JP2012038465A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸を中心に回動する電池蓋を有する電子機器において、簡素な構成で部品点数を多くすることなく、電池蓋を開く動作態様の品位に優れ、電池蓋の開動作による傷を軽減できるようにする。
【解決手段】機器本体に設けられた電池室の開口部を、回転軸を中心に回動して開閉するように前記機器本体に軸着された電池蓋を備え、前記電池蓋を開方向に付勢するばね部材と、前記電池蓋に設けられた穴部と、前記穴部を開放可能に塞ぐように前記電池蓋に取り付けられた、少なくとも一部に弾性材料で形成された当接部を有するカバーと、を有し、前記電池蓋を開方向に回動させたときに、前記電池蓋よりも先に前記カバーの当接部が前記機器本体に当接させる。
【選択図】図6
【解決手段】機器本体に設けられた電池室の開口部を、回転軸を中心に回動して開閉するように前記機器本体に軸着された電池蓋を備え、前記電池蓋を開方向に付勢するばね部材と、前記電池蓋に設けられた穴部と、前記穴部を開放可能に塞ぐように前記電池蓋に取り付けられた、少なくとも一部に弾性材料で形成された当接部を有するカバーと、を有し、前記電池蓋を開方向に回動させたときに、前記電池蓋よりも先に前記カバーの当接部が前記機器本体に当接させる。
【選択図】図6
Description
本発明は、電池収納部を開閉する電池蓋を備えた電子機器に関する。
デジタルカメラ等の電子機器の電池蓋には、閉状態電池蓋のロックを解除したときに、トーションバネ等の付勢手段により回転軸を中心に電池蓋を回動させて自動的に開状態となるように構成されたものがある。また、電子機器の電池蓋には、閉状態の電池蓋をスライドさせて機器本体とのロックを外すと、トーションバネ等の付勢手段により回転軸を中心に電池蓋が自動的に開状態となるように構成されたものがある。
このような電池蓋では、電池蓋が回動して開いたときに、電池蓋の一部が電子機器本体側に設けられたストッパー部と当接して開状態が維持される。ユーザーは、この電池蓋の開状態で、電子機器に電池を装填し又は取り出す作業を行う。
この電池蓋は、樹脂などの硬質材料で形成されるのが一般的である。また、電池蓋の回動動作を止める電子機器本体側のストッパー部は、例えば金属製の外装カバー、樹脂カバー又はその他の内部部品といった硬質材料で形成されている。
そのため、トーションばねの付勢力が強い場合には、電池蓋が回動してストッパー部に当接する際の衝撃により電池蓋及び電子機器本体に傷がつき易い。逆にトーションばねの付勢力が弱い場合には、電池蓋が回動してストッパー部に当接した際の反動で電池蓋が何度も跳ね返るので、電子機器自体の品位が損なわれる。
そこで、従来では、収納部本体の開口部に、開方向へ付勢する弾性部材によって蓋体を自動的に開動作させる構造において、ダンパ装置を備えたものが提案されている。このダンパ装置は、蓋体が開動作によりストッパー部と当接する直前に弾性部材の付勢力を減衰するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、回転軸を中心に付勢力によりポップアップ状態へと姿勢変化する移動部にダンパ機構を設けたものがある。このダンパ機構では、移動する筐体内部の空間に移動自在に収納された移動部が収納状態からポップアップ状態へと姿勢変化する。その際に、このダンパ機構では、慣性力の作用により、筐体内部の内壁に衝突して姿勢変化直後の反動を押さえる重量物を設けて構成されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、蓋体を自動的に開動作させる構造にダンパ装置を付加する構成をデジタルカメラなどの電子機器の電池蓋に適用した場合には、電子機器の本体自体が大型化し、電子機器の小型化及び薄型化を図る要望と一致しない。さらに、この場合には、部品点数が増えるためコストアップに繋がる。
また、筐体内部の内壁に衝突して姿勢変化直後の反動を押さえる重量物を設けるダンパ機構をデジタルカメラなどの電子機器の電池蓋に適用する場合には、電子機器の本体自体が大型化する。これは、筐体内部に移動部を収納状態からポップアップ状態へと姿勢変化可能に装着するために移動部の内部に広い空間が必要となり、移動部自体が大型化してしまうという問題がある。
本発明では、回転軸を中心に回動する電池蓋を有する電子機器において、簡素な構成で部品点数を多くすることなく、電池蓋を開く動作態様の品位に優れ、電池蓋の開動作による傷を軽減できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電子機器は、機器本体に設けられた電池室の開口部を、回転軸を中心に回動して開閉するように前記機器本体に軸着された電池蓋を備える電子機器であって、前記電池蓋を開方向に付勢するばね部材と、前記電池蓋に設けられた穴部と、前記穴部を開放可能に塞ぐように前記電池蓋に取り付けられた、少なくとも一部に弾性材料で形成された当接部を有するカバーと、を有し、前記電池蓋を開方向に回動させたときに、前記電池蓋よりも先に前記カバーの当接部が前記機器本体に当接することを特徴とする。
本発明によれば、回転軸を中心に回動する電池蓋を有する電子機器において、簡素な構成で部品点数を多くすることなく、電池蓋を開く動作態様の品位に優れ、電池蓋の開動作による傷を軽減できる。
以下、本発明の電子機器の実施の形態に係わるデジタルカメラについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態に係わるデジタルカメラ101の外観斜視図であり、図1(a)はデジタルカメラ101の正面側(被写体側)からの外観図、図1(b)は背面側(撮影者側)からの外観図である。1は撮影準備及び撮影開始を指示するためのレリーズボタン、2はズームレバーである。このズームレバー2は、光学式変倍機能又はデジタル式変倍機能において、その倍率を調節操作するためのものである。このズームレバー2は、レリーズボタン1の中心に対し所定の角度まで回動可能に構成されている。
3はデジタルカメラ101の電源のON、OFF機能を持つ電源ボタン、4は撮影モードを切り替えるモードレバーである。さらに、5は焦点位置を正確に知るためのAF補助光窓、6は発光部、7は鏡筒レンズ、8は撮影したデータを記録するためのメモリーカード挿入口を覆うメモリーカードカバー、9は電池蓋である。このメモリーカードカバー8及び電池蓋9は、開閉時にカメラ本体に対してスライド及び回動動作を行うように構成されている。
10はスピーカー穴、11は撮影画像の確認・再生、撮影条件等の各種情報を表示するための液晶表示装置である。また、12はコネクタカバーであり、各種外部デバイスに接続するために、プリント基板上に実装された端子類を保護する。
本実施の形態のデジタルカメラ101は、テレビ受信機等の外部映像デバイスに接続するためのアナログビデオ端子、外部直流電源に接続するための電源端子又はPC等に接続するためのデジタル端子のうち少なくとも1つを備える。
13はストラップを通すためストラップ穴が設けられたストラップ取り付け部であり、14〜18は、中央のボタンと周囲のボタンから構成された、撮影時や画像再生時に各種設定をするために使用される操作ボタン群である。
図2は、本実施の形態に係わるデジタルカメラ101における電池蓋付近を示す要部底面図であり、本実施の形態に係わるデジタルカメラ101は底面部に、電池室の開口を塞ぐための電池蓋9を備える。また、このデジタルカメラ本体の底面部における電池蓋9に隣接した所定箇所には、三脚の上にデジタルカメラ本体を固定して撮影を行う際に使用するための硬質部材で形成された三脚取り付け部19が配設されている。
デジタルカメラ本体の電池室における開口部には、電池蓋9を開いたときに電池30が電池室の内部に配置された排出バネに押されて不用意に飛び出さないように制止するための電池ロック29が設けられている。この電池ロック29は、基端部が軸着されたアーム状の係止部材として構成されている。この電池ロック29は、自由端部を回動して退避位置に移動した状態で、電池30の挿入又は取り外しを行う。また、この電池ロック29は、電池30を電池室に挿入した状態で自由端部を回動して電池30に当接するロック位置へ移動することにより、電池30が電池室から飛び出さないように保持する。
次に、このデジタルカメラ101における電池蓋ユニットについて図3の分解斜視図を参照して説明する。この電池蓋ユニットは、電池蓋9の蓋構造部材90、ケーブルカバー20、スライドプレート24及びクリックプレート22を備える。
この電池蓋ユニットでは、蓋構造部材90の内側面部に、それぞれ金属薄板を板金加工で形成した、クリックプレート22とスライドプレート24とを重ねて置き、2本のねじ25、26によって蓋構造部材90に締結する。
このように構成した電池蓋ユニットでは、蓋構造部材90とスライドプレート24との間にクリックプレート22が摺動自在に保持されることになる。すなわち、後述するように、デジタルカメラ本体に軸着されたクリックプレート22に対して、蓋構造部材90及びスライドプレート24がスライド動作可能に支受される。
また、クリックプレート22には、先端をR形状のクリック部22bに形成したアームが形成されている。このクリックプレート22のアームは、先端のクリック部22bが、蓋構造部材90の山部9bを乗り越えて摺動するよう構成されている。このため、電池蓋9をスライドさせたときに、クリック部22bが電池蓋の山部9bを乗り越えることによって、電池蓋9が収納位置又は延出位置から移動する際にクリックの感触が発生する。これにより、ユーザーは、電池蓋9を開方向又は閉方向へ移動操作する際に、クリック部22bが山部9bを乗り越えることによる適度な操作感を得ることができる。
この蓋構造部材90とスライドプレート24とに挟持された状態で保持されているクリックプレート22の両端から延出された基端部には、それぞれ軸孔が穿孔されている。
そして、図3、図6及び図7に示すように、クリックプレート22の基端部の軸孔とデジタルカメラ側に設けられた軸受孔とに回転軸となるシャフト23を挿通して、デジタルカメラ本体に対して電池蓋ユニットを軸着する。
これと共に、このシャフト23には、ねじりコイルばねであるトーションばね21のコイル部の穴が挿通され、トーションばね21の一方の端部がデジタルカメラ側に係止され、他方の端部が電池蓋9に係止される。このように配置されたトーションばね21により、電池蓋9には、シャフト23を軸として開方向に回動する付勢力が付与される。
次に、このデジタルカメラ101において、充電式の電池30の代わりに電池カプラー104を電池室に収納し、外部電源から引き出された外部電源ケーブル107を電池蓋ユニットを通し、電池カプラー104に接続して使用するための構成について説明する。
この電池蓋ユニットでは、蓋構造部材90の中央部にケーブル穴(穴部)9aが穿設され、クリックプレート22にケーブル穴22aが穿設され、スライドプレート24にU字状に切欠したケーブル通し用逃げ凹部が形成されている。
これにより、この電池蓋ユニットでは、外部からケーブル穴9a、ケーブル穴22a及びケーブル通し用逃げ凹部を通してデジタルカメラ101の電池室内で外部電源ケーブル107を接続することが可能に構成されている。
また、この電池蓋9には、ケーブル穴9aを開放可能に塞ぐため、柔軟性のあるゴム等の弾性材料で形成されたケーブルカバー20が取り付けられている。
このケーブルカバー20はその一端部に、弾性材料で形成されて突設された先端が矢じり状の取付軸20aを有し、ケーブルカバー20は取付軸20aを電池蓋9に穿孔された取付穴9cに挿通して取り付けられる。このケーブルカバー20の取付軸20aは、先端が矢じり状なので電池蓋9の取付穴9cに容易に差し込んで取り付けることができると共に、脱落しにくく取り付けることができる。
また、このケーブルカバー20には、その他端部に鉤部が突設されている。このケーブルカバー20は、鉤部を蓋構造部材90の係着用の穴に係止することによって、ケーブルカバー20の本体がケーブル穴9a等を塞いでゴミや異物の進入を防ぐ閉じ状態に保持されるように構成されている。なお、ケーブルカバー20は、全体が弾性材料で形成されてなくてもよく、少なくとも一部に弾性部材で形成された後述の当接部33が設けられていればよい。
また、このデジタルカメラ101の底部には、三脚取り付け部19と隣接する箇所に、ケーブルカバー20を開くときの指係りとする凹部19bが形成されている。
このケーブルカバー20の凹部19bに隣接する外側面には、指がかかりやすくするための凸形状20bが形成されている。この凸形状20bは、電池蓋9を、図4aの矢印Aの方向へ移動させる際に、指を滑り難くし、矢印A方向への移動操作を容易にさせるためのものである。
このデジタルカメラ101で電池カプラー104を使用して外部電源と接続する場合には、図8(a)に示した従来のデジタルカメラと同様に、電池室内に電池カプラー104を挿入し、電池蓋9を閉じる。そして、図8(b)に示した従来のデジタルカメラと同様に、ケーブルカバー20を開き、電池蓋9のケーブル穴9a等を露呈させる。さらに、ケーブル穴9a等を通して外部電源ケーブル107を電池カプラー104のケーブル端子105に接続する。このようにして、本実施の形態に係わるデジタルカメラ101でも外部から電源の供給を受ける状態にセットされる。
次に、図4を用いて、電池蓋9をデジタルカメラ本体に対してスライド及び回動させることにより、スムーズに開閉可能とするための構成について説明する。
このデジタルカメラ101では、電池蓋9を閉状態としたときに、図4(a)に示す電池蓋9の内側に向けて突設された爪9d、9eが、デジタルカメラ本体の電池室外面両角部に形成された係止凹部31、32に係合される。これにより、電池蓋9は、閉位置において、矢印B方向への回動が制止されて、図4(a)に示す閉状態が維持される。
次に、このデジタルカメラ101で、電池蓋9を開く場合には、図4(a)に示す閉状態から、ユーザーが電池蓋9を矢印A方向へスライドさせて、図4(b)に示す状態とする。この図4(b)に示す状態では、電池蓋9の爪9d、9eが電池室の係止凹部31、32から外れた状態となる。このため、デジタルカメラ本体にシャフト23によって軸着されている電池蓋9は、トーションばね21の付勢力によって矢印B方向へ回動し、カメラ本体に対して図4(c)に示したような開状態に移行する。
次に、この電池蓋ユニットを開く際に、跳ね返りが起きることなくスムーズに開動作させるための構成について説明する。
この電池蓋ユニットには、図4(b)、図6(b)及び図7(b)に示すように、電池蓋9が開状態となったときにデジタルカメラ本体と当接するストッパー部27、28が設けられている。
このストッパー部27、28は、開状態に移行した際に、電池蓋9の基端部(シャフト23近くの端部)の外側面に当接して、開動作を制止させるように構成されている。このデジタルカメラ101には、電池蓋9のシャフト23近くの端部が開状態となったときにデジタルカメラ本体に衝突するのを避けるよう逃げ凹部が形成されている。このデジタルカメラ101では、この逃げ凹部の角部が開状態の電池蓋9に当接して開動作を制止させるストッパー部27、28として構成されている。
また、この電池蓋ユニットには、図5に示すように、ケーブルカバー20をデジタルカメラ本体の三脚取り付け部19に当接させる当接部33が設定されている。この当接部33は、ケーブルカバー20のシャフト23側(回転軸側)の端部に設けられている。この電池蓋ユニットでは、開動作した際に、電池蓋9のストッパー部27、28がデジタルカメラ本体と当接するより先の直前の時点で、当接部33でケーブルカバー20が三脚取り付け部19の当接部19aと当接するように構成されている。このため、この電池蓋ユニットでは、蓋構造部材90のシャフト23側の中央部分の端面とケーブルカバー20の端面とが略同一面となるように構成されている。なお、この電池蓋ユニットでは、ケーブルカバー20の端面を蓋構造部材90の中央部分の端面より延出させるように構成しても良い。
次に、この電池蓋ユニットを開く際に、跳ね返りが起きることなくスムーズに開動作させる構成による作用及び効果について説明する。
このデジタルカメラ101では、図4(b)に示すように、電池蓋9を矢印A方向に移動すると、トーションばね21の付勢力により、電池蓋9が自動的に矢印B方向に回転して開動作を行う。この開動作により、電池蓋9が矢印B方向に回転して停止位置の直前まで至ると、図5、図6に示すように、ケーブルカバー20の端部にあたる当接部33が三脚取り付け部19の当接部19aに当接する。このとき、ケーブルカバー20の当接部33は弾性変形して、電池蓋9の開動作が制止されるときの衝撃を吸収し、異音の発生を抑制し、電池蓋9の跳ね返りによる振動動作を抑制する。
この電池蓋9の開動作では、トーションばね21の付勢力によって電池蓋9が更に回動すると、図7に示すように電池蓋9の基端部の外側面がデジタルカメラ本体のストッパー部27、28に当接して制止された開状態に至る。
このように構成したデジタルカメラ101では、トーションばね21の付勢力が強い場合でも、硬質部材製の電池蓋9と硬質部材製のデジタルカメラ本体とが勢い良く衝突することがない。このため、この電池蓋9は、開動作による傷を軽減することができる。また、トーションばね21の付勢力が弱い場合でも、柔軟性のあるゴム状態の弾性材料製であるケーブルカバー20の当接部33が、先に三脚取り付け部19の当接部19aに当接して衝撃を吸収することができる。
よって、電池蓋9が開動作の際に、デジタルカメラ本体のストッパー部27に当たったときの衝撃で跳ね返りが起きることを抑制できる。なお、上述した説明では、デジタルカメラ本体における片側のストッパー部27について説明したが、図5に示すストッパー部28もストッパー部27と同様に機能する。
また、本実施の形態に係わるデジタルカメラ101では、柔軟な弾性部材であるケーブルカバー20の当接部33が、硬質部材である三脚取り付け部19の当接部19aに先に当接することになる。このとき、弾性部材であるケーブルカバー20の弾性により、ダンパ機構と同じ効果を得ることができる。
つまり、電池蓋9とデジタルカメラ101のストッパー部27の硬質材料同士が当接するよりも先に、柔軟な弾性部材のケーブルカバー20の当接部33が硬質部材である電子機器本体の三脚取り付け部19の当接部19aに当たる。これにより、トーションばね21の付勢力が軽減される。
そのため、電池蓋9やデジタルカメラ本体に傷がつくことを抑制できる。さらにはトーションばね21の付勢力による電池蓋9の跳ね返りも発生しないため、品位のある電池蓋9を構成することが可能である。
また、電池蓋9が閉状態のときに三脚取り付け部19のケーブルカバー20と隣接する位置に凹部19bを設け、ケーブルカバー20を開いてケーブル穴9aを露出させるときに指をケーブルカバー20に容易にかけられ、ケーブルカバー20を開きやすくしている。そして、凹部19bをケーブルカバー20と当接する当接部19aよりもケーブルカバー20側に配置し、電池蓋9が開状態のときにケーブルカバー20の当接部33と凹部19bとが対向しないようにしている。これにより、ケーブルカバー20の当接部19aとデジタルカメラ本体とが当接する面積を広くし、開動作時により多くの衝撃を吸収することができるようにしている。
また、この電池蓋9は、スライドしてから、開き方向に付勢するトーションばね21の付勢力によって回転軸を中心に回動し、開動作を行う。ここで、電池蓋9をスライドさせる際に、ケーブルカバー20に凸形状20bが形成されているので、スライド時に指が係り易くなる。このように構成した場合には、ケーブルカバーは柔軟な弾性部材であり、指が滑り難いため、樹脂で形成された電池蓋9で形成される凸部よりも、指が引っ掛り易く、電池蓋9を容易にスライドすることが可能でなる。また、凸形状20bをケーブルカバーを開ける際の支点近傍に配置することで、電池蓋9をスライドさせるときに誤ってケーブルカバー20を開けてしまうことを抑制できる。
また、このデジタルカメラ101では、弾性部材であるケーブルカバー20を利用して、電池蓋9の開動作時の衝撃力を吸収するように構成した。これにより電池蓋を開く動作態様の品位に優れたデジタルカメラ101を提供できる。
さらに、このデジタルカメラ101は、電池蓋9の開動作時の衝撃力を吸収するためのダンパ部材を新たに用いなくても構成できるので、構成が簡素で部品点数が少なく小型化可能で廉価に製造できる。
9 電池蓋
19 三脚取り付け部
20 ケーブルカバー
27 ストッパー部
28 ストッパー部
33 当接部(ケーブルカバー側)
19 三脚取り付け部
20 ケーブルカバー
27 ストッパー部
28 ストッパー部
33 当接部(ケーブルカバー側)
Claims (5)
- 機器本体に設けられた電池室の開口部を、回転軸を中心に回動して開閉するように前記機器本体に軸着された電池蓋を備える電子機器であって、
前記電池蓋を開方向に付勢するばね部材と、
前記電池蓋に設けられた穴部と、
前記穴部を開放可能に塞ぐように前記電池蓋に取り付けられた、少なくとも一部に弾性材料で形成された当接部を有するカバーと、を有し、
前記電池蓋を開方向に回動させたときに、前記電池蓋よりも先に前記カバーの当接部が前記機器本体に当接することを特徴とする電子機器。 - 前記電池蓋を開方向に回動させたときに、前記当接部は前記機器本体に設けられた三脚取り付け部と当接することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記電池蓋を開方向に回動させたときに、前記当接部が前記機器本体に当接して弾性変形してから、前記電池蓋が前記機器本体に設けられた開方向への回動を制止するストッパー部と当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 前記当接部は、前記カバーの前記回転軸側の端部に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記穴部は、前記電池蓋が閉状態のときに前記電池室内に収納された電池カプラーに外部電源ケーブルを接続するための開口であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010175574A JP2012038465A (ja) | 2010-08-04 | 2010-08-04 | 電子機器 |
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JP2010175574A JP2012038465A (ja) | 2010-08-04 | 2010-08-04 | 電子機器 |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109727A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | 電子機器 |
WO2023190276A1 (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 収容装置 |
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2010
- 2010-08-04 JP JP2010175574A patent/JP2012038465A/ja active Pending
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WO2023190276A1 (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 収容装置 |
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