JP2010011877A - 食品組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポテトプロテイナーゼインヒビターIIは、公知のタンパク質であり、例えばコレシストキニンの空腹時血漿レベルの上昇のために用いられている。コレシストキニンの増加により、満腹感および食事摂取量調節が期待される。本発明の課題は、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIの作用をさらに高め、空腹感の抑制に一層の効果を有する食品組成物を提供することである。
【解決手段】コラーゲンとポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。ポリフェノール類とポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
【選択図】なし
【解決手段】コラーゲンとポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。ポリフェノール類とポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、食品組成物に関する。
ポテトプロテイナーゼインヒビターIIは、公知のタンパク質であり、例えばコレシストキニンの空腹時血漿レベルの上昇のために用いられている。コレシストキニンの増加により、満腹感および食事摂取量調節が期待される(特許文献1)。
また、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIの効率的な抽出方法も提案されている(特許文献2)。
また、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIの効率的な抽出方法も提案されている(特許文献2)。
本発明の目的は、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIの作用をさらに高め、空腹感の抑制に一層の効果を有する食品組成物を提供することにある。
本発明は以下のとおりである。
(1) コラーゲンとポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
(2) ポリフェノール類とポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
(1) コラーゲンとポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
(2) ポリフェノール類とポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
本発明の食品組成物は、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIの作用をさらに高め、空腹感の抑制に一層の効果が奏される。
(コラーゲン)
本発明において使用されるコラーゲンは、市販のものであることができ、あるいは、動物の骨、皮等を加熱して抽出したものを用いることもできる。
また、本発明において使用されるコラーゲンとしては、平均分子量が10万〜15万程度のゼラチンや、ゼラチンをさらに加水分解して得られたコラーゲンペプチドが挙げられる。本発明では、ゼラチンおよびコラーゲンペプチドが好ましく、コラーゲンペプチドがさらに好ましい。コラーゲンペプチドは、飲食品にしばしば使用される酸性多糖類やタンニン類との反応、沈殿、白濁を起こしにくく、また、アミノ酸の吸収効果、美容効果も高まる。コラーゲンペプチドは、ゼラチンを酵素や酸で加水分解して得られたもので、平均分子量700〜20000程度のものがよい。また、コラーゲンペプチドは、粉末状、液体状のいずれも使用可能である。
本発明において使用されるコラーゲンは、市販のものであることができ、あるいは、動物の骨、皮等を加熱して抽出したものを用いることもできる。
また、本発明において使用されるコラーゲンとしては、平均分子量が10万〜15万程度のゼラチンや、ゼラチンをさらに加水分解して得られたコラーゲンペプチドが挙げられる。本発明では、ゼラチンおよびコラーゲンペプチドが好ましく、コラーゲンペプチドがさらに好ましい。コラーゲンペプチドは、飲食品にしばしば使用される酸性多糖類やタンニン類との反応、沈殿、白濁を起こしにくく、また、アミノ酸の吸収効果、美容効果も高まる。コラーゲンペプチドは、ゼラチンを酵素や酸で加水分解して得られたもので、平均分子量700〜20000程度のものがよい。また、コラーゲンペプチドは、粉末状、液体状のいずれも使用可能である。
(ポリフェノール類)
ポリフェノール類としては、カテキン類、フラバノール類、フラボン類、アントシアニジン類、ロイコアントシアニジン類等の縮合型タンニンモノマー、プロアントシアニジン類等の縮合型タンニンオリゴマー、ガロイルグルコース類等の加水分解型タンニン等が挙げられる。
カテキン類としては、例えばカテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート等の非エピ体カテキン類;エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート等のエピ体カテキン類などが挙げられる。フラバノール類としては、ケンフェロール、ケルセチン、ミリセチン等が挙げられる。フラボン類としては、アビゲニン、ステオリン、ジオスメチン等が挙げられる。ロイコアントシアニジン類としては、フラバン−3−オール、フラバン−3,4−ジオール等が挙げられ、アントシアニジン類としては、シアニジン、デルフィニジン等が挙げられる。プロアントシアニジン類は縮合型タンニンのオリゴマーの総称であり、例えば松樹皮ポリフェノール、ウーロン茶ポリフェノール、紅茶ポリフェノール、ブドウ種子ポリフェノール、ホップポリフェノール、リンゴポリフェノール、クランベリーポリフェノール、ブルーベリーポリフェノール、落花生渋皮ポリフェノール、黒豆ポリフェノール、カカオポリフェノール、柿タンニン等が挙げられる。
本発明に用いられるポリフェノール類としては、カテキン類やプロアントシアニジン類がより好ましい。これらは市販品を利用することもできる。
ポリフェノール類としては、カテキン類、フラバノール類、フラボン類、アントシアニジン類、ロイコアントシアニジン類等の縮合型タンニンモノマー、プロアントシアニジン類等の縮合型タンニンオリゴマー、ガロイルグルコース類等の加水分解型タンニン等が挙げられる。
カテキン類としては、例えばカテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート等の非エピ体カテキン類;エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート等のエピ体カテキン類などが挙げられる。フラバノール類としては、ケンフェロール、ケルセチン、ミリセチン等が挙げられる。フラボン類としては、アビゲニン、ステオリン、ジオスメチン等が挙げられる。ロイコアントシアニジン類としては、フラバン−3−オール、フラバン−3,4−ジオール等が挙げられ、アントシアニジン類としては、シアニジン、デルフィニジン等が挙げられる。プロアントシアニジン類は縮合型タンニンのオリゴマーの総称であり、例えば松樹皮ポリフェノール、ウーロン茶ポリフェノール、紅茶ポリフェノール、ブドウ種子ポリフェノール、ホップポリフェノール、リンゴポリフェノール、クランベリーポリフェノール、ブルーベリーポリフェノール、落花生渋皮ポリフェノール、黒豆ポリフェノール、カカオポリフェノール、柿タンニン等が挙げられる。
本発明に用いられるポリフェノール類としては、カテキン類やプロアントシアニジン類がより好ましい。これらは市販品を利用することもできる。
(ポテトプロテイナーゼインヒビターII)
ポテトプロテイナーゼインヒビターIIは、前述のように公知の化合物であり、また、公知の方法にしたがってポテト(じゃがいも)から抽出することができる。また、市販品も利用することができる。
例えば、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIは、前記特許文献2に記載されているように、(a) 0.5質量%〜2.5質量%の濃度の有機酸(例えばギ酸)および規定度0.3〜5.0を与える量の塩(例えば塩化ナトリウム)を水に加えることにより抽出溶液(アルコールを含有しない)を調製し、(b) 抽出溶液対原料ポテト塊茎が1:1〜1:10の質量比で、抽出溶液に原料ポテト塊茎を加え、(c) 抽出溶液中で原料ポテト塊茎を粉砕して、原料ポテト塊茎の平均粒度が100ミクロン〜1500ミクロンとなるように減少させること、の各工程により抽出することができる。
ポテトプロテイナーゼインヒビターIIは、前述のように公知の化合物であり、また、公知の方法にしたがってポテト(じゃがいも)から抽出することができる。また、市販品も利用することができる。
例えば、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIは、前記特許文献2に記載されているように、(a) 0.5質量%〜2.5質量%の濃度の有機酸(例えばギ酸)および規定度0.3〜5.0を与える量の塩(例えば塩化ナトリウム)を水に加えることにより抽出溶液(アルコールを含有しない)を調製し、(b) 抽出溶液対原料ポテト塊茎が1:1〜1:10の質量比で、抽出溶液に原料ポテト塊茎を加え、(c) 抽出溶液中で原料ポテト塊茎を粉砕して、原料ポテト塊茎の平均粒度が100ミクロン〜1500ミクロンとなるように減少させること、の各工程により抽出することができる。
(組成物)
本発明の食品組成物は、下記の摂取量を満たすように、各成分を配合するのが好ましい。
コラーゲンの成人1日あたりの摂取量は、通常100mg〜5gの範囲、好ましくは1g〜3gである。
ポリフェノール類の成人1日あたりの摂取量は、例えば1mg〜500mg、好ましくは3mg〜300mg程度である。
ポテトプロテイナーゼインヒビターIIの成人1日あたりの摂取量は、例えば1mg〜1500mg、好ましくは1mg〜150mg、さらに好ましくは5mg〜100mg程度である。
本発明の食品組成物は、下記の摂取量を満たすように、各成分を配合するのが好ましい。
コラーゲンの成人1日あたりの摂取量は、通常100mg〜5gの範囲、好ましくは1g〜3gである。
ポリフェノール類の成人1日あたりの摂取量は、例えば1mg〜500mg、好ましくは3mg〜300mg程度である。
ポテトプロテイナーゼインヒビターIIの成人1日あたりの摂取量は、例えば1mg〜1500mg、好ましくは1mg〜150mg、さらに好ましくは5mg〜100mg程度である。
また本発明の食品組成物には、その効果を損なわない限り、任意の所望成分を配合することができる。例えば、ビタミンC等のビタミン類やソフトカプセルを調製する時に通常配合される乳化剤、緊張化剤(等張化剤)、緩衝剤、溶解補助剤、防腐剤、安定化剤、抗酸化剤等を適宜配合することができる。
本発明の食品組成物は、様々な飲食品の形態をとることができる。例えば、果汁入り清涼飲料、炭酸飲料、茶飲料、イオン飲料、スポーツ飲料、栄養補給用飲料等の飲料;洋菓子、和菓子、麺類、魚肉練り製品、畜肉製品、調味類、乳製品、粉末飲食品類等の各種食品等を挙げることができる。
また、本発明の組成物は、公知の方法によりマイクロカプセル、ソフトカプセル又はハードカプセルに封入してカプセル化することもできる。
また、本発明の組成物は、公知の方法によりマイクロカプセル、ソフトカプセル又はハードカプセルに封入してカプセル化することもできる。
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は下記例に限定されるものではない。
実施例1
酸処理豚皮ゼラチン(新田ゼラチン社製)1kgを75℃の温水4kgに溶解し、60℃に温度調整した。ここに、蛋白分解酵素としてパパインW−40(天野製薬社製)を0.5〜10.0g添加した。pH5.0〜6.0、温度45〜55℃で10〜180分間酵素処理を行ったあと、85℃で10分間加熱して酵素を失活させた。60℃に冷却し、精密濾過を行ったあと、噴霧乾燥による粉末化させて、コラーゲンペプチドの粉末を得た。コラーゲンペプチドの平均分子量は約3800であった。
酸処理豚皮ゼラチン(新田ゼラチン社製)1kgを75℃の温水4kgに溶解し、60℃に温度調整した。ここに、蛋白分解酵素としてパパインW−40(天野製薬社製)を0.5〜10.0g添加した。pH5.0〜6.0、温度45〜55℃で10〜180分間酵素処理を行ったあと、85℃で10分間加熱して酵素を失活させた。60℃に冷却し、精密濾過を行ったあと、噴霧乾燥による粉末化させて、コラーゲンペプチドの粉末を得た。コラーゲンペプチドの平均分子量は約3800であった。
上記コラーゲンペプチドと、市販品から得たポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを、前者:後者(質量比)として10:1に混合し、実施例1の食品組成物1を得た。
上記食品組成物1を用い、下記の試験を行なった。
個別飼育ケージにて自由摂食、飲水条件下で飼育した体重300−350gのSD系雄性ラット(1群5匹)を使用する。試験は午後1:00〜3:00の2時間で実施する。飼育ケージにある既存のエサを取り除き、新たに秤量した新しいエサ(12g程度)を飼育ケージの中に入れる。続いて、ラットの腹腔内に、水に分散した食品組成物1を、3mg/kg体重となるように投与し、ラットのエサの摂取量を調べた。なおコントロ−ル群は、食品組成物1を腹腔内投与しない群であり、約1gの摂食を示した。
その結果、食品組成物1を腹腔内投与したラットの摂食量は、コントロ−ル群に対し、37.05±12.15%であり、有意な摂食量の減少が観察された。
個別飼育ケージにて自由摂食、飲水条件下で飼育した体重300−350gのSD系雄性ラット(1群5匹)を使用する。試験は午後1:00〜3:00の2時間で実施する。飼育ケージにある既存のエサを取り除き、新たに秤量した新しいエサ(12g程度)を飼育ケージの中に入れる。続いて、ラットの腹腔内に、水に分散した食品組成物1を、3mg/kg体重となるように投与し、ラットのエサの摂取量を調べた。なおコントロ−ル群は、食品組成物1を腹腔内投与しない群であり、約1gの摂食を示した。
その結果、食品組成物1を腹腔内投与したラットの摂食量は、コントロ−ル群に対し、37.05±12.15%であり、有意な摂食量の減少が観察された。
比較例1
実施例1において、コラーゲンペプチドを用いずにポテトプロテイナーゼインヒビターIIのみを用いて上記試験を行なった。
その結果、食品組成物1を腹腔内投与したラットの摂食量は、コントロ−ル群に対し、68.48±19.08%であった。
実施例1において、コラーゲンペプチドを用いずにポテトプロテイナーゼインヒビターIIのみを用いて上記試験を行なった。
その結果、食品組成物1を腹腔内投与したラットの摂食量は、コントロ−ル群に対し、68.48±19.08%であった。
実施例2
松樹皮500gに精製水5000mlを加え、破砕した後、100℃で10分間加熱抽出し、濾過し、濾液を得た。濾過後の残渣を精製水2000mlで洗浄し、濾液と洗浄液とを合わせて7Lの松樹皮の熱水粗抽出液を得た。この熱水粗抽出液を25℃まで放冷し、塩化ナトリウムを100%飽和濃度となるまで添加してよく攪拌した後、4℃で24時間静置した。静置後、この溶液を濾過し、芳香族系合成樹脂(ダイアイオンHP−20:三菱化学株式会社製)カラムに上記濾液を通液し、さらに精製水で洗浄した。次いで、カラムから15%(V/V)のエタノール−水混合溶媒でプロアントシアニジンを溶出させ、溶出液を凍結乾燥し、プロアントシアニジン粉末を得た。上記プロアントシアニジン粉末中のプロアントシアニジンおよびOPC(フラバン−3−オールおよび/またはフラバン−3,4−ジオールを構成単位とする重合度が2〜4の縮重合体)の含有量を、特開2005−23032号公報に記載の方法により測定した結果、プロアントシアニジンは、上記乾燥粉末中に約40質量%含有されていた。また、OPCは、2〜4量体として、上記乾燥粉末中に20質量%含有されていた。
松樹皮500gに精製水5000mlを加え、破砕した後、100℃で10分間加熱抽出し、濾過し、濾液を得た。濾過後の残渣を精製水2000mlで洗浄し、濾液と洗浄液とを合わせて7Lの松樹皮の熱水粗抽出液を得た。この熱水粗抽出液を25℃まで放冷し、塩化ナトリウムを100%飽和濃度となるまで添加してよく攪拌した後、4℃で24時間静置した。静置後、この溶液を濾過し、芳香族系合成樹脂(ダイアイオンHP−20:三菱化学株式会社製)カラムに上記濾液を通液し、さらに精製水で洗浄した。次いで、カラムから15%(V/V)のエタノール−水混合溶媒でプロアントシアニジンを溶出させ、溶出液を凍結乾燥し、プロアントシアニジン粉末を得た。上記プロアントシアニジン粉末中のプロアントシアニジンおよびOPC(フラバン−3−オールおよび/またはフラバン−3,4−ジオールを構成単位とする重合度が2〜4の縮重合体)の含有量を、特開2005−23032号公報に記載の方法により測定した結果、プロアントシアニジンは、上記乾燥粉末中に約40質量%含有されていた。また、OPCは、2〜4量体として、上記乾燥粉末中に20質量%含有されていた。
上記プロアントシアニジン粉末と、市販品から得たポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを、前者:後者(質量比)として3:1に混合し、実施例2の食品組成物2を得た。
上記食品組成物2を用い、実施例1と同様の試験を行なったところ、食品組成物2を腹腔内投与したラットの摂食量は、コントロ−ル群に対し、35.20±15.95%であり、有意な摂食量の減少が観察された。
実施例3
べにふうきの茶葉に対し、30質量倍量の純水を用いて、90℃で抽出を行い、濃縮および凍結乾燥し、カテキン類の抽出物を得た。
市販品から得たポテトプロテイナーゼインヒビターIIと上記抽出物とを混合し、実施例3の食品組成物3を得た。なお、食品組成物3中、ポテトプロテイナーゼインヒビターII量と、上記抽出液中のカテキン類量との割合は、前者:後者(質量比)として3:1である。
べにふうきの茶葉に対し、30質量倍量の純水を用いて、90℃で抽出を行い、濃縮および凍結乾燥し、カテキン類の抽出物を得た。
市販品から得たポテトプロテイナーゼインヒビターIIと上記抽出物とを混合し、実施例3の食品組成物3を得た。なお、食品組成物3中、ポテトプロテイナーゼインヒビターII量と、上記抽出液中のカテキン類量との割合は、前者:後者(質量比)として3:1である。
上記食品組成物3を用い、実施例1と同様の試験を行なったところ、食品組成物3を腹腔内投与したラットの摂食量は、コントロ−ル群に対し、36.85±17.11%であり、有意な摂食量の減少が観察された。
実施例4
ゼラチン 70.0%
グリセリン 22.9%
パラオキシ安息香酸メチル 0.15%
パラオキシ安息香酸プロピル 0.51%
水 適量
計 100%
上記成分からなるソフトカプセル剤皮の中に、以下に示す組成物を常法により充填し、1粒200mgのソフトカプセルを得た。
実施例1の食品組成物1 10.8%
アルファ−トコフェロール 20%
小麦ビーズワックス 30%
パーム油 10%
小麦胚芽油 適宜
計 100%
20〜40代の男女パネラー10名に対し、上記ソフトカプセルを夕食前に3粒服用させ、服用してから30分後の空腹感を下記のように評価した。なおパネラーは、下記の評価の基準点に対し、小数をつけることにより詳細に評価してもよいことにした。
ゼラチン 70.0%
グリセリン 22.9%
パラオキシ安息香酸メチル 0.15%
パラオキシ安息香酸プロピル 0.51%
水 適量
計 100%
上記成分からなるソフトカプセル剤皮の中に、以下に示す組成物を常法により充填し、1粒200mgのソフトカプセルを得た。
実施例1の食品組成物1 10.8%
アルファ−トコフェロール 20%
小麦ビーズワックス 30%
パーム油 10%
小麦胚芽油 適宜
計 100%
20〜40代の男女パネラー10名に対し、上記ソフトカプセルを夕食前に3粒服用させ、服用してから30分後の空腹感を下記のように評価した。なおパネラーは、下記の評価の基準点に対し、小数をつけることにより詳細に評価してもよいことにした。
空腹感を全く感じない:4点
空腹感をやや感じる:3点
空腹感を感じる:2点
空腹感を強く感じる:0点
空腹感をやや感じる:3点
空腹感を感じる:2点
空腹感を強く感じる:0点
その結果、本実施例4のソフトカプセルを服用したパネラーは、3.8点(平均)の評価であった。
実施例5
実施例4において、食品組成物1の替わりに、実施例2で調製した食品組成物2を使用したこと以外は、実施例4を繰り返した。
その結果、本実施例5のソフトカプセルを服用したパネラーは、3.8点(平均)の評価であった。
実施例4において、食品組成物1の替わりに、実施例2で調製した食品組成物2を使用したこと以外は、実施例4を繰り返した。
その結果、本実施例5のソフトカプセルを服用したパネラーは、3.8点(平均)の評価であった。
比較例2
実施例4において、食品組成物1の替わりに、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIを使用したこと以外は、実施例4を繰り返した。
その結果、本比較例2のソフトカプセルを服用したパネラーは、2.8点(平均)の評価であった。
実施例4において、食品組成物1の替わりに、ポテトプロテイナーゼインヒビターIIを使用したこと以外は、実施例4を繰り返した。
その結果、本比較例2のソフトカプセルを服用したパネラーは、2.8点(平均)の評価であった。
この結果は、本発明の食品組成物が、食欲抑制剤としても使用できることを意味している。
なお、食品組成物において、コラーゲンペプチド、プロアントシアニジン、カテキン類を使用した例を記載したが、コラーゲンそのものや、他のポリフェノール類を用いた場合も同様の効果を奏する。
なお、食品組成物において、コラーゲンペプチド、プロアントシアニジン、カテキン類を使用した例を記載したが、コラーゲンそのものや、他のポリフェノール類を用いた場合も同様の効果を奏する。
Claims (2)
- コラーゲンとポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
- ポリフェノール類とポテトプロテイナーゼインヒビターIIとを含有することを特徴とする食品組成物。
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---|---|---|---|
JP2009244238A JP2010011877A (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 食品組成物 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013151084A1 (ja) * | 2012-04-04 | 2015-12-17 | 大正製薬株式会社 | 水性液体飲料 |
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2009
- 2009-10-23 JP JP2009244238A patent/JP2010011877A/ja active Pending
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JPWO2013151084A1 (ja) * | 2012-04-04 | 2015-12-17 | 大正製薬株式会社 | 水性液体飲料 |
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