JP2010015870A - 画像表示装置 - Google Patents

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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】ハレーションと万が一の放電時の放電電流とを同時に抑制しつつ、スペーサの電位規定を容易にする。
【解決手段】画像表示装置1は、行列状に配列された複数の電子放出素子を有するリアプレートと、基板2と、基板2上に行列状に配列された複数の発光部材4と、各々が少なくとも1つの発光部材を覆い互いに間隙をおいて行列状に配列された複数のメタルバック5と、複数のメタルバックを電気的に接続する抵抗体からなる給電配線7と、複数の発光部材の間に位置しリアプレートに向けて突出する第1のストライプ部61を有するリブ6とを有し、リアプレートと対向して位置するフェースプレート1と、リアプレートとリブとの間に位置してリアプレートとフェースプレートとを相互に支持するスペーサ16とを有し、リブは、表面にスペーサと当接するスペーサ接続配線を有し、スペーサ接続配線は給電配線と電気的に接続している。
【選択図】図2

Description

本発明は画像表示装置に関し、特にフェースプレートの構造に関する。
2次元状に配列された複数の電子放出素子を備えたリアプレートと、2次元状に配列され、この複数の電子放出素子と対向して設けられた複数の発光部材を備えたフェースプレートと、を有する画像表示装置は公知である。このような画像表示装置では、フェースプレートとリアプレートとは、一般に数mm程度のギャップを介して、スペーサによって相互に支持されて対向し、しかも両プレート間には例えば10kV前後の高電圧が印加される。このため、放電が発生しやすく、いったん放電が発生すると、全面一体となったメタルバックの全域に放電電流が流れ込み、電子放出素子への影響が拡大する。
そこで、上記形式の画像表示装置に放電電流抑制機能を与えるため、特許文献1には、2次元状に分断されたメタルバックと、短冊状の抵抗体と、によって万が一の放電時の放電電流を抑制する技術が開示されている。短冊状の抵抗体の各列は分断されたメタルバックの対応する各列のみと接続されており、ある列で放電が生じても、他の列への放電電流の流入が抑制される。
しかし、特許文献1に開示されている発光体基板は、蛍光体がフェースプレートのほぼ最前面に位置しており、散乱した電子が蛍光体へ再突入しやすい。このため、ハレーションが生じやすいという課題がある。
特許文献2には、フェースプレート面上に絶縁性材料からなる支持部材を形成し、この支持部材上に中間電極を形成することによって、ハレーションを抑制する技術が開示されている。中間電極にはフェースプレート面上に印加されるアノード電極よりもわずかに高い電位が印加され、フェースプレート面で反射した電子を捕捉し、フェースプレート上の発光部材(蛍光体)への再突入を防止することができる。また、同文献にはフェースプレートとリアプレートの中間に中間電極を設ける技術も開示されている。
特開2006−120622号公報 特開2006−126260号公報
上述の通り、特許文献1に記載されている画像表示装置は、ハレーション抑制の点で改善が望まれていた。そこで、特許文献2に記載されているハレーション抑制構造を特許文献1に記載されている画像表示装置に適用することが考えられる。しかし、特許文献1に記載されている画像表示装置は、蛍光体が形成された発光領域と、メタルバックの形成領域とが互いに隣接して配列しており、あらたに特許文献2に記載されているリブ構造を設けることはできない。
また、仮に、リブ構造を設けた場合、スペーサのフェースプレート側端面はリブ構造の頂面で支持されることになる。スペーサはその近傍を飛翔する電子に影響を与えないため、できるだけ帯電を避けることが望ましく、そのため、スペーサに微小電流を流すことが一般的である。このため、スペーサのフェースプレート側端面はアノード電位またはこれと同等の電位が与えられていることが望ましい。しかし、リブ構造を設けた場合に、リブの頂面にアノード電位を与えるための具体的構造はなんら検討されていない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、ハレーションと万が一の放電時の放電電流とを同時に抑制しつつ、スペーサの電位規定が容易な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置は、行列状に配列された複数の電子放出素子を有するリアプレートと、基板と、基板上に行列状に配列された複数の発光部材と、各々が少なくとも1つの発光部材を覆い互いに間隙をおいて行列状に配列された複数のメタルバックと、複数のメタルバックを電気的に接続する抵抗体からなる給電配線と、複数の発光部材の間に位置しリアプレートに向けて突出する第1のストライプ部を有するリブとを有し、リアプレートと対向して位置するフェースプレートと、リアプレートとリブとの間に位置してリアプレートとフェースプレートとを相互に支持するスペーサとを有し、リブは、表面にスペーサと当接するスペーサ接続配線を有し、スペーサ接続配線は給電配線と電気的に接続している。
本発明の画像表示装置では、メタルバックは2次元状に配列され、各々が少なくとも一つの発光部材を覆っている。すなわち、メタルバックは2次元状に分割されているため、万が一の放電時に放電電流の抑制が容易である。また、メタルバックで発光部材を覆い、第1のストライプ部を有するリブが発光部材の間を延びる構成とすることで、発光部材との干渉を防止しながら複数のリブを設けることができる。このためハレーションを抑制でき、色再現性に優れた画像表示装置を提供することができる。さらに、リブの側壁には、給電配線からリブの頂面上まで延びるスペーサ接続配線が設けられているため、スペーサの電位規定のために独立した配線を設ける必要がなく、簡易な構成のスペーサ接続配線によって、スペーサの電位規定が行える。
このように、本発明によれば、ハレーションと万が一の放電時の放電電流とを同時に抑制しつつ、スペーサの電位規定が容易な画像表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明の画像表示装置は、CRT(Cathode Ray Tube)やFED(Field Emission Display)などの電子線表示装置に適用できる。特に、FEDではビーム径を絞りやすいため、ハレーションを抑制することによって色再現性が格段に向上する。また、FEDではアノード−カソード間が高電界になるため、耐放電能力が求められる。よって、FEDは、本発明が適用される好ましい形態である。
本発明の実施の形態について、FEDの中でも特に表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置(SED(Surface-conduction Electron-emitter Display))を例に、図面を用いて具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置の基本構成を示す部分破断斜視図である。画像表示装置21は、2次元状に配列された複数の表面伝導型電子放出素子13を備えたリアプレート9と、リアプレート9と対向して位置するフェースプレート1と、を有している。フェースプレート1及びリアプレート9は、外枠14とともに真空容器15を形成している。真空容器15の内部には、リアプレート9とフェースプレート1との間に位置し、リアプレート9とフェースプレート1とを相互に支持するスペーサ16が設けられている。スペーサ16は、帯電防止のため微量の電流を流すことのできる高抵抗部材からなっている。真空容器15に不図示の電源や駆動回路等を加えて画像表示装置21が構成される。
リアプレート9は、ガラス基板10と、ガラス基板10の上に形成された走査配線11及び信号配線12と、表面伝導型電子放出素子13と、を備えている。走査配線11はN本、信号配線12はM本であり、表面伝導型電子放出素子13は行列状にN×M個形成されている。N及びMは正の整数であり、目的とする表示画素数に応じて適宜設定される。例えばFHD(Full High Definition)であれば、N=1080本、M=1920×3=5760本である。
図2は、フェースプレートの詳細図である。同図(a)はフェースプレートの内面図、同図(b)は図2(a)のA−A線で切断した断面図である。同図(c)は、同図(b)の部分拡大図である。図3は、ブラックマトリックスと発光部材の配置パターンを示す、図2(a)と同じ方向からみた平面図である。以下、図2,3を参照してフェースプレートの構成を説明する。
フェースプレート1は基板2を備えている。基板2は、特に真空維持や強度の点でガラス基板が好ましい。
基板2上には黒色部材3が設けられている。図3は、格子状の黒色部材に、発光部材をストライプ状に塗り分けたパターンを示している。黒色部材3は開口31を有し、格子状に形成されている。開口31には蛍光体からなる発光部材4が形成されている。本実施形態では、カラー表示に対応するため、開口31は赤(R)、緑(G)、青(B)の発光部材4で塗り分けられている。塗り分けパターンは表示特性に応じて適宜決定でき、特に限定されない。この結果、基板2上には、複数の表面伝導型電子放出素子13と対向して設けられた複数の発光部材4が行列状に配列して形成される。
基板2上にはさらに、行列状に配列され、各々が少なくとも1つの発光部材4を覆い互いに間隙をおいて行列状に配列された複数のメタルバック5が設けられている。メタルバック5は、万が一の放電時に放電電流を抑制するために、開口31、すなわちサブピクセル(たとえばRGBのR)毎に分割されている。メタルバック5は、公知の成膜方法を用い、マスキングまたはエッチングによってパターン化することが可能である。中でも、マスク蒸着することが簡便であり好ましい。メタルバック5は格子状に分断されているが、一部の隣接するメタルバック5同士が連続して形成されていてもかまわない。
基板2上にはさらに、複数の発光部材4の間を一方向に延びるハレーション抑制用のリブ6が設けられている。リブ6は、複数の発光部材4の間に位置しリアプレート9に向けて(Z方向に)突出する第1のストライプ部61からなっている。なお、本明細書では、第1のストライプ部61はY方向に延びる複数の突状帯の総称を意味する。リブ6は、リブ6の頂面22で、後述するスペーサ接続配線8を介してスペーサ16を支持している。具体的には、リブ6は、黒色部材3のうちY方向に延びる辺の上、すなわち、隣接する分割されたメタルバック5の間に設けられている。リブ6の高さは画素サイズやアノード電圧などによって、適宜選択される。リブ6は、パターン印刷の積層、厚膜のブラスト、またはスリットコートなど、公知の加工法によって形成することができる。なかでも生産性、精度、大画面対応の点からブラスト加工が好ましい。
基板2上にはまた、メタルバック5にアノード電位を供給するとともに、複数のメタルバック5を電気的に接続する給電配線7が設けられている。給電配線7は、基板2とリブ6との間に位置している。給電配線7はリブ6と黒色部材3の間をY方向に延びている。給電配線7は万が一の放電電流を抑制するために抵抗体からなっている。給電配線7はメタルバック5の各列毎に設けられており、給電配線7の延びるY方向に関して片側の端部24だけがリブ6から露出し、露出した端部24を介して、隣接するメタルバックに電気的に接続されている。しかし、他方の端部25はリブ6から露出しておらず、隣接するメタルバック5とは接続していない。隣接するメタルバック5の片方だけが給電配線7と接続されているため、万が一放電が発生した場合に、隣接メタルバック5間の短絡を抑制することができ、放電電流抑制能力を保つことができる。給電配線7はパターン印刷やディスペンサなど、公知の加工法によって形成することができる。なかでも精度や生産性の点からパターン印刷が好ましい。
リブ6の側壁23には、給電配線7からメタルバック5を介してリブ6の頂面22上まで延びるスペーサ接続配線8が形成されている。スペーサ接続配線8は、リブ6の側壁23を基板2と直交する方向(Z方向)に頂面22まで立ち上がり、さらに頂面22上をリブ6の延びる方向(Y方向)にスペーサ16と当接する位置まで延びている。この結果、スペーサ16はリブ6上のスペーサ接続配線8と直接接続され、給電配線7とスペーサ16とは、スペーサ接続配線8を介して、リブ8の頂面22で電気的に接続している。このように、リブ6は、表面にスペーサ16と当接するスペーサ接続配線8を有し、スペーサ接続配線8は給電配線7と当接し、電気的に接続している。これによって、スペーサ16を好ましい電位に規定することが可能となる。スペーサ接続配線8は、公知の成膜方法を用い、マスキングまたはエッチングによってパターン化することが可能である。中でも、マスク蒸着することが簡便であり好ましい。
スペーサ接続配線8は、各リブ6の、リブ6の延びる方向(Y方向)に関して片側の側壁23のみに形成されている。これによって、放電時の基板2内での二次放電を抑制し、所望の放電電流抑制能力を発揮することができる。すなわち、スペーサ接続配線8をリブ6の片側側壁23だけに設けることによって、隣接するメタルバック5との沿面距離を稼ぎ、万が一放電が発生した場合に隣接メタルバック5との短絡を抑制し、放電電流抑制能力を保つことができる。
スペーサ接続配線8はメタルバック5と一体で形成されている。メタルバック5をパターン形成するだけで、メタルバック5とスペーサ接続配線8を同時に形成することができ、生産性が向上する。
図1を参照すると、メタルバック5は真空容器15の端子Hvと電気的に接続され、不図示の高圧電源より1kV〜15kV程度の高圧が印加される。走査配線11及び信号配線12は、それぞれ真空容器15の端子Dyn(nは1〜N)及びDxm(mは1〜M)と電気的に接続され、不図示の駆動回路より、それぞれ走査信号及び画像信号が与えられる。電子放出素子13は信号に応じた電子を放出し、電子はメタルバック電位に引き寄せられ、メタルバック5を突き抜け、発光部材4の蛍光体を発光させる。輝度は、電圧や信号によって調整することができる。
画像表示装置21の作動時には、電子の一部が拡散反射し、さらにその一部が再度蛍光体を発光させることによって、いわゆるハレーションが引き起こされる場合がある。本実施形態の画像表示装置21では、リブ6によって電子の拡散反射や蛍光体への再突入が抑えられるため、ハレーションが効果的に抑制される。また、メタルバック5が2次元状に分断されているため、耐放電機能の優れた画像表示装置を提供することが可能となる。さらに、リブ6の側面23を配線スペースとして利用し、給電配線7からの簡易な分岐構造(スペーサ接続配線8)を設けるだけで、スペーサ16の電位規定が可能となる。
一般に、スペーサ16の電位規定を行うためには、独立した専用の給電ラインを設けることが考えられるが、アノード電源と低抵抗でつながるラインが画面内に増え、放電電流抑制の観点から好ましくない。また、リブ6の頂面22を電位規定するため、リブ6の内部にスルーホールを形成する方法も考えられるが、リブ6は絶縁部材であり、隣接メタルバック5間の絶縁耐圧が必要とされるため、内部に低抵抗部を設けると絶縁破壊する可能性があり、好ましくない。以上より、本実施形態のように、リブの側壁を利用してスペーサ接続配線8を設ける構造が好ましい。
なお、本実施形態では、給電配線及びスペーサ接続配線は、すべてのメタルバックに対して規則的に配列されている。このため、電位分布を画像領域内でほぼ均一にすることができ、表示特性を均質化できる。
(第2の実施形態)本実施形態は、スペーサ接続配線のルーティングを除いて第1の実施形態と同様である。図4はフェースプレートの詳細図である。同図(a)はフェースプレートの内面図、同図(b)は図4(a)のA−A線で切断した断面図である。同図(c)は、同図(b)のB−B線で切断した断面図である。スペーサ接続配線8aの、スペーサ16との当接部と給電配線7との当接部とは、第1のストライプ部の延びる方向(Y方向)において互いにずれて位置している。すなわち、スペーサ接続配線8aは、メタルバック5とスペーサ16との当接位置との間を最短距離で延びている。
(第3の実施形態)本実施形態は、給電配線を規則的に間引いたことを特徴としている。図5は、フェースプレートの詳細図である。同図(a)はフェースプレートの内面図、同図(b)は図5(a)のC−C線で切断した断面図である。同図(c)は、同図(b)の部分拡大図である。具体的には、リブ6は複数個設けられ、スペーサ接続配線8bは、一つおきのリブ6の、リブ6の延びる方向(Y方向)に関して両側の側壁23に形成されている。給電配線7bは、スペーサ接続配線8bが形成されたリブ6と基板2との間だけに設けられている。給電配線7bの、給電配線7bの延びる方向(Y方向)に関して両側の端部24,25はリブ6から露出し、給電配線7bは、露出した両側の端部24,25を介して、両側の隣接するメタルバック5に電気的に接続されている。このように、給電配線7bは、メタルバック5の複数列毎に設けられており、この結果、両側のメタルバック5は給電配線7b及びスペーサ接続配線8bによって電気的に接続され、一つのアノード領域が形成されている。放電時には隣接メタルバック5間には電位差が生じるが、給電配線を間引くことによって、メタルバック分断部のリブ6には給電配線を配置せずにすみ、二次的な放電を抑制することができる。本実施形態は、アノード電圧や画素サイズによっては、所望の耐放電性能を保つ有効な手段となる。
(第4の実施形態)本実施形態は、リブを格子状に設けたことを特徴とし、それ以外は第3の実施形態と同様である。図6は、フェースプレートの詳細図である。同図(a)はフェースプレートの内面図、同図(b)は図6(a)のD−D線で切断した断面図である。リブ6cは、第1のストライプ部61aと、第1のストライプ部61aと直交する方向に延びる第2のストライプ部62と、からなる格子形状である。このため、ハレーションを2次元の方向で抑制でき、より好ましい。なお、本実施形態は、第3の実施形態だけでなく、給電配線を各列に設けた第1、第2の実施形態にも同様に適用することができる。
(実施例1)
本実施例は、図1〜3に示す画像表示装置の例である。本実施例の画像表示装置に係るフェースプレートは以下のように作製した。洗浄したガラス基板の表面に、黒色ペースト(ノリタケ製:NP-7803D)を用いて発光部材の所望の領域のみが開口した格子形状をスクリーン印刷し、120℃で乾燥後、550℃で焼成して厚さ5μmの黒色部材3を形成した。開口部のピッチはリアプレート上の素子ピッチと同じくY方向450μm、X方向150μmとし、開口のサイズはY方向220μm、X方向90μmとした。
次に、黒色部材3のY方向に伸びるパターン上にストライプ状に給電配線7として、酸化ルテニウムの配合された高抵抗ペーストを、焼成後の膜厚が10μmになるようにスクリーン印刷法にて形成し、120℃で10分乾燥させた。本実施例では給電配線7の幅を40μmとし、黒色部材3の幅60μmに対して片側の位置を合わせて、黒色部材20μmが露出するようにした。この高抵抗層に用いた材料をテストパターンに塗布して抵抗値を測定したところ、体積抵抗率が10-1Ω・m程度であった。
次に、最終的にリブ構造の主構造体となる酸化ビスマス系の絶縁ペースト(ノリタケ製NP7753)を、焼成後の膜厚が200μmになるようにスリットコーターにて塗布し、120℃で10分乾燥させた。
次にラミネータ装置を使用してドライフィルムレジスト(DFR)を貼付した。更に露光用クロムマスクを所定の位置に位置合わせしてDFRをパターン露光した。位置あわせは画像形成領域の外部に設けた不図示のアライメント用マークを使用して行った。露光するパターンは黒色部材3の開口の長辺と平行(Y方向に延びる)に、黒色部材3に重なるように幅50μm(従って開口部幅100μm)のストライプ状とした。このとき黒色部材3の幅60μmに対して、給電配線7から露出している側の開口端に位置を合わせて、給電配線7が10μm露出するようにした。更にDFRの現像液、リンスのシャワー処理、及び乾燥を施し、所望の位置に開口を有するサンドブラスト用のマスクを形成した。次に、SUS粒を砥粒としたサンドブラスト法により、DFRの開口に合わせて不必要な高抵抗ペースト及び絶縁体ペーストを除去した。その後、DFRを剥離液シャワーにて剥離し、洗浄を行い、530℃で焼成し、リブ6及び抵抗体からなる給電配線7を形成した。
次にCRTの分野で用いられているP22蛍光体を分散したペーストを用い、ストライプ形状の開口を持つリブ構造に合わせてスクリーン印刷法により蛍光体を発光部材に落し込み印刷した。本実施例ではカラーディスプレイとなるようにRGB3色の蛍光体をストライプ状に塗り分けた。各蛍光体の膜厚は15μmとした。3色の蛍光体を印刷後120℃で乾燥した。乾燥は各色毎でも3色一括でも構わない。更に、後に結着材として作用する珪酸アルカリ、いわゆる水ガラスを含む水溶液をスプレイ塗布した。
次にアクリルエマルジョンをスプレーコート法にて塗布、乾燥し、蛍光体粉体の隙間をアクリル樹脂で埋め、メタルバック5となるアルミニウム膜を蒸着した。この際、各発光部材に対応した部分のみに開口部をもつメタルマスクを使用し、発光部材のみにメタルバック5を形成した。アルミニウムの膜厚は100nmとした。この後、450℃で過熱することにより前記樹脂を分解除去した。
最後に、開口にあわせて、かつY方向に分断されるように、X方向にストライプを有するメタルマスクを使用し、アルミニウム膜を一方向から斜め蒸着することにより、スペーサ接続配線8を形成した。なお、スペーサ接続配線8はアルミニウムに限らず、チタン、クロムなどでも良い。
なお、フェースプレート1にはスルーホールを通してフェースプレート1を貫通する高電圧導入端子が設けられ、高電圧導入端子は給電配線7との画像形成領域の端部で接続されている(不図示)。
このようにして作製したフェースプレート1を用いて画像表示装置を作製し、給電配線7を介しメタルバック5に8kVの電圧を印加し、画像を表示したところ、ハレーションによる混色が少ない良好な画像を表示することができた。
また、特定の素子に過剰な電圧を印加して、素子破壊を発生させ、フェースプレート1との間の放電を誘発しても、放電電流は十分制限されているので、故意に破壊した素子以外の周辺素子が異常を来たすことは無かった。
(実施例2)
本実施例は、図4に示す第2の実施形態に対応している。本実施例が実施例1と異なるのは、スペーサ接続配線8の形成パターンである。本実施例においては、スペーサ接続配線8はリブ6の側壁をスペーサとの接続位置に向かって斜めに延びている。
スペーサ接続配線8は、メタルバック5と同時に形成することができる。スペーサ接続配線8は、リブ上面を必要個所以外を覆ったメタルマスクを用い、XY方向共に斜めに蒸着することにより得られる。
このようにして作製したフェースプレート1を用いて画像表示装置を作製し、給電配線7を介しメタルバック5に8kVの電圧を印加し、画像を表示したところ、ハレーションによる混色が少ない良好な画像を表示することができた。
また、メタルバック5の電圧を8kVに上げて、特定の素子に過剰な電圧を印加して、素子破壊を発生させ、フェースプレート1との間の放電を誘発しても、リブ上での二次的な放電は見られなかった。放電電流も十分制限され、故意に破壊した素子以外の周辺素子が異常を来たすことは無かった。
(実施例3)
本実施例は、図5に示す第3の実施形態に対応している。本実施例が実施例1と異なるのは、X方向に隣接する2つの蛍光体を1アノード領域とし、給電配線7を1アノード領域あたり1本、かつ、2つの蛍光体間に配置したことである。給電配線7は幅60μm、リブ6は幅50μmとし、黒色部材3と中心が合うように配置した。スペーサ接続配線8は、給電配線7の存在するリブの両側壁ともに設けた。スペーサ接続配線8は、必要部分以外を隠すマスクを用い、アルミニウム膜を、相対する二方向から、一方向ずつ順に斜め蒸着することにより形成した。
このようにして作製したフェースプレート1を用いて画像表示装置を作製し、給電配線7を介しメタルバック5に8kVの電圧を印加し、画像を表示したところ、ハレーションによる混色が少ない良好な画像を表示することができた。
また、メタルバック5の電圧を10kVに上げて、特定の素子に過剰な電圧を印加して、素子破壊を発生させ、フェースプレート1との間の放電を誘発しても、リブ上での二次的な放電は見られなかった。放電電流も十分制限され、故意に破壊した素子以外の周辺素子が異常を来たすことは無かった。
(実施例4)
本実施例は、図6に示す第4の実施形態に対応している。本実施例が実施例1と異なるのは、リブ6をX方向にも延伸する格子状としたことである。リブ6の高さは150μmとした。
作成したフェースプレート1を用いて画像表示装置を作製し、給電配線7を介しメタルバック5に8kVの電圧を印加し、画像を表示したところ、ハレーションによる混色が少ない良好な画像を表示することができた。さらに、実施例1に比べて、X方向のラインを明瞭に表示することができた。
また、特定の素子に過剰な電圧を印加して、素子破壊を発生させ、フェースプレート1との間の放電を誘発しても、放電電流は十分制限されているので、故意に破壊した素子以外の周辺素子が異常を来たすことは無かった。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置の基本構成を示す部分破断斜視図である。 図1に示す画像表示装置のフェースプレートの詳細図である。 図2に示すフェースプレートの、黒色部材と発光部材の塗り分けパターンを示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置のフェースプレートの詳細図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像表示装置のフェースプレートの詳細図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像表示装置のフェースプレートの詳細図である。
符号の説明
1 フェースプレート
2 基板
3 黒色部材
4 発光部材
5 メタルバック
6,6c リブ
7,7b,7c 給電配線
8,8a,8b,8c スペーサ接続配線
16 スペーサ
61,61a 第1のストライプ部
62 第2のストライプ部

Claims (7)

  1. 行列状に配列された複数の電子放出素子を有するリアプレートと、
    基板と、該基板上に行列状に配列された複数の発光部材と、各々が少なくとも1つの該発光部材を覆い互いに間隙をおいて行列状に配列された複数のメタルバックと、該複数のメタルバックを電気的に接続する抵抗体からなる給電配線と、前記複数の発光部材の間に位置し前記リアプレートに向けて突出する第1のストライプ部を有するリブとを有し、前記リアプレートと対向して位置するフェースプレートと、
    前記リアプレートと前記リブとの間に位置して該リアプレートと該フェースプレートとを相互に支持するスペーサとを有し、
    前記リブは、表面に前記スペーサと当接するスペーサ接続配線を有し、該スペーサ接続配線は前記給電配線と電気的に接続している、画像表示装置。
  2. 前記給電配線は、前記基板と前記リブとの間に位置し、前記スペーサ接続配線は、前記給電配線と当接していることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記スペーサ接続配線の、前記スペーサとの当接部と前記給電配線との当接部とは、前記第1のストライプ部の延びる方向において互いにずれて位置していることを特徴とする請求項1ないし2に記載の画像表示装置。
  4. 前記給電配線は、前記メタルバックの各列毎に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画表示装置。
  5. 前記給電配線は、前記メタルバックの複数列毎に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  6. 前記リブは、前記第1のストライプ部と、該第1のストライプ部と直交する方向に延びる第2のストライプ部と、からなる格子形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記スペーサ接続配線は前記メタルバックと一体で形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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