JP2010010228A - 長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法 - Google Patents

長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010010228A
JP2010010228A JP2008165125A JP2008165125A JP2010010228A JP 2010010228 A JP2010010228 A JP 2010010228A JP 2008165125 A JP2008165125 A JP 2008165125A JP 2008165125 A JP2008165125 A JP 2008165125A JP 2010010228 A JP2010010228 A JP 2010010228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long material
jig
coil winding
oval
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008165125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4842999B2 (ja
Inventor
Kensuke Maeno
謙介 前野
Kaoru Hattori
薫 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP2008165125A priority Critical patent/JP4842999B2/ja
Publication of JP2010010228A publication Critical patent/JP2010010228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4842999B2 publication Critical patent/JP4842999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】少ない工程で形成できると共に完成後の製品の取出しが容易となり生産効率の向上を図れる長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法を提供する。
【解決手段】導入される平角線Wを順次折り曲げ加工し長円形形状の積層コイルを形成する長円形コイル巻線装置であり、平角線Wを支持する平角線受部材40と、長円形形状に巻線加工するコイル巻線機50と、平角線受部材40に設けられ平角線Wをコイル巻線機50に送り出す最終ガイド部材80と、を備えた構成とする。コイル巻線機50を、巻芯治具51とその周囲を180度回動して平角線Wを折り曲げ加工する成形治具61とを備えて構成し、巻芯治具51を治具本体52とその上端の巻芯フランジ部53とで構成する。そして、巻芯フランジ部53に、順次折り曲げられた平角線Wが最終ガイド部材80上に移載されるとき平角線Wの移動を許容する逃げ部54を形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法に係り、より詳しくは、断面矩形状の平角線を、その幅方向一方の側面を内側とするとともに幅方向他方の側面を外側として順次巻線加工し長円形形状のコイル部を積層形成する長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法に関する。
従来、トランスやモータ等用として、断面矩形形状の平角線を順次折り曲げて形成された角形コイルが用いられている。この角形コイルは、断面丸形状の導線である丸線のソレノイドコイルと比較して、空間の利用効率がよいうえに、大電流を流すことができ、また熱損失も少ないものであることから多用されている。
一般に、平角線をその厚み方向に折り曲げることは容易であるが、幅方向に折り曲げることは困難である。平角線を曲げ困難な幅方向に折り曲げる装置として、線材を角巻(四角)してコイルを形成するコイル成形装置が知られている。
このコイル成形装置は、治具とローラとを備えて構成され、フランジ部を有する治具の軸部周りをローラが回動することにより平角線である線材が曲げ加工され、この曲げ加工を繰り返すことにより、角筒状に積層された角巻コイルが形成されるようになっている。
上記コイル成形装置では、角巻をしてコイルを形成しているため、フォーミングの回数としては巻数×4回となる。すなわち、角巻するためには、まず、フランジとローラとの間に線材を挿通させて直線1辺分を送り出す工程、次いでローラを回動させて90°の曲げ加工を行う工程、その後ローラを初期位置に戻す工程、を4回繰り返すため、工数が多くかかると共に、曲げ回数が多くなるため、精度出しが困難である。
ところで、角巻コイルに限らず長円形形状の積層コイル(長円形コイル)も利用されることが多い。
そして、そのような長円形形状の積層コイルを形成する巻線装置も知られている(例えば特許文献1参照)。
図20に示すように、特許文献1に開示された巻線装置120は、固定ヘッド121を備え、この固定ヘッド121には回転中心軸122が一体に設けられている。回転中心軸122には長円円環状の巻枠123の中空部が嵌合され、この巻枠123は回転ヘッド124の巻枠嵌合孔に嵌合されている。
回転ヘッド124は回転中心体125を介して駆動モータ126に連結されている。したがって、回転ヘッド124は駆動モータ126の駆動により回転中心軸122回りを回転できるようになっている。
回転ヘッド124は、図20には示されていないが、回転ヘッド124の紙面直交方向の手前に配置されているシリンダの駆動により、レール127等を介して、紙面直交方向に移動できるようになっている。
固定ヘッド121の回転ヘッド124と対向する面には平角線130を送り込む溝121Aが形成され、そこから巻枠123の外周に送り込めるようになっている。そして、回転ヘッド124の回転により、平角線130が巻枠123の外周に巻回され、長円形形状のコイル131が巻枠123の外周に、かつ固定ヘッド121と回転ヘッド124との間に形成されていくように構成されている。
また、長円形形状の積層コイルを形成するために、前記角巻してコイルを形成するコイル成形装置のフランジ等を利用する巻線機が考えられる。
例えば、図21に示すように、長円形コイル巻線機135は、平角線Wを下から支持する平角線受け部材140と、この平角線受け部材140における平角線の送り方向Kの先側に設けられたコイル巻線機150と、このコイル巻線機150に平角線Wを最終的にガイドして送り込む最終ガイド部材180とを備えて構成されている。
平角線受け部材140の上面140Aは、平角線Wを載置しかつガイドする載置面となっており、この載置面上に最終ガイド部材180が設けられている。
前記長円形コイル巻線機135は、水平面内で折り曲げ加工時の曲げの中心となる巻芯治具151と、この巻芯治具151を中心として所定角度、例えば180度ずつ回動と戻りとを繰り返して平角線Wを折り曲げ加工する成形治具161とを備えて構成されている。
巻芯治具151は、治具本体152と、当該治具本体152の上端に設けられた巻芯フランジ部153とを含み形成されており、巻芯フランジ部153の裏面と平角線受け部材140の前記上面140Aとで平角線Wを挟み込んだ状態で、成形治具161を回動して折り曲げ加工するようになっている。
また、最終ガイド部材180の平角線Wの送り方向と直交する方向の側面には、折り曲げられた平角線Wの先端部WAが平角線受け部材140の上面140Aから載置面180B上に移載する際に乗り上げることができるように傾斜面180Aが形成されている。
特開2002−198245号公報
しかし、特許文献1に開示された巻線装置では、固定ヘッド121と回転ヘッド124とに互いに対向位置に、かつ逆方向に傾斜した溝121Aを形成しなくてはならず、加工が難しい。また、回転ヘッド124を回転させる構造、水平方向に移動させる構造等、構造が複雑であるという問題がある。また、長円形形状のコイルが固定ヘッド121と回転ヘッド124との間で巻枠123の外周に巻回されるため、完成した長円形形状のコイルの取出し作業が面倒で、また、取出してもすぐ次のコイルの形成に移行できない。その結果、生産効率が悪い、という問題もある。
さらに、前記図21に示した長円形コイル巻線装置135では、少ない工程で長円形コイルを形成することができるが、巻芯フランジ部153の裏面と平角線受け部材140の前記上面140Aとで平角線Wを挟み込んだ状態で折り曲げ加工され、かつ折り曲げ加工された部位が、最終ガイド部材180の傾斜面180Aから乗り上げることになる。しかし、折り曲げ加工された部位を含む平角線Wは、依然として、巻芯フランジ部153の裏面と平角線受け部材140の前記上面140Aとで挟み込まれた状態なので、そこで押えられ、これにより、傾斜面180Aから乗り上げることができない。
そのため、この構造では長円形コイルを形成することはできない。
本発明の目的は、少ない工程で形成できると共に完成後の製品の取出しが容易となり生産効率の向上を図れる長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法を提供することである。
本発明の長円形コイル巻線装置は、素材供給側から送り出される長尺素材を、その送り方向に沿った一方の側面を内側とし他方の側面を外側として内側に順次折り曲げ加工し長円形形状の積層コイルを形成する長円形コイル巻線装置であって、前記長尺素材を導入すると共に当該長尺素材を下方から支持する長尺素材受部材と、この長尺素材受部材における前記長尺素材の送り方向先側に設けられ前記長尺素材を順次折り曲げ加工するコイル巻線機と、前記長尺素材受部材に設けられ前記長尺素材が挿通するガイド溝を有すると共に前記長尺素材を最終的にガイドして前記コイル巻線機に送り出す長尺素材ガイド部材と、を備え、前記コイル巻線機を、前記長尺素材受部材に昇降自在に設けられた治具本体と当該治具本体の上端に設けられると共に前記長尺素材を前記長尺素材受部材の上面との間で挟み込む巻芯フランジ部とで形成されかつ折り曲げの中心となる巻芯治具と、前記長円形形状の積層コイルに対応するために前記長尺素材を所定寸法送る長尺素材送り機構と連係し前記長尺素材の他方の側面を前記巻芯治具側に押圧しつつ当該巻芯治具を中心として少なくとも180度回動して前記長尺素材を折り曲げ加工し前記長円形形状の積層コイルを形成する成形治具を装備した成形治具機構と、この成形治具機構を正逆方向に回動駆動させる治具機構回動手段と、を備えた構成とし、前記巻芯治具の巻芯フランジ部に、順次折り曲げられた前記長尺素材が前記長尺素材ガイド部材上に移載されるとき前記長尺素材の移動を許容する逃げ部を形成したことを特徴とする。
また、本発明の長円形コイル巻線方法は、素材供給側から導入される長尺素材を、その送り方向に沿った一方の側面を内側とし他方の側面を外側として内側に順次折り曲げ加工し長円形形状の積層コイルを形成する長円形コイル巻線方法であって、前記長尺素材の送り方向の先端部を折り曲げの中心となる巻芯治具とこの巻芯治具とで折り曲げ加工する初期位置の成形治具との間を挿通させると共に所定寸法突出させる第1の工程と、前記巻芯治具を中心として前記成形治具を初期位置から少なくとも180度回動させて前記長尺素材を折り曲げ加工し前記積層コイルの1層目となる長円形形状の初めの1/2を形成する第2の工程と、前記成形治具を前記回動した位置から前記初期位置に戻す第3の工程と、前記長尺素材を、前記巻芯治具と初期位置の成形治具との間を挿通させて前記長円形の長辺寸法分だけ送り出す第4の工程と、前記巻芯治具を中心として前記成形治具を初期位置から少なくとも180度回動させ前記長尺素材を折り曲げ加工し前記長円形形状の残りの1/2を形成して前記1層目の長円形形状を完成させる第5の工程と、前記成形治具を少なくとも180度回動した位置から前記初期位置に戻す第6の工程と、前記第4の工程と同様の動作を実行した後前記積層コイルの2段目から予め設定されている回数に達するまで前記第2の工程から第6の工程と同様の動作を順次繰り返す第7の工程と、を有することを特徴とする。
本発明の長尺素材折曲げ装置は、以上のように構成されているので、治具機構回動手段により成形治具機構を回動駆動して、巻芯治具に対して成形治具を180度正逆方向に回動させると共に、長尺素材送り機構と連係して長尺素材を長辺寸法分送り出し、かつ巻芯治具とで長尺素材を折り曲げ加工し、2回の折り曲げ加工で長円形形状の積層コイルの1層を形成することができる。その結果、少ない加工工程で長円形コイルを形成することができる。
また、巻芯治具のフランジ部に逃げ部が形成されており、順次折り曲げられた長尺素材が長尺素材ガイド部材上に移載されるとき、長尺素材の移動が許容されるので、長円形形状の積層コイルを上方に形成することができる。その結果、完成後の製品の取出しが容易となり、取出した後もすぐに次のコイル形成に移行することができ、生産効率の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る長円形コイル巻線装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3には、本実施形態の長円形コイル巻線装置(以下、簡単に巻線装置という)1が示されている。
図1は巻線装置1の全体平面図、図2は図1におけるII矢視で巻線装置1の全体側面図、図3は図1におけるIII矢視で巻線装置1の全体正面図である。
本実施形態の巻線装置1は、素材供給側Aから供給された長尺素材である断面矩形形状の平角線Wを、その長手方向一方側端部から順次折り曲げ加工し、図19に示すような長円形形状の積層コイル(以下、長円形コイルという)5を形成する装置である。
まず、図19に基づいて上記長円形コイル5を説明する。
長円形コイル5は、対向する所定長さの2本の長辺部5Aと、これらの長辺部5A同士を繋ぐ2箇所の半円部5Bとを有すると共に、所定ピッチで、かつ予め設定された高さに積層されて形成されている。
図1〜図3に戻って、巻線装置1は、架台10上に配設され素材供給側Aから供給された長尺素材である断面矩形形状の平角線Wを送り出す長尺素材送り機構である線送り機20と、この線送り機20の平角線Wの送り方向Kの先側に隣接して設けられ、当該線送り機20から供給される平角線Wを下方から支持する長尺素材受部材である平角線受部材40と、この平角線受部材40の平角線Wの送り方向Kの先側に隣接し、かつ一部が重合して設けられると共に、平角線受部材40を経由して送られてくる平角線Wの一方側端部から順次折り曲げ加工し、前記長円形コイル5を形成するコイル巻線機50と、平角線Wが挿通するガイド溝80Cを有すると共に平角線Wを最終的にガイドしてコイル巻線機50に送り出す長尺素材ガイド部材である最終ガイド部材80と、を備えて構成されている。
前記架台10は、図2に詳細を示すように、線送り機20等を取付け固定する上板11と、この上板11を支持する支持脚12とを含み構成されている。
線送り機20は、架台10の上面に固定された下側プーリ取付け本体21と、この下側プーリ取付け本体21の上面に、図中矢印Cで示すように、上下方向に昇降自在に設けられた上側プーリ取付け本体22とを備えている。
下側プーリ取付け本体21には下側プーリ23が垂直面内で回転自在に設けられ、また、上側プーリ取付け本体22には上側プーリ24が垂直面内で回転自在に設けられている。
これらのプーリ23,24は、平角線Wを挟み込むと共に、矢印B1,B2で示すように互いに反対方向に回転するようになっており、これにより、平角線Wをコイル巻線機50側に送り込むことができる。
下側プーリ取付け本体21および上側プーリ取付け本体22には、それぞれ下側プーリ23、上側プーリ24を回転駆動させる下側モータ25、上側モータ26が、取付け体27を介して略水平方向に装備されている。そして、取付け体27は、下側プーリ取付け本体21および上側プーリ取付け本体22のプーリ23,24とは反対側の背面の例えば4隅に取り付けられた支持部材28と、これらの支持部材28に固定されたモータ取付け用の取付け板29とで構成されている。
また、図2に示すように、上側プーリ取付け本体22の平角線Wの送り方向Kに沿った両端部には、当該上側プーリ取付け本体22の上下方向移動をガイドする本体ガイド軸30が上側プーリ取付け本体22を貫通して設けられている。
本体ガイド軸30は、その下端が固定プレート31を介して前記下側プーリ取付け本体21の上面に固定され、また、本体ガイド軸30の上端にはシリンダ取付け板32が取付けボルト33により取り付けられている。
シリンダ取付け板32の上面には、上側プーリ24を加圧するためのプーリ加圧シリンダ34がそのロッドが下向きとなって取付けられている。このプーリ加圧シリンダ34のロッドは、上側プーリ取付け本体22の上面に連結されており、プーリ加圧シリンダ34の駆動により上側プーリ取付け本体22が本体ガイド軸30に沿って矢印C方向に上下移動する。
上側プーリ取付け本体22には、前述のように、上側プーリ24が取り付けられているので、上側プーリ取付け本体22が上下移動することにより、上側プーリ24も上下移動することになり、これにより、上側プーリ24で平角線Wを下側プーリ23側に押し付け、上下のプーリ23,24による最適の圧力で挟み込んでの送りができるようになる。
以上のような構成の線送り機20は、図示しない制御装置により、供給側Aから導入される平角線Wを、前記コイル巻線機50に送り出す際に、最適の送り速度となるように、また、上側プーリ24で平角線Wを下側プーリ23側に押し付け、上下のプーリ23,24による最適の圧力で挟み込めるように、運転状況が適宜制御されている。
前記平角線受部材40は、前述のように、線送り機20から送り出された平角線Wを導入すると共に、その平角線Wを前記コイル巻線機50に受けわたすものである。
平角線受部材40は、前記架台10に固着される略直方体状の本体部40Aと、この本体部40Aのコイル巻線機50側の先端側一部が図6に示すように、厚さが薄く形成された先端側部40Bとで形成され、先端側部40Bの端部には外側に突出した先端突出部40Cが設けられている。このため、図2に示すように、平角線受部材40は、先端突出部40Cを含む先端側部40Bが、略L字の水平部を構成したような形状となっている。
また、図5〜7に示すように、平角線受部材40の上面41は、それぞれ高さが異なる2つの第1の上面41Aと第2の上面41Bとで形成された段差となっている。
これらの第1、第2の上面41A,41Bは、平角線受部材40の幅方向に段差を有して形成され、このうち、第1の上面41Aが、前記平角線Wを載置し、かつガイドする載置面となっている。したがって、第1の上面41Aの幅寸法は、平角線Wが余裕をもって載置される寸法に形成され、かつ平角線Wをスムーズにガイドするように平滑面に形成されている。
以上のような構成の平角線受部材40は、図1に示すように、前記架台10の上面に配設され、また、図2に示すように、架台10の上板11の裏面から取り付けボルト42によって上板11に固定されている。
前記コイル巻線機50は、図4に詳細を示すように、昇降自在な巻芯治具51と、この巻芯治具51を昇降させる治具駆動手段である昇降用シリンダ57と、前記巻芯治具51を中心として少なくとも半回転、つまり180度回動して巻芯治具51との間で前記長円形コイル5を形成する成形治具部材61を備えた成形治具機構60と、この成形治具機構60を回動駆動させる治具機構回動手段70とを備えて構成されている。
上記巻芯治具51は、略垂直に立設された丸棒状の治具本体52と、この治具本体52の上端部に当該治具本体52と一体的に形成された巻芯フランジ部53とで構成されている。また、治具本体52は前記架台10側に位置する基端側大径部52Aと、その上端に形成された先端小径部52Bとで形成されている。
また、巻芯フランジ部53は、図6,7に詳細を示すように、上記先端小径部52Bの上端に固着されると共に、前記平角線Wの一方側側面と当接し、かつ位置決めする当接面53Bを有する第1のフランジ部である位置決めフランジ53Aと、この位置決めフランジ53Aの上面に一体に設けられ、平角線Wの上面を押える第2のフランジ部である押えフランジ53Cとで形成されている。
ここで、巻芯フランジ部53は、前述のように、前記巻芯治具51と共に昇降用シリンダ57の駆動により昇降自在になっており、図7に仮想線で示すように、上昇したとき平角線Wの挿通を容易とし、下降したとき平角線Wを折曲げ加工するようになっている。
そのため、巻芯フランジ部53の位置決めフランジ53Aの裏面は、巻芯フランジ部53が下降したとき、前記平角線受部材40の第1の上面41Aと同じ高さになるように設定されている。
平角線受部材40の第1の上面41Aは、図5等に示すように、前記コイル巻線機50の巻芯治具51の手前まで延びており、この巻芯治具51には、上面が上記第1の上面41Aと同じ高さとなったスペーサ部材55が設けられている。したがって、第1の上面41Aを送られてきた平角線Wは、第1の上面41Aの先端部からスペーサ部材55の上面に乗り移ることになる。
そして、スペーサ部材55に乗り移った平角線Wは、折り曲げ加工がすすむにつれて、前記第2の上面41Bに接触することなく、スペーサ部材55から最終ガイド部材80の傾斜面80Aを経由して載置面80Bに移載される。
また、スペーサ部材55は、図示しないキャップボルト等により前記平角線受部材40の先端突出部40Cに固定されている。
なお、スペーサ部材55をキャップボルト等により先端突出部40Cに固定させず、前記先端小径部52Bに嵌合させて取り付けてもよい。
そして、このような構成の巻芯治具51は、図4に示すように、先端突出部40Cと、架台10に固定された昇降用シリンダ57のロッド57Aとにわたって設けられている。
図5,9等に詳細を示すように、前記巻芯フランジ部53の押えフランジ53Cには逃げ部54が形成されている。
すなわち、押えフランジ53Cの逃げ部54は、平角線Wの2回目の折り曲げ加工が開始され、その巻始め先端部WAが、前記最終ガイド部材80の傾斜面80Aを経由して載置面80B上に乗り上げる際に、折り曲げられた長円形コイル5の上記巻始め先端部WAの移動を許容できるように形成したものである。これにより、どこにも干渉しないで長円形コイル5の巻始め先端部WAが傾斜面80Aを経由して載置面80B上に乗り上げることができる。
ここで、まず、逃げ部54と関連する最終ガイド部材80について説明する。
図1,5等に示すように、最終ガイド部材80は、平角線受部材40の第1の上面41Aを送られてきた平角線Wを最終的にガイドし、正しい姿勢で正確に前記コイル巻線機50に受けわたしするために設けられたものである。
この最終ガイド部材80は平面矩形形状とされ、図8に示すように、一方側端部に突起部80Dが形成された板状部材で形成され、裏面の一部には、平角線Wが挿通するガイド溝80Cが形成されている。そして、このガイド溝80Cは、最終ガイド部材80の長さ方向全長にわたって、かつ平角線Wが余裕をもって挿通できる角溝に形成されている。
最終ガイド部材80の上面は、平角線Wの2度目の折り曲げ加工が行われたとき、平角線Wの巻始め先端部WAが乗り上げ、また、それ以後の折り曲げ加工により積層される長円コイルを載置する載置面80Bとなっている。
この載置面80Bの上面高さは、前記巻芯フランジ部53が上昇しその押えフランジ53Cが最大限上昇位置にあるときの上面高さより少なくとも高くなっている。
また、最終ガイド部材80において平角線Wの巻始め先端部WAの乗り上げ側には、平角線受部材40の第1上面41Aと等しい高さ、つまり前記スペーサ部材55の上面から上記載置面80Bに至る傾斜面80Aが形成されている。
したがって、平角線Wの折り曲げ加工が開始され、巻始め先端部WAが平角線受部材40の上面40Aを経由して、最終ガイド部材80の載置面80Bに至るとき、図9〜図12に示すように、まず、巻始め先端部WAが傾斜面80Aの下部に突き当たるが、折り曲げ加工が続行することに伴い、傾斜面80Aの傾斜に沿って上方に移動し、傾斜面80Aを越したとき巻始め先端部WAは載置面80Bに乗り上げることになる。
また、最終ガイド部材80の傾斜面80Aの裏側には、最終ガイド部材80の長さ方向全長にわたって嵌合突起部80Dが形成され、この嵌合突起部80Dは、平角線受部材40の第2の上面41Bに平角線Wの送り方向Kに沿って形成された嵌合溝41Cと嵌合するようになっている。
さらに、最終ガイド部材80は、傾斜面80Aの反対側端部が取り付けビス81によって平角線受部材40の第1の上面41Aに取り付けられている。このように、最終ガイド部材80は、一端が取り付けビス81で固定され、他端が嵌合突起部80Dと嵌合溝41Cとの嵌合により固定されているので、確実にかつ正確に位置決めでき、これにより、平角線Wをより正確にコイル巻線機50に送り込むことができる。
なお、最終ガイド部材80における傾斜面80Aのコイル巻線機50側の端部は、図5に示すように、前記スペーサ部材55の外周から素材供給側Aに離れた位置で、かつスペーサ部材55の外周に沿った形状に切り欠かれた形状となっている。
以上のような構成の最終ガイド部材80と、前記巻芯フランジ部53の押えフランジ53Cの逃げ部54との関係を、図9,10の原理図を参照して説明する。
逃げ部54は、平角線Wの巻始め先端部WAが、前記位置決めフランジ53Aの当接面53Bおよび押えフランジ53Cの外周から離れて平角線ガイド部材80の傾斜面80Aに乗り上げる領域で、巻始め先端部WAと干渉する部位を切り欠いて形成された第1の逃げ部54Aと、平角線Wの巻始め先端部WAが傾斜面80Aを経由してコイル載置面80B上に移載され、かつ平角線Wの送り方向Kと直交状態となる領域で、巻始め先端部WAが干渉する部位を切り欠いて形成された第2の逃げ部54Bとで構成されている。
具体的には、第1の逃げ部54Aは、位置決めフランジ53Aおよび押えフランジ53Cに平角線Wの送り方向Kと平行に切り欠かれた切り欠き部で形成され、第2の逃げ部54Bは、位置決めフランジ53Aおよび押えフランジ53Cに第1の逃げ部54Aと一端が接すると共に平角線Wの送り方向に直交して切り欠かれた切り欠き部で形成されている。
第1の逃げ部54Aが以上に説明したように形成されているので、図9に示すように、長円形コイル5を形成するために2回目の折曲げ加工に移行し、図11に仮想線で示すように、平角線Wの巻始め先端部WAが最終ガイド部材80の傾斜面80Aに到達した後、その傾斜面80Aに沿って移動を開始するときスムーズに移動できる。
ここで、仮に、押えフランジ53Cが全周に形成されている場合、2回目の折曲げ加工が開始され、平角線Wの巻始め先端部WAが傾斜面80Aに到達し、その傾斜面80Aに沿って移動しようとしても、押えフランジ53Cに、平角線Wの巻始め先端部WAおよびそれに続く長円形コイル5の長辺部が押えられるため、押えフランジ53Cが邪魔となって、傾斜面80Aに沿って移動ができなくなる。
この場合、押えフランジ53Cの邪魔となっている部位を切り欠いてやれば、先端部WAを含み長円形コイル5が傾斜面80Aに乗り上げることができる。そこで、前述のように、押えフランジ53Cの一部を平角線Wの送り方向Kから離れた部位で、かつ平角線Wの送り方向Kと平行に切り欠いて第1の逃げ部54Aを形成したものである。ここで、第1の逃げ部54Aは、位置決めフランジ53Aの当接面53Bに外接している。
前記第2の逃げ部54Bは、前述のように形成されているので、図10に示すように、長円形コイル5を形成するために2回目の折曲げ加工に突入し、平角線Wの巻始め先端部WAが最終ガイド部材80の傾斜面80Aを乗り越え、最終ガイド部材80の載置面80B上に載置されるとき、図11に仮想線で示すように、スムーズに移動できる。
ここで、仮に、押えフランジ53Cに第1の逃げ部54Aのみが形成されている場合、2回目の折曲げ加工が開始され、平角線Wの巻始め先端部WAが傾斜面80Aに到達し、その傾斜面80Aを乗り上げて載置面80B上に移動しようとしても、押えフランジ53Cにおける第1の逃げ部54A以外の部位に、傾斜面80Aを乗り上げた平角線Wの巻始め先端部WAおよびそれに続く長円形コイル5の長辺部が押えられるため、押えフランジ53Cにおける第1の逃げ部54A以外の部位が邪魔となって、傾斜面80Aから載置面80B上に移動することができなくなる。
この場合、押えフランジ部53Cの邪魔となっている部位を切り欠いてやれば、先端部WAを含み長円形コイル5が傾斜面80Aから載置面80B上に移動することができる。
そこで、前述のように、押えフランジ53Cの一部を、平角線Wの巻始め先端部WAおよびそれに続く長円形コイル5の長辺部が平角線Wの送り方向Kと直交する位置に移動してきたとき、その巻始め先端部WA等から離れる方向で、かつ巻始め先端部WA等と平行に切り欠いて前記第2の逃げ部54Bを形成したものである。ここで、第2の逃げ部54Bも位置決めフランジ53Aの当接面53Bに外接している。
図4に戻って、前記昇降用シリンダ57は、前述のように治具本体52を昇降自在に駆動させるものであり、治具本体52の基端大径部52Aの下端に接続されている。
この昇降用シリンダ57は、前述のように架台10に取り付けられている。また、治具本体52は、昇降用シリンダ57と対向してその上方に設けられた筒状支持部材58に昇降自在に支持されている。
筒状支持部材58の下端部中心には上方に向けて凹んだ所定径の凹部58Aが形成されている。この凹部58Aには前記昇降用シリンダ57のロッド57Aが収容可能とされ、かつ凹部58Aの深さは巻芯治具51の昇降、つまり昇降用シリンダ57のロッド57Aの上下移動を許容できる寸法となっている。
筒状支持部材58は、その最下端の突出部58Bが前記架台10にあけられた取り付け穴に嵌合されると共に、上記突出部58Bに連続する下部固定部58Cを取り付けボルト59によって架台10に取り付け固定されている。
筒状支持部材58は下部固定部58Cを除いて上下方向に3段に形成され、最上部が小径軸部58D、中間部が中径軸部58E、そして最下部が大径軸部58Fに形成されている。
筒状支持部材58の上記小径軸部58Dは、前記平角線受部材40の先端突出部40Cによって支持されている。
前記成形治具機構60は、図4,5等に示すように、平角線Wの幅方向他方側端面と当接する成形治具部材61を備えている。
この成形治具部材61は、上部の一部が平角線Wを挟み込む部位を有する先端部となった略角柱状に形成され、取り付けボルト62によって略ドーナツ形状の治具取付け台63に装備されている。
成形治具部材61は、平角線Wを挟んで巻芯治具51の反対側、かつ平角線Wの送り方向Kと直交する巻芯治具51の中心より先側に配設されている。
成形治具部材61の平角線Wと当接する先端部の厚さ寸法は、図7に示すように、平角線Wの厚さ寸法より大きな寸法に設定され、平角線Wと当接する先端面にガイド凹部61Aが形成されている。このガイド凹部61Aは、平角線Wを収容すると共にガイドにもなる。
上記治具取付け台63は、図4に示すように、前記筒状支持部材58の中径部58Eの外周を囲んで配置され、取り付けボルト64によって、従動プーリ65の上面に取り付け、固定されている。
この従動プーリ65は、軸受67を介して筒状支持部材58の中径軸部58Eに回動自在に装着されている。
そのため、治具取付け台63および従動プーリ65が一体となって、平面内で平角線Wの折り曲げ方向に、少なくとも180度回動することで、治具取付け台63に装備されている前記成形治具部材61を180度回動させ、これにより、2回の回動で長円形コイル5の1層を形成することができる。
そして、ここにおいて、前記成形治具部材61、治具取付け台63および従動プーリ65を含んで前記成形治具機構60が構成されている。
前記治具機構回動手段70は、上記成形治具機構60を少なくとも180度回動させるものであり、図1,3等に示すように、上記従動プーリ65と、当該従動プーリ65から離れた位置に配設された駆動プーリ71と、これらの従動プーリ65と駆動プーリ71とに架けわたされ当該駆動プーリ71の回転を従動プーリ65に伝達するベルト72とを備え、平面内で回動駆動するように構成されている。
駆動プーリ71は、成形治具機構60に対して平角線Wの送り方向Kと直交する方向、かつ平角線Wを挟んで前記平角線受部材40とは反対側に配設されている。この駆動プーリ71は、図3に示すように、支持台73に下方に向けて取り付けられた回転駆動モータ74の主軸に連結されている。また、支持台73は、支持部材75を介して前記架台10に取り付けられている。
したがって、回転駆動モータ74を駆動させることによって、駆動プーリ71および従動プーリ65が回動し、従動プーリ65と一体になった治具取付け台63を所定方向に回動させることができ、ひいては成形治具部材61を、図1に示すように、矢印R方向に少なくとも180度正逆回動駆動させ、これにより、平角線Wの折曲げ加工を行うことができる。
そして、以上の従動プーリ65、ベルト72、駆動プーリ71および駆動モータ74を含み前記治具機構回動手段70が構成されている。
次に、以上のような構成の巻線装置1による長円形コイル5の形成方法を、図12のフローチャートに基づいて、図13〜図18を参照にしながら説明する。
まず、図12に示すように、長円形コイル5の形成がスタートする。
第1の工程(ST1)では、図13に示すように、線送り機20等の供給側から送られてきた平角線Wの送り方向Kの先端、つまり折り曲げ側先端部WAが、巻芯治具51と成形治具部材61とを結ぶ線の位置から所定寸法突出するように、線送りする。
この際、昇降用シリンダ57の駆動により巻芯治具51を最大限上昇させ、平角線Wの線送りが容易になるようにしておく。
次に、図12に示す第2の工程(ST2)として、昇降用シリンダ57の駆動により治具本体52を下降させて巻芯フランジ部53で平角線Wを平角線受部材40に押し付ける。
そして、その状態で、治具機構回動手段70の駆動モータ74を駆動させて治具取付け台63、ひいては成形治具部材61を、図14に示すように、矢印R方向に180度回動し、平角線Wを折り曲げ加工する。
この際、平角線Wは、巻芯フランジ部53の位置決めフランジ53Aの当接面53B外周に沿って巻かれ、これにより長円形コイル5の半円部5Bが形成される。
図12に示す第3の工程(ST3)として、図15に示すように、駆動モータ74を逆駆動させて成形治具部材61を矢印R方向に180度回動させて初期位置に戻した後、図12に示す第4の工程(ST4)として、前記第1の工程と同様に長円形コイル5の長辺分だけ線送りする。
図12に示す第5の工程(ST5)として、図16に示すように、前記第2の工程と同様に、駆動モータ74を駆動させて成形治具部材61を矢印R方向に180度回動して2回目の折り曲げ加工を実施する。
2回目の折り曲げ加工が開始されると、半分形成された状態の長円形コイル5が図15の状態から徐々に回動し、平角線Wの折り曲げ側先端部WAが、図16に示すように、平角線受け部材40の上面40Aから最終ガイド部材80の傾斜面80Aに沿って乗り上げる。この際、巻芯フランジ部53の押えフランジ53Cに第1の逃げ部54Aが形成されているので、先に巻回された平角線Wの折り曲げ側先端部WAを含む部位が押えフランジ53Cに干渉せずに傾斜面80Aに乗り上げる。
成形治具部材61がさらに回動し、初期位置から90度の位置に達したとき、図17に示すように、平角線Wの送り方向先端部WAが最終ガイド部材80の傾斜面80Aを乗り越えて最終ガイド部材80の載置面80Bに達する。
この際、巻芯フランジ部53の押えフランジ53Cに第2の逃げ部54Bが形成されているので、先に巻回された平角線Wの送り方向Kの先端部WAを含む部位が押えフランジ53Cに干渉せずに傾斜面80Aから載置面80Bに乗り上げる。
成形治具部材61をさらに回動し、図18に示すように、2回目の折り曲げ加工を完成させるため180度回動させたとき、1回目に折り曲げ加工された長円形コイル5の平角線Wの折り曲げ側先端部WAを含む長辺部が、最終ガイド部材80の載置面80B上に載置された状態で回動することになる。
そして、このとき、1回目の折り曲げ加工により形成され、かつ載置面80B上に載置された長辺部と、2回目に折り曲げ加工され巻芯治具51の巻芯フランジ部53内にある部位との間で1ピッチ分の傾斜となっている。そのため、折り曲げ加工が繰り返されることにより、積層状の長円形コイル5が形成されることになる。
図12に示す第6の工程(ST6)として、第3の工程と同様に、駆動モータ74を逆駆動させて治具取付け台63、ひいては成形治具部材61を矢印R方向に180度回動して初期位置に戻す。
図12に示す第7の工程(ST7)として、前記第3の工程〜第5の工程を予め設定された回数分繰り返し、長円形コイル5を完成させる。
以上のような本第1実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)治具機構回動手段70により成形治具機構60を回動駆動して、巻芯治具51に対して成形治具61を180度正逆方向に回動させると共に、線送り機20と連係して平角線Wを長辺寸法分送り出し、かつ巻芯治具51とで平角線Wを折り曲げ加工し、2回の折り曲げ加工で長円形コイル5の1層を形成することができる。その結果、少ない加工工程で長円形コイル5を形成することができる。
(2)巻芯治具51の巻芯フランジ部53に逃げ部54が形成されており、順次折り曲げられた平角線Wが最終ガイド部材80上に移載されるとき、逃げ部54で平角線Wの移動が許容されるので、長円形コイル5を上方に形成することができる。その結果、完成後の製品の取出しが容易となり、取出した後もすぐに次のコイル形成に移行することができ、生産効率の向上を図ることができる。
(3)最終ガイド部材80が、平角線Wの送り方向Kにおけるコイル巻線機50の直前に配設されているので、正常な姿勢でかつ正確に送り出すことができる。
(4)最終ガイド部材80に、平角線Wを最終的にガイドするガイド溝80Cと、順次折り曲げ加工される平角線Wの折り曲げ側先端部WAが乗り上げる傾斜面80Aと、この傾斜面80Aとに沿って移動した先端部WAおよびそれに続く長辺部を載置するコイル載置面80Bが形成されており、一つの部材を多目的に活用することができ、また、省部材化および省スペース化を図ることができる。
(5)最終ガイド部材80は、その傾斜面80Aの裏面の嵌合突起部80Dが平角線受け部材40の上面40Aの嵌合溝41Cに嵌合し、他方側端部が止めビス81で固定されているので、確実に固定することができ、これにより、平角線Wをより正確にコイル巻線機50に送り込むことができる。
(6)平角線Wが順次折り曲げ加工され、コイル載置面80B上に順次載置される際、コイル載置面80Bの高さが巻芯フランジ部53の押えフランジ53Cの上面高さより高くなっているので、平角線Wが位置決めフランジ53Cに干渉することがなく、これにより、スムーズに積層コイル5を形成することができる。
(7)平角線受部材40の上面41が、高さの異なる第1の上面41Aと第2の上面41Bとで形成され、第1の上面41Aは、コイル巻線機50の巻芯治具51の手前まで延びているが、その先の巻芯治具51には、上面が第1の上面41Aと同じ高さとなったスペーサ部材55が設けられている。したがって、第1の上面41Aを送られてきた平角線Wは、第1の上面41Aの先端部からスペーサ部材55の上面に乗り移ることになり、第2の上面41Bを滑らない。その結果、平角線Wのエナメル等の表面処理部が剥がれることがなく、高品質の製品を得ることができる。
(8)巻芯治具51の治具本体52が筒状支持部材58によって昇降自在にガイドかつ支持されているので、安定した昇降が可能となり、巻芯フランジ部53を上昇させて平角線Wを容易に導入できると共に、巻芯フランジ部53を下降させて平角線Wを容易に折り曲げることができ、これにより、平角線Wの確実な折り曲げ加工を実施することができる。
(9)成形治具部材61は細長の扁平角材状に形成されているので、平角線Wを折り曲げる際、平角線Wと当接する先端面が平角線Wに沿って滑るように移動する。そのため、折り曲げの痕跡が残らず、概観上も優れた製品を得ることができる。その上、成形治具部材61 の厚さ寸法が、平角線Wの厚さ寸法より大きな寸法に設定されると共に成形治具部材61 の先端面に、平角線Wを収容しかつ折り曲げの際のガイドにもなるガイド凹部61Aが形成されているので、より確実に折り曲げ加工ができる。
(10)平角線Wの送り方向Kのコイル巻線機50および平角線受け部材40の素材供給側Aには、線送り機20が配設されており、この線送り機20により、平角線Wが送り速度等を調整されてコイル巻線機50に送り込まれる。その結果、コイル巻線機50に安定した平角線Wの供給が可能となり、バランスのとれた長円コイルを形成することができる。
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、長尺素材として断面矩形形状の平角線を使用したが、これに限らない。本発明では断面丸形状の線材にも適用できる。
また、前記各実施形態では、治具機構回動手段70は、駆動プーリ71、ベルト72および駆動モータ74を含み構成されているが、これに限らない。例えば歯車機構を用いてもよい。この場合、従動プーリ65に換えて外歯が形成された歯車を用いることが必要である。
本発明は、例えば長尺の平角線の端部から順次巻線加工して積層状の長円形コイルを形成する際に利用することができる。
本発明に係る長円形コイル巻線装置の一実施形態を示す全体平面図である。 図1におけるII矢視図で上記長円形コイル巻線装置の側面図である。 図1におけるIII矢視図で上記長円形コイル巻線装置の正面図である。 前記実施形態の巻芯治具および成形治具等を示す縦断面図である。 図4におけるV矢視図である。 図5におけるVI−VI線に沿った縦断面図である。 図5におけるVII矢視図で一部を断面した図である。 図5におけるVIII矢視図である。 前記実施形態の長円形コイル巻線装置により長円形コイルが形成される途中を表す原理図である。 図9の状態から折り曲げ加工が進んだ状態を表す原理図である。 前記実施形態の長円形コイル形成時に平角線の先端部WAが載置面上に移載される状態を示す図である。 前記実施形態の長円形コイル巻線装置による長円形コイルの形成方法を示すフローチャートである。 前記実施形態の長尺素材折曲げ装置により長円形コイルを形成する第1の工程を示す図である。 前記実施形態の長尺素材折曲げ装置により長円形コイルを形成する第2の工程を示す図である。 前記実施形態の長尺素材折曲げ装置により長円形コイルを形成する第3および第4の工程を示す図である。 前記実施形態の長尺素材折曲げ装置により長円形コイルを形成する第5の工程で平角線の先端部が傾斜面に乗り上げる際の状態を示す図である。 前記実施形態の長尺素材折曲げ装置により長円形コイルを形成する第5の工程で平角線の先端部WAが載置面上に移載された状態を示す図である。 前記実施形態の長尺素材折曲げ装置により長円形コイルを形成する第5の工程で2回目の折り曲げ加工が終了した状態を示す図である。 前記実施形態の長円形コイル巻線装置で形成される長円形コイルを示す全体斜視図である。 本発明の第2の従来例の巻線装置を示す縦断面図である。 本発明の第3の従来例のコイル巻線機を示す概略平面図である。
符号の説明
1 長円形コイル巻線装置
5 長円形コイル
20 長尺素材送り機構である線送り機
40 長尺素材受部材である平角線受部材
41A 第1の上面
41B 第2の上面
50 コイル巻線機
51 巻芯治具
52 治具本体
53 巻芯フランジ部
53A 第1のフランジ部である位置決めフランジ
53C 第2のフランジ部である押えフランジ
54 逃げ部
54A 第1の逃げ部
54B 第2の逃げ部
55 スペーサ部材
57 昇降用シリンダ
58 筒状支持部材
60 成形治具機構
61 成形治具部材
63 治具取付け台
65 従動プーリ
70 治具機構回動手段
71 駆動プーリ
72 ベルト
80 長尺素材ガイド部材である最終ガイド部材
80A 傾斜面
80B コイル載置面
80C ガイド溝
W 長尺部材である平角線
WA 折り曲げ先端部

Claims (13)

  1. 素材供給側から送り出される長尺素材を、その送り方向に沿った一方の側面を内側とし他方の側面を外側として内側に順次折り曲げ加工し長円形形状の積層コイルを形成する長円形コイル巻線装置であって、
    前記長尺素材を導入すると共に当該長尺素材を下方から支持する長尺素材受部材と、この長尺素材受部材における前記長尺素材の送り方向先側に設けられ前記長尺素材を順次折り曲げ加工するコイル巻線機と、前記長尺素材受部材に設けられ前記長尺素材が挿通するガイド溝を有すると共に前記長尺素材を最終的にガイドして前記コイル巻線機に送り出す長尺素材ガイド部材と、を備え、
    前記コイル巻線機を、
    前記長尺素材受部材に昇降自在に設けられた治具本体と当該治具本体の上端に設けられると共に前記長尺素材を前記長尺素材受部材の上面との間で挟み込む巻芯フランジ部とで形成されかつ折り曲げの中心となる巻芯治具と、前記長円形形状の積層コイルに対応するために前記長尺素材を所定寸法送る長尺素材送り機構と連係し前記長尺素材の他方の側面を前記巻芯治具側に押圧しつつ当該巻芯治具を中心として少なくとも180度回動して前記長尺素材を折り曲げ加工し前記長円形形状の積層コイルを形成する成形治具を装備した成形治具機構と、この成形治具機構を正逆方向に回動駆動させる治具機構回動手段と、を備えた構成とし、
    前記巻芯治具の巻芯フランジ部に、順次折り曲げられた前記長尺素材が前記長尺素材ガイド部材上に移載されるとき前記長尺素材の移動を許容する逃げ部を形成したことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  2. 前記請求項1に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記長尺素材ガイド部材の上面を前記長円形形状の積層コイルを載置するコイル載置面とすると共に、前記長尺素材ガイド部材の側端面を、折り曲げられた前記長尺素材の巻始め先端部が乗り上げて前記コイル載置面に至る傾斜面に形成したことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  3. 前記請求項2に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記長尺素材ガイド部材の前記コイル載置面の高さを少なくとも前記巻芯治具の巻芯フランジ部の高さより高く形成したことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  4. 前記請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記巻芯フランジ部を、
    前記治具本体の上端に固着され前記長尺素材の前記一方の側面をガイドしかつ位置決めする第1のフランジ部と、
    この第1のフランジ部の上面に設けられ前記長尺素材を前記長尺素材受部材との間で上下に挟み込む第2のフランジ部と、で構成したことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  5. 前記請求項4に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記フランジ部の逃げ部を前記第2のフランジ部に形成すると共に、この第2のフランジ部に形成された逃げ部を、
    前記長尺素材の巻始め先端部が前記第2のフランジ部の外周から離れて前記長尺素材ガイド部材の傾斜面に乗り上げる領域で前記巻始め先端部と干渉する部位を切り欠いて形成された第1の逃げ部と、
    前記長尺素材の巻始め先端部が前記傾斜面を経由して前記コイル載置面上に移載されかつ前記長尺素材の送り方向と直交状態となる領域で前記巻始め先端部が干渉する部位を切り欠いて形成された第2の逃げ部と、で構成したことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  6. 前記請求項5に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記第1の逃げ部を、前記第1のフランジ部および第2のフランジ部に前記長尺素材の送り方向と平行に切り欠かれた切り欠き部で形成し、
    前記第2の逃げ部を、前記第1のフランジ部および第2のフランジ部に前記第1の逃げ部と一端が接すると共に前記長尺素材の送り方向に直交して切り欠かれた切り欠き部で形成したことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  7. 前記請求項1ないし請求項6のいずれか一に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記巻芯治具の治具本体を昇降自在にガイドするガイド筒部材を備えたことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  8. 前記請求項7に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記ガイド筒部材の下方に設けられると共に前記巻芯治具と連結しかつ当該巻芯治具を昇降駆動させる巻芯治具駆動手段を備えていることを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  9. 前記請求項7または請求項8に記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記長尺素材受部材の上面を、
    前記長尺素材を載置しかつ当該長尺素材の送り方向に移動させると共に前記巻芯治具の長尺素材の送り方向手前まで延出させた第1の上面と、この第1の上面より高さが低く形成された第2の上面と、で形成すると共に、この第2の上面に小径の突出治具部に装備させて前記第1の上面と同じ高さとなり前記長尺素材を載置するスペーサ部材を設けたことを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  10. 前記請求項1ないし請求項9のいずれか一つに記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記長尺素材受部材の前記長尺素材の供給側手前に配設されると共に前記長尺素材の供給側から供給される前記長尺素材を前記コイル巻線機に送り出す線送り機を備えていることを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  11. 前記請求項1ないし請求項10のいずれか一つに記載の長円形コイル巻線装置において、
    前記長尺素材が断面矩形形状の平角線であることを特徴とする長円形コイル巻線装置。
  12. 素材供給側から導入される長尺素材を、その送り方向に沿った一方の側面を内側とし他方の側面を外側として内側に順次折り曲げ加工し長円形形状の積層コイルを形成する長円形コイル巻線方法であって、
    前記長尺素材の送り方向の先端部を折り曲げの中心となる巻芯治具とこの巻芯治具とで折り曲げ加工する初期位置の成形治具との間を挿通させると共に所定寸法突出させる第1の工程と、
    前記巻芯治具を中心として前記成形治具を初期位置から少なくとも180度回動させて前記長尺素材を折り曲げ加工し前記積層コイルの1層目となる長円形形状の初めの1/2を形成する第2の工程と、
    前記成形治具を前記回動した位置から前記初期位置に戻す第3の工程と、
    前記長尺素材を、前記巻芯治具と初期位置の成形治具との間を挿通させて前記長円形の長辺寸法分だけ送り出す第4の工程と、
    前記巻芯治具を中心として前記成形治具を初期位置から少なくとも180度回動させ前記長尺素材を折り曲げ加工し前記長円形形状の残りの1/2を形成して前記1層目の長円形形状を完成させる第5の工程と、
    前記成形治具を少なくとも180度回動した位置から前記初期位置に戻す第6の工程と、
    前記第4の工程と同様の動作を実行した後前記積層コイルの2段目から予め設定されている回数に達するまで前記第2の工程から第6の工程と同様の動作を順次繰り返す第7の工程と、を有することを特徴とする長円形コイル巻線方法。
  13. 前記請求項12に記載の長円形コイル巻線方法において、
    前記第1の工程を実行する際は前記素材供給側から導入される長尺素材をガイドすると共に前記積層コイルを載置する載置面を有する長尺素材受部材を経由させる長尺素材ガイド工程を有し、
    前記第5の工程では、前記長円形形状の残りの1/2を形成する際前記長円形形状の初めの1/2を折り曲げ加工高さ位置から前記長尺素材受部材の載置面に移載させるコイル移載工程を有することを特徴とする長円形コイル巻線方法。
JP2008165125A 2008-06-24 2008-06-24 長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法 Active JP4842999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165125A JP4842999B2 (ja) 2008-06-24 2008-06-24 長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165125A JP4842999B2 (ja) 2008-06-24 2008-06-24 長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010010228A true JP2010010228A (ja) 2010-01-14
JP4842999B2 JP4842999B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=41590398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008165125A Active JP4842999B2 (ja) 2008-06-24 2008-06-24 長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4842999B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061099A (ja) * 2009-09-12 2011-03-24 Nittoku Eng Co Ltd 角線の巻線装置及びエッジワイズコイルの巻線方法
JP2013004873A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Denso Corp エッジワイズコイルの巻線装置および巻線方法
JP2016076659A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 Dowaメタルテック株式会社 エッジワイズコイルおよびその製造方法
CN108806970A (zh) * 2018-08-10 2018-11-13 山东中际智能装备有限公司 绕线模同心绕线自动转换装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62276813A (ja) * 1986-05-24 1987-12-01 Kanazawa Kinzoku Kogyo Kk 異形空芯コイルの巻線方法及び装置
JP2003181579A (ja) * 2001-12-19 2003-07-02 Togo Seisakusho Corp コイル成形装置
JP2008126261A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Tamura Seisakusho Co Ltd 平角線折り曲げ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62276813A (ja) * 1986-05-24 1987-12-01 Kanazawa Kinzoku Kogyo Kk 異形空芯コイルの巻線方法及び装置
JP2003181579A (ja) * 2001-12-19 2003-07-02 Togo Seisakusho Corp コイル成形装置
JP2008126261A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Tamura Seisakusho Co Ltd 平角線折り曲げ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061099A (ja) * 2009-09-12 2011-03-24 Nittoku Eng Co Ltd 角線の巻線装置及びエッジワイズコイルの巻線方法
JP2013004873A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Denso Corp エッジワイズコイルの巻線装置および巻線方法
JP2016076659A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 Dowaメタルテック株式会社 エッジワイズコイルおよびその製造方法
CN108806970A (zh) * 2018-08-10 2018-11-13 山东中际智能装备有限公司 绕线模同心绕线自动转换装置
CN108806970B (zh) * 2018-08-10 2023-09-22 山东中际智能装备有限公司 绕线模同心绕线自动转换装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4842999B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4960759B2 (ja) 平角線の連結コイル巻線装置
JP4278700B1 (ja) エッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置
KR100974406B1 (ko) 권선 장치
JP5995354B2 (ja) エッジワイズコイルの巻線装置及びその巻線方法
US8490280B2 (en) Winding device
JP4842999B2 (ja) 長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法
US7610787B2 (en) Spring manufacturing apparatus and control method thereof
CN1930645A (zh) 自动化制造用机器
JP2008211899A (ja) 多極電機子の巻線装置及び巻線方法
US6855284B2 (en) Process for bending a workpiece
JP4778389B2 (ja) コイル巻線方法および装置
JP2008126261A (ja) 平角線折り曲げ装置
JP2008161922A (ja) フィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置
JP2009262210A (ja) 長尺素材折曲げ装置および長尺素材折り曲げ方法
JP2011036874A (ja) 曲げ加工装置
JP2014018842A (ja) ワイヤ曲げ方法および装置
JP2004328844A (ja) 回転電機の整列巻線装置及び巻線方法
JP2017164873A (ja) ワイヤ加工システム及びワイヤ加工方法
TWI654038B (zh) 螺旋彈簧捲繞設備及捲繞螺旋彈簧之方法
JP4949958B2 (ja) スパイラルスプリングの製造方法及び装置
JP2003164123A (ja) 巻線方法及び巻線装置
JP7075333B2 (ja) コイル成形方法及びコイル成形装置
JPH11312620A (ja) 巻線装置
JP2000116076A (ja) 自動巻線機
US20190214893A1 (en) Wire outlet nozzle arrangement

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4842999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3