JP2007282395A - 電気接続箱の下カバー、および該下カバーを備えた電気接続箱 - Google Patents

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雅利 江川
Takahisa Nogaki
崇央 野垣
Toshinori Iwai
俊憲 岩井
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Abstract

【課題】比較的安価な金型で製造でき、多品種の接続箱本体に対しても取り付け可能な汎用性を持たせることができ、優れた放熱構造を形成でき、且つ液体の滞留を防止できる、下カバー、および該下カバーを備えた電気接続箱を提供すること。
【解決手段】下カバー10は、曲げ可能な矩形シート状のカバー本体11と、カバー本体11の両端部12,12にそれぞれ2つずつ形成された係合部17と、を備える。カバー本体11は、その両端部12,12を上方に向けながら曲げられた状態で、係合部17と接続箱本体の係止部との係合により、接続箱本体の下端部に接続され、それにより、電気部品に電気的に接続し且つ接続箱本体の下端部側へ延びる電線を覆う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車等といった車両に用いられる例えばリレー・ボックス、ヒューズ・ボックス、等といった電気接続箱(即ち、エレクトリック・ジャンクション・ブロック)に係り、特に、例えばリレー、ヒューズ、電子制御ユニット、等といった電気部品が収容された電気接続箱の接続箱本体に取り付け可能な下カバーに関する。
自動車用の電気接続箱の一例として、複数の電気部品が収容された接続箱本体(ケース)と、防水および防塵のため電気部品を覆うように接続箱本体の上部に取り付けられる上カバーと、電気部品にそれぞれ電気的に接続する電線を覆うように該接続箱本体の下部に取り付けられる下カバーと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
自動車用の電気接続箱は、エンジンルーム内に配置されるのに好適な電気接続箱と、車室内に配置されるべき電気接続箱といった2種類に概ね大別できる。電気接続箱は車室内では基本的に雨ざらし等にはならないので、防水への配慮は甘くてもよい。そのため、車室内に配置される電気接続箱には、例えば上カバーだけでなく下カバーも備えない構造のものが多い。
ところで、接続箱本体内の電気部品に接続された電線の束の端部の導体を互いに電気的に接続することにより形成された電線接続部を収容且つ保護する構造として、束にされた複数の電線(即ち、電線の束)の端部において絶縁被覆から露出されている電線接続部に樹脂キャップを被せるようにした構造が知られている。このように樹脂キャップが被せられた電線の電線接続部のことを自動車関連業界では『ボンダー』と呼ぶ。
特に、車室内に配置される、下カバーを持たない電気接続箱の場合、その接続箱本体内の電気部品に接続された電線は接続箱本体から垂れ下がることになり、よって垂れ下がったボンダーや電線端部のコネクタは単に放置されるか、あるいは電気接続箱とは別に設けられた安価な箱に収容される。
しかし、自動車の仕様によって、金属板のエッジ等が下方にあるような場所に配置せねばならない電気接続箱の場合は、電線を保護するための下カバーが接続箱本体に取り付けられ、これによりボンダーが電気接続箱内に収容される。
この電気接続箱の構造によれば、ボンダーを収納する箱を電気接続箱とは別に設ける必要がないため、その分スペースを取らずに済む点で好ましいが、高価な金型を用いてお盆状の下カバーを取り付け先の接続箱本体のサイズ(幅)や形状に合わせて作製せねばならないという欠点がある。これは、省資源という観点からも改善すべき点である。
その上、お盆状の下カバーを接続箱本体に取り付けることによって、電気接続箱の開口部が失われるか若しくはかなり狭くなるので、接続箱本体内の電気部品の放熱への配慮が重要になってくる。
また、例えば救急車等の車室内に配置される電気接続箱が上述のように下カバーを取り付けるべきものであると、接続箱本体の上から中に浸入した輸血用の血液、液体薬品、等といった液体が下カバーの底内面に溜まってしまう可能性が高く、好ましくない。
特開平7−241017号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的安価な金型で製造でき、多品種の接続箱本体に対しても取り付け可能な汎用性を持たせることができ、優れた放熱構造を形成でき、且つ液体の滞留を防止できる、下カバー、および該下カバーを備えた電気接続箱を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る下カバーは、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 電気部品を収容および保持する接続箱本体を有する電気接続箱に取り付け可能な下カバーであって、
曲げ可能な、シート状の、カバー本体と、
前記カバー本体の両端部それぞれに形成された係合部と、
を備え、
前記カバー本体が、その前記両端部を上方に向けながら曲げられた状態で、前記係合部と前記接続箱本体の係止部との係合により、前記接続箱本体の下端部に接続され、
それにより、前記電気部品に電気的に接続し且つ前記接続箱本体の下端部側へ延びる電線を覆うこと。
(2) 上記(1)の構成の下カバーにおいて、
複数の穴が、前記カバー本体をその厚さ方向に貫通するように形成されていること。
(3) 上記(2)の構成の下カバーにおいて、
前記複数の穴が、前記カバー本体の前記両端部の延長方向と交差する方向にそれぞれ延び且つ互いに並行に形成された複数のスリットを含むこと。
(4) 上記(1)の構成の下カバーにおいて、
前記カバー本体が、ヒンジ部を有し、当該ヒンジ部の所で曲げられて前記接続箱本体の下端部に取り付けられること。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかの構成の下カバーにおいて、
前記係合部が前記両端部の縁それぞれから前記カバー本体と略平行に突出するように該カバー本体と一体成形されていること。
上記(1)の構成の下カバーによれば、カバー本体がシート状で薄いので、比較的安価な金型で製造できる。それ故、上記(1)の構成の下カバーでは、その材料削減による省資源化、ならびに金型の材料削減による省資源化も図ることができる。また、上記(1)の構成の下カバーによれば、様々なサイズ(幅)や形状の接続箱本体に対しても、それら接続箱本体の係止部を下カバーの係合部と係合可能な位置に設けておくだけで、カバー本体を曲げて取り付けることができ、よって多品種の接続箱本体に対しても取り付け可能な汎用性を持つことができる。また、上記(1)の構成の下カバーによれば、接続箱本体と、該接続箱本体に曲げられた状態で取り付けられたカバー本体の、係合部が設けられていない、各端部との間には、大きな開口が生じるので、優れた放熱構造を形成でき、更にこれにより液体の滞留も防止できる。
上記(2)の構成の下カバーによれば、複数の穴がカバー本体をその厚さ方向に貫通するように形成されており、これによりカバー本体が高い可撓性を持って曲がり易くなるだけでなく、放熱機能ならびに液体滞留防止機能も高められる。しかも、上記(2)の構成の下カバーでは、積極的に複数の穴を形成するので、下カバーの材料の更なる削減ができ、よって省資源化の上で好ましい。
上記(3)の構成の下カバーによれば、上記(2)の構成の複数の穴がカバー本体の両端部の延長方向と交差する方向にそれぞれ延び且つ互いに並行に形成された複数のスリットを含むので、カバー本体の上面が電線、ボンダー、コネクタ、等の下面により押圧された状態で、カバー本体が、例えば物体が載ったハンモックのように、電線、ボンダー、コネクタ、等の下面に沿って容易に変形して、電線、ボンダー、コネクタ、等を固定することができる。
上記(4)の構成の下カバーでは、カバー本体が、ヒンジ部を有し、当該ヒンジ部の所で折り曲げられて接続箱本体の下端部に取り付けられる。よって、上記(4)の構成の下カバーによれば、カバー本体を曲げ易い。尚、ヒンジ部を薄肉ヒンジにしてカバー本体全体を一体成形すれば安価に作製することができる。
上記(5)の構成の下カバーによれば、係合部が両端部の縁それぞれからカバー本体と略平行に突出するように該カバー本体と一体成形されているので、下カバーを成形する金型を薄くできる。従って、下カバーの製造に安価な金型を用いることができ、コストダウンを図れる。しかも、上記(5)の構成の下カバーでは、金型材料の更なる削減ができるので、省資源化の上で好ましい。
また、前述した目的を達成するため、本発明に係る電気接続箱は、上記(1)〜(5)のいずれかの下カバーを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、比較的安価な金型で製造でき、多品種の接続箱本体に対しても取り付け可能な汎用性を持たせることができ、優れた放熱構造を形成でき、且つ液体の滞留を防止できる、下カバー、および該下カバーを備えた電気接続箱を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る複数の好適な実施形態を図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る下カバーの第1実施形態の斜視図、図2は、図1の下カバーが、そのカバー本体の両端部を上方に向けながら湾曲された状態を示す斜視図、図3(a)、図3(b)および図3(c)は、図1の下カバーを電気接続箱の接続箱本体の下端部に取り付ける方法を示す斜視図、図4は、図3(c)に示されるように接続箱本体に係止された下カバーの作用を説明するための斜視図、図5は、図4の側面図、図6は、本発明に係る下カバーの第2実施形態の斜視図、図7は、本発明に係る下カバーの第3実施形態の斜視図、図8は、本発明に係る下カバーの第4実施形態の斜視図、そして図9は、図8の下カバーが、そのカバー本体の両端部が上方に向かうようにヒンジ部の所で折り曲げられた状態を示す斜視図である。
(第1実施形態)
図1および図2等で示される下カバー10は、特に図4に示されるように電気部品20(リレー、ヒューズ、電子制御ユニット、等)を収容および保持する合成樹脂製の接続箱本体30に取り付け可能な合成樹脂製の部材であって、接続箱本体30とともに電気接続箱100を形成する。
下カバー10は、曲げ可能な、矩形シート状の、カバー本体11と、カバー本体11の両端部12,12にそれぞれ2つずつ形成された係合部17と、を備える。特に図3(a)、図3(b)および図3(c)に示されるように、カバー本体11は、その両端部12,12を上方に向けながら曲げられた状態で、係合部17と接続箱本体30の係止部31との係合により、接続箱本体30の下端部35に接続され、それにより、図4および図5に示されるように電気部品20に電気的に接続し且つ接続箱本体30の下端部35側へ延びる電線25を覆う。
下カバー10には、複数のスリット(即ち、細長穴)15がカバー本体11をその厚さ方向に貫通するように形成されている。複数のスリット15は、カバー本体11の両端部12,12の延長方向と交差する方向にそれぞれ延び且つ互いに平行に形成される。
図1から明らかなように、下カバー10の係合部17は、カバー本体11の両端部12,12の縁13,13それぞれからカバー本体11と略平行に突出するように該カバー本体11と一体成形されている。各係合部17の先端部には係止突起18が形成されている。
接続箱本体30の4つの係止部31は、下カバー10の係合部17の挿入を許容する中空の挿入路を有しており、また更に当該挿入路を部分的に画成する壁に、下カバー10の係合部17の挿入方向に沿って延びる片持ち状の係合アーム32を有する。従って、下カバー10の係合部17と接続箱本体30の係止部31とがそれぞれ係合したとき、係止部31の係合アーム32により係合部17の係止突起18がそれぞれ係止され、これにより下カバー10が抜け落ちることなく接続箱本体30の下端部35に保持(接続)される。
この構成の下カバー10によれば、カバー本体11がシート状で薄いので、比較的安価な金型で製造できる。それ故、下カバー10では、その材料削減による省資源化、ならびに金型の材料削減による省資源化も図ることができる。また、下カバー10によれば、図3〜図5に示される接続箱本体30に限らず、様々なサイズ(幅)や形状の接続箱本体に対しても、それら接続箱本体の係止部31を下カバー10の係合部17と係合可能な位置に設けておくだけで、カバー本体11を曲げて取り付けることができ、よって多品種の接続箱本体に対しても取り付け可能な汎用性を持つことができる。また、下カバー10によれば、接続箱本体30と、該接続箱本体30に曲げられた状態で取り付けられたカバー本体11の、係合部17が設けられていない、各端部14との間には、大きな開口が生じるので(図3(c)等参照。)、優れた放熱構造を形成でき、更にこれにより液体の滞留も防止できる。
また、下カバー10によれば、複数のスリット15がカバー本体11をその厚さ方向に貫通するように形成されており、これによりカバー本体11が高い可撓性を持って曲がり易くなるだけでなく、放熱機能ならびに液体滞留防止機能も高められる。しかも、積極的に複数のスリット15をカバー本体11に形成するので、下カバー10の材料の更なる削減ができ、よって省資源化の上で好ましい。
また、下カバー10によれば、複数のスリット15がカバー本体11の両端部12,12の延長方向と交差する方向にそれぞれ延び且つ互いに平行に形成されているので、図4および図5に示されるように、カバー本体11の上面が電線25の下面により押圧された状態で、カバー本体11が、例えば物体が載ったハンモックのように、電線25の下面に沿って容易に変形して、電線25を固定することができる。
また、下カバー10によれば、係合部17がカバー本体11の両端部12,12の縁13,13それぞれからカバー本体11と略平行に突出するように該カバー本体11と一体成形されているので、下カバー10を成形する金型を薄くできる。従って、下カバー10の製造に安価な金型を用いることができ、コストダウンを図れる。しかも、この下カバー10では、金型材料の更なる削減ができるので、省資源化の上で好ましい。
(第2実施形態)
次に、図6を参照して、本発明に係る下カバーの第2実施形態を説明する。尚、上述した下カバー10と説明が重複する構成要素や機能的に同様な構成要素等については、図6中に同一符号あるいは相当符号を付すことによって説明を簡略化あるいは省略する。また、接続箱本体への第2実施形態の取り付け方法に関する説明や、第2実施形態の作用に関する説明ついては、図3〜図5を参照するものとする。
図6の下カバー40は、電気部品20(リレー、ヒューズ、電子制御ユニット、等)を収容および保持する合成樹脂製の接続箱本体30に取り付け可能な合成樹脂製の部材であって、接続箱本体30とともに電気接続箱を形成する。
下カバー40は、曲げ可能な、矩形シート状の、カバー本体41と、カバー本体41の両端部42,42にそれぞれ2つずつ形成された係合部17と、を備える。カバー本体41は、その両端部42,42を上方に向けながら曲げられた状態で、係合部17と接続箱本体30の係止部31との係合により、接続箱本体30の下端部35に接続され、それにより、電気部品20に電気的に接続し且つ接続箱本体30の下端部35側へ延びる電線25を覆う。
下カバー40には、複数の丸穴45がカバー本体41をその厚さ方向に貫通するように形成されている。より詳細には、カバー本体41は複数の丸穴45により水玉模様が施された形態となっている。
下カバー40の係合部17は、カバー本体41の両端部42,42の縁43,43それぞれからカバー本体41と略平行に突出するように該カバー本体41と一体成形されている。各係合部17の先端部には係止突起(18)が形成されている。
この下カバー40の作用や効果については、下カバー10に関する説明から容易に類推可能であるため説明を省略する。
(第3実施形態)
次に、図7を参照して、本発明に係る下カバーの第3実施形態を説明する。尚、上述した下カバー10と説明が重複する構成要素や機能的に同様な構成要素等については、図7中に同一符号あるいは相当符号を付すことによって説明を簡略化あるいは省略する。また、接続箱本体への第3実施形態の取り付け方法に関する説明や、第3実施形態の作用に関する説明ついては、図3〜図5を参照するものとする。
図7の下カバー50は、電気部品20(リレー、ヒューズ、電子制御ユニット、等)を収容および保持する合成樹脂製の接続箱本体30に取り付け可能な合成樹脂製の部材であって、接続箱本体30とともに電気接続箱を形成する。
下カバー50は、曲げ可能な、矩形シート状の、カバー本体51と、カバー本体51の両端部52,52にそれぞれ2つずつ形成された係合部17と、を備える。カバー本体51は、その両端部52,52を上方に向けながら曲げられた状態で、係合部17と接続箱本体30の係止部31との係合により、接続箱本体30の下端部35に接続され、それにより、電気部品20に電気的に接続し且つ接続箱本体30の下端部35側へ延びる電線25を覆う。
下カバー50には、複数の矩形穴55がカバー本体51をその厚さ方向に貫通するように形成されている。より詳細には、カバー本体51は複数の矩形穴55により格子状の形態となっている。
下カバー50の係合部17は、カバー本体51の両端部52,52の縁53,53それぞれからカバー本体51と略平行に突出するように該カバー本体51と一体成形されている。各係合部17の先端部には係止突起(18)が形成されている。
この下カバー50の作用や効果については、下カバー10に関する説明から容易に類推可能であるため説明を省略する。
(第4実施形態)
次に、図8および図9を参照して、本発明に係る下カバーの第4実施形態を説明する。尚、上述した下カバー10と説明が重複する構成要素や機能的に同様な構成要素等については、図8中および図9中に同一符号あるいは相当符号を付すことによって説明を簡略化あるいは省略する。また、接続箱本体への第4実施形態の取り付け方法に関する説明や、第4実施形態の作用に関する説明ついては、図3〜図5を参照するものとする。
図8および図9の下カバー60は、電気部品20(リレー、ヒューズ、電子制御ユニット、等)を収容および保持する合成樹脂製の接続箱本体30に取り付け可能な合成樹脂製の部材であって、接続箱本体30とともに電気接続箱を形成する。
下カバー60は、曲げ可能な、矩形シート状の、カバー本体61と、カバー本体61の両端部62,62にそれぞれ2つずつ形成された係合部17と、を備える。カバー本体61は、その両端部62,62を上方に向けながら曲げられた状態で、係合部17と接続箱本体30の係止部31との係合により、接続箱本体30の下端部35に接続され、それにより、電気部品20に電気的に接続し且つ接続箱本体30の下端部35側へ延びる電線25を覆う。
この下カバー60にはカバー本体61をその厚さ方向に貫通する穴が形成されていない。その代わり、下カバー60は、更に、両端部62,62の縁63,63と略平行に延長する2つのヒンジ部65,65を有する。従って、下カバー60は、ヒンジ部65,65の所で曲げられて接続箱本体30の下端部35に取り付けられる。
下カバー60の係合部17は、カバー本体61の両端部62,62の縁63,63それぞれからカバー本体61と略平行に突出するように該カバー本体61と一体成形されている。各係合部17の先端部には係止突起18が形成されている。
この下カバー60はヒンジ部65,65をカバー本体61に備えているので、カバー本体61を曲げ易い。尚、ヒンジ部65,65は薄肉ヒンジであり、ヒンジ部65,65を含めてカバー本体61と係合部17とが一体成形されているので、下カバー60を安価に作製できる。
下カバー60に関する他の作用や効果については、下カバー10に関する説明から容易に類推可能であるため説明を省略する。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、組み合わせ、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、第1実施形態、第2実施形態、および第3実施形態では、カバー本体に穴を設けたが、当該穴を設けずともカバー本体に必要十分な可撓性があれば、穴を設けなくてもよい。また、第4実施形態のカバー本体に第1実施形態、第2実施形態、あるいは第3実施形態のような穴を設けてもよい。
また、上述の係止部の構造を上述の係合部の代わりにカバー本体に採用し、そして上述の係合部の構造を上述の係止部の代わりに接続箱本体に採用してもよい。
本発明に係る下カバーの第1実施形態の斜視図である。 図1の下カバーが、そのカバー本体の両端部を上方に向けながら湾曲された状態を示す斜視図である。 (a)、(b)および(c)は図1の下カバーを電気接続箱の接続箱本体の下端部に取り付ける方法を示す斜視図である。 図3(c)に示されるように接続箱本体に係止された下カバーの作用を説明するための斜視図である。 図4の側面図である。 本発明に係る下カバーの第2実施形態の斜視図である。 本発明に係る下カバーの第3実施形態の斜視図である。 本発明に係る下カバーの第4実施形態の斜視図である。 図8の下カバーが、そのカバー本体の両端部が上方に向かうようにヒンジ部の所で折り曲げられた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10,40,50,60:下カバー
11,41,51,61:カバー本体
12,42,52,62:両端部
13,43,53,63:縁
15:スリット(穴)
17:係合部
18:係止突起
20:電気部品
25:電線
30:接続箱本体
31:係止部
32:係合アーム
35:下端部
45:丸穴(穴)
55:矩形穴(穴)
65:ヒンジ部
100:電気接続箱

Claims (5)

  1. 電気部品を収容および保持する接続箱本体を有する電気接続箱に取り付け可能な下カバーであって、
    曲げ可能な、シート状の、カバー本体と、
    前記カバー本体の両端部それぞれに形成された係合部と、
    を備え、
    前記カバー本体が、その前記両端部を上方に向けながら曲げられた状態で、前記係合部と前記接続箱本体の係止部との係合により、前記接続箱本体の下端部に接続され、
    それにより、前記電気部品に電気的に接続し且つ前記接続箱本体の下端部側へ延びる電線を覆うことを特徴とする下カバー。
  2. 複数の穴が、前記カバー本体をその厚さ方向に貫通するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載した下カバー。
  3. 前記複数の穴が、前記カバー本体の前記両端部の延長方向と交差する方向にそれぞれ延び且つ互いに並行に形成された複数のスリットを含むことを特徴とする請求項2に記載した下カバー。
  4. 前記カバー本体が、ヒンジ部を有し、当該ヒンジ部の所で曲げられて前記接続箱本体の下端部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載した下カバー。
  5. 前記係合部が前記両端部の縁それぞれから前記カバー本体と略平行に突出するように該カバー本体と一体成形されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載した下カバー。
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