JP2010012046A - 滅菌装置及び滅菌方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】滅菌対象物を容器内に収容して滅菌する場合に、滅菌対象物を効率的に滅菌することが可能な滅菌装置及び滅菌方法を提供すること。
【解決手段】滅菌対象物を収容する容器20を有し、前記滅菌対象物を前記容器20内で滅菌する滅菌装置1であって、前記容器20を支持する支持部材31、32と、前記容器20を振動させる振動源50と、前記容器20内において滅菌対象物を滅菌するために蒸気を噴射する蒸気供給手段60とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、滅菌対象物を容器内で滅菌するための滅菌装置及び滅菌方法に関する。
周知のように、滅菌対象物を滅菌する場合、容器内に滅菌対象物を収容するとともに、例えば、蒸気等を容器内に供給して、バッチ式又は連続式により滅菌対象物を滅菌することが行われている。(例えば、特許文献1参照)。
このように、蒸気等を用いて滅菌する場合、容器内に収容された滅菌対象物の温度をいかに均一化するかまた処理能力を向上するかが課題として挙げられる。
また、滅菌対象物が、例えば、医療用機器の構成部品であるような場合、滅菌対象物を所定の温度で所定時間加熱して確実に滅菌する必要がある。
特開平11−309201号公報
しかしながら、容器内に投入された滅菌対象物が容器内の位置によって昇温に要する時間に差異が生じて昇温に斑が生じると、滅菌対象物を所定温度で所定時間加熱するうえで大きな障害となり、滅菌における品質及び効率を向上することが困難となる。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、滅菌対象物を容器内に収容して滅菌する場合に、滅菌対象物を高品質かつ効率的に滅菌することが可能な滅菌装置及び滅菌方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、滅菌対象物を収容する容器を有し、前記容器内で前記滅菌対象物を滅菌する滅菌装置であって、前記容器を振動させる振動源と、前記滅菌対象物を滅菌する滅菌手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、滅菌対象物を容器に収容して滅菌する滅菌方法であって、前記容器内に滅菌対象物を収容し、前記容器内に蒸気を供給しながら振動することを特徴とする。
この発明に係る滅菌装置及び滅菌方法によれば、滅菌対象物を容器内で振動させるので、滅菌対象物同士間に容易に間隙が形成されるとともに振動による姿勢変化により影部の形成が抑制されて滅菌手段から供給された、例えば、蒸気、滅菌剤を含有した処理液、オゾン、照射紫外線等が滅菌対象物の表面に効率的に接触されて充分に滅菌される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の滅菌装置であって、前記滅菌手段は、少なくとも前記容器内に蒸気を供給する蒸気供給手段と、前記容器内に滅菌剤を供給する滅菌剤供給手段と、前記容器内に紫外線を照射する紫外線照射手段のいずれかを備えていることを特徴とする。
この発明に係る滅菌装置によれば、振動により滅菌対象物同士間に間隙を形成させるとともに、少なくとも蒸気供給手段と、滅菌剤を供給する滅菌剤供給手段と、紫外線照射手段のいずれかを用いて滅菌するので、効率的かつ高品質な滅菌を刷ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の滅菌装置であって、 前記蒸気供給手段を有し、前記蒸気供給手段は、蒸気を噴射する蒸気噴射部材であることを特徴とする。
この発明に係る滅菌装置によれば、振動により滅菌対象物同士の間に形成された間隙に効率よく蒸気を噴射することができ効率的に滅菌することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の滅菌装置であって、前記容器内を減圧する容器内減圧手段を備えることを特徴とする。
この発明に係る滅菌装置によれば、例えば、滅菌対象物に微細な凹部や空孔等が形成されている場合であっても、これら凹部や空孔等を効率的に滅菌することができる。
これは、容器内を減圧することにより微細な凹部や空孔等から空気を取り除かれることにより蒸気、滅菌剤を含有した処理液が微細な凹部や空孔等の隅々まで行きわたるとともに、微細な凹部や空孔等に入り込んだ蒸気等が振動により排出されて微細な凹部や空孔への蒸気等の出入りが促進されるためであると考えられる。
また、滅菌後に滅菌対象物を減圧しながら振動させることにより、滅菌対象物を乾燥させることが可能となり、品質及び作業効率を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の滅菌装置であって、前記容器は、両端部が壁部により閉塞され略水平に配置可能とされる筒状体からなり、前記駆動源は、前記両端部を結ぶ方向に伸びる回転軸を有する振動モータにより構成されことを特徴とする。
この発明に係る滅菌装置によれば、振動により滅菌対象物が容器を構成している筒状体の内周面に沿う方向に移動する。
その結果、滅菌対象物同士の衝突を抑制しつつ滅菌対象物が充分に攪拌されるので効率的に滅菌することが可能とされる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の滅菌装置であって、 前記筒状体の軸線を水平に対して傾斜させる傾動手段を備えることを特徴とする。
この発明に係る滅菌装置によれば、容器を構成する筒状体の軸線を水平に対して傾斜させる傾動手段を備えているので、例えば、傾斜させて滅菌に用いた処理液を排出させることにより容器内に蒸気を供給し、又は滅菌剤を含有した滅菌液を供給しながら効率的に滅菌することができる。また、振動させながら傾斜させることにより容器内の位置によって滅菌対象物に滅菌状態の偏り(斑)が発生することが抑制される。
また、滅菌が終了した後に傾動させた側から滅菌対象物、滅菌剤を排出させるように構成した場合、作業効率を向上することができる。
本発明に係る滅菌装置及び滅菌方法によれば、滅菌対象物を収容した容器を振動させながら滅菌するので、滅菌対象物を効率的に滅菌することができる。
その結果、滅菌の品質及び作業効率を向上させることができる。
以下、図1から図6を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る滅菌装置の概略を示す図であり、符号1は滅菌装置を示している。
滅菌装置1は、図1に示すように、滅菌装置架台2と、滅菌対象物Wを収容する容器20と、容器20を支持する支持部材31、32と、容器20を傾動可能とされる伸縮部材(傾動手段)40と、容器20を振動させる振動モータ(振動源)50と、蒸気噴射部材(蒸気供給手段)60と、処理液排出手段65と、滅菌液供給配管70と、減圧ユニット(容器内減圧手段)75とを備え、支持部材31、32は滅菌装置架台2上に設けられている。
容器20は、図2、図3に示すように、外形及び内面が略円筒形状の円筒体(筒状体)に形成され、軸線C方向の一方側に壁部21Aを、他方側に壁部21Bを有して円筒体の両端部が閉塞された密閉状態とされ、軸線Cを略水平にして設置されている。
容器20内の下側部分には、複数の貫通孔が形成され滅菌対象物Wを安定して保持するとともに滅菌に用いられ凝縮した蒸気等を下方に排出する滅菌対象物保持板23が略水平に設けられ、容器20の内周面及び滅菌対象物保持板23は、例えば、SUS316Lにより形成されていて滅菌において用いられる蒸気、薬剤等によって錆や腐食が発生するのを抑制することが可能とされている。
また、容器20の上部には、軸線C方向に並んで開口部24、25が形成され、開口部24、25には蓋部材24A、25Aが開閉可能に設けられ、蓋部材24A、25Aを閉めることによって開口部24、25が密閉されるようになっている。
また、容器20の外周にはジャケット26が形成され、容器20の外周部に形成された図示しない経路からジャケット26内に温水又は水蒸気等の加熱媒体を流通させることにより滅菌対象物Wの温度低下を抑制し、又は冷却水等の冷却媒体を流通させることにより容器20内を所定の温度に冷却して滅菌剤が温度の影響により化学反応、分解されるのを抑制して滅菌剤の滅菌作用を維持するようになっている。
なお、この実施形態において、ジャケット26は容器20の外周に形成されているが壁部21A、21Bにもジャケットを設けてもよいし、ジャケット26を備えない構成としてもよい。
また、容器20の軸線C方向の一方側の壁部21Aには、容器20の内部と外部とを連通させ、スライドバルブ28等により開閉可能とされた滅菌対象物排出部27が壁部21Aの下端近傍に形成され、滅菌対象物排出部27が開口されることによって滅菌対象物Wを容器20の外に排出可能とされている。
滅菌対象物排出部27の下方には、完成品容器Aが配置され、滅菌対象物排出部27は、例えば伸縮可能なジャバラホースにより完成品容器Aと接続され、滅菌対象物排出部27から排出された滅菌対象物Wが完成品容器Aに収容されるようになっている。
なお、完成品容器Aの下方にはタンク29が設けられ、滅菌剤及び蒸気ドレンを一端受けて滅菌装置1の外に排出させることができるようになっている。
振動モータ50は、容器20の外方下側部分に、容器20の軸線C方向中央近傍に設けられており、その回転軸に該回転軸の中心から偏心して形成された偏心ウェイトを有し、偏心ウェイトが回転軸とともに回転することにより回転軸と直交する面内に周回振動を発生し、滅菌対象物Wが容器20にて振動して周回するように構成されている。なお、振動モータ50は、滅菌する滅菌対象物W及び滅菌手段の種類に合わせて回転数や振動の周波数を適宜設定して駆動されることができる。
支持部材31、32は滅菌装置架台2の上部に鉛直方向に立設される同一の長さに調整可能とされる4本の柱部材により構成され、振動モータ50を挟んで軸線C方向の両側で容器20に接続され、軸線C方向からみた場合に容器20を左右両側にて下方から支持するようになっている。また、支持部材31、32は伸縮して同一の長さに調整することができるようになっている。
支持部材31は、容器20の下部に接続される一対の上支持部材31Aと、上支持部材31Aに対応する下支持部材31Bとを有し、それぞれの上支持部材31Aと下支持部材31Bの間には上下方向に伸縮する伸縮部材(傾動手段)40が設けられており、支持部材31の伸縮部材40が収縮すると一方側の壁部21Aを下方に、伸縮部材40が膨張すると他方側の壁部21Bを下方にして容器20を傾斜することが可能に構成されている。
また、支持部材32は、支持部材31と同様に、容器20の下部に接続される一対の上支持部材32Aと、上支持部材32Aに対応する下支持部材32Bとを有し、それぞれの上支持部材32Aと下支持部材32Bの間には上下方向に伸縮する伸縮部材40が設けられており、支持部材32の伸縮部材40が収縮すると他方側の壁部21Bを下方に、伸縮部材40が膨張すると一方側の壁部21Aを下方にして容器20を傾斜することが可能に構成されている。
伸縮部材40は、例えば、図4に示すように、ラバー等の弾性材料からなり内部にエアー等の流体を貯留可能とされるエアー貯留部材44を有し、貯留するエアー量によって伸縮して上支持部材31A、32Aを上下方向に移動させて容器20を傾動することができるようになっている。
貯留部材44は、上部及び下部において貯留部材44の外周を囲むように環状の押え部材44Aが設けられて、上側の押え部材44Aは上支持体取付板45に、下側の押え部材44Aは下支持体取付板46にそれぞれボルト47により固定されている。
伸縮部材40は、上支持体取付板45が上支持部材31A、32Aに、下支持体取付板46が下支持部材31B、32Bにそれぞれボルト43で固定されることにより、上支持部材31A、32Aと下支持部材31B、32Bとを接続するように構成されている。
上支持体取付板45の略中央部には貫通孔45Aが形成されて上支持部材31A、32Aのボルト41Aの頭部が挿入され、貫通孔45Aの周囲をカバー45Bにより覆うことによりエアー貯留部材44の内部が貫通孔45Aを介して外部と流通するのを抑制してエアー貯留部材44の内部の気密が保持されている。
また、下支持体取付板46の略中央部分にはエアー貯留部材44の内部と下支持部材31B、32Bのエアー供給路42Aとを連通するエアー供給孔46Aが形成されている。
また、上支持体取付板45と上支持部材31A、32Aの間の外周近傍及び下支持体取付板46と下支持部材31B、32Bの間の外周近傍には環状のパッキン48が設けられ、伸縮部材40は下支持部材31B、32Bのエアー供給路42Aに連通されるとともに、外部空間と気密とされている。
また、それぞれの下支持部材31B、32Bのエアー供給路42Aには、圧力センサ(図示せず)が配設されておりエアー貯留部材44内のエアー圧を測定することができるようになっている。
また、伸縮部材40を構成するエアー貯留部材44はエアー供給路42Aを介して図示しないエアーコンプレッサー等のエアー源に接続され、圧力センサにより検出したエアー圧に基づいて制御部が貯留部材44へのエアーの供給・排出を制御して容器20の姿勢を水平状態及び所望の角度に傾斜させることができるようになっている。
蒸気噴射部材60は、上流側がクリーン蒸気源に接続され容器20の内部に設けられていて容器20内に蒸気を噴射することが可能とされている。
また、蒸気噴射部材60は噴射ノズル62が、例えば、軸線Cの方向に配列されるとともに容器20内の、滅菌対象物Wが振動により弾んで滅菌対象物保持板23から離間する側の領域の上方に配置されており、滅菌対象物Wに蒸気を効率的に噴射するようになっている。
処理液排出手段65は、処理液排出管65Aと、蒸気ドレン管65Bを備えており、滅菌対象物Wを滅菌するために容器20に供給された蒸気ドレン及び滅菌剤を含有した処理液等を容器20の外に排出可能とされている。
なお、蒸気ドレン管65Bには図示しない温度センサが配置されており、この温度センサにより蒸気ドレン管65Bから排出される蒸気ドレンの温度を検出し、排出される蒸気ドレンの温度が設定温度に到達することで加熱時間のカウントを開始するとともに蒸気ドレンの温度が設定温度以上となるように蒸気の温度制御をすることにより、蒸気で滅菌する場合の加熱時間及び加熱温度を保証するように構成されている。
また、処理液排出手段65にはバルブ66Aが設けられており、このバルブ66Aを閉めることにより容器20内の圧力を所定圧力に保持可能とされている。このバルブ66Aは、例えば、容器20内に設けられた図示しない圧力センサにより開閉制御してもよい。
また、バルブ66Aに代えて、又はバルブ66Aとともに背圧弁(図示せず)を配置することにより、容器20内の圧力を所定の圧力に維持する構成としてもよい。
滅菌液供給配管70は、バルブ71を介して上流側が、例えば、滅菌剤を溶解した滅菌液タンクTA等に接続されるとともに下流側が蓋部材24Aを介して容器20内に開口しており、バルブ71を開くことによって容器20内に滅菌液を供給するようになっている。
滅菌液としては、例えば、過酸化剤、次亜剤、塩素類、ヨウ素類、アルコール類、逆性石鹸、抗生物質、オゾン等を含有させた水溶液等が適用可能とされる。なお、オゾン等、気体の滅菌剤を適用してもよい。
減圧ユニット75は、例えば、真空ポンプ76と、ドレンタンク77と、吸引ホース78とを備え、吸引ホース78は上流側がバルブ79を介して容器20上部の蓋部材25Aを介して容器20内に接続されている。
ドレンタンク77は、真空ポンプ76により吸引された流体(空気、蒸気、滅菌剤ミスト等)が排出されるようになっており、吸引した流体に含まれる水分を空気と分離するとともに凝縮した蒸気をドレンとして排出可能とされている。
次に、滅菌装置1による滅菌対象物Wの滅菌について説明する。
1)滅菌にあたっては、それぞれの伸縮部材40を、例えば、同一圧力に制御することにより容器20の軸線Cを水平にする。
2)次に、図5(A)に示すように開口部24、25から滅菌対象物Wを投入する。滅菌対象物Wを投入したら蓋部材24A、25Aにより開口部24、25を閉じて容器20内を密閉状態とする。
3)次いで、例えば、滅菌対象物Wに微細な凹部又は空孔が形成されていて、この凹部又は空孔内に滅菌剤を入り込みやすくする必要がある場合、減圧ユニット75を駆動して容器20内を所定圧力まで減圧して凹部、空孔内の空気を取り除く。
4)また、例えば、所定の液位まで滅菌液を貯留して滅菌する必要がある場合には滅菌液供給配管70から滅菌液を供給してもよい。
5)次に、滅菌可能な状態となったら、蒸気噴射部材60から、例えば、0.15MPa(125℃)の蒸気を供給して容器20内を加圧するとともに加熱する。
6)次いで、振動モータ50を駆動して、例えば、矢印T方向に回転軸を回転させて容器20を振動させる。
このとき、振動モータ50による振動は、例えば、図5(B)に示すように滅菌対象物Wが滅菌対象物保持板23の蒸気噴射部材60の下方で跳ね上がり軸線Cを挟んで蒸気噴射部材60と反対側に周回移動するように振動することが好ましい。
7)滅菌対象物Wを滅菌している間に、滅菌液供給配管70から滅菌液を供給してもよい。
8)蒸気噴射部材60からの蒸気の噴射は、タイマにより所定時間(例えば、20分)容器20内の圧力及び温度を保持するように行なわれる。
9)滅菌に際して、必要に応じて支持部材31側の伸縮部材40を膨張させて、図6(A)に示すように容器20の処理液排出手段65の側を下方に傾斜するとともにバルブ66A,66B、66Cを開いて滅菌剤排出管65A、蒸気ドレン管65Bを流通可能として滅菌剤、蒸気ドレンを容器20の外に排出してもよい。この処理液及び蒸気ドレンの排出は、処理液排出手段65に配置された図示しない背圧弁を介し、又はバルブ66A,66B、66Cを間欠で開放することにより容器20内の圧力を維持しながら行なわれる。
10)滅菌対象物Wの滅菌が終了したら、滅菌剤排出管65A、蒸気ドレン管65Bを開いて、処理液、蒸気ドレンを容器20の外に排出する。
11)次いで、壁部21A側の滅菌対象物排出部27をスライドバルブ28のハンドルを回して開口するとともに、支持部材32側の伸縮部材40を膨らませて容器20の軸線Cを図6(B)に示すように傾斜させて容器20から滅菌対象物Wを完成品容器Aに排出させる。このとき、滅菌対象物Wは自重により又は振動を与えて排出させてもよい。
なお、ジャケット26に温水又は水蒸気等の加熱用熱媒体を流通させて容器20内の温度の低下を抑制しながら滅菌してもよい。
また、滅菌が完了した後に、減圧ユニット75により容器20内を減圧するとともに、振動モータ50を駆動して容器20内で滅菌対象物Wを乾燥させた後に、滅菌対象物Wを容器20から排出させてもよい。
以上、説明したように、滅菌装置1によれば、容器20内に収容された滅菌対象物Wが振動により容器20内で充分に攪拌されるので、滅菌対象物W同士間に隙間が形成されやすく、噴射された蒸気が滅菌対象物Wの表面に容易に接触して滅菌対象物Wを効率的に滅菌することができる。
また、振動により滅菌対象物Wに滅菌における偏りが生じるのを抑制することができる。
その結果、高品質かつ効率的な滅菌を行なうことができる。
また、滅菌装置1によれば、滅菌対象物Wが容器20内を構成する筒体内で同じ方向に向かって攪拌されるので、滅菌時の攪拌抵抗が軽減されて効率的に滅菌することができる。
また、例えば、図5(B)に示すように滅菌対象物Wが滅菌対象物保持板23の蒸気噴射部材60の下方で跳ね上がらせ軸線Cを挟んで蒸気噴射部材60と反対側に周回移動するように振動させることにより、蒸気噴射部材60からの滅菌剤が滅菌対象物保持板23上の滅菌対象物Wが薄く集積される部分に噴射されるので滅菌対象物Wを効率的に滅菌することができる。
また、伸縮部材40を伸縮して容器20を軸線C方向のいずれかを下方に傾斜させながら滅菌することにより、容器20内の位置による滅菌の偏りを抑制することができる。
容器20を支持する支持部材31、32のそれぞれにエアーにより伸縮する伸縮部材40が設けられているので、容器20に与えられた振動が床部に伝播するのを減衰されるとともに、支持部材31、32への衝撃が緩和されて支持部材31、32の破損が防止される。
なお、上記の実施形態において記載した技術的事項については、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
上記実施の形態においては、容器20が円筒形状に形成され、略水平方向に配置される場合について説明したが、容器20の形状については、円筒形状の他、例えば、直方体、球体等、用途に合わせて選択可能であり、容器を配置する姿勢についても自在に設定可能である。
上記実施の形態においては、容器20に設けられる振動源が、偏心ウェイトが形成された回転軸を有する振動モータ50により構成され、振動モータ50が容器20の外側下方に接続される場合について説明したが、例えば、ボールバイブレータ、ピストンバイブレータ等のエアバイブレータ、その他振動モータ50以外の周知の振動発生源を用いて振動を発生する構成としてもよいし、容器20への振動源の接続方法、接続位置については自在に選択可能である。
また、上記実施の形態においては、振動モータ50の回転軸を容器20の軸線Cに沿う方向に配置して振動させる場合について説明したが、例えば、回転軸を容器20の両端部を結ぶ方向に容器20の軸線Cと交差するような方向に配置してもよいし、それ以外の方向に回転軸を配置して振動を発生する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、蒸気供給手段が蒸気噴射部材60により構成される場合について説明したが、例えば、蒸気噴射部材60に代えて、又は蒸気噴射部材60とともに容器20内に蒸気を供給する蒸気供給配管を備える構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、滅菌剤供給手段が滅菌液供給配管70である場合について説明したが、滅菌剤供給手段を備えない構成としてもよいし、滅菌液供給配管70に代えて、又は滅菌液供給配管70とともに容器20内に滅菌液を噴射する滅菌液噴射部材を備える構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、滅菌装置1が滅菌手段として滅菌剤供給手段を備え、滅菌剤供給手段が、滅菌剤を含有した滅菌液を容器20内に供給する滅菌液供給配管70である場合について説明したが、滅菌剤供給手段を備えない構成としてもよいし、滅菌液供給配管70に代えて、又は滅菌液供給配管70とともに容器20内に滅菌液を噴射する滅菌液噴射部材を備える構成としてもよい。
また、滅菌手段として、滅菌剤供給手段に代えて、又は滅菌剤供給手段とともに、例えば、紫外線等照射により滅菌する滅菌ランプ等の紫外線照射手段を用いてもよい。
また、蒸気噴射部材60等の蒸気供給手段、滅菌液供給配管70等の滅菌剤供給手段、減圧ユニット75による容器20内の減圧、処理液排出手段65の作動、ジャケット26への熱媒体の供給に関しては、それらの作動、及び作動させる場合にはそのタイミングを滅菌作用に対応させて自在に設定することができる。また、容器20の傾動実施の有無及び傾動タイミングを自在に設定することができる。
また、上記実施の形態においては、容器20の軸線Cが傾斜可能に構成される場合について説明したが容器20を傾動させない構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、傾動手段がエアー貯留部材44により伸縮可能とされる伸縮部材40とされ、これらが支持部材31、32の各々に設けられて容器20を傾斜する場合について説明したが、支持部材31、32のいずれか一方のみに伸縮部材40を設けて容器20の所望の側を下方に傾斜する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、制御部が圧力センサにより検出した圧力に基づいてエアー供給・排出手段を作動させて伸縮部材40のエアー圧を制御する場合について説明したが、例えば、圧力センサを備えない構成としてもよいし、圧力センサ及び制御部による制御に代えて、圧力センサの測定値を所望の圧力値とするように手動でエアーを供給・排出させてもよいし、圧力センサの代わりに光センサやリミットスイッチ等のセンサを用いて、容器20の傾斜状態を検出する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、伸縮部材40へのエアーの供給及び排出を、エアー供給路42Aを経由してエアー供給・排出手段を用いて行う場合について説明したが、伸縮部材40を制御しない構成としてもよいし、エアーの供給経路及び排出経路とを各々別々の経路として構成してもよい。
また、支持部材31、32にエアー貯留部材44を配置するのに代えて、例えばエアシリンダ、油圧シリンダ、モータ、電動アクチュエータ等の駆動源、又はこれらとリンク等を組み合わせた構成の傾動手段を用いてもよいし、かかる場合に支持部材31、32以外の部位に接続してもよい。
また、上記実施の形態においては、容器20及び容器20内に配置される滅菌対象物保持板23等がSUS316Lにより形成される場合について説明したが、例えば、SUS304等、滅菌に耐えられる周知の材料を適用可能なことはいうまでもない。
本発明の一実施形態に係る滅菌装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置の容器を側面視した縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置を軸線方向から見た縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置の伸縮部部材の詳細を示す図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置の作用を説明するための軸線方向から見た容器の縦断面図であり、(A)は滅菌装置が静止している状態を、(B)は滅菌装置が振動している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置の作用を説明する概略側面図であり、(A)は振動している状態を、(B)は滅菌が完了して滅菌対象物排出部側を下方に傾動した状態を示す図である。
符号の説明
C 容器の軸線
1 滅菌装置
20 容器
21A、21B 壁部
30、31、32 支持部材
40 伸縮部材(傾動手段)
50 振動モータ(振動源)
60 蒸気噴射部材(蒸気供給手段)
65 処理液排出手段
65A 処理液排出管(処理液排出手段)
70 滅菌液供給配管(滅菌剤供給手段)
75 減圧ユニット(容器内減圧手段)

Claims (7)

  1. 滅菌対象物を収容する容器を有し、前記容器内で前記滅菌対象物を滅菌する滅菌装置であって、
    前記容器を振動させる振動源と、
    前記滅菌対象物を滅菌する滅菌手段と、を備えることを特徴とする滅菌装置。
  2. 請求項1に記載の滅菌装置であって、
    前記滅菌手段は、
    少なくとも前記容器内に蒸気を供給する蒸気供給手段と、前記容器内に滅菌剤を供給する滅菌剤供給手段と、前記容器内に紫外線を照射する紫外線照射手段のいずれかを備えていることを特徴とする滅菌装置。
  3. 請求項2に記載の滅菌装置であって、
    前記蒸気供給手段を有し、
    前記蒸気供給手段は、蒸気を噴射する蒸気噴射部材であることを特徴とする滅菌装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の滅菌装置であって、
    前記容器内を減圧する容器内減圧手段を備えることを特徴とする滅菌装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の滅菌装置であって、
    前記容器は、両端部が壁部により閉塞され略水平に配置可能とされる筒状体からなり、
    前記駆動源は、前記両端部を結ぶ方向に伸びる回転軸を有する振動モータにより構成されることを特徴とする滅菌装置。
  6. 請求項5に記載の滅菌装置であって、
    前記筒状体の軸線を水平に対して傾斜させる傾動手段を備えることを特徴とする滅菌装置。
  7. 滅菌対象物を容器に収容して滅菌する滅菌方法であって、
    前記容器内に滅菌対象物を収容し、前記容器内に蒸気を供給しながら振動することを特徴とする滅菌方法。
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