JP2010008709A - 蓋開閉機構及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリカードが収納部にロックされていないことを、メモリカードを破損することなく使用者が確実に認識することができる蓋開閉機構を提供する。
【解決手段】筐体2に設けられ、被収納物12をロック状態とロック状態よりも被収納物12の一部が筐体2の表面から突き出した非ロック状態とで収納可能な収納部13と、収納部13を覆う第1の位置と、第1の位置から筐体2に沿ってスライドした第2の位置と、第2の位置から少なくとも一部が筐体2から離れる方向に移動した第3の位置との間を移動することにより収納部13を開閉する蓋部22と、蓋部22に設けられ、被収納物12が非ロック状態のときに、第3の位置から第2の位置への移動によって筐体2に設けられた係合部16側に移動し、移動により蓋部22の第2の位置から第1の位置へのスライド移動を規制するスライド規制部23を有すること、を特徴とする蓋開閉機構21を提供する。
【選択図】図7
【解決手段】筐体2に設けられ、被収納物12をロック状態とロック状態よりも被収納物12の一部が筐体2の表面から突き出した非ロック状態とで収納可能な収納部13と、収納部13を覆う第1の位置と、第1の位置から筐体2に沿ってスライドした第2の位置と、第2の位置から少なくとも一部が筐体2から離れる方向に移動した第3の位置との間を移動することにより収納部13を開閉する蓋部22と、蓋部22に設けられ、被収納物12が非ロック状態のときに、第3の位置から第2の位置への移動によって筐体2に設けられた係合部16側に移動し、移動により蓋部22の第2の位置から第1の位置へのスライド移動を規制するスライド規制部23を有すること、を特徴とする蓋開閉機構21を提供する。
【選択図】図7
Description
本発明は、蓋開閉機構及び電子機器に関するものである。
従来、メモリカード等の被収納物をロック状態とそのロック状態よりもメモリカードが外側に突き出した非ロック状態とで収納可能な収納部と、その収納部に対して回転及びスライドすることによりその収納部を開閉する蓋部と、を備える蓋開閉機構が存在する。このような蓋開閉機構において、蓋部内面に突部を設け、被収納物が非ロック状態の場合に、その突部を被収納物に突き当てて、蓋部がスライドできないように構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−75159号公報
しかし、上記蓋開閉機構では、蓋部の突部が被収納物に突き当たっていることに気付かずに使用者が蓋部をスライドさせようとした場合、突部によってメモリカード等の被収納物が押されて、被収納物が破損する可能性がある。
本発明の課題は、使用者に対して、被収納物の収納部に対する非ロック状態を、被収納物に悪影響を与えることなく確実に認識させることができる蓋開閉機構を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、筐体(2)に設けられ、被収納物(12)をロック状態と該ロック状態よりも前記被収納物(12)の一部が前記筐体(2)の表面から突き出した非ロック状態とで収納可能な収納部(13)と、前記収納部(13)を覆う第1の位置と、該第1の位置から前記筐体(2)に沿ってスライドした第2の位置と、該第2の位置から少なくとも一部が前記筐体(2)から離れる方向に移動した第3の位置との間を移動することにより前記収納部(13)を開閉する蓋部(22)と、該蓋部(22)に設けられ、前記被収納物(12)が前記非ロック状態のときに、前記第3の位置から前記第2の位置への移動に応じて前記蓋部(22)の前記第2の位置から前記第1の位置へのスライド移動を規制する規制位置に移動するスライド規制部(23)を有すること、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記被収納物(12)が非ロック状態であることを検出する検出部(30)を備え、該検出部(30)は、被収納物(13)の押圧により非ロック状態を検出し、その検出結果に応じて前記スライド規制部の下面が前記係合部の係合面の対面に移動し、前記スライド規制部の下面と前記係合部の係合面との距離が、前記第2の位置から前記第1の位置へスライド移動する距離よりも短いこと、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記スライド規制部(23)と前記検出部(30)とは、前記蓋部(22)に固定された軸部材(28)を中心として回転可能に保持された一体部材の両端に形成され、前記蓋部(22)に対して近接する位置と離間する位置との間で移動可能であること、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記一体部材の前記検出部(30)側を前記蓋部(22)から離間する方向に付勢する付勢部材(31)を備えること、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記被収納物(12)が非ロック状態の場合に、前記蓋部(22)が前記第2の位置から前記第1の位置に移動したときに、前記検出部(30)が前記被収納物(12)に当接して被収納物(12)によって前記付勢部材(31)に抗して前記蓋部(22)側に押圧され、前記一体部材が前記軸部材(28)を中心として回転し、前記スライド規制部(23)が前記蓋部(22)から離れる方向に移動して前記筐体(2)の係合部(16)と係合することにより、前記蓋部(22)の前記筐体(2)に沿ったスライド移動が規制されること、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓋開閉機構(21)を備える電子機器(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記被収納物(12)が非ロック状態であることを検出する検出部(30)を備え、該検出部(30)は、被収納物(13)の押圧により非ロック状態を検出し、その検出結果に応じて前記スライド規制部の下面が前記係合部の係合面の対面に移動し、前記スライド規制部の下面と前記係合部の係合面との距離が、前記第2の位置から前記第1の位置へスライド移動する距離よりも短いこと、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記スライド規制部(23)と前記検出部(30)とは、前記蓋部(22)に固定された軸部材(28)を中心として回転可能に保持された一体部材の両端に形成され、前記蓋部(22)に対して近接する位置と離間する位置との間で移動可能であること、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記一体部材の前記検出部(30)側を前記蓋部(22)から離間する方向に付勢する付勢部材(31)を備えること、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の蓋開閉機構(21)であって、前記被収納物(12)が非ロック状態の場合に、前記蓋部(22)が前記第2の位置から前記第1の位置に移動したときに、前記検出部(30)が前記被収納物(12)に当接して被収納物(12)によって前記付勢部材(31)に抗して前記蓋部(22)側に押圧され、前記一体部材が前記軸部材(28)を中心として回転し、前記スライド規制部(23)が前記蓋部(22)から離れる方向に移動して前記筐体(2)の係合部(16)と係合することにより、前記蓋部(22)の前記筐体(2)に沿ったスライド移動が規制されること、を特徴とする蓋開閉機構(21)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓋開閉機構(21)を備える電子機器(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、使用者に対して、被収納物の収納部に対する非ロック状態を、被収納物に悪影響を与えることなく確実に認識させることができる蓋開閉機構を提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス方向とする。
図1は本発明の一実施形態が適用されたデジタル一眼レフカメラ1をZマイナス側(背面側)から見た斜視図である。カメラ1のカメラ本体2のXマイナス側が撮影時に手で保持されるグリップ部2aとなっている。カメラ本体2の背面には静止画や動画、メニューなどを表示する液晶ディスプレイ3が配置され、液晶ディスプレイ3のYプラス側には、ファインダ接眼部4が設けられている。液晶ディスプレイ3のXプラス側には、再生ボタン、メニューボタン等の各種設定ボタン5が配置され、Xマイナス側には、押しボタン式方向キーから構成されるマルチセレクタボタン6が配置されている。
カメラ本体2のZプラス側には、収納位置と発光位置と間を移動可能なポップアップ式閃光装置7が設けられている。ポップアップ式閃光装置7のXプラス側の上面(Yプラス側面)には、撮影モードを選択可能なモードダイヤル8が配置され、Xマイナス側の上面には上部液晶パネル9及びレリーズボタン10が配置されている。グリップ部2aには、スピーカー11が設けられ、スピーカー11の下部には、後述するメモリカード12の収納部13を開閉するための蓋部22が配置されている。
図2は、上述の収納部13及び蓋部22を含む蓋開閉機構21の部分の拡大図であり、また、図3は蓋開閉機構21のXZ平面に沿った断面図である。両図ともに蓋部22が開いた状態を示すが、図2はメモリカード12が収納されていない状態、図3はメモリカード12が収納されている状態を示す。
図示するように、カメラ本体2の側面には凹部14が形成されており、収納部13は、この凹部14においてカメラ本体2の内部に向かってスロット状に開口している。一方、蓋部22の外面は図1に示したグリップ部2aの外形に相応する形状を有しており、蓋部22は、凹部14を覆うことによりカメラ本体2のグリップ部2aの一部を構成するようになっている。
凹部14のZプラス側端部には、ヒンジピン15がY方向に沿って設けられている。一方、蓋部22の内面側の端部には、取付ブラケット24が一体的に形成されている。取付ブラケット24には、長穴状のガイド穴24aが形成されており、ガイド穴24aにヒンジピン15が貫通している。蓋部22は、図3に示す蓋部22が開いた開状態から、ヒンジピン15を中心に回転した図4に示す中間状態に移動することができる。蓋部22は、さらに、その中間状態から、ヒンジピン15をガイド穴24aに沿うようにしてZ方向にスライド可能で、図5に示すように蓋部22がカメラ本体2のグリップ部2aと一体となった閉状態まで移動することができる。
また、図2に示すように、ヒンジピン15には開放ばね25が取り付けられている。開放ばね25は二股状のねじりばねからなり、コイル部がヒンジピン15に巻き付けられ、一端部がカメラ本体2に係止され、他端部が蓋部22の内面に係止されている。この構造により、開放ばね25は蓋部22が開放方向に回転するように付勢すると共にこの開放状態を維持するように付勢している。
蓋部22の内面にはクリックばね26が取り付けられている。クリックばね26はL字形の板ばねからなり、一方側の屈曲片26aがねじ27によって蓋部22の内面に固定されている。クリックばね26の他方の屈曲片26bはヒンジピン15まで延びており、その先端部分に段部26cが形成されている。段部26cは蓋部22の開状態においてヒンジピン15に係合しており、蓋部22が中間状態と閉状態をスライドするときにヒンジピン15と係合及び離脱する。この係合離脱によって蓋部22のスライド時のクリック感を出すようになっている。
蓋部22の内面と屈曲片26aとの間には規制レバー23が取り付けられている。規制レバー23は、ヒンジピン15と垂直な方向に延びるようにして蓋部22の内面に取り付けられた部材である。規制レバー23のヒンジピン15側はストッパ部29となっており、他側は検出部30となっている。また、規制レバー23の長手方向の中央部よりもやや検出部30側には、ヒンジピン15と平行に延びる溝部23aが設けられている。
この溝部23aには、軸部材28が挿入されている。蓋部22の内面にはこの軸部材28を受けるための窪みが形成された受け部22aが形成されている。軸部材28が受け部22aの窪みに保持されることにより、規制レバー23が軸部材28を中心にシーソー状に回転可能となっている。また規制レバー23は、軸部材28が貫通している状態でクリックばね26の屈曲片26aによって押さえられているため、規制レバー23が蓋部22から外れることがない。
規制レバー23の検出部30は、規制レバー23における、蓋部22の開放端側の端部を、凹部14側に湾曲させることにより形成されている。検出部30は、蓋部22を上述した図3に示す開状態から図4に示す中間状態に回転させたときに、メモリカード12の端部に臨むように取り付け位置が選定されている。なお、検出部30は外面が丸く形成され、メモリカード12と接触してもメモリカード12を損傷しないようになっている。
規制レバー23のストッパ部29は、規制レバー23における、ヒンジピン15側の端部を、凹部14側に突出させることにより形成されている。一方凹部14には、収納部13と平行に延びる段状の係合凸部16が形成されている。この係合凸部16に、規制レバー23のストッパ部29が当接されて蓋部22のスライド移動が規制される。
規制レバー23は、検出部30が凹部14側に傾くように付勢ばね31によって付勢されている。なお、本実施形態で付勢ばねは、検出部30と蓋部22との間に配置された板ばねとして示すが、板ばねに限定されず、コイルばね、ウレタンゴム、スポンジ、モルトプレーンなどを用いてもよい。
また、蓋部22の自由端側の内面には、閉じ凹部32が形成されている。また、閉じ凹部32と対向するようにカメラ本体2の凹部14のZマイナス側には、閉じ凸部17が形成されている。これらの閉じ凹部32及び閉じ凸部17が係合して、図5に示す蓋部22の閉状態となる。
次に、メモリカード12の収納状態について説明する。メモリカード12の収納部13の内部には、カードロック部材(図示せず)が設けられており、メモリカード12が収納部13の正常な収納位置まで深く挿入されると、メモリカード12がカードロック部材にロックされたロック状態となる。図3〜図5は、メモリカード12がロック状態にある場合を示す。このロック状態では、メモリカード12の電極端子がカメラ本体2側の接続部(図示せず)と接続され、撮影画像のメモリカード12への保存が可能となる。
これに対し図6は、図3〜図5と同様に蓋開閉機構21の部分の拡大図であるが、メモリカード12がカードロック部材によってロックされていない非ロック状態を示す。非ロック状態でメモリカード12は、その端部が収納部13からロック状態よりも突き出した状態となっている。このときはメモリカード12は、カメラ本体2側の接続部と接続されておらず、画像を記録することができない。非ロック状態でメモリカード12を押し込むことにより、メモリカード12を図3で示すロック状態とすることができる。
また、ロック状態のときにメモリカード12の端部をカメラ本体2側に押圧すると、カードロック部材のロックが解除されてメモリカード12が収納部13から押し出され、その端部が突き出した非ロック状態となる。非ロック状態で指で摘み出すことにより、メモリカード12をカメラ本体2から取り出すことが可能となる。
次に、蓋部22の開閉動作について説明する。図3〜図5に示すように、メモリカード12が正常な状態に収納されたロック状態にあるとき、メモリカード12の端部は収納部13から殆ど突出していない。
このメモリカードがロック状態のときに、図3に示す開放状態からヒンジピン15を中心に蓋部22を回転し、図4で示す中間位置に蓋部22を移動させると、検出部30はメモリカード12と接触する。しかし、単に接触しているだけで検出部30は、メモリカード12を押圧しないので、検出部30がメモリカード12の端部によって押圧されることもない。このため、規制レバー23は付勢ばね31の付勢力によって、検出部30がメモリカード12側に傾いた状態を維持し、ストッパ部29は係合凸部16と当接しない。したがって、図4の中間状態において蓋部22をZプラス方向にスライドさせることができ、蓋部22は、図5に示すように蓋部22が収納部13を覆う閉位置に移動することができる。このとき、閉じ凹部32及び閉じ凸部17が係合して閉状態が維持される。
図6及び図7は、メモリカード12が非ロック状態での動作を示す。非ロック状態でメモリカード12は、ロック状態時よりも収納部13から突出している。図6の開状態において、蓋部22をヒンジピン15を中心にして回転させると、図7に示すように、検出部30はメモリカード12と接触する。このとき、メモリカード12は図4で示すロック状態の場合よりも収納部13から突出しているため、検出部30はメモリカード12により押圧され、付勢ばね31の付勢力に抗して凹部14から離れる矢印Aの方向に傾く。検出部30が凹部14から離れる方向に移動すると、軸部材28を中心として規制レバー23が回転し、ストッパ部29が検出部30と逆に凹部14側に矢印Bの方向に移動して係合凸部16側に移動する。このとき、ストッパ部29の下面と係合凸部16の係合面とが対面する。そして、ストッパ部29の下面と係合凸部16の係合面との距離は、蓋部22が中間状態から閉状態に移動する距離よりも短くなる。この状態で蓋部22をZ方向にスライド移動させようとしても、ストッパ部29が係合凸部16に当接して、それ以上のスライドが規制される。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)図7に示すように、メモリカード12が非ロック状態のとき、規制レバー23がメモリカード12に押圧されて矢印Aの方向に傾き、ストッパ部29がカメラ本体2の係合凸部16と当接して蓋部22のスライド動作を規制する。これにより、使用者がメモリカード12の非ロック状態を認識することができ、使用者に対してメモリカード12の再セットを促すことができる。
(2)メモリカード12が非ロック状態の場合に、メモリカード12に必要以上の外力が作用することなく、蓋部22のスライド動作が規制されるため、蓋部22の開閉時におけるメモリカード12の破損の可能性が低い。
(3)蓋部22のスライドを規制するストッパ部29と、メモリカード12の非ロック状態を検出する検出部30とを規制レバー23の両端に一体的に形成しているため、部品点数が少なくなり、組み立てが容易となり、動作も円滑にすることができる。
(4)検出部30がメモリカード12と接触するように付勢する付勢ばね31を設けているため、誤動作がないと共にメモリカード12の非ロック状態を確実に検出することができる。
(5)検出部30がメモリカード12の非ロック状態を検出するため、使用者はメモリカード12の装填が不十分であることを知ることができ、撮影した画像が保存できないという状況を回避することができる。
(1)図7に示すように、メモリカード12が非ロック状態のとき、規制レバー23がメモリカード12に押圧されて矢印Aの方向に傾き、ストッパ部29がカメラ本体2の係合凸部16と当接して蓋部22のスライド動作を規制する。これにより、使用者がメモリカード12の非ロック状態を認識することができ、使用者に対してメモリカード12の再セットを促すことができる。
(2)メモリカード12が非ロック状態の場合に、メモリカード12に必要以上の外力が作用することなく、蓋部22のスライド動作が規制されるため、蓋部22の開閉時におけるメモリカード12の破損の可能性が低い。
(3)蓋部22のスライドを規制するストッパ部29と、メモリカード12の非ロック状態を検出する検出部30とを規制レバー23の両端に一体的に形成しているため、部品点数が少なくなり、組み立てが容易となり、動作も円滑にすることができる。
(4)検出部30がメモリカード12と接触するように付勢する付勢ばね31を設けているため、誤動作がないと共にメモリカード12の非ロック状態を確実に検出することができる。
(5)検出部30がメモリカード12の非ロック状態を検出するため、使用者はメモリカード12の装填が不十分であることを知ることができ、撮影した画像が保存できないという状況を回避することができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)図8は、規制レバーの変形形態を示す。変形形態の規制レバー23Aは、Zプラス側端部のストッパ部29Aと、Zマイナス側端部の検出部30Aとを有する板状の一体部材によって形成されている点で実施形態の規制レバー23と同様であるが、規制レバー23Aの両側には、板ばね部35Aが一体的に形成されている点が異なる。この規制レバー23Aは、実施形態の規制レバー23と同様に、長手方向の中央部よりもやや検出部30側Aに、溝部23aが設けられている。この溝部23aには、軸部材(図示せず)が挿入され、その軸部材が蓋部に設けられた窪みに保持されることにより、規制レバー23Aが軸部材を中心にシーソー状に回転可能となっている。板ばね部35Aは、規制レバー23Aの検出部30Aが凹部14側に傾くように付勢している。このような規制レバー23Aによれば、ストッパ部29A、検出部30Aに加えて板ばね部35Aからなる付勢ばねが一体的に形成されるため、部品点数がさらに少なくなり、組み立てが容易となる。
(2)本実施形態では、カメラのメモリカードに対して適用したが、これに限らず、撮影モードを規定する撮影カードやカメラに装着される電池に適用してもよい。又、本実施形態はカメラではなく、パソコン、携帯電話器、ゲーム機、電子辞書、その他の電子機器にも同様にして適用することができる。
(3)本実施形態では、蓋部22が閉状態からスライドして中間状態に移動し、さらにその中間状態から回転して収納部13を開く形態について説明した。しかし、これに限らず、蓋部22が閉状態からスライドして中間状態に移動し、さらにその中間状態から蓋部22は、回転せずに、凹部14と平行状態を保ちつつ凹部14から離れる方向に移動して蓋部22を開くような構造であってもよい。また、蓋部22はカメラ本体2の側面でなくても、上面、前面、底面、その他の部位に設けることができる。
(4)ストッパ部29及びストッパ部29が当接する係合凸部16をZプラス側に設けたが、これらを、閉じ凹部32、閉じ凸部17と同様にカメラ本体2の後方側に設けてもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
(2)本実施形態では、カメラのメモリカードに対して適用したが、これに限らず、撮影モードを規定する撮影カードやカメラに装着される電池に適用してもよい。又、本実施形態はカメラではなく、パソコン、携帯電話器、ゲーム機、電子辞書、その他の電子機器にも同様にして適用することができる。
(3)本実施形態では、蓋部22が閉状態からスライドして中間状態に移動し、さらにその中間状態から回転して収納部13を開く形態について説明した。しかし、これに限らず、蓋部22が閉状態からスライドして中間状態に移動し、さらにその中間状態から蓋部22は、回転せずに、凹部14と平行状態を保ちつつ凹部14から離れる方向に移動して蓋部22を開くような構造であってもよい。また、蓋部22はカメラ本体2の側面でなくても、上面、前面、底面、その他の部位に設けることができる。
(4)ストッパ部29及びストッパ部29が当接する係合凸部16をZプラス側に設けたが、これらを、閉じ凹部32、閉じ凸部17と同様にカメラ本体2の後方側に設けてもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、2:カメラ本体、12:メモリカード、13:収納部、16:係合凸部、21:蓋開閉機構、22:蓋部、23:規制レバー、29:ストッパ部、30:検出部
Claims (6)
- 筐体に設けられ、被収納物をロック状態と該ロック状態よりも前記被収納物の一部が前記筐体の表面から突き出した非ロック状態とで収納可能な収納部と、
前記収納部を覆う第1の位置と、該第1の位置から前記筐体に沿ってスライドした第2の位置と、該第2の位置から少なくとも一部が前記筐体から離れる方向に移動した第3の位置との間を移動することにより前記収納部を開閉する蓋部と、
該蓋部に設けられ、前記被収納物が前記非ロック状態のときに、前記蓋部の前記第3の位置から前記第2の位置への移動に応じて前記蓋部の前記第2の位置から前記第1の位置へのスライド移動を規制する規制位置に移動するスライド規制部を有すること、
を特徴とする蓋開閉機構。 - 請求項1に記載の蓋開閉機構であって、
前記被収納物が非ロック状態であることを検出する検出部を備え、
該検出部は、被収納物の押圧により非ロック状態を検出し、その検出結果に応じて前記スライド規制部の下面が前記係合部の係合面の対面に移動し、前記スライド規制部の下面と前記係合部の係合面との距離が、前記第2の位置から前記第1の位置へスライド移動する距離よりも短いこと、
を特徴とする蓋開閉機構。 - 請求項2に記載の蓋開閉機構であって、
前記スライド規制部と前記検出部とは、前記蓋部に固定された軸部材を中心として回転可能に保持された一体部材の両端に形成され、前記蓋部に対して近接する位置と離間する位置との間で移動可能であること、
を特徴とする蓋開閉機構。 - 請求項3に記載の蓋開閉機構であって、
前記一体部材の前記検出部側を前記蓋部から離間する方向に付勢する付勢部材を備えること、
を特徴とする蓋開閉機構。 - 請求項4に記載の蓋開閉機構であって、
前記被収納物が非ロック状態の場合に、前記蓋部が前記第3の位置から前記第2の位置に移動したときに、前記検出部が前記被収納物に当接して被収納物によって前記付勢部材に抗して前記蓋部側に押圧され、前記一体部材が前記軸部材を中心として回転し、前記スライド規制部が前記蓋部から離れる方向に移動して前記筐体の係合部側に移動し、前記蓋部の前記筐体に沿ったスライド移動が規制されること、
を特徴とする蓋開閉機構。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓋開閉機構を備える電子機器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008167795A JP2010008709A (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 蓋開閉機構及び電子機器 |
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JP2008167795A JP2010008709A (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 蓋開閉機構及び電子機器 |
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2008
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