JP2010010528A - 配線回路基板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属層10上に、接着剤層41を介して高誘電率絶縁層42が形成されている。その高誘電率絶縁層42によって側面および下面が覆われるように配線パターンW1,W2が形成されている。配線パターンW1,W2の上面を覆うように、高誘電率絶縁層42上にベース絶縁層43が形成されている。ベース絶縁層43上に、接着剤層44を介してカバー絶縁層45が形成されている。高誘電率絶縁層42は、ベース絶縁層43およびカバー絶縁層45に比べて高い比誘電率を有する。
【選択図】図1
Description
(1−1)FPC基板の構造
図1は本発明の第1の実施の形態に係るFPC基板の模式的断面図である。図1に示すように、FPC基板1は、金属層10、接着剤層41、高誘電率絶縁層42、配線パターンW1,W2、ベース絶縁層43、接着剤層44およびカバー絶縁層45を有する。
FPC基板1の製造方法を説明する。図2は、第1の形態に係るFPC基板1の製造工程を示す縦断面図である。
本実施の形態に係るFPC基板1においては、配線パターンW1,W2の側面および下面(図2(e)では上面)が、高い比誘電率を有する高誘電率絶縁層42により覆われている。そのため、配線パターンW1,W2と金属層10との間の誘電率が高くなる。それにより、配線パターンW1,W2の各々と金属層10との間のキャパシタンス(静電容量)が大きくなる。その結果、配線パターンW1,W2の各々のインピーダンスが低減される。
図3は、第2の実施の形態に係るFPC基板の一部の模式的断面図である。図3のFPC基板1aについて、図1のFPC基板1と異なる点を説明する。
(3−1)FPC基板の構造
図4は、第3の実施の形態に係るFPC基板の一部の模式的断面図である。図4のFPC基板1bについて、図1のFPC基板1と異なる点を説明する。
図4のFPC基板1bの製造方法について、図2に示したFPC基板1の製造方法と異なる点を説明する。図5は、FPC基板1bの製造工程を示す縦断面図である。
本実施の係るFPC基板1bにおいては、配線パターンW1,W2の側面および下面(図5(e)では上面)が、高い比誘電率を有する高誘電率絶縁層42により覆われている。そのため、配線パターンW1,W2の各々と金属層10との間のキャパシタンスが大きくなる。それにより、配線パターンW1,W2の各々のインピーダンスが低減される。
(4−1)実施例1および実施例2
実施例1および実施例2として、図1に示したFPC基板1を作製した。なお、金属層10の材料としてアルミニウムを用い、配線パターンW1,W2の材料として銅を用い、接着剤層41,44としてエポキシ樹脂を用いた。また、ベース絶縁層43およびカバー絶縁層45の材料としてポリイミドを用い、高誘電率絶縁層42としてポリイミド樹脂にチタン酸バリウムを添加して分散させた材料を用いた。
実施例3および実施例4として、図3に示したFPC基板1aを作製した。なお、金属層10の材料としてアルミニウムを用い、配線パターンW11,W12,W13,W14の材料として銅を用い、接着剤層41,44としてエポキシ樹脂を用いた。また、ベース絶縁層43およびカバー絶縁層45の材料としてポリイミドを用い、高誘電率絶縁層42としてポリイミド樹脂にチタン酸バリウムを添加して分散させた材料を用いた。
図6は、比較例1〜3のFPC基板を示す模式的断面図である。比較例1として、図6(a)に示すFPC基板1cを作製した。図6(a)のFPC基板1cが図1のFPC基板1と異なるのは次の点である。
比較例2として、図6(b)に示すFPC基板1dを作製した。図6(b)のFPC基板1dが図1のFPC基板1と異なるのは次の点である。
比較例3として、図6(c)に示すFPC基板1eを作製した。図6(c)のFPC基板1eが図3のFPC基板1bと異なるのは次の点である。
実施例1〜4および比較例1〜3のFPC基板1,1a,1c,1d,1eにおいて、配線パターンW1,W2および配線パターンW11,W12,W13,W14の幅を所定の範囲内で変化させた場合のインピーダンス(差動インピーダンスZdiff)をシミュレーションにより算出した。図7には、シミュレーションの結果が示される。図7において、横軸は配線パターンW1,W2および配線パターンW11,W12,W13,W14のそれぞれの幅を示し、縦軸はインピーダンスを示す。
上記第1〜第3の実施の形態においては、本発明をFPC基板に適用した例を示したが、例えばハードディスクドライブ装置のアクチュエータに用いられるサスペンション基板等の他の配線回路基板に本発明を適用してもよい。
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
10 金属層
41,44,46,47 接着剤層
42 高誘電率絶縁層
43 ベース絶縁層
45 カバー絶縁層
G1,G2,W1,W2 配線パターン
Claims (5)
- 導電性を有する導電層と、
前記導電層上に形成される第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層上に形成される第1の配線パターンと、
前記第1の配線パターンを挟んで前記第1の絶縁層上に形成される第2の絶縁層とを備え、
前記第1の絶縁層の比誘電率は前記第2の絶縁層の比誘電率よりも高く、
前記導電層に対向する前記第1の配線パターンの一面および前記一面に略垂直な前記第1の配線パターンの側面が前記第1の絶縁層により覆われたことを特徴とする配線回路基板。 - 前記第1の絶縁層は、樹脂材料にチタン酸バリウムが添加された材料からなることを特徴とする請求項1記載の配線回路基板。
- 前記第1の配線パターンに間隔をおいて前記第1の絶縁層上に形成される第2の配線パターンをさらに備え、
前記導電層に対向する前記第2の配線パターンの一面および前記一面に略垂直な前記第2の配線パターンの側面が前記第1の絶縁層により覆われ、
前記第1および第2の配線パターンは信号線路対を形成することを特徴とする請求項1または2記載の配線回路基板。 - 前記第1の絶縁層の外側における前記導電層上の領域に形成される第3の絶縁層と、
前記第1および第2の配線パターンを挟むように前記第1および第2の配線パターンの外側における前記第3の絶縁層上の領域に形成される第3および第4の配線パターンとをさらに備え、
前記第3の絶縁層の比誘電率は前記第1の絶縁層の比誘電率よりも低く、
前記導電層に対向する前記第3および第4の配線パターンの一面および前記一面に略垂直な前記第3および第4の配線パターンの側面がそれぞれ前記第3の絶縁層により覆われることを特徴とする請求項3記載の配線回路基板。 - 第1の絶縁層上に配線パターンを形成する工程と、
前記配線パターンを覆うように前記第1の絶縁層上に前記第1の絶縁層より高い比誘電率を有する第2の絶縁層を形成する工程と、
前記第2の絶縁層上に導電層を積層する工程とを備えたことを特徴とする配線回路基板の製造方法。
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---|---|---|---|---|
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61131585A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-19 | 株式会社東芝 | 配線基板 |
JPH06216501A (ja) * | 1993-01-19 | 1994-08-05 | Canon Inc | プリント配線板及びプリント配線板用部材 |
JPH0774442A (ja) * | 1993-09-02 | 1995-03-17 | Nec Corp | プリント基板 |
JPH10275995A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Kyocera Corp | 伝送線路構造 |
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