JP2010013124A - 折り畳み容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一方の側縁が自由端となっている側板を有する折り畳み棚において、この側板を十分な強度で起立させることのできる折り畳み棚を提供する。
【解決手段】 折り畳み容器は、底板、底板の一方の長辺上に起倒自在に連結された長側板40、及び、底板の短辺上に起倒自在に連結された短側板60、を備える。起立した長側板40の係合突起46は短側板60の係合凹部75と係合している。さらに、短側板60の下端面の奥側及び手前側端部に形成された凸部79、81は、底板の低側板支持段部21の奥側及び手前側端部の凹部25、28に嵌合している。短側板60を起立させる際に、短側板60は回動支点周りに回動して立ち上がり、ほぼ直立した後で下方向にスライドして凹凸嵌合部が嵌り合い短側板60の開放側端部が倒れ止めされる。さらに、短側板60は底板にスライドロック90により上方へ抜けないようにロックされる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、折り畳み可能な棚状又は箱状の容器に関する。特には、はがきの仕分けに使用される仕分棚に関する。
郵便局においては、年賀はがき等を地域毎や配達順に仕分け作業するために、はがき仕分棚が使用されている。この仕分棚は、細長い長方形の底板と、底板の一方の長辺上に設けられた長側板と、底板の両短辺上に設けられた短側板とを備えるものが一般的である。このように一方の長辺に側板を設けずに、周囲の三方が囲まれた棚として、棚を積載した際に、中身を取り出しやすくしている。また、特に年賀はがきの場合、年末年始には多数の仕分棚が必要であるが、それ以外の時期には特に必要ではないので、仕分棚は保管場所に収納される。保管場所のスペース等を考慮すると、仕分棚は折り畳み可能であることが好ましい。さらに、より収納スペースを狭くするために、短側板や長側板が底板上に折り畳まれることが好ましい。
ところで、部品や製品などの物品が収容されて保管や搬送されるプラスチック容器(コンテナ)は、長方形の底板と、底板の両長辺上に設けられた長側板と、底板の両短辺上に設けられた短側板とを備え、両長側板及び短側板が底板上に折り畳まれるものが一般的である。このようなコンテナの場合は、各側板と底板との連結や、隣接する側板同士の連結により、起立させた各側板が相互に倒れ止めされているとともに、各側板の強度が保たれている。
しかし、前述の仕分棚のような側板が3枚の棚の場合は、長側板と、その両側の短側板とは連結するが、短側板のもう一方の側辺は長側板が存在せず開放された状態である。この側での短側板の強度が十分でないと、仕分棚を積み重ねて使用する際に、ぐらついたり、倒れたりする恐れがある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、一方の側縁が自由端となっている側板を有する折り畳み棚において、この側板を十分な強度で起立させることのできる折り畳み棚を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の折り畳み容器は、 底板、及び、該底板の辺上に起倒自在に連結された側板、を備える、箱状又は棚状の折り畳み容器であって、 前記側板の下端部と前記底板の間に設けられた回動支点及び凹凸嵌合部を有し、 前記側板が倒れている状態から起立させる際に、前記側板が前記回動支点周りに回動して立ち上がり、ほぼ直立した後に前記側板が下方向にスライドして前記凹凸嵌合部が嵌り合い前記側板が倒れ止めされることを特徴とする。
本発明の第2の態様の折り畳み容器は、 長方形の底板、該底板の一方の長辺上に起倒自在に連結された長側板、及び、該底板の短辺上に起倒自在に連結された短側板、を備える、棚状の折り畳み容器であって、 起立した前記長側板と前記短側板との間を解除可能に連結する連結機構と、 前記短側板の下端部と前記底板の間に設けられた回動支点と、 前記短側板の前記一方の長側板から遠い方の横方向端部(開放側端部)の下端部と前記底板の間に設けられた凹凸嵌合部と、を有し、 前記短側板が倒れている状態から起立させる際に、前記短側板が前記回動支点周りに回動して立ち上がり、ほぼ直立した後に前記側板が下方向にスライドして前記凹凸嵌合部が嵌り合い前記短側板の開放側端部が倒れ止めされることを特徴とする。
本発明によれば、短側板を起立後に下方へスライドさせて、短側板の開放側端部を底板と凹凸嵌合させる。このような凹凸嵌合により、短側板の開放側の端部も前後に振れないように起立させておくことができる。
本発明においては、 前記短側板の下端部に、該短側板が回動中には該板の下方向へのスライドを防止するスライド防止片が形成されており、 前記底板に、前記短側板が回動中には前記スライド防止片がその上面を滑りながら移動するストッパが形成されており、 前記短側板が直立すると、前記スライド防止片が前記ストッパから外れて該短側板が下方向へスライドすることが好ましい。
本発明によれば、短側板の回動中には短側板の下方へのスライドが阻止され、短側板が直立した後に、下方へのスライドを可能とできる。
本発明においては、 前記短側板の下端部に、該短側板の回動軸が設けられており、 前記底板に、前記短側板の回動軸の上方への移動を係止するとともに該回動軸を回動可能に支持する軸受部が設けられており、 前記回動軸は、前記短側板の回動中は前記軸受部に回動可能に支持されており、前記短側板が直立した後、前記軸受部から外れて前記短側板とともに下方にスライドすることとできる。
本発明においては、 前記短側板の幅方向にスライドし、起立した前記短側板と前記底板とロックするロック位置と、両者間のロックを解除するアンロック位置とを切り替えるスライド部材をさらに備え、 前記ロック位置においては、該スライド部材の両端部において、前記短側板と前記底板とをロックすることが好ましい。
スライド部材により、短側板の幅方向両端で、短側板を上下方向に移動しないようにロックすることができる。したがって、側板を起立させて使用中に、不意に側板が持ち上がって倒れることを防止できる。
本発明においては、 前記スライド部材の一方の端部が、前記短側板に形成された、該スライド部材のスライド方向に延びる孔に挿入され、もう一方の端部が、該端部の一部の上方に重なる、前記短側板に形成されたオーバーラップ部に係止され、これにより前記スライド部材が前記短側板に脱落不能に装着されていることとすれば、スライド部材を、他の部品を用いずに短側板にスライド可能に支持させることができる。
本発明においては、 前記スライド部材が、先端の爪部と、基部とを有する細長い部材であり、 前記爪部が、上面が水平で下面が前記基部から先端に向かって斜め上方向に傾斜した先細の形状であり、 前記基部の下面に、下方に延びる垂直部と、該垂直部の先端から水平に延びる水平部とからなる係止片が形成されており、 前記スライド部材の爪部と係止片により、前記短側板が前記底板にロックされることとできる。
さらに、本発明においては、 前記長側板の上端面の両端、及び、前記短側板の上端面の両端もしくは前記長側板と反対側端部に、凹部が形成され、 前記底板の下面の四隅に、前記凹部に載置されるとともに前記凹部に凹凸嵌合する凸部が形成されていることが好ましい。
この場合、組み立てられた棚を積載する際に、上側の棚の底板の凸部が、下側の棚の側板の凹部に嵌合するので、組み立てられた棚を横方向にずれないように積載することができる。
さらに、本発明においては、 前記底板の周縁に、前記長側板及び短側板を支持する支持段部が形成され、該支持段部の四隅に、凹部が形成され、 前記底板の下面の四隅に、前記凹部に載置されるとともに前記凹部に凹凸嵌合する凸部が形成されていることが好ましい。
この場合、折り畳まれた棚を積載する際に、上側の棚の底板の凸部が、下側の棚の側板支持段部の凹部に嵌合するので、折り畳まれた棚を横方向にずれないように積載することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、一方の側縁が自由端となっている側板を有する折り畳み棚において、この側板の幅方向端部で底板に凹凸嵌合させること、あるいはさらに、幅方向両端部で底板に上下方向に抜け止めされるようにロックすることにより、起立した側板に強度を与えることができる。したがって、積載した際にも、ぐらついたり倒れたりする恐れのない折り畳み棚を提供できる。また、各側板の全側辺が互いに連結される折り畳み容器においても、各側板の倒れに対する強度を向上できる。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る折り畳み容器の構造を示す斜視図である。
図2は、図1の折り畳み容器の折り畳み途中の構造を示す斜視図である。
図3は、図1の折り畳み容器の折り畳み完了後の構造を示す斜視図である。
折り畳み容器1は、図1に示すように、長方形の底板10、底板10の一方の長辺上に起倒自在に連結された長側板40、及び、底板10の両短辺上に起倒自在に連結された短側板60を備える。さらに、短側板60の外面下部には、起立した短側板60を底板10に解除可能にロックする、別体のスライドロック(スライド部材)90が備えられている。底板10、長側板40、短側板60、及び、スライドロック90はプラスチック成形品である。
以下の説明において、側板の内面とは、棚の底板側の面を示し、外面とは底板と反対側の面を示す。また、奥方向とは、棚の奥行き方向において、長側板の方向を示し、手前方向とは、その反対方向を示す。
詳しくは後述するが、長側板40と短側板60は、ある程度の厚みを持っている。このため、折り畳み時に、棚1の角部での長側板40と短側板60との干渉を避けるために、長側板40の幅は底板10の長辺の幅と等しいが、短側板60の幅は、底板10の短辺の幅から長側板40の厚さを引いた寸法となっている。
折り畳み方法の概要を説明する。まず、図1の状態から、スライドロック90を奥方向にスライドさせて短側板60と底板10とのロックを解除する。そして、短側板60をやや上方にスライドさせて、短側板60と底板10及び長側板40との固定(倒れ止め)を解除して回動可能な状態とし、底板10上に回動して倒す(図2参照)。その後、長側板40を回動させて、倒した短側板60の上に重ねて倒す(図3参照)。畳まれた棚を組み立てる際は、この逆の手順で組み立てる。
次に、各部の詳細について説明する。まず、底板10について説明する。
図4は、底板の全体構造を示す斜視図である。
図5は、底板の端部構造を示す斜視図である。
図6は、底板の底面図(一部)である。
図4に示すように、底板10は横長の長方形状の平面形状であり、上面は平らな載置面となっている。下面のほぼ一面には、図6に示すように、縦横に交差する補強用のリブ11が設けられている。これらのリブ11は、長側板及び両短側板が設けられた周縁部を除いて、底板10の下面から突出している(図4参照)。また、下面の四隅の側縁からやや内側には、突出したリブ11と同じ高さの周壁で囲まれた枠部(凸部)12が形成されている。詳しくは後述するが、この枠部12は、組み立てられた(又は折り畳まれた)棚の積み重ね時に、下側の棚の凹部に嵌り込み、上側の棚を横方向にずれないように保持する。
また、底板10の下面の、長側板が設けられていない長辺に沿って、金属性のパイプ13が通されている。このパイプ13は、底板10の撓みを防止するものである。
再度図4を参照して説明する。
底板10の上面の一方の長辺及び両短辺の側縁には、底板10からほぼ垂直に立ち上がる側板支持段部が形成されている。支持段部は、長側板40を支持する長側板支持段部15と、各短側板30を支持する短側板支持段部21とを有する。
長側板支持段部15は、平行な内壁と外壁、上壁、及び、両端の端壁からなり、断面は下向きのコの字型となっている。長側板支持段部15の両側縁15bの内面(底板側の面)は、中央部分15aの内面よりも底板側にやや突出している。長側板支持段部15の上縁には、所定の間隔を開けて、上壁と内壁が切り欠かれた複数の凹部16が形成されている。この凹部16には、長側板40の凸部41(図7参照)が係合する。さらに、図5に分かりやすく示すように、長側板支持段部15の上壁の両端には、上側の面と内側の面とが開口した低段部(凹部)17が形成されている。低段部17内には凸部18が形成されている。折り畳まれた棚が積載される際、この低段部17上に、上側の棚の底板10の下面に形成された枠部12(図6参照)が載置され、枠部12内に凸部18が嵌り込む。これにより、上側の棚を横方向にずれないように保持できる。
短側板支持段部21は、図5に示すように、長側板支持段部15の両側縁15bの内面から連続して設けられた、高さの低い低段部22と、長側板支持段部15と同じ高さの高段部23とを有する。低段部22の幅は、長側板40の高さよりも長い。低段部22の高さ(底板上面からの高さ)は、短側板60の厚さとほぼ同じである。また、低段部22と高段部23との高さの差は、長側板40の厚さよりも大きい。
したがって、折り畳まれた短側板60の背面の高さは、短側板支持段部の低部22とほぼ同じ高さ(同じ面)となる。そして、この短側板60の背面と短側板支持段部の低部22上に、長側板40が折り畳まれる。また、折り畳まれた長側板40の背面は、長側板支持段部15や、短側板支持段部の高部23の高さよりも少し低くなっている。このため、折り畳んだ棚を積み上げる際、上方の棚の負荷は、長側板支持段部15と、短側板支持段部21の高部23とにかかり、折り畳まれた側板40、60にはかからないようになっている。
図5に示すように、低段部22のほぼ中央には、短側板60を回動可能に連結する連結部30が形成されており(詳細後述)、奥側の端部には、短側板60と凹凸嵌合する嵌合凹部25が形成されている。さらに、凹部25と連結部30との間は、後述するスライドロック90の係止片97(図15参照)が嵌り込む凹部37となっている。この凹部37には、スライドロック90の係止片97が係止される係止部37aが形成されている(詳細後述)。
短側板支持段部21の手前側の高段部23の上面には、外壁と端壁で囲まれた、上面より低い低段部(凹部)27が形成されている。この低段部27には、短側板60の嵌合凸部81(図8、10参照)と凹凸嵌合する嵌合凹部28が形成されている。さらに、高段部23の、奥側の側端面には、後述するスライドロック90の爪部91が差し込まれる穴29(図14参照)が開けられている(詳細後述)。
次に、長側板40について説明する。
図7は、長側板の構造を示す斜視図であり、図7(A)は全体構造を示す斜視図、図7(B)は端部の構造を示す斜視図である。
長側板40も横長の長方形で、長さは底板10の長辺の長さと同じであり、厚さは側板支持段部15の厚さと同じである。ただし、長側板支持段部15と同様に、長側板40の両側縁40bの内面(底板側の面)は、中央部分の内面40aよりもやや底板側に突出している。このように、長側板支持段部15と長側板40において、両側縁15b、40bの内面を、中央部分15a、40aの内面よりもやや底板側に突出させることにより、短側板50の奥側(長側板側)の端面と、長側板支持段部15及び長側板40の中央部分15a、40aの内面との間にクリアランスが生じる。このクリアランスにより、折り畳まれた短側板60の起立中の、同短側板60の奥側の端面と、長側板支持段部15や起立した長側板40の中央部分15a、40aの内面との干渉を防ぐことができる。中央部分40aの内面は、上縁を除いて平面状となっており、裏面には、縦横に交差する補強用のリブが形成されている。長側板40の下縁には、底板10の長側板支持段部15に設けられた各凹部16に係合する凸部41が形成されている。これらの凸部41には、長側板の幅方向に延びる回転軸42が設けられている。長側板40の各凸部41を、底板10の長側板支持段部15の凹部16に係合させることにより、長側板40は、支持段部15上に支持された起立位置と、倒された短側板60上に倒された折り畳み位置との間を回転軸42を中心に回動可能となる。なお、起立位置においては、長側板40の外側の面は支持段部15の外壁に当たっているので外側への倒れが防止されている。
図7(B)に示すように、長側板40の両側縁40bの内面の上部には、短側板60と係合する係合凸部45が形成されている。係合凸部45は、縦方向に並んだ2個の係合突起46である。各係合突起46は、正面から前方に延びる水平部46aと、水平部46aの前端から上方に延びる垂直部46bを有する。
さらに、長側板40の上端面の両端には、上側の面と内側の面とが開口した低段部(凹部)48が形成されている。さらに、同低段部48内に凸部49が形成されている。この低段部48の構造は、図5で説明した、底板10の長側板支持段部15に形成された低段部17の構造と同じである。組み立てられた棚が積載される際、この低段部48上に、上側の棚の底板10の下面に形成された枠部12が載置され、枠部12内に凸部49が嵌り込む。これにより、上側の棚を横方向にずれないように保持できる。
次に、短側板60について説明する。
図8は、短側板の全体構造を示す斜視図である。
図9は、短側板の上部の構造を示す斜視図である。
図10は、短側板の全体構造を示す背面図である。
短側板60は、図8、10に示すように、正方形に近い略長方形で、奥寄りの本体部60aと、本体部60aの手前側の段部60bとを有する。段部60bは、手前側の下角が切り欠かれている。起立状態においては、本体部60aが底板10の短辺側支持段部21の低段部22に支持され、段部60bが高段部23に支持される(図1、図4参照)。短側板60の幅は、前述のように、底板10の短辺の長さから、支持段部15の両端側縁15bの厚さ(長側板40の両側縁40bの厚さ)を引いた長さである。短側板60の厚さは、長側板40の中央部分40aの厚さと同じであり、前述のように、底板10の短側板支持段部21の高さとほぼ同じである。このような寸法とすることにより、底板10上に折り畳まれた短側板60の背面が短側板支持段部21の低部22とほぼ同じ高さ(同じ面)となる。
短側板60の内側の面は平面状となっている。また、本体部60aの外側の面には、後述するスライドロックが収容される凹部61が形成されている。段部60bの外側の面には補強用のリブ62が形成されている。
前述のように、短側板60は、底板10に回動可能に連結されているとともに、底板10及び長側板40に対して凹凸嵌合する。さらには、スライドロック90により底板10に解除可能にロックされる。
まず、短側板60と底板10との連結部について説明する。
図8、図10に示すように、短側板本体部60aの下端面の中央付近には、下方に垂下する連結部65が設けられている。連結部65は、底板10の短側板支持部の低段部22の連結部30(図5参照)と連結する。連結部65の両側面部の下部には、短側板60の幅方向に同軸上に延びる回転軸67が、互いに反対方向に突出するように形成されている。この回転軸67を中心にして短側板60が底板10に対して回動する。さらに、連結部65には、短側板60の内側の面と並行なスライド防止片69が設けられている。なお、スライド防止片69は、短側板60の内側の面からやや外側(背面側)にずれて形成されており、短側板60の内側の面とスライド防止片69との間には段部71(図11参照、図8、9には図示されず)が形成されている。このスライド防止片69は、短側板60が回動してほぼ直立するまで、短側板60の下方へのスライドを不能とするためのものである(詳細後述)。
次に、底板10の、短側板60との連結部30について図5を参照して説明する。
底板10の短側板連結部30は、前述のように、底板10の短側板支持段部の低段部22に設けられている。同低段部22の中央付近の内壁22aには、底板10まで達する切り欠き31が形成されている。切り欠き31の幅は、短側板60の連結部65の幅と等しい。そして、この切り欠き31の両側の内壁22aには、短側板60の回動軸67を支持する軸受部33が設けられている。この軸受部33は、切り欠き31の両側の内壁22aの上縁から外壁22b方向に、両壁間のほぼ中央付近まで突き出ている。軸受部33の下面はアール状である。軸受部33の先端と外壁22bとの間のクリアランスは、回転軸67の直径よりも小さくなっている。短側板60の回動軸67は、この軸受部33の下方の空間に支持される。短側板60は、回転軸67が軸受部33に当接するまで、上方向にスライドするとともに、上限までスライドした時点で、外壁22bで外方向に倒れ止めされ、回転軸67に沿って内側に回動可能となる。そして、切り欠き31を通って内側の面が底板10に接するまで回動する。
さらに、切り欠き31に対向する外壁22bには、ストッパ35が設けられている。このストッパ35は、短側板60に設けられた、同側板60の回動中に下方へのスライドを防止するスライド防止片69を支持するものである。ストッパ35は、外壁22bの高さ方向中央付近(詳しくは、倒された短側板60の連結部65の回動支持片69の下面と同じ高さ)から、内壁22a方向に、両壁のほぼ中央付近まで突き出ている。
短側板60の回動動作について説明する。
図11は、短側板の回動動作を説明する側面断面図である。
図11(A)は、短側板60が底板10上に倒された状態を示している。この状態では、短側板60の連結部65は、底板10の短側板支持段部の低部22の切り欠き31を通って底板10上に接している。また、回転軸67は軸受部33の下面に当たっており、スライド防止片69は、ストッパ35上に乗っている。
図11(B)に示すように、短側板60を倒れた状態から回転軸67を中心に時計方向に回動させて立ち上げていくと、短側板60が直立するまでの間は、スライド防止片69はストッパ35の上面に乗って、同面を滑りながら移動している。そして、図11(C)に示すように、短側板60が完全に直立する直前に、スライド防止片69はストッパ35の上面から外れる。すると、図11(D)に示すように、スライド防止片69が、ストッパ35の先端と短側板支持段部の低部22の内壁22aとの間を通って下方にスライド可能となり、その結果、短側板60(本体部60a)は、下端面が短側板支持段部の低部22に当たるまで下方へスライドする。そして、連結部65は短側板支持段部の低部22の内壁22aと外壁22b間の凹部32内に入り込み、段部71は底板10の上面に当接する。なお、軸受部33は、上側内寄りのほぼ1/4円周分しかないので、軸67が下方向に落ちる際の支障とはならない。
なお、短側板60を底板10に装着する際は、軸受部33を弾性変形させて、短側板60の回転軸67を、軸受部33の先端と外壁22bとの間のクリアランスを通して挿入させる。これにより、回転軸67は軸受部33の下方の空間に収容され、短側板60が底板10に回動可能に支持される。
前述のように短側板60が下方にスライドすると、短側板60は長側板40及び底板10と凹凸嵌合する。以下、この凹凸嵌合について説明する。
図8、図10に示すように、短側板60の、奥側の側縁の上部には、長側板40の係合凸部45(図7参照)と係合する係合凹部73が形成されている。係合凹部73は、短側板60の外側面と側端面とに開口した切り欠き部74であり、縦方向に2個並んで形成されている。各切り欠き部74の上面には、図10に示すように、上方向に開いた凹部75(図13、図14も参照)が形成されている。さらに、これらの図に示すように、短側板60の下端面の奥側・手前側両端部には、各々下方に突出する凸部79、81が形成されている。
凹凸嵌合動作を説明する。
図12は、短側板と長側板及び底板との凹凸嵌合動作の途中(短側板回動中)の状態を説明する斜視図である。
図13は、短側板と長側板及び底板との凹凸嵌合動作の途中(短側板直立時)の状態を示す背面図である
図14は、短側板と長側板及び底板との凹凸嵌合動作の完了時の状態を示す背面図である
短側板60を倒れた状態から外方向に回動させて立ち上げていくと、図12に示すように、短側板60の係合凹部73の各切り欠き部74に、長側板40の係合凸部45の各係合突起46が入り込み始める。短側板60が直立すると、図13に示すように、各係合突起46は完全に各切り欠き部74内に入り込む。そして、短側板60が直立後に下方にスライドすると、図14に示すように、各係合突起46の垂直部46bが切り欠き部74の凹部75に嵌合する。同時に、短側板60の各凸部79、81は各凹部25、28に嵌合する。
このように短側板60は、左右端部の二ヶ所で、底板10と凹凸嵌合により嵌合することになる。また、中央部においては、短側板60の連結部65が、底板10の短側板支持段部の低段部22の内壁22aと外壁22bとの間の凹部32に嵌り込む。これによっても、短側板60の倒れ止めとなる。
図9に示すように、短側板60の上端面の奥側の端部には、上面、内側の面及び奥側の側端面とが開口した段部83が形成されている。この段部83は、両側板が起立した際に、長側板40の上端の両端に設けられた段部48(図7参照)と同じ面となる。組み立てられた棚が積載される際、上側の棚の底板10の下面に形成された枠部12が、この連通する面上に載置される。
さらに、短側板の60の上端面の、手前側の端部には、上側の面と内側の面とが開口した低段部(凹部)85が形成されている。さらに、同低段部85内に凸部86が形成されている。この低段部85の構造は、図5で説明した、底板10の長側板支持段部15に形成された低段部17や、図7で説明した、長側板40の両端部に形成された低段部48の構造と同じである。組み立てられた棚が積載される際、この低段部85上に、上側の棚の底板10の下面に形成された枠部12が載置され、枠部12内に凸部86が嵌り込む。これにより、上側の棚を横方向にずれないように保持できる。
次に、スライドロック90による短側板60と底板10との解除可能な固定方法について説明する。
スライドロック90は、図8及び図10に示すように、短側板60の本体部60aの外面凹部61の下面上に手前方向及び奥方向にスライド可能に取り付けられており、起立した短側板60と底板10とロックするロック位置と、両者間のロックを解除するアンロック位置との間を切り替える。
まず、スライドロック90の構造を説明する。
図15は、スライドロックの構造を示す図であり、図15(A)は正面図、図15(B)は側面図である。
スライドロック90は、先細の爪部91と、基部93とを有する細長い棒状の部材である。爪部91は、上面が水平で、下面が基部から先端に向かって上方に傾斜した先細形状である。基部93には、スライド時に指で押しやすいように、両側に凹部を有する凸部95が形成されている。また、基部93の、奥側の端部下面には、底板10に係合する係止片97が形成されている。係止片97は、下方に延びる垂直部97aと、垂直部先端から内方向(底板方向)に延びる水平部97bとを有する。水平部97bの下面の周囲は面取りされている。
スライドロック90は、図8、図10に示すように、爪部91を手前方向に向けて、短側板60の外側凹部61に収容されている。短側板60の外側凹部61の下面には、スライド方向に長い貫通孔88が開けられている。この貫通孔88から係止片97が突き出てスライドする。図8に示すように、貫通孔88の、スライドロック90が手前側のロック位置にスライドした際に、係止片97の水平部97bの上方に当たる位置には、同水平部と略平行なオーバーラップ部88aが張り出している。
また、短側板60の外側凹部61の、手前側の側面には、スライドロック90の爪部91が挿通する貫通孔89が開けられている。貫通孔89は周囲が壁面で囲まれたトンネル状に形成されている。
アンロック時は、スライドロック90は短側板60の外側凹部61に収容されており、係止片97は外側凹部61の下面の貫通孔88から下方に突き出している。ロック時にスライドロック90を手前方向にスライドさせると、係止片97は貫通孔88を通り、スライドロック90の爪部91は、外側凹部61の側面の貫通孔89から突き出る。
スライドロック90のロック動作を説明する。
図16は、スライドロックのロック動作を説明する図であり、図16(A)はアンロック状態、図16(B)はロック状態を示す。
図16(A)に示すように、短側板60の外側凹部61の奥側の下面から突き出た、スライドロック90の係止片97は、底板10の短側板支持段部の低部22の凹部37に入り込んでいる。図5に示すように、凹部37には、スライドロック90のロック時に、スライドロック90の係止片97の水平部97bが係合する係止片37aが設けられている。係止片37aは、凹部37の内壁の上縁から外壁方向に延びている。
スライドロック90を手前へスライドさせると、図16(B)に示すように、スライドロック90の手前側の爪部91が、短側板60の外側凹部61の側面の貫通孔89から突き出て、短側板支持段部高段部23の側面に開けられた穴29に入り込む。さらに、奥下側の係止片97が凹部37内を移動して、係止片97の水平部97bが短側板支持段部の低部22の凹部37の係止片37aに係止される。これらにより、短側板60が底板10に上下方向に動かないようにロックされる。
なお、スライドロック90をロック位置とアンロック位置とに確実に位置決めできるように、スライドロック90と短側板60の凹部61の下面との位置決め突起(溝)を設けておくことが好ましい。これにより、スライドロック90を正確なロック位置にスライドさせることができる。また、ロック位置でずれないように固定することができる。さらに、凹部61にロック位置とアンロック位置とを示す印を付けておくことが好ましい。
スライドロック90は、以下の方法で短側板60に取り付けることができる。まず、スライドロック90を爪部91が下になるように斜めにして、爪部91の下面を、短側板60の外側凹部61の下面に沿ってスライドさせて、爪部91を貫通孔89に通す。その後、爪部91を貫通孔89に通しながらスライドロック90を水平にして、係合片91を外側凹部61の下面に開けられた貫通孔88に通す。このように、ワンタッチでスライドロック90を短側板60に取り付けることができる。また、爪部91が、周囲が壁部で囲まれたトンネル状の貫通孔89に通されているので、取り出しにくく、脱落不能に装着できる。
図1を参照して、折り畳み棚1が組み立てられた状態を説明する。
組み立てられた状態では、長側板60は底板10の長側板支持段部15上に支持され、短側板60は短側板支持段部21上に支持されている。長側板40の係合凸部45と短側板60の係合凹部73とが係合して(図12参照)、両側板60、40が連結され相互に支え合う。また、短側板60の下端面の両端の凸部79、81は、底板10の短側板支持段部22の両端の凹部25、28に嵌合しており(図14参照)、連結部65が短側板支持段部22の内外壁22a、22b間の凹部32に嵌合している。さらに、スライドロック90により、短側板60が底板10にロックされている。これらにより、短側板60は手前側の端部も含めて、前後方向に振れないように、かつ、上方に抜け出さないように固定される。
次に、この折り畳み棚1の折り畳み方法を、図12、13、図14を参照して詳細に説明する。
まず、図14に示した、棚の組み立て状態において、スライドロック90の凸部95の手前側の端面を指で押して、スライドロック90を奥方向にスライドさせる。すると、スライドロック90の爪部91が短側板支持段部高段部23の孔29から外れるとともに、係止片97の水平部97bが、底板10の短側板支持段部22の凹部37の係止片37aから外れる(図16(A)の状態)。これにより、短側板60は上方へ移動可能となる。
そして、短側板60を手で持って上方にスライドさせると、図13に示すように、やがて、連結部65の回動軸67が、底板10の軸受部33に当接する。同時に、短側板60の下端面の嵌合凸部79、81が、底板10の短側板支持段部22の嵌合凹部25、28から抜け、連結部65が短側板支持段部22の内外壁22a、22b間の凹部32から抜ける。さらに、短側板60の奥側縁の各切り欠き74の凹部75から、長側板60の側縁に形成された突起46の垂直部46bが抜ける。
そして、図12に示すように、短側板60を回動軸67に沿って内方向に回動させて、底板上10に倒す。この際、短側板60の連結部65は、短側板支持段部22の内壁22aの切り欠き31を通る。そして、長側板40の側縁の突起46が、短側板60の切り欠き74から抜け出る。
最後に、長側板40を内側に回動させて、折り畳まれた両短側板40の背面と、両短側板支持段部22の底部上に重ねる。この際、長側板40の側縁の突起46は、短側板支持段部21の内外壁の間の凹部に嵌り込む。
また、前述のように折り畳んだ長側板60の背面の高さは、長側板支持段部15と、短側板支持段部の高段部23の高さよりも低くなっている。
このように折り畳んだ仕分棚を積載する際は、長側板支持段部15上に、上側の棚の底板10の長辺側周縁部を載置するとともに、図5に示した、長側板支持段部15の両端に形成した段部17と短側板支持段部の高部23に形成した段部27に、底板10の裏面の四隅の枠部12(図6参照)を載置する。この際、段部17の凸部18が、枠部12に嵌り込む。これにより、上げ方向及び横方向にずれないように積載できる。なお、上側の棚の底板10の下面の突出リブ11が、下側の折り畳まれた棚の、長側板支持段部15と、短側板支持段部の高部23と、倒された長側板40の背面との間の空間に嵌り込む。
次に、組み立て方法を図12、図13、図14を参照して説明する。
まず、長側板40を回動軸42に沿って回動させて、底板10の長側板支持段部15上に起立させる(図2の状態)。次に、図12に示すように、短側板60を回動軸67に沿って回動させる。すると、図11で説明したように、短側板60が直立するまでの間は、短側板60のスライド防止片69が底板10のストッパ35の上面に乗って、同面を滑りながら移動する。そして、短側板60が完全に直立すると、スライド防止片69はストッパ35の上面から外れる。また、短側板60の手前側の外面が、底板10の短側板支持段部の高段部23の外壁23aの内面に当接する。
これにより、短側板60は下方へのスライドが可能となり、図13に示すように、短側板69の奥側縁の各切り欠き部74に長側板60の側縁の係合突起46が嵌り込む。そして、短側板60が下方へスライドすると、図14に示すように、短側板60の各凸部79、81が、底板10の各凹部25、28に嵌合するとともに、連結部65が短側板支持段部22の内外壁22a、22b間の凹部32に嵌合し、短側板60は短側板支持段部21上に支持される。さらに、係合突起46の垂直部46bが、切り欠き74の凹部75に嵌合する。
同時に、スライドロック90の係止片97が短側板支持段部22の内外壁間の凹部37に嵌り込む。その後、スライドロック90の凸部95の奥側端面を指で押して、スライドロック90を奥方向にスライドさせる。すると、スライドロック90の爪部91は、短側板69の嵌合孔89を通って、底板10の短側板支持段部の高段部23の穴29に入り込む。さらに、スライドロック90の係止片97が支持段部の凹部37を手前方向にスライドして、係止片97の水平部97bが係止部37aに係止される。
組み立てられた仕分棚1を積載する場合、図9に示した、長側板40の上端面の両端に形成した段部48と、短側板60の上端面の奥側端部に形成した段部83とがつながった段部に、底板10の裏面の四隅の枠部12が載置される。この際、枠部12は長側板の段部48と短側板の段部83とにまたがって載置される。さらに、短側板60の上端面の、奥側端部に設けた段部85に、底板の裏面の四隅の枠部12が載置される。なお、各段部の凸部49、86が枠部12に嵌合する。そして、上側の棚の底板の下面の突出リブ11は、長側板と、短側板との間の空間に嵌り込む。
本発明の実施の形態に係る折り畳み容器の構造を示す斜視図である。 図1の折り畳み容器の折り畳み途中の構造を示す斜視図である。 図1の折り畳み容器の折り畳み完了後の構造を示す斜視図である。 底板の全体構造を示す斜視図である。 底板の端部構造を示す斜視図である。 底板の底面図(一部)である。 長側板の構造を示す斜視図であり、図7(A)は全体構造を示す斜視図、図7(B)は端部の構造を示す斜視図である。 短側板の全体構造を示す斜視図である。 短側板の上部の構造を示す斜視図である。 短側板の全体構造を示す背面図である。 短側板の回動動作を説明する側面断面図である。 短側板と長側板及び底板との凹凸嵌合動作の途中(短側板回動中)の状態を説明する斜視図である。 短側板と長側板及び底板との凹凸嵌合動作の途中(短側板直立時)の状態を示す背面図である 短側板と長側板及び底板との凹凸嵌合動作の完了時の状態を示す背面図である スライドロックの構造を示す図であり、図15(A)は正面図、図15(B)は側面図である。 スライドロックのロック動作を説明する図であり、図16(A)はアンロック状態、図16(B)はロック状態を示す。
符号の説明
1 折り畳み容器
10 底板 11 リブ
12 枠部 13 パイプ
15 長側板支持段部 16 凹部
17 低段部 18 凸部
21 短側板支持段部 22 低段部
23 高段部 25 凹部
27 低段部 28 凹部
29 穴 30 連結部
31 切り欠き 32 凹部
33 軸受部 35 ストッパ
40 長側板 41 凸部
42 回転軸 45 係合凸部
46 係合突起 48 低段部
49 凸部
60 短側板 61 凹部
62 リブ 65 連結部
67 回転軸 69 スライド防止片
71 段部 73 係合凹部
74 切り欠き部 75 凹部
79 凸部 81 凸部
83 段部 85 低段部
86 凸部 88 貫通孔
89 貫通孔
90 スライドロック 91 爪部
93 基部 95 凸部
97 係止片

Claims (9)

  1. 底板、及び、該底板の辺上に起倒自在に連結された側板、を備える、箱状又は棚状の折り畳み容器であって、
    前記側板の下端部と前記底板の間に設けられた回動支点及び凹凸嵌合部を有し、
    前記側板が倒れている状態から起立させる際に、前記側板が前記回動支点周りに回動して立ち上がり、ほぼ直立した後に前記側板が下方向にスライドして前記凹凸嵌合部が嵌り合い前記側板が倒れ止めされることを特徴とする折り畳み容器。
  2. 長方形の底板、該底板の一方の長辺上に起倒自在に連結された長側板、及び、該底板の短辺上に起倒自在に連結された短側板、を備える、棚状の折り畳み容器であって、
    起立した前記長側板と前記短側板との間を解除可能に連結する連結機構と、
    前記短側板の下端部と前記底板の間に設けられた回動支点と、
    前記短側板の前記一方の長側板から遠い方の横方向端部(開放側端部)の下端部と前記底板の間に設けられた凹凸嵌合部と、を有し、
    前記短側板が倒れている状態から起立させる際に、前記短側板が前記回動支点周りに回動して立ち上がり、ほぼ直立した後に前記側板が下方向にスライドして前記凹凸嵌合部が嵌り合い前記短側板の開放側端部が倒れ止めされることを特徴とする折り畳み容器。
  3. 前記短側板の下端部に、該短側板が回動中には該板の下方向へのスライドを防止するスライド防止片が形成されており、
    前記底板に、前記短側板が回動中には前記スライド防止片がその上面を滑りながら移動するストッパが形成されており、
    前記短側板が直立すると、前記スライド防止片が前記ストッパから外れて該短側板が下方向へスライドすることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み容器。
  4. 前記短側板の下端部に、該短側板の回動軸が設けられており、
    前記底板に、前記短側板の回動軸の上方への移動を係止するとともに該回動軸を回動可能に支持する軸受部が設けられており、
    前記回動軸は、前記短側板の回動中は前記軸受部に回動可能に支持されており、前記短側板が直立した後、前記軸受部から外れて前記短側板とともに下方にスライドすることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み容器。
  5. 前記短側板の幅方向にスライドし、起立した前記短側板と前記底板とロックするロック位置と、両者間のロックを解除するアンロック位置とを切り替えるスライド部材をさらに備え、
    前記ロック位置においては、該スライド部材の両端部において、前記短側板と前記底板とをロックすることを特徴とする請求項2、3又は4に記載の折り畳み容器。
  6. 前記スライド部材の一方の端部が、前記短側板に形成された、該スライド部材のスライド方向に延びる孔に挿入され、もう一方の端部が、該端部の一部の上方に重なる、前記短側板に形成されたオーバーラップ部に係止され、これにより前記スライド部材が前記短側板に脱落不能に装着されていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み容器。
  7. 前記スライド部材が、先端の爪部と、基部とを有する細長い部材であり、
    前記爪部が、上面が水平で下面が前記基部から先端に向かって斜め上方向に傾斜した先細の形状であり、
    前記基部の下面に、下方に延びる垂直部と、該垂直部の先端から水平に延びる水平部とからなる係止片が形成されており、
    前記スライド部材の爪部と係止片により、前記短側板が前記底板にロックされることを特徴とする請求項5又は6に記載の折り畳み容器。
  8. 前記長側板の上端面の両端、及び、前記短側板の上端面の両端もしくは前記長側板と反対側端部に、凹部が形成され、
    前記底板の下面の四隅に、前記凹部に載置されるとともに前記凹部に凹凸嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の折り畳み容器。
  9. 前記底板の周縁に、前記長側板及び短側板を支持する支持段部が形成され、該支持段部の四隅に、凹部が形成され、
    前記底板の下面の四隅に、前記凹部に載置されるとともに前記凹部に凹凸嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の折り畳み容器。
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