JP2010009711A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度に参照電圧を発生させて、多値が記憶されたメモリセルにおいても誤読み出しが発生することを防止する。
【解決手段】メモリセルアレイMAは、整流素子Diと可変抵抗素子VRとを直列接続してなるメモリセルMCを複数のビット線及びワード線の交差部に配置してなる。センスアンプS/Aは、選択メモリセルMCに流れる電流により生じる電圧を参照電圧と比較する。参照電圧発生回路は、可変抵抗素子VRの最大の抵抗値R11と略等しい抵抗値を有する第1の抵抗素子、及び可変抵抗素子VRの最小の抵抗値r00と略等しい抵抗値を有する第2の抵抗素子を並列に接続してなる抵抗回路と、第1の抵抗素子及び前記第2に抵抗素子に定電流を供給する定電流回路とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体記憶装置に関する。
近年、フラッシュメモリの後継候補として、抵抗変化メモリが注目されている。ここで、抵抗変化メモリ装置には、遷移金属酸化物を記録層としてその抵抗値状態を不揮発に記憶する狭義の抵抗変化メモリ(ReRAM:Resistive RAM)の他、カルコゲナイド等を記録層として用いてその結晶状態(導体)と非晶質状態(絶縁体)の抵抗値情報を利用する相変化メモリ(PCRAM:Phase Change RAM)も含むものとする。
抵抗変化メモリの可変抵抗素子には、2種類の動作モードがあることが知られている。1つは、印加電圧の極性を切り替えることにより、高抵抗状態と低抵抗状態とを設定するもので、これはバイポーラ型といわれる。もう1つは、印加電圧の極性を切り替えることなく、電圧値と電圧印加時間を制御することにより、高抵抗状態と低抵抗状態の設定を可能とするもので、これはユニポーラ型といわれる。
高密度メモリセルアレイを実現するためには、ユニポーラ型が好ましい。ユニポーラ型の場合、トランジスタを用いることなく、ビット線及びワード線の交差部に可変抵抗素子とダイオード等の整流素子とを重ねることにより、セルアレイが構成できるからである。さらにこのようなメモリセルアレイを三次元的に積層配列することにより、セルアレイ面積を増大させることなく、大容量を実現することが可能になる。
このような抵抗変化メモリにおいて、記憶容量の増大を図るため、1つのメモリセル中の可変抵抗素子の抵抗値を複数段階に制御することにより、1つのメモリセル中に2ビット以上のデータを記憶させる多値記憶型のメモリが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような多値記憶型の抵抗変化メモリでは、センスアンプ回路において参照電圧を高精度に制御して提供することが困難であるという問題がある。参照電圧に誤差が生じると、多値記憶されたメモリセルにおいて誤読み出しが発生する虞が高くなる。
特開2006−4480号公報
本発明は、高精度に参照電圧を発生させて、多値が記憶されたメモリセルにおいても誤読み出しが発生することを防止することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、4種類以上の抵抗値をとり得る可変抵抗素子を含むメモリセルが複数の第1配線及び複数の第2配線の交差部に配置されたメモリセルアレイと、前記第1配線及び前記第2配線を選択的に駆動する制御回路と、前記制御回路により選択に駆動された前記第1配線及び前記第2配線の交差部に配置された選択メモリセルに流れる電流により生じる電圧を参照電圧と比較するセンスアンプ回路と、前記参照電圧を生成する参照電圧発生回路とを備え、前記参照電圧発生回路は、前記可変抵抗素子の最大の抵抗値と略等しい抵抗値を有する第1の抵抗素子、及び前記可変抵抗素子の最小の抵抗値と略等しい抵抗値を有する第2の抵抗素子を並列に接続してなる抵抗回路と、前記第1の抵抗素子及び前記第2の抵抗素子に流れる電流を等しくする電流調整回路とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、高精度に参照電圧を発生させて、多値が記憶されたメモリセルにおいても誤読み出しが発生することを防止することができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態において半導体記憶装置はメモリセルアレイが積層された三次元メモリセルアレイ構造を有する抵抗変化メモリ装置として説明する。しかし、この構成はあくまでも一例であって、本発明がこれに限定されるものでないことは言うまでもない。
図1は、本発明の実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置の基本構成、すなわち半導体基板1上のグローバルバス等の配線が形成される配線領域3とその上に積層されたメモリブロック2の構成を示している。
図1に示すように、メモリブロック2は、この例では4層のメモリセルアレイMA0〜MA3からなる。メモリブロック2の直下の半導体基板1には、配線領域3が設けられる。配線領域3には、メモリブロック2に書き込み/読み出しされるデータを外部とやり取りするためのグローバルバス等が設けられる。また、この配線領域3には後述するカラムスイッチ等を含むカラム制御回路や、ロウデコーダ等を含むロウ制御回路が設けられていてもよい。
積層された各メモリセルアレイMAのワード線WL及びビット線BLと、半導体基板1上に形成された配線領域3とを接続するために、メモリブロック2の側面に垂直配線(ビアコンタクト)が必要になる。配線領域3の四辺には、ビット線コンタクト領域4及びワード線コンタクト領域5が設けられている。ビット線コンタクト領域4及びワード線コンタクト領域5には、ビット線BL及びワード線WLと制御回路とを接続するためのビット線コンタクト6及びワード線コンタクト7が形成される。ワード線WLは、その一端がワード線コンタクト領域5に形成されたワード線コンタクト7を介して配線領域3に接続されている。また、ビット線BLは、その一端がビット線コンタクト領域4に形成されたビット線コンタクト6を介して配線領域3に接続されている。
図1では、複数のメモリセルアレイMAを半導体基板1に垂直な方向(図1に示すz方向)に積層した1つのメモリブロック2について示しているが、実際にはこのような単位メモリブロック2がワード線WLの長手方向(図1に示すx方向)及びビット線BLの長手方向(図1に示すy方向)に複数個マトリクス状に配置される。
図1に示すように、本実施の形態では、ワード線コンタクト領域5では、一列のコンタクトのみ、すなわち一断面での全ての層のワード線WLが共通コンタクトを介して配線領域3に接続されている。また、ビット線コンタクト領域4では、各層のビット線BLが別々に用意された4列のコンタクトを介して配線領域3に接続されている。本実施の形態では、ビット線BLは層毎に独立駆動され、ワード線WLは全ての層で共通に接続されているが、ワード線WLについても層毎に独立駆動するようにしても良い。また、ビット線BLを共通にして、ワード線WLを独立駆動するようにしても良い。更に、ビット線BL及びワード線WLの少なくとも一方を上下の層で共有するように構成することもできる。
図2Aは、抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイMAの等価回路を示す回路図である。ここで、図2に示すメモリセルアレイMAは、ビット線BLの長手方向(図2Aに示すy方向)、及びワード線WLの長手方向(図2Aに示すx方向)にそれぞれ複数個の単位メモリセルMCが配置され、二次元マトリクス状に配列されている。図示のようにワード線WLとビット線BLとの交差部に、整流素子、例えばダイオードDiと可変抵抗素子VRとが直列接続された抵抗変化型の単位メモリセルMCが配置される。ここで、メモリセルMCを構成するダイオードDi及び可変抵抗素子VRの配置、極性も、図示のものに限定されない。
なお、本実施の形態では、1つメモリセルMC毎に2ビット以上のデータが格納可能なよう、各種回路が構成されている。ここでは、一例として、2ビットのデータが1つのメモリセルMCごとに格納され得る例を説明する。すなわち、メモリセルMCは、図2Bに示すように、例えば抵抗値R00,R01、R10、R11を中心値とした4通りの異なる抵抗分布を有することができる。このため、メモリセルMCに流れる電流の分布(電流分布)も、抵抗分布が異なれば、図2Bに示すように変化する(中心値I11、I10、I01,I00)。この電流分布がおおよそ等間隔となるよう、データ書き込み時にメモリセルMCの抵抗値が制御される。そして、参照電圧発生回路では、この電流分布を正確に検出することができるよう、これら電流分布の中点付近の参照電流Iref1、Iref2、Iref3を発生させるように構成される。例えば、I00、I01、110,I11が、互いに約(I11−I00)/6×2だけ離れている理想的な分布が得られていると仮定した場合、参照電流Iref1、Iref2、Iref3は、それぞれの電流分布の中点付近に設定されるのが望ましい(図2B参照)。本実施の形態では、最小の抵抗値R00,最大の抵抗値R11は、それ以外の抵抗値(R01、R10)よりも精度良く得られるとの知見に基づき、これらの抵抗値R00、R11を基準として参照電流Iref1、Iref2、Iref3を生成する。詳しくは後述する。
可変抵抗素子VRは例えば、電極/遷移金属酸化物/電極からなる構造を有するもの等であり、電圧、電流、熱等の印加条件により金属酸化物の抵抗値変化をもたらし、その抵抗値の異なる状態を情報として不揮発に記憶する。この可変抵抗素子VRとしては、より具体的には、カルコゲナイド等のように結晶状態と非晶質状態の相転移により抵抗値を変化させるもの(PCRAM)、金属陽イオンを析出させて電極間に架橋(コンタクティングブリッジ)を形成したり、析出した金属をイオン化して架橋を破壊したりすることで抵抗値を変化させるもの(CBRAM:Conductive Bridging RAM)、電圧あるいは電流印加により抵抗値が変化するもの(ReRAM)(電極界面に存在する電荷トラップにトラップされた電荷の存在の有無により抵抗変化が起きるものと、酸素欠損等に起因する伝導パスの存在の有無により抵抗変化が起きるものとに大別される。)等を用いることができる。
ユニポーラ型のReRAMの場合、メモリセルMCに対するデータの書き込みは、可変抵抗素子VRに例えば3.5V(ダイオードDiの電圧降下分を含めると実際には4.5V程度)の電圧、10nA程度の電流を10ns−100ns程度の時間印加することにより行う。これにより、可変抵抗素子VRが高抵抗状態から低抵抗状態へと変化する。以下、この可変抵抗素子VRを高抵抗状態から低抵抗状態へ変化させる動作をセット動作という。
一方、メモリセルMCに対するデータの消去は、セット動作後の低抵抗状態の可変抵抗素子VRに対し、0.8V(ダイオードDiの電圧降下分を含めると実際には1.8V程度)の電圧、1μA−10μA程度の電流を500ns−2μs程度の時間印加することにより行う。これにより、可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと変化する。以下、この可変抵抗素子VRを低抵抗状態から高抵抗状態へ変化させる動作をリセット動作という。
メモリセルMCは、例えば高抵抗状態を安定状態(リセット状態)とし、2値データ記憶であれば、リセット状態を低抵抗状態に変化させるセット動作によりデータの書き込みを行う。
メモリセルMCのリード動作は、可変抵抗素子VRに0.4V(ダイオードDiの電圧降下分を含めると実際には1.4V程度)の電圧を与え、可変抵抗素子VRを介して流れる電流をセンスアンプにてモニターすることにより行う。これにより、可変抵抗素子VRが低抵抗状態にあるか高抵抗状態にあるかを判定する。なお、1つのメモリセルMCが2ビットのデータを保持可能な場合、センスアンプでは3通りの異なる参照電圧を生成し、この参照電圧とセル信号とを比較する。
本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置のセット動作について、図2Aを参照して説明する。図2Aには、メモリセルMCのセット動作時において、メモリセルアレイMAに接続されたビット線BL及びワード線WLに印加される電圧の状態が示されている。ここで、セット動作によりデータが書き込まれる選択メモリセルMCは、MC11であるとして説明を行う。
選択メモリセルMC11に接続されていない非選択ビット線BL00、BL02、BL03は、“L”状態(本実施の形態ではVss=0V)である。セット動作時において、選択メモリセルMC11に接続された選択ビット線BL01は、“L”状態(Vss=0V)から“H”状態(本実施の形態では電圧VSET)に駆動される。また、選択メモリセルMC11に接続されていない非選択ワード線WL00、WL02、WL03は、“H”状態(本実施の形態では電圧VSET)である。セット動作時において、選択メモリセルMC11に接続された選択ワード線WL01は、この“H”状態(電圧VSET)から“L”状態(本実施の形態では電圧Vss=0V)に駆動される。これにより、選択メモリセルMC11のダイオードDiが順方向バイアス状態となり電流が流れる。選択メモリセルMC11に電位差VSETが印加されて可変抵抗素子VRが高抵抗状態から低抵抗状態へと変化し、セット動作が完了する。1つのメモリセルMCが2ビットを格納する場合、図示しないベリファイ回路等の動作により、メモリセルMCの抵抗値が4通りに制御される。
次に、抵抗変化メモリ装置のリセット動作について図3を参照して説明する。
リセット動作時において、選択メモリセルMC10〜MC13に接続された選択ビット線BL00〜BL03は、“H”状態(本実施の形態では電圧VRESET)に駆動される。また、リセット動作時において、選択メモリセルMC10〜MC13に接続された選択ワード線WL01は、“L”状態(本実施の形態では電圧Vss=0V)に駆動される。ここで、選択メモリセルMC10〜MC13に接続されていない非選択ワード線WL00、WL02、WL03は、“H”状態(例えば、電圧VRESET)である。そして、ビット線BL00〜BL03に印加されているリセット電圧VRESETは、メモリセルMCの可変抵抗素子VRを低抵抗状態から高抵抗状態に変化させることのできる基準電圧である。
選択ビット線BL00〜BL03への電圧印加により、選択メモリセルMC10〜MC13のダイオードDiが順方向バイアス状態となり電流が流れる。各メモリセルMCには、それぞれリセット動作を実行することができるリセット電流IRESETが流れる。ビット線BL00〜BL03に印加されたリセット電圧VRESET及びリセット電流IRESETにより、可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと変化し、リセット動作が完了する。
[制御回路の構成]
次に、抵抗変化メモリ装置の回路構成について、図4〜図12を参照して説明する。ここで、図4に示すメモリセルアレイMAは、ビット線BLの長手方向に例えば2Kbit(2048個)、ワード線WLの長手方向に例えば512bitの単位メモリセルMCが配置されている。これにより、1つのメモリセルアレイMA内に1Mbit(約10個)の単位メモリセルMCが配置されている場合を例として説明する。図4は、抵抗変化メモリ装置のカラム制御回路及びロウ制御回路の配置例を示すブロック図である。
図4に示されるように、ロウ制御回路は、例えばロウデコーダ10、メインロウデコーダ11、書き込み駆動線ドライバ12、ロウ電源線ドライバ13及びロウ系周辺回路14により構成される。また、カラム制御回路は、例えばカラムスイッチ20、カラムデコーダ21、センスアンプ/書き込みバッファ22、カラム電源線ドライバ23、カラム系周辺回路24により構成される。
本実施の形態に係るワード線WLは階層化構造を有しており、メインロウデコーダ11は、256対のメインワード線MWLx、MWLbx(x=<255:0>)のいずれか一対を選択駆動する。一例として、選択されたメインワード線MWLx、MWLbxでは、メインワード線MWLxが“H”状態となり、メインワード線MWLbxが“L”状態となる。逆に、非選択のメインワード線MWLx、MWLbxでは、メインワード線MWLxが“L”状態となり、メインワード線MWLbxが“H”状態となる。一対のメインワード線MWLx、MWLbxはひとつのロウデコーダ10に接続される。ロウデコーダ10は、メインワード線MWLx、MWLbxの階層下にある8本のワード線WLからなるワード線群WLx<7:0>のうちの1本を選択駆動する。メインロウデコーダ11により選択駆動されたメインワード線MWLx、MWLbxに接続されたロウデコーダ10が更にワード線WLを選択駆動することにより、1本のワード線WLが選択駆動される。
書き込み駆動線ドライバ12には8本の書き込み駆動線WDRV<7:0>及びロウ電源線VRowが接続され、ロウ電源線ドライバ13にはロウ電源線VRowが接続されている。この書き込み駆動線WDRV<7:0>及びロウ電源線VRowはロウデコーダ10に接続される。書き込み駆動線WDRV<7:0>及びロウ電源線VRowには、ロウデコーダ10がワード線WLを駆動するための電圧が印加される。具体的には、リセット動作時において8本の書き込み駆動線WDRV<7:0>のうち選択ワード線WLに対応する1本の書き込み駆動線WDRVに電圧Vss(=0V)を供給し、それ以外の7本には電圧VRESETを供給する。また、ロウ電源線VRowには、非選択のメインワード線MWL、MWLbxの階層下のワード線WLに供給される電圧(VRESET)が印加される。
ロウ系周辺回路14は、この抵抗変化メモリ装置全体の管理を行うもので、外部のホスト装置からの制御信号を受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。
本実施の形態に係るビット線BLも階層化構造を有しており、カラムデコーダ21は、128対のカラム選択線CSLy、CSLby(y=<127:0>)のうち、複数の対のカラム選択線CSLy、CSLbyを選択駆動する。一例として、選択されたカラム選択線CSLy、CSLbyでは、カラム選択線CSLyが“H”状態となり、カラム選択線CSLbyが“L”状態となる。逆に、非選択のカラム選択線CSLy、CSLbyでは、カラム選択線CSLyが“L”状態となり、カラム選択線CSLbyが“H”状態となる。
一対のカラム選択線CSLy、CSLbyはひとつのカラムスイッチ20に接続される。カラムスイッチ20は、カラム選択線CSLy、CSLbyの階層下にある4本のビット線BLからなるビット線群BLy<3:0>を選択駆動する。カラムデコーダ21により選択駆動されたカラム選択線CSLy、CSLbyに接続されたカラムスイッチ20が更にビット線BLを選択駆動することにより、ビット線BLが選択駆動される。
センスアンプ/書き込みバッファ22には、4本のローカルデータ線LDQ<3:0>が接続されている。このローカルデータ線LDQ<3:0>はカラムスイッチ20に接続される。センスアンプ/書き込みバッファ22は、ローカルデータ線LDQ<3:0>に読み出された信号を検知増幅するとともに、データ入出力線IO<3:0>から入力される書き込みデータをカラムスイッチ20を介してメモリセルMCに供給するものである。ローカルデータ線LDQ<3:0>には、カラムスイッチ20がビット線BLを駆動するための電圧が印加される。センスアンプ/書き込みバッファ22には、カラム電源線VCol1を介して、カラム電源線ドライバ23が接続されている。
カラム系周辺回路24は、この抵抗変化メモリ装置全体の管理を行うもので、外部のホスト装置からの制御信号を受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。
次に、図5〜図8を参照して、ロウ制御回路の構成を詳細に説明する。図5〜図8は抵抗変化メモリ装置のロウ制御回路の構成例を示す回路図である。
[ロウデコーダ10の構成]
図4及び図5に示されるように、ロウデコーダ10には256対のメインワード線MWLx及びMWLbx(x=<255:0>)のいずれか一対、ロウ電源線VRow並びに書き込み駆動線WDRV<7:0>が接続されている。また、ロウデコーダ10には、ワード線群WLx<7:0>が接続されており、このワード線群WLx<7:0>は一列に並んで設けられた複数のメモリセルMCに接続されている。前述のように、1つのロウデコーダ10に接続されるワード線群WLx<7:0>は、ワード線WLx0〜ワード線WLx7までの8本の配線からなる。同様に、書き込み駆動線WDRV<7:0>は、WDRV0〜WDRV7までの8本の配線からなる配線である。
図5に示すように、ロウデコーダ10は、2つのNMOSトランジスタQN1及びQN2のソースを互いに接続してなるトランジスタ対を8つ備えて構成されている。トランジスタQN1のゲートにメインワード線MWLbxが、ドレインにロウ電源線VRowが接続されている。また、トランジスタQN2のゲートにメインワード線MWLxが、ドレインに書き込み駆動線WDRV<7:0>のいずれか1本が接続されている。そして、トランジスタQN1及びQN2のソースはともにワード線群WLx<7:0>のいずれか1本に接続されている。
[メインロウデコーダ11の構成]
図4及び図6に示されるように、メインロウデコーダ11には256対のメインワード線MWLx及びMWLbx(x=<255:0>)、並びにアドレス信号線が接続されている。本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置のワード線WLは階層化構造を有している。メインロウデコーダ11はプリデコーダである。一組のメインワード線MWLx、MWLbxは1つのロウデコーダ10内の8つのトランジスタ対(図5のQN1、QN2)にそれぞれ接続され、1つのロウデコーダ10は8本のワード線WLx<7:0>のいずれか1本を選択することができる。メインロウデコーダ11は、図6に示すような回路を、1対のメインワード線MWLx、MWLbxごとに有している。
図6に示すように、1つのメインロウデコーダ11において、メインロウデコーダ11に接続されたアドレス信号線は、論理ゲートGATE1に接続される。論理ゲートGATE1の出力信号はレベルシフタL/Sを介してPMOSトランジスタQP1及びNMOSトランジスタQN3からなるCMOSインバータCMOS1の入力端子に供給される。トランジスタQP1のソースに電源VSETHが接続され、トランジスタQN3のソースは接地されている。そして、トランジスタQP1及びQN3のドレインはともにメインワード線MWLxに接続される。
また、メインワード線MWLxは、PMOSトランジスタQP2及びNMOSトランジスタQN4からなるCMOSインバータCMOS2に接続されている。トランジスタQP2のソースにも電源VSETHが接続され、トランジスタQN4のソースは接地されている。そして、トランジスタQP2及びQN4のドレインはともにメインワード線MWLbxに接続される。
[書き込み駆動線ドライバ12の構成]
図4及び図7に示されるように、書き込み駆動線ドライバ12には、ロウ電源線VRow及びアドレス信号線が接続されている。ここで、書き込み駆動線ドライバ12も、プリデコーダである。
書き込み駆動線ドライバ12に接続されたアドレス信号線は、論理ゲートGATE2に接続される。論理ゲートGATE2の出力信号はレベルシフタL/Sを介してPMOSトランジスタQP3及びNMOSトランジスタQN5からなるCMOSインバータCMOS3の入力端子に供給される。トランジスタQP3のソースには、後述するように電圧VRESETが印加されているロウ電源線VRowが接続され、トランジスタQN5のソースは接地されている。そして、トランジスタQP3及びQN5のドレインはともに書き込み駆動線WDRV<7:0>に接続される。
[ロウ電源線ドライバ13の構成]
図4及び図8に示されるように、ロウ電源線ドライバ13には、ロウ電源線VRow及び制御信号線が接続されている。ロウ電源線ドライバ13において、電源VSETHはNMOSトランジスタQN6のドレイン及びゲートに接続される。トランジスタQN6のソースがPMOSトランジスタQP6を介してロウ電源線VRowに接続されている。トランジスタQP6のゲートには制御信号SETonが供給される。
また、ロウ電源線ドライバ13において、電源VREADがPMOSトランジスタQP4を介して、電源VRESETがPMOSトランジスタQP5を介してそれぞれロウ電源線VRowに接続されている。トランジスタQP4のゲートには制御信号READonが供給され、トランジスタQP5のゲートには制御信号RESETonが供給される。制御信号READon、RESETonは、それぞれデータ読み出し時、リセット動作時に“H”状態から“L”状態となる。
次に、図9〜図12を参照して、カラム制御回路の構成を詳細に説明する。図9〜図12は抵抗変化メモリ装置のカラム制御回路の構成例を示す回路図である。
[カラムスイッチ20の構成]
図4及び図9に示されるように、カラムスイッチ20には128対のカラム選択線CSLy及びCSLby(y=<127:0>)のいずれか一対及びローカルデータ線LDQ<3:0>が接続されている。また、カラムスイッチ20には、ビット線群BLy<3:0>が接続されており、このビット線群BLy<3:0>は一列に並んで設けられた複数のメモリセルMCに接続されている。前述のように、1つのカラムスイッチ20に接続されるビット線群BLy<3:0>はビット線BLy0〜ビット線BLy3までの4本の配線からなる。同様に、ローカルデータ線LDQ<3:0>は、LDQ0〜LDQ3までの4本の配線からなる配線である。
図9に示すように、カラムスイッチ20は、2つのNMOSトランジスタQN11及びQN12のソースを互いに接続してなるトランジスタ対を4つ備えて構成されている。トランジスタQN11のゲートにカラム選択線CSLyが、ドレインにローカルデータ線LDQ<3:0>のいずれか1本が接続されている。また、トランジスタQN12のゲートにはカラム選択線CSLbyが接続され、ドレインは接地されている。そして、トランジスタQN11及びQN12のソースはともにビット線群BLy<3:0>のいずれか1本に接続されている。ビット線BLy<3:0>の各々には、ゲートにクランプ電圧Vclmpを与えられるクランプトランジスタQN17が接続されている。このクランプトランジスタQN17により、ビット線BLy<3:0>の電圧は、クランプ電圧VclmpよりもクランプトランジスタQN17の閾値電圧Vthだけ低い電圧(Vclmp−Vth)近傍にクランプされる。
また、ローカルデータ線LDQ<3:0>には、メモリセルMCに定電流を与えるための定電流回路(電流源負荷トランジスタ)として機能するダイオード接続PMOSトランジスタQP16のドレインが接続されている。このPMOSトランジスタQP16から供給される定電流がメモリセルMCに流れることにより、メモリセルMCの保持データに応じた電圧Vcellがローカルデータ線LDQ<3:0>に発生する。この電圧Vcellがセンスアンプ回路において参照電圧と比較されることにより、メモリセルMCの保持データが判定される。
[カラムデコーダ21の構成]
図4及び図10に示されるように、カラムデコーダ21には128対のカラム選択線CSLy及びCSLby(y=<127:0>)、並びにカラムアドレス信号CAが入力されるアドレス信号線が接続されている。本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置において、一組のカラム選択線CSLy、CSLbyは1つのカラムスイッチ20内の4つのトランジスタ対(図9のQN11、QN12)にそれぞれ接続され、1つのカラムスイッチ20は4本のビット線群BLy<3:0>を選択駆動することができる。カラムデコーダ21は、図10に示すような回路を、一対のカラム選択線CSLy、CSLbyごとに有している。
図10に示すように、1つのカラムデコーダ21において、カラムデコーダ21に接続されたアドレス信号線は、論理ゲートGATE3に接続される。論理ゲートGATE3の出力信号はレベルシフタL/Sを介してPMOSトランジスタQP11及びNMOSトランジスタQN13からなるCMOSインバータCMOS11の入力端子に供給される。トランジスタQP11のソースに電源VSETHが接続され、トランジスタQN13のソースは接地されている。そして、トランジスタQP11及びQN13のドレインはともにカラム選択線CSLyに接続される。
また、カラム選択線CSLyは、PMOSトランジスタQP12及びNMOSトランジスタQN14からなるCMOSインバータCMOS12に接続されている。トランジスタQP12のソースにも電源VSETHが接続され、トランジスタQN14のソースは接地されている。そして、トランジスタQP12及びQN14のドレインはともにカラム選択線CSLbyに接続される。
[センスアンプ/書き込みバッファ22の構成]
図4及び図11に示されるように、センスアンプ/書き込みバッファ22には、カラム電源線VCol1、ローカルデータ線LDQ<3:0>及びデータ入出力線IO<3:0>が接続されている。まず、書き込みバッファ部分について、その構成を説明する。センスアンプ/書き込みバッファ22に接続されたデータ入出力線IO<3:0>は、レベルシフタL/Sを介してPMOSトランジスタQP13及びNMOSトランジスタQN15からなるCMOSインバータCMOS13に接続される。トランジスタQP13のソースにはカラム電源線VCol1が接続されている。カラム電源線VCol1には後述するようにリセット電圧VRESETが印加されている。また、トランジスタQN15のソースは接地されている。そして、トランジスタQP13及びQN15のドレインはともにスイッチSW1を介して、ローカルデータ線LDQ<3:0>に接続されている。
次に、センスアンプ部分について、その構成を説明する。センスアンプ/書き込みバッファ22に接続されたデータ入出力線IO<3:0>は、センスアンプS/Aに接続される。センスアンプS/Aは、後述するように選択メモリセルに流れた電流によりローカルデータ線LDQに生じる電圧を参照電圧と比較する機能を有する。参照電圧は、図11では図示しない参照電圧発生回路により生成される。センスアンプS/Aの出力端子はスイッチSW2を介してローカルデータ線LDQ<3:0>に接続されている。
[カラム電源線ドライバ23の構成]
図4及び図12に示されるように、カラム電源線ドライバ23には、カラム電源線VCol1及び制御信号線が接続されている。カラム電源線ドライバ23において、電源VSETHがNMOSトランジスタQN16のドレイン及びゲートに接続され、トランジスタQN16のソースはPMOSトランジスタQP14を介してカラム電源線VCol1に接続されている。トランジスタQP14のゲートには制御信号SETonが供給される。
また、カラム電源線ドライバ23において、電源VRESETがPMOSトランジスタQP15を介してカラム電源線VCol1に接続されている。トランジスタQP15のゲートには制御信号RESETonが供給される。制御信号RESETonは、リセット動作時に“H”状態から“L”状態となる。
[センスアンプS/Aの構成]
センスアンプS/Aは、図13に示すように、3つの差動増幅器221〜223、論理回路224、及び3つの参照電圧発生回路225〜227を備えている。
参照電圧発生回路225〜227は、それぞれ異なる大きさの参照電圧Vref1、Vref2、Vref3を発生させるように構成されている。後述するように、参照電圧発生回路225〜227は、メモリセルMCの可変抵抗素子VRの最高の抵抗値R11と略等しい抵抗値を有する抵抗素子と、メモリセルMCの可変抵抗素子VRの最低の抵抗値R10と略等しい抵抗値を有する抵抗素子とを備え、これらの抵抗素子を複数個組み合わせて用いて参照電圧Vref1、Vref2、Vref3を発生させている。
差動増幅器221〜223は、それぞれローカルデータ線LDQ<3:0>に読み出されたセル電圧Vcellと、参照電圧Vref1、Vref2、Vref3とを差動増幅して差動増幅信号を出力する。
論理回路224は、これらの差動増幅器221〜223の出力信号に基づいて、メモリセルMCに保持されているデータを判定し、その判定結果を出力線IO<3:0>に出力する。
次に、参照電位発生回路225〜227の構成を図14を参照して説明する。
前述したように、参照電位発生回路225〜227は、複数の抵抗素子230と、この抵抗素子230の各々に直列接続された複数のダイオードDjと、このダイオードDjの各々に直列接続された複数のクランプトランジスタ229と、この複数のクランプ用N型MOSトランジスタ229の各々に直列接続され且つダイオード接続された複数のP型MOSトランジスタ228とを備えている。複数のP型MOSトランジスタ228は、ドレイン端子を互いに接続されている。
ダイオード接続されたP型MOSトランジスタ228の各々は、ソースに電源電圧を供給され、ドレインはノードN1において、N型MOSトランジスタ229のドレインに接続されており、複数の抵抗素子230の各々に流れる電流を等しくする電流調整回路として機能する。
N型MOSトランジスタ229のソースは抵抗素子230の一端に接続されている。抵抗素子230の他端は接地されている。N型MOSトランジスタ229のゲートにはクランプ用電圧VCLMPが供給されている。これによりN型MOSトランジスタ229は、抵抗素子230に印加される電圧を制限するクランプ回路として機能する。このように直列接続されたP型MOSトランジスタ228、N型MOSトランジスタ229及び抵抗素子230が6組形成され、ノードN1が共通接続されて出力端子O1とされている。すなわち、6個の抵抗素子230は、N型MOSトランジスタ229を介して、ノードN1と接地端子との間に並列に接続され抵抗回路を形成している。
参照電圧発生回路225〜227では、抵抗素子230が6個形成されている。そのうち参照電圧発生回路225においては、抵抗素子230の6個のうちの5個は、メモリセルMCの最小の抵抗値R00(図2B参照)、またはこれに略等しい抵抗値を与えられている。残りの1個は、メモリセルの最大の抵抗値R11(図2B参照)を与えられている。なお、抵抗素子230は、メモリセルMCの可変抵抗素子と同様の可変抵抗素子により形成されてもよいが、固定の抵抗値を有する抵抗素子とすることも可能である。
6個のP型MOSトランジスタ228により供給される定電流の大きさがIref1、抵抗R00を与えられた抵抗素子230に流れる電流の大きさをI00、抵抗R11を与えられた抵抗素子230に流れる電流の大きさをI11とすると、
6つの抵抗素子230に流れる電流は平均化され、次の数式が成り立つ。
Figure 2010009711
この定電流Iref1は、図2Bのような理想的な電流分布がメモリセルMCにおいて得られている場合、ちょうど電流I00の分布と電流I10の分布の中間付近の値となる。
一方、参照電圧発生回路226は、図15に示すように参照電圧発生回路225と同様の構成を有している。しかし、6個の抵抗素子230のうちの3個が抵抗値R00を与えられ、残りの3個が抵抗値R11を与えられている点で参照電圧発生回路225と異なっている。このため、参照電圧発生回路26が発生させる参照電流Iref2は、次に数式で表現される。この定電流Iref2は、図2Bのような理想的な電流分布がメモリセルMCにおいて得られている場合、ちょうど電流I10の分布と電流I01の分布の中間付近の値となる。
Figure 2010009711
一方、参照電圧発生回路227は、図16に示すように参照電圧発生回路225、226と同様の構成を有している。しかし、6個の抵抗素子230のうちの1個が抵抗値R00を与えられ、残りの5個が抵抗値R11を与えられている点で参照電圧発生回路225、226と異なっている。このため、参照電圧発生回路27が発生させる参照電流Iref3は、次に数式で表現される。この定電流Iref3は、図2Bのような理想的な電流分布がメモリセルMCにおいて得られている場合、ちょうど電流I00の分布と電流I01の分布の中間付近の値となる。
Figure 2010009711
このように、本実施の形態では、参照電圧発生回路225〜227において、メモリセルMCの可変抵抗素子VRに与えられる4通りの抵抗値のうち、最大の抵抗値R11と最小の抵抗値R00とのいずれかの値を有する抵抗素子230が複数設けられている。抵抗値R11の抵抗素子230の数と、抵抗値R00の抵抗素子230の数との割合が、参照電圧発生回路225〜227においてそれぞれ異なっているため(225では5:1、226では3:3、227では1:5)、異なる参照電流Iref1〜3が出力される。最大の抵抗値R11と最小の抵抗値R00とは他の抵抗値に比べて高精度で得られるとの出願人の知見から、この構成によれば、参照電流Iref1〜3を、電流分布の中心付近に設定することが容易になる。従って、多値が記憶されたメモリセルにおいても誤読み出しが発生することを防止することができる。なお、3つの参照電圧発生回路225〜227に含まれている抵抗値R00の抵抗素子230の総数は、抵抗値R11の抵抗素子230の総数と等しくされている。これにより、参照電流Iref1〜3の間隔を均等にすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加、組み合わせ等が可能である。たとえば、上記の実施の形態では、メモリセルMCが4通りの抵抗値を有し、1メモリセル当たり2ビットのデータを記憶可能な例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3ビットあるいはそれ以上のデータを1メモリセルに格納させた場合にも適用可能である。
たとえば、図17に示すように、1つのメモリセルMCの抵抗値を8通りに設定し、従って電流分布が8通りに得られる3ビット/セルを記憶可能な半導体記憶装置の場合にも、本発明が適用可能である(メモリセルの可変抵抗素子VRは、小さい値から順に、R000(最小),R001,R010,R011,R100,R101,R110,R111(最大)の8通りの抵抗値をとり得る)。この場合には、図18に示すように、7個の差動増幅器241〜247と、7個の参照電圧発生回路251〜257とを用意して、7通りの参照電流Iref1〜Iref7を発生させる。
個々の参照電圧発生回路251〜257には、それぞれ抵抗素子230を14個設け、m番目(m=1〜7)の参照電圧発生回路では、可変抵抗素子VRの最小の抵抗値R000と略等しい抵抗値を持つ抵抗素子230を(15−2m)個、可変抵抗素子VRの最大の抵抗値R111と略等しい抵抗値を持つ抵抗素子を(2m−1)個形成する。これにより、7個の参照電圧発生回路が発生させる参照電流Irefm(m=1〜7)は、最大の電流値I000、最小の電流値I111として、次の数式で表現される。
Figure 2010009711
また、本発明は、Nビットのデータを1つのメモリセルに記憶する場合に一般化できる。この場合、(2−1)個の参照電圧発生回路を用意し、(2−1)通りの参照電流Iref1〜Iref(2−1)を発生させる。
個々の参照電圧発生回路には抵抗素子230を2・(2−1)個並列に接続させる。そして、m番目(m=1〜2−1)の参照電圧発生回路では、可変抵抗素子VRの最小の抵抗値Rminと略等しい抵抗値を持つ抵抗素子230を(2N+1―2m−1)個、可変抵抗素子VRの最大の抵抗値Rmaxと略等しい抵抗値を持つ抵抗素子を(2m−1)個形成する。これにより、(2−1)個の参照電圧発生回路が発生させる(2−1)通りの参照電流Irefm(m=1〜2−1)は、最大の電流値Imax、最小の電流値Iminとして、次の数式で表現される。
Figure 2010009711
本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイの等価回路を示す回路図である。 メモリセルMCの抵抗分布及び電流分布の例を示す。 抵抗変化メモリ装置のリセット動作を示す概念図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のカラム/ロウ制御回路の配置例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のロウ制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のロウ制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のロウ制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のロウ制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のカラム制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のカラム制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のカラム制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の抵抗変化メモリ装置のカラム制御回路の構成例を示す回路図である。 センスアンプS/Aの構成を示すブロック図である。 参照電圧発生回路225の構成を示す回路図である。 参照電圧発生回路226の構成を示す回路図である。 参照電圧発生回路227の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態の変形例を示す。 本発明の実施の形態の変形例を示す。
符号の説明
1・・・半導体基板、 2・・・メモリブロック、 3・・・配線領域、 4・・・ビット線コンタクト領域、 5・・・ワード線コンタクト領域、 6・・・ビット線コンタクト、 7・・・ワード線コンタクト、 10・・・ロウデコーダ、 11・・・メインロウデコーダ、 12・・・書き込み駆動線ドライバ、 13・・・ロウ電源線ドライバ、 14・・・ロウ系周辺回路、 20・・・カラムスイッチ、 21・・・カラムデコーダ、 22・・・センスアンプ/書き込みバッファ、 23・・・カラム電源線ドライバ、 24・・・カラム系周辺回路、 MA・・・メモリセルアレイ、 MC・・・メモリセル、 VR・・・可変抵抗素子、 Di・・・ダイオード、 BL・・・ビット線、 WL・・・ワード線、 MWL・・・メインワード線 CSL・・・カラム選択線、 221〜223、241〜247・・・差動増幅器、 224・・・論理回路、 225〜227、251〜257・・・参照電圧発生回路、 228・・・P型MOSトランジスタ、 229・・・N型MOSトランジスタ、 230・・・抵抗素子。

Claims (5)

  1. 4種類以上の抵抗値をとり得る可変抵抗素子を含むメモリセルが複数の第1配線及び複数の第2配線の交差部に配置されたメモリセルアレイと、
    前記第1配線及び前記第2配線を選択的に駆動する制御回路と、
    前記制御回路により選択に駆動された前記第1配線及び前記第2配線の交差部に配置された選択メモリセルに流れる電流により生じる電圧を参照電圧と比較するセンスアンプ回路と、
    前記参照電圧を生成する参照電圧発生回路と
    を備え、
    前記参照電圧発生回路は、
    前記可変抵抗素子の最大の抵抗値と略等しい抵抗値を有する第1の抵抗素子、及び前記可変抵抗素子の最小の抵抗値と略等しい抵抗値を有する第2の抵抗素子を並列に接続してなる抵抗回路と、
    前記第1の抵抗素子及び前記第2の抵抗素子に流れる電流を等しくする電流調整回路と
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記電流調整回路は、ドレイン端子が互いに接続され且つダイオード接続された複数のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 複数個の前記参照電圧発生回路を有し、
    1つの前記参照電圧発生回路の中に含まれる前記第1の抵抗素子の数と前記第2の抵抗素子の数との割合が、他の前記参照電圧発生回路における割合とは異なることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の抵抗素子又は前記第2に抵抗素子に直列に接続され前記第1の抵抗素子又は前記第2の抵抗素子に印加される電圧を制限するクランプ回路を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルは、前記可変抵抗素子と整流素子とを直列接続して構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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