JP6207217B2 - 記録再生機能内蔵テレビ - Google Patents

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Description

本発明は記録再生装置および記録再生機能内蔵テレビに関し、特に、デジタル放送番組のストリームを記録する方式として、ビットレート等の仕様を変更せず直接記録する方式とビットレートを変更して記録する方式との両方に対応した記録再生装置に関する。
近年、デジタル放送のデジタル信号を記録する記録再生装置として、デコーダ(復号化器)とエンコーダ(符号化器)を搭載し、デジタル信号のビットレートを下げて記録することにより、長時間の番組の記録を可能としたものがある。デジタル信号のビットレートを下げる処理は、エンコード(符号化)されて放送されてきたデジタル信号をデコーダが一旦デコード(復号化)し、それをエンコーダが所望のビットレートで再エンコードすることによって実現される。
本明細書では、デジタル信号のストリームをデコーダおよびエンコーダを用いて、ビットレートや記録モード、符号化方式等の仕様を変換して記録する記録方式を「再エンコード記録」と称し、デジタル信号の仕様を変更せずに直接記録する記録方式を「ストリーム直接記録」と称する。
記録再生装置において、デコーダやエンコーダを用いた処理を複数同時に実行可能にするには、記録再生装置にデコーダやエンコーダを複数搭載する必要がある。そのため、デコーダおよびエンコーダをハードウェアで実現する場合には、専用のハードウェアが必要となり記録再生装置のコストが増大する。また、デコーダおよびエンコーダをソフトウェアで実現する場合でも、より高い処理能力のCPU(Central Processing Unit)と大容量のメモリが必要となり、この場合もコストが増大する。
そのため、例えば特許文献1では、デジタル信号のストリームを記録媒体へ記録する際、ストリーム直接記録と再エンコード記録との両方で記録する。再エンコード記録中に、デコーダおよびエンコーダを他の処理に用いる必要が生じると、ストリーム直接記録のみ継続し、再エンコード記録を停止する。そして、デコーダおよびエンコーダが再度使用可能になった後、直接記録されたストリームを使用して再エンコード記録を実行する。特許文献1に記載の記録再生装置では、以上の動作を行うことにより、デコーダやエンコーダを増やすことなく、再エンコード記録中に他のストリームの再エンコード記録や再生等の同時動作を行うことを可能としている。
特開2012−227577号公報
しかし、特許文献1に記載の記録再生装置では、ストリーム記録中にデコーダおよびエンコーダを他の処理に用いる必要が生じると、後で再エンコード記録が必要なストリーム直接記録された番組が記録媒体に残り、デコーダおよびエンコーダが再度使用可能になったとき、例えば、使用者が記録再生装置の使用を終了し、リモコンで電源をオフした後など、記録再生装置が使用されていない時間帯を見計らって中断した再エンコード記録処理を実施する必要がある。本明細書では、ストリーム直接記録後に実施する再エンコード記録処理を「後変換処理」と称する。
後変換処理には、一般的に番組放送時間とほぼ同等の時間を要する。よって、使用者が記録再生装置を使用する頻度が高い場合、即ち記録再生装置が使用されていない時間が比較的短い場合は、後変換処理待ちのストリームが記録媒体に多数残ったままとなる。また、例えば、後変換処理中に使用者がリモコンで記録再生装置の電源をオンした場合などは、速やかに後変換処理を中断し、デコーダおよびエンコーダを解放し、途中まで後変換処理したストリームを破棄する。従って、映画等の長時間番組などは後変換処理が完了しにくく、長時間番組の後変換処理が完了しないために、次の番組に対して後変換処理が開始されなくなることがあった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、搭載するデコーダおよびエンコーダの個数を抑えつつ、記録媒体中に残された後変換処理待ちの番組を効率的に処理することが可能な記録再生装置の提供を目的とする。
発明に係る記録再生機能内蔵テレビは、記録再生装置を備え、記録再生装置は、放送番組を受信して第1ストリームを抽出するストリーム抽出部と、第1ストリームを記録するストリーム蓄積部と、ストリーム抽出部にて抽出した第1ストリームおよびストリーム蓄積部から読み出した第1ストリームをデコードして映像/音声信号に変換するデコーダ部と、映像/音声信号をエンコードして第2ストリームに変換するエンコーダ部と、ストリーム抽出部、ストリーム蓄積部、デコーダ部およびエンコーダ部の動作を制御する制御部と、を備え、ストリーム蓄積部に記録された複数の第1ストリームを、所定の優先度に従った順序で第2ストリームにエンコードすることを特徴とし、放送番組を受信して視聴用ストリームを抽出する視聴用ストリーム抽出部と、視聴用ストリームをデコードして映像/音声信号に変換する視聴用デコーダ部と、映像/音声信号を映像として表示する映像表示部と、視聴用ストリーム抽出部、視聴用デコーダ部および映像表示部の動作を制御する視聴用制御部と、をさらに備え、視聴用ストリームによる映像/音声信号の映像表示部への表示と、視聴用ストリームと同じ放送番組に対応する第1ストリームのストリーム蓄積部への記録とが同時に行われたか否かを示す視聴履歴を記録し、所定の優先度は、視聴履歴に基づいて決定されることを特徴とする。
本発明に係る記録再生機能内蔵テレビによれば、記録再生装置において、ストリーム蓄積部に残存するエンコード待ちの複数の番組に対し、所定の優先度に従った順序でエンコードを実行する。よって、デコーダやエンコーダを増設しなくても、エンコード待ちの番組数を効率的に減らすことが可能である。エンコード待ちの番組数を効率的に減らすことによって、ストリーム蓄積部の空き容量を効率よく増やすことが可能である。また、所定の優先度が視聴履歴に基づいて決定され、その優先度に従った順序でエンコードを実行することによって、エンコード後の番組が削除される可能性を低減することができ、エンコードに要する電力が無駄になることを抑制することが可能である。

実施の形態1に係る記録再生装置の機能ブロック図である。 後変換処理を行う番組のリストの一例を示す図である。 実施の形態1に係る後変換処理を行う番組のリストを示す図である。 実施の形態2に係る後変換処理を行う番組のリストを示す図である。 実施の形態3に係る後変換処理を行う番組のリストを示す図である。 実施の形態4に係る後変換処理を行う番組のリストを示す図である。 実施の形態5に係る記録再生機能内蔵テレビの機能ブロック図である。 実施の形態5に係る後変換処理を行う番組のリストを示す図である。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本実施の形態における記録再生装置100の機能ブロック図である。図1に示すように記録再生装置100は、ストリーム抽出部102と、ストリーム制御部106と、ストリーム蓄積部107とを備える。ストリーム抽出部102は、チューナ部102aとトランスポートストリームデコーダ部102b(以降、TSデコーダ部と記載)から構成される。
記録再生装置100はさらに、デコーダ部108と、エンコーダ部110とを備える。また、記録再生装置100はさらに、制御部120と、ROM(Read Only Memory)部121と、RAM(Random Access Memory)部122とを備える。また、記録再生装置100はさらに、外部の操作指示送信部130(例えばリモコン等)からの信号を受信する操作指示受信部131を備える。各部はバスライン123により制御部120と接続されている。
チューナ部102aは、外部アンテナ101から複数のデジタル放送チャンネルを含むRF(Radio Frequency)信号を受信し、任意の放送電波周波数に対する同調処理と復調処理を行い、記録用トランスポートストリーム(以降、記録用TSと記載)を抽出する。記録用TSは、TSデコーダ部102bに入力される。TSデコーダ部102bは、記録用TSから再生に必要な情報(映像/音声情報など)のみを含んだ記録用パーシャルトランスポートストリーム(以降、第1ストリームと記載)を抽出する。第1ストリームは、ストリーム制御部106に入力される。ストリーム制御部106は、第1ストリームをストリーム蓄積部107にストリーム直接記録する。ストリーム蓄積部107は、例えばHDD(Hard Disk Drive)により実現される。
また、ストリーム制御部106は、TSデコーダ部102bから入力される第1ストリームを、デコーダ部108に対して出力することも可能である。デコーダ部108は、デコードした映像/音声信号をエンコーダ部110に出力することもできる。エンコーダ部110は、受信した映像/音声信号をエンコードして再エンコード記録用パーシャルトランスポートストリーム(以降、第2ストリームと記載)を生成する。第2ストリームは、ストリーム制御部106を介してストリーム蓄積部107に記録される。
ストリーム制御部106は、番組視聴時にはTSデコーダ部102bから受信した第1ストリームを、また、番組再生時にはストリーム蓄積部107から読み出した第1または第2ストリームを、デコーダ部108に対して出力する。デコーダ部108は、第1または第2ストリームをデコードし、映像/音声信号を生成して、映像/音声出力端子から、外部の表示装置、スピーカー等にそれぞれ出力する。
制御部120は例えばマイコンにより実現され、制御部120は、ROM部121に格納されたプログラムコードに従って動作し、RAM部122をワーク領域として使用する。チューナ部102a、TSデコーダ部102b、ストリーム制御部106、デコーダ部108およびエンコーダ部110は、バスライン123を介して制御部120から制御される。
操作指示受信部131は、リモコンや赤外線送信機等で構成される操作指示送信部130から、使用者の操作命令を受信する。操作指示受信部131は、バスライン123を介して制御部120に接続されている。
<番組視聴時の動作>
記録再生装置100を使用してデジタル放送番組の視聴を開始する場合、使用者が操作指示送信部130の電源キーを押下すると、相当するキーコードが操作指示受信部131を経由して制御部120に送信される。制御部120は、チューナ部102aを制御して、任意の(一般的には前回視聴した際に最後に選局していた)チャンネル周波数に同調させ、復調処理を開始する。復調処理が完了すると、制御部120は、TSデコーダ部102bを制御して、記録用TSの中からPSI(Program Specific Information)情報と呼ばれる番組を特定するための情報を抽出して解析し、放送番組の映像/音声信号などのデータパケットをフィルタリングして第1ストリームを生成する。また、制御部120は、番組タイトルや番組ジャンルなどの番組属性を格納するSI(Service Information)情報と呼ばれる番組配列情報も抽出して解析を行う。
次に、制御部120は、ストリーム制御部106を制御して、第1ストリームをそのままデコーダ部108に送信する。デコーダ部108は、第1ストリームから映像/音声信号を生成する。デジタル放送の映像音声は、MPEG(Moving Pictures Experts Group)2方式やAAC(Advanced Audio Coding)方式等の符号化方式を使用してデータ圧縮されている。制御部120は、デコーダ部108に内蔵されたMPEG2デコーダやAACデコーダを使用して、第1ストリームを非圧縮の映像/音声信号に復号する。復号された映像/音声信号は、記録再生装置100の映像/音声出力として、外部の表示装置およびスピーカー等に出力される。以上により、使用者は任意のチャンネルで現在放送されている番組の映像と音声を視聴することができる。
<番組記録動作>
記録再生装置100を使用して現在受信中のデジタル放送番組を記録する場合、使用者が操作指示送信部130に設けられた録画キーを押下することにより、相当するキーコードが操作指示受信部131を経由して制御部120に送信される。すると制御部120は、放送番組の記録処理を開始する。視聴を開始した段階でストリーム制御部106には、既に第1ストリームが入力されているので、制御部120は、ストリーム制御部106を制御してストリーム蓄積部107に第1ストリームを記録する。以上の動作により、受信中のデジタル放送番組が、「ストリーム直接記録」される。
また、記録を開始した段階でストリーム制御部106は、TSデコーダ部102bから受信した第1ストリームを、デコーダ部108に対して出力している。デコーダ部108は、第1ストリームから映像/音声信号を生成している。制御部120は、この動作に加え、デコーダ部108を制御して、デコードした映像/音声信号を、エンコーダ部110に出力することも可能である。制御部120は、AVエンコーダ部110を制御して、映像/音声信号をエンコードして第2ストリームを生成する。次に、制御部120は、ストリーム制御部106を制御して、第2ストリームをストリーム蓄積部107に記録する。以上の動作により、受信中のデジタル放送番組が「再エンコード記録」される。
デコーダ部108とエンコーダ部110を使用して、第1ストリームを第2ストリームに再エンコードすることにより、ストリームの仕様を変更することができる。具体的には、第1ストリームの符号化方式を変更したり、解像度やフレームレートを変更したりすることで、第2ストリームのビットレートを低減することが可能である。ビットレート低減により、ストリーム蓄積部107の記録容量を節約することができる。
使用者が操作指示送信部130に設けられた停止キーを押下すると、相当するキーコードが操作指示受信部131を経由して制御部120に送信される。すると制御部120は、現在実行中の番組記録動作の停止処理を開始する。制御部120は、ストリーム制御部106を制御してストリーム蓄積部107への第1、第2ストリームの記録を停止する。
なお、上述のストリーム直接記録動作と再エンコード記録動作はいずれか一方だけ行われてもよいし、同時に行われてもよい。また、上記の番組視聴動作と番組記録動作においては、使用者が操作指示送信部130を操作することにより動作を開始した。一方、予約録画などのように、あらかじめ指定された番組の放送時刻に自動的に記録再生装置100を起動させて、番組記録動作を開始することも可能である。
<番組再生動作>
記録再生装置100を使用して、ストリーム蓄積部107に記録済みのデジタル放送番組を再生する場合、使用者が操作指示送信部130に設けられた再生キーを押下することにより、相当するキーコードが操作指示受信部131を経由して制御部120に送信される。すると制御部120は、放送番組の再生処理を開始する。
制御部120は、ストリーム制御部106を制御して、ストリーム蓄積部107に記録された第1または第2ストリーム、すなわち記録済み番組ストリームを読み出して、デコーダ部108に送信する。次に、制御部120は、デコーダ部108を制御して第1または第2ストリームから映像/音声信号を生成する。以降の動作は番組視聴動作と同様であるため、説明を省略する。
上述した通り、番組視聴時および番組再生動作時においてはデコーダ部108を使用する必要があるため、番組視聴中および番組再生動作中は再エンコード記録動作を行うことができない。つまり、番組視聴時および番組再生動作時はストリーム直接記録動作しか行うことができないので、再エンコード記録動作を行う場合は、第1ストリームを一旦ストリーム直接記録する。そして、デコーダ部108が使用可能になったときに、後変換処理を実行して再エンコード記録動作を行う。
<後変換処理動作>
記録再生装置100を使用して、ストリーム蓄積部107にストリーム直接記録済みのデジタル放送番組(即ち第1ストリーム)の後変換処理を行う場合について説明する。制御部120は、ストリーム制御部106を制御して、ストリーム蓄積部107にストリーム直接記録により記録された、後変換処理が必要な番組の第1ストリームを読み出し、デコーダ部108に出力する。
次に、制御部120は、デコーダ部108を制御して、デコードした映像/音声信号をエンコーダ部110に出力する。次に、制御部120は、AVエンコーダ部110を制御して、受信した映像/音声信号をエンコードして第2ストリームを生成する。そして、制御部120は、ストリーム制御部106を制御して、第2ストリームをストリーム蓄積部107に記録する。以上の動作により、記録済みのデジタル放送番組が「後変換処理」される。
AVデコーダ部108とAVエンコーダ部110を使用して、直接記録したストリームを再エンコードすることにより、ストリームの仕様を変更することができる。具体的には、第1ストリームの符号化方式を変更したり、解像度やフレームレートを変更したりすることで、第2ストリームのビットレートを低減することができる。よって、ストリーム蓄積部107の記録容量を節約することができる。
再エンコード記録と同様に、後変換処理動作においては、デコーダ部108を使用する必要があるので、番組視聴中および番組再生動作中は後変換処理動作を行うことができない。従って、後変換処理は番組再生動作が行われていないときに実行する必要がある。これは例えば、記録再生装置100に対して、使用者が記録再生装置100の電源をオフした後の電源オフ期間などである。
しかし、記録再生装置100の電源オフ期間中に後変換処理動作を開始しても、後変換処理の途中で電源がオンされた場合などは、制御部120は速やかに後変換処理を中断して、途中まで生成した第2ストリームを、ストリーム蓄積部107から削除する。これは、使用者が、番組再生動作を指示した場合にその動作を妨げないようにするためである。
一般的に、後変換処理に要する時間は、番組放送時間とほぼ同等であるため、放送時間の長い番組を後変換処理する場合ほど、処理を中断する可能性が高くなる。処理が中断される条件は、使用者による電源オン以外にも、予約録画の開始など、デコーダ部108またはエンコーダ部110を使用する動作の開始である。
本実施の形態においては、上述の様に、後変換処理を中断したときに途中まで生成した第2ストリームを削除する。記録再生装置100の電源が再度オフされたときに、続きから後変換処理を行う方法もあるが、ストリーム直接記録により記録された後変換前の番組データと、再エンコード記録により記録された途中まで処理したデータの両方を残しておく必要があり、ストリーム蓄積部107の空き容量を圧迫してしまうので好ましくない。また、どこまで後変換処理を行ったかを記憶しておく必要があり、制御部120の処理が複雑となる。制御部120の処理が複雑となることによって、記録再生装置100の電源オン処理に時間を要してしまい、結果として記録再生装置100の使い勝手の低下を招く。
<後変換処理順序>
上述した後変換処理動作において、ストリーム蓄積部107にストリーム直接記録で記録された後変換処理が必要な番組(即ち第1ストリーム)が複数存在する場合、本実施の形態では、所定の優先度に従った順序で後変換処理を行う。
図2および図3に、後変換処理を行う番組のリストの一例を示す。制御部120は所定の優先度に従って、複数の番組の後変換処理の順序を決定して、リストを予め作成する。リストは、例えばRAM部122に格納される。ストリーム蓄積部107には、後変換処理が必要な5つの番組A〜Eに対応する、複数の第1ストリームが記録されているものとする。
図2および図3において、後変換処理順序は、後変換処理を行う順番を示す。また、記録日時は当該番組が記録された日時であり、記録時間は、当該番組の放送時間の長さである。なお、ジャンル、再生履歴、中断履歴については後述する。
図2に示したリストにおいて、後変換処理順序は、番組の記録日時に基づいて決定される。つまり、記録日時の古い番組から順に後変換処理が行われる。図2に示す例では、番組A、番組B、番組C、番組D、番組Eの順に後変換処理が行われる。
一般的に、番組Bのように比較的記録時間の長いものは、後変換処理にも長い時間を要するため、使用者の電源オン操作や予約録画などのために後変換処理が中断される場合が多い。番組Bの後変換処理が中断されると、番組Bの後に後変換処理を行う番組C,D,Eの後変換処理待ちの時間が長くなる。よって、ストリーム蓄積部107に後変換処理待ちの番組が長期間残存してしまう場合がある。以上より、番組の記録日時に基づいて後変換処理の順序を決定する方法は、後変換処理が効率良く行われない場合があり好ましくない。
そこで、本実施の形態では、所定の優先度は番組の記録時間に基づいて決められる。つまり、後変換処理順序は、番組の記録時間に従って決定される。より具体的には、記録時間の短い番組から優先的に後変換処理を行う。図3に、後変換処理を行う番組リストの一例を示す。本実施の形態では、図3に示す様に、番組C、番組A、番組E、番組D、番組Bの順に後変換処理を行う。
上述の様に、記録日時に関わらず、記録時間の比較的短い番組Cや番組Aを優先的に後変換処理することによって、ストリーム蓄積部107に残存する後変換待ちの番組の数を効率的に減らすことができる。後変換処理ではストリームのビットレートを低減させることができるため、後変換待ちの番組を効率的に減らすことにより、ストリーム蓄積部107の空き容量を効率よく増やすことができる。なお、記録時間が同じ番組が複数あれば、記録日時の順に後変換処理を実行してもよい。
また、本実施の形態では、記録時間の短い番組に対して優先的に後変換処理を行っているが、予約録画の開始時刻など、記録再生装置100が次回使用される時刻が判明している場合は、現在時刻と比較して最適な番組を選択するように構成してもよい。例えば、現在時刻が19:30で、予約録画開始時刻が21:00である場合などは、1時間30分の時間的猶予があるので、記録時間が30分の番組Cではなく、記録時間が1時間の番組Aを先に処理するようにしてもよい。なお、後変換処理には、一般的に記録時間よりも若干長い時間が必要となるため、記録時間が1時間30分の番組Eは選択しないようにするのが好ましい。
<効果>
本実施の形態における記録再生装置100は、放送番組を受信して第1ストリームを抽出するストリーム抽出部102と、第1ストリームを記録するストリーム蓄積部107と、ストリーム抽出部102にて抽出した第1ストリームおよびストリーム蓄積部107から読み出した第1ストリームをデコードして映像/音声信号に変換するデコーダ部108と、映像/音声信号をエンコードして第2ストリームに変換するエンコーダ部110と、ストリーム抽出部102、ストリーム蓄積部107、デコーダ部108およびエンコーダ部110の動作を制御する制御部120と、を備え、ストリーム蓄積部107に記録された複数の第1ストリームを、所定の優先度に従った順序で第2ストリームにエンコードすることを特徴とする。
従って、本実施の形態における記録再生装置100は、ストリーム蓄積部107に残存する後変換処理待ちの複数の番組に対し、所定の優先度に従った順序で後変換処理を実行する。よって、デコーダやエンコーダを増設しなくても、後変換処理待ちの番組数を効率的に減らすことが可能である。後変換処理待ちの番組数を効率的に減らすことによって、ストリーム蓄積部107の空き容量を効率よく増やすことが可能である。
また、本実施の形態における記録再生装置100において、所定の優先度は、第1ストリームの記録時間に基づいて決められることを特徴とする。
従って、本実施の形態における記録再生装置100は、ストリーム蓄積部107に残存する後変換待ちの複数の番組に対し、記録時間の短い番組を優先して後変換処理を実行する。よって、後変換処理待ちの番組数を効率的に減らすことが可能であり、ストリーム蓄積部107の空き容量を効率よく増やすことができる。
<実施の形態2>
本実施の形態における記録再生装置の構成は、実施の形態1(図1)と同様であるため、説明を省略する。本実施の形態と実施の形態1の違いは、複数の番組に対して後変換処理順序を決定する際に、所定の優先度を、番組の記録時間ではなく、番組の属性のひとつである番組のジャンルに基づいて決定することである。その他の動作は実施の形態1と同じため、説明を省略する。
本実施の形態における記録再生装置において、所定の優先度は、番組のジャンルに基づいて決定される。つまり、番組の後変換処理の順序は、番組のジャンルに従って決められる。より具体的には、本実施の形態における記録再生装置は、長期間に渡り保存される可能性の高いジャンルの番組について優先的に後変換処理を行い、短期間で削除される可能性の高いジャンルの番組の後変換処理を後回しにする。図4に、後変換処理を行う番組リストの一例を示す。図4においては、番組のジャンルが映画、アニメ、ドラマ、スポーツ、ニュースの番組の順に優先的に後変換処理を行う。
一般的な使用者行動として、映画やアニメ、ドラマなどの実時間性を求められないジャンルの番組は、ストリーム蓄積部107に比較的長期間保存される場合が多く、ニュースやスポーツなどの実時間性が重要なジャンルの番組は、比較的短期間でストリーム蓄積部107から削除される場合が多い。つまり、長期間に渡り保存される可能性の高いジャンルの番組について優先的に後変換処理を行い、短期間で削除される可能性の高いジャンルの番組の後変換処理を後回しにする。
なお、本実施の形態では、後変換処理の順序をアニメ、ドラマ、スポーツ、ニュースの順に優先して行うとしたが、使用者の操作履歴を元に、ジャンルの優先度を決定するように構成してもよい。また、ジャンルが同じ番組が複数ある場合は、その複数の番組は、例えば記録時間の順に後変換処理を実行してもよい。
<効果>
本実施の形態における記録再生装置において、所定の優先度は、第1ストリームの放送番組の属性に基づいて決められることを特徴とする。
従って、例えば、第1ストリームの放送番組の属性のひとつである放送番組のジャンルに基づいて所定の優先度を決めることによって、後変換処理待ちの番組数を効率的に減らすことが可能である。よって、ストリーム蓄積部107の空き容量を効率よく増やすことができる。また、後変換処理後に、その番組が削除される可能性を低減することができるため、後変換処理に要した電力が無駄になることを抑制することが可能である。
また、本実施の形態における記録再生装置において、放送番組の属性とは、放送番組のジャンルである。
従って、本実施の形態における記録再生装置は、長期間に渡り保存される可能性の高いジャンルの番組について優先的に後変換処理を行うことで、後変換処理待ちの番組数を効率的に減らすことが可能であり、ストリーム蓄積部107の空き容量を効率よく増やすことができる。また、後変換処理後に、その番組が削除される可能性を低減することができるため、後変換処理に要した電力が無駄になることを抑制することが可能である。
<実施の形態3>
本実施の形態における記録再生装置の構成は、実施の形態1(図1)と同様であるため、説明を省略する。本実施の形態と実施の形態1の違いは、複数の番組に対して後変換処理順序を決定する際に、所定の優先度を、番組の記録時間ではなく、番組の再生履歴に基づいて決定することである。その他の動作は実施の形態1と同じため、説明を省略する。
本実施の形態における記録再生装置において、所定の優先度は、番組の再生履歴に基づいて決定される。つまり、番組の後変換処理の順序は、番組の再生履歴に従って決められる。番組の再生履歴とは、ストリーム蓄積部107に記録されている番組(第1ストリーム)が既に再生されたか否かを示す情報である。
図5に、後変換処理を行う番組リストの一例を示す。図5においては、再生履歴が未再生(「未」と表記)の番組に対して、優先的に後変換処理を行う。一方、再生履歴が再生済み(「済」と表記)の番組に対しては、後変換処理を後回しにする。
一般的な使用者行動として、再生されていない番組は、ストリーム蓄積部107に比較的長期間保存される場合が多い。一方、既に再生済みの番組は比較的短期間で削除される場合が多い。
後変換処理は、ストリーム制御部106、ストリーム蓄積部107、デコーダ部108、エンコーダ部110を動作させる必要があるため、消費電力は増加する。一方で、使用者が番組を長期間保存しておく意志がなく、後変換処理した番組をストリーム蓄積部107から削除した場合は、後変換処理に費やした電力が無駄になってしまう。
一般的な使用者行動として、再生されていない番組は、ストリーム蓄積部107に比較的長期間保存しておく場合が多く、既に再生済みの番組は比較的短期間で削除する場合が多い。従って、長期間に渡り保存される可能性の高い番組を先に処理し、短期間で削除される可能性の高い番組202を後回しにすることで、再変換処理に費やす電力消費量を低減することができる。
なお、再生履歴が同じ番組が複数ある場合は、その複数の番組は、例えば記録日時や、実施の形態1で述べた記録時間、実施の形態2で述べたジャンルに基づいて順序を決定して後変換処理を実行してもよい。
<効果>
本実施の形態における記録再生装置において、所定の優先度は、第1ストリームの再生を行ったか否かに基づいて決められることを特徴とする。
従って、未再生の番組に対して優先的に後変換処理を行うため、後変換処理後に、その番組が削除される可能性を低減することができる。よって、後変換処理に要した電力が無駄になることを抑制することが可能である。
<実施の形態4>
本実施の形態における記録再生装置の構成は、実施の形態1(図1)と同様であるため、説明を省略する。本実施の形態と実施の形態1の違いは、複数の番組に対して後変換処理順序を決定する際に、所定の優先度を、番組の記録時間ではなく、後変換処理の中断履歴に基づいて決定することである。その他の動作は実施の形態1と同じため、説明を省略する。
本実施の形態における記録再生装置において、所定の優先度は、後変換処理の中断履歴に基づいて決定される。つまり、番組の後変換処理の順序は、後変換処理の中断履歴に従って決められる。後変換処理の中断履歴とは、その番組(第1ストリーム)が、後変換処理の途中で処理が中断された番組であるか否か(即ち中断履歴の有無)を示す情報である。
より具体的には、本実施の形態における記録再生装置は、中断履歴の無い番組について優先的に後変換処理を行い、中断履歴の有る番組の後変換処理を後回しにする。図6に、後変換処理を行う番組リストの一例を示す。図6においては、中断履歴の無い番組(中断履歴「無」と表記)、即ち番組A,C,Eについて優先的に後変換処理を行う。一方、中断履歴の有る番組(中断履歴「有」と表記)、即ち番組B,Dの後変換処理は後回しにする。
図6において、記録時間の比較的長い番組Bや番組Dは、中断履歴が有りとなっている。これは、後変換処理中に使用者が記録再生装置の電源をオンするなどしたため、後変換処理が中断されたことを意味している。中断履歴が有りとなっている番組は、再度後変換処理を行った場合も同様に処理が中断される可能性が高い。
従って、まだ後変換処理が中断された履歴のない番組を先に後変換処理することによって、ストリーム蓄積部107に残存する後変換処理待ちの番組の数を効率的に減らすことができる。後変換処理ではストリームのビットレートを低減させることができるため、後変換待ちの番組を早く減らすことができれば、ストリーム蓄積部107の空き容量を効率よく増やすことができる。
また、本実施の形態では、中断履歴の有無によって後変換処理の順序を決定するため、記録時間の長短によって後変換処理の順序を決定する実施の形態1と比較して、より容易に後変換処理順序を決めることが可能である。
なお、本実施の形態では、中断履歴の有無のみによって後変換処理の順序を決定したが、後変換処理が中断された回数をカウントし、中断された回数によって後変換処理の順序を決定するようにしてもよい。この場合、例えば後変換処理が中断された回数がより少ない番組に対して優先的に後変換処理を行う。
なお、中断履歴が同じ番組が複数ある場合は、その複数の番組は、例えば記録日時や、実施の形態1で述べた記録時間、実施の形態2で述べたジャンル、実施の形態3で述べた再生履歴に基づいて順序を決定して後変換処理を実行してもよい。
<効果>
本実施の形態における記録再生装置において、所定の優先度は、第1ストリームが、当該第1ストリームを第2ストリームに変換する途中に変換処理が中断されたストリームであるか否かに基づいて決められることを特徴とする。
従って、後変換処理が中断された履歴のない番組を先に後変換処理することによって、ストリーム蓄積部107に残存する後変換処理待ちの番組の数を効率的に減らすことができる。後変換処理ではストリームのビットレートを低減させることができるため、後変換処理待ちの番組を早く減らすことができれば、ストリーム蓄積部107の空き容量を効率よく増やすことができる。
<実施の形態1〜4の補足>
なお、実施の形態1〜4では、所定の優先度(記録時間、ジャンル、再生履歴、中断履歴)に従って後変換処理の順序を決定したが、これらの優先度を組み合わせて後変換処理の順序を決定してもよい。例えば、記録時間が同じ番組が複数あり、記録時間だけでは後変換処理の順序を決めることができない場合、これらの番組のジャンルを考慮して順序を決めてもよい。また、記録時間、番組ジャンル、再生履歴、中断履歴の条件が同じ番組が複数あれば、記録日時順に後変換処理を実行してもよい。
また、記録時間、ジャンル、再生履歴、中断履歴の中から、どの優先度に従って後変換処理を行うかを使用者が事前に設定可能としてもよい。
また、本実施の形態では、番組の属性の一例として番組のジャンルを使用したが、有料放送であるか無料放送であるか、再放送が予定されているか予定されていないか、オリジナル放送か再放送かなどを番組の属性として使用してもよい。
<実施の形態5>
<構成>
図7は、本実施の形態における記録再生機能内蔵テレビ300の機能ブロック図である。図7に示すように、記録再生機能内蔵テレビ300は、テレビ受信部301と、記録再生装置340とから構成される。記録再生装置340の構成は、操作指示受信部131を備えないこと以外は実施の形態1における記録再生装置100の構成と同じため、同じ部分については説明を省略する。
テレビ受信部301は、視聴用ストリーム抽出部302を備える。視聴用ストリーム抽出部302は、視聴用チューナ部302aと視聴用トランスポートストリームデコーダ部302b(以降、視聴用TSデコーダ部と記載)から構成される。
記録再生機能内蔵テレビ300はさらに、視聴用デコーダ部306と、映像音声切替部309と、映像音声出力制御部312と、映像表示部313と、音声出力部314とを備える。
また、記録再生機能内蔵テレビ300はさらに、視聴用制御部320と、ROM部321と、RAM部322とを備える。また、記録再生機能内蔵テレビ300はさらに、外部の操作指示送信部330(例えばリモコン等)からの信号を受信する操作指示受信部331を備える。各部はバスライン323により視聴用制御部320と接続されている。
視聴用チューナ部302aは、外部アンテナ101から複数のデジタル放送チャンネルを含むRF信号を受信し、任意の放送電波周波数に対する同調処理と復調処理を行い、視聴用トランスポートストリーム(以降、視聴用TS)を抽出する。視聴用TSは、視聴用TSデコーダ部302bに入力される。視聴用TSデコーダ部302bは、視聴用TSから再生に必要な情報(映像/音声情報など)のみを含んだ視聴用パーシャルトランスポートストリーム(以降、視聴用ストリームと記載)を抽出する。視聴用ストリームは、視聴用デコーダ部306に入力される。
視聴用デコーダ部306は、視聴用ストリームをデコードして映像/音声信号に変換し、映像音声切替部309に対して出力する。映像/音声信号は、映像音声切替部309を介して映像音声出力制御部312に入力される。映像音声出力制御部312は、液晶パネル等で構成される映像表示部313において映像を表示するとともに、スピーカー等で構成される音声出力部314において音声を出力する。
また、テレビ受信部301は、視聴用制御部320を内蔵している。視聴用制御部320は、ROM部321に格納されたプログラムコードに従って動作し、RAM部322をワーク領域として使用する。視聴用チューナ部302a、視聴用TSデコーダ部302b、視聴用デコーダ部306、映像音声切替部309、映像音声出力制御部312は、バスライン323を介して視聴用制御部320により制御される。なお、視聴用制御部320と制御部120は、シリアルライン324により接続されている。
さらに、テレビ受信部301は、リモコンや赤外線送信機等で構成される操作指示送信部330から、操作指示受信部331を介して使用者の操作命令を受信可能なように構成されている。ここでは、操作指示受信部331は、バスライン323を介して視聴用制御部320に接続されている。
<番組視聴時の動作>
テレビ受信部301を使用してデジタル放送番組の視聴を開始する場合、使用者が操作指示送信部330より電源キーを押下すると、相当するキーコードが操作指示受信部331を経由して視聴用制御部320に送信される。視聴用制御部320は、視聴用チューナ部302aを制御して、任意の(一般的には前回視聴した際に最後に選局していた)チャンネル周波数に同調させ、復調処理を開始する。復調処理が完了すると、視聴用制御部320は、視聴用TSデコーダ部304を制御して、視聴用TSの中からPSI情報と呼ばれる番組を特定するための情報を抽出して解析し、放送番組の映像信号や音声信号などのデータパケットをフィルタリングして視聴用ストリームを生成する。
次に、視聴用制御部320は、視聴用デコーダ部306を制御して、視聴用ストリームから映像/音声信号を生成する。デジタル放送の映像音声は、MPEG2方式やAAC方式等の符号化方式を使用してデータ圧縮されているため、視聴用デコーダ306に内蔵されたMPEG2デコーダやAACデコーダを使用して、非圧縮の映像音声に復号する。復号された映像/音声信号は、映像音声切替部309に入力される。視聴動作では、この映像/音声信号がそのまま映像音声出力制御部312に出力される。
次に、視聴用制御部320は、映像音声出力制御部312を制御して、映像/音声信号を、液晶パネル等で構成される映像表示部313を駆動するための信号と、スピーカー等で構成される音声出力部314を駆動するための信号とに変換する。この様にして、使用者は任意のチャンネルで現在放送されている番組の映像と音声を視聴することができる。
任意のチャンネルで視聴を開始すると、視聴用制御部320はシリアルライン324を使用して、視聴中のチャンネル情報を制御部120へ伝送する。制御部120は、テレビ受信部301から視聴中のチャンネル情報を受信すると、チューナ部102aを制御して、受信したチャンネル情報と同じ周波数に同調させ、復調処理を開始する。復調処理が完了すると、制御部120は、TSデコーダ部102bを制御して、記録用TSの中からPSI情報と呼ばれる番組を特定するための情報を抽出して解析し、放送番組の映像/音声信号などのデータパケットをフィルタリングして第1ストリームを生成する。番組タイトルや番組ジャンルなどの番組属性を格納するSI情報と呼ばれる番組配列情報も抽出し解析を行う。以上の動作により、ストリーム制御部106には、使用者が視聴している番組と同じ番組が第1ストリームとして入力される。
<番組記録動作>
記録再生機能内蔵テレビ300を使用して現在受信中のデジタル放送番組を記録する場合、使用者が操作指示送信部330に設けられた録画キーを押下することにより、相当するキーコードが操作指示受信部331を経由して視聴用制御部320に送信される。視聴用制御部320は、受信したキーコードが録画キーであることを判別すると、シリアルライン324を介して、受信したキーコード情報を制御部120へ送信する。
視聴用制御部320は、キーコード情報を受信すると、放送番組の記録処理を開始する。視聴を開始した段階でストリーム制御部106には、既に第1ストリームが入力されているので、制御部120は、ストリーム制御部106を制御してストリーム蓄積部107に第1ストリームを記録する。以上の動作により、受信中のデジタル放送番組が「ストリーム直接記録」される。
また、記録を開始した段階でストリーム制御部106は、TSデコーダ部102bから受信した第1ストリームを、デコーダ部108に対して出力している。デコーダ部108は、第1ストリームから映像/音声信号を生成している。制御部120は、この動作に加え、デコーダ部108を制御して、デコードした映像/音声信号を、エンコーダ部110に出力することも可能である。制御部120は、AVエンコーダ部110を制御して、映像/音声信号をエンコードして第2ストリームを生成する。次に、制御部120は、ストリーム制御部106を制御して、第2ストリームをストリーム蓄積部107に記録する。以上の動作により、受信中のデジタル放送番組が「再エンコード記録」される。
デコーダ部108とエンコーダ部110を使用して、第1ストリームを第2ストリームに再エンコードすることにより、ストリームの仕様を変更することができる。具体的には、第1ストリームの符号化方式を変更したり、解像度やフレームレートを変更したりすることで、第2ストリームのビットレートを低減することが可能である。ビットレート低減により、ストリーム蓄積部107の記録容量を節約することができる。
番組記録を停止する場合、使用者が操作指示送信部330に設けられた停止キーを押下すると、相当するキーコードが操作指示受信部331を経由して視聴用制御部320に送信される。視聴用制御部320は、シリアルライン324を介して制御部120にキーコードを送信する。すると制御部120は、現在実行中の番組記録動作の停止処理を開始する。制御部120は、ストリーム制御部106を制御してストリーム蓄積部107への第1、第2ストリームの記録を停止する。
上述したストリーム直接記録動作と再エンコード記録動作はいずれか一方だけ行われてもよいし、同時に行われてもよい。また、上述した番組視聴動作と番組記録動作では、使用者が操作指示送信部330を操作して記録を開始したが、予約録画などのように、あらかじめ指定された番組の放送時刻に、自動的に記録再生装置340を起動させて、指定された番組を受信してストリーム蓄積部107に記録することもできる。なお、その他の記録再生装置340の番組記録動作は、実施の形態1における録画再生装置100の番組記録動作と同じため、説明を省略する。
<番組再生動作>
録画再生機能内蔵テレビ300を使用して記録済みのデジタル放送番組を再生する場合、使用者が操作指示送信部330に設けられた再生キーを押下することにより、相当するキーコードが操作指示受信部331を経由して視聴用制御部320に送信される。視聴用制御部320は、受信したキーコードが再生キーであることを判別すると、シリアルライン324を介して、受信したキーコード情報を制御部120へ送信する。また同時に、映像音声切替部309を制御して、記録再生装置340の出力である映像/音声信号を選択させる。
制御部120は、キーコード情報を受信すると放送番組の再生処理を開始する。制御部120は、ストリーム制御部106を制御してストリーム蓄積部107に記録された第1ストリームまたは第2ストリーム、すなわち記録済み番組ストリームを読み出し、デコーダ部108に送信する。デコーダ部108は、入力されたストリームから映像/音声信号を生成する。
デコーダ部108において生成された映像/音声信号は、映像音声切替部309に入力され、映像音声出力制御部312に出力される。視聴用制御部320は、映像音声出力制御部312を制御して、映像/音声信号を、液晶パネル等で構成される映像表示部313を駆動するための信号と、スピーカー等で構成される音声出力部314を駆動するための信号とに変換する。この様にして、使用者は再生番組の映像と音声を視聴することができる。
番組再生動作では、ストリーム蓄積部107から読み出した記録済み番組ストリームを映像/音声信号にデコードするためにデコーダ部108を使用する必要がある。よって、番組再生動作中は再エンコード記録動作を行うことができない。番組再生動作中はストリーム直接記録動作しか行うことができないのは実施の形態1と同様である。ただし、番組視聴動作においては、視聴用デコーダ部306を使用するため、番組視聴動作中であれば再エンコード記録動作を行うことが可能である。
<後変換処理動作>
記録再生装置340の後変換処理動作は、実施の形態1で述べた記録再生装置100による後変換処理動作と同じため、説明を省略する。
なお、再エンコード記録と同様に、後変換処理動作においては、デコーダ部108を使用する必要があるので、番組視聴中および番組再生動作中は後変換処理動作を行うことができない。従って、後変換処理は番組再生動作が行われていないときに実行する必要がある。これは例えば、使用者が記録再生機能内蔵テレビ300の電源をオフした後の電源オフ期間などである。
しかし、記録再生機能内蔵テレビ300の電源オフ期間中に後変換処理動作を開始しても、後変換処理の途中で電源がオンされた場合などは、制御部120は速やかに後変換処理を中断して、途中まで生成した第2ストリームを、ストリーム蓄積部107から削除する。これは、使用者が、番組再生動作を指示した場合にその動作を妨げないようにするためである。
一般的に、後変換処理に要する時間は、番組放送時間とほぼ同等であるため、放送時間の長い番組を後変換処理する場合ほど、処理を中断する可能性が高くなる。また、記録再生機能内蔵テレビ300の電源が再度オフされたときに、続きから後変換処理を行う方法をとると使い勝手が悪くなるのは、実施の形態1で述べた通りである。
<後変換処理順序>
上述した後変換処理動作において、ストリーム蓄積部107にストリーム直接記録で記録された後変換処理が必要な番組(即ち第1ストリーム)が複数存在する場合、本実施の形態では、所定の優先度に従った順序で後変換処理を行う。
図8は、後変換処理を行う番組リストの一例を示す図である。制御部120は所定の優先度に従って、複数の番組の後変換処理の順序を決定して、リストを予め作成する。リストは、例えばRAM部122に格納される。ストリーム蓄積部107には、後変換処理が必要な5つの番組A〜Eに対応する、複数の第1ストリームが記録されているものとする。
本実施の形態では、所定の優先度は番組の視聴履歴に基づいて決められる。つまり、後変換処理順序は、番組の視聴履歴に従って決定される。視聴履歴とは、その番組の記録動作中に、同時にその番組を視聴していたか否かを示す情報である。図8に、後変換処理を行う番組リストの一例を示す。図8においては、視聴履歴が未視聴(「未」と表記)の番組に対して、優先的に後変換処理を行う。一方、視聴履歴が視聴済み(「済」と表記)の番組に対しては、後変換処理を後回しにする。
視聴履歴は、実施の形態3で述べた再生履歴と異なり、使用者がテレビ受信部301を使用して視聴したかどうかを表している。例えば使用者がある番組を予約録画していても、実際の放送時刻に予約した番組を視聴する場合がある。よって、再生履歴は未再生であっても、視聴履歴は視聴済みとなる場合がある。
本実施の形態は、実施の形態3と異なり、記録再生機能内蔵テレビ300にテレビ受信部301と記録再生装置340とを内蔵しているため、ストリーム蓄積部107に記録された番組が再生されていなくても、その番組が視聴された番組であるか否かを把握することができる。
一般的な使用者行動として、視聴履歴が未視聴の番組は、ストリーム蓄積部107に比較的長期間保存される場合が多い。一方、視聴履歴が視聴済みの番組は比較的短期間で削除される場合が多い。従って、長期間に渡り保存される可能性の高い番組を先に処理し、短期間で削除される可能性の高い番組を後回しにすることで、後変換処理に費やす電力量を低減することができる。
なお、視聴履歴は、記録再生装置340で番組記録中にテレビ受信部301で同じ番組を視聴していたかどうかを、制御部120と視聴用制御部320間で情報を共有することで生成することができる。また、再生履歴を再生済としたときに、同時に、視聴履歴を視聴済としてもよい。
なお、視聴履歴が同じ番組が複数ある場合は、その複数の番組は、例えば記録日時や、実施の形態1で述べた番組記録時間、実施の形態2で述べたジャンル、実施の形態3で述べた再生履歴、実施の形態4で述べた中断履歴に基づいて順序を決定して後変換処理を実行してもよい。
<効果>
本実施の形態における記録再生機能内蔵テレビ300は、記録再生装置340と、放送番組を受信して視聴用ストリームを抽出する視聴用ストリーム抽出部302と、視聴用ストリームをデコードして映像/音声信号に変換する視聴用デコーダ部306と、映像/音声信号を映像として表示する映像表示部313と、視聴用ストリーム抽出部302、視聴用デコーダ部306および映像表示部313の動作を制御する視聴用制御部320と、を備え、視聴用ストリームによる映像/音声信号の映像表示部313への表示と、当該視聴用ストリームと同じ放送番組に対応する第1ストリームのストリーム蓄積部107への記録とが同時に行われたか否かを示す視聴履歴を記録し、所定の優先度は、視聴履歴に基づいて決定されることを特徴とする。
従って、本実施の形態における記録再生機能内蔵テレビ300は、視聴履歴が未視聴の番組に対して後変換処理を優先的に行うため、後変換処理後に、その番組が削除される可能性を低減することができる。よって、後変換処理に要した電力が無駄になることを抑制することが可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明に係る記録再生装置および記録再生機能内蔵テレビは、ハードディスク内蔵デジタル放送録画機やテレビジョン受信機など、放送番組を受信して外部又は内部のディスプレイに表示する機器だけでなく、放送番組を記録媒体にデジタル記録し再生することを目的とする機器に適用可能である。
100,340 記録再生装置、101 外部アンテナ、102 ストリーム抽出部、102a チューナ部、102b トランスポートストリームデコーダ部、106 ストリーム制御部、107 ストリーム蓄積部、108 デコーダ部、110 エンコーダ部、120 制御部、121,321 ROM部、122,322 RAM部、123,323 バスライン、131,331 操作指示受信部、130,330 操作指示送信部、300 記録再生機能内蔵テレビ、301 テレビ受信部、302 視聴用ストリーム抽出部、302a 視聴用チューナ部、302b 視聴用トランスポートストリームデコーダ部、306 視聴用デコーダ部、309 映像音声切替部、312 映像音声出力制御部、313 映像表示部、314 音声出力部、320 視聴用制御部、324 シリアルライン。

Claims (1)

  1. 記録再生装置を備え、
    前記記録再生装置は、
    放送番組を受信して第1ストリームを抽出するストリーム抽出部と、
    前記第1ストリームを記録するストリーム蓄積部と、
    前記ストリーム抽出部にて抽出した前記第1ストリームおよび前記ストリーム蓄積部から読み出した前記第1ストリームをデコードして映像/音声信号に変換するデコーダ部と、
    前記映像/音声信号をエンコードして第2ストリームに変換するエンコーダ部と、
    前記ストリーム抽出部、前記ストリーム蓄積部、前記デコーダ部および前記エンコーダ部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記ストリーム蓄積部に記録された複数の前記第1ストリームを、所定の優先度に従った順序で前記第2ストリームにエンコードすることを特徴とし、
    前記放送番組を受信して視聴用ストリームを抽出する視聴用ストリーム抽出部と、
    前記視聴用ストリームをデコードして映像/音声信号に変換する視聴用デコーダ部と、
    前記映像/音声信号を映像として表示する映像表示部と、
    前記視聴用ストリーム抽出部、前記視聴用デコーダ部および前記映像表示部の動作を制御する視聴用制御部と、
    をさらに備え、
    前記視聴用ストリームによる前記映像/音声信号の前記映像表示部への表示と、当該視聴用ストリームと同じ放送番組に対応する前記第1ストリームの前記ストリーム蓄積部への記録とが同時に行われたか否かを示す視聴履歴を記録し、
    前記所定の優先度は、前記視聴履歴に基づいて決定されることを特徴とする、
    記録再生機能内蔵テレビ。
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