JP2010011538A - プロテクタおよびコルゲートチューブ装着方法 - Google Patents

プロテクタおよびコルゲートチューブ装着方法 Download PDF

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崇壽 中原
Shinichi Tadokoro
真一 田所
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Abstract

【課題】コルゲートチューブの装着作業をやりやすくすることのできるプロテクタを提供すること。
【解決手段】ガイドリブ20は、底壁13a、第1側壁および前記第2側壁13bの内周の周方向に沿って凸状に形成され、且つ、第1側壁および第2側壁13bの内周に形成されたガイドリブ20の上端部21が第1側壁および第2側壁13bの上端部よりも上方に延設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コルゲートチューブの一端部を保持するプロテクタに関するものである。
自動車に配策するワイヤハーネスを保護するためのプロテクタが、特許文献1に開示されている。特許文献1のプロテクタ100は、図5に示すように、プロテクタ本体101から電線引出部102を突出させ、その電線引出部102の内周に、プロテクタ本体100内から引き出したワイヤハーネスに外装されたコルゲートチューブの山谷部に係合する凹凸部103を形成すると共に、その凹凸部103の奥側の内底壁にコルゲートチューブの先端を位置規制するためのストッパ105を突設したものである。
特許文献1のプロテクタ100は、コルゲートチューブの先端をストッパ105に当てながら、電線引出部102に対してコルゲートチューブを収容することにより、電線引出部102に対するコルゲートチューブの差込量を一定に管理するとともに、コルゲートチューブの山谷部を電線引出部102に設けた凹凸部103に合わせて位置決めし、図示しない上カバーを被せることで、ワイヤハーネスを固定する。
特開2004−72932号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロテクタは、コルゲートチューブの先端の位置を規定するストッパ105が、電線引出部102の内底壁から上方に向けて僅かな高さだけ突設されている構成であるから、コルゲートチューブを電線引出部102の内底壁に近い位置まで押し込まないと、ストッパ105にコルゲートチューブの先端を当てることができない。そのため、ストッパ105をガイドとしながら、コルゲートチューブを装着しようとしても、装着しづらいいことがあった。また、ストッパ105が電線引出部102の内部に隠れた形になるので、そのストッパ105を、コルゲートチューブを固定する際の作業の目安としにくいということがあった。これらのことから、コルゲートチューブの一端部をプロテクタの所定の位置に取り付けることができず、コルゲートチューブの差込量を一定に管理できない場合があった。コルゲートチューブの差込量を一定に管理できないとなると、ワイヤハーネスの長さに対して、該ワイヤハーネスを内部に収容するプロテクタおよびコルゲートチューブの長さが短くあるいは長くなり、ワイヤハーネスに取り付けているクリップが車体パネルの係止穴と一致しなくなる等の問題が発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コルゲートチューブの装着作業をやりやすくすることのできるプロテクタおよびコルゲートチューブ装着方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るプロテクタは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) プロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の端部から延設された、コルゲートチューブの長手方向の端部を収納するためのコルゲートチューブ保持部と、を備えたプロテクタであって、
前記コルゲートチューブ保持部は、前記コルゲートチューブを収納するための空間を囲む複数の壁として、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの下側に位置し、且つ前記コルゲートチューブの長手方向に沿って延設された底壁と、前記底壁から上方に向けて延設された第1側壁および第2側壁と、を有し、
前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内面には、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの外周の谷部に係合する係合凸部と、前記係合凸部よりも前記プロテクタ本体側に位置する、前記コルゲートチューブを収納する際に該コルゲートチューブの先端部を前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に導くガイドリブと、が形成され、
前記ガイドリブは、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内側に向かって突出して形成され、そして
該ガイドリブの上端部が前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に延設されている、
こと。
(2) 上記(1)の構成のプロテクタにおいて、
前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆うよう該第1側壁および該前記第2側壁の上端部に取り付け可能なカバーをさらに備え、
前記カバーには、前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を収容する収容孔が形成されている、
こと。
(3) 上記(1)または(2)の構成のプロテクタにおいて、
前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内周に形成された前記係合凸部のうちの最も前記プロテクタ本体側に位置するものから前記ガイドリブまでの間隔は、前記コルゲートチューブの谷部の1ピッチ分の寸法より小さく設定されていること。
上記(1)の構成のプロテクタによれば、コルゲートチューブの先端の位置を規定するガイドリブが、コルゲートチューブ保持部の内周に沿って凸状に形成されており、そのガイドリブの上端が、コルゲートチューブ保持部の側壁の上端より突出しているので、ガイドリブの上端を、コルゲートチューブをコルゲートチューブ保持部に装着する際の位置決めの目安として容易に利用することができる。また、コルゲートチューブ保持部が形成するコルゲートチューブを収納する空間にコルゲートチューブを押し込む前に、ガイドリブにコルゲートチューブの先端を当てることができるので、コルゲートチューブを適正な位置に容易に装着することができる。
上記(2)の構成のプロテクタによれば、カバーに、ガイドリブの上端を受け入れる孔が設けられているので、隙間やガタつきなく、適正にカバーをコルゲート保持部に装着することができる。
上記(3)の構成のプロテクタによれば、最奥側に位置する係合凸部からガイドリブまでの間隔が、コルゲートチューブの谷部の1ピッチ分の寸法より小さく設定されているので、コルゲートチューブの先端をガイドリブに当てながら、コルゲートチューブをコルゲートチューブ保持部に収容することにより、最奥側の係合凸部にコルゲートチューブの最先端側の谷部を係合させることができる。従って、ガイドリブに先端を当てながらコルゲートチューブをコルゲートチューブ保持部に装着することで、コルゲートチューブのコルゲートチューブ保持部に対する差込量を常に一定に管理することができる。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るコルゲートチューブ装着方法は、下記(4)〜(5)を特徴としている。
(4) プロテクタにコルゲートチューブを装着するコルゲートチューブ装着方法であって、
プロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の端部から延設された、コルゲートチューブの長手方向の端部を収納するためのコルゲートチューブ保持部と、を備え、前記コルゲートチューブ保持部は、前記コルゲートチューブを収納するための空間を囲む複数の壁として、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの下側に位置し、且つ前記コルゲートチューブの長手方向に沿って延設された底壁と、前記底壁から上方に向けて延設された第1側壁および第2側壁と、を有し、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内面には、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの外周の谷部に係合する係合凸部と、前記係合凸部よりも前記プロテクタ本体側に位置する、前記コルゲートチューブを収納する際に該コルゲートチューブの先端部を前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に導くガイドリブと、が形成され、前記ガイドリブは、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内側に向かって突出して形成され、そして該ガイドリブの上端部が前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に延設されている、プロテクタを用意する準備ステップと、
前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分に前記コルゲートチューブの先端部を押し当てる押し当てステップと、
前記コルゲートチューブの先端部を押し当てた状態で、該コルゲートチューブの端部をを前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に押し込む押し込みステップと、
を有する。
(5) 上記(4)に記載のコルゲートチューブ装着方法であって、
前記プロテクタが、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆うよう該第1側壁および該前記第2側壁の上端部に取り付け可能なカバーをさらに備え、
前記カバーには、前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を収容する収容孔が形成されている、
こと。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るコルゲートチューブ装着方法は、下記(6)を特徴としている。
(6) プロテクタにコルゲートチューブを装着するコルゲートチューブ装着方法であって、
プロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の端部から延設された、コルゲートチューブの長手方向の端部を収納するためのコルゲートチューブ保持部と、を備え、前記コルゲートチューブ保持部は、前記コルゲートチューブを収納するための空間を囲む複数の壁として、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの下側に位置し、且つ前記コルゲートチューブの長手方向に沿って延設された底壁と、前記底壁から上方に向けて延設された第1側壁および第2側壁と、を有し、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内面には、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの外周の谷部に係合する係合凸部と、前記係合凸部よりも前記プロテクタ本体側に位置する、前記コルゲートチューブを収納する際に該コルゲートチューブの先端部を前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に導くガイドリブと、が形成され、前記ガイドリブは、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内側に向かって突出して形成され、そして該ガイドリブの上端部が前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に延設されている、プロテクタであって、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆うよう該第1側壁および該前記第2側壁の上端部に取り付け可能なカバーをさらに備え、前記カバーには、前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を収容する収容孔が形成されている、プロテクタを用意する準備ステップと、
前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分に前記コルゲートチューブの先端部を押し当てる押し当てステップと、
前記コルゲートチューブの先端部を押し当てた状態で、該コルゲートチューブの端部をを前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に押し込む押し込みステップと、
前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆い、且つ前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を前記収容孔に収容するよう前記カバーを取り付ける取り付けステップと、
を有する。
上記(4)の構成のコルゲートチューブ装着方法によれば、コルゲートチューブの先端の位置を規定するガイドリブが、コルゲートチューブ保持部の内周に沿って凸状に形成されており、そのガイドリブの上端が、コルゲートチューブ保持部の側壁の上端より突出しているので、ガイドリブの上端を、コルゲートチューブをコルゲートチューブ保持部に装着する際の位置決めの目安として容易に利用することができる。また、コルゲートチューブ保持部が形成するコルゲートチューブを収納する空間にコルゲートチューブを押し込む前に、ガイドリブにコルゲートチューブの先端を当てることができるので、コルゲートチューブを適正な位置に容易に装着することができる。
上記(5)の構成のコルゲートチューブ装着方法によれば、カバーに、ガイドリブの上端を受け入れる孔が設けられているので、隙間やガタつきなく、適正にカバーをコルゲート保持部に装着することができる。
上記(6)の構成のコルゲートチューブ装着方法によれば、カバーに、ガイドリブの上端を受け入れる孔が設けられているので、隙間やガタつきなく、適正にカバーをコルゲート保持部に装着することができる。
本発明によれば、プロテクタ本体の側壁の上端に突出したガイドリブの上端を、コルゲートチューブをプロテクタ本体に装着する際の位置決めの目安として利用し、早い段階から、ガイドリブにコルゲートチューブの先端を当てながら、ガイドリブに沿ってコルゲートチューブを適正な位置に容易に装着することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は実施形態のプロテクタ同士の間にワイヤハーネスを配索する場合の要部構成を示し、(a)はカバーを装着する前のコルゲートチューブの装着状態を示す斜視図、(b)はカバーを装着した後の状態を示す斜視図、図2はプロテクタに対するコルゲートチューブの端末の固定部の断面図で、(a)はカバーを装着する前の状態を示す図、(b)はカバーを装着した後の状態を示す図、図3はプロテクタ本体の要部上面図で、(a)はコルゲートチューブを装着する前の状態を示す上面図(上側の図)およびその部分拡大図(下側の図)、(b)はコルゲートチューブを装着した後の状態を示す上面図(上側の図)およびその部分拡大図(下側の図)、図4は実施形態のプロテクタの全体概要を示す斜視図である。
図4に示す実施形態のプロテクタ10は、コネクタ80の電線引出口82から引き出されたワイヤハーネスを他の箇所へ導く際に、コネクタ80に装着されて使用されるものであり、コネクタ80の一端部に嵌合する偏平箱形のコネクタ装着部10Aと、コネクタ装着部10Aの後方に突き出した筒形の電線引出部10Bとからなる。
プロテクタ10の一部分を形成するコネクタ装着部10Aは、上下に半割りされている。コネクタ装着部10A下側のプロテクタ本体11とコネクタ装着部10A上側のカバー本体12は、ヒンジ31を介して一体に連結され、カバー本体12をプロテクタ本体11に対し閉じた際に、プロテクタ本体11側の端部に形成されたロック部32、34とカバー本体12の端部に形成されたロック部33、35が互いに係合することにより、プロテクタ本体11とカバー本体12がロックされるようになっている。
プロテクタ10の一部分を形成する電線引出部10Bもまた、上下に半割りされている。電線引出部10B下側のコルゲートチューブ保持部13は、コネクタ装着部10A下側のプロテクタ本体11に一体に形成されており、一方、電線引出部10B上側のコルゲートチューブ保持部カバー14は、コネクタ装着部10A上側のカバー本体12に一体に形成されている。
コルゲートチューブ保持部13は、底壁13aと両側壁13bを有する上面開放の断面U字状をなしており、コルゲートチューブ保持部カバー14は、コルゲートチューブ保持部13の上面を塞ぐように平面状に形成されている。また、コルゲートチューブ保持部13の内面(コルゲートチューブを保持する際の該コルゲートチューブに臨む面)には、ワイヤハーネスに外装されたコルゲートチューブ60の外周の山部61と谷部62のうち、谷部62に係合する係合凸部15が設けられている。また、コルゲートチューブ保持部カバー14の内面(コルゲートチューブを保持するコルゲートチューブ保持部13の上面を塞ぐ際の、該コルゲートチューブに臨む面)にも、コルゲートチューブ60の外周の山部61と谷部62のうち、谷部62に係合する係合凸部16が設けられている。
図1〜図3に示すように、コルゲートチューブ保持部13の係合凸部15は、底壁13aおよび両側壁13bによって形成される空間の内面の周方向に沿って、凸状に形成される。係合凸部15は、底壁13aに2本、両側壁13bにそれぞれ1本、コルゲートチューブ60の谷部62のピッチPの間隔で軸線方向に配列されている。また、係合凸部15よりも奥側(プロテクタ本体側)には、コルゲートチューブ60の先端の位置を規定するためのガイドリブ20が、コルゲートチューブ保持部13の底壁13aおよび両側壁13bの内面の周方向に沿って凸状に形成され、両側壁13bの内面に形成されたガイドリブ20の上端21が、側壁13bの上端よりも上方に突出している。
図2(a)、(b)に示すように、側壁13bの上端からガイドリブ20の上端21までの高さH1は、コルゲートチューブ保持部カバー14の厚さと略同等に設定されている。また、ガイドリブ20の上端21の高さは、コルゲートチューブ保持部13にコルゲートチューブ60を収容した状態で、コルゲートチューブ6の上端よりも寸法H2だけ上方に突出するように設定されている。また、コルゲートチューブ保持部カバー14には、カバー本体12をプロテクタ本体11に合体したときに、ガイドリブ20の上端21を内部に収容する収容孔18が設けられている。この収容孔18は、図示例のように上下に貫通していてもよいし、貫通していなくてもよい。
また、コルゲートチューブ保持部13の底壁13aおよび両側壁13bに形成された係合凸部15のうち、最奥側に位置する係合凸部15からガイドリブ20までの間隔Aは、コルゲートチューブ60の谷部62の1ピッチP分の寸法よりも小さく設定されている。
また、コルゲートチューブ保持部13の底壁13aには、コルゲートチューブ60の先端近傍の位置を目視確認するための窓部16が設けられており、その窓部16の奥端の位置は、最奥側の係合凸部15の位置に等しく設定されている。
このようなの構成のプロテクタ10にコルゲートチューブをセットする場合は、ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブ60の先端を、コルゲートチューブ保持部13に上から挿入する。その際、コルゲートチューブ60の位置を規定するガイドリブ20が、コルゲートチューブ保持部13の内周に沿って凸状に形成され、そのガイドリブ20の上端21が、コルゲートチューブ保持部13の側壁13bの上端より上方に突出しているので、ガイドリブ20の上端21を、コルゲートチューブ60をコルゲートチューブ保持部13に装着する際の位置決めの目安として容易に利用することができる。また、コルゲートチューブ60をコルゲートチューブ保持部13に装着する前の段階から、ガイドリブ20の上端21にコルゲートチューブ60の先端を当てることができるので、コルゲートチューブ60を適正な位置に容易に装着することができる。
この場合、最奥側に位置する係合凸部15からガイドリブ20までの間隔Aが、コルゲートチューブ60の谷部62の1ピッチP分の寸法より小さく設定されているので、コルゲートチューブ60の先端をガイドリブ20に当てながら、コルゲートチューブ60をコルゲートチューブ保持部13に収容することにより、最奥側の係合凸部15にコルゲートチューブ60の最先端側の谷部62を係合させることができる。
例えば、最奥側に位置する係合凸部15からガイドリブ20までの間隔Aがコルゲートチューブ60の1ピッチP分の寸法よりも大きいと、係合凸部15に、コルゲートチューブ60の最先端側の谷部62より1個手前の谷部62が係合してしまう可能性がある。そうなると、1ピッチP分だけコルゲートチューブ60のコルゲートチューブ保持部13に対する差込量が違ってしまうが、それを防止することができる。即ち、常にコルゲートチューブ保持部13の最奥側の係合凸部15に、コルゲートチューブ60の最先端側の谷部62を係合させることができる。従って、ガイドリブ20に先端を当てながらコルゲートチューブ60をコルゲートチューブ保持部13に装着することで、コルゲートチューブ60のコルゲートチューブ保持部13に対する差込量を常に一定に管理することができる。
また、コルゲートチューブ保持部13の底壁13aに、コルゲートチューブ60の先端近傍の位置を目視確認するための窓部16が設けられ、その窓部16の奥端位置が、最奥側の係合凸部15の位置に等しく設定されているので、最奥側の係合凸部15にコルゲートチューブ60の先端の谷部62が係合していないときには、窓部16からコルゲートチューブ60の先端の位置が見えることで、コルゲートチューブ60が奥まで入っていないと直ぐに判断することができる。また、最奥側の係合凸部15にコルゲートチューブ60の先端の谷部62が係合しているときには、窓部16からコルゲートチューブ60の先端の位置が見えなくなるので、それにより、コルゲートチューブ60が奥まで入っていると直ぐに判断することができる。コルゲートチューブ60が奥まで入っていれば、コルゲートチューブ60の先端の位置はガイドリブ20で規制されるので、一定の差込量に管理することができる。
このようにコルゲートチューブ保持部13にコルゲートチューブ60を収容したら、上からカバー本体12を被せ、ロックする。そうすると、コルゲートチューブ保持部カバー14に形成された収容孔18に、ガイドリブ20の上端21が受け入れられるので、隙間やガタつきなく、適正にカバー本体12をプロテクタ本体11に装着することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の実施形態のプロテクタ同士の間にワイヤハーネスを配索する場合の要部構成を示し、(a)はカバーを装着する前のコルゲートチューブの装着状態を示す斜視図、(b)はカバーを装着した後の状態を示す斜視図である。 同プロテクタに対するコルゲートチューブの端末の固定部の断面図で、(a)はカバーを装着する前の状態を示す図、(b)はカバーを装着した後の状態を示す図である。 同プロテクタのプロテクタ本体の要部上面図で、(a)はコルゲートチューブを装着する前の状態を示す上面図(上側の図)およびその部分拡大図(下側の図)、(b)はコルゲートチューブを装着した後の状態を示す上面図(上側の図)およびその部分拡大図(下側の図)である。 同実施形態のプロテクタの全体概要を示す斜視図である。 従来のプロテクタのプロテクタ本体の構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 プロテクタ
11 プロテクタ本体
12 カバー本体
13 コルゲートチューブ保持部
14 コルゲートチューブ保持部カバー
15 係合凸部
16 窓部
18 収容孔
20 ガイドリブ
21 上端
60 コルゲートチューブ
62 谷部

Claims (6)

  1. プロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の端部から延設された、コルゲートチューブの長手方向の端部を収納するためのコルゲートチューブ保持部と、を備えたプロテクタであって、
    前記コルゲートチューブ保持部は、前記コルゲートチューブを収納するための空間を囲む複数の壁として、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの下側に位置し、且つ前記コルゲートチューブの長手方向に沿って延設された底壁と、前記底壁から上方に向けて延設された第1側壁および第2側壁と、を有し、
    前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内面には、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの外周の谷部に係合する係合凸部と、前記係合凸部よりも前記プロテクタ本体側に位置する、前記コルゲートチューブを収納する際に該コルゲートチューブの先端部を前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に導くガイドリブと、が形成され、
    前記ガイドリブは、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内側に向かって突出して形成され、そして
    該ガイドリブの上端部が前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に延設されている、
    ことを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆うよう該第1側壁および該前記第2側壁の上端部に取り付け可能なカバーをさらに備え、
    前記カバーには、前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を収容する収容孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内周に形成された前記係合凸部のうちの最も前記プロテクタ本体側に位置するものから前記ガイドリブまでの間隔は、前記コルゲートチューブの谷部の1ピッチ分の寸法より小さく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプロテクタ。
  4. プロテクタにコルゲートチューブを装着するコルゲートチューブ装着方法であって、
    プロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の端部から延設された、コルゲートチューブの長手方向の端部を収納するためのコルゲートチューブ保持部と、を備え、前記コルゲートチューブ保持部は、前記コルゲートチューブを収納するための空間を囲む複数の壁として、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの下側に位置し、且つ前記コルゲートチューブの長手方向に沿って延設された底壁と、前記底壁から上方に向けて延設された第1側壁および第2側壁と、を有し、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内面には、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの外周の谷部に係合する係合凸部と、前記係合凸部よりも前記プロテクタ本体側に位置する、前記コルゲートチューブを収納する際に該コルゲートチューブの先端部を前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に導くガイドリブと、が形成され、前記ガイドリブは、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内側に向かって突出して形成され、そして該ガイドリブの上端部が前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に延設されている、プロテクタを用意する準備ステップと、
    前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分に前記コルゲートチューブの先端部を押し当てる押し当てステップと、
    前記コルゲートチューブの先端部を押し当てた状態で、該コルゲートチューブの端部をを前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に押し込む押し込みステップと、
    を有することを特徴とするコルゲートチューブ装着方法。
  5. 前記プロテクタが、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆うよう該第1側壁および該前記第2側壁の上端部に取り付け可能なカバーをさらに備え、
    前記カバーには、前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を収容する収容孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のコルゲートチューブ装着方法。
  6. プロテクタにコルゲートチューブを装着するコルゲートチューブ装着方法であって、
    プロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の端部から延設された、コルゲートチューブの長手方向の端部を収納するためのコルゲートチューブ保持部と、を備え、前記コルゲートチューブ保持部は、前記コルゲートチューブを収納するための空間を囲む複数の壁として、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの下側に位置し、且つ前記コルゲートチューブの長手方向に沿って延設された底壁と、前記底壁から上方に向けて延設された第1側壁および第2側壁と、を有し、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内面には、前記コルゲートチューブを収納した際の該コルゲートチューブの外周の谷部に係合する係合凸部と、前記係合凸部よりも前記プロテクタ本体側に位置する、前記コルゲートチューブを収納する際に該コルゲートチューブの先端部を前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に導くガイドリブと、が形成され、前記ガイドリブは、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁の内側に向かって突出して形成され、そして該ガイドリブの上端部が前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に延設されている、プロテクタであって、前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆うよう該第1側壁および該前記第2側壁の上端部に取り付け可能なカバーをさらに備え、前記カバーには、前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を収容する収容孔が形成されている、プロテクタを用意する準備ステップと、
    前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分に前記コルゲートチューブの先端部を押し当てる押し当てステップと、
    前記コルゲートチューブの先端部を押し当てた状態で、該コルゲートチューブの端部をを前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間に押し込む押し込みステップと、
    前記底壁、前記第1側壁および前記第2側壁により囲まれる空間の上面を覆い、且つ前記ガイドリブのうちの前記第1側壁および前記第2側壁の上端部よりも上方に位置する部分を前記収容孔に収容するよう前記カバーを取り付ける取り付けステップと、
    を有することを特徴とするコルゲートチューブ装着方法。
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