JP2010008608A - 文字判定装置及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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哲生 新湯
Hiroshi Makitani
洋志 牧谷
Kenji Musha
顕志 武者
Noriaki Yamaguchi
則章 山口
Nobunao Morita
信尚 森田
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Abstract

【課題】手本文字の書き方を習得させるのに最適な文字判定装置及びそのプログラム及びそれを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【解決手段】複数種類の文字についての手本文字を記憶するRAM24と、ユーザの手書きにより手書文字が入力される専用タッチペンと、専用タッチペンにより入力された手書文字を検出するタッチパネル13bと、RAM24に記憶された手本文字及びタッチパネル13bで検出された手書文字のパターンを表示する第2表示装置13とを備え、手本文字の画に対する手書文字の画の相違を判定する相違判定部と、上記判定に応じて所定の結果を提示する結果提示部とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータを利用した文字の筆記練習に好適に使用できる添削処理技術に関し、特に、書家や習字の先生などによる文字を手本にして効果的な文字の筆記練習を行うことができる文字判定装置及びプログラム及び記憶媒体に関する。
従来、習字(文字の筆記練習/書き方の練習)を行うことができる文字練習装置(特許文献1参照)が知られている。
この従来技術によれば、表示画面上において、ユーザの手書文字のパターンと同一の位置及び大きさで手本文字のパターンとを重ねて表示させるようにしているため、手書文字と手本文字のずれを視覚的にユーザに認識させることができる。
しかしながら、上記従来技術では、表示画面上に表示された手書文字のパターンと手本文字のパターンを見比べて、両者のずれを検査し、手書文字のパターンにおいて手本文字のパターンとずれている箇所がどのようにずれているのかを検討するなどのユーザにとって面倒な確認作業を要するという問題点がある。
また、最近では、手書文字と手本文字の両者のパターンを比較して、手書文字のパターンにおいて、手本文字のパターンと所定量以上ずれている箇所(悪い点)と、手本文字のパターンと一致又は上記所定量未満のずれとなっている箇所(良い点)とを検査し、表示画面上において、重なり合った手書文字及び手本文字のパターンを表示させ、且つ、その表示した手書文字のパターンにおいて、上記悪い点及び上記良い点を視覚的に簡単にユーザに認識させるために、上記悪い点、良い点にそれぞれ「×」、「○」を表示するような添削処理技術が提供されている(図14参照)。
この添削処理技術によれば、「×」、「○」の表示によって、悪い点(即ち、良く書けていない箇所)、良い点(即ち、良く書けている箇所)を視覚的に簡単にユーザに認識させることができる。
しかしながら、上記添削処理技術においても、ユーザは自ら悪い点がどのようにずれているのかを検討するなどのユーザにとって面倒な確認作業を要するという問題点がある。
更に、最近では、手書文字の悪い点や良い点を検査し、検査結果に応じて悪い点や良い点に関する所定のコメントを表示画面に表示するような添削処理技術が提供されている。
例えば、この添削処理技術では、手書文字における複数の画の平行性や、間隔や、交点位置や、長さの比率などを検査し、検査結果に応じて対応する所定のコメントを表示画面に表示するようになっている。より具体的には、手書文字における複数の画が平行であるか否かの判定や、手書文字における複数の画の間隔が所定間隔であるか否かの判定や、複数の画の交点位置が所定位置にあるか否かの判定や、複数の画の長さの比率が所定比率になっているか否かの判定や、他の画とのバランスの良し悪しの判定などを行い、それら各判定の結果に応じて、「同じ方向への画は、平行に書きましょう。」や、「画と画の間の距離は近すぎず、離れすぎずがポイントです。」や、「画と画が交わる位置に注意しましょう。」や、「この画の長さを他の画に比べて長く書きましょう。」や、「中心をとらえると、左右のバランスがとれ整った字形になります。」などの予め定められた美しい文字を書くためのコツをユーザに通知するコメントを表示するようになっている。
この添削処理技術によれば、上述したような所定のコメントによってユーザに美しく文字を書くためのコツを教えることができる。
しかしながら、上記添削処理技術では、手書文字の複数の画間における間隔、交点位置、平行性、長さの比率等を検査するものであり、手書文字の画と手本文字の画との相違を検査するものではない。また、一画ごとに判定するものではない。従って、上記添削処理技術では、手本文字の画に対する手書文字の画の相違を解消する所定のアドバイスを提示することなどはできないため、手本文字と同等の手書文字をユーザに書かせるのに最適な手書文字の添削処理技術を提供しているとは言えない。
特開平5−204291号公報
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、下記のいずれか一以上の目的を達成するものである。
即ち、本発明の目的は、所定の手本文字を手本にした習字を効果的に行うことができる文字判定装置及びプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、手書文字の画毎に手本文字の画との相違を検査し、相違がある場合に、その相違及び/又はその相違を解消する適切なアドバイスをユーザに提示することが可能な文字判定装置及びプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、精度良く手書文字の画毎に手本文字の画との相違を検査し、相違がある場合に、その相違及び/又はその相違を解消するための適切なアドバイスをユーザに提示することが可能な文字判定装置及びプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、手書文字の画毎に、縦横比、長さ、角度、位置等の予め定められた複数種類の判定ポイントにおける手本文字の画との相違を検査し、相違がある場合に、その相違(例えば、「傾きが違う」)及び/又はその相違を解消するための適切なアドバイス(例えば、「傾きすぎです」)をユーザに提示することが可能な文字判定装置及びプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
本発明は、上記問題を解決したものであり、
複数種類の文字についての手本文字を記憶する手本文字記憶手段と、
ユーザの手書きにより手書き文字が入力される入力手段と、
前記入力手段により入力された前記手書文字を検出する検出手段と、
前記手本文字記憶手段に記憶された前記手本文字及び前記検出手段で検出された前記手書文字のパターンを表示する表示手段とを備え、
前記手本文字の画に対する前記手書文字の画の相違を判定する相違判定手段と、
前記判定に応じて所定の結果を提示する結果提示手段とを有するこことを特徴する文字判定装置(請求項1)、又は、
複数種類の文字についての手本文字を記憶する手本文字記憶手段と、
ユーザの手書きにより手書き文字が入力される入力手段と、
前記入力手段により入力された前記手書文字を検出する検出手段と、
前記手本文字記憶手段に記憶された前記手本文字及び前記検出手段で検出された前記手書文字のパターンを表示する表示手段とを備える文字判定装置に実装されるコンピュータで解釈実行されるプログラムであって、
前記手本文字の画に対する前記手書き文字の画の相違を判定する相違判定手順と、
前記検査の結果に応じて所定の結果を提示する結果提示手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴するプログラム(請求項6)、又は、これを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体(請求項7)である。
本発明の表示手段は、液晶ディスプレイやCRTなどの任意の表示装置により構成することができる。本発明の表示手段は、手本文字及び手書文字のパターンの双方を表示する単一の表示装置により構成することができ、或いは、手本文字及び手書文字のパターンを個別に表示する2又はそれ以上の表示装置により構成することもできる。本発明の入力手段及び検出手段は、タッチパネルとタッチペンや光学式画像読取装置などのユーザが手書きした文字の形状を検出することができる任意の方式の入力装置により構成することができる。
本発明の「文字」は、カタカナ、ひらがな、漢字などの日本語文字とすることができ、これらに加えて、或いはこれらに代えて、数字、記号、英文字、ギリシア文字などの他の種類の文字を本発明の「文字」とすることもできる。
本発明の「手書文字」は、ユーザがタッチペンなどの入力装置を用いて手書により入力した文字(又は入力された文字の形状に関する情報)であり、本発明の「手本文字」は、「手書文字」を評価、添削等するための基準として使用するために手本文字記憶手段に記憶された文字(又はその文字の形状に関する情報)である。本明細書において「パターン」は、文字の形状又は文字を構成する画の形状の意味で用いている。
本発明の「画」は、手書文字及び手本文字を構成する一筆分の線や点のことであり、例えば、手本文字については、各手本文字を構成する「画」についての情報を手本文字記憶手段等に記憶しておくことが可能であり、手書文字については、例えばタッチパネルとタッチペンにより手書文字を検出する入力手段を使用する場合であれば、タッチペンがタッチパネルに接触してから離れるまでのタッチパネル上におけるタッチペンの接触位置の移動軌跡(1ストローク)を単一の「画」として扱うことが可能である。
本発明は、手書文字を構成する画毎に手本文字の画との相違を検査し、当該検査により検出された相違に応じたコメントを提示するものとされているため、手書文字と手本文字との相違を適切に検出することが可能であり、また、美しい文字、正しい文字の書き方の習得、或いは、手本文字により近い文字の書き方の習得に有益なコメントを適切にユーザに提示することが可能になる。
本発明は、それぞれ種類の異なる判定ポイントについての前記手本文字と前記手書文字の画の相違を検査する複数の前記相違判定手段を有すること(請求項2)が好ましい。
本発明によれば、手書文字を構成する画毎の評価を総合的に行うことが可能となり、手書文字と手本文字との相違をより正確に、或いは、より多角的に検査することが可能となる。
本発明では、前記判定ポイントは、画の縦横比、長さ、角度、位置、図形マッチングのいずれかひとつ以上から選択されること(請求項3)が好ましい。
本発明によれば、縦横比、長さ、角度、位置、図形マッチングから選択される1又は複数の判定ポイントについての手本文字の画に対する手書文字の画の相違を検査することにより、両文字間の相違をより適切に評価することが可能となる。
本発明は、前記手本文字と前記手書文字のサイズが一致又は略一致するように前記手本文字及び/又は前記手書文字のサイズを調整する文字サイズ調整手段を更に有し、前記相違判定手段は、前記文字サイズ調整手段によりサイズの調整が行われた後に、前記判定を実行すること(請求項4)が好ましい。
本発明によれば、手書文字と手本文字の文字サイズを合わせてから両者の相違を検査することができるため、精度の高い検査を実行することができる。
本発明は、文字毎に設定された優先度情報を記憶する優先度情報記憶手段を更に有し、前記相違判定手段が前記優先度情報に従って前記判定を実行し、及び/又は、前記結果提示手段が前記優先度情報に従って前記結果の提示を実行すること(請求項5)が好ましい。
本発明によれば、手書文字を構成する1又は複数の画の1又は複数の判定ポイントについての検査のうち、優先度情報に基づいて選択される特定の画又は特定の判定ポイント、或いは、特定の画の特定の判定ポイントについての検査のみを実行することができ、これにより、相違検査手段による相違の検査に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
或いは、優先度情報に基づいてコメント提示手段によるコメントの提示順序を適切化し、或いは、優先度情報に基づいて選択される特定の画又は特定の判定ポイント、或いは、特定の画の特定の判定ポイントについての検査に基づくコメントのみを提示することにより、手本文字と手書文字の相違をより分かり易い態様でユーザに提示することが可能となる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
なお、本発明は、コンピュータを利用した文字の筆記練習に好適な手書文字の添削処理技術に関し、特に、ユーザの手書文字を入力する入力手段と、手書文字の画像や手本文字の画像を表示する表示手段とを備える文字判定装置において実現することが可能であるが、以下の実施形態では、携帯型のゲーム装置10を用い、ゲーム感覚を取り入れた練習プログラムに従って、手軽に楽しく習字(文字を美しく又は正しく書く練習)を行うことができる文字判定装置を例として説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るゲーム装置10の外観構成を示す正面視説明図である。
図示のように、ゲーム装置10は、上側筐体11a及び下側筐体11bを有している。
上側筐体11aには、表示画面12aを有する第1表示装置12が取り付けられている。
下側筐体11bには、表示画面13aと、当該表示画面13aを覆うタッチパネル13bを有する第2表示装置13が取り付けられており、表示画面13aの表面に指先やスタイラス17や後述の専用タッチペンSPなどを接触させたときに、表示画面13a上における接触位置(XY座標)が指示点としてタッチパネル13bにより検出される。
上記表示画面12a、13aの画像表示の解像度や、タッチパネル13bにおける接触位置の解像度(検出精度)はいずれも任意とすることができるが、本実施形態においては、表示画面12a、13aの解像度はともに256dot×192dotであり、タッチパネル13bは、表示画面13aの解像度と同じ256dot×192dotの解像度で表示画面13a上の接触位置を検出できる仕様とされている。
第1表示装置12、第2表示装置13は、液晶ディスプレイやCRTなどの任意の表示装置により構成することが可能であり、タッチパネル13bには、抵抗膜方式や静電容量方式など任意のタイプのものを使用することが可能である。
下側筐体11bは更に、電源スイッチ14a、十字キー14b、スタートボタン14c、セレクトボタン14d、Aボタン14e、Bボタン14f、Xボタン14g、Yボタン14h、Lボタン14iおよびRボタン14jなどの操作部材を備え、上側筐体11aには、左右のスピーカ15a、15bの音声を出力するためのスピーカ口15が形成されている。
下側筐体11bの背面には、本発明に係るゲームプログラムPや、表示画面12a及び表示画面13aにおいて表示されるゲーム画面のための各種データを記憶した記憶媒体であるメモリーカード16やスタイラス17を収納するための挿入口が設けられている。
なお、後述のゲーム実行部30における処理が実行される場合には、図1に示すゲーム装置10を左側(ユーザが右利きの場合)或いは右側(ユーザが左利きの場合)に90度回転させ、表示画面12a及び表示画面13aが縦長になるようにして利用される。
図2は、上記ゲーム装置10のハードウェア構成を示す説明図である。
図示のように、このゲーム装置10には、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)21が搭載され、当該CPU21にはシステムバス22を介してROM23、RAM24、第1GPU25a、第2GPU25b、入出力回路26、コネクタ27、LCDコントローラ28が接続されている。
ここで、CPU21は、ゲーム装置10の制御動作の中枢となり、システムバス22を介して他の構成要素と制御信号やデータ信号等の受け渡しを行って装置全体を統括的に制御する中央演算処理装置である。より具体的には、CPU21は、メモリーカード16のROM16aに記憶されたゲームプログラムPや各種データD(画像データ、音データ、・・・等)をRAM24にロードし、そのゲームプログラムPをRAM24上において展開、実行する。また、CPU21は、ゲーム処理の進行に応じて、ゲームデータやフラグデータなどの作業中のデータをRAM24に記憶する。
ROM23は、装置の起動時に使用する起動用プログラムや装置を動かすための基本的なシステムプログラム等を格納する読み出し用のメモリである。
RAM24は、メモリーカード16のROM16aからロードしたゲームプログラムPを記憶するためのプログラム記憶領域や、同じくROM16aからロードした各種データDを記憶するためのデータ記憶領域や、上記作業中のデータを一時記憶するための作業領域などをCPU21に提供する書き換え可能な揮発性又は不揮発性のメモリである。
第1GPU25a及び第2GPU25bは、それぞれ表示画面12a及び表示画面13aに後述のゲーム画面(の左側、右側)を表示するための画像データを生成し、その画像データをそれぞれ第1VRAM29a及び第2VRAM29bに描画する処理を実行する。また、第2GPU25bは、表示画面13aに後述の書き取り添削画面が表示されている状態で、ユーザによる専用タッチペンSPのタッチ操作に応じて入力された接触位置を示す指示点に基づき後述の手書文字を表示画面13aに表示するための手書文字の画像データを生成し、その画像データを第2VRAM29bに描画する処理を実行する。
第1VRAM29a及び第2VRAM29bにはLCDコントローラ28が接続されており、LCDコントローラ28は、CPU21からの指示に応じて、第1VRAM29a及び第2VRAM29bに描画された画像データを所定のフレームレートで第1表示装置12及び第2表示装置13に出力する。
入出力回路26は、タッチパネル13bやその他の操作部材14a〜14jからの操作信号を受信してCPU21に送信し、CPU21において生成された音声信号をスピーカ15a、15bに出力するなどの処理を実行する。
コネクタ27には、メモリーカード16が着脱自在に接続される。
なお、上記のようなゲーム装置10の構成は単なる一例に過ぎず、本発明は、タッチパネルやマウス等のポインティング装置と少なくとも1つの表示装置とを有する任意のコンピュータシステムに適用することができる。また、本発明の情報処理プログラムを適用したゲームプログラムPを含むソフトウェアは、メモリーカード16などの外部記憶媒体を通じてコンピュータシステムに供給されるだけでなく、有線または無線の通信回線を通じてコンピュータシステムに供給されても良いし、コンピュータシステム内部の不揮発性記憶装置に予め記憶されていても良い。
図3は、上記ゲーム装置10と組み合わせて好適に使用することができるメモリーカード16に記憶されるデータ構成を示す説明図である。
図示のように、メモリーカード16は、ゲーム装置10で実行すべきゲームのためのゲ
ームプログラムを含むソフトウェアを記憶するROM16aと、上記ゲームプログラムで実行されたゲームの経過情報(セーブデータ)などを記憶するRAM16bを備えており、本実施形態のROM16aには、本発明を適用したゲームプログラムであって、後述のフローチャートにおける処理を実行するためのゲームプログラムPや、そのゲームプログラムPの実行に伴い使用される各種データDなどが記憶され、一方、RAM16bには、上記ゲームプログラムPで実行されたゲームのセーブデータが記憶される。
なお、上記各種データDとしては、後述のゲーム画面を表示するための画像データや、BGMや効果音などを出力するための音データや、後述のゲーム画面(図5参照)で表示する手本文字のパターン(手本文字の形状又は手本文字を構成する各画の形状)を表示するための複数のサンプリングポイントの座標値、当該手本文字を内接する矩形のサイズ及び中心点の座標値、その中心点からの各画の位置、角度、長さなどを示すデータなどの手本文字データや、手書文字の画単位における判定を行う際に利用される後述の添削テーブルデータ(図10参照)や、ゲーム画面(図5参照)に表示される添削コメントが登録されるコメントテーブルデータ(図12参照)等がある。
なお、本実施形態における手本文字のパターンは、複数のサンプリングポイントに基づいて表示することもできるし、或いは、各手本文字又は各手本文字を構成する各画の形状(パターン)を表現するための予め設定された各手本の画像データ及び各画の画像データに基づいて表示することもできる。ここで、手本文字の形状を表現する手本の画像データとしては、例えば、手本文字「け」の場合には、「け」という文字を内接収容する矩形の画像であり、背景色が透明であり、「け」という文字の形状のみを所定色(灰色)で示す画像とすることができる。また、手本文字を構成する各画の形状を表現する画像データとしては、例えば、上記手本の画像データにおける該当する画(例えば、3画目の画)の形状のみを所定色(灰色)で示す画像とし、その画以外のその他の画(1又は2画目の画)を背景色(透明)にした画像とすることができる。そして、各手本及び各画の画像データには、後述の文字入力枠111の中心点と一致する中心点(基準点)の座標及び向きなどが設定される。これにより、それぞれの中心点が合うように複数の画の画像データを重ね合わせることにより一つの手本文字を表示することも可能である。即ち、上記各種データDには、上述の各手本及び各画の画像データも含ませることができる。
図4は、CPU21が、メモリーカード16のROM16aに格納されたゲームプログラムPをRAM24上において展開、実行することにより実現されるゲーム実行部30の機能構成を示す説明図である。
図示のように、ゲーム実行部30は、メニュー処理部31、データ記憶部32、表示画面構成部33、表示画面構成部34等を備えている。
メニュー処理部31は、ペン字測定モード実行部35、練習帳モード実行部36、実践ノートモード実行部37、成果モード実行部38、設定モード実行部39を有しており、複数のメニュー項目などを有するメニュー画面{図5(a)参照}を表示画面12a、13aに表示させるとともに、ユーザによる上記メニュー項目の選択操作に応じてメニュー項目に対応した処理モードを実行する。
図5(a)は、メニュー画面100A、100Bの一態様を示す説明図である。
図示のように、表示画面12aには、「ペン字ランク 芽生え」などのユーザのペン字のランクを示すランク画像101と、「達成度 0%」などの達成度画像102と、「項目を選んでタッチして下さい」などの指示画像103などを含むメニュー画面100Aが表示され、一方、表示画面13aには、「メインメニュー」などの画面タイトル画像104と、ペン字測定モードの実行を指示する「ペン字測定」の選択項目105a、練習帳モードの実行を指示する「練習帳」の選択項目105b、実践ノートモードの実行を指示する「実践ノート」の選択項目105c、成果モードの実行を指示する「成果」の選択項目105d、設定モードの実行を指示する「設定」の選択項目105e等のメニュー項目画像105と、不図示のトップ画面に戻ることを指示する「戻る」ボタン画像106などを含むメニュー画面100Bが表示される。
ペン字測定モード実行部35は、メニュー画面100Bの「ペン字測定」の選択項目105aが専用タッチペンSPなどで選択された場合に、このゲームに係る各種トレーニングを実行する前などのユーザのペン字レベルを測定するための所定のテストモードを実行する。
練習帳モード実行部36は、線引き練習部40、書き取り練習部41、書き取り添削部42等を有しており、メニュー画面100Bの「練習帳」の選択項目105bが選択された場合に、手本文字と同等の手書文字をユーザに書かせるための種々のトレーニングモードを実行する。なお、この練習帳モード実行部36は、トレーニングをある程度クリアした場合に所定の実践イベントモードを実行する。
具体的には、線引き練習部40は、不図示の線引き練習画面を表示画面12a、13aに表示し、その線引き練習画面に表示した波線などの所定のなぞり線に沿って線を引かせることでユーザに思い通りの線を書かせるためのトレーニングモードを実行する。
書き取り練習部41は、図5(b)の練習画面100C、100Dを表示画面12a、13aに表示し、その練習画面100Dに表示した手本文字のパターン(なぞり線)に沿って線を引かせることでユーザに手本文字の練習を行わせるためのトレーニングモードを実行する。
図示のように、表示画面12aには、「書き取り練習」などの画面タイトル画像107と、手本文字(この例では、「け」)及びその手本文字を書くコツ(要領)(この例では、「1画目より上に出す」など)を含む手本文字画像108と、後述の練習画面100Dで入力したユーザの手書文字の縮小画像を表示する履歴画像109などを含む練習画面100Cが表示され、一方、表示画面13aには、「あと8回」などの残り練習回数を示す残数画像110と、なぞり線を表現する表示色(例えば、「灰色」など)で手本文字のパターンが表示されるとともに、専用タッチペンSPなどによるユーザの手書文字の入力を受け付けて当該手書文字のパターンを表示するための文字入力枠111と、文字入力枠111に表示されている手書文字のパターンを消去するための「消す」ボタン画像112と、文字入力枠111に表示されている手書文字の添削を実行するための「OK」ボタン画像113などを含む練習画面100Dが表示される。履歴画像109によってユーザの記入した文字が一覧で見ることが可能になるため、ユーザ自身の記入した文字の癖が把握しやすい。
なお、本実施形態の「手本文字」には、特定の書道家などにより書き起こされた綺麗な或いは上手な文字を使用することが可能であり、或いは、文部科学省後援硬筆毛筆書写検定準拠の文字表現許容範囲字形に基づいて製作した文字や、新聞や教科書などの書籍に使用される書体フォントによる文字を使用することも可能である。
また、本実施形態では、文字入力枠111内に手書文字を入力する際、実際の硬筆などの筆記具と同じ態様で文字を書く感覚をユーザに体感させるためにメモリーカード16などと共に提供される筆記具状の専用タッチペンSPが用意される。そして、ユーザは、練習画面100Dの文字入力枠111内に表示される手本文字のパターンに沿って専用タッチペンSPをタッチパネル13b上で接触移動させることにより、手本文字の練習を行うことができる。このとき、ユーザの文字入力枠111に専用タッチペンSPによる入力が行いやすいように、下側筐体11bと同じ高さの台を筐体外部に設けてもかまわない。
更に、本実施形態では、上記練習画面100Dの文字入力枠111に表示される手本文字のパターンは所定の練習回数(10回)が減るに連れて徐々に薄くなって見え難くなるようにされている。
書き取り添削部42は、課題文字設定部43、コメント設定部44、入力受付部45、手書文字添削部46、結果提示部47等を有しており、図5(c)の添削画面100E、100Fを表示画面12a、13aに表示し、その添削画面100Fに手本文字のパターン(なぞり線)が表示されない状態で、上記練習画面100Dで練習した文字などをユーザに書かせ、ユーザによって書かれた手書文字の添削を行うためのトレーニングモードを実行する。より具体的には、後述のフローチャートにおける処理を実行する。
図示のように、表示画面12aには、「書き取り添削」などのタイトル画像114と、添削対象となる課題文字(この例では、書き取り練習で出された文字「け」など)を示す課題文字画像115と、「赤色の点を基点に文字を書いてください。枠内にバランスよく書きましょう」などの書き取り添削の利用方法を指示する指示画像116などを含む添削画面100Eが表示され、一方、表示画面13aには、練習画面100Dの文字入力枠111と同様にユーザの手書文字を入力及び表示する文字入力枠117と、文字入力枠117で入力表示されている手書文字の画像の消去を指示する「消す」ボタン画像118と、文字入力枠117に手本文字の画像の表示を指示する「手本」ボタン画像119と、文字入力枠117で入力された手書文字の添削を指示する「OK」ボタン画像120などを含む練習画面100Fが表示される。なお、本実施形態では、上記文字入力枠117には、1画目の書き出し点を示す基点Sが表示される。
なお、本実施形態では、上記「手本」ボタン画像119の選択操作が行われた場合に、例えば、手本文字(例えば、「け」)のパターンを当該手本文字の書き順に従って1画目から順次パターンを表示することでユーザに正しい書き順を通知したり、添削画面100Fに当該手本文字(け)の画数(3画)を表示することでユーザに正しい画数を通知する態様となっている。
結果提示部47は、手本画表示部471、評価点数算出部472等を有しており、図5の(d)の添削結果画面100G、100Hを表示画面12a、13aに表示し、その添削結果画面100G、100Hに表示した添削コメントなどにより、手書文字の画と手本文字の画との相違を解消する方法をユーザに通知するための添削結果の提示処理を実行する。
図示のように、表示画面12aには、「添削結果」などのタイトル画像121と、課題文字(この例では、「け」)を示す課題文字画像122と、「3画目が傾きすぎです。」や「青線で示した箇所は良く書けてます。」などの添削コメントを表示する添削コメント表示枠123などを含む添削結果画面100Gが表示され、一方、表示画面13aには、添削画面100Fの文字入力枠117で入力された手書文字が所定の添削画像付きで表示される添削画像表示枠124と、添削画像表示枠124に表示された手書文字の悪い点や良い点を文字で示す文字画像125と、添削コメント表示枠123の添削コメントの表示を次に送るための「次へ」ボタン画像126などを含む添削結果画面100Hが表示される。なお、本実施形態では、添削コメント表示枠123に表示する添削コメントが複数個有る場合には、ユーザは「次へ」ボタン画像126を選択するタッチ操作を繰り返し行うことにより、全てのコメントを順次確認することが可能となっている。
実践ノートモード実行部37は、不図示の実践画面を表示画面12a、13aに表示し、その実践画面によりユーザの選択操作に応じて上述の実践イベントモードを実行する。
成果モード実行部38は、不図示の成果画面を表示画面12a、13aに表示し、その成果画面により各種トレーニングの成果や進捗をユーザにチェックさせるモードを実行する。成果や進捗状況は、数字で表示してもよいし、グラフや図表によって示してもよい。
設定モード実行部39は、不図示の設定画面を表示画面12a、13aに表示し、その設定画面によりユーザ登録や利き腕の変更などの各種設定を行うモードを実行する。また、ユーザ登録や利き腕の変更した場合の変更した内容を、文字あるいは図によって確認可能なように表示させてもよい。
データ記憶部32は、メモリーカード16のROM16aに記憶されている各種データD(画像データ、音データ、手本文字データ、添削テーブルデータ、コメントデータ等)をロードして記憶する。
表示画面構成部33、34は、表示画面12a、13aに表示するゲーム画面(メニュー画面、練習画面、添削画面等)を構成する画像データを生成する。
図6は、メニュー画面100Bにおいて専用タッチペンSPなどにより練習帳の選択項目105bが選択されて書き取り練習部41による所定の書き取り練習モードが実行された後に、書き取り添削部42により実行される書き取り添削処理の流れを示すフローチャートである。
この処理では、ステップS1において、書き取り添削部42が動作して、表示画面構成部33、34に初期画面の表示を指示することにより、初期状態の添削画面100E、100F{図5(c)参照}を表示画面12a、13aに表示する処理が実行される。
具体的には、上記ステップS1の処理では、課題文字設定部43が動作して、予め登録されている複数の手本文字の中から選択された文字{例えば、書き取り練習モードで練習した文字(「け」)など}を課題文字として設定するとともに、コメント設定部44が初期状態で表示するコメント(例えば、「赤色の基点に文字を書いてください。」など)を設定し、それらを含む初期画面の表示を表示画面構成部33に指示するとともに、表示画面構成部34に初期画面の表示を指示する。すると、表示画面構成部33、34が初期画面を表示するための画像データを生成し、図5(c)に示すような初期状態の添削画面100E、100Fが表示画面12a、13aに表示される。なお、この時、タッチフラグ設定部451aが動作して、タッチフラグFをオフにセットする。
続いて、ステップS2において、入力受付部45が動作して、添削画面100Fにおけるユーザの専用タッチペンSPなどによる入力操作の待ち受けを実行する。
ステップS2において、入力受付部45が、手書文字入力操作を検知した場合、処理をステップS3に移行し、手書文字入力部451が動作して、手書文字の入力処理が実行される。
ここで、上記ステップS3の処理の詳細について図7のフローチャートを参照して説明する。
ステップS31において、タッチフラグFの検査が実行され、その検査の結果、タッチフラグFがオフである場合には、ステップS32において、タッチパネル13bからの信号に基づいて専用タッチペンSPなどによる文字入力枠117内におけるタッチパネル13bへの接触の有無の検査を実行する。
上記S32の検査の結果、接触が検知された場合には、続いて、ステップS33において、タッチフラグ設定部451aがタッチフラグFをオンにセットする処理を実行する。
続いて、ステップS34において、タッチパネル13bからの信号に基づいて、指示点記憶部451bが動作して、その時の指示点から導出されたXY座標値を手書文字の画(ストローク)毎に記憶する。
具体的には、上記ステップS34の処理では、手書文字入力部451は、画毎に、タッチフラグFがオンからオフになるまで(1ストローク)の間に入力された複数の指示点のXY座標値を導出順に記憶する。例えば、画数が「3」の「け」という文字が入力される場合において、1画目のタッチフラグFがオンからオフになるまでに、複数の指示点p1、p2、・・・、p10のXY座標値(x1、y1)、(x2、y2)、・・・、(x10、y10)が導出された場合には、それら複数のXY座標値を導出順に1画目の指示点記憶領域に記憶する。
続いて、ステップS35において、手書文字入力部451から通知された指示点のXY座標値に基づいて、表示画面構成部34が指示点に所定のポイントサイズで所定色(例えば、「黒」)のドットを描画する処理を実行することにより、手書文字のパターンの描画が行われる。そして、所定のフレーム時間(例えば、1/60秒)の待受処理などが実行された後、次のフレーム時間における手書文字の入力処理を実行すべく処理をステップS2に復帰させる。
なお、上記ステップS32の検査の結果、接触が検知されない場合には、続いて、ステップS36において、後述のステップS4〜S6の処理を実行するための他の接触検査を実行し、接触が検知された場合には、ステップS4〜S6の処理を実行し、接触が検知されない場合には、処理を上記ステップS2に復帰させる。
一方、ステップS31の検査の結果、タッチフラグFがオンであった場合には、続いて、ステップS37において、上記ステップS32と同様の接触検査を実行し、この検査の結果、接触が検知された場合には、処理を上記ステップS34に移行し、以下同様の処理が行われる。他方、上記ステップS37の検査の結果、接触が検知されない場合には、タッチパネル13bから専用タッチペンSPが離され、ユーザによるある画(ストローク)の入力が完了したものと判断できるため、続いて、ステップS38において、タッチフラグFをオフにセットする処理が実行され、その後、処理を上記ステップS36に移行する。
また、ステップS2において、入力受付部45が、添削開始操作を検知した場合、即ち、タッチパネル13bからの信号に基づいて専用タッチペンSPなどによる「OK」ボタン画像120上におけるタッチパネル13bへの接触を検知した場合には、処理はステップS4に移行し、添削開始受付部452が動作して、手書文字の文字整合検査処理が実行される。
このステップS4の処理では、文字入力枠117内に手書文字のパターンが表示されているか否かの検査が実行され、検査の結果、文字入力枠117内に手書文字のパターンが表示されている場合に、文字認識部452aが動作して、手書文字入力部451から取得した指示点のXY座標値から、入力された手書文字が課題文字であるか否かの文字整合検査が実行される。
具体的には、上記文字整合検査の処理では、文字認識部452aがタッチフラグFのオン−オフの切替回数等に基づいて導出した画数と、課題文字の正規の画数とを比較し、両者の画数が一致した場合に手書文字の画数が正常であると判定し、他方、両者が一致していない場合に手書文字の画数が異常であると判定する。また、文字認識部452aが、指示点のXY座標値に基づいて導出した画毎における所定のベクトル(各指示点間のベクトル)と課題文字の複数のサンプリングポイントのXY座標値から算出した画毎における所定のベクトル(各サンプリングポイント間のベクトル)とを課題文字の正規の書き順通りに順番に比較し、全ての画において、両者のベクトルが許容範囲内の一致であった場合に手書文字の書き順が正常であると判定し、他方、一つの画でも両者のベクトルが許容範囲内の一致でない場合に手書文字の書き順が異常であると判定する。そして、上記各判定の結果、画数が正常及び書き順が正常であると判定された場合には、手書文字が課題文字であると判定する。他方、上記各判定の結果、画数が異常及び/又は書き順が異常である判定された場合には、手書文字が課題文字でないと判定する。
上記文字整合検査の結果、手書文字が課題文字であると判定された場合、即ち、添削が実行可能であると判定された場合(OK)には、文字認識部452aが手書文字添削部46に添削の開始を指示し、処理をステップS7に移行し、他方、上記文字整合検査の結果、手書文字が課題文字でないと判定された場合、即ち、添削が実行不可能であると判定された場合(NG)には、続いて、文字認識部452aがコメント設定部44に添削不可通知を行うことにより、表示画面構成部33が所定の画像データを生成し、「文字を正しく認識できませんでした。」などのコメントを表示画面12aに表示させる。その後、処理はステップS2に移行する。また、このときに課題文字の正式な記載方法を映像や図によって表示してもよい。
ステップS7においては、手書文字の添削処理が実行される。即ち、このステップS7の処理では、手書文字添削部46が動作して、手書文字と手本文字の対応する画どうしが所定の判定ポイント(「縦横比」、「長さ」、「角度」、「位置」、「図形マッチング」等)においてどの程度異なっているのか、或いは、類似しているのかを判定するための添削処理を実行する。
ここで、上記ステップS7の処理の詳細について図8のフローチャートを参照して説明する。
この処理では、まず、ステップS71において、事前準備処理として、手書文字及び手本文字の両者のパターンのサイズを合わせる文字サイズ調整処理が実行される。
即ち、上記ステップS71の処理では、文字サイズ調整部461が動作して、手本文字のパターンを内接収容する矩形の面積が、手書文字のパターンを内接収容する矩形の面積と一致(又は略一致)となるように、手本文字の矩形の縦横比(アスペクト比)を変更することなく矩形及び矩形内の手本文字のパターンを拡縮し、所定の座標変換式などによって拡縮後の手本文字のパターンにおける各サンプリングポイントの座標値を算出して記憶する。なお、上記拡縮は、手本文字と手書文字の矩形の中心点を一致させて行う。また、本実施形態に係る手書文字及び手本文字の両矩形の4隅の座標値は、例えば、データ記憶部32及び入力受付部45から取得できる手本文字の複数のサンプリングポイントの座標値や、手書文字の複数の指示点の座標値における最小及び最大のXY座標値から算出することができる。
図9は、文字サイズ調整部461における文字サイズ調整処理の一態様のイメージを説明する説明図であり、図9(a)においては、手書文字のパターンHPを内接収容する矩形B1の面積が、手本文字のパターンMPを内接収容する矩形B0の面積より大きい場合を示しており、この場合には、文字サイズ調整部461は、同図(b)に示すように、手本文字の矩形B0の面積が手書文字の矩形B1と一致(又は略一致)する矩形B0′となるように拡大している。
続いて、ステップS72において、手本文字(課題文字)に対応付けて設定されている添削テーブル(例えば、図10参照)の取得処理が実行される。
具体的には、上記ステップS72の処理では、テーブル取得部462が動作して、データ記憶部32に記憶されている複数の添削テーブルの中から当該課題文字(例えば、「け」)に対応する添削テーブル(図10参照)を検索する。
ここで、添削テーブルとは、平仮名(「あ」、「い」、・・・、「ん」等)や、片仮名(「ア」、「イ」、・・・、「ン」等)や、漢字(「亜」、「阿」、・・・、「和」等)などの複数の手本文字の個々に設定された添削テーブルのことである。そして、各添削テーブルには、対応する手本文字の各画(1画目、2画目、3画目、・・・)と判定種別(複数種類の判定パターン(1)〜(5)のいずれか)とで特定される判定項目毎に、添削優先順位(0、1、2、・・・)や、添削コメントID(ID1、ID2、・・・等)や、添削コメントを表示するかしないかを決定するための所定の判定条件を示す数値範囲(0.8以下、1.2以上、0.5以下、1.6以上等)等の各種設定情報が設定されている。
なお、図10の例では、手本文字が「け」である場合の添削テーブルの設定例を示しており、図示のように、この添削テーブルでは、合計15個の判定項目が設定されているが、優先順位に「0」が設定されている判定項目(1画目で判定パターン(1)の判定項目、2画目で判定パターン(1)の判定項目、1画目で判定パターン(4)の判定項目)の判定処理は実行せず、優先順位「1」〜「12」が設定されている計12個の判定項目の判定処理を実行するようになっている。
なお、本実施形態の添削優先順位とは、当該手本文字を画単位に分解した場合に、手本文字毎に、当該手本文字と同等の手書文字をユーザに書かせる上でどの画及び画毎のどの部分(縦横比、長さ、角度、位置等)が重要であるか否かなどを何らかの判断基準(例えば、書道家の指導・監修により作成された判断基準など)に基づいて決定し、その決定に基づいて定められた優先順位のことである。なお、図10の手本文字「け」の添削テーブルにおいては、3画目の角度が一番重要であり、次に、3画目の長さが重要であり、その次に、3画目の位置が重要であると判断されて優先順位「1」、「2」、「3」が定められた状態を示している。
続いて、ステップS73において、相違判定部463が動作して画単位の判定処理が実行される。即ち、この判定処理では、上記検索した添削テーブルに設定されている添削優先順位に従って、画別に種々の判定パターン(1)〜(5)の判定処理を実行する。
ここで、判定パターン(1)の判定処理は、縦横比判定部463aにより実行される判定処理であり、手本文字の画の縦横比(ふくらみ)に対する手書文字の画の縦横比を判定する縦横比判定処理のことである。即ち、この処理では、縦横比判定部463aが動作して、文字サイズ調整後の手本文字の対象の画を内接収容する矩形の縦横比と、その画に対応する手書文字の画を内接収容する矩形の縦横比から両縦横比の相対値を算出し、該当する判定項目に設定されている数値範囲と照らし合わせることによりコメントIDを抽出し、これを優先順位とともに判定結果記憶部464に通知する。これにより、判定結果記憶部464がコメントIDを(通知順に)記憶する。
上記判定パターン(1)の具体例として、課題文字(手本文字)「け」の添削テーブルの優先順位「4」の判定項目(即ち、3画目の縦横比を判定する項目)の処理について説明する。例えば、図11(a)のように、文字サイズ調整後の手本文字の3画目の矩形B2の幅W0が「10」で、高さH0が「50」であり、手書文字の3画目の矩形B3の幅W1が「8」で、高さH1が「60」であった場合には、手本文字の縦横比A0=10/50=0.2と、手書文字の縦横比A1=8/60=0.13とが算出され、これにより、相対値R1=0.13/0.2=「0.65」が算出される。そして、この「0.65」の値を当該判定項目(優先順位「4」)に設定されている数値範囲と照らし合わせると、「0.8〜0.5の数値範囲」に属するため、コメントID2{添削コメント「ふくらませて書きましょう」(図12参照)}が抽出される。即ち、この場合には、手書文字の画の幅が手本文字の画の幅より狭いか、或いは、手書文字の画の高さが手本文字の画の高さより高いことが推論される。
ここで、上記判定パターン(1)の具体例における後述のステップ8の処理において、添削結果として表示画面12a、13aに表示される添削結果画面の一態様を図13(a)に示す。即ち、この場合には、「け」という手書文字の3画目の横幅が狭い、或いは、縦幅が広いことから、3画目の横幅を広げる、或いは、縦幅を狭める方が良いことをユーザに通知するために「ふくらませて書きましょう」という添削コメントを表示している様子を示している。なお、この時、3画目のパターンの表示色を他の画のパターンの表示色(例えば「灰色」)と異なる表示色(例えば、「赤」)で表示することができる。これにより、ユーザは、3画目の横幅を広げる、或いは、縦幅を狭めて書いた方が良いことを簡単に認識することができる。また、図13(a)の表示に加え、手本文字の画のパターンを上記と異なる表示色(例えば「黒」)で表示することもできる。
なお、上記判定項目(優先順位「4」)では、0.8>R1>0.5の場合に、コメントID2が対応付けられ、また、1.6>R1>1.2の場合に、コメントID3が対応付けられている。また、1.2>R1>0.8の場合には、許容範囲、即ち、縦横比が丁度良く、特に注意する添削コメントがないようになっているが、例えば、「手本文字の画と同じ縦横比で書けています」などに対応付けられたコメントIDを設定するようにしても良い。また、0.5>R1及びR1>1.6の場合には、問題外(無効)として特に注意する添削コメントを提示しないようになっているが、添削コメント内容として「このように書くと整って見えます」などに対応付けられたコメントID1を設定するようにしても良い。なお、この場合には、当該手書文字の画の部分に手本文字の画の画像を表示させる。
判定パターン(2)の判定処理は、長さ判定部463bにより実行される判定処理であり、手本文字の画の長さに対する手書文字の長さを判定する長さ判定処理のことである。即ち、この処理では、長さ判定部463bは、文字サイズ調整後の手本文字の画の長さの総和(各サンプリングポイント間の距離の総和)と手書文字HPの画の長さの総和(画の複数の指示点間の距離の総和)から両総和の相対値を算出し、該当する判定項目の判定条件及び無効条件などに設定されている数値範囲と照らし合わせることによりコメントIDを抽出し、これを優先順位とともに判定結果記憶部464に通知する。これにより、判定結果記憶部464がコメントIDを記憶する。
上記判定パターン(2)の具体例として、課題文字(手本文字)「け」の添削テーブルの優先順位「2」の判定項目の処理について説明する。例えば、図11(b)のように、文字サイズ調整後の手本文字「け」の3画目の3つのサンプリングポイントS0(95、100)、C0(95、65)、E0(85、30)であった場合には、手本文字の3画目の長さの総和L0が所定の計算式(2点間の距離の総和を求める計算式)によって「71.4」と算出され、一方、手書文字の「け」の3画目の3つの指示点S1(90、110)、C1(90、65)、E1(80、20)であった場合には、手書文字HPの3画目の長さの総和L1が上記所定の計算式によって「91.1」と算出され、これにより、相対値R2=91.1/71.4=「1.28」と算出される。そして、この「1.28」の値を当該判定項目(優先順位「2」)に設定されている数値範囲に照らし合わせると、1.2〜2.0の数値範囲に属するため、コメントID5(添削コメント「もう少し短めに書きましょう」)が抽出される。即ち、この場合には、手書文字の画の長さが手本文字の画に比べて長いことが推論される。
ここで、上記判定パターン(2)の具体例における後述のステップ8の処理において、添削結果として表示画面12a、13aに表示される添削結果画面の一態様を図13(b)に示す。即ち、この場合には、「け」という手書文字の3画目の長さが長いことから、3画目の長さを短くした方が良いことをユーザに通知するために「もう少し短めに書きましょう」という添削コメントを表示している様子を示している。なお、この時、3画目のパターンの表示色を他の画のパターンの表示色(例えば「灰色」)と異なる表示色(例えば、「赤」)で表示する。これにより、ユーザは、3画目の長さを短く書いた方が良いことを簡単に認識することができる。また、図13(b)の表示に加え、手本文字の画のパターンを上記と異なる表示色(例えば「黒」)で表示することもできる。
なお、上記判定項目(優先順位「2」)では、0.8>R2>0.3の場合に、コメントID4が対応付けられ、また、2.0>R2>1.2の場合に、コメントID5が対応付けられている。また、1.2>R1>0.8の場合には、許容範囲、即ち、長さが丁度良く、特に注意する添削コメントがないようになっているが、例えば、「手本文字の画と同じ長さで書けています」などに対応付けられたコメントIDを設定するようにしても良い。また、0.3>R1及びR1>2.0の場合には、問題外(無効)として特に注意する添削コメントを提示しないようになっているが、添削コメント内容として「このように書くと整って見えます」などに対応付けられたコメントID1を設定するようにしても良い。なお、この場合には、当該手書文字の画の部分に手本文字の画の画像を表示させる。
判定パターン(3)の判定処理は、角度判定部463cにより実行される判定処理であり、手本文字の画の角度に対する手書文字の画の角度を判定する角度判定処理のことである。即ち、この処理では、角度判定部463cは、文字サイズ調整後の手本文字の画の始終点間のベクトルの角度と手書文字の画の始終点間のベクトルの角度から両角度の差分値を算出し、該当する判定項目の判定条件及び無効条件などに設定されている数値範囲と照らし合わせることによりコメントIDを抽出し、これを優先順位とともに判定結果記憶部464に通知する。これにより、判定結果記憶部464がコメントIDを記憶する。
上記判定パターン(3)の具体例として、課題文字(手本文字)「け」の添削テーブルの優先順位「1」の判定項目の処理について説明する。例えば、図11(c)のように、文字サイズ調整後の手本文字「け」の3画目の始点S0(95、100)、終点E0(85、30)であった場合には、その始終点間のベクトルの角度θ0が所定の計算式(例えば、tan{(95−85)/(100−30)})によって「8」と算出され、一方、手書文字「け」の3画目の始点S1(110、100)、終点E1(65、30)であった場合には、その始終点間のベクトルの角度θ1が所定の計算式(例えば、tan{(110−65)/(100−30)})によって「32」と算出され、これにより、差分値D1=32−8=「14」と算出される。そして、この「14」の値を当該判定項目(優先順位「1」)に設定されている数値範囲に照らし合わせると、8度以上の数値範囲に属するため、コメントID7(添削コメント「傾きすぎです」)が抽出される。即ち、この場合には、手書文字の縦線の画が手本文字の縦線の画に対して左右のいずれかに傾きすぎていると推論される。
ここで、上記判定パターン(3)の具体例における後述のステップ8の処理において、添削結果として表示画面12a、13aに表示される添削結果画面の一態様を図13(c)に示す。即ち、この場合には、「け」という手書文字の3画目の角度が傾きすぎていることから、3画目の角度を直した方が良いことをユーザに通知するために「傾きすぎです」という添削コメントを表示している様子を示している。なお、この時、3画目のパターンの表示色を他の画のパターンの表示色(例えば「灰色」)と異なる表示色(例えば、「赤」)で表示する。これにより、ユーザは、3画目の角度を直す方が良いことを簡単に認識することができる。また、図13(c)の表示に加え、手本文字の画のパターンを上記と異なる表示色(例えば「黒」)で表示することもできる。
なお、上記判定項目(優先順位「1」)では、−8>D1>−30の場合に、コメントID7が対応付けられ、また、30>D1>8の場合に、コメントID7が対応付けられている。また、8>D1>−8の場合には、許容範囲、即ち、角度が丁度良く、特に注意する添削コメントがないようになっているが、例えば、「手本文字の画と同じ角度で書けています」などに対応付けられたコメントIDを設定するようにしても良い。また、−30>D1及びD1>30の場合には、問題外(無効)として特に注意する添削コメントを提示しないようになっているが、添削コメント内容として「このように書くと整って見えます」などに対応付けられたコメントID1を設定するようにしても良い。なお、この場合には、当該手書文字の画の部分に手本文字の画の画像を表示させる。
判定パターン(4)の判定処理は、位置判定部463dにより実行される判定処理であり、手書文字を内接収容する矩形内における対象の画の位置を判定する位置判定処理のことである。
即ち、この処理では、位置判定部463dが、手書文字の各指示点の座標値それぞれから手書文字の中心の座標値を減算し、その画の適切な位置(左或いは右寄りの位置、上或いは下寄りの位置など)に応じて、X座標或いはY座標が負となる指示点の個数を算出し、その個数で全ての指示点の個数を乗算して算出される分布値を、該当する判定項目の判定条件及び無効条件などに設定されている数値範囲と照らし合わせることによりコメントIDを抽出し、これを優先順位とともに判定結果記憶部464に通知する。これにより、判定結果記憶部464がコメントIDを記憶する。
上記判定パターン(4)の具体例として、課題文字(手本文字)「け」の添削テーブルの優先順位「3」の判定項目の処理について説明する。例えば、図11(d)のように、手書文字のパターンを構成する複数の指示点のXY座標の中のX座標及びY座標それぞれの最小値及び最大値を算出し(この例では、X座標の最小値が「50」、最大値が「70」であり、一方、Y座標の最小値が「20」、最大値が「70」である。)、その算出したX及びY座標のそれぞれの最小値及び最大値から当該手書文字の矩形の中心点のXY座標を算出する{この例では、中心点のXY座標=(60、45)が求められる}。続いて、優先順位が「3」の判定項目の方向欄には「3:右方向を示す数字」が設定されているため、この位置判定においては、当該画が右寄りに配置されているか否かを判定しなければならないと判断し、当該画(文字「け」の3画目)を構成する5つの指示点P1〜P5のXY座標値の各X座標値から中心点のX座標(「60」)を差し引くことにより、「5」、「5」、「−1」、「−5」及び「−10」が算出され、X座標が負になる指示点の個数が「3」と求められる。そして、その個数を当該画の全指示点の数で乗算して算出された分布値T=3/5=「0.6」の値を当該判定項目(優先順位「3」)に設定されている数値範囲に照らし合わせると、「0.7以下」の数値範囲に属するため、コメントID12(添削コメント「もう少し右寄りに書きましょう」)が抽出される。即ち、この場合には、画が左に寄っていることが推論される。
ここで、上記判定パターン(4)の具体例における後述のステップ8の処理において、添削結果として表示画面12a、13aに表示される添削結果画面の一態様を図13(d)に示す。即ち、この場合には、「け」という手書文字の3画目の位置がずれていることから、3画目の位置を直した方が良いことをユーザに通知するために「もう少し右寄りに書きましょう」という添削コメントを表示している様子を示している。なお、この時、3画目のパターンの表示色を他の画のパターンの表示色(例えば「灰色」)と異なる表示色(例えば、「赤」)で表示する。これにより、ユーザは、3画目の位置を直す方が良いことを簡単に認識することができる。また、図13(d)の表示に加え、手本文字の画のパターンを上記と異なる表示色(例えば「黒」)で表示することもできる。
なお、上記判定項目(優先順位「3」)では、0.7>Tの場合に、コメントID12が対応付けられている。また、T>0.7の場合には、許容範囲、即ち、位置が丁度良く、特に注意する添削コメントがないようになっているが、例えば、「手本文字の画と同じ相対位置で書けています」などに対応付けられたコメントIDを設定するようにしても良い。
また、添削テーブルの判定パターン(4)の方向欄に設定される数字(「1」〜「4」)は、当該判定項目に該当する画の位置を示し、数字「1」が「上方向」を示し、数字「2」が「下方向」を示し、数字「3」が「右方向」を示し、数字「4」が「左方向」を示している。
判定パターン(5)の判定処理は、マッチング判定部463eにより実行される判定処理であり、手本文字のある画の複数のサンプリングポイントと手書文字の対応する画の複数の指示点とを比較して両者のマッチング数を判定する図形マッチング判定処理のことである。即ち、この処理では、マッチング判定部463eが、上記両者のマッチング数を算出し、その値を該当する判定項目の判定条件及び無効条件などに設定されている数値範囲と照らし合わせることによりコメントIDを抽出し、これを優先順位とともに判定結果記憶部464に通知する。これにより、判定結果記憶部464がコメントIDを記憶する。
上記判定パターン(5)の具体例として、課題文字(手本文字)「け」の添削テーブルの優先順位「10」の判定項目の処理について説明する。例えば、文字サイズ調整後の手本文字の3画目の複数のサンプリングポイントと手書文字の3画目の複数の指示点のマッチング数Mが「15」と算出された場合、その「15」の値を当該判定項目(優先順位10)に設定されている数値範囲に照らし合わせると、「20以下」に属するため、コメントID1(添削コメント「このように書くと整って見えます」)が抽出される。即ち、この場合には、マッチングが悪いことが推論される。
なお、上記実施形態の判定処理において、上記判定パターン(1)〜(5)以外に、画毎に特定図形(円)との類似性を判定するための判定パターン(6)を追加することも可能である。即ち、この判定パターン(6)では、手書文字のある画の形状が所定の形状(円、曲線、三角形など)との類似性を判定するものであり、この判定結果に応じて、「所定の形状(円、曲線、三角形など)を意識して書きましょう」などの添削コメントを提示するような形態としても良い。
そして、上記ステップS73における画単位の判定処理が終了した場合には、処理をステップS8に移行する。
図6に戻って、ステップS8において、添削結果の提示処理が実行される。即ち、このステップS8の処理では、結果提示部47が動作して、上記ステップS7の添削の処理結果に基づいて、手書文字と手本文字の対応する画どうしが所定の判定ポイント(「縦横比」、「長さ」、「角度」、「位置」、「図形マッチング」等)においてどの程度異なっているのか、或いは、類似しているのかをユーザに理解させるための添削コメントを表示するとともに、手本文字の画単位のパターンを表示したり、或いは、評価点数を表示する処理が実行される(図13参照)。なお、この時、全ての画がほぼ許容値内の場合のみ、手書文字のパターンの下側に手本文字のパターンを重ねて表示させるようにしても良い。
より具体的には、上記ステップS8の処理では、結果提示部47が動作して、判定結果記憶部464に記憶されたコメントIDに基づき、ユーザの「次へ」ボタン画像126の選択操作に応じて表示すべきコメントを優先順位に示される順序で添削画面100Gの添削コメント表示枠123に表示させる処理を実行する(なお、この時、手本文字の画単位のパターンを表示させる場合には、手本画表示部471が動作して、手本文字の画単位のパターンを表示させる)。また、評価点数算出部472が動作して、所定の式[100(最高得点)−{(判定結果記憶部464に記憶されたコメントIDの数(即ち添削コメントを提示することになった判定項目の個数)/当該添削テーブルにおいて優先順位に「1」以上が付与されている判定項目の総数)×100(最高得点)}など]に従って評価点数を算出する処理が実行される。
例えば、上記記憶されたコメントIDの数が「6」で、優先順位「1」以上が付与された判定項目の総数が「15」であった場合には、上記点数は、100−{(6/15)×100}=100−40=60(点)と算出される。なお、手本文字のパターンを表示した場合には、上記所定の式において所定の点数(例えば、30点など)を減算する。
そして、上記算出された評価点数を図13の添削結果画面100Hから切り替わった不図示の評価点数画面に表示させる処理を実行する。
また、ステップS2において、入力受付部45が、手本表示操作を検知した場合、即ち、タッチパネル13bからの信号に基づいて専用タッチペンSPなどによる「手本」ボタン画像119上におけるタッチパネル13bへの接触を検知した場合には、処理はステップS5に移行し、手本文字のパターンの表示処理が実行される。
具体的には、上記ステップS5の処理では、手本表示受付部453が動作して、課題文字に該当する手本文字のパターンを構成する複数のサンプリングポイントのXY座標値を表示画面構成部34に通知する。これにより、表示画面構成部34が手本文字のパターンの画像データを生成し、文字入力枠117になぞり線を表現する表示色(例えば、「灰色」など)で手本文字のパターンを表示した添削画面100Fが表示画面13aに表示される。
上記ステップS2において、入力受付部45が、手書文字消去操作を受け付けた場合、即ち、タッチパネル13bからの信号に基づいて専用タッチペンSPなどによる「消す」ボタン画像118上におけるタッチパネル13bへの接触を検知した場合には、処理はステップS6に移行し、手書文字の消去処理が実行される。
具体的には、上記ステップS6の処理では、文字入力枠117内に手書文字のパターンが表示されているか否かの検査が実行され、検査の結果、文字入力枠117内に手書文字のパターンが表示されている場合に、文字消去受付部454が動作して、手書文字の消去を指示する消去信号を手書文字入力部451に通知することにより、手書文字入力部451が手書文字に係る各種情報を初期化する、即ち、タッチフラグFをオフにセットしたり、指示点記憶部451bに記憶している各画毎のXY座標値をクリアする。その後、表示画面構成部34に手書文字のパターンの消去を指示することにより、表示画面構成部34が手書文字のパターンの表示をクリアする画像データを生成し、表示画面13aの文字入力枠117内に表示されていた手書文字のパターンの表示がクリアされる。
なお、上記ステップS4及びステップS6において、添削開始操作及び手書文字消去操作が行われた場合に、手書文字のパターンの表示がされていないと判定された場合には、処理をステップS2に復帰する。
なお、上記実施形態では、手書文字のサイズの添削結果は通知しない形態について説明したが、これ以外にも、例えば、手本文字のパターンの表示サイズなどの手書文字の適切な基準サイズを予め設定しておき、その基準サイズとの比較判定を行って、基準サイズより所定量以上手書文字のサイズが小さすぎる場合には、「もう少し大きく書きましょう。」などのコメントをユーザに提示し、他方、上記基準サイズより手書文字のサイズが所定量以上大きすぎる場合には、「もう少し小さめに書くと良いでしょう。」などのコメントをユーザに提示する処理を追加する形態としても良い。
また、上記実施形態では、書き順の判定結果については特に言及しない形態について説明したが、例えば、上記実施形態において、ユーザによって入力された手書文字の書き順を所定の方法で判定し、書き順の正誤をユーザに提示する処理を追加しても良い。
また、上記実施形態では、位置判定パターンにおいて、手本文字との比較を行わない形態について説明したが、これ以外にも、例えば、手本文字との比較を行う形態としても良く、具体的には、当該位置判定対象となる手書文字の画の位置と、その画に対応する手本文字の画の位置とを比較することにより、当該手書文字の画の位置を判定する形態としても良い。
以上、例示的な実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態により限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変更、改変を行うことが可能である。
また、上記実施形態では、練習画面100Dの文字入力枠111に表示される手本文字のパターンは、徐々に薄くなって見え難くなるように設定されている形態について説明したが、これ以外にも、例えば、「OK」ボタン画像113が選択操作される毎に、所定の判定手段によって、文字入力枠111で入力された手書文字の手本文字に対する相違の大小(或いは評価の高低)を判定し、相違が大きい(=評価が低い)と判定された場合には、次に表示する手本文字のパターンを薄くせずに、濃いまま表示する、あるいは、相違が小さい(=評価が高い)と判定された場合には、次に表示する手本文字のパターンが薄くなるような第2形態としても良い。このような構成によれば、ユーザの上達に合わせて手本文字のパターンの濃淡を調節することができる。
また、上記以外にも、例えば、「OK」ボタン画像113が選択操作される毎に、所定の判定手段によって、文字入力枠111で入力された手書文字の手本文字に対する画毎の相違の大小(或いは評価の高低)を判定し、次に表示する手本文字のパターンにおいて、相違が大きい(=評価が低い)と判定された悪い画に対応する手本文字の画のパターンのみを表示し、相違が小さい(=評価が高い)と判定された良い画に対応する手本文字の画のパターンは表示しないような第3形態としても良い。具体的には、上記判定の結果、例えば、手書文字(「け」)の1及び3画目が悪い画であった場合には、次に表示する手本文字(け)のパターンとして、各画ごとに記憶された各画の画像データからそれら1及び3画目の画に対応する手本文字の1及び3画目の画のパターンが表示され、手本文字の2画目の画のパターンが表示されない(或いは薄く表示される)。このような構成によれば、次の練習時に、前回の練習時における悪い画をユーザに通知でき、それにより、悪い画に意識を集中させながらユーザに練習を行わせることができる。
更に、上記第3形態の変形例として、次に表示する手本文字のパターンにおいて、上記所定の判定手段の判定の結果、良い画に対応する手本文字の画のパターンのみを表示し、他方、悪い画に対応する手本文字の画のパターンは表示しないような第4形態としても良い。このような構成によれば、次の練習時において、良い画に適した画をユーザに検討(想像)させながら前回評価が低かった画(悪い画)の入力を行わせることができる。
なお、上述の第2〜第4形態の所定の判定手段は、書き取り添削部42における相違判定方法(或いは評価点数算出方法)と同様の方法を採用して相違の大小(或いは評価の高低)を判定することができる。
また、上記実施形態の練習画面100C、100Dでは、正しい書き順をユーザに提示するためのボタンなどが用意されていない形態について説明したが、これ以外にも、「書き順」ボタン画像或いは「手本」ボタン画像などを練習画面100Dに表示させ、そのボタン画像を選択するタッチ操作が行われた場合に正規の書き順をユーザに通知するような形態としても良い。
また、上記実施形態では、正規の画単位で入力された手書文字しか添削できない形態について説明したが、これ以外にも、例えば、本来別個であるべき字画が連続して入力されたような誤りがあった場合でも、それを識別して添削するような形態としても良い。
また、上記実施形態では、手書文字の画毎に指示点記憶部に記憶される複数の指示点のXY座標値は、フレーム時間毎に導出された全ての指示点のXY座標値であるが、これ以外にも、例えば、導出された複数のXY座標値の中からいくつか(手本文字の画のサンプリング数と合う数)のXY座標値のみを手本文字の指示点として記憶するようにしても良い。
また、上記実施形態では、手本文字毎に、画と判定パターンの種別に応じた優先順位を設定する形態について説明したが、これ以外にも、例えば、複数の画に優先度を設定し、更に、画毎に優先度を設定するような形態としても良い。
また、上記実施形態では、手書文字のパターンの表示は一定の線の太さである形態について説明したが、これ以外にも、例えば、同一指示点における専用タッチペンSPの接触時間の長/短に応じて手書文字のパターンの太さを変化させる形態としても良い。具体的には、専用タッチペンSPをタッチパネル13b上でゆっくり接触移動させると、手書文字のパターンが太くなり、他方、速く接触移動させると、手書文字のパターンを細くするような形態にすることもできる。また、ペン型入力装置に筆圧やペンの傾きを感知できる機構を内蔵させたタブレット形式の入力装置も採用することが可能である。
また、上記実施形態では、本発明における情報処理端末として携帯型のゲーム装置が使用される場合を例として説明したが、本発明の情報処理端末は、携帯電話機や、携帯型或いは据え置き型のパソコンなどのその他の文字判定装置により構成することも可能である。
その他、上記した実施形態における装置構成や機能構成、具体的な処理の内容、画面表示の態様等は単なる例として記載したものであり、本発明はこれらにより限定されない。
本発明の一実施形態に係るゲーム装置の外観構成を示す正面視説明図。 ゲーム装置のハードウェア構成を示す説明図。 メモリーカードに記憶されるデータ構成を示す説明図。 ゲームプログラムをRAM上において展開、実行することにより実現されるゲーム実行部の機能構成を示す説明図。 ゲーム画面の一態様を示す説明図。 書き取り添削部により実行される書き取り添削処理の流れを示すフローチャート。 手書文字入力処理の詳細な処理の流れを示すフローチャート。 手書文字添削処理の詳細な処理の流れを示すフローチャート。 文字サイズ調整処理のイメージを示す説明図。 添削テーブルの一態様を示す説明図。 判定パターンの処理のイメージを示す説明図。 添削コメントテーブルの一態様を示す説明図。 添削結果画面の一態様を示す説明図。 従来の添削の一態様を示す説明図。
符号の説明
10・・・ゲーム装置、11a・・・上側筐体、11b・・・下側筐体、12・・・第1表示装置、12a・・・表示画面、13・・・第2表示装置、13a・・・表示画面、13b・・・タッチパネル、14a〜14j・・・操作部材、15・・・スピーカ口、15a、15b・・・スピーカ、16・・・メモリーカード、17・・・スタイラス、21・・・CPU、22・・・システムバス、23・・・ROM、24・・・RAM、25a・・・第1GPU、25b・・・第2GPU、26・・・入出力回路、27・・・コネクタ、28・・・入出力コントローラ、29a・・・第1VRAM、29b・・・第2VRAM、30・・・ゲーム実行部、31・・・メニュー処理部、32・・・データ記憶部、33・・・表示画面構成部、34・・・表示画面構成部、35・・・ペン字測定モード実行部、36・・・練習帳モード実行部、37・・・実践ノートモード実行部、38・・・成果モード実行部、39・・・設定モード実行部、40・・・線引き練習部、41・・・書き取り練習部、42・・・書き取り添削部、43・・・課題文字設定部、44・・・コメント設定部、45・・・入力受付部、46・・・手書文字添削部、461・・・文字サイズ調整部、462・・・テーブル取得部、463・・・相違判定部、464・・・判定結果記憶部、47・・・結果提示部

Claims (7)

  1. 複数種類の文字についての手本文字を記憶する手本文字記憶手段と、
    ユーザの手書きにより手書文字が入力される入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記手書文字を検出する検出手段と、
    前記手本文字記憶手段に記憶された前記手本文字及び前記検出手段で検出された前記手書文字のパターンを表示する表示手段とを備え、
    前記手本文字の画に対する前記手書文字の画の相違を判定する相違判定手段と、
    前記判定に応じて所定の結果を提示する結果提示手段とを有することを特徴する文字判定装置。
  2. それぞれ種類の異なる判定ポイントについての前記手本文字と前記手書文字の画の相違を判定する複数の前記相違判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の文字判定装置。
  3. 前記判定ポイントは、画の縦横比、長さ、角度、位置及び図形マッチングのいずれかひとつ以上から選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の文字判定装置。
  4. 前記手本文字と前記手書文字のサイズが一致又は略一致するように前記手本文字及び/又は前記手書文字のサイズを調整する文字サイズ調整手段を更に有し、
    前記相違判定手段は、前記文字サイズ調整手段によりサイズの調整が行われた後に、前記判定を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の文字判定装置。
  5. 文字毎に設定された優先度情報を記憶する優先度情報記憶手段を更に有し、
    前記相違判定手段が前記優先度情報に従って前記判定を実行し、及び/又は、前記結果提示手段が前記優先度情報に従って前記結果の提示を実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の文字判定装置。
  6. 複数種類の文字についての手本文字を記憶する手本文字記憶手段と、
    ユーザの手書きにより手書き文字が入力される入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記手書文字を検出する検出手段と、
    前記手本文字記憶手段に記憶された前記手本文字及び前記検出手段で検出された前記手書文字のパターンを表示する表示手段とを備える文字判定装置に実装されるコンピュータで解釈実行されるプログラムであって、
    前記手本文字の画に対する前記手書き文字の画の相違を判定する相違判定手順と、
    前記判定の結果に応じて所定の結果を提示する結果提示手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴するプログラム。
  7. 複数種類の文字についての手本文字を記憶する手本文字記憶手段と、
    ユーザの手書きにより手書き文字が入力される入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記手書文字を検出する検出手段と、
    前記手本文字記憶手段に記憶された前記手本文字及び前記検出手段で検出された前記手書文字のパターンを表示する表示手段とを備える文字判定装置に実装されるコンピュータで解釈実行されるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記手本文字の画に対する前記手書き文字の画の相違を判定する相違判定手順と、
    前記判定の結果に応じて所定の結果を提示する結果提示手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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