JP2010016663A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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輝 米川
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貴弘 岩田
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Abstract

【課題】
各種のデータが映像情報や音声情報のパケット多重化されてストリーム送信され、識別子情報(PID)により、映像や音声を抽出するデジタル放送受信機において、選局時間を短縮する。
【解決手段】
最後に選局処理を行ったときの識別子情報を保存し、次回選局時に利用する。また、最後に選局視聴した番組が、次回選局時に継続して放送している場合は、最後に選局を行ったときの識別子情報を利用し、別番組を放送している場合は、出現頻度の高い識別子情報を利用する。さらに、最後の選局時刻と、次回選局時の選局対象サービスの識別子情報の切替時間を参照し、識別子情報の切替時間内に選局を行った場合は、最後に選局を行ったときの識別子情報を利用し、識別子情報の切替時間を過ぎている場合は出現頻度の高い識別子情報を利用する。いずれかにより、選局時にTS処理部に設定する識別子情報を求めて、選局時間を短縮する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランスデジタル放送受信機のチャンネル選択に係り、選局時間を短縮する技術に関するものである。
デジタル放送では、複数の放送プログラムの映像や音声はデジタル多重化されてTS(Transport Stream)として放送されている。このTSは、デジタル映像やデジタル音声がパケット化されているとともに、パケットの管理情報が多重化されている。
デジタル放送の選局をおこなう際には、TSを解析して映像や音声のストリームを再構成する必要があるが、解析に必要なパケットの管理情報は周期的に多重化されているため、選局時間にこれらの情報取得のための待ち時間が生じ、選局時間が長いという問題がある。
このデジタル放送受信機の選局時間を短縮する技術としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1では、映像・音声の識別子情報と時刻基準情報の識別子を予測し、映像と音声の再生準備を、放送プログラムを示す情報の受信処理や、放送プログラムごとの映像や音声の識別子であるPIDの関連性を示す情報の受信処理と平行して行う。
特開2001−346109号公報
しかし、従来技術では、識別子の予測値を基準値に基づき算出している。識別子は番組間で変更されることがあるため、算出した識別子情報と実放送の識別子が一致しない場合、予測に失敗する。予測の失敗確率は時間経過に伴って高くなることが予想される。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、選局時間を短縮する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のデジタル放送受信機は、最後に選局処理を行ったときの識別子情報を保存し、次回選局時に利用し、選局時間を短縮するようにした。
また、最後に選局を行ったときに視聴した番組が、次回選局時に継続して放送されている場合は、最後に選局を行ったときの識別子情報を利用し、別番組を放送している場合は、出現頻度の高い識別子情報を利用することにより、選局時にTS処理部に設定する識別子の予測の成功確率を向上させて、選局時間を短縮する技術を提供することにある。
また、最後に選局を行ったときの時刻と、次回選局を行ったときの時刻における選局対象サービスの識別子の切替時間を参照し、識別子の切替時間内に選局を行った場合は、最後に選局を行ったときの識別子情報を利用し、識別子の切替時間を過ぎている場合は出現頻度の高い識別子情報を利用することにより、選局時にTS処理部に設定する識別子の予測の成功確率を向上させて、選局時間を短縮するようにした。
また、最後に選局を行ったときに視聴した番組が、次回選局時に継続して放送されている場合は、最後に選局を行ったときの識別子情報を利用し、別番組を放送している場合は、出現頻度の高い識別子情報を利用することにより、選局時にTS処理部に設定する識別子の予測の成功確率を向上させて、選局時間を短縮する技術を提供することにある。
また、最後に選局を行ったときの時刻と、次回選局を行ったときの時刻における選局対象サービスの識別子の切替時間を参照し、識別子の切替時間内に選局を行った場合は、最後に選局を行ったときの識別子情報を利用し、識別子の切替時間を過ぎている場合は出現頻度の高い識別子情報を利用することにより、選局時にTS処理部に設定する識別子の予測の成功確率を向上させて、選局時間を短縮するようにした。
以上説明したように、本発明のデジタル放送受信機は、TS処理部からの選局情報の取得待ち時間を短縮できるので、チャンネル選局時間を短縮することが可能となるので、使い勝手が向上する。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
なお、以下に説明する実施例では、国際標準になっているMPEG-2システムで使用されているPSI(Program Specific Information)等の略号に用いて説明する。
本発明の第1の実施例について図1〜図11を用いて説明する。
図1は、本発明のデジタル放送受信機における第1の実施例のハードウェア構成図である。
本実施例におけるデジタル放送受信機101は、リモコン信号受信部103、CPU(Central Processing Unit)104、メモリ105、デジタル放送受信プログラム106、不揮発性メモリ107、識別子情報格納部108、設定情報格納部109、チューナモジュール110、TSデコーダ112、B−CAS(BS-Conditional Access System)カード113、デスクランブラ114、ビデオデコーダ115、オーディオデコーダ116から構成される。
ただし、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、B−CASカード113、デスクランブラ114はハードウェア構成に含めなくてもよい。
リモコン信号受信部103は、リモコン102から選局要求を受信し、デジタル放送受信プログラム106に送出する。
デジタル放送受信プログラム106は、リモコン制御部103から受信した選局要求に基づき、選局対象サービスに該当する受信周波数を設定情報格納部109から取得し、チューナモジュール110に設定する。また、デジタル放送受信プログラム106は、識別子情報格納部108から、選局情報を読み出してTSデコーダ112にフィルタリング設定を行う。
ここで、フィルタリングとは、デジタル放送受信プログラム106がTS処理部112にセクションのPID、またはPESのPIDを設定し、TS処理部112が、セクションのPID、またはPESのPIDに一致するTSパケットをチューナモジュール110から取得する処理を示す。
チューナモジュール110は、選局要求に対応するTSを受信し、TSデコーダ112に送出する。
TSデコーダ112は、チューナモジュール110からTSを取得し、デジタル放送受信プログラム106のフィルタリング設定に基づき、処理の依存性を排除して選局情報を取得する。
前記「処理の依存性」の用語は、MPEG2システムで規定されているPSIの取得を、規定された仕様に従って、PATを取得し、PATの記述内容からPMTを取得して、ECM・映像PES・音声PES・字幕PES等の目的のパケットをストリームから抽出する処理を意味する。本実施例では、「処理の依存性」をこの意味で使用する。
図2は、本発明のデジタル放送受信機におけるデジタル放送受信プログラムである。
本実施例におけるデジタル放送受信プログラム106は、受信機制御部201、設定情報管理部202、チューナ制御部203、識別子情報管理部204、TS処理部205、デコード制御部206から構成される。
ここで、受信機制御部201は、リモコン信号受信部103から選局要求を受信した際、設定情報管理部202から選局対象サービスに対応する受信周波数を取得し、チューナ制御部203に設定する。その後、受信機制御部201は、識別子情報管理部204から選局対象サービスの受信に必要な選局情報を取得する。
識別子情報管理部204から選局情報を取得できた場合は、TS処理部205に対して、選局情報のフィルタリング設定を行う。識別子情報管理部204から選局情報を取得できなかった場合は、TS処理部205に対して、PATのフィルタリング設定を行う。
設定情報管理部202は、デジタル放送受信機101の設置地域で受信可能なサービスのIDと、サービスに対応する受信周波数を設定情報格納部109に格納する。
チューナ制御部203は、受信機制御部201から取得した選局対象のサービスの受信周波数をチューナモジュール110に設定する。
識別子情報管理部204は、受信機制御部201から選局対象サービスに対応する選局情報の取得要求に対して、識別子情報格納部108に該当する選局情報が存在する場合は、選局情報を受信機制御部201に送出する。該当する選局情報が存在しない場合は、TS処理部205で取得した最新の選局情報を識別子情報格納部108に格納する。
また、デジタル放送受信機101の停止時は、識別子情報格納部108に格納されている選局情報を更新する。
TS処理部205は、受信機制御部201が行ったフィルタリング設定に基づき、TSから選局に必要な選局情報を取得する。
受信機制御部201が、識別子情報格納部108から選局対象のサービスに対応する選局情報を取得できた場合は、TS処理部205は、処理の依存性を排除して、TS処理部205が取得するTSパケットから順番に処理できる。
受信機制御部201が、識別子情報格納部108から選局対象のサービスに対応する選局情報を取得できなかった場合は、TS処理部205は、PATから、PMT、ECM、ビデオPES/オーディオPES/字幕PESの順番に選局情報を取得する。ここで、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、ECMは取得しなくてもよい。
TS処理部205は、ECMを取得した場合、ECMをB−CASカード113に設定し、B−CASカード113から復号鍵を取得し、復号鍵をデスクランブラ114に設定する。ただし、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、前記ECMの取得から、前記復号鍵の前記デスクランブラへの設定までの処理を省略してもよい。
TS処理部205は、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESを取得した場合、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESから、ビデオES、オーディオES、字幕ESを生成し、ビデオES、オーディオES、字幕ESの各PTSを受信機制御部201に設定する。
また、TS処理部205は、ビデオES、オーディオES、字幕ESをデスクランブラ114に送出し、デスクランブルしたビデオES、オーディオES、字幕ESを、デコード制御部206に設定する。ただし、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、ビデオES、オーディオES、字幕ESをデスクランブラ114に送出しなくてもよい。
デコード制御部206は、TS処理部205から取得したビデオES、オーディオES、字幕ESを、各ESのDTSに基づきデコードする。その後、デコード制御部206は、受信機制御部201からPTSに基づく出画・出音要求を取得し、ビデオ、オーディオ、字幕をディスプレイ117、スピーカ118に出力する。
図3は、本発明のデジタル放送受信機の受信機制御部201の状態遷移の流れを示している。受信機制御部201は、視聴状態と電源OFF状態を持ち、各状態間を遷移する。
ここで、視聴状態とは、デジタル放送受信機101が映像、音声をディスプレイ117、スピーカ118に出力している状態を示す。また、電源OFF状態とは、デジタル放送受信機101を停止することを示す。
以下、図3の処理フローを説明する。
S301にて、受信機制御部201の状態が視聴状態か、電源OFF状態か判定する。受信機制御部201が視聴状態である場合は、S302の処理を行う。
S302にて、識別子情報管理部204から取得した選局情報をTS処理部205に設定し、選局情報取得処理の依存性を排除することにより、TS処理部205での選局情報の取得時間を短縮する。S302の詳細は、図4にて説明する。
S301にて、TS処理部205がPATから順番に選局情報を取得していた場合、また識別子情報管理部204から取得した選局情報と、最新の選局情報が一致しない場合、電源OFFの前に、識別子情報管理部204に対して識別子情報格納部108の選局情報の更新要求を発行し、識別子情報格納部108に格納されている選局情報を最新の状態にする。
次に、図4を用いて、第1の実施例における受信機制御部201の視聴時の処理の流れ(S302)を詳細に説明する。
S401にて、リモコン信号受信部103から選局要求を取得する。
S402にて、取得した選局要求を基に、設定情報管理部202から選局対象サービスに対応する受信周波数を読み出す。
S403にて、チューナ制御部203に、設定情報管理部202から読み出した受信周波数を設定する。
S404にて、PATとPMTの取得フラグを”0”に設定する。
S405にて、選局対象サービスに対応する選局情報が識別子情報管理部204から取得可能かを判定する。識別子情報格納部108に選局情報が格納されており、識別子情報管理部204が識別子情報格納部108から選局情報を取得できる場合はS407へ、選局情報を取得できない場合はS406へ進む。
S406にて、TS処理部205は、PATから順番に選局に必要な情報を取得する。ここで、S406の処理の詳細は図7にて詳細に説明する。
S407にて、識別子情報管理部204から選局情報を取得する。選局情報を取得し、TS処理部205にフィルタリング設定することにより、選局情報取得時の処理の依存性を排除し、TS処理部205における選局に必要な情報の取得時間を削減することが可能となる。
S408にて、識別子情報管理部204から取得した選局情報をTS処理部205にフィルタリング設定する。
S409にて、TS処理部205は、処理の依存性を排除してTSから選局情報を取得する。S409の処理の詳細は図9で説明する。
図5は、設定情報格納部109のテーブルフォーマットを示す図である。選局対象のサービスのサービスID(501)ごとに、受信周波数(502)を記憶する。
図6は識別子情報格納部108のテーブルフォーマットを示す図である。選局対象のサービスのサービスID(601)ごとに、PMTのPID(602)、ECMのPID(603)、ビデオPESのPID(604)、オーディオPESのPID(605)、字幕PESのPID(606)を記憶する。
ここで、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、ECMのPID(603)は識別子情報格納部108に格納しなくてもよい。
図7は、選局情報を順番に取得するときのTS処理部の処理(S406)の流れを詳細に示した図である。
S701にて、TSからPATを取得する。
S702にて、PATを解析し、PMTのPIDを取得する。
S703にて、TS処理部205に、PMTのPIDを設定する。
S704にて、TSからPMTを取得し、PMTからECM、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESのPIDを取得する。
S705にて、PATとPMTの取得フラグを”1”に設定する。
S706にて、TS処理部205にECMのPID、ビデオPESのPID、オーディオPESのPID、字幕PESのPIDを設定する。
S707にて、TSからECMを取得する。
S708にて、B−CASカード113にECMを設定する。
S709にて、B−CASカード113からビデオPES、オーディオPES、字幕PESをデスクランブルするための復号鍵を取得する。
S710にて、S709で取得した復号鍵をデスクランブラ114に設定する。
S711にて、TSからビデオPES、オーディオPES、字幕PESを取得する。
S712にて、デスクランブラ114にビデオPES、オーディオPES、字幕PESを設定し、スクランブルを解除する。
S713にて、受信機制御部201にビデオPESのPTS、オーディオPESのPTS、字幕PESのPTSを設定する。
S714にて、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESからビデオES、オーディオES、字幕ESを生成する。
S715にて、デコード制御部にビデオES、オーディオES、字幕ES、各ESのDTSを設定する。S715の詳細は図8に後述する。
ここで、図7の説明において、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、ECMのPIDの取得および設定、ECMの取得、B−CASカード113およびデスクランブラ114での処理は省略してもよい。
図8は、選局情報を順番に取得するときのデコード制御部の処理(S715)の流れを詳細に示した図である。
S801にて、ビデオES、オーディオES、字幕ESがデスクランブル済みかどうか判定する。デスクランブル済みである場合はS802へ、デスクランブル済みでない場合は処理を終える。ここで、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、S801の処理は省略してもよい。
S802にて、各ESのDTSに基づきビデオES、オーディオES、字幕ESをデコードする。
S803にて、受信制御部201から各ESのPTSに基づく出画・出音要求を取得する。
S804にて、PATとPMTの取得フラグはともに”1”かどうか判定する。取得フラグが両方”1”である場合はS805に進む。取得フラグが両方”1”でない場合は処理を終える。
S805にて、ビデオ、オーディオ、字幕をスピーカ、ディスプレイに出力する。
図9は、処理の依存性を排除したときのTS処理部の選局情報取得の処理(S409)の一例を示すフロー図である。
S901にて、デコード済みのビデオES、オーディオES、字幕ESが存在するかどうか判定する。存在する場合はS902へ、存在しない場合はS904に進む。
S902にて、PATとPMTの取得フラグが”1”で、識別子情報格納部のPATおよびPMTと一致するかどうか判定する。2つの条件をともに満たす場合はS903へ、2つの条件を満たしていない場合はS904に進む。
S903にて、デコード済みのビデオES、オーディオES、字幕ESを各ESのPTSに基づきスピーカ、ディスプレイに出力する。
S904にて、TSからPAT、PMT、ECM、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESのいずれかを取得する。
S905にて、TSから取得したパケットがPATか判定する。PATを取得した場合はS907へ、PAT以外を取得した場合はS906へ進む。
S906にて、TSから取得したパケットがPMTか判定する。PMTを取得した場合はS907へ、PMT以外を取得した場合はS909へ進む。
S907にて、新たに取得したPAT、PMTが、識別子情報格納部108のPAT、PMTと一致するか判定する。一致する場合はS908へ、一致しない場合はS406へ進む。
S909にて、TSから取得したパケットがECMか判定する。ECMを取得した場合はS910へ、ECM以外を取得した場合はS911へ進む。
S910にて、ECM処理を行う。S910の詳細は図10で説明する。
S911にて、TSからビデオPES、オーディオPES、字幕PESを取得する。
S912にて、ビデオPES、オーディオPES、字幕PES処理を行う。S912の処理の詳細は図11で説明する。
図9において、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、ECMの取得およびその処理は省略してもよい。
図10は、ECM取得時の処理(S910)の流れを詳細に示した図である。
S1001にて、B−CASカード113にECMを設定する。
S1002にて、B−CASカード113から復号鍵を取得する。
S1003にて、デスクランブラ114に復号鍵を設定する。
ここで、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、図10の処理は省略してもよい。
図11は、ビデオPES、オーディオPES、字幕PES処理(S912)の流れを詳細に示した図である。
S1101にて、デスクランブラに復号鍵が設定済みかどうか判定する。復号鍵が設定済みである場合はS1102へ、設定済みでない場合はS1104へ進む。
S1102にて、デスクランブラ114にビデオPES、オーディオPES、字幕PESを設定し、スクランブルを解除する。
S1103にて、受信機制御部201にビデオPESのPTS、オーディオPESのPTS、字幕PESのPTSを設定する。
S1104にて、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESからビデオES、オーディオES、字幕ESを生成する。
その後、S715で、デコード制御部206にビデオES、オーディオES、字幕ES、各ESのDTSを設定する。S715の処理内容は図8で説明されている。
以上説明した実施例によれば、受信機制御部201が識別子情報管理部204から選局情報を取得し、TS処理部205にフィルタリング設定を行うことにより、TS処理部205における処理の依存性を排除することができる。これにより、受信したTSから順番に処理できるため、選局情報の取得時間を短縮し、選局時間を短縮することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施例について図12〜図20を用いて説明する。
図12は、本発明のデジタル放送受信機における第2の実施例のハードウェア構成図である。
本実施例におけるデジタル放送受信機1201は、図1で説明したデジタル放送受信機101と類似の構成をもつが、メモリ105に記憶されているデジタル放送受信プログラム1202と、不揮発性メモリ107に格納されている識別子情報格納部1203、設定情報格納部109、番組情報格納部1204が異なる構成となっている。
図12に示すデジタル放送受信機1201の構成で、図1と同様の符号が付けられたブロックは図1のデジタル放送受信機101と同様の機能をもつため説明を省略する。
デジタル放送受信プログラム1202は、リモコン制御部103から受信した選局要求に基づき、選局対象のサービスに該当する受信周波数を設定情報格納部109から取得し、チューナモジュール110に設定する。
また、デジタル放送受信プログラム1202は、番組情報格納部1204を参照し、選局対象サービスの番組を放送時間内に視聴したか判定し、視聴している場合は、識別子情報格納部1203から、選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報を取得し、視聴していない場合は、選局対象サービスにおいて出現頻度の高い識別子を取得し、TSデコーダ112にフィルタリング処理の設定を行う。
図13により、実施例2のデジタル放送受信機におけるデジタル放送受信プログラムの詳細構成を説明する。
本実施例におけるデジタル放送受信プログラム1202は、受信機制御部1301、設定情報管理部202、チューナ制御部203、番組情報管理部1302、識別子情報管理部1303、TS処理部1304、デコード制御部1305から構成され、図2で説明したデジタル放送受信プログラム106と類似の構成をもつ。以下、相違点について詳細に説明する。
受信機制御部1301は、リモコン信号受信部103から選局要求を受信した際、設定情報管理部202から選局対象サービスに対応する受信周波数を取得し、チューナ制御部203に設定する。その後、受信機制御部1301は、番組情報管理部1302にて、選局対象サービスの番組を、番組の放送時間内に視聴したか判定し、視聴していた場合は、識別子情報管理部1303から選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報を取得する。
視聴していない場合は、識別子情報管理部1303から選局対象サービスにおいて、出現頻度の高い選局情報を取得する。受信機制御部1301は、選局情報を取得した後、TS処理部1304に対して、選局情報のフィルタリング設定を行う。識別子情報管理部1303から、選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報、また出現頻度の高い選局情報のいずれも取得できなかった場合は、TS処理部1304に対して、PATのフィルタリング設定を行う。
識別子情報管理部1303は、受信機制御部1301から選局対象のサービスに対応する選局情報取得要求を受信し、識別子情報格納部1203に該当する選局情報が存在する場合は、選局情報を受信機制御部1301に送出する。該当する選局情報が存在しない場合は、TS処理部1304で取得した最新の選局情報を識別子情報格納部1203に格納する。
また、デジタル放送受信機の停止時には、視聴したサービスの選局情報を識別子情報格納部1203に格納する。
TS処理部1304は、受信機制御部1301が行ったフィルタリング設定に基づき、TSから選局に必要な選局情報を取得する。
受信機制御部1301が、識別子情報格納部1203から選局対象のサービスに対応する選局情報を取得できた場合は、TS処理部1304は、処理の依存性を排除して、TS処理部1304が取得するTSパケットから順番に処理する。選局情報を取得できなかった場合は、TS処理部1304は、PATから、PMT、ECM、ビデオPES/オーディオPES/字幕PESの順番に選局情報を取得する。
また、TS処理部1304は、ECMを受信した場合、ECMをB−CASカード113に設定し、B−CASカード113から復号鍵を取得し、復号鍵をデスクランブラ114に設定する。
さらに、TS処理部1304は、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESを取得した場合、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESから、ビデオES、オーディオES、字幕ESを生成し、ビデオES、オーディオES、字幕ESの各PTSを受信機制御部1301に設定する。
TS処理部1304は、ビデオES、オーディオES、字幕ESをデスクランブラ114に送出し、デスクランブルしたビデオES、オーディオES、字幕ESを、デコード制御部1305に設定する。
デコード制御部1305は、TS処理部1304から取得したビデオES、オーディオES、字幕ESを、各ESのDTSに基づきデコードする。その後、デコード制御部206は、受信機制御部1301から各ESのPTSに基づく出画・出音要求を取得し、ビデオ、オーディオ、字幕をディスプレイ1117、スピーカ1118に出力する。
図14は、視聴番組の番組終了時刻に基づいて、使用する識別子を切り替えた場合の予測成功確率の推移を示した概念図である。任意の番組を視聴する際に必要となる選局情報は、番組放送中に変更されることはない。そのため、番組A開始時刻Ta(1401)において番組Aを視聴し、視聴終了時に視聴していた番組の選局情報を保存し、番組A放送途中の時刻Tb(1402) において再び番組Aを選局する場合は、最後に視聴したときの選局情報を利用すれば100%の確率で選局情報の予測は成功する。一方、出現頻度の高い選局情報を利用する場合は、予測に失敗する可能性がある。
また、番組A終了時刻Tc(1403)以降、番組Aを放送していたサービスを選局する際は、番組A終了直後であれば、最後に視聴したときの選局情報を利用する方が、出現頻度の高い選局情報を利用する場合に対して予測の成功確率は高いと予想できる。しかし、長時間経過した場合は、選局情報が変更される可能性が高くなるため、出現頻度の高い選局情報を利用した方が予測の成功確率は高くなると予想される。
そのため、同一番組が放送されている間は最後に視聴したときの選局情報を用いて選局を行い、番組が終了した後に選局する場合は、出現頻度の高い選局情報を用いることにより、最後に視聴したときの選局情報のみを用いて選局情報を予測する場合と比較して、選局情報の予測の成功確率を向上させることができる。
次に、図15を用いて、第2の実施例における受信機制御部1301の視聴時の処理の流れを詳細に説明する。図15のS1501からS1505ステップは、図4で説明した処理フローのS401からS405ステップと同一のため、説明を省略する。S1505ステップで、識別子情報管理部1303が識別子情報格納部1203から選局情報を取得できる場合に、S1506の処理に分岐する。
S1506では、選局要求サービスで放送中の番組を番組放送中に1回以上視聴したか否かを、詳細を後述する番組情報格納テーブルを参照して判定する。視聴している場合はS1508へ、視聴していない場合は、S1507へ進む。
S1507にて、後述する識別子情報管理部から出現頻度の高い選局情報を読出す。
S1508にて、後述する識別子情報格納部から最後に視聴したときの選局情報を読出す。
S1509にて、識別子情報管理部1303から読出した選局情報をTS処理部1304に設定する。
S1510にて、処理の依存性を排除して選局情報を取得する。S1510の詳細は図18で説明する。
図16は番組情報格納部1204のテーブルフォーマットの一例を示す図であり、番組情報管理部1302により参照される。
図16において、選局対象のサービスのサービスID(1601)ごとに、1602は番組ID(1602)、1603は番組開始時刻(1603)、1604は番組の長さ(1604)、1605は番組視聴フラグ(1605)を記憶する。
番組視聴フラグ(1605)は、例えば、サービスID(1601)が1024、番組ID(1602)が0x010の場合において、番組ID(1602)0x010が放送している間に視聴した場合”1”を設定する。番組ID(1602)0x010が放送中の間は番組視聴フラグには”1”が設定されており、この期間にサービスID(1601)1024に選局した場合は、最後に選局したときの選局情報を用いる。番組ID(1602)0x010が終了すると番組視聴フラグは”0”になる。番組ID(1602)の終了は、番組開始時刻(1603)と、番組長(1604)から算出する。
図17は識別子情報格納部1203のテーブルフォーマットの一例を示す図であり、識別子情報管理部1303により参照される。
テーブルは、選局対象のサービスのサービスID(1701)ごとに、PMTのPID(1702)、ECMのPID(1703)、ビデオPESのPID(1704)、オーディオPESのPID(1705)、字幕PESのPID(1706)、最終視聴サービスフラグ(1706)、出現頻度(1708)を記憶する。
ここで、サービスが複数のプログラムで構成される場合には、それぞれのPMTごとに、ECM・ビデオPES・オーディオPES・字幕PES・最終視聴サービスフラグ・出現頻度のPIDを記憶する。
ここで、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、ECMのPID(1703)は識別子情報格納部1303に格納しなくてもよい。
最終視聴サービスフラグ(1707)は、任意のサービスに選局情報の組が複数存在する場合、最後に選局したときの選局情報の組に”1”を設定し、それ以外の選局情報の組には”0”を設定する。S1508にて最後に視聴したときの選局情報を読出すときは、最終視聴サービスフラグ(1707)が”1”の選局情報の組を読み出す。
出現頻度(1708)は、任意のサービスに選局情報の組が複数存在する場合、前記サービスが選局される度に、各選局情報の組の出現回数を記録し、出現頻度を算出する。図15のS1507において、出現頻度の高い選局情報を読出すときは、出現頻度(1708)の高い選局情報を読出す。
図18は、図15の処理の依存性を排除したときのTS処理部1304の選局情報取得の処理(S1510)の流れを詳細に示した図である。
S1801にて、出現頻度の高い識別子を利用しているかどうか判定する。利用している場合は図9で詳細フローを説明した図4のS409と同じ処理へ分岐し、利用していない場合はつぎのS1802へ進む。
S1802にて、デコード済みのビデオES、オーディオES、字幕ESが存在するかどうか判定する。存在する場合はS1803へ分岐し、存在しない場合はS1804に進む。
S1803にて、デコード済みのビデオES、オーディオES、字幕ESを、各ESのPTSに基づきスピーカおよびディスプレイに出力する。
S1804にて、TSからPAT、PMT、ECM、ビデオPES、オーディオPES、字幕PESのいずれかを取得する。
S1805にて、TSから取得したパケットがPATか判定する。PATを取得した場合はS1802へ、PAT以外を取得した場合はS1806へ進む。
S1806にて、TSから取得したパケットがPMTか判定する。PMTを取得した場合はS1802へ、PMT以外を取得した場合はS1807へ進む。
S1807にて、TSから取得したパケットがECMか判定する。ECMを取得した場合はS910へ、ECM以外を取得した場合はS1808へ進む。
S1808にて、TSからビデオPES、オーディオPES、字幕PESを取得する。
S1809にて、ビデオPES、オーディオPES、字幕PES処理を行う。S1809の詳細は図19で説明する。
図19は、図18のビデオPES、オーディオPES、字幕PES処理(S1809)の流れを詳細に示した図である。S1901からS1904ステップの処理内容は、図11で説明したS1101からS1104と同じため、説明を省略する。
S1905にて、デコード制御部1305にビデオES、オーディオES、字幕ES、各ESのDTSを設定する。S1905の処理の詳細は図20で説明する。
図20は、図19で説明した第2の実施例におけるデコード制御部の処理(S1905)の流れを詳細に示した図である。S2001からS2003ステップは、図8のデコード制御部の処理フローと同じ内容のため、説明を省略する。
S2004にて、ビデオ、オーディオ、字幕をスピーカ、ディスプレイに出力する。
以上説明した実施例によれば、受信機制御部1301は。番組情報管理部1302にて、選局対象サービスで放送している番組を放送時間内に一回以上視聴したか判定し、視聴している場合は、選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報を識別子情報管理部1303から取得し、視聴していない場合は、選局対象サービスにおいて出現頻度の高い選局情報を識別子情報管理部1303から取得し、TS処理部1304にフィルタリング設定を行う。
これにより、TS処理部1304における処理の依存性を排除し、TS処理部1304は受信したTSから順番に処理できるため、選局情報の取得時間を短縮し、選局時間を短縮することが可能となる。
次に、本発明の第3の実施例について図21〜図26を用いて説明する。
図21は、本発明のデジタル放送受信機における第3の実施例のハードウェア構成図である。
本実施例におけるデジタル放送受信機2101は、図1や図12で説明したデジタル放送受信機と類似の構成をもつが、メモリ105に記憶されているデジタル放送受信プログラム2102と、不揮発性メモリ107に格納されている識別子情報格納部2104、識別子情報切替時間格納部2103が異なる構成となっている。
図21に示すデジタル放送受信機2101の構成で、図1や図12と同様の符号が付けられたブロックは図1や図12のデジタル放送受信機と同様の機能をもつため説明を省略する。
デジタル放送受信プログラム2102は、リモコン制御部103から受信した選局要求に基づき、選局対象のサービスに該当する受信周波数を設定情報格納部109から取得し、チューナモジュール110に設定する。
また、デジタル放送受信プログラム2102は、識別子情報格納部2104を参照し、選局対象サービスの最終視聴時刻を取得する。また、デジタル放送受信プログラム2102は、識別子情報切替時間格納部2103を参照し、選局対象サービスにおける番組切替時間を取得する。
デジタル放送受信プログラム2102は、前記最終視聴時刻と前記番組切替時間に基づき、選局対象サービスを最後に視聴してから、番組切替の時刻を超えたかどうか判定し、番組切替の時刻を超えている場合は、識別子情報格納部2104から、選局対象サービスにおいて出現頻度の高い識別子を取得し、超えていない場合は、選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報を取得し、TSデコーダ112にフィルタリング処理の設定を行う。
図22は、実施例3のデジタル放送受信機におけるデジタル放送受信プログラムの構成を説明する図である。
本実施例におけるデジタル放送受信プログラム2102は、受信機制御部2201、設定情報管理部202、チューナ制御部203、識別子情報切替時間管理部2202、識別子情報管理部2203、TS処理部205、デコード制御部206から構成され、図2や図22で説明したデジタル放送受信プログラムと類似の構成をもつ。以下、相違点について詳細に説明する。
受信機制御部2201は、リモコン信号受信部103から選局要求を受信した際、設定情報管理部202から選局対象サービスに対応する受信周波数を取得し、チューナ制御部203に設定する。その後、受信機制御部2201は、識別子情報管理部2203から選局対象サービスの最終視聴時刻を取得し、また、識別子情報切替時間管理部2202から選局対象サービスの番組切替時間を取得する。
前記最終視聴時刻と前記番組切替時間に基づき、選局対象サービスを最後に視聴してから、番組切替の時刻を超えたかどうか判定し、番組切替の時刻を超えている場合は、識別子情報管理部2203から、選局対象サービスにおいて出現頻度の高い識別子を取得し、超えていない場合は、選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報を取得し、TSデコーダ112にフィルタリング処理の設定を行う。
識別子情報管理部2203は、受信機制御部2201から選局対象のサービスに対応する選局情報取得要求を受信し、識別子情報格納部2104に該当する選局情報が存在する場合は、選局情報を受信機制御部2201に送出する。該当する選局情報が存在しない場合は、TS処理部205で取得した最新の選局情報を識別子情報格納部2104に格納する。
また、デジタル放送受信機の停止時には、視聴したサービスの選局情報を識別子情報格納部2104に格納する。
受信機制御部2201が、識別子情報格納部2104から選局対象のサービスに対応する選局情報を取得できた場合は、TS処理部205は、処理の依存性を排除して、TS処理部205が取得するTSから順番に処理する。選局情報を取得できなかった場合は、TS処理部205は、PATから、PMT、ECM、ビデオPES/オーディオPES/字幕PESの順番に選局情報を取得する。
図23は、デジタル放送の番組編成のタイムチャートの一例を示した図である。ある放送局Aでは、1日の放送は04:00(2301)に開始し、03:00(2305)に終了する。番組の長さは時間帯によって異なり、04:00(2301)から10:00(2302)、19:00(2303)から03:00(2305)の間は、1つの番組は1時間で構成される(区間1)。
また、10:00(2302)から16:00(2303)の間は、1つの番組は2時間で構成される(区間2)、また、16:00(2303)から19:00(2304)の間は、1つの番組は30分で構成される(区間3)。ここで、番組の区切りは、10:00(2302)、16:00(2303)のように、毎時の始まりであることが多い。これは時間帯によらず、また、他放送局においても同様の傾向を示している。
この性質を利用し、例えば09:30に放送局Aを視聴し、その後、他の放送局を視聴して10:15に再度放送局Aを選局した場合は、番組の区切りである10:00(2302)をまたいでいるため、識別子情報格納部2104から、出現頻度の高い識別子をTS処理部205に設定する。
また、14:15に放送局Aを視聴し、その後、他の放送局を視聴して14:50に再度放送局Aを選局した場合は、番組の区切りである16:00(2303)をまたいでいないため、識別子情報格納部2104から、放送局Aを最後に選局したときの識別子をTS処理部205に設定する。
このように、各放送局に毎時ごとに存在する番組の区切りを利用して、TS処理部205に設定する識別子を切り替えることにより、選局時にTS処理部に設定する識別子の予測の成功確率を高めて、選局時間を短縮することができる。
次に、図24を用いて、第3の実施例における受信機制御部2201の視聴時の処理の流れを詳細に説明する。図24のS2401からS2405ステップは、図4で説明した処理フローのS401からS405ステップと同一のため、説明を省略する。S2405ステップで、識別子情報管理部2203が識別子情報格納部2104から選局情報を取得できる場合に、S2406の処理に分岐する。
S2406は、図25に詳細を説明する識別子情報切替時間格納部2103に格納されているテーブルを参照し、各放送局の各時間帯に設定した切替時間を超えているかどうか判定する。このテーブルの内容は、S2406の判定結果に基づき更新され、初期状態(2501〜2504)から定常状態(2505〜2508)に近づく。
このように、S2406にて選局対象サービスを番組の切替時間内に選局したかどうかを判定し、各放送局の各時間帯ごとに設定した切替時間を超えていない場合はS2407へ、超えた場合はS2408に進む。
以降の処理は、図15で示した処理と同様に、S2407にて、識別子情報管理部2203から最後に視聴したときの選局情報を読み出す。
S2408にて、識別子情報管理部2203から出現頻度の高い選局情報を読み出す。
S2409にて、識別子情報管理部2203から読み出した選局情報をTS処理部205に設定する。
その後、S409に進む。
図25は識別子情報切替時間格納部2103に格納され、識別子情報切替時間管理部2202により参照されるテーブルのフォーマットを示す図である。テーブルは、各放送局の時間帯ごとの放送番組の切り替え時間を示したものである。
図25において、時間(2501)から放送局C(2504)は各放送局の切替時間の初期状態を示している。また、時間(2505)から放送局C(2508)は各放送局の切替時間の定常状態を示している。このように、識別子情報切替時間格納部2103に格納されるデータは更新可能にする。
識別子情報切替時間管理部2202は、識別子情報切替時間格納部2103を参照して、視聴時に現在時刻を基に時間2505を検索して、対応する時間帯の放送局の切り替え時間を取得する。
図26は識別子情報格納部2104のテーブルフォーマットの一例を示す図であり、識別子情報管理部2203により参照される。
テーブルは、選局対象のサービスのサービスID(2601)ごとに、PMTのPID(2602)、ECMのPID(2603)、ビデオPESのPID(2604)、オーディオPESのPID(2605)、字幕PESのPID(2606)、最終視聴サービスフラグ(2607)、出現頻度(2608)、最後視聴時刻(2609)を記憶する。
ここで、サービスが複数のプログラムで構成される場合には、それぞれのPMTごとに、ECM・ビデオPES・オーディオPES・字幕PES・最終視聴サービスフラグ・出現頻度・最後視聴時刻のPIDを記憶する。
ここで、放送コンテンツのコピー制御を行っていない国または地域の場合、ECMのPID(2603)は識別子情報格納部2104に格納しなくてもよい。
以上説明した実施例によれば、受信機制御部2201は、識別子情報切替時間管理部2202から、各放送局・各時間帯の番組の切替時間を取得し、選局対象サービスを最後に視聴した時刻と比較して、番組の切替時間を超えているかどうか判定し、超えている場合は、選局対象サービスにおいて出現頻度の高い選局情報を識別子情報管理部2203から取得する。超えていない場合には、選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報を識別子情報管理部2203から取得し、TS処理部205にフィルタリング設定を行う。
これにより、TS処理部205における処理の依存性を排除し、TS処理部205は受信したTSから順番に処理できるため、選局情報の取得時間を短縮し、選局時間を短縮することが可能となる。
次に、本発明の第4の実施例について図27〜図37を用いて説明する。
図27は、本発明のデジタル放送受信機における第4の実施例のハードウェア構成図である。
本実施例におけるデジタル放送受信機2701は、図1や図12や図21で説明したデジタル放送受信機と類似の構成をもつが、メモリ105に記憶されているデジタル放送受信プログラム2702と、不揮発性メモリ107に格納されている番組編成情報格納部2703、統計情報格納部2704が異なる構成となっている。
図27に示すデジタル放送受信機2701の構成で、図1や図12と図21と同様の符号が付けられたブロックは図1や図12や図21のデジタル放送受信機と同様の機能をもつため説明を省略する。
デジタル放送受信プログラム2702は、リモコン制御部103から受信した選局要求に基づき、選局対象のサービスに該当する受信周波数を設定情報格納部109から取得し、チューナモジュール110に設定する。
また、デジタル放送受信プログラム2702は、識別子情報格納部2104を参照し、選局対象の放送局の最終視聴時刻を取得する。また、統計情報格納部2704を参照し、選局対象の放送局における識別子情報切替時間を取得する。
デジタル放送受信プログラム2702は、詳細を後述するが、前記最終視聴時刻と前記識別子情報切替時間に基づき、選局対象の放送局を最後に視聴してから、識別子情報切替時刻を超えたか判定し、識別子情報切替時間を超えている場合は、識別子情報格納部2104から、選局対象の放送局において出現頻度の高い識別子情報を取得し、超えていない場合は、選局対象の放送局を最後に視聴したときの選局情報を取得し、TSデコーダ112にフィルタリング処理の設定を行う。
図28は、本発明のデジタル放送受信機におけるデジタル放送受信プログラム2702の構成を説明する図である。
本実施例におけるデジタル放送受信プログラム2702は、受信機制御部2801、設定情報管理部202、チューナ制御部203、識別子情報切替時間管理部2802、識別子情報管理部2203、TS処理部205、デコード制御部206から構成され、図2や図13や図22で説明したデジタル放送受信プログラムと類似の構成をもつ。以下、相違点について詳細に説明する。
受信機制御部2801は、リモコン信号受信部103から選局要求を受信した際、設定情報管理部202から選局対象のサービスに対応する受信周波数を取得し、チューナ制御部203に設定する。その後、受信機制御部2801は、識別子情報管理部2203から選局対象の放送局の最終視聴時刻を取得し、また、統計情報管理部2803から選局対象の放送局の識別子情報切替時間を取得する。
前記最終視聴時刻と前記識別子情報切替時間に基づき、選局対象の放送局を最後に視聴してから、識別子情報切替時間を超えたか判定し、識別子情報切替時間を超えている場合は、識別子情報管理部2203から、選局対象の放送局において出現頻度の高い識別子情報を取得し、超えていない場合は、選局対象の放送局を最後に視聴したときの選局情報を取得し、TSデコーダ112にフィルタリング処理の設定を行う。
受信機制御部2801が、識別子情報格納部2104から選局対象のサービスに対応する選局情報を取得できた場合は、TS処理部205は、処理の依存性を排除して、TS処理部205が取得するTSから順番に処理する。選局情報を取得できなかった場合は、TS処理部205は、PATから、PMT、ECM、ビデオPES/オーディオPES/字幕PESの順番に選局情報を取得する。
図29は番組編成情報格納部2703に格納される番組編成情報のテーブルフォーマットを示す図である。
図29において、放送局2901の番組ID(2902)ごとに、番組名(2903)、当該番組の放送日時(2904)、当該番組の開始時刻(2905)、当該番組の番組の時間長(2906)、マルチチャンネルフラグ(2907)を格納する。これらの番組編成情報格納部2703に格納されている各データは、視聴時および電源OFF時に番組編成情報管理部2802が更新する。
ここで、マルチチャンネルフラグ(2907)は、放送局がある時間帯において1番組のみ放送する場合は”0”を設定し、複数番組を同時に放送する場合は”1”を設定する。統計情報管理部2803は、最後に視聴したときの識別子情報を用いる場合の予測成功確率を算出するとき、および、出現頻度の高い識別子情報を用いる場合の予測成功確率を算出するときに番組編成情報格納部2703のマルチチャンネルフラグ(2907)を参照する。
図30は、デジタル放送の識別子情報の切替タイミングを説明する概念図であり、放送番組のタイムスケジュールと放送番組の識別子情報の関係を示している。
デジタル放送では、放送番組の識別子情報は当該番組途中で変更されおらず、識別子情報の変更タイミングは、1番組放送から複数番組放送への切替時になっている。
実放送においては、1番組放送から1番組放送に切替わる場合、または複数番組放送から複数番組放送に切替わる場合は識別子情報は変更されないことが多い。図30において、識別子情報が変更されるのは12:00(3001)、13:00(3002)、14:00(3003)、15:00(3004)のときである。
図31は、識別子情報の予測成功確率の推移を説明する概念図である。
ある放送局について、最後に視聴したときの識別子情報を用いる場合の予測成功確率と、出現頻度の高い識別子情報を用いる場合の予測成功確率を算出した結果、図31に示すグラフとなった。
最後に視聴してからの経過時間が短い場合は、最後に視聴したときの識別子情報を用いる方が予測成功確率が高く、最後に視聴してからの経過時間が長い場合は、出現頻度の高い識別子情報を用いる場合の予測成功確率が高い。
そのため、最後に視聴したときの識別子情報を用いる場合の予測成功確率と、出現頻度の高い識別子情報を用いる場合の予測成功確率が逆転する時間(3101)を算出し、最後に視聴してから予測成功確率が逆転する時間(3101)までは最後に視聴したときの識別子情報を使用し、予測成功確率が逆転する時間(3101)を過ぎた後は出現頻度の高い識別子情報を使用することにより、予測の精度を向上させることができる。
つぎに、第4の実施例における統計情報管理部が生成する予測成功確率の算出処理を図32から図34により説明する。以下に説明する処理により、図36に説明する統計情報格納部2704の予測成功確率テーブルを生成する。
図32は、統計情報管理部2803のメインフローを示す図である。以下に説明するように、当該処理は、デジタル放送受信機の電源OFF処理時におこなわれる。
S3201にて、リモコン信号受信部103から電源OFF要求を取得する。
S3202にて、1日の放送が終了したか判定する。番組編成情報格納部2703を参照し、1日の放送が終了している場合はS3203に進み、1日の放送が終了していない場合は処理を終了する。
S3203にて最後に視聴したときの識別子情報の予測成功確率を算出する。詳細は、図33により後述する。
つぎに、S3204にて出現頻度の高い識別子情報の予測成功確率を算出する。詳細は、図34により後述する。
さらに、S3205にて最後に視聴したときの識別子情報と、出現頻度の高い識別子情報の予測成功確率が逆転するまでの時間を算出し、処理を終了する。詳細は、図35により後述する。
図33は、図32に示した最後に視聴したときの識別子情報の予測成功確率算出処理(S3203)の詳細フローを示した図である。
S3301にて、受信可能な全放送局の予測成功確率を算出したか判定する。全放送局の予測成功確率を算出していない場合はS3302に進み、全放送局の予測成功確率を算出している場合は処理を終了する。
S3302にて、ある放送局について1週間分の予測成功確率を算出したか判定し、算出している場合はS3303に進み、算出していない場合はS3304に進む。
S3303にて、1週間の予測成功確率の平均を計算し統計情報格納部2704に格納し、S3301に進む。
S3304にて、番組編成情報格納部2703から1日の放送時間を算出する。
S3305にて、最後に視聴したときの時刻Tl(min)と、次回選局時刻Tn(min)と、時刻Tnと時刻Tlの幅W(min)に初期値を設定する。時刻Tlには1日の放送開始時刻Ts(min)、時刻TnにはTs+1、幅WにはTn−Tlをそれぞれ設定する。
S3306にて、幅Wが上限値以内であるか判定する。ここで、上限値とは1日の放送終了時刻Te(min)から時刻Ts+1を引いた値である。幅Wが上限値を超えていない場合はS3308に進み、上限値を超えている場合はS3307に進む。
S3307にて、翌日の番組編成情報を番組編成情報格納部2703から読み出す。
S3308にて、時刻Tnにおける識別子情報と時刻Tlにおける識別子情報が異なるか判定する。識別子情報が異なる場合はS3310に進み、識別子情報が同じ場合はS3309に進む。
S3309にて、予測成功のカウント総数に1を加える
S3310にて、予測失敗のカウント総数に1を加える。
S3311にて、時刻Tlに1を加える。
S3312にて、時刻Tlが上限値以内か判定する。ここで、上限値とは時刻Teから幅Wを引いた値である。
S3313にて、幅Wに1を加える。
S3314にて、予測成功のカウント総数と予測失敗のカウント総数から予測成功確率を算出する。
S3315にて、カウント総数をクリアする。
上記の処理により、図36に示す統計情報格納部2704の予測成功確率テーブルの成功確率3603を選局後の経過時間3602ごとに格納する。上記の処理において、予測成功確率は、曜日または時間帯ごとに算出してもよい。
図34は、図32に示した出現頻度の高い識別子情報の予測成功確率の算出処理(S3204)の詳細フローを示した図である。
S3401にて、受信可能な全放送局の予測成功確率を算出したか判定する。算出していない場合はS3402に進み、全放送局分の算出した場合は処理を終了する。
S3402にて、識別子情報格納部2104から出現頻度が最も高い識別子情報を読み出す。
S3403にて、1週間の番組編成情報から、1番組放送の総放送時間と複数番組放送の総放送時間の割合を算出する。
S3404にて、識別子情報格納部2104から読み出した識別子情報と、1番組/複数番組放送の放送時間の割合から予測成功確率を算出する。
S3405にて、算出した予測成功確率を統計情報格納部2704に格納する。
S3406にて、次の放送局の処理に切り替え、S3402からS3406の処理を全放送局分おこなう。
上記の処理により、図36に示す統計情報格納部2704の予測成功確率テーブルの成功確率3605を選局後の経過時間3604ごとに格納する。
図35は、図32に示した最後に視聴したときの識別子情報と出現頻度の高い識別子情報の予測成功確率が逆転する時間を算出する処理(S3204)の詳細フローを示した図である。
S3501にて、全放送局の予測成功確率を算出したか判定する。算出していない場合はS3502に進み、算出している場合は処理を終了する。
S3502にて、統計情報格納部2704から、最後に視聴したときの識別子情報の予測成功確率と出現頻度が最も高い識別子情報の予測成功確率を読出す。
S3503にて、最後に選局してからの経過時間Tの初期値を1(min)に設定。
S3504にて、経過時間Tが上限を超えたか判定する。ここで、上限とは経過時間T−1である。上限を超えていない場合はS3505に進み、上限を超えている場合はS3506に進む。
S3505にて、出現頻度の高い識別子情報の方が最後に視聴したときの識別子情報より、経過時間Tにおける予測成功確率が高いか判定する。予測成功確率が高い場合はS3508に進み、予測成功確率が高くない場合はS3507に進む。
S3506にて、識別子情報切替時間をー1として統計情報格納部2704に格納する。識別子情報切替時間がー1である場合、受信機制御部2801は識別子情報管理部2203から最後に視聴したときの識別子情報を取得する。
S3507にて、経過時間Tに1を加える。
S3508にて、経過時間Tを識別子情報切替時間として、図36の統計情報格納部2704の識別子情報切替時間3606に格納する。
図36は、図32から図35で説明した、第4の実施例の統計情報格納部2704に格納される予測成功確率と識別子切替時間のテーブルのフォーマットを示す図である。
詳しくは、放送局(3601)ごとに、最後に視聴したときの識別子情報における選局後の経過時間(3602)ごとの予測成功確率(3603)と、出現頻度の高い識別子情報における選局後の経過時間(3604)ごとの予測成功確率(3605)が格納されている。さらに、これらのデータから求めた識別子情報切替時間(3606)が格納されている。
次に、図37を用いて、第4の実施例における受信機制御部2801の視聴時の処理の流れを説明する。図37のS3701からS3705ステップは、図25で説明した処理フローのS2401からS2405ステップと同一のため、説明を省略する。S3705ステップで、識別子情報管理部2203が識別子情報格納部2104から選局情報を取得できる場合に、S3706の処理に分岐する。
S3706にて、最後に視聴してからの経過時間が、統計情報格納部2704から取得した識別子情報切替時間内であるか判定する。切替時間内である場合はS3707に進み、切替時間を超えている場合はS3708に進む。
S3707にて、識別子情報管理部2203から最後に視聴したときの選局情報を読出す。
S3708にて、識別子情報管理部2203から出現頻度の高い選局情報を読出す。
S3709にて、読出した選局情報をTS処理部205に設定し、S409に進む。
以上説明した実施例によれば、受信機制御部2801は、統計情報管理部2803から、最後に視聴してから識別子情報が切り替わるまでの時間を取得し、選局対象サービスを最後に視聴した時刻と比較して、識別子情報切替時間を超えているか判定し、超えている場合は選局対象サービスにおいて出現頻度の高い選局情報を識別子情報管理部2203から取得し、超えていない場合は選局対象サービスを最後に視聴したときの選局情報を識別子情報管理部2203から取得し、TS処理部205にフィルタリング設定を行う。
これにより、TS処理部205における処理の依存性を排除し、TS処理部205は受信したTSから順次処理できるため、選局情報の取得時間を短縮し、選局時間を短縮することが可能となる。
第1の実施例のデジタル放送受信機のハードウェア構成図である。 第1の実施例のデジタル放送受信プログラム構成図である。 第1の実施例のデジタル放送受信機の受信機制御部の状態遷移の流れを示す図である。 第1の実施例のデジタル放送受信機の受信機制御部の視聴時の処理の流れを示す図である。 第1の実施例のデジタル放送受信機の設定情報格納部のテーブルの一例の説明図である。 第1の実施例におけるデジタル放送受信機の識別子情報格納部のテーブルの一例の説明図である。 第1の実施例のデジタル放送受信機における選局情報を順番に取得するときのTS処理部の処理の流れを示す図である。 第1の実施例のデジタル放送受信機におけるデコード制御部の処理の流れを示す図である。 第1の実施例のデジタル放送受信機における処理の依存性を排除したときのTS処理部の選局情報取得の処理の流れを示す図である。 第1の実施例のデジタル放送受信機のECM取得時の処理の流れを示す図である。 第1の実施例のビデオPES/オーディオPES/字幕PES取得時の流れを示す図である。 第2の実施例のデジタル放送受信機ハードウェア構成図である。 第2の実施例のデジタル放送受信プログラム構成図である。 第2の実施例のデジタル放送受信機における番組終了時刻を閾値として使用する識別子情報を切り替えた場合の予測成功確率の推移の概念図である。 第2の実施例のデジタル放送受信機の受信機制御部の視聴時の処理の流れを示す図である。 第2の実施例のデジタル放送受信機の番組情報格納部のテーブルの一例の説明図である。 第2の実施例のデジタル放送受信機における識別子情報格納部のテーブルの一例の説明図である。 第2の実施例のデジタル放送受信機における処理の依存性を排除したときのTS処理部選局情報取得の処理の流れを示す図である。 第2の実施例のビデオPES/オーディオPES/字幕PES取得時の流れを示す図である。 第2の実施例のデジタル放送受信機におけるデコード制御部の処理の流れを示す図である。 第3の実施例のデジタル放送受信機ハードウェア構成図である。 第3の実施例のデジタル放送受信プログラム構成図である。 第3の実施例の現行のデジタル放送の番組編成の一例の説明図である。 第3の実施例のデジタル放送受信機の受信機制御部の視聴時の処理の流れを示す図である。 第3の実施例のデジタル放送受信機の識別子情報切替格納部のテーブルの一例の説明図である。 第3の実施例のデジタル放送受信機における識別子情報格納部のテーブルの一例の説明図である。 第4の実施例のデジタル放送受信機ハードウェア構成図である。 第4の実施例のデジタル放送受信プログラム構成図である。 第4の実施例の番組編成情報格納部のテーブルフォーマットを示す図である。 第4の実施例の現行のデジタル放送の識別子情報の切替タイミングの概念図である。 第4の実施例のデジタル放送受信機の識別子情報の予測成功確率の推移の概念図である。 第4の実施例における統計情報管理部の処理の流れを示す図である。 第4の実施例における統計情報管理部の最後に視聴したときの識別子情報の予測成功確率算出処理の流れを示す図である。 第4の実施例における統計情報管理部の出現頻度の高い識別子情報の予測成功確率算出処理の流れを示す図である。 第4の実施例における統計情報管理部の最後に視聴したときの識別子情報と出現頻度の高い識別子情報の予測成功確率が逆転する時間を算出する処理の流れを示す図である。 第4の実施例の統計情報格納部のテーブルフォーマットを示す図である。 第4の実施例における受信機制御部の視聴時の処理の流れを示す図である。
符号の説明
101:デジタル放送受信機、103:リモコン信号受信部、104:CPU、105:メモリ、106:デジタル放送受信プログラム、107:不揮発性メモリ、108:識別子情報格納部、109:設定情報格納部、110:チューナモジュール、112:TSデコーダ、113:B−CASカード、114:デスクランブラ、115:ビデオデコーダ、116:オーディオデコーダ

Claims (11)

  1. デジタル放送を受信してトランスポートストリームを出力するチューナと、
    デジタル放送のトランスポートストリームのパケット識別子情報を複数個格納するメモリと、
    設定されたパケット識別子情報の対応するパケットデータをトランスポートストリームから抽出するTS処理部と、
    前記TS処理部で抽出された映像あるいは音声情報をデコードするデコーダと、
    リモコンの操作情報に基づいて前記チューナを制御して周波数を選局するとともに、リモコンの操作情報に基づいて前記メモリに格納されたパケット識別子情報を参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定する受信機制御部と、を備えたことを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 請求項1に記載のデジタル放送受信機において、
    前記受信機制御部は、前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定する際に、受信しているストリームのパケット識別子情報が前記メモリに格納されているか否かを判定し、
    前記メモリにストリームのパケット識別子情報が格納されていないときには、前記TS処理部に、PATパケット、PMTパケットの順に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
  3. 請求項1に記載のデジタル放送受信機において、
    前記メモリは、前記リモコンの操作情報に対応するサービスIDあるいはサービスIDと放送番組の番組IDごとにパケット識別子情報を格納することを特徴とするデジタル放送受信機。
  4. 請求項3に記載のデジタル放送受信機において、
    前記受信機制御部は、リモコンの操作情報に基づいて指定された放送番組のサービスIDあるいは番組IDに対応するパケット識別子情報が前記メモリに格納されていた場合には、前記パケット識別子情報を参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
  5. 請求項1に記載のデジタル放送受信機において、
    前記メモリには、パケット識別子情報に対応して当該パケット識別子情報の出現頻度を記憶し、
    前記受信機制御部は、前記メモリに格納されているリモコンの操作情報に対応するパケット識別子情報のうち、パケット識別子情報の出現頻度が高いパケット識別子情報を参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
  6. 請求項5に記載のデジタル放送受信機において、
    前記メモリには、時間帯ごとに、パケット識別子情報に対応して当該パケット識別子情報の出現頻度を記憶し、
    前記受信機制御部は、選局指示された時間帯のパケット識別子情報が前記メモリに格納されている場合には、前記パケット識別子情報を参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定し、選局指示された時間帯のパケット識別子情報が前記メモリに格納されていない場合には、前記出現頻度を高いパケット識別子情報を参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
  7. 請求項6に記載のデジタル放送受信機において、
    前記メモリには、30分あるいは1時間を前記時間帯としてパケット識別子情報の出現頻度が格納されることを特徴とするデジタル放送受信機。
  8. 請求項5に記載のデジタル放送受信機において、
    前記メモリに格納されるパケット識別子情報の出現頻度は、週単位あるいは曜日単位の放送時間の履歴情報から求めることを特徴とするデジタル放送受信機。
  9. 請求項1に記載のデジタル放送受信機において、
    前記メモリは、前記リモコンの操作情報に対応するサービスIDあるいはサービスIDと放送番組の番組IDごとにパケット識別子情報を記憶するとともに、前記パケット識別子情報に対応して当該パケット識別子情報の出現頻度を記憶し、
    前記受信機制御部は、リモコンの操作情報に基づいて指定された放送番組のサービスIDあるいは番組IDに対応するパケット識別子情報か、あるいは、リモコンの操作情報に基づいて指定された放送番組のサービスIDに対応するパケット識別子情報のうち出現頻度の高いパケット識別子情報のいずれかを参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
  10. 請求項9に記載のデジタル放送受信機において、
    前記受信機制御部は、最後の選局時刻から経過時間により、
    リモコンの操作情報に基づいて指定された放送番組のサービスIDあるいは番組IDに対応するパケット識別子情報か、あるいは、リモコンの操作情報に基づいて指定された放送番組のサービスIDに対応するパケット識別子情報のうち出現頻度の高いパケット識別子情報のいずれかを参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
  11. 請求項9に記載のデジタル放送受信機において、
    前記受信機制御部は、最後の選局時刻から所定時間経過するまでは、リモコンの操作情報に基づいて指定された放送番組のサービスIDあるいは番組IDに対応するパケット識別子情報を参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定し、
    最後の選局時刻から所定時間経過した後は、リモコンの操作情報に基づいて指定された放送番組のサービスIDに対応するパケット識別子情報のうち出現頻度の高いパケット識別子情報を参照して前記TS処理部に抽出するパケットのパケット識別子情報を設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013135415A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Mitsubishi Electric Corp デジタル放送受信装置

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