JP3792348B2 - フィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置 - Google Patents

フィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に電気冷蔵庫等の家電製品や車両用熱交換器に使用するフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工技術に係り、より詳しくは被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げる動作と、その蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブを相重ねる曲げ動作を一台の装置で連続してかつ精度よく行うことができるフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法としては、被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げる装置(スネーク曲げ装置)と、この蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブを折り重ねる装置(多段重ね曲げ装置)を使用する方法が一般的である。すなわち、従来の方法は、まずスネーク曲げ装置により被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、そのスネーク曲げ終了後に多段重ね曲げ装置により順次折曲げて多段に重ねて行く方法がとられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の多段重ね曲げ加工方法には、以下に記載する欠点があった。
▲1▼ 被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げるスネーク曲げ加工と、蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブを折り重ね加工をそれぞれ別々の装置により行うため、作業能率が悪くかつ多段曲げ加工時間が長くかかる。
▲2▼ スネーク曲げ数が多いと被加工フィン付きチューブ端部の振りが大きくなり、曲げ速度を上げることができない上、フィン付き蛇行チューブを折重ねる時に該蛇行チューブが干渉し形状が不安定となる。
▲3▼ スネーク曲げ加工を終えたフィン付き蛇行チューブを多段に折重ねる場合、端部から順次多段に重ね曲げ加工を施さなければならないため、多段折重ね装置はフィン付き蛇行チューブを定位置に固定する機構、上下方向に一定の間隔を保持して重ね曲げ加工する機構、蛇行チューブの位置ずれを防止する機構等を必要とし、装置が複雑である。
▲4▼ フィンとチューブがろう付けまたは溶接されたフィン付きチューブの場合は、スネーク曲げ加工時に捻り部よりフィンが剥離したり、倒れる場合がある他、フィンに皺や亀裂が入ったり、変形や破断が生じたりする。
▲5▼ 非ろう付けフィンの場合は、スネーク曲げ加工時に捻り部のフィンピッチが狂いフィンと本管との間に隙間が生じたりする。
【0004】
この発明は、上記した従来技術の欠点を解消するためになされたもので、単一の装置でスネーク曲げと多段曲げ加工を同時にかつ連続して行うことができるとともに、高速曲げ加工を精度よく行うことが可能で曲げ加工能率および生産性を大幅に向上できるフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工技術を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の実施態様は、被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する方法であり、その要旨は、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工してフィン付き蛇行チューブを形成し、1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に一定長さ送った後、1段目のフィン付き蛇行チューブを上方に起して傾斜保持した状態で前記回動・昇降式押圧ダイにて被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を形成し、次いで該1段目のフィン付き蛇行チューブを水平状態にまでさらに回動し、再び被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工して2段目のフィン付き蛇行チューブを前記1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真下に相重なるように形成し、以後前記と同様の動作を繰返してフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工するフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法を特徴とするものである。
【0006】
またこの発明の第2の実施態様は、被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する装置であって、同一水平面上に垂直に配置した左右一対の曲げロールと、該曲げロールと同一回転軸に一定角度回動可能に取付けられたアームに昇降可能に立設された一対の回動・昇降式押圧ダイと、前記曲げロールの入側に該ロールと同一水平面上に配設され、かつ該ロール間と同一軸線上に配設され、前記被加工フィン付きチューブを一定ストローク前後動させるとともに、円周方向に所定角度回動させて当該角度に該被加工フィン付きチューブを傾斜保持する機能を有する被加工フィン付きチューブ送りガイドを備え、前記被加工フィン付きチューブ送りガイドを貫通して前記曲げロールに通した直線状の被加工フィン付きチューブ前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにより管軸線方向に一定長さ間欠的に送られながら、前記回動・昇降式押圧ダイにより交互にU字形に曲げ加工されてフィン付き蛇行チューブ形成され、前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにより該フィン付き蛇行チューブ回動させられて傾斜保持された状態で、前記回動・昇降式押圧ダイによりU字形に曲げ加工されるよう構成されたフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置を特徴とするものであって、さらに前記曲げロールと被加工フィン付きチューブ送りガイドとの間に該ロールと同一水平面上に配設され、筒体の一端にシリンダー駆動のクランプ治具を有する被加工フィン付きチューブの入口ガイドを介在させ、また前記被加工フィン付きチューブ送りガイドは、入口ガイドの後方に同一軸線上に配設され、一定ストローク前後動する可動台上に固定された円筒状の外筒に回動可能に内嵌支持され、一端にクランプ治具を有する円筒体および該円筒体を円周方向に所定角度回動させる回動用シリンダーを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
さらにこの発明の第3の実施態様は、被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する装置であって、同一水平面上に垂直に配置した左右一対の曲げロールと、該曲げロールと同一回転軸にロータリーアクチュエータにて一定角度回動可能に取付けられたアームにシリンダーにて昇降可能に立設された一対の回動・昇降式押圧ダイと、前記曲げロールの入側に該ロールと同一水平面上に配設され、筒体の一端にクランプ治具を有する被加工フィン付きチューブの入口ガイドと、該入口ガイドの後方に同一軸線上に配設され、一定ストローク前後動する可動台上に固定された円筒状の外筒に回動可能に内嵌支持され、一端にクランプ治具を有する円筒体および該円筒体を円周方向に所定角度回動させる回動用シリンダーを備え、直線状の被加工フィン付きチューブを管軸線方向に一定長さ間欠的に送る作用と、フィン付き蛇行チューブを水平状態から所定の角度回動させて傾斜保持する作用の二つの機能を有する被加工フィン付きチューブ送りガイドとから構成され、前記送りガイドおよび入口ガイドを貫通して曲げロールに通した直線状の被加工フィン付きチューブ前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにて管軸線方向に一定長さ間欠的に送られながら、該チューブ前記回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工されてフィン付き蛇行チューブが形成され、1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時毎に前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにて被加工フィン付きチューブ回動させられて傾斜保持された状態で当該被加工フィン付きチューブが前記回動・昇降式押圧ダイにてU字形に曲げ加工されて2段目に連続する立ち上り部が形成された後、再び被加工フィン付きチューブが前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにより一定長さ間欠送りされて2段目のフィン付き蛇行チューブ前記1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真下に相重なるように形成され、前記フィン付き蛇行チューブの間欠送り、フィン付き蛇行チューブの曲げ加工、フィン付き蛇行チューブの傾斜保持、フィン付き蛇行チューブの立上り部の形成および被加工フィン付きチューブの間欠送りが連続して繰返されることにより、前記フィン付き蛇行チューブが連続して多段に曲げ加工されるように構成されたフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置を特徴とするものである。
【0008】
すなわち、この発明方法は、被加工フィン付きチューブのスネーク曲げ加工方法として、左右一対の曲げロールの間に被加工フィン付きチューブを通し、この左右の曲げロールの各回転軸を同心としてそれぞれの曲げロールの回りを回動する回動・昇降式押圧ダイにて前記被加工フィン付きチューブを一定長さずつ交互にU字形に曲げ加工していく方法である。この方法においては、U字形曲げ加工が終わる毎に被加工フィン付きチューブが管軸線方向に一定長さ間欠送りされる。
【0009】
このようにして1段分のスネーク曲げが終了すると、2段目との間隔を確保するため、1段目のフィン付き蛇行チューブを前記曲げロール部を支点に上方に起して傾斜保持した状態でU字形曲げ加工を施して2段目に連続する立上り部を形成する。その後、1段目のフィン付き蛇行チューブをさらに回動させて元の水平状態に戻し、2段目のスネーク曲げを開始すると、1段目のフィン付き蛇行チューブの真下に所定の間隔を保持した状態で2段目のフィン付き蛇行チューブが形成される。したがって、スネーク曲げ加工と、次の段に連続する立上り部の形成および次段のスネーク曲げ加工を順次連続して繰返すことにより、フィン付き蛇行チューブが自動的に多段に重ねられていく。
【0010】
隣接するフィン付き蛇行チューブの間隔は、1段分のスネーク曲げが終了して次段のスネーク曲げ動作に入る前に行う立上り部の長さによって変えることができる。この立上り部の長さは、1段分のスネーク曲げ加工が終了した時点で該フィン付き蛇行チューブを起して傾斜保持する角度(水平面とのなす角度)によって種々変えることができる。すなわち、立上り部の長さを短くする場合には前記傾斜角度を小さくし、立上り部の長さを長くする場合には傾斜角度を大きくすればよい。また、この立上り部の長さ(隣接するフィン付き蛇行チューブの間隔)は、フィンの外径または被加工フィン付きチューブの直径によって決まる。
【0011】
1段分のスネーク曲げ加工が終了したフィン付き蛇行チューブを所定の角度に傾斜保持し、かつ水平に保持する手段としては、被加工フィン付きチューブをクランプした状態で該チューブを円周方向に回動させる方式を用いることができる。なお、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えるにつれて生じ易くなるフィン付き蛇行チューブの変形や揺れを軽減あるいは抑制できるように、吊具等のフックに引っ掛けて保持してもよい。
【0012】
また、この発明装置における回動・昇降式押圧ダイは、通常は被加工フィン付きチューブのU字形加工に支障をきさないように被加工フィン付きチューブより下方に没っしており、被加工フィン付きチューブをU字形に折曲げるときのみ該被加工フィン付きチューブの側面に突出し、U字形折曲げ加工が終わる毎に下降して該チューブより下方に位置する仕組みとなっている。
【0013】
曲げロールの入側に該ロールと同一水平面上に配設された被加工フィン付きチューブの入口ガイドは、被加工フィン付きチューブのU字形曲げ加工時に当該チューブを固定し、かつ該チューブを一定長さ送り出す時にチューブを解放しなければならないため、一端にクランプ治具を有している。このクランプ治具は、筒体の一端を切欠いた部分に配置したシリンダーとチューブ押圧部材とからなり、被加工フィン付きチューブのU字形曲げ加工時には該チューブがクランプされ、一定長さ送り時には該チューブが解放される仕組みとなっている。
【0014】
また、前記入口ガイドの後方に配設される被加工フィン付きチューブ送りガイドは、左右一対の曲げロールと回動・昇降式押圧ダイにて被加工フィン付きチューブを交互にU字形に曲げ加工する際に、該チューブを一定長さ間欠送りする働きと、1段分のスネーク曲げが終了する毎にフィン付き蛇行チューブ全体を水平状態から起して所定の角度に傾斜させるためのチューブ回動作用の2つの機能を有するガイドであり、その構造は、シリンダーにて一定ストローク往復動する可動台の上に固定された円筒状の外筒に、一端にシリンダー駆動のクランプ治具を有する円筒体が円周方向に回動可能に内嵌支持されており、シリンダー駆動のクランプ治具としては、前記円筒体の先端側の側面の一部を本体と切離してチューブ押圧部材とし、この押圧部材を本体に対し連結ピン等を介して前後動可能に接続するとともに、当該押圧部材に取付けたシリンダーにて該円筒体内のフィン付きチューブをクランプする機構を用いることができる。
【0015】
また、フィン付き蛇行チューブ全体を水平状態から起して所定の角度に傾斜させるためのチューブ回動手段としては、円筒体の後端部に枢着したリンクを介して回動用シリンダーにて当該円筒体を円周方向に所定の角度回動させる機構を用いることができる。この機構の場合は、円筒体の先端部に設けているクランプ治具にて被加工フィン付きチューブをクランプした状態で、回動用シリンダーにて円筒体を所定の回転角度回動させて保持し、また、フィン付き蛇行チューブ全体をさらに回動させて水平状態とする場合は回動用シリンダーで円筒体をさらに上記と同じ方向に回動させる。
【0016】
なお、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えるにつれて生じ易くなるフィン付き蛇行チューブの変形や揺れを軽減あるいは抑制する吊具等の手段は、必ずしも必須とするものではないが、曲げ加工動作を安定させるためには吊具等のフックに引っ掛けて保持した方が望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一実施例装置を示す平面図、図2は図1に示す装置の曲げロール部を拡大して示す斜視図、図3は図1に示す装置の曲げロール部の縦断側面図、図4は図1に示す装置の入口ガイドを示す縦断側面図、図5は図1A−A線から見た被加工フィン付きチューブ送りガイドを示す正面図、図6は図1B−B線から見た被加工フィン付きチューブ送りガイドの背面図、図7〜図13は同上装置によるフィン付き蛇行チューブの曲げ加工方法を示す概略図で、図14〜図19は同上装置によるフィン付蛇行チューブの多段重ね曲げ加工を示す概略図、1は機台、2は曲げロール、3は曲げロール固定台、4は回動・昇降式押圧ダイ、5は入口ガイド、6は被加工フィン付きチューブ送りガイドである。
【0018】
図1において、機台1は架台1−1の上に上面が平坦面となす台板1−2を水平に設置した構造となっており、台板1−2の中央部分にはほぼ円形の孔1−3が穿設され、この円形の孔の中央部に、円周の一部にV字形凹部3−1を有する曲げロール固定台3を台板1−2と面一に突設している。曲げロール2は、左右一対の鼓形ロール2、2′で構成され、それぞれ固定台3上に軸支されている。
【0019】
回動・昇降式押圧ダイ4は、この曲げロール2、2′の各支軸2−1、2′−1に水平に突設したアーム4−1と、このアームの先端にシリンダー4−3にて昇降可能に設けた押圧ダイ4−2、4′−2と、曲げロール2、2′の各支軸2−1、2′−1に接続したロータリーアクチュエータ4−4とから構成され、ロータリーアクチュエータ4−4にて押圧ダイ4−2、4′−2が曲げロール2、2′の各支軸2−1、2′−1を支点にして、円形の孔1−3の内周と曲げロール固定台3の外周との間に形成されている空間部を回動する仕組みとなしている。そして、各押圧ダイ4−2、4′−2は、通常は曲げロール固定台3の付根部に位置し、曲げ加工動作開始と同時に回動して前記V字形凹部に側面に当接して停止し、この位置からU字形曲げ加工動作に入るようになっている。
【0020】
上記押圧ダイ4−2、4′−2の回動ストロークは、曲げロール固定台3の台板付根部と該固定台3の曲げロール2、2′の前方に形成したV字形凹部3−1との間、即ち図1の矢印範囲となっており、被加工フィン付きチューブをU字形に曲げる際は、各押圧ダイ4−2または4′−2が曲げロール固定台3の付根部よりV字形凹部3−1まで回動して停止すると同時に、該V字形凹部3−1の位置で上昇し、被加工フィン付きチューブを押圧しながら曲げロール固定台3の外周に沿って回動する。そして該チューブをU字形に折り曲げて曲げロール固定台3の付根部で停止すると同時に、押圧ダイ4−2または4′−2がシリンダー4−3にて下降して台板1−2と面一または下方に没する仕組みとなっている。4−5は押圧ダイ4−2、4′−2の支持アングルである。
【0021】
曲げロール2、2′の入側に該ロールと同一水平面上に配設された被加工フィン付きチューブの入口ガイド5は、管軸線上に円孔5−1を有する筒体からなり、該筒体の後端部を一部切欠いて形成した凹部5−2の部分に、台板1−2の裏面に取付けたシリンダー5−3と、該シリンダーにて上下動するチューブ押圧部材5−4とからなるクランプ治具5−5を有している。すなわち、このクランプ治具は、被加工フィン付きチューブのU字形曲げ加工時には該チューブがクランプされ、一定長さ送り時には該チューブが解放される仕組みとなっている。
【0022】
前記入口ガイド5の後方に位置する被加工フィン付きチューブ送りガイド6は、シリンダー6−2にて管軸線方向に一定ストローク往復動する可動台6−1と、この可動台上に固定された円筒状の外筒6−3、この外筒に円周方向に回動可能に内嵌支持された円筒体6−4、この円筒体の先端側に設けたクランプ治具6−5および円筒体6−4の後部側に配設した円筒体回動装置6−6とから構成されている。
【0023】
上記可動台6−1は、管軸線方向に敷設したレール6−7に移動自在に凹凸嵌合され、後部に設置したシリンダー6−2にて管軸線方向に一定ストローク往復動するごとく設置されている。
【0024】
円筒体6−4の先端側に設けたクランプ治具6−5は、該円筒体の先端側の側面の一部を本体と切離してチューブ押圧部材6−8とし、この押圧部材を本体に対し連結ピン6−9を介して径方向に移動可能に接続するとともに、当該押圧部材に取付けたシリンダー6−10にて該円筒体内のフィン付きチューブをクランプする機構となっている。
【0025】
円筒体6−4の後部側に配設した円筒体回動装置6−6は、可動台6−1の側面に垂直に取付けた回動用シリンダー6−11により、円筒体6−4の後端部に枢着したリンク6−12を介して当該円筒体を円周方向に所定の角度回動させる機構となっている。
【0026】
すなわち、被加工フィン付きチューブ送りガイド6は、左右一対の曲げロール2、2′と回動・昇降式押圧ダイ4にて被加工フィン付きチューブを交互にU字形に曲げ加工する際に、該チューブを一定長さ間欠送りする働きと、1段分のスネーク曲げが終了する毎にフィン付き蛇行チューブ全体を水平状態から起して所定の角度に傾斜させるためのチューブ回動作用の2つの機能を有している。
【0027】
次に、上記構成のフィン付き蛇行チューブ多段重ね曲げ加工装置の曲げ加工動作について説明する。
まず、被加工フィン付きチューブWを送りガイド6および入口ガイド5を貫通して左右一対の曲げロール2、2′間に通し、曲げロール2、2′より所定の長さ突出させる。この時、各曲げロールの支軸2−1、2′−1に取付けられている押圧ダイ4−2、4′−2は、曲げロール固定台3の付根部に待機している(図7参照)。
【0028】
被加工フィン付きチューブWのスネーク曲げ動作に入る場合は、入口ガイド5のクランプ治具5−5は閉じて被加工フィン付きチューブWを挟持し、送りガイド6のクランプ治具6−5は開いた状態にある。この状態で装置を起動させると、一方の回動・昇降式押圧ダイ4−2が曲げロール固定台3の付根部よりV字形凹部3−1まで回動して停止すると同時に、シリンダー4−3にて上昇して被加工フィン付きチューブWの側面に突出し、U字形に曲げる側の曲げロール2の支軸2−1にアーム4−1を介して取付けられている押圧ダイ4−2がロータリーアクチュエータ4−4により被加工フィン付きチューブを押圧しながら曲げロール固定台3の外周に沿って回動し該チューブをU字形に折り曲げて曲げロール固定台3の付根部で停止し、この位置で押圧ダイ4−2がシリンダー4−3にて下降して台板1−2と面一または下方に没する(図8参照)。
【0029】
次に、入口ガイド5のクランプ治具5−5が開き被加工フィン付きチューブWを解放すると同時に、送りガイド6のクランプ治具6−5が閉じて当該ガイドの可動台6−1がシリンダー6−2にて一定ストローク前進し被加工フィン付きチューブWを一定長さ送る(図9参照)。
【0030】
被加工フィン付きチューブWが一定長さ送られると、入口ガイド5のクランプ治具5−5が閉じて該チューブをクランプすると同時に、今度は他方の回動・昇降式押圧ダイ4−2、4′−2が前記と同様、曲げロール固定台3の付根部よりV字形凹部3−1まで回動して停止すると同時に、シリンダー4−3にて上昇して被加工フィン付きチューブWの側面に突出し、U字形に曲げる側の曲げロール2、2′の支軸2−1、2′−1にアーム4−1を介して取付けられている押圧ダイ4−2、4′−2がロータリーアクチュエータ4−4により被加工フィン付きチューブを押圧しながら曲げロール固定台3の外周に沿って回動し該チューブをU字形に折り曲げて曲げロール固定台3の付根部で停止し、この位置で押圧ダイ4−2、4′−2がシリンダー4−3にて下降して台板1−2と面一または下方に没する(図10参照)。
【0031】
一方、送りガイド6は被加工フィン付きチューブWを定寸送り後、即座にクランプ治具6−5が開き被加工フィン付きチューブWを解放した状態で、シリンダー6−2が逆方向に作動して可動台6−1が後退し元の位置に戻る。
【0032】
次に、再び入口ガイド5のクランプ治具5−5が開き被加工フィン付きチューブWを解放すると同時に、送りガイド6のクランプ治具6−5が閉じてシリンダー6−2にて被加工フィン付きチューブWを一定長さ送る(図11参照)。そして、入口ガイド5のクランプ治具5−5が閉じて該チューブをクランプすると同時に、一方の回動・昇降式押圧ダイ4−2が前記と同様、曲げロール固定台3の付根部よりV字形凹部3−1まで回動して停止すると同時に、シリンダー4−3にて上昇して被加工フィン付きチューブWの側面に突出し、U字形に曲げる側の押圧ダイ4−2にて被加工フィン付きチューブWがU字形に折り曲げられる(図12参照)。
【0033】
続いて、送りガイド6にて被加工フィン付きチューブWが一定長さ送られ、他方の回動・昇降式押圧ダイ4−2にて被加工フィン付きチューブWがU字形に折り曲げられる。
【0034】
以後上記と同様に、U字形曲げ→定寸送り→U字形曲げ→定寸送りと繰返されてフィン付き蛇行チューブが形成される(図13参照)。
【0035】
次に、1段分のフィン付き蛇行チューブの曲げ加工が終了すると、被加工フィン付きチューブWを再び送りガイド6にて一定長さ送った後、送りガイド6の円筒体回動装置6−6にて当該円筒体6−4を円周方向に所定の角度回動させて1段目のフィン付き蛇行チューブW−1を台板1−2上面から起こして所定角度に傾斜保持する(図14参照)。
【0036】
この状態で、再び上記と同様に回動・昇降式押圧ダイ4′−2を曲げロール固定台付根部よりV字形凹部3−1まで回動して停止すると同時にシリンダー4−3にて上昇させる(図15参照)。
【0037】
この状態で、回動・昇降式押圧ダイ4′−2と曲げロール2′にて被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部Waを形成する(図16参照)。
【0038】
この立上り部を形成すると、被加工フィン付きチューブを送りガイド6にて一定長さ送った後、ガイド6の円筒体回動装置6−6にて当該円筒体6−4を所定角度さらに回動させて1段目のフィン付き蛇行チューブW−1をさらに回動して水平状態とする(図17参照)。
【0039】
回動・昇降式押圧ダイ4−2を曲げロール固定台付け根部よりV字形凹部3−1まで回動して停止すると同時にシリンダー4−3にて上昇させ回動・昇降式押圧ダイ4−2と曲げロール2にて被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工する(図18参照)。
【0040】
続いて、被加工フィン付きチューブWを再び送りガイドにて一定長さ送った後、回動・昇降式押圧ダイ4′−2と曲げロール2′にて前記と同様被加工フィン付きチューブがU字形に折り曲げられ2段目フィン付き蛇行チューブW−2の一部分が形成される(図19参照)。
このようにして、U字形曲げ→定寸送り→U字形曲げ→定寸送りを繰返して2段目のフィン付き蛇行チューブW−2を形成する。この時、2段目のフィン付き蛇行チューブW−2は、1段目のフィン付き蛇行チューブW−1のほぼ真下に相重なるように形成される。
【0041】
以後、前記と同様の動作を繰返すことによりフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工することができる(図20参照)。
【0042】
なお、フィン付き蛇行チューブの重ね段数が増えるにつれて生じ易くなるフィン付き蛇行チューブの変形や揺動は、例えば機台1に予め設置した吊具のフックに1段目のフィン付き蛇行チューブを引っ掛けて保持する方法、または専用のロボットを用いて保持し支える方法により抑制することができる。
【0043】
以上の実施例ではフィン付きの蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置について説明したが、この発明は、フィンのない通常の蛇行チューブの多段重ね曲げ加工にも応用できる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したごとく、この発明は以下に記載する効果を奏する。
(1)被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げるスネーク曲げ加工と、蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブの多段折り重ね曲げ加工を一台の装置で能率よく行なうことができるので、被加工フィン付きチューブの多段曲げ加工時間を大幅に短縮できる。
(2)U字形曲げ加工時の振り回しが極めて小さいので、U字形曲げ加工精度および多段重ね曲げ加工精度が高く、かつ高速曲げ加工も可能となる。
(3)スネーク曲げ終了後にフィン付き蛇行チューブを折重ねる時に該蛇行チューブが干渉することがないため、形状が安定する。
(4)装置構成が比較的簡単で、かつ複雑な機構を必要としないため、コスト的にも有利である。
(5)フィンとチューブがろう付けまたは溶接されたフィン付きチューブであっても、スネーク曲げ加工時に曲げ部よりフィンが剥離したり、倒れることがなく、また、フィンに皺や亀裂が入ったり、変形や破断が生じたりすることも皆無である。
(6)非ろう付けフィンの場合でも、スネーク曲げ加工時に曲げ部のフィンピッチが狂うことがなく、フィンと本管との間に隙間が生じることがない。
(7)高品質の多段フィン付き蛇行チューブを低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す平面図である。
【図2】図1に示す装置の曲げロール部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1に示す装置の曲げロール部の縦断側面図である。
【図4】図1に示す装置の入口ガイドを示す縦断側面図である。
【図5】図1A−A線から見た被加工フィン付きチューブ送りガイドを示す正面図である。
【図6】図1B−B線から見た被加工フィン付きチューブ送りガイドの背面図である。
【図7】図1に示す装置に被加工フィン付きチューブをセットした状態を示す概略平面図である。
【図8】図7に示す状態から被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工した状を示す概略平面図である。
【図9】図8に示す状態で被加工フィン付きチューブを定寸送りした状態を示す概略平面図である。
【図10】図9に示す状態から被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工した状態を示す概略平面図である。
【図11】図10に示す状態から被加工フィン付きチューブを定寸送りした状態を示す概略平面図である。
【図12】図11に示す状態から被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工した状態を示す概略平面図である。
【図13】1段分のフィン付き蛇行チューブの曲げ加工が終了した状態を示す概略平面図である。
【図14】1段目のフィン付き蛇行チューブを図13の状態から起こして所定の角度に傾斜保持した状態を示す概略正面図である。
【図15】被加工フィン付きチューブの立上り部と回動・昇降式押圧ダイとの関係を示す概略正面図である。
【図16】2段目に連続する立上り部を曲げ加工した状態を示す概略正面図である。
【図17】被加工フィン付きチューブをさらに回動して水平とした状態を示す概略正面図である。
【図18】2段目の被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工した状態を示す概略正面図である。
【図19】図17に示す状態から被加工フィン付きチューブを次のU字形曲げ加工した状態を示す概略正面図である。
【図20】この発明方法により製造した2段重ねフィン付き蛇行チューブの一例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 機台
2、2′ 曲げロール
3 曲げロール固定台
4 回動・昇降式押圧ダイ
5 入口ガイド
6 被加工フィン付きチューブ送りガイド
W 被加工フィン付きチューブ
W−1 1段目のフィン付き蛇行チューブ
W−2 2段目のフィン付き蛇行チューブ
Wa 立上り部

Claims (5)

  1. 被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する方法であって、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工してフィン付き蛇行チューブを形成し、1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時、被加工フィン付きチューブを管軸線方向に一定長さ送った後、1段目のフィン付き蛇行チューブを前記曲げロール部を支点に上方に起して傾斜保持した状態で前記回動・昇降式押圧ダイにて被加工フィン付きチューブをU字形に曲げ加工して2段目に連続する立上り部を形成し、次いで該1段目のフィン付き蛇行管を水平状態にまでさらに回動し、再び被加工フィン付きチューブを管軸線方向に所定長さ間欠送りしながら、当該フィン付きチューブを同一水平面上で左右一対の曲げロールに沿って回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工して2段目のフィン付き蛇行チューブを前記1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真下に相重なるように形成し、以後前記と同様の動作を繰返してフィン付き蛇行チューブを連続して多段に曲げ加工することを特徴とするフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法。
  2. 被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する装置であって、同一水平面上に垂直に配置した左右一対の曲げロールと、該曲げロールと同一回転軸に一定角度回動可能に取付けられたアームに昇降可能に立設された一対の回動・昇降式押圧ダイと、前記曲げロールの入側に該ロールと同一水平面上に配設され、かつ該ロール間と同一軸線上に配設され、前記被加工フィン付きチューブを一定ストローク前後動させるとともに、円周方向に所定角度回動させて当該角度に該被加工フィン付きチューブを傾斜保持する機能を有する被加工フィン付きチューブ送りガイドを備え、前記被加工フィン付きチューブ送りガイドを貫通して前記曲げロールに通した直線状の被加工フィン付きチューブ前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにより管軸線方向に一定長さ間欠的に送られながら、前記回動・昇降式押圧ダイにより交互にU字形に曲げ加工されてフィン付き蛇行チューブ形成され、前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにより該フィン付き蛇行チューブ回動させられて傾斜保持された状態で、前記回動・昇降式押圧ダイによりU字形に曲げ加工されるよう構成されたことを特徴とするフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置。
  3. 前記曲げロールと被加工フィン付きチューブ送りガイドとの間に該ロールと同一水平面上に配設され、筒体の一端にシリンダー駆動のクランプ治具を有する被加工フィン付きチューブの入口ガイドを介在させてなることを特徴とする請求項2記載のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置。
  4. 前記被加工フィン付きチューブ送りガイドは、該被加工フィン付きチューブと同一管軸線方向に一定ストローク前後動する可動台上に固定された円筒状の外筒に回動可能に内嵌支持され、一端にクランプ治具を有する円筒体および該円筒体を円周方向に所定角度回動させる回動用シリンダーを備えたことを特徴とする請求項2または3記載のフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置。
  5. 被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、かつその蛇行状に折曲げたフィン付き蛇行チューブと相重なるように連続して被加工フィン付きチューブを蛇行状に折曲げ、以後同様にしてフィン付き蛇行チューブを連続して多段に重ね曲げ加工する装置であって、同一水平面上に垂直に配置した左右一対の曲げロールと、該曲げロールと同一回転軸にロータリーアクチュエータにて一定角度回動可能に取付けられたアームにシリンダーにて昇降可能に立設された一対の回動・昇降式押圧ダイと、前記曲げロールの入側に該ロールと同一水平面上に配設され、筒体の一端にクランプ治具を有する被加工フィン付きチューブの入口ガイドと、該入口ガイドの後方に同一軸線上に配設され、一定ストローク前後動する可動台上に固定された円筒状の外筒に回動可能に内嵌支持され、一端にクランプ治具を有する円筒体および該円筒体を円周方向に所定角度回動させる回動用シリンダーを備え、直線状の被加工フィン付きチューブを管軸線方向に一定長さ間欠的に送る作用と、フィン付き蛇行チューブを水平状態から所定の角度回動させて傾斜保持する作用の二つの機能を有する被加工フィン付きチューブ送りガイドとから構成され、前記送りガイドおよび入口ガイドを貫通して曲げロールに通した直線状の被加工フィン付きチューブ前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにて管軸線方向に一定長さ間欠的に送られながら、該チューブ前記回動・昇降式押圧ダイにて交互にU字形に曲げ加工されてフィン付き蛇行チューブが形成され、1段分のフィン付き蛇行チューブ曲げ加工終了時毎に前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにて被加工フィン付きチューブが回動させられて傾斜保持された状態で当該被加工フィン付きチューブ前記回動・昇降式押圧ダイにてU字形に曲げ加工されて2段目に連続する立り上り部が形成された後、再び被加工フィン付きチューブ前記被加工フィン付きチューブ送りガイドにより一定長さ間欠送りされて2段目のフィン付き蛇行チューブ前記1段目のフィン付き蛇行チューブのほぼ真下に相重なるように形成され、前記フィン付き蛇行チューブの間欠送り、フィン付き蛇行チューブの曲げ加工、フィン付き蛇行チューブの傾斜保持、フィン付き蛇行チューブの立上り部の形成および被加工フィン付きチューブの間欠送りが連続して繰返されることにより、前記フィン付き蛇行チューブが連続して多段に曲げ加工されるように構成されたことを特徴とするフィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工装置。
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