JP2010009008A - レーザポインタ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の位置を逐一目で確認せずとも容易に操作でき、不意にレーザ光が発射されるおそれもない利便なレーザポインタを提供する。
【解決手段】使用者が把持する把持部23を有する本体2と、本体2に設けられた情報処理装置6に向けて所定の指令を発するために操作される指令用操作部31と、本体2に設けられ指令用操作部31から所定距離をおいて離間しかつ先端が本体2の表面よりも突出しないように配置されたレーザ光を照射するために操作される照射用操作部30と、本体2の表面に形成され指令用操作部31及び照射用操作部30のそれぞれの周縁に隣接するように連続した凹部21とを具備するレーザポインタ1を構成した。このようなものであれば、凹部21を指でなぞるようにして、照射用操作部30と指令用操作部31とを選択的に操作することができる。加えて、レーザポインタ1を卓上に載置した場合に照射用操作部30が卓に接触して誤操作されるおそれが低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光をスクリーン等に照射することができ、またプレゼンテーション用のパーソナルコンピュータ等に所要の指令を与えることができるレーザポインタに関する。
従来より、プレゼンテーションや会議等の場で使用され、プロジェクタやOHP等によりスクリーンに投射した画面の一部をレーザ光で指示するレーザポインタが周知である。
また、単にレーザ光を照射するのみならず、パーソナルコンピュータやその他の情報処理装置と無線交信して表示画面の変更等の遠隔操作を行い得るものも開発されている。下記特許文献1に開示されているレーザポインタでは、ペン型の筐体にレーザ照射用の操作部(押下ボタン)、ページ送り指令用の操作部、及びページ戻し指令用の操作部が設けられており、各操作部を操作することで、レーザ光を照射したり、情報処理装置にページ送りまたはページ戻し指令を与えたりすることができる。
特開2006−330208号公報
上記例のレーザポインタでは、三個以上の操作部が密集して並ぶことになるので、ときに押し間違いが発生する。とりわけ、レーザ照射用の操作部から指を離してページ送り指令用/ページ戻し指令用の操作部を操作する、あるいは逆にページ送り指令用/ページ戻し指令用の操作部から指を離してレーザ照射用の操作部を操作する際に、操作部を取り違える可能性があり、操作部の位置を逐一目で確認することを使用者に強いていた。
並びに、上記例のレーザポインタでは、レーザ照射用の操作部が筐体から突出しているため、このレーザポインタを卓上に載置した場合にレーザ照射用の操作部が卓に接触し、レーザ光が発射されるおそれがある。故に、このような誤操作を予防するべく、レーザ照射用の操作部をガードする別部品(クリップ等)を筐体に取り付けることが要求された。
以上に鑑みてなされた本発明は、操作部の位置を逐一目で確認せずとも容易に操作でき、不意にレーザ光が発射されるおそれもない利便なレーザポインタを提供しようとするものである。
本発明では、使用者が把持する把持部を有する本体と、前記本体に設けられた、情報処理装置に向けて所定の指令を発するために操作される指令用操作部と、前記本体に設けられ、前記指令用操作部から所定距離をおいて離間し、かつ先端が本体の表面よりも突出しないように配置された、レーザ光を照射するために操作される照射用操作部と、前記本体の表面に形成され、前記指令用操作部及び前記照射用操作部のそれぞれの周縁に隣接するように連続した凹部とを具備するレーザポインタを構成した。ここで、操作部とは、押下ボタン、タッチボタン、トラックパッドまたはタッチパネル、レバー、スイッチ等を包括する概念である。情報処理装置とは、パーソナルコンピュータ、多機能型のテレビジョン受像器、ディスク再生装置や記録装置等である。所定の指令とは、スライドやページの表示を切り替えるための指令、画像及び/または音声を再生するための指令、記録するための指令等であるが、その指令が無線送信されるか有線送信されるかは問わない。
本発明によれば、指令用操作部と照射用操作部とを区別して認識できる上、凹部を指でなぞるようにして照射用操作部から指令用操作部に指を移し、あるいは逆に指令用操作部から照射用操作部に指を移すことができる。従って、これら操作部の位置を逐一目で確認せずとも容易に操作することが可能であり、プレゼンテーションや会議等の場でスクリーンや資料、または聴衆から目を逸らさずに済む。加えて、レーザポインタを卓上に載置した場合に照射用操作部が卓に接触して誤操作されるおそれも低減する。照射用操作部は本体の表面から突出しないが、その周縁に隣接した凹部が本体の表面に存在するので、この凹部を介して無理なく照射用操作部を操作可能である。
前記凹部が前記指令用操作部及び前記照射用操作部を略全周に亘って包囲していれば、より操作しやすいものとなる。
前記指令用操作部が、前記照射用操作部に対して側方に偏倚し、かつ使用者側から見て照射用操作部よりも手前にあれば、把持部を把持した状態で親指で指令用操作部または照射用操作部を選択的に操作するのに都合がよい。
前記指令用操作部の中央と前記照射用操作部の中央との距離は、約20mm以下であることが好ましい。
前記本体に設けられ、前記指令用操作部が操作された場合とは相異なる指令を前記情報処理装置に向けて発するために操作される第二指令用操作部をさらに具備し、前記第二指令用操作部が、前記照射用操作部に対して側方に偏倚し、かつ使用者側から見て照射用操作部よりも手前にあれば、把持部を把持した使用者の親指で指令用操作部、第二指令用操作部または照射用操作部を選択的に操作するのに都合がよい。第二指令用操作部が操作された場合に発される指令は、例えば、指令用操作部が操作された場合に発される指令とは逆の意味を持つ指令とする。
前記指令用操作部と前記第二指令用操作部とは前記照射用操作部を中心として左右に離間しており、指令用操作部の中央と第二指令用操作部の中央との距離が約16mm以上約22mm以下であることが好ましい。
前記照射用操作部が押下ボタンであり、前記照射用操作部の周縁の長径が約10mm以下、前記凹部の周縁の長径が約15mm以上であれば、指が比較的太い人でも適切に照射用操作部を押下できる。
また、レーザポインタが、本体における前記照射用操作部に近接した位置に、先端が本体の表面よりも凹ませて配置され、表面に触れたユーザの指の位置を検出することにより情報処理装置に向けて表示画面に表示されたカーソルの操作に係る指令を発し得るカーソル操作部をさらに設けたものである場合は、当該カーソル操作部と前記本体の表面とを連続させるように傾斜させて設けた第二の凹部をカーソル操作部と照射用操作部との間に少なくとも介在する位置にさらに設けたものとすれば、凹部又は第二の凹部に囲まれてた位置で照射用操作部からの凹部、第二の凹部を介したスムーズな操作の切替を行い得るとともに、それぞれの操作の切替は凹部及び第二の凹部を超えて指を動かすという使用者の明確な意志によってのみなされるため、使用者はレーザポインタを目視することなく、容易にカーソル操作部と照明用操作部との相互切り替えの動作を行い得るものとなる。
さらにレーザポインタの表面といった限られたスペースを有効に利用しつつ、カーソル操作部への使用者の直感的な使用を実現するためには、カーソル操作部が、押下操作されることによりカーソルの操作とは別の指令を発し得るものとすれば望ましい。
また、カーソル操作部の操作から関連する種々の操作へと容易且つ迅速に行い得るものとするためには、第二の凹部の外側に、前記カーソル操作部が操作された場合とは相異なる指令を前記情報処理装置に向けて発するために操作されるクリックボタンを連続させて設けたものとすることが望ましい。
そして、上述したクリックボタンを有効に設けるための具体的な一例として、カーソル操作部を平面視円形をなすものとするとともに前記第二の凹部を、カーソル操作部の略全周に亘って包囲しているものとし、当該カーソル操作部の中央から放射状にクリックボタンを複数設けているものを挙げることができる。
前記本体における、前記照射用操作部が設けられた面とは反対の面の、照射用操作部とは略対向する部位に、両面間の厚み寸法が他の部位よりも小さくなるように窪ませた指掛け部が形成されていれば、その指掛け部に人差し指を掛け、操作部に親指を乗せ、残りの指で把持部を把持することができる。このように使用すれば、照射用操作部の操作時に本体がぶれにくくなり、安定感が増す。さらに、指掛け部の位置を頼りにして照射用操作部の概略位置を判断することも可能となる。即ち、操作部の位置を目で確かめる頻度が少なくなる。
前記本体の把持部が、使用者側から見て手前に向かうにつれて徐々に下方に湾曲した形状をなしていれば、中指、薬指及び小指でこれを把持しやすく、使用者の手によくフィットする。
前記照射用操作部の周縁の外形が、前記指令用操作部のそれよりも大きければ、どの操作部が照射用操作部(または、指令用操作部)であるかを触感で判断できる。
本発明によれば、操作の頻度が高い操作部の位置を逐一目で確認せずとも容易に操作でき、不意にレーザ光が発射されるおそれもない利便なレーザポインタを実現できる。
本発明の第一実施形態のレーザポインタを示す斜視図。 同実施形態のレーザポインタの平面図。 同実施形態のレーザポインタの底面図。 同実施形態のレーザポインタの正面図。 同実施形態のレーザポインタのA−B−C−D−E−F線組み合わせ側断面図。 同実施形態のレーザポインタのG−G線背断面図。 同実施形態のレーザポインタの使用態様を示す図。 同実施形態のレーザポインタと組み合わせて使用する無線レシーバを示す斜視図。 好適な操作部の配置及び操作部間の距離に関する調査の結果を示す平面図。 最もぶれの少ないラインに関する調査の結果を示す側面図。 最もぶれの少ないラインに関する調査の結果を示す側面図。 レーザポインタの前端から重心までの距離とこのレーザポインタを使用したときの筋活動量との関係を測定した結果を示す表。 同実施形態のレーザポインタ及び既存のレーザポインタを使用したときの筋活動量を測定した結果を示す表。 同実施形態の変形例の一を示す平面図。 本発明の第二実施形態のレーザポインタの使用態様を示す図。 同実施形態のレーザポインタの外観図。 同実施形態のレーザポインタの正面図。 同実施形態のレーザポインタの左側面図。 同実施形態のレーザポインタの右側面図。 同実施形態のレーザポインタと組み合わせて使用するレシーバを示す斜視図。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一の実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施形態のレーザポインタ1は、レーザ光を照射することができ、また情報処理装置6に所要の指令を与えることができるものである。
一般に、プレゼンテーションや会議等の場では、スライドやページ等を表示したり、画像及び/または音声を再生したり、録画/録音したりするための情報処理装置6を使用する。情報処理装置6は、具体的にはパーソナルコンピュータ、多機能型のテレビジョン受像器、ディスク再生装置や記録装置等であり、図7に示しているように、必要に応じてプロジェクタ7、モニタ、アンプ及びスピーカ、カメラ、マイク等の機器を接続する。
また、情報処理装置6には、レーザポインタ1から発信される無線信号を受信する無線レシーバ5を接続する。尤も、情報処理装置6自体にレシーバ5を内蔵している場合や、レーザポインタ1と情報処理装置6とを有線接続する場合にはこの限りでない。
本実施形態のレーザポインタ1は、図1ないし図6に示すように、使用者が把持する把持部23を有する本体2と、本体2上面に設けた照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32とを具備する。
本体2は、前後に伸長しつつ前後方向の中間部でなだらかに湾曲した形状をなしており、その湾曲を開始した部位から後方(使用者から見て手前方)が把持部23となる。本体2には、情報処理装置6に向けて無線信号を送出するための無線トランシーバ41、レーザ光を発振するためのレーザ素子42、トランシーバ41やレーザ素子42を制御する制御回路43等を内蔵している。これらトランシーバ41、レーザ素子42及び制御回路43等は、本体2の前半部に所在する。加えて、本体2の後半部の下方領域には、電池を収容する電池ボックス25を設けている。
照射用操作部30は、レーザ光を照射する目的で操作されるものである。他方、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、情報処理装置6上で実行されるソフトフェアの機能を制御する目的で操作されるものである。第二指令用操作部32に対する操作は、前記指令用操作部31に対する操作とは逆の意味を持つ。例えば、ソフトウェアが複数のスライドまたはページを順次表示するプレゼンテーションソフトである場合、指令用操作部31に対する操作はスライドまたはページを次のものに切り替える旨を意味し、第二指令用操作部32に対する操作はスライドまたはページを前のものに戻す旨を意味する。ソフトウェアが画像や音声を再生する再生ソフトである場合、指令用操作部31に対する操作は画像や音声を再生する旨を意味し、第二指令用操作部32に対する操作は画像や音声の再生を停止、または巻き戻す旨を意味する。ソフトウェアが画像や音声を記録する録画/録音ソフトである場合、指令用操作部31に対する操作は録画または録音する旨を意味し、第二指令用操作部32に対する操作は録画または録音を停止する旨を意味する。なお、情報処理装置6が汎用的なOSをインストールしたコンピュータであるならば、指令用操作部31に対する操作が(ワイヤレス)マウスの主ボタンのクリックと同義となり、第二指令用操作部32に対する操作がマウスの副ボタンのクリックと同義となる。プレゼンテーションや会議等の場では、照射用操作部30及び指令用操作部31の操作頻度が比較的高く、第二指令用操作部32の操作頻度はそれよりも低いと考えられる。
照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、制御回路43に電気的に接続している。照射用操作部30が操作されたとき、制御回路43はレーザ素子42を駆動してレーザ光を発振させ、これを前方に照射する。指令用操作部31が操作されたときには、制御回路43はトランシーバ41を介して所定の指令、即ちスライドまたはページの順送り、画像や音声の再生、録画または録音等を指令する信号を送信する。翻って、第二指令用操作部32が操作されたときには、制御回路43はトランシーバ41を介して前記指令と相異した指令、即ちスライドまたはページの逆送り、画像や音声の再生停止または巻き戻し、録画または録音の停止等を指令する信号を送信する。レシーバ5を介してこれらの信号を受信した情報処理装置6は、その指令に従い上述のソフトウェア機能を実行する。
本実施形態において、照射用操作部30、指令用操作部31、第二指令用操作部32はそれぞれ押下ボタンである。照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、本体2の前半部、換言すれば把持部23の前端近傍に所在している。照射用操作部30は、本体2の左右方向の中心軸上にある。指令用操作部31は本体2の中心軸から右方に偏倚し、第二指令用操作部32は本体2の中心軸から左方に偏倚している。加えて、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、照射用操作部30よりも後方にある。総じて、照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、平面視二等辺三角形の頂点に位置する形に分散している。
照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、平面視略円形状をなす。照射用操作部30の平面視直径は、例えば約8mmないし約10mmとする。指令用操作部31の平面視直径は照射用操作部30のそれより小さく、例えば約5mmとする。第二指令用操作部32の平面視直径は指令用操作部31のそれより小さく、例えば約4mmとする。
照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32の離間距離に関して考察する。複数人の被験者について、本体2(の把持部23)を把持した状態での親指の可動範囲を調査した結果を、図9に示す。図中、外側の実線R1は被験者の親指の可動範囲の平均を表し、内側の破線R2は被験者が照射用操作部30を親指で操作しやすいと感じた範囲の平均を表す。図に描画した格子の目は、一辺が5mmである。この調査結果によれば、曲線R2の範囲内に照射用操作部30を配置したとき、照射用操作部30の中央から指令用操作部31または第二指令用操作部32の中央までの距離は約20mm以下に収まることが好ましいと言える。並びに、指令用操作部31の中央と第二指令用操作部32の中央との距離は、約16mm以上約22mm以下であることが好ましいと言える。
本実施形態では、各操作部30、31、32の先端即ち上端を、本体2の表面即ち上面から突出しないように位置づけている。そして、本体2の上面には、各操作部30、31、32の周縁に隣接する凹部21、22を形成してある。凹部21、22は、内周が断面視略擂鉢状をなし、各操作部30、31、32の周縁を全周に亘り包囲する。特に、照射用操作部30の周囲の凹部と指令用操作部31の周囲の凹部とは連続し、両操作部30、31を包囲する一体の凹部21となっている。この凹部21は、第二指令用操作部32の周囲の凹部22とは隔絶している。
照射用操作部30は指令用操作部31及び第二指令用操作部32よりも前方にあることから、照射用操作部30は親指の腹で押下される蓋然性が高い。親指が比較的太い使用者でも照射用操作部30を適切に押下できるようにするには、照射用操作部30の周囲の凹部21がある程度以上拡がっている必要がある。照射用操作部30が平面視直径約10mm以下の場合、凹部21の周縁は平面視直径約15mm以上であることが望ましい。本実施形態では、凹部21の周縁の平面視直径を約20mmに設定している。
照射用操作部30の周囲の凹部21には、通電確認用のランプ27を埋設している。ランプ27は、凹部21の前端縁近傍にある。このランプ27は、制御回路43と電気的に接続している。制御回路43は、照射用操作部30、指令用操作部31または第二指令用操作部32が押下操作されている間ランプ27に通電してこれを点灯させる。
また、本体2の前半部における下面に、上下両面間の厚み寸法が他の部位よりも小さくなるように窪ませた指掛け部24を形成している。指掛け部24の後端縁は、照射用操作部30と上下方向に略対向する箇所にある。但し、指掛け部24の後端縁を、指令用操作部31または第二指令用操作部32と上下方向に略対向する箇所に位置づけても構わない。使用者は、指掛け部24に人差し指を掛け、残りの指で把持部23を把持した状態で、操作部30、31、32に親指を乗せてこれを押下操作することができる。
本体2の前端部、レーザ光の出射窓26から下方に偏倚した部位は斜めに切り落としてあり、その傾斜面からダイヤル33を突き出させている。ダイヤル33は、レーザ光の投影形状を選択するためのものである。本実施形態のレーザポインタ1は、レーザ光をスクリーン8等に照射したときの投影形状を複数の態様から選択可能である。具体的には、ポイント(点)、サークル(輪)またはラインL(線分)の何れかの投影形状をとり得る。使用者は、このダイヤル33を回転させることで、レーザ光の投影形状を選択する。本体2の上面における前端近傍の部位には、現在選択されている投影形状を表示するための表示部29を設けてある。この表示部29は、レーザ光の投影形状に合わせた透明部分を有する。図2に、透明部分を薄墨で示している。使用者は、この透明部分を介してダイヤル33の上面を透視することができる。ダイヤル33の上面は一部を着色してあって、その色が現在選択されている投影形状の透明部分から透けて見える。
本体2の後端部、電池ボックス25の直上の領域には、後方に連通した収納空間28を開設しており、この収納空間28にレシーバ5を収納することができる。収納空間28にレシーバ5を収納した様子を、図5に示している。
レシーバ5に関して補足すると、レシーバ5は、図8に示すように、制御回路等を内蔵した筐体51から、前方に情報処理装置6に接続するための接続プラグ52(USB、IEEE1394等)を突き出させているもので、プラグ52を介して受信した信号を情報処理装置6に送るとともに情報処理装置6から給電を受ける。筐体51の後端部の上縁は、筐体51の上面よりも突出してストッパ53を形成している。レシーバ5をレーザポインタ1本体2の収納空間28に挿入したとき、このストッパ53が収納空間28の入口の縁に当接して、レシーバ5が収納空間28の内奥へ没入してしまうのを阻止する。また、筐体51の側面、ストッパ53の直前の部位を一部切り欠いており、使用者がこの切欠部分54を摘んでレシーバ5を抜き差ししやすいようにしている。
本実施形態のレーザポインタ1は、重心が本体2の前半部にあるように設計している。重心位置の設定に関して考察する。複数人の被験者について、本体2(の把持部23)を把持してレーザ光を照射する体勢をとらせ、その様子を側方から撮影する。このとき、レーザ光を照射する目標の高さ位置は不定とする。一人の被験者につき複数回の試行、撮影を行い、複数回及び複数人分の撮影画像を重ね合わせると、図10に示すように、本体2の傾斜角度のばらつきの中心、換言すれば最もぶれの少ないラインLが判明する。そのラインLは、図11に示すように、本体2の前半部に属し、本体2の前端から約50mm前後の位置にあることが判明した。因みに、本体2の最前端から最後端までの全長は約125mmである。このラインLの近傍に重心を設定すれば、個々人の使用機会毎の本体2の傾斜角度のばらつきに伴う重心移動が少なくなるので、使い勝手の向上を期待できる。
複数人の被験者について、本体2を把持した状態での親指の伸筋、屈筋及び尺側手根屈筋の筋活動量を測定した結果を、図12に示す。図中、筋活動量の値は複数人の平均値である。この測定結果によれば、本体2の前端から約50mmないし約60mmの範囲内に重心を設定することが、筋活動量の低減に有効であると判断できる。
しかして、本実施形態では、本体2の重心位置の近傍に、照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32を設けている。厳密には、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は本体2の重心位置に極近接し、照射用操作部30は本体2の重心位置から若干前方に偏倚している。重心を本体2の前半部に設定し、その重心の付近に操作部30、31、32を配し、操作部以後の部位を把持部23とすることで、使用時の使用者の疲労を軽減でき、しかも本体2の全長を不必要に長大化させずに済む。
複数人の被験者について、本実施形態のレーザポインタ1及び既存のレーザポインタ三種を個別に使用させ、親指の伸筋、屈筋及び尺側手根屈筋の筋活動量を測定した結果を、図13に示す。図中、筋活動量の値は複数人の平均値である。既存品イ、ロ、ハは全て、重心が本体2の後半部に存在しているものである。本実施形態のレーザポインタ1の使用時の筋活動量は既存品使用時の筋活動量よりも少なく、使用者の負担が小さいことが分かる。
本実施形態によれば、使用者が把持する把持部23を有する本体2と、前記本体2に設けられた、情報処理装置6に向けて所定の指令を発するために操作される指令用操作部31と、前記本体2に設けられ、前記指令用操作部31から所定距離をおいて離間し、かつ先端が本体2の表面よりも突出しないように配置された、レーザ光を照射するために操作される照射用操作部30と、前記本体2の表面に形成され、前記指令用操作部31及び前記照射用操作部30のそれぞれの周縁に隣接するように連続した凹部21とを具備するレーザポインタ1を構成したため、指令用操作部31と照射用操作部30とを区別して認識できる上、凹部21を指でなぞるようにして照射用操作部30から指令用操作部31に指を移し、あるいは逆に指令用操作部31から照射用操作部30に指を移すことができる。従って、これら操作部の位置を逐一目で確認せずとも容易に操作することが可能であり、プレゼンテーションや会議等の場でスクリーン8や資料、または聴衆から目を逸らさずに済む。照射用操作部30及び指令用操作部31の周囲の凹部21と、第二指令用操作部32の周囲の凹部22とは隔絶しているので、指令用操作部31を操作するつもりが誤って第二指令用操作部32を操作してしまう可能性は小さい。レーザポインタ1を卓上に載置した場合に、照射用操作部30が卓に接触して誤操作されるおそれも低減する。照射用操作部30は本体2の表面から突出しないが、その周縁に隣接した凹部21が本体2の表面に存在するので、この凹部21を介して無理なく照射用操作部30を操作可能である。
前記凹部21が前記指令用操作部31及び前記照射用操作部30を略全周に亘って包囲しているため、より操作しやすいものとなっている。
前記指令用操作部31が、前記照射用操作部30に対して側方に偏倚し、かつ使用者側から見て照射用操作部30よりも手前にあるため、把持部23を把持した状態で親指で指令用操作部31または照射用操作部30を選択的に操作するのに都合がよい。
前記指令用操作部31の中央と前記照射用操作部30の中央との距離は約20mm以下であり、指令用操作部31と照射用操作部30との間で親指を移動させるのに支障はない。
前記本体2に設けられ、前記指令用操作部31が操作された場合とは相異なる指令を前記情報処理装置6に向けて発するために操作される第二指令用操作部32をさらに具備し、前記第二指令用操作部32が、前記照射用操作部30に対して側方に偏倚し、かつ使用者側から見て照射用操作部30よりも手前にあるため、把持部23を把持した使用者の親指で指令用操作部31、第二指令用操作部32または照射用操作部30を選択的に操作するのに都合がよい。
前記指令用操作部31と前記第二指令用操作部32とは前記照射用操作部30を中心として左右に離間しており、指令用操作部31の中央と第二指令用操作部32の中央との距離が約16mm以上約22mm以下であるため、前記指令用操作部31と前記第二指令用操作部32と区別して識別できる上、指令用操作部31と第二指令用操作部32との間で親指を移動させるのにも支障がない。
前記照射用操作部30が押下ボタンであり、前記照射用操作部30の周縁の長径が約10mm以下、前記凹部21の周縁の長径が約15mm以上であるため、指が比較的太い人でも適切に照射用操作部30を押下できる。
前記本体2における、前記照射用操作部30が設けられた面とは反対の面の、照射用操作部30とは略対向する部位に、両面間の厚み寸法が他の部位よりも小さくなるように窪ませた指掛け部24が形成されているため、その指掛け部24に人差し指を掛け、操作部30に親指を乗せ、残りの指で把持部23を把持することができる。このように使用すれば、照射用操作部30の操作時に本体2がぶれにくくなり、安定感が増す。さらに、指掛け部24の位置を頼りにして照射用操作部30の概略位置を判断することも可能となる。即ち、操作部30の位置を目で確かめる頻度が少なくなる。
前記本体2の把持部23が、使用者側から見て手前に向かうにつれて徐々に下方に湾曲した形状をなしているため、中指、薬指及び小指でこれを把持しやすく、使用者の手によくフィットする。
前記照射用操作部30の周縁の外形が、前記指令用操作部31のそれよりも大きいため、どの操作部が照射用操作部30(または、指令用操作部31)であるかを触感で判断できる。
なお、本発明は本実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、本体2に形成した凹部21、22が操作部30、31、32を略全周に亘って包囲していたが、本実施形態の変形例として示す図14に示すように、凹部21が操作部30、31を完全には包囲しない態様を妨げない。
また、上記実施形態では、操作部30、31、32は押下ボタンであったが、操作部30、31、32が押下ボタン以外のもの、例えばタッチボタン、トラックパッドまたはタッチパネル、レバー、スイッチ等であったとしても、本発明特有の効果を十分に奏し得る。
<第二実施形態>
以下、本発明の第二の実施の形態について図面を参照して説明する。なお本実施形態では、上記実施形態における構成要素に相当する構成要素に対しては、同じ符号を付すものとしている。
プレゼンテーションや会議等の場で用いられる本実施形態に係るレーザポインタ1は、図15に示す一例のように、複数の当該レーザポインタ1を用いながら、スライドやページ等を表示したり、画像及び/または音声を再生したり、録画/録音したりするための情報処理装置6を使用するレーザポインタシステムSに供されたものである。情報処理装置6は、具体的にはパーソナルコンピュータ、多機能型のテレビジョン受像器、ディスク再生装置や記録装置等であり、同図に示しているように、必要に応じてプロジェクタ7、モニタ、アンプ及びスピーカ、カメラ、マイク等の機器を接続する。また、情報処理装置6には、レーザポインタ1から発信される無線信号を受信するレシーバ5を接続する。
本実施形態に係るレーザポインタ1は上記第一実施形態と同様に、前記本体2に設けられ、前記指令用操作部31から所定距離をおいて離間し、かつ先端が本体2の表面よりも突出しないように配置された、レーザ光を照射するために操作される照射用操作部30と、本体2の表面に形成され、指令用操作部31及び前記照射用操作部30のそれぞれの周縁に隣接するように連続した凹部21とを具備しているものである。
ここで、本第二実施形態に係るレーザポインタ1は、前記本体2における照射用操作部30に近接した位置に、先端が本体2の表面よりも凹ませて配置され、表面に触れたユーザの指の位置を検出することにより情報処理装置6に向けて表示画面に表示されたカーソルの操作に係る指令を発し得るカーソル操作部33をさらに設けたものであり、当該カーソル操作部33と前記本体2の表面とを連続させるように傾斜させて設けた第二の凹部33bを、カーソル操作部33と照射用操作部30との間に少なくとも介在する位置にさらに具備しているものである。以下、レーザポインタ1の構成ついて、説明する。
レーザポインタ1は、図16ないし図19に示すように、使用者が把持する把持部23を有する本体2と、本体2上面に設けた照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32の他、カーソル操作部33、第一クリックボタン34a、第二クリックボタン34b及び第三クリックボタン34cを主に有したものである。
本体2は、前後に伸長しつつ前後方向の中間部でなだらかに湾曲した形状をなしており、その湾曲を開始した部位から後方(使用者から見て手前方)が把持部23となる。本体2には、情報処理装置6に向けて無線信号を送出するための無線トランシーバ41、レーザ光を発振するためのレーザ素子42、トランシーバ41やレーザ素子42を制御する制御回路43等を内蔵している。これらトランシーバ41、レーザ素子42及び制御回路43等は、本体2の前半部に所在する。加えて、本体2の後半部の下方領域には、電池を収容する電池ボックス25を設けている。
照射用操作部30は、レーザ光を照射する目的で操作されるものである。他方、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、情報処理装置6上で実行されるソフトフェアの機能を制御する目的で操作されるものである。第二指令用操作部32に対する操作は、前記指令用操作部31に対する操作とは逆の意味を持つ。例えば、ソフトウェアが複数のスライドまたはページを順次表示するプレゼンテーションソフトである場合、指令用操作部31に対する操作はスライドまたはページを次のものに切り替える旨を意味し、第二指令用操作部32に対する操作はスライドまたはページを前のものに戻す旨を意味する。プレゼンテーションや会議等の場では、照射用操作部30及び指令用操作部31の操作頻度が比較的高く、第二指令用操作部32の操作頻度はそれよりも低いと考えられる。
さらに、本レーザポインタ1は上述の通り、本体2上面側には、無線マウス(ポインティングデバイス)としての機能をも発揮させるため、カーソル操作部33、第一クリックボタン34a、第二クリックボタン34b及び第三クリックボタン34cをさらに有している。カーソル操作部33は、先端のレンズ部33aが本体の表面よりも凹ませて配置され、表面に触れたユーザの指の位置を検出することにより情報処理装置6に向けて表示画面に表示されたカーソルの操作に係る指令を発し得るものである。換言すれば、そのレンズ部33aの直上に載せ置かれたユーザの指の位置を光学的に検出することにより、マウス同様に表示画面8上のカーソルの位置を変更させる作用を果たすためのものである。カーソル操作部33は、押下操作されることによりカーソルの操作とは別の指令を発し得るものである。すなわちカーソル操作部33の押下は既存のマウスの左ボタンのクリックを意味している。なお、本実施形態ではカーソル操作部33の長押しはマウスの中央ボタン(スクロールホイール)のクリックを意味している。
しかして、カーソル操作部33の周囲には当該カーソル操作部33と前記本体2の表面とを連続させるように傾斜させて設けた第二の凹部33bを設けている。そして平面視円形状であるカーソル操作部33並びに第二の凹部33bの周囲には3つのクリックボタン34a、34b、34cを設けている。具体的には、カーソル操作部33の周囲の右側にある第一クリックボタン34aはマウスの右ボタン、周囲左先端側にある第二クリックボタン34bはキーボードのAltキー及びTabキー、周囲左基端側にある第三クリックボタン34cは左ボタンのホールドに、それぞれ相当する。しかして、本レーザポインタ1は、カーソル操作部レンズ33aを撫でる指の動きに合わせてマウスカーソルを移動させる指令信号や、カーソル操作部33またはクリックボタン34a、34b、34cに加えられる操作に対応した指令信号を、情報処理端末6に向けて発信する。カーソル操作部レンズ33a及び各クリックボタン34a、34b、34cもまた、本体表面から大きく飛び出さないように構成されている。
さらに本レーザポインタ1は図18に示す本体2左側面に、情報処理端末6上で起動している、動画や音声等のコンテンツ表示・再生する所謂メディア再生ソフトウェア等の起動、再生/一時停止及び停止といった操作を行い得る起動ボタン35a、再生/一時停止ボタン35b及び停止ボタン35cをそれぞれ設けている。
そして本実施形態では、図16及び図19に示される本体2右側面に、電源スイッチ36、スクリーン切替ボタン37、そしてID要求送信ボタン38を設けている。電源スイッチ36はレーザポインタ1自体の電源のON/OFFを行なうための通常のものである。スクリーン切替ボタン37は、プレゼンテーションソフトウェア等によるスライドショー実行時に押下された場合に、キーボードのBキーが押下されたのと同等の信号を発信する。結果、スクリーンの表示が黒くなる(暗転する)。元のスライド表示に戻したければ、再度スクリーン切替ボタン37を押下すればよい。
ID要求送信ボタン38は、上述のID設定を行なう際に押圧することにより、レシーバ5からのIDを要求するID要求信号を無線トランシーバ41に発信させるためのものである。
そして、それぞれ上述した各ボタンやスイッチ、すなわち照射用操作部30、指令用操作部31、第二指令用操作部32、カーソル操作部33、第一クリックボタン34a、第二クリックボタン34b及び第三クリックボタン34c、起動ボタン35a、再生/一時停止ボタン35b、停止ボタン35c、電源スイッチ36、スクリーン切替ボタン37、ID要求送信ボタン38は、制御回路43に電気的に接続している。すなわち照射用操作部30が操作されたとき、制御回路43はレーザ素子42を駆動してレーザ光を発振させ、これを前方に照射する。そして、他のボタンである指令用操作部31、指令用操作部31、第二指令用操作部32、カーソル操作部33、第一クリックボタン34a、第二クリックボタン34b及び第三クリックボタン34c、起動ボタン35a、再生/一時停止ボタン35b、停止ボタン35c、電源スイッチ36、スクリーン切替ボタン37、ID要求送信ボタン38が操作されたときには、制御回路43はトランシーバ41を介して所定の指令に係る信号を送信する。
本実施形態において、本体2上面に設けられた照射用操作部30、指令用操作部31、第二指令用操作部32、カーソル操作部33、第一クリックボタン34a、第二クリックボタン34b及び第三クリックボタン34cはそれぞれ押下ボタンである。照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32、カーソル操作部33、第一クリックボタン34a、第二クリックボタン34b及び第三クリックボタン34cは、本体2の前半部、換言すれば把持部23の前端近傍に所在している。照射用操作部30及びカーソル操作部33は、本体2の左右方向の中心軸上にある。指令用操作部31及び第一クリックボタン34aは本体2の中心軸から右方に偏倚し、第二指令用操作部32及び第二クリックボタン34b及び第三クリックボタン34cは本体2の中心軸から左方に偏倚している。加えて、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、上記第一実施形態と同様に、照射用操作部30よりも後方にある。総じて、照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32は、平面視二等辺三角形の頂点に位置する形に分散している。
照射用操作部30、指令用操作部31及び第二指令用操作部32及びカーソル操作部33は、平面視略円形状をなす。先ず、押下のみならずカーソル操作をも行なうカーソル操作部33の平面視直径は、例えば約12mmから15mmとする。照射用操作部30の平面視直径は、例えば約8mmないし約10mmとする。指令用操作部31の平面視直径は照射用操作部30のそれより小さく、例えば約5mmとする。第二指令用操作部32の平面視直径は指令用操作部31のそれより小さく、例えば約4mmとする。
なお本実施形態では、各操作部30、31、32、33、34a、34b、34cの先端即ち上端を、本体2の表面即ち上面から突出しないように位置づけている。そして、本体2の上面には、各操作部30、31、32、33の周縁に隣接する凹部21、22、及び第二の凹部33bを形成してある。これら凹部21、22並びに第二の凹部33bは、内周が断面視略擂鉢状をなし、各操作部30、31、32の周縁を全周に亘り包囲する。特に、照射用操作部30の周囲の凹部と指令用操作部31の周囲の凹部とは連続し、両操作部30、31を包囲する一体の凹部21となっている。この凹部21は、第二指令用操作部32の周囲の凹部22並びに第二の凹部33bとは隔絶している。
また、本体2の前半部における下面に、上下両面間の厚み寸法が他の部位よりも小さくなるように窪ませた指掛け部24を形成している。指掛け部24の後端縁は、照射用操作部30と上下方向に略対向する箇所にある。但し、指掛け部24の後端縁を、指令用操作部31または第二指令用操作部32と上下方向に略対向する箇所に位置づけても構わない。使用者は、指掛け部24に人差し指を掛け、残りの指で把持部23を把持した状態で、操作部30、31、32、33に親指を乗せてこれを押下操作することができる。
なおレシーバ5は、図20に示すように、制御回路等を内蔵した筐体51から、前方に情報処理装置6に接続するための接続プラグ52(USB、IEEE1394等)を突き出させているもので、プラグ52を介して受信した信号を情報処理装置6に送るとともに情報処理装置6から給電を受ける。筐体51の上下面を一部切り欠いており、使用者がこの切欠部分54を摘んでレシーバ5を抜き差ししやすいようにしている。そしてレシーバ5は、本実施形態では本体後端面に、複数のレーザポインタに対して順次ID設定を行なうためのID要求待ちボタン55を設けるとともに、内部には、接続プラグを介してプラグ52を介して受信した信号を情報処理装置6に送るかレシーバ5自体がレーザポインタ1と送信するための、破線で図示する受信機側トランシーバ56とを有している。
以上のような構成とすることにより、本発明の第二実施形態に係るレーザポインタ1は、カーソル操作部33と照射用操作部30との間に少なくとも介在する位置に第二の凹部33bを設けているので、上記第一実施形態と同様に、指令用操作部31と照射用操作部30とを区別して認識できる上、凹部21を指でなぞるようにして照射用操作部30から指令用操作部31に指を移し、あるいは逆に指令用操作部31から照射用操作部30に指を移すことができる。従って、これら操作部の位置を逐一目で確認せずとも容易に操作することが可能である。
特に、本第二実施形態に係るレーザポインタ1では、上述のような第一実施形態と同等の効果に加え、照射用操作部30とカーソル操作部33との親指での操作の切り替え動作に関しても、照射用操作部30からの凹部21、本体2の表面、そして第二の凹部33bを介したスムーズなカーソル操作部33への操作の切替を行い得るとともに、それぞれの操作の切替は凹部21及び第二の凹部33bを超えて指を動かすという使用者の明確な意志によってのみなされるため、使用者はレーザポインタ1を目視することなく、容易にカーソル操作部33と照明用操作部30との相互切替の動作を行い得るものとなっている。
さらにレーザポインタ1の表面といった限られたスペースを有効に利用しつつ、カーソル操作部33への使用者の直感的な使用を実現するために本実施形態では、カーソル操作部33が、押下操作されることにより、例えばマウスの左クリックのような、カーソルの操作とは別の指令を発し得るものとしている。
また、カーソル操作部33の操作から関連する種々の操作へと容易且つ迅速に行い得るものとするために本実施形態では、第二の凹部33bの外側に、カーソル操作部33が操作された場合とは相異なる、マウスの例えば右クリックのような指令を情報処理装置6に向けて発するために操作されるクリックボタンたる第一クリックボタン34aや第二、第三のクリックボタン34b、34cを連続させて設けている。
そして本実施形態では、上述したクリックボタン34a、34b、34cを操作し易いように有効に設けるための具体的な一例として、平面視円形をなすカーソル操作部33の略全周に亘って第二の凹部33bを形成し、カーソル操作部33の中央から放射状にクリックボタン33a、33b、33cをそれぞれ設けたものとしている。
以上、本発明の実施形態並びに変形例について詳述したが、本発明は上記各実施形態並びに変形例に限られるものではなく、例えばレーザポインタに設けた各ボタンの形状や機能、レーザポインタ自体の形状等、その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…レーザポインタ
2…本体
21、22…凹部
33b…第二の凹部
23…把持部
24…指掛け部
30…照射用操作部
31…指令用操作部
32…第二指令用操作部
33…カーソル操作部
34a、34b、34c…クリックボタン
6…情報処理装置

Claims (14)

  1. 使用者が把持する把持部を有する本体と、
    前記本体に設けられた、情報処理装置に向けて所定の指令を発するために操作される指令用操作部と、
    前記本体に設けられ、前記指令用操作部から所定距離をおいて離間し、かつ先端が本体の表面よりも突出しないように配置された、レーザ光を照射するために操作される照射用操作部と、
    前記本体の表面に形成され、前記指令用操作部及び前記照射用操作部のそれぞれの周縁に隣接するように連続した凹部と
    を具備するレーザポインタ。
  2. 前記凹部が前記指令用操作部及び前記照射用操作部を略全周に亘って包囲している請求項1記載のレーザポインタ。
  3. 前記指令用操作部は、前記照射用操作部に対して側方に偏倚し、かつ使用者側から見て照射用操作部よりも手前にある請求項1または2記載のレーザポインタ。
  4. 前記指令用操作部の中央と前記照射用操作部の中央との距離が約20mm以下である請求項3記載のレーザポインタ。
  5. 前記本体に設けられ、前記指令用操作部が操作された場合とは相異なる指令を前記情報処理装置に向けて発するために操作される第二指令用操作部をさらに具備し、
    前記第二指令用操作部は、前記照射用操作部に対して側方に偏倚し、かつ使用者側から見て照射用操作部よりも手前にある請求項3または4記載のレーザポインタ。
  6. 前記指令用操作部と前記第二指令用操作部とは前記照射用操作部を中心として左右に離間しており、指令用操作部の中央と第二指令用操作部の中央との距離が約16mm以上約22mm以下である請求項5記載のレーザポインタ。
  7. 前記照射用操作部は押下ボタンであり、
    前記照射用操作部の周縁の長径が約10mm以下、前記凹部の周縁の長径が約15mm以上である請求項1、2、3、4、5または6記載のレーザポインタ。
  8. 前記本体における前記照射用操作部に近接した位置に、先端が本体の表面よりも凹ませて配置され、表面に触れたユーザの指の位置を検出することにより情報処理装置に向けて表示画面に表示されたカーソルの操作に係る指令を発し得るカーソル操作部をさらに設けたものであり、
    当該カーソル操作部と前記本体の表面とを連続させるように傾斜させて設けた第二の凹部を、当該カーソル操作部と前記照射用操作部との間に少なくとも介在する位置にさらに具備している請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のレーザポインタ。
  9. 前記カーソル操作部が、押下操作されることにより前記カーソルの操作とは別の指令を発し得るものである請求項8記載のレーザポインタ。
  10. 前記第二の凹部の外側に、前記カーソル操作部が操作された場合とは相異なる指令を前記情報処理装置に向けて発するために操作されるクリックボタンを連続させて設けている請求項8または9記載のレーザポインタ。
  11. 前記カーソル操作部が平面視円形をなすものであるとともに前記第二の凹部がカーソル操作部の略全周に亘って包囲しているものであり、当該カーソル操作部の中央から放射状に前記クリックボタンを複数設けている請求項8、9または10記載のレーザポインタ。
  12. 前記本体における、前記照射用操作部が設けられた面とは反対の面の、照射用操作部とは略対向する部位に、両面間の厚み寸法が他の部位よりも小さくなるように窪ませた指掛け部が形成されている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載のレーザポインタ。
  13. 前記本体の把持部は、使用者側から見て手前に向かうにつれて徐々に下方に湾曲した形状をなす請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12記載の記載のレーザポインタ。
  14. 前記照射用操作部の周縁の外形が、前記指令用操作部のそれよりも大きい請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13記載のレーザポインタ。
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