JP2010011589A - ポンプ - Google Patents

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Shinji Suematsu
真二 末松
Takafumi Seki
孝文 関
Toshiharu Hashimoto
俊治 橋本
Hidekazu Yabuuchi
英一 薮内
Toshisuke Sakai
敏輔 酒井
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Abstract

【課題】クローポール型モータを駆動源とするポンプにおいて、ポンプの組立作業性を向上させる。
【解決手段】ステータ5,25を構成するステータコア51,71は、爪磁極53,73のうち軸方向の一方に向けて延在する爪磁極53b,73bを有する第1コア51b,71bと、当該軸方向の他方に向けて延在する爪磁極53a,73aを有する第2コア51a,71aとを備え、これらが互いに分離可能となっており、前記第1コア51b,71bと分離板2,22とを一体成形した。
【選択図】図3

Description

本発明は、クローポール型モータを駆動源としたポンプの構造に関する。
従来より、例えば家電製品や自動車等の分野で利用されるモータとして、固定子として機能するステータにその特徴部分である複数の爪状の磁極(爪磁極)を有したクローポール型モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。このクローポール型モータは、構造が比較的単純であることから生産性が良く、しかも製造コストも低く抑えることができるという利点を有している。
この種の構造では、ステータは、爪磁極を有した一対のステータコアと、このステータコアの爪磁極に磁界を発生させる巻線(環状コイル)とで構成されるのが一般的な構造で、ボビンによって支持された巻線を一対のステータコアの内部に収容し、当該巻線を通電することで回転子として機能するロータを回転駆動させるようになっている。
近年では、このクローポール型モータをポンプに適用することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3157431 特表2003−505648
しかしながら、上記従来技術では、モータの構成部品をポンプに組み付ける際に、ポンプ内に配設されるロータとステータとの間にこれらを水密状態に分離する分離板を配設して、当該分離板を介してこれらロータならびにステータを対向配置させる作業を行っていたため、作業が煩雑であるとの問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポンプの組立作業性を向上させることである。
かかる課題を解決するために本発明は、液体を吸排する羽根車と、液体を吸入する吸入口および液体を吐出する吐出口を有するポンプケースと、前記羽根車を回転自在に収容させるポンプ室を前記ポンプケースと対をなして形成する分離板と、を備え、モータを駆動源として前記羽根車を回転駆動させるポンプであって、前記モータが、周方向に沿ってマグネットを有し、前記ポンプ室に収容されるロータと、軸方向に延在すると共に周方向に沿って複数配置された爪磁極を有し、当該爪磁極が前記分離板を介して前記ロータのマグネットの周面と対向するように配置されるステータと、を備えるクローポール型モータであり、前記ステータは、前記爪磁極の周方向で隣接するもの同士が互いに逆方向に向けて延在する中空のステータコアと、当該中空のステータコア内に収容される環状コイルと、を備え、前記ステータコアは、前記爪磁極のうち前記軸方向の一方に向けて延在する爪磁極を有する第1コアと、当該軸方向の他方に向けて延在する爪磁極を有する第2コアと、を備え、前記第1コアと前記分離板とが一体成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1コアと分離板とを一体成形しているため、モータのポンプへの組み付け作業時の作業工程を削減することができ、ポンプの組立作業効率を向上させることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本実施形態のポンプ1を示した図であり、図1は斜視図、図2は、図1中のA−A断面図を示している。本実施形態のポンプ1は、例えば、給湯器や家庭用のシャワーなどで利用されるものであり、液体を吸排する羽根車3と、液体を吸入する吸入口12および液体を吐出する吐出口13を有するポンプケース6と、羽根車3を回転自在に収容させるポンプ室9を前記ポンプケース6と対をなして形成する分離板2と、ポンプ1の駆動源となるクローポール型モータと、を備えている。このクローポール型モータは、羽根車3を回転駆動させるマグネット42を有したロータ4と、ロータ4に回転駆動力を伝達する爪磁極53を有したステータ5と、ステータ5で発生させた磁界を制御する制御基板7と、を備えている。
そして、本実施形態のポンプ1は、分離板2を挟んで内側にロータ4を配置し且つ外側にステータ5を配置した、いわゆるインナー型ロータ構造のクローポール型モータを駆動源としたポンプ構造となっている。
ポンプ室9は、天面中央に開口された吸入口12と側壁に設けられた吐出口13とを有したポンプケース6に、ロータ4とステータ5とを水密状態に分離(ポンプ部とモータ部を分離)する分離板2が結合されることにより形成されている。なお、ポンプケース6と分離板2の結合部分には、ポンプ部とモータ部を水密状態に仕切るためにシール部材8を介在させている。また、ポンプ1は、ポンプケース6を除いた部位全体がモールド樹脂10で覆われている。このため、制御基板7を含めたモータ部全体をこのモールド樹脂10で保護することができると共に、さらに強度も高めることができる。
ロータ4は、羽根車3に一体的に設けられた円筒形状のロータ本体41と、ロータ本体41の外壁(外周側)に設けられた複数のマグネット42とで構成されている。マグネット42は、周方向に沿って等間隔でN極とS極とが交互に並ぶように配置されている。ロータ本体41は、ポンプケース6に設けられた軸支え部43と、分離板2に設けられた軸支え部44とに挿入嵌合させた固定軸45に対して、軸受け部46を介して回転自在に支持されている。固定軸45は、その両端側に取り付けられた一対の回り止め板47により回転不可能とされている。なお、マグネット42と分離板2との間には、ロータ4の回転時に接触しない程度の隙間(クリアランス)が確保されている。
羽根車3は、ロータ4と一体化されていることから固定軸45を中心に回転し、吸入口12からポンプ室9内へと吸い込んだ液体に遠心力を与えて吐出口13からポンプ1外へと排出する。
ステータ5は、ロータ4の外周側に対向して配置された環状のステータコア51とこのステータコア51の内部に収容される環状コイル52とで構成されている。ステータ5は、電流を流すことにより環状コイル52で発生した磁界を、ステータコア51が備える複数の爪磁極53からロータ4へと伝達する。
制御基板7は、分離板2の背面に設けられており、ロータ5の回転位置を検出するセンサ(位置検出部11)からの信号を受けて、環状コイル52に流す電流を制御する。これにより、制御基板7は、ロータ4の回転位置に応じて、環状コイル52で発生した磁界を制御する。
このように構成されたポンプ1は、環状コイル52において発生する磁界が爪磁極53からマグネット42へと伝達されることにより、このマグネット42が吸引反発し、ロータ4と一体的に設けられた羽根車3が、固定軸45を中心として回転する。そして、この羽根車3の回転にともないポンプ作用が発生し、液体が吸入口12よりポンプ室7内へと吸い込まれ、羽根車3により遠心力を加えられて吐出孔13からポンプ1外へと吐出される。
次に、本実施形態の特徴部分であるステータ5の構造について詳しく説明する。
上述したように、ステータ5は、複数の爪磁極53を有したステータコア51とこのステータコア51の内部に収容される環状コイル52とで構成されている。ロータ4に回転駆動力を伝達する爪磁極53は、ロータ4のマグネット42の周面と対向するように配置され、周方向で隣接するもの同士が互いに逆の軸方向に向けて爪が延在している。爪の向きの異なる爪磁極53を周方向で交互に配設することで、ロータ4のマグネット42に対向するS極とN極を構成している。
このような爪磁極53を有したステータコア51は、当該爪磁極53のうち軸方向の一方の方向に向けて延在する爪磁極53bを有した第1コア51bと、軸方向の他方に向けて延在する爪磁極53aを有した第2コア51aとを備えており、これらが内部に環状コイル52を収容するため中空形状を成し、互いに分離可能となっている。
なお、本実施形態のステータコア51は、金型のキャビティ(図示せぬ)内に磁性粉を充填し圧縮することにより成形した圧粉鉄心で構成されている。この圧粉鉄心は、鉄粉個々の表面を例えばリン酸皮膜処理などの無機絶縁皮膜でコーティングし、粒子間を樹脂バインドした構造であり、高周波での鉄損失が低く(渦電流損失が低く)、また飽和磁束密度が大きくしかも耐熱性に優れるという利点を備えている。
ここで、本実施形態では、このステータコア51を構成する片側のコアと、ロータ4とステータ5とを水密状態に分離する分離板2とが一体成形されていることに最大の特徴が挙げられる。
具体的には図3に示すように、本実施形態では、同じ方向に向けて延在する爪磁極53bを周方向に沿って等間隔に4つ配設させた第1コア51bと分離板2とを一体成形した。第1コア51bは、当該第1コア51bの爪磁極53bとこの爪磁極53bの基端部からモータ軸の径方向に延びる基底部54bとを有した断面略L字形状に形成されている。そして、圧粉鉄心で構成されるステータコア51の第1コア51bに対して、分離板2を合成樹脂で構成し、これらを例えば、射出成形により一体成形している。また、この時、第1コア51bの爪磁極53bの外周側には、分離板2と同じ合成樹脂で構成される断面略コの字状のコイルボビン57も一体成形される。このコイルボビン57は、環状コイル52を支持するためのもので、環状コイル52とステータコア51との絶縁を行う機能も担っている。
一方、もう片側の第2コア51aは、第1コア51bの爪磁極53bとは逆方向に向けて延在した爪磁極53aが周方向に沿って等間隔に4つ配設され、当該第2コア51aの爪磁極53aと第1コア51bの基底部54bに対向する基底部54aとさらに環状コイル52の外周側を覆う外周部55とを有した断面略コの字状に形成されている。
なお、第2コア51aの基底部54aには、第1コア51bの爪磁極53bの先端に対応する位置に材料コストを低減させる目的から切欠部56が形成されている。この切欠部56は、ロータ4を回転駆動させる時に発生する磁路を基準として、磁路を除いた非磁路領域に部材を切り欠いて形成されている。
このようにして構成される本実施形態のポンプ1では、モータをポンプ1に組み付ける際に、第1コア51bと分離板2とが一体成形されているため、第1コア51bおよびロータ4を分離板2に対して個別に組み付ける必要がなく、第1コア51bが分離板2に対して位置ずれした状態で組み付けられてしまうのを抑制することができる。その結果、ロータ4の分離板2および第1コア51bに対する位置決め作業が容易になり、モータをポンプ1に精度よく組み付けることができるようになる。このように、モータのポンプ1への組み付け作業を容易に行うことができるため、ポンプ1の組立作業性を向上させることができる。
さらに、分離板2に一体成形される第1コア51bは、爪磁極53bと基底部54bとの断面略L字形状であるため、環状コイル52を第1コア51bの外周側から容易に装着させることができる。そして、当該第1コア51bが備えるコイルボビン57に環状コイル52を装着させ、もう片側の第2コア51aをスライドさせることによりポンプ1への組み付けを完了させることができる。したがって、従来のごとく、別体で構成されたボビンに環状コイル52を装着させ、当該ボビンをステータコア51内に収容してロータ4に対向配置させるといった必要がなく、組み付け作業時の作業工程を削減することができ、ポンプ1の組立作業効率を向上させることができる。
また、第1コア51bと分離板2とを一体成形することで、第1コア51bが備える爪磁極53bの配設される箇所の分離板2の厚みを薄くすることができる。そのため、ロータ4のマグネット42と第1コア51bの爪磁極53bとの間のギャップが狭まり、ポンプ効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態にかかるポンプ100を示した断面図である。本実施形態のポンプ100は、液体を吸排する羽根車23と、液体を吸入する吸入口32および液体を吐出する吐出口(図示を省略する)を有したポンプケース26と、羽根車23を回転自在に収容させるポンプ室29を前記ポンプケース26と対をなして形成する分離板22と、ポンプ100の駆動源となるクローポール型モータと、を備えている。このクローポール型モータは、羽根車23を回転駆動させるマグネット62を有したロータ24と、ロータ24に回転駆動力を伝達する爪磁極73を有したステータ25と、ステータ25で発生させた磁界を制御する制御基板27と、を備えている。
そして、本実施形態のポンプ100に用いられるクローポール型モータは、分離板22を挟んで外側にロータ24を配置し且つ内側にステータ25を配置した、いわゆるアウター型ロータ構造のモータ構成となっている。
ポンプ室29は、天面中央に開口された吸入口32と側壁に設けられた吐出口(図示せぬ)とを有したポンプケース26に、ロータ24とステータ25を水密状態に分離(ポンプ部とモータ部を分離)する分離板22が結合されることにより形成されている。なお、ポンプケース26と分離板22の結合部分には、ポンプ部とモータ部を水密状態に仕切るために図示を省略するシール部材を介在させている。また、ポンプ100は、ポンプケース26を除いた部位全体がモールド樹脂30で覆われている。このため、制御基板27を含めたモータ部全体をこのモールド樹脂30で保護することができると共に、さらに強度も高めることができる。
羽根車23は、ポンプ室29に設けられた固定軸65に対し軸受け部66を介して回転自在に支承されている。かかる羽根車23は、固定軸65を中心に回転することにより、吸入口32からポンプ室29内へと吸い込んだ液体に遠心力を与えて図示せぬ吐出口からポンプ100外へと排出する。なお、軸受け部66の上部には、受板67が設けられている。
ロータ24は、羽根車23に一体的に設けられた円筒形状のロータ本体61と、ロータ本体61の内壁(内周側)に設けられた複数のマグネットと62で構成されている。マグネット62は、周方向に沿って等間隔で、N極とS極とが交互に並ぶように配置されている。マグネット62と分離板22との間には、ロータ24の回転時に接触しない程度の隙間(クリアランス)が確保されている。
ステータ25は、ロータ24の内周側に対向して配置された環状のステータコア71とこのステータコア71の内部に収容される環状コイル72とで構成されている。ステータ25は、電流を流すことにより環状コイル72で発生した磁界を、ステータコア71が備える複数の爪磁極73からロータ24へと伝達する。
制御基板27は、分離板22の背面に設けられており、ロータ24の回転位置を検出するセンサ(図示を省略する)からの信号を受けて、環状コイル72に流す電流を制御する。これにより、制御基板27は、ロータ24の回転位置に応じて、環状コイル72で発生した磁界を制御する。
このように構成されたポンプ100は、環状コイル72において発生する磁界が爪磁極73からマグネット62へと伝達されることにより、このマグネット62が吸引反発し、ロータ24と一体的に設けられた羽根車23が、固定軸65を中心として回転する。そして、この羽根車23の回転にともないポンプ作用が発生し、液体が吸入口32よりポンプ室29内へと吸い込まれ、羽根車23により遠心力を加えられて、図示せぬ吐出口からポンプ100外へと吐出される。
次に、本実施形態の特徴部分であるステータ25の構造について詳しく説明する。
上述したように、ステータ25は、複数の爪磁極73を有したステータコア71とこのステータコア71の内部に収容される環状コイル72とで構成されている。ロータ24に回転駆動力を伝達する爪磁極73は、ロータ24のマグネット62の周面と対向するように配置され、周方向で隣接するもの同士が互いに逆の軸方向に向かって爪が延在している。爪の向きの異なる爪磁極73を周方向で交互に配設することで、ロータ24のマグネット62に対向するS極とN極を構成している。
このような爪磁極73を有したステータコア71は、当該爪磁極73のうち軸方向の一方の方向に向けて延在する爪磁極73bを有した第1コア71bと、他方の軸方向に向けて延在する爪磁極73aを有した第2コア71aとを備えており、これらが内部に環状コイル72を収容するため中空形状を成し、互いに分離可能となっている。
そして、本実施形態も上記第1実施形態と同様に、圧粉鉄心で構成されるこのステータコア71の片側の第1コア71bに対して、ロータ24とステータ25とを水密状態に分離する分離板22を合成樹脂で構成し、これら第1コア51bと分離板2とを一体成形したことに最大の特徴を有している。
第1コア71bは、当該第1コア71bの爪磁極73bとこの爪磁極73bの基端部からモータ軸の径方向に延びる基底部74bとこの基底部74bの内方から突出形成される内壁部75とを有している。また、第1コア71bの爪磁極73bの内周側には、断面略コの字状のコイルボビン77が配設され、当該コイルボビン77が分離板2と第1コア71bと一体成形されている。
一方、もう片側の第2コア71aは、当該第2コア71aの爪磁極73aと第1コア71bの基底部74bに対向する基底部74aとを有している。
このようにして構成される本実施形態のポンプ100では、モータをポンプ100に組み付ける際に、分離板22と一体となった第1コア71bの爪磁極73bに対して、ロータ24が備えるマグネット62の位置決め作業を行うことができる。さらに、当該第1コア71bが備えるコイルボビン77に環状コイル72を装着させ、もう片側の第2コア71aをスライドさせることによりポンプ100への組み付けを完了させることができる。したがって、ポンプ100の組立作業性を向上させることができる。
また、第1コア71bと分離板22とを一体成形することで、第1コア71bが備える爪磁極73bの配設される箇所の分離板22の厚みを薄くすることができる。そのため、ロータ24のマグネット62と第1コア71bの爪磁極73bとの間のギャップが狭まり、ポンプ効率を向上させることができる。
なお、上述した各実施形態では、ステータコア51,71を圧粉鉄心で構成する形態を例示したが本発明はこれに限定されない。例えば、ステータコア51,71は、磁性粉と樹脂バインダとを混合した混合材料をインジェクション成形にて作成してもよい。このケースでは、表面にリン酸皮膜処理などの絶縁処理を行った磁性粉とナイロンなどの熱可塑性樹脂を混ぜ合わせた混合材料を用いることができる。なお、ステータコア51,71を圧粉鉄心で構成した場合には、電磁軟鉄材を用いる場合と比較して損失を小さくすることができ、同体積でより高出力のモータを構成することができるという利点がある。これに対して、インジェクション成形の場合には、圧粉鉄心で構成された場合と比較して製造コストを低減することができるという利点がある。
また、ステータコア51,71は、例えば、金属ガラスや珪素鋼板で構成してもよい。ステータコア51,71を金属ガラスで構成した場合には、圧粉鉄心で構成された場合と比較して、渦電流損を低く抑えることができるという利点がある。また、ステータコア51,71を珪素鋼板で構成した場合には、圧粉鉄心で構成された場合と比較して、製造コストを低減することができるという利点がある。
本発明の第1実施形態にかかるポンプの斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるステータの斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかるポンプの断面図である。
符号の説明
1,100 ポンプ
2,22 分離板
3,23 羽根車
4,24 ロータ
5,25 ステータ
6,26 ポンプケース
9,29 ポンプ室
12,32 吸入口
13 吐出口
42,62 マグネット
51 ステータコア
51b 第1コア
51a 第2コア
52,72 環状コイル
53,73 爪磁極

Claims (10)

  1. 液体を吸排する羽根車と、液体を吸入する吸入口および液体を吐出する吐出口を有するポンプケースと、前記羽根車を回転自在に収容させるポンプ室を前記ポンプケースと対をなして形成する分離板と、を備え、モータを駆動源として前記羽根車を回転駆動させるポンプであって、
    前記モータが、
    周方向に沿ってマグネットを有し、前記ポンプ室に収容されるロータと、
    軸方向に延在すると共に周方向に沿って複数配置された爪磁極を有し、当該爪磁極が前記分離板を介して前記ロータのマグネットの周面と対向するように配置されるステータと、
    を備えるクローポール型モータであり、
    前記ステータは、
    前記爪磁極の周方向で隣接するもの同士が互いに逆方向に向けて延在する中空のステータコアと、
    当該中空のステータコア内に収容される環状コイルと、
    を備え、
    前記ステータコアは、
    前記爪磁極のうち前記軸方向の一方に向けて延在する爪磁極を有する第1コアと、
    当該軸方向の他方に向けて延在する爪磁極を有する第2コアと、
    を備え、
    前記第1コアと前記分離板とが一体成形されていることを特徴とするポンプ。
  2. 前記環状コイルを支持するコイルボビンが、前記分離板と共に前記第1コアに一体成形されていることを特徴とする請求項1記載のポンプ。
  3. 前記第1コアを、当該第1コアの爪磁極と、爪磁極の基端部からモータ軸の径方向に延びる基底部とからなる断面略L字形状としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ。
  4. 前記ステータコアが、磁性粉を圧縮して成形した圧粉体で構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のポンプ。
  5. 前記ステータコアが、磁性粉と樹脂バインダとを混合した混合材料をインジェクション成形することで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のポンプ。
  6. 前記ステータコアが、金属ガラスで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のポンプ。
  7. 前記ステータコアが、珪素鋼板で構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のポンプ。
  8. 前記クローポール型モータは、前記分離板を挟んで内側にロータを配置し且つ外側にステータを配置したインナー型ロータ構造であることを特徴とする請求項1〜7のうち何れか1項に記載のポンプ。
  9. 前記クローポール型モータは、前記分離板を挟んで外側にロータを配置し且つ内側にステータを配置したアウター型ロータ構造であることを特徴とする請求項1、2、4〜7のうち何れか1項に記載のポンプ。
  10. 前記ステータ及び前記環状コイルへの通電を制御する制御基板がモールド樹脂により被覆されていることを特徴とする請求項1〜9のうち何れか1項に記載のポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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