法を示す斜視図である。
図6における撮像装置2は、撮像装置1における絞り板12を樹脂成型した絞り部材22に変更しただけで、他の部材の機能は撮像装置1と同様である。即ち、撮像レンズLを保持した鏡枠21が赤外カットフィルタ23を保持した絞り部材22に接着剤S1で接合され、絞り部材22は撮像素子24を実装したプリント配線板25に接着剤S2で接合されている。
絞り部材22は、中央に絞り孔22aを有し、円筒状の上部22bと角筒状の下部22cを有する。そして、下部22cはプリント配線板25と略同一形状で、接着剤S2により撮像素子24のリード線24aや電子部品26が埋設されているので、撮像装置2は撮像装置1と同様に径方向に従来より小型化されている。また、絞り部材22には図7に示す如く側方及び撮像素子24側に突出した複数のスペーサ部22dが設けられている。また、複数のスペーサ部22dは集合基板215における隣り合う長孔215bの間の不連続部215cに各々当接可能な位置に設けられている。
次に、撮像装置2の製造方法を説明する。
撮像レンズLを鏡枠21に挿着し、鏡枠21の下部を接着剤S1で絞り部材22に接合するまでは撮像装置1の製造方法と同様である。
しかし、次は撮像装置1の製造方法と異なり、第2の接着剤S2(特許請求の範囲における接着剤)を、撮像素子24を包囲するように連続させて基板部215aの周囲に塗布する。このとき、接着剤S2を絞り部材22の撮像素子24側の面における周辺の面22e(特許請求の範囲における第1の面)と、スペーサ部22dの撮像素子24側の面22f(特許請求の範囲における第2の面)との間隔より盛り上がるように塗布する。
続いて、各スペーサ部22dの面22fを集合基板215の不連続部215cに当接させて、第2の接着剤S2にて絞り部材22の面22eと集合基板115の基板部115aとを接合する。この際に、スペーサ部22dは基板部215aの外側に配置されるので、撮像素子24のリード線24aや電子部品26はスペーサ部22dに当接することがなく、第2の接着剤S2に埋設される。
やがて、第2の接着剤S2が固化したならば、前述と同様にカッター300により絞り部材22の下部22cの縁部に沿った位置でスペーサ部22dと集合基板215の不連続部215cを切断する。同時に、外側にはみ出している接着剤S2も切断する。
このように集合基板215が切断されることにより、基板部215aは図5に示すプリント配線板25となり、撮像装置2が完成する。
なお、絞り部材を樹脂成型により形成した場合でも、必ずしも絞り部材に突出部を設ける必要はなく、図2乃至図5を参照して説明した如くスペーサを用いて製造してもよい。
撮像装置の断面図と斜視図である。 図2は撮像装置の製造方法を示す斜視図である。 撮像装置の製造方法を示す断面図である。 集合基板の斜視図である。 スペーサの変形例である。 異なる撮像装置の断面図と斜視図である。 図6の撮像装置の製造方法を示す斜視図である。 従来の撮像装置の断面図と斜視図である。 従来の撮像装置の断面図と斜視図である。
符号の説明
1,2,5,6 撮像装置
11,21,51,61 鏡枠
12 絞り板
13,23,53,63 赤外カットフィルタ
14,24,54,64 撮像素子
14a,24a,54a,64a リード線
15,25,55,65 プリント配線板
16,26,56,66 電子部品
22 絞り部材
22d スペーサ部
52,62 枠体
111 スペーサ
115,215 集合基板
115a,215a 基板部
115b,215b 長孔
115c,215c 不連続部
300 カッター
L 撮像レンズ
S1,S2 接着剤

Claims (8)

  1. 所定の導電性パターンが形成され少なくとも撮像素子が実装された基板部が複数個設けられ、各々の該基板部の周囲に複数の長孔が不連続に穿設された集合基板を用いる撮像装置の製造方法において、
    絞り孔を有して前記基板部と略同一形状に形成された絞り部材に、撮像レンズを保持した鏡枠を接合する工程と、
    第1の面と第2の面とが所定の間隔を有して形成されたスペーサの該第2の面を前記集合基板における隣り合う長孔の間に位置する不連続部に当接させて複数の該スペーサを配置する工程と、
    接着剤を、前記撮像素子を包囲するように連続させ前記スペーサの第1の面より盛り上がるようにして前記集合基板の基板部に塗布する工程と、
    前記絞り部材を前記スペーサの第1の面に当接させる工程と、
    前記接着剤が固化した後、前記絞り部材の縁部に沿って少なくとも前記スペーサ及び前記集合基板を切断する工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の製造方法。
  2. 前記絞り部材は、金属板により形成され黒色処理されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の製造方法。
  3. 所定の導電性パターンが形成され少なくとも撮像素子が実装された基板部が複数個設けられ、各々の該基板部の周囲に複数の長孔が不連続に穿設された集合基板を用いる撮像装置の製造方法において、
    前記撮像素子側の第1の面と、後部側壁から側方及び前記撮像素子側に突出した複数のスペーサ部の前記撮像素子側の第2の面とが所定の間隔を有して形成され、且つ、絞り孔を有して少なくとも後部が前記基板部と略同一形状に形成された絞り部材に、撮像レンズを保持した鏡枠を接合する工程と、
    接着剤を、前記撮像素子を包囲するように連続させ前記所定の間隔より盛り上がるようにして前記集合基板の基板部に塗布する工程と、
    複数の前記スペーサ部の第2の面を前記集合基板における隣り合う長孔の間に位置する不連続部に当接させて前記絞り部材を配置する工程と、
    前記接着剤が固化した後、前記絞り部材の縁部に沿って少なくとも前記スペーサ部及び前記集合基板を切断する工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の製造方法。
  4. 前記絞り部材は樹脂成型により形成されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置の製造方法。
  5. 前記接着剤は、黒色熱硬化型接着剤であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
  6. 前記撮像素子と前記集合基板の基板部とを接合するリード線は前記接着剤の中に埋設されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
  7. 前記集合基板の基板部には所定の電子部品が実装されており、該電子部品は前記接着剤の中に埋設されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
  8. 前記絞り部材にフィルタを接合する工程を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の撮像装置の製造方法。
JP2008176754A 2008-07-07 2008-07-07 撮像装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5152695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008176754A JP5152695B2 (ja) 2008-07-07 2008-07-07 撮像装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008176754A JP5152695B2 (ja) 2008-07-07 2008-07-07 撮像装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010016745A true JP2010016745A (ja) 2010-01-21
JP5152695B2 JP5152695B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=41702397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008176754A Expired - Fee Related JP5152695B2 (ja) 2008-07-07 2008-07-07 撮像装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5152695B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171862A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置、携帯端末及び撮像装置の製造方法
JP2013021606A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Canon Inc 固体撮像装置およびそれを備えた撮像装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368235A (ja) * 2001-03-21 2002-12-20 Canon Inc 半導体装置及びその製造方法
WO2006109638A1 (ja) * 2005-04-08 2006-10-19 Konica Minolta Opto, Inc. 固体撮像素子及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368235A (ja) * 2001-03-21 2002-12-20 Canon Inc 半導体装置及びその製造方法
WO2006109638A1 (ja) * 2005-04-08 2006-10-19 Konica Minolta Opto, Inc. 固体撮像素子及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171862A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置、携帯端末及び撮像装置の製造方法
JP2013021606A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Canon Inc 固体撮像装置およびそれを備えた撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5152695B2 (ja) 2013-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7061130B2 (ja) 撮像モジュールおよびそのモールド感光アセンブリと製造方法、ならびに電子機器
TWI305959B (en) Optical device module, and method of fabricating the optical device module
KR101442060B1 (ko) 카메라 모듈 및 촬상장치
US20040227848A1 (en) Digital image capturing module assembly and method of fabricating the same
EP1603166A1 (en) Image pickup device and camera module
JP4768060B2 (ja) 光学素子、光学素子ウエハ、光学素子ウエハモジュール、光学素子モジュール、光学素子モジュールの製造方法、電子素子ウエハモジュール、電子素子モジュールの製造方法、電子素子モジュールおよび電子情報機器
JP5035707B2 (ja) 撮像装置の製造方法及び撮像装置
JP4930989B2 (ja) カメラモジュール及び撮像装置
JP2006278726A (ja) 半導体装置モジュール及び半導体装置モジュールの製造方法
JP2008258949A (ja) 固体撮像装置
JP2009130220A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2008053887A (ja) カメラモジュール
JP5152695B2 (ja) 撮像装置の製造方法
JP2008139593A (ja) カメラモジュール及び撮像装置
JP2011165774A (ja) 固体撮像装置の製造方法
KR20090073656A (ko) 카메라 모듈 및 그 제조 방법
JP2008153720A (ja) カメラモジュール及び撮像装置
JP2009188828A (ja) 固体撮像装置とその製造方法
JP2005051535A (ja) 撮像装置およびその製造方法
JP4242125B2 (ja) カメラモジュールおよびカメラモジュールの製造方法
TWI434570B (zh) 固態攝影裝置及電子機器
JP2006269784A (ja) 撮像装置
JP2010016744A (ja) 撮像装置及び携帯端末
JP2005328559A (ja) カメラモジュール
WO2015087704A1 (ja) 撮像装置および撮像装置の製造方法、並びに電子機器および電子機器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110609

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121125

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees