JP2008161922A - フィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置 - Google Patents

フィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィン付き蛇行チューブの変形や振動を防止して曲げ加工動作をより安定させることができるフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工手段の提供。
【解決手段】1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時、1段目のフィン付き蛇行チューブを曲げロール部2を支点に下方に回動させて昇降式テーブル4で傾斜保持した状態で被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を下側に形成し、次いで再び被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目のフィン付き蛇行チューブを形成し、この2段目のフィン付き蛇行チューブを1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真上に相重なるように形成し、以後と同様曲げ加工動作と、重ね段の間隔(立上り部の長さ)および重ね段数に応じた昇降式テーブルの移動を繰返してフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工する。
【選択図】図1

Description

この発明は、主に電気冷蔵庫等の家電製品や車両用熱交換器に使用するフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工技術に係り、より詳しくは被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げる動作と、その蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブを多段に相重ねる曲げ動作を一台の装置で連続してかつ精度よく行うことができるフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法とその装置に関する。
従来のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法としては、被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げる装置(スネーク曲げ装置)と、この蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブを折り重ねる装置(多段重ね曲げ装置)を使用する方法が一般的である。すなわち、従来の方法は、まずスネーク曲げ装置により被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、そのスネーク曲げ終了後に多段重ね曲げ装置により順次折曲げて多段に重ねて行く方法がとられる。
しかし、上記した従来の多段重ね曲げ加工方法には、以下に記載する欠点があった。
(1). 被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げるスネーク曲げ加工と、蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブを折り重ね加工をそれぞれ別々の装置により行うため、作業能率が悪くかつ多段曲げ加工時間が長くかかる。
(2). スネーク曲げ数が多いと被加工フィン付きチューブ端部の振りが大きくなり、曲げ速度を上げることができない上、フィン付き蛇行チューブを折重ねる時に該蛇行チューブが干渉し形状が不安定となる。
(3). スネーク曲げ加工を終えたフィン付き蛇行チューブを多段に折重ねる場合、端部から順次多段に重ね曲げ加工を施さなければならないため、多段折重ね装置はフィン付き蛇行チューブを定位置に固定する機構、上下方向に一定の間隔を保持して重ね曲げ加工する機構、蛇行チューブの位置ずれを防止する機構等を必要とし、装置が複雑である。
(4). フィンとチューブがろう付けまたは溶接されたフィン付きチューブの場合は、スネーク曲げ加工時に捻り部よりフィンが剥離したり、倒れる場合がある他、フィンに皺や亀裂が入ったり、変形や破断が生じたりする。
(5). 非ろう付けフィンの場合は、スネーク曲げ加工時に捻り部のフィンピッチが狂いフィンと本管との間に隙間が生じたりする。
そこで本発明者らは、上記した従来技術の欠点を解消するために、単一の装置でスネーク曲げと多段曲げ加工を同時にかつ連続して行うことができるとともに、高速曲げ加工を精度よく行うことが可能で曲げ加工能率および生産性を大幅に向上できるフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工技術を先に提案した(特許文献1参照)。
この多段重ね曲げ加工技術は、被加工フィン付きチューブのスネーク曲げ加工方法として、左右一対の曲げロールの間に被加工フィン付きチューブを通し、この左右の曲げロールの各回転軸を同心としてそれぞれの曲げロールの回りを回動する回動・昇降式押圧ダイにて前記被加工フィン付きチューブを一定長さずつ交互にU字形に曲げ加工していくもので、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工してフィン付き蛇行チューブを形成し、1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に一定長さ送った後、1段目のフィン付き蛇行チューブを上方に起して傾斜保持した状態で前記回動・昇降式押圧ダイにて被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を形成し、次いで該1段目のフィン付き蛇行チューブを水平状態にまでさらに回動し、再び被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工して2段目のフィン付き蛇行チューブを前記1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真下に相重なるように形成し、以後前記と同様の動作を繰返してフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工する方法であり、スネーク曲げ加工と、次の段に連続する立上り部の形成および次段のスネーク曲げ加工を順次連続して繰返すことにより、フィン付き蛇行チューブが自動的に多段に重ねられるようになっている。
特開平10−58049号公報
しかるに、この多段重ね曲げ加工方法は、U字形に曲げ加工して形成したフィン付き蛇行チューブを順次上方に重ねられていくため、このフィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えるにつれてフィン付き蛇行チューブの自重のための変形や曲げ動作にともなう振動が発生し易くなる。このため、必ずしも必須とするものではないが、曲げ加工動作を安定させるためにはフィン付き蛇行チューブの変形や振動を軽減あるいは抑制する手段を設けた方が好ましい。
その手段としては、フィン付き蛇行チューブを2段目あたりからバネ付き吊具等のフックに引っ掛けて弾性保持する方法が一般的であるが、この吊具等により上からフィン付き蛇行チューブを吊す方法は、毎回吊具をフィン付き蛇行チューブに着脱しなければならないばかりでなく、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が多くなるにつれて重量が増すため、その都度バネ力を調整しなければならないという欠点があった。
また、この吊具等により上からフィン付き蛇行チューブを吊す方法では、曲げ加工時の回動や振動による変形や振動を完全には制御できず、曲げ形状が不安定となりバラツキが生じ易いという欠点があった。
本発明は、上記した多段重ね曲げ加工方法の欠点を解消するためになされたもので、フィン付き蛇行チューブを吊す吊具等を必要とすることなくフィン付き蛇行チューブの変形や振動を防止して曲げ加工動作を安定させることができるフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法とその装置を提案しようとするものである。
本発明は、スネーク曲げ加工を終えたフィン付き蛇行チューブを上方へ多段に折り重ねていく方式に替えて、スネーク曲げ加工を終えたフィン付き蛇行チューブを下方へ多段に折り重ねていく方式を採用したもので、その要旨は、被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する方法において、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを上下動可能なテーブルの同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工してフィン付き蛇行チューブを形成し、1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に一定長さ送った後、前記上下動可能なテーブルを下降させて1段目のフィン付き蛇行チューブを前記曲げロール部を支点に下方に回動させて傾斜保持した状態で前記回動・昇降式押圧ダイにて被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を下側に形成し、次いで前記テーブルを上昇させて前記1段目のフィン付き蛇行管を当該テーブル上面で水平状態に保持した状態で、再び被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを前記テーブル面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工して2段目のフィン付き蛇行チューブを前記1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真上に相重なるように形成し、以後前記と同様の動作を繰返してフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工することを特徴とするものである。
また、この方法を実施するための装置は、被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する装置において、同一水平面上に垂直に配置した左右一対の曲げロールと、該曲げロールと同一回転軸に一定角度回動可能に取付けられたアームに昇降可能に立設された一対の回動・昇降式押圧ダイと、前記曲げロールの真下に配置された昇降式チューブ受けテーブルと、前記曲げロールの入側に該ロールと同一水平面上に配設され、かつ該ロール間と同一軸線上に配設され、被加工フィン付きチューブを一定ストローク前後動させるとともに、円周方向に所定角度回動させる被加工フィン付きチューブ送りガイドとから構成され、前記送りガイドを貫通して曲げロールに通した直線状の被加工フィン付きチューブを前記送りガイドにより管軸線方向に一定長さ間欠的に送りながら、前記回動・昇降式押圧ダイにより該チューブを交互にU字形に曲げ加工してフィン付き蛇行チューブを形成し、1段目のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時に前記チューブ受けテーブルを所定の高さ位置に下降させて該フィン付き蛇行チューブを下方に回動させて傾斜保持した状態で、被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を下側に形成した後、前記チューブ受けテーブルを所定の高さ位置に上昇させて再び被加工フィン付きチューブを一定長さ間欠送りしながら2段目のフィン付き蛇行チューブを1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真上に相重なるように形成し、以後前記と同様の動作を繰返して前記チューブ受けテーブル上にフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工する方式となしたことを特徴とするものである。
なお、前記曲げロールは、機台に垂直に並設した2本の回転軸の下端にそれぞれ別々に取着され、前記回動・昇降式押圧ダイは、前記2本の回転軸に別々に取付けられた垂直シリンダーにそれぞれ上下動可能に垂直に接続された支持ロッドの下端に取着された構成となしたものを用いることができ、また、前記昇降式チューブ受けテーブルは、機台に設置したモータまたは流体圧シリンダーを駆動源とする昇降機構にて上下動可能に水平に支持され、曲げ加工時の上下方向のストロークおよびテーブル高さをサーボ制御する仕組みとなしたものを用いることができる。
本発明に係るフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法によれば、フィン付き蛇行チューブを曲げロールの下方に順次折り重ねていく方式を採用したことにより、曲げ加工時に発生する捻りを抑制することができる上、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えてもフィン付き蛇行チューブを吊す吊具等を必要とすることなくフィン付き蛇行チューブの変形や振動を防止して曲げ加工動作を安定させることができるので、常に安定した形状精度の優れた多段重ね曲げ加工が可能となると共に、吊具の着脱が不要なため生産性が大幅に向上する。
この発明方法は、被加工フィン付きチューブのスネーク曲げ加工方法として、左右一対の曲げロールの間に被加工フィン付きチューブを通し、この左右の曲げロールの各回転軸を同心としてそれぞれの曲げロールの回りを回動する回動・昇降式押圧ダイにて前記被加工フィン付きチューブを一定長さずつ交互にU字形に曲げ加工していくフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法において、1段分のスネーク曲げ加工を曲げロールの下方に上下動可能に配置したテーブル面上で行い、1段分のスネーク曲げ加工が終了すると、2段目との間隔を確保するため前記テーブルを下げて1段目のフィン付き蛇行チューブを前記曲げロール部を支点に下方に回動させて傾斜保持した状態でU字形曲げ加工を施して2段目に連続する立上り部を下側に形成し、その状態で前記テーブルを上昇させて1段目のフィン付き蛇行チューブを元の水平状態に戻し、2段目のスネーク曲げを開始すると、1段目のフィン付き蛇行チューブの真上に所定の間隔を保持した状態で2段目のフィン付き蛇行チューブが形成される。したがって、スネーク曲げ加工と、次の段に連続する立上り部の形成および次段のスネーク曲げ加工を順次連続して繰返すことにより、前記曲げロールの下方のテーブル面上にフィン付き蛇行チューブが自動的に多段に重ねられていく方法である。
本発明における隣接するフィン付き蛇行チューブの間隔は、特許文献1に記載のものと同様、1段分のスネーク曲げが終了して次段のスネーク曲げ動作に入る前に行う立上り部の長さによって変えることができる。この立上り部の長さは、1段分のスネーク曲げ加工が終了した時点で該フィン付き蛇行チューブを下方に回動させて傾斜保持する角度によって種々変えることができる。すなわち、立上り部の長さを短くする場合には、前記テーブルの下降量を少なくして蛇行チューブの傾斜角度を小さくし、立上り部の長さを長くする場合には前記テーブルの下降量を多くして蛇行チューブの傾斜角度を大きくすればよい。
したがって、フィン付き蛇行チューブを曲げロールの下方に順次折り重ねていく方式の場合は、曲げ加工時に発生する捻りを抑制することができる上、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えてもフィン付き蛇行チューブの変形や振動がなく、安定した形状の多段重ね曲げ加工が可能となる。
また、本発明装置における前記曲げロールは、該曲げロールの下方にフィン付き蛇行チューブを多段に重ねていく関係上、機台の上側に垂直に設けた回転軸に前記チューブ受けテーブルより浮かして設けられている。さらに、回動・昇降式押圧ダイは、通常は被加工フィン付きチューブのU字形加工に支障をきたさないように被加工フィン付きチューブより上方に位置しており、被加工フィン付きチューブをU字形に折曲げるときのみ被加工フィン付きチューブの側面まで下降し、U字形折曲げ加工が終わる毎に上昇して該チューブより上方に位置する仕組みとなっている。
前記チューブ受けテーブルは、曲げロールの下方に向って曲げられたフィン付き蛇行チューブの段間隔、段数に応じて上面位置を調整しなければならないため、モータ駆動方式による自動昇降機構にて上下動可能となすとともに、その高さ位置や上下方向のストロークの制御は、精度や応答性等を考慮するとボールねじによるサーボ制御方式が好適である。
なお、曲げロールの入側には被加工フィン付きチューブの入口ガイドが配設されている。この入口ガイドは、被加工フィン付きチューブのU字形曲げ加工時に当該チューブを固定し、かつ該チューブを一定長さ送り出す時にチューブを解放しなければならないため、一端にクランプ治具を有している。このクランプ治具は、筒体の一端を切欠いた部分に配置したシリンダーとチューブ押圧部材とからなり、被加工フィン付きチューブのU字形曲げ加工時には該チューブがクランプされ、一定長さ送り時には該チューブが解放される仕組みとなっている。
また、前記入口ガイドの後方に配設される被加工フィン付きチューブ送りガイドは、左右一対の曲げロールと回動・昇降式押圧ダイにて被加工フィン付きチューブを交互にU字形に曲げ加工する際に、該チューブを一定長さ間欠送りする働きと、1段分のスネーク曲げが終了する毎にフィン付き蛇行チューブ全体を水平状態から下側に回動させて所定の角度に傾斜させるためのチューブ回動作用の2つの機能を有するガイドであり、その構造は、流体圧シリンダーまたはモータ駆動にて一定ストローク往復動する可動台に吊設された円筒状の外筒に、一端にシリンダー駆動のクランプ治具を有する円筒体がモータ駆動にて回転可能に内嵌支持されており、シリンダー駆動のクランプ治具としては、前記円筒体の先端側の側面の一部を本体と切離してチューブ押圧部材とし、この押圧部材を本体に対し連結ピン等を介して上下動可能に接続するとともに、当該押圧部材に取付けたシリンダーにて該円筒体内のフィン付きチューブをクランプする機構を用いることができる。
図1はこの発明の一実施例装置を一部破断して示す概略側面図、図2は同上装置を一部破断して示す概略正面図、図3は同上装置の曲げロール部および入口ガイド部を拡大して示す図で、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図、図4は被加工フィン付きチューブ送りガイドを拡大して示す概略正面図、図5は同上被加工フィン付きチューブ送りガイドの概略背面図、図6〜図12は同上装置によるフィン付き蛇行チューブの曲げ加工方法を示す概略図、図13〜図18は同上装置によるフィン付蛇行チューブの多段重ね曲げ加工を示す概略図、1は機台、1−1は水平架台、1−2はL形架台、1−3は支持板、1−4は台板、2は曲げロール、3は回動・昇降式押圧ダイ、4は昇降式チューブ受けテーブル、5は入口ガイド、6は被加工フィン付きチューブ送りガイドである。
図1において、機台1は複数本の角材で組立てられた全体が空間となしたほぼ長方形の水平架台1−1と、該水平架台1−1の上面に設置されたL形架台1−2とから構成され、前記水平架台1−1の上には図3に示すごとくほぼ中央部に曲げロール2および回動・昇降式押圧ダイ3を設けるためのほぼ凹形の窓1−4aと入口ガイド5を設置するための矩形溝1−4bを有する台板1−4が水平に固着され、該台板1−4の下方に昇降式チューブ受けテーブル4が設置され、前記L形架台1−2と台板1−4に曲げロール2、回動・昇降式押圧ダイ3、入口ガイド5および被加工フィン付きチューブ送りガイド6が取付けられている。
曲げロール2は左右一対の鼓形ロール2−1、2−2で構成され、それぞれL形架台1−2の正面上部に固定された回動・昇降式押圧ダイ3のロータリーアクチュエータ3−1、3−2の各回転軸3−3、3−4の下端に、前記台板1−4の上面に固着されたブラケット2−3を介してロール上面が台板1−4の下面とほぼ面一になるように同軸線上に取付けられている。なお、図1に示す回動・昇降式押圧ダイ3は、一方の鼓形ロール2−1の駆動機構のみ示し、他方の鼓形ロール2−1の駆動機構は省略している。
回動・昇降式押圧ダイ3は、前記ロータリーアクチュエータ3−1、3−2と、該ロータリーアクチュエータ3−1、3−2に接続された相平行する回転軸3−3、3−4、該回転軸3−3、3−4に水平に突設したアーム3−5、3−6に垂設したシリンダー3−7、3−8の支持ロッド3−7a、3−8aの下端に取付けられて当該シリンダーにて昇降可能に設けた押圧ダイ3−9、3−10とから構成され、ロータリーアクチュエータ3−1、3−2にて押圧ダイ3−9、3−10が各回転軸3−3、3−4を支点にしてそれぞれ、前記台板1−4に設けた凹形窓1−4a内を回動する仕組みとなしている。この回動・昇降式押圧ダイ3の各押圧ダイ3−9、3−10は、通常はそれぞれのシリンダー3−7、3−8にて曲げロール2の上側に位置し、曲げ加工動作開始時にはシリンダー3−7、3−8にて所定の位置まで下降し、曲げ加工動作開始と同時にロータリーアクチュエータ3−1、3−2にて凹形窓1−4a内を回動してU字形曲げ加工動作に入るようになっている。
前記押圧ダイ3−9、3−10の回動ストロークは、図示しないコントローラーにて設定されてロータリーアクチュエータ3−1、3−2を制御し、被加工フィン付きチューブをU字形に曲げる際は、各押圧ダイ3−9、3−10がシリンダー3−7、3−8にて所定の位置まで下降し、被加工フィン付きチューブを押圧しながら曲げロール2の外周に沿って回動し、該チューブをU字形に折り曲げて所定の位置で停止すると同時に、シリンダー3−7、3−8にて上昇して曲げロール2より上側に位置する仕組みとなっている。
昇降式チューブ受けテーブル4は、水平板部4−1と垂直板部4−2を有する断面L字形をなしており、位置的には前記曲げロール2および回動・昇降式押圧ダイ3のほぼ真下当りに位置し、曲げロール2の位置より背面側の水平架台下部に横設したL形架台4−3にモータ駆動の回転ねじ軸4−5を介して昇降可能となしたもので、その構造は前記L形架台4−3に中央部に設置した可逆モータ4−4の駆動軸に同期して連結された回転ねじ軸4−5の上端部に当該ねじ軸に螺合する筒状ナット4−6を介して前記チューブ受けテーブル4の垂直板部4−2が取付けられ、可逆モータ4−4の駆動による回転ねじ軸4−5の正転、逆転により昇降式チューブ受けテーブル4が所定ストローク昇降する機構となしている。すなわち、この昇降式チューブ受けテーブル4は、前記曲げロール2および回動・昇降式押圧ダイ3にてU字形に曲げ加工されたフィン付き蛇行チューブを当該テーブルの水平板部4−1で受け、順次折り重ねていく際の重ね段の間隔(立上り部の長さ)および重ね段数に応じて上下方向のストロークおよびテーブル高さがサーボ制御される仕組みとなしている。
曲げロール2の鼓形ロール2−1、2−2の入側の台板1−4の矩形溝1−4bの部分に該ロールと同一水平面上に配設された被加工フィン付きチューブの入口ガイド5は、管軸線上に円孔5−1を有する筒体からなり、該筒体の後端部を一部切欠いて形成した凹部5−2の部分に、前記L形架台1−2に固着された支持板1−3に固設された流体圧シリンダー5−3と、該シリンダーにて上下動するチューブ押圧部材5−4とからなるクランプ治具5−5を有している。すなわち、このクランプ治具は、被加工フィン付きチューブのU字形曲げ加工時には該チューブがクランプされ、一定長さ送り時には該チューブが解放される仕組みとなっている。
前記入口ガイド5の後方に位置する被加工フィン付きチューブ送りガイド6は、前記支持板1−3にモータ駆動による回転ねじ軸により管軸線方向に一定ストローク往復動する可動台6−1と、この可動台に吊設された円筒状の外筒6−3、この外筒に円周方向に回動可能に内嵌支持された円筒体6−4、この円筒体の先端側に設けたクランプ治具6−5および円筒体6−4の後部側に配設した円筒体回動装置6−6とから構成されている(図1参照)。
上記可動台6−1は、管軸線方向に敷設したレール6−7に連結筒体6−1aを介して移動自在に凹凸嵌合され、前記支持板1−3の後端部に設置した可逆モータ6−2の駆動軸に管軸線方向に連結された回転ねじ軸6−1bに当該ねじ軸に螺合する前記連結筒体6−1aを介して取付けられ、可逆モータ6−2の駆動による回転ねじ軸6−1bの正転、逆転により当該可動台6−1が所定ストローク往復動する機構となしている。
また、前記円筒体6−4の先端側に設けたクランプ治具6−5は、該円筒体の先端側の側面の一部を本体と切離してチューブ押圧部材6−8とし、この押圧部材を本体に対し連結ピン6−9を介して管軸線と直角方向に移動可能に接続するとともに、当該押圧部材6−8に取付けた流体圧シリンダー6−10にて該円筒体内のフィン付きチューブをクランプする機構となっている。
さらに、前記円筒体6−4の後部側に配設した円筒体回動装置6−6は、可動台6−1の端部に管軸線方向に取付けた回動用モータ6−11により、当該モータの駆動軸に取付けたギヤG1と円筒体6−4の後端部に取付けたギヤG2を介して当該円筒体を円周方向に所定の角度回動させる機構となっている。
すなわち、被加工フィン付きチューブ送りガイド6は、左右一対の曲げロール2と回動・昇降式押圧ダイ3にて被加工フィン付きチューブを交互にU字形に曲げ加工する際に、該チューブを一定長さ間欠送りする働きと、1段分のスネーク曲げが終了する毎にフィン付き蛇行チューブ全体を水平状態から下側に所定の角度に傾斜させるためのチューブ回動作用の2つの機能を有している。
次に、上記構成のフィン付き蛇行チューブ多段重ね曲げ加工装置の曲げ加工動作について説明する。
まず、被加工フィン付きチューブWを送りガイド6および入口ガイド5を貫通して左右一対の曲げロール2間に通し、該曲げロール2の鼓形ロール2−1、2−2より所定の長さ突出させる。この時、鼓形ロール2−1、2−2の回転軸3−3、3−4に突設したアーム3−5、3−6に取付けられたシリンダー3−7、3−8の支持ロッド3−7a、3−8aに取付けられている押圧ダイ3−9、3−10は、それぞれ曲げロール2の鼓形ロール2−1、2−2より上側にかつ入口ガイド5と反対側に待機している(図6参照)。
被加工フィン付きチューブWのスネーク曲げ動作に入る場合は、入口ガイド5のクランプ治具5−5は閉じて被加工フィン付きチューブWを挟持し、送りガイド6のクランプ治具6−5は開いた状態にある。この状態で装置を起動させると、昇降式チューブ受けテーブル4が上昇して台板1−4との間に被加工フィン付きチューブWを軽く挟み、この状態で回動・昇降式押圧ダイ3の一方の押圧ダイ3−9がシリンダー3−7により被加工フィン付きチューブWの側面位置まで下降位置すると同時に、この側のロータリーアクチュエータ3−1にて被加工フィン付きチューブを押圧しながら曲げロール2の鼓形ロール2−2の外周に沿って凹形窓1−4a内を回動し、台板1−4の下面(裏面)に当該チューブを摺接させながらU字形に折り曲げて停止し、この位置で押圧ダイ3−9がシリンダー3−7にて上昇して曲げロール2の鼓形ロール2−1、2−2より上側に待機する(図7参照)。前記曲げ加工は、昇降式チューブ受けテーブル4と台板1−4の間に被加工フィン付きチューブWを軽く挟んだ状態で行われるので、曲げ加工時に発生するひねりは抑制される。
次に、入口ガイド5のクランプ治具5−5が開き被加工フィン付きチューブWを解放すると同時に、チューブ送りガイド6のクランプ治具6−5が閉じて当該ガイドの可動台6−1が可逆モータ6−2により一定ストローク前進し被加工フィン付きチューブWを一定長さ送る(図8参照)。
被加工フィン付きチューブWが一定長さ送られると、入口ガイド5のクランプ治具5−5が閉じて該チューブをクランプすると同時に、今度は他方の回動・昇降式押圧ダイ3の押圧ダイ3−10が前記と同様、シリンダー3−8により被加工フィン付きチューブWの側面位置まで下降位置すると同時に、この側のロータリーアクチュエータ3−2にて被加工フィン付きチューブを押圧しながら曲げロール2の鼓形ロール2−1の外周に沿って回動し当該チューブをU字形に折り曲げて停止し、この位置で押圧ダイ3−10がシリンダー3−8にて上昇して曲げロール2の鼓形ロール2−1、2−2より上側に待機する(図9参照)。
一方、送りガイド6は被加工フィン付きチューブWを定寸送り後、即座にクランプ治具6−5が開き被加工フィン付きチューブWを解放した状態で、可逆モータ6−2が逆方向に駆動して可動台6−1が後退し元の位置に戻る。
次に、再び入口ガイド5のクランプ治具5−5が開き被加工フィン付きチューブWを解放すると同時に、送りガイド6のクランプ治具6−5が閉じて可動台6−1が可逆モータ6−2により一定ストローク前進し被加工フィン付きチューブWを一定長さ送る(図10参照)。そして、入口ガイド5のクランプ治具5−5が閉じて該チューブをクランプすると同時に、一方の回動・昇降式押圧ダイ3の一方の押圧ダイ3−9が前記と同様、シリンダー3−7により被加工フィン付きチューブWの側面位置まで下降し、この側のロータリーアクチュエータ3−1にて被加工フィン付きチューブWを押圧しながら当該チューブをU字形に折り曲げられる(図11参照)。同時に押圧ダイ3−9がシリンダー3−7により上昇して曲げロール2の上側に待機する。
続いて、送りガイド6にて被加工フィン付きチューブWが一定長さ送られ、回動・昇降式押圧ダイ3の他方の押圧ダイ3−10にて被加工フィン付きチューブWがU字形に折り曲げられる。
以後上記と同様に、U字形曲げ→定寸送り→U字形曲げ→定寸送りと繰返されてフィン付き蛇行チューブが形成される(図12参照)。
次に、1段分のフィン付き蛇行チューブの曲げ加工が終了すると、被加工フィン付きチューブWを再び送りガイド6にて一定長さ送った後、前記昇降式チューブ受けテーブル4を所定ストローク下降位置させた状態で、送りガイド6の円筒体回動装置6−6にて当該円筒体6−4を円周方向に所定の角度揺動させて1段目のフィン付き蛇行チューブW−1を曲げロール2の鼓形ロール2−1、2−2を支点に下側に揺動させて、当該フィン付き蛇行チューブW−1を前記昇降式チューブ受けテーブル4の水平板部4−1で受けて所定角度に傾斜保持する(図13参照)。
そして、この状態で再び前記と同様に回動・昇降式押圧ダイ3と曲げロール2により被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部Waを上側に形成する(図14参照)。このようにして立上り部Waを形成すると、昇降式チューブ受けテーブル4を上昇させて前記1段目のフィン付き蛇行チューブW−1を当該テーブルの水平板部4−1で水平状態に保持した状態で、再び被加工フィン付きチューブを送りガイド6にて管軸線方向に一定長さ送った後、このチューブ送りガイド6の円筒体回動装置6−6にて当該円筒体6−4を所定角度さらに回動させて1段目のフィン付き蛇行チューブW−1をさらに揺動して水平状態とする(図15参照)。その後、回動・昇降式押圧ダイ3の他方の押圧ダイ3−10にて再び被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工する(図16参照)。続いて、被加工フィン付きチューブWを再び送りガイド6にて一定長さ送った後、回動・昇降式押圧ダイ3と曲げロール2にて前記と同様被加工フィン付きチューブがU字形に折り曲げられ2段目フィン付き蛇行チューブW−2の一部分が形成される(図17参照)。そして、再び、U字形曲げ→定寸送り→U字形曲げ→定寸送りを繰返して2段目のフィン付き蛇行チューブW−2を形成する。この時、2段目のフィン付き蛇行チューブW−2は、1段目のフィン付き蛇行チューブW−1のほぼ真上に相重なるように形成される。
以後、前記と同様の被加工フィン付きチューブのU字形曲げ加工動作と、フィン付き蛇行チューブの重ね段の間隔(立上り部Waの長さ)および重ね段数に応じて昇降式チューブ受けテーブル4の上下方向の移動ストロークおよび水平板部4−1の位置のサーボ制御が繰り返されることにより、フィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工することができる(図18参照)。
このように、本発明によれば、フィン付き蛇行チューブの多段化を下方に向って曲げ、その曲げられたフィン付き蛇行チューブを下からテーブルで受けてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工することができるので、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えてもフィン付き蛇行チューブの変形や振動を防止することができ、また、U字形曲げ加工時に発生するひねりを昇降式テーブルで抑制することができ、さらにフィン付き蛇行チューブを重ねる時の揺動角度を昇降式テーブルで安定させることが可能となる等、多段重ねフィン付き蛇行チューブの加工および形状の安定化に多大な効果を奏する。
本発明のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工技術は、フィン付き蛇行チューブを曲げロールの下方に順次折り重ねていく方式を採用したことにより、曲げ加工時に発生する捻りを抑制することができる上、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えてもフィン付き蛇行チューブを吊す吊具等を必要とすることなくフィン付き蛇行チューブの変形や振動を防止して曲げ加工動作を安定させることができるので、常に安定した形状の多段重ね曲げ加工が可能となるという点で優れている。また、本発明のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工技術は、フィン付き蛇行チューブに限らず、フィンのない通常の蛇行チューブの多段重ね曲げ加工にも応用できる。
この発明の一実施例装置を一部破断して示す概略側面図である。 同上装置を一部破断して示す概略正面図である。 同上装置の曲げロール部および入口ガイド部を拡大して示す図で、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図である。 同上装置の被加工フィン付きチューブ送りガイドを拡大して示す概略正面図である。 同上の被加工フィン付きチューブ送りガイドの概略背面図である。 図1に示す装置に被加工フィン付きチューブをセットした状態を装置下側から見た状態を示す概略図である。 図6に示す状態から被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工した状を示す概略図である。 図7に示す状態で被加工フィン付きチューブを定寸送りした状態を示す概略図である。 図8に示す状態から被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工した状態を示す概略図である。 図9に示す状態から被加工フィン付きチューブを定寸送りした状態を示す概略図である。 図10に示す状態から被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工した状態を示す概略図である。 1段分のフィン付き蛇行チューブの曲げ加工が終了した状態を示す概略図である。 1段目のフィン付き蛇行チューブを図12の状態から下側に回動させて所定の角度に傾斜保持した状態を示す概略正面図である。 2段目に連続する立上り部を曲げ加工した状態を示す概略正面図である。 被加工フィン付きチューブをさらに回動して水平とした状態を示す概略正面図である。 2段目のフィン付き蛇行チューブをU字形に曲げ加工した状態を示す概略正面図である。 図16に示す状態から被加工フィン付きチューブを次のU字形曲げ加工した状態を示す概略正面図である。 フィン付き蛇行チューブを2段に重ねた状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 機台
1−1 水平架台
1−2 L形架台
1−3 支持板
1−4 台板
2 曲げロール
3 回動・昇降式押圧ダイ
4 昇降式チューブ受けテーブル
5 入口ガイド
6 被加工フィン付きチューブ送りガイド
W 被加工フィン付きチューブ
W−1 1段目のフィン付き蛇行チューブ
W−2 2段目のフィン付き蛇行チューブ
Wa 立上り部

Claims (4)

  1. 被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する方法において、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを上下動可能なテーブルの同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工してフィン付き蛇行チューブを形成し、1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に一定長さ送った後、前記上下動可能なテーブルを下降させて1段目のフィン付き蛇行チューブを前記曲げロール部を支点に下方に回動させて傾斜保持した状態で前記回動・昇降式押圧ダイにて被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を下側に形成し、次いで前記テーブルを上昇させて前記1段目のフィン付き蛇行管を当該テーブル上面で水平状態に保持した状態で、再び被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを前記テーブル面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工して2段目のフィン付き蛇行チューブを前記1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真上に相重なるように形成し、以後前記と同様の動作を繰返してフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工することを特徴とするフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法。
  2. 被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する装置において、同一水平面上に垂直に配置した左右一対の曲げロールと、該曲げロールと同一回転軸に一定角度回動可能に取付けられたアームに昇降可能に立設された一対の回動・昇降式押圧ダイと、前記曲げロールの真下に配置された昇降式チューブ受けテーブルと、前記曲げロールの入側に該ロールと同一水平面上に配設され、かつ該ロール間と同一軸線上に配設され、被加工フィン付きチューブを一定ストローク前後動させる被加工フィン付きチューブ送りガイドとから構成され、前記送りガイドを貫通して曲げロールに通した直線状の被加工フィン付きチューブを前記送りガイドにより管軸線方向に一定長さ間欠的に送りながら、前記回動・昇降式押圧ダイにより該チューブを交互にU字形に曲げ加工してフィン付き蛇行チューブを形成し、1段目のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時に前記チューブ受けテーブルを所定の高さ位置に下降させて該フィン付き蛇行チューブを下方に回動させて傾斜保持した状態で、被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を下側に形成した後、前記チューブ受けテーブルを所定の高さ位置に上昇させて再び被加工フィン付きチューブを一定長さ間欠送りしながら2段目のフィン付き蛇行チューブを1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真上に相重なるように形成し、以後前記と同様の動作を繰返して前記チューブ受けテーブル上にフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工する方式となしたことを特徴とするフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置。
  3. 前記曲げロールは、機台に垂直に並設した2本の回転軸の下端にそれぞれ別々に取着され、前記回動・昇降式押圧ダイは、前記2本の回転軸に別々に取付けられた垂直シリンダーにそれぞれ上下動可能に垂直に接続された支持ロッドの下端に取着された構成となすことを特徴とする請求項2記載のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置。
  4. 前記昇降式チューブ受けテーブルは、機台に設置したモータまたは流体圧シリンダーを駆動源とする昇降機構にて上下動可能に水平に支持され、曲げ加工時の上下方向のストロークおよびテーブル高さをサーボ制御する仕組みとなしていることを特徴とする請求項2または3記載のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置。
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