JP2010008282A - 磁界プローブ、電流分布測定装置および無線装置 - Google Patents

磁界プローブ、電流分布測定装置および無線装置 Download PDF

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藤 敬 義 伊
Tetsuro Itakura
倉 哲 朗 板
Shuichi Obayashi
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Abstract

【課題】電流の真上でも磁界を適正に測定できるようにした磁界プローブを提供する。
【解決手段】本発明の一態様としての磁界プローブは、内部導体と前記内部導体を囲む絶縁体と前記絶縁体を囲む外部導体からなる同軸ケーブルを、前記同軸ケーブルの一端を基点として、平面視において複数のループ状部を形成するように巻回したプローブ本体と、 前記複数のループ状部のそれぞれの一部に、前記外部導体を分断して前記内導体または前記絶縁体を露出させるように形成した複数の切り欠き部と、を備え、前記複数の切り欠き部により分断された複数の外部導体部分は電気的に互いに接続され、前記同軸ケーブルの他端における内部導体は、前記複数の外部導体部分のいずれかに接続され、前記複数のループ状部のうち少なくとも一対のループ状部は、平面視において巻き方向が互いに逆である、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、磁界を測定する磁界プローブ、ならびに当該磁界プローブを用いた、電流分布測定装置および無線装置に関する。
基板上の電流分布を測定すること目的とした磁界プローブとして、電界の影響を受けにくいシールデッドループプローブがある。近年では、プローブを小型化・高感度化するため、多層基板を使ったシールデッドループプローブが知られている。
特開2007-101330号公報(第20頁、第3図)
上述した従来技術では、ループが基板と平行になるようにプローブを設置し、電流が流れる信号線の真上で測定を行った場合、ループで発生する誘導電流が打ち消し合うため、測定される磁界が極小となってしまい、測定結果をグラフ化しただけでは電流分布を理解しにくいという問題があった。また、従来のプローブでは、遠方から到来する非所望の磁界を受信しやすく、プローブ直下の所望電流を正確に評価できないという問題もある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、電流が流れる信号線の真上でも磁界を適正に測定できるようにした磁界プローブ、ならびに当該磁界プローブを用いた、電流分布測定装置および無線装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての磁界プローブは、
内部導体と前記内部導体を囲む絶縁体と前記絶縁体を囲む外部導体とからなる同軸ケーブルを、前記同軸ケーブルの一端を基点として、平面視において複数のループ状部を形成するように巻回したプローブ本体と、
前記複数のループ状部のそれぞれの一部に、前記外部導体を分断して前記内導体または前記絶縁体を露出させるように形成した複数の切り欠き部と、
を備え、
前記複数の切り欠き部により分断された複数の外部導体部分は電気的に互いに接続され、
前記同軸ケーブルの他端における内部導体は、前記複数の外部導体部分のいずれかに接続され、
前記複数のループ状部のうち少なくとも一対のループ状部は、平面視において巻き方向が互いに逆である、
ことを特徴とする。
本発明の第2の態様としての磁界プローブは、
下層基板、中層基板、上層基板を含む多層基板と、
前記中層基板の表面に形成された、開口部を有する複数の第1のループ状部を各々の一端または両端を介して直列に接続した信号線路と、
前記上層基板の表面に前記信号線路に沿って形成され、前記第1のループ状部に対応する第2のループ状部のそれぞれの一部には線路を分断して基板表面を露出させるように第1の切り欠き部が形成され、前記第1の切り欠き部により分断された線路同士を前記第1の切り欠き部と異なる箇所を介して電気的に接続する第1の接続部を有する、第1のグランド線路と、
前記下層基板の表面に前記信号線に沿って形成され、前記第1のループ状部に対応する第3のループ状部において前記第1の切り欠き部に対応する部分には線路を分断して基板表面を露出させように第2の切り欠き部が形成され、前記第2の切り欠き部により分断された線路同士を前記第2の切り欠き部と異なる箇所を介して電気的に接続する第2の接続部を有する、第2のグランド線路と、を備え、
前記信号線路の一端はスルーホールを介して前記第1および第2のグランド線路と電気的に接続され、
前記複数の第1のループ状部のうち少なくとも一対のループ状部は、前記信号線路の一端から他端へまたはこの逆へ前記信号線路を辿ったとき、平面視においてそのループの方向が互いに逆である
ことを特徴とする。
本発明の一態様としての電流分布測定装置は、
基板上の電流分布を測定する電流分布測定装置であって、
上記本発明の第1または第2の態様としての磁界プローブと、
前記基板の上方において前記磁界プローブを走査する走査機構と、
前記基板において発生する磁界により前記磁界プローブで発生する誘導電流を読み出す読み出し装置と、
を具備したことを特徴とする。
本発明の一態様としての無線装置は、
ノイズ源を含む電子装置に設けられる無線装置であって、
信号を受信するアンテナと、
前記ノイズ源に対して設けられ、前記ノイズ源で発生する磁界を受けて誘導電流を生成する、上記本発明の第1または第2の態様としての磁界プローブと、
前記アンテナの受信信号から、前記誘導電流が表す信号を減算することにより前記アンテナの受信信号に混入したノイズ成分をキャンセルするノイズキャンセル部と、
ノイズキャンセル後の受信信号を処理する信号処理部と
を具備したことを特徴とする。
本発明により、電流の真上でも磁界を適正に測定できる。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図7を用いて説明する。
図1(A)は、本発明の第1の実施形態に従った磁界プローブの構成を示す図である。図1(B)は、図1(A)の磁界プローブの巻き方向を示している。
図1(A)において、内部導体103とその内部導体103を囲む絶縁体とその絶縁体を囲む外部導体102からなる同軸ケーブル101が、同軸ケーブル101の一端を基点として、平面視において互いに分離された複数のループ状部(以下では単にループと称する)104、105を形成するように巻回されている。複数のループ104、105のそれぞれの一部には、外部導体102を分断して内部導体103または絶縁体を露出させるための複数のスリット(切り欠き部)106、107が形成される。ここでは内部導体103が露出させられている。
同軸ケーブル101の他端108の内部導体103は、複数のスリットにより分断された各外部導体部分102a〜102cのいずれかに接続され、ここでは、同軸ケーブル101の一端側の外部導体部分(第1の外部導体部分)102aに接続されている。
また、複数のスリットにより分断された各外部導体部分102a〜102cは、外部導体の対称性を保持するため、電気的に互いに接続され、これにより同軸ケーブル101の一端が延びる軸方向(図1(A)の矢印参照)へ外部導体に電流が流れないまたは流れにくいバラン構造となっている。図示の例では、同軸ケーブル101の他端108における外部導体(他端108側の外部導体部分102c)が同軸ケーブル101の一端側における外部導体部分(第2の外導体部分)102aに接続され、また2つのスリットに挟まれた外導体部分(第3の外導体部分)102bが、上記第1の外部導体部102aに紙面に垂直な方向において接続されることにより、各外部導体部分102a〜102cが電気的に互いに接続されている。
図1(B)に示すように、平面視において、ループ104の巻き方向は、ループ105の巻き方向と逆である。すなわち、ループ104の巻き方向は反時計回り、ループ105の巻き方向は時計回りである。
図1の磁界プローブの動作を、図2乃至図3を用いて説明する。
図2(A)は基板201上のマイクロストリップ線路202を流れる電流204によって作られる磁界203を表す。マイクロストリップ線路202上を流れる電流は、図2(B)に示すように、右ネジの法則に従い電流の周囲に円弧を描くような磁界を作る。一般に磁界プローブはこのような電流源近傍の磁界測定に用いられるため、今後は測定対象として円弧を描く磁界を考える。
図3(A)および図3(B)は円弧を描く磁界に対する、従来プローブ301と、本実施形態に係る提案プローブ300の動作の違いを説明する図であり、基板305上の線路306の真上にプローブを基板面に対向するように配置した場合の磁界とループの関係を示している。なお従来プローブ301の詳細構成は図20に示す通りである。同軸ケーブル2001を、その一端を基点として巻回して、平面視において1つのループ2004を形成し、他端2006における外部導体2002および内部導体2003が、一端側の外部導体2002に接続され、同軸ケーブル2001の一部に外部導体2002を分断して内部導体2003を露出するためのスリット(切り欠き部)2005が形成されている。
図3(A)および図3(B)において、磁界302は、ループに鎖交する磁界であり、特に磁界303はループに対して下から鎖交する磁界、磁界304はループに対して上から鎖交する磁界である。
図3(B)における提案プローブ300では磁界303が鎖交するループの巻き方向と、磁界304が鎖交するループの巻き方向が逆のため、各ループに誘導される電流が強め合う。すなわち、図面に向かって左側のループに磁界303が鎖交することより、スリット106を介して対向する外部導体間に電界が生じ、この電界によってスリット106における内部導体に電流が流れる。同様に、図面に向かって右側のループに磁界304が鎖交することより、スリット107を介して対向する外部導体間に電界が生じ、この電界によってスリット107における内部導体に電流が流れる。スリット106における内部導体に流れ出た電流と、スリット107における内部導体に流れ出た電流は同じ向きであり、したがってこれらの電流は加算され、強められた電流が、同軸線路の一端から出力される。
これに対し、図3(A)における従来プローブ301では、同一ループ内に逆方向の磁界303、304が鎖交するため、ループに誘導される電流は打ち消し合う。すなわち、従来プローブ301では、スリット2005を介して対向する外部導体間には打ち消し合により電界が生じないことから、スリット2005における内部導体にも電流が流れないこととなる。
以上により、提案プローブ300では線路306を流れる電流の真上の磁界測定値を最大化することができる。従って、測定値をグラフ化することで直感的に電流分布を理解することができる。
図1に示した磁界プローブにおける同軸ケーブルの巻き方は一例であり、本発明はこれに限定されない。たとえば図4に示すような方法で同軸ケーブルを巻回することにより2つのループを形成しもよい。図4(A)は上面図、図4(B)は巻き方向を示す図である。図1と同様の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図5は、本実施形態に係る磁界プローブの変形例を示す図である。
図1における同軸ケーブル101の一部を銅棒501で置き換えている。つまり、同軸ケーブル101の他端から同軸ケーブル101に沿って最も近いスリット(ここではスリット107)の手前までのケーブル部分を、銅棒(金属部材)501に置換し、銅棒501の一端を内部導体103に、銅棒501の他端を、前述した第1の外部導体部分102aに接続している。銅棒501の太さは同軸ケーブル101と同一または略同一でありこれにより対称性が良くなる。図5の構成によっても図1の磁界プローブと同等の効果が得られる。
図6は、本実施形態に係る磁界プローブの他の変形例を示す図である。図6(A)が俯瞰図、図6(B)が上面図、図6(C)が同軸ケーブルの巻き方向を示す図である。
図6(A)に示すように、磁界プローブを被測定面に対向するように配置したときに同軸ケーブル101の一端側が当該被測定面に略垂直になるように同軸ケーブルが折り曲げられて軸部601とされている。この磁界プローブは、軸部601を軸とする軸対称構造を有する。このような軸対称構造により外部導体を流れる電流が釣り合い、軸方向(図中矢印参照)へ外部導体上の電流が流れないまたは流れにくいバラン構造となる。このような軸対称構造により図1の構成に比べて、測定精度がさらに向上する。
図7は、ループ数を4つに増やした磁界プローブの構成を示す図である。図7(A)が上面図、図7(B)が同軸ケーブルの巻き方向を示す図である。
ループ701、702、703は反時計回り、ループ704は時計回りの巻き方向となっている。円弧を描く磁界によって各ループに誘導される電流が全体として弱め合わないようにするためには、このように、少なくとも1対のループの巻き方向が互いに逆であることが必要である。図7の例では、ループ703、704の対、ループ704、702の対、などがそれぞれ巻き方向が逆である。図示の磁界プローブは図示の姿勢のまま用いるとき、紙面横方向に走る信号線(図示せず)、および紙面縦方向に走る信号線(図示せず)の真上での測定で、いずれに対しても高い測定精度を得ることができる。すなわち、紙面横方向に走る信号線の上を測定するときは702、704の対の誘導電流が強め合い、紙面縦方向に走る信号線の上を測定するときは703、704の対の誘導電流が強め合う。
なお図1の構成と同様に、各ループ701〜704には、同軸ケーブルの外部導体を分断して内導体または絶縁体を露出させるスリット(切り欠き部)が形成され、スリットに分離された各外部導体部分は互いに電気的に接続され、同軸ケーブルの他端705の内部導体は、各外部導体部分のいずれかに接続される。
図7の例では、ループ数を4つに増やした例を示したが、ループ数を3つに増やしてもよいし、5個以上に増やしても良く、この場合も、少なくとも1対のループの巻き方向が互いに逆であることが必要である。
以上のように、本実施形態によれば、同軸ケーブルを巻回して平面視において少なくとも一対のループの巻き方向が互いに逆になるように複数のループを形成したことにより、測定面における信号線(電流)の真上で測定を行ったときでも上記少なくとも一対のループで誘導される誘導電流が互いに強め合い、感度の高い測定が可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図8乃至図9を用いて説明する。
図8は、第2の実施形態に係る磁界プローブ801の構成を示す図である。この磁界プローブ801は、上層基板901、中層基板902および下層基板903を備える多層基板802を用いて作製されている。図8の磁界プローブ801を各基板901〜903に分解して示したものを図9に示す。
上層基板901、中層基板902および下層基板903はそれぞれ絶縁体からなる。
中層基板902の表面には同軸ケーブルの内部導体に相当する信号線(信号線路)905が形成されている。信号線905において、開口部を有する複数のループ状部(第1のループ状部)908、909が各々の一端を介して直列に接続され、ループ状部908の他端は開放され、ループ状部909の他端には誘導電流を読み出す読み出し部が直線状に接続されている。ループ状部908、909の巻き方向は、平面視において互いに逆である。つまり、ループ状部908、909は、信号線905の一端から他端へまたはこの逆へ信号線905を辿ったとき、平面視においてそのループの方向が互いに逆である。
上層基板901の表面には同軸ケーブルの外部導体に相当するGND線(第1のグランド線路)904が形成されている。GND線904は、基本的に、平面視において中層基板902上の信号線905に沿うように形成されている。GND線904の複数のループ状部(第2のループ状部)918、919にはGND線を分断して基板面を露出させるように複数のスリット911a、911bが形成されている。GND線904の幅は信号線905の幅より広くなっている。複数のスリット911a、911bによって形成された複数のグランド線部分904a、904b、904c同士は、スリット911a、911bと異なる箇所で、第1の接続部904d、904eにより互いに電気的に接続されている。複数のグランド線部分904a、904b、904cおよび第1の接続部904d、904eが一体的に形成されてGND線904とされている。
下層基板903の表面にも同様に同軸ケーブルの外部導体に相当するGND線(第2のグランド線路)906が形成されている。GND線906は、基本的には平面視において中層基板902上の信号線905に沿うように形成されている。GND線904の複数のループ状部(第3のループ状部)928、929にはスリット911a、911bと対応する箇所においてGND線を分断して基板面を露出させるように複数のスリット921a、921bが形成されている。GND線906の幅は信号線905の幅より広くなっている。複数のスリット921a、921bによって形成された複数のグランド線部分906a、906b、906c同士は、スリット921a、921bと異なる箇所で、第2の接続部906d、906eを介して互いに電気的に接続されている。グランド線部分906a、906b、906cおよび第2の接続部906d、906eが一体的に形成されてGND線906とされている。
GND線904、905および信号線906はストリップ線路を形成している。信号線905の一端はスルーホール907を介してGND線905、906と電気的に接続されている。なお、スリット911a、911b、921a、921bの部分において信号線905が露出するように基板をエッチングしても本発明の効果を得ることができる。
多層基板802の側面は解放されているが、各層を十分薄く作れば、図3(B)を用いて説明したのと同様にして、図8の磁界プローブ801は動作する。これにより各ループで誘導される誘導電流が互いに強め合い、電流の真上でも感度の高い測定が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、多層基板を利用するようにしたことにより、非常に薄い磁界プローブが作製でき、したがって、狭いスペースであっても物理的な干渉をできるだけ阻止して測定を行うことができる。また、エッチングなどの工程を利用できるため製作精度が高く、性能の等しい複数の磁界プローブの作製も容易である。また、同軸ケーブルに比べて小型化が容易であるため高い空間分解能を実現しやすいという利点も得られる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図10乃至図11を用いて説明する。
図10は第3の実施形態に係る磁界プローブの構成を示す図である。図10(A)は俯瞰図、図10(B)は同軸ケーブルの巻き方向を示す図、図10(C)は側面図である。
図10(A)に示すように、本実施形態のプローブ1000は、同一面にあるループ1001、1003に加えて、当該同一面と垂直な面にあるループ(さらなるループ)1002を具備する。側面視において、図10(C)のように、ループ1001〜1003は放射状に広がっている。各ループ1001〜1003にはそれぞれスリット1007〜1009が形成されている。各ループ1001〜1003の巻き方向は図10(B)に示す通りである。すなわち側面視において各ループ1001〜1003の巻き方向はすべて放射方向に一致している。各ループの巻き方向がすべて放射方向と逆方向になるように同軸ケーブルを巻回してもよい。つまり、測定する磁界に対して右ネジを満たすようなループの向きを満たしてやればよい。このように巻回することで、図10(C)に示すように、基板1005上のマイクロストリップ線路1006を流れる電流によって作られる磁界1004を測定するとき、磁界1004が各ループ1001〜1003を図示のように通過し、各ループに誘導される電流が強め合い、従って、高感度な磁界プローブを実現できる。
なお、測定する磁界に対して右ネジを満たすようなループの向きを満たしていれば、ループの配置は基板面に対して水平や垂直に限らず傾斜していてもよい。図10の構成に対して、傾斜したループ(さらなるループ)1102、1104を追加して計5つのループを備えた磁界プローブの一例を図11に示す。5つのループが側面視において放射状に広がっている。この場合も各ループに誘導される電流が強め合うように追加ループ1102、1104の巻き方向を定めることで高感度な磁界プローブを実現できる。具体的には、5つのループの巻き方向が、側面視においてすべて放射方向に一致またはこれと逆の方向になるようにすればよい。なお図示していないがループ1102、1104にも当然それぞれ外部導体を分断して内部導体または内部絶縁体を露出させるようにスリットが形成されている。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について、図12乃至図13を用いて説明する。
図12は第1の実施形態で説明した図1の磁界プローブの側面図である。
図示のように磁界が各ループを通過するとき、同面積の2つのループでは感度が最大となるが、ループ1201、1202が基板1204と近接しているため各ループと基板1204とが相互に影響を及ぼし合う。このため、各ループが被測定電流(マイクロストリップ線路1205の電流)に影響を及ぼして測定精度が低下する可能性がある。
この影響を抑制する構成を第4の実施形態に係る磁界プローブとして図13に示す。
ループ1301、1302が基板1304面(被測定面)に対向配置され、ループ1301、1302間の中心から遠ざかるにつれて、基板1304面との距離(基板1304面に対して垂直な方向の距離)が大きくなるように傾斜させられている。これによりループ1301、1302が被測定電流(マイクロストリップ線路1305の電流)に及ぼす影響を抑制できる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について、図14乃至図16を用いて説明する。
図14乃至図16は、第1乃至第4の実施形態として提案した磁界プローブを使用した電流分布測定装置を示している。
図14の電流分布測定装置は、被測定物1401と提案磁界プローブ1402とプローブスキャナ(走査装置)1403とスペクトラムアナライザ1404とから構成されている。被測定物1401に流れる電流は、被測定物1401近傍に磁界を発生させるため、この磁界を測定することで電流分布を知ることができる。従来の磁界プローブでは電流の真上では、観測される磁界が極小となることは、「発明が解決しようとする課題」の欄で明記した通りである。これに対し提案磁界プローブ1402によれば、電流の真上の磁界測定値を最大化できる。そのため、測定結果をグラフ化することで直感的に電流分布を理解することができる。
図15の電流分布測定装置は、被測定物1501として信号源を内蔵していないアンテナ基板などに用いて好適な構成を有している。このような場合、被測定物1501の給電ポート1505から給電してやる必要がある。そこで、図15の構成では、ネットワークアナライザ1504を用い、ネットワークアナライザ1504のポート1を給電ポート1505へ、ポート2をプローブスキャナ1503を介して磁界プローブ1502(同軸ケーブルの一端)へ接続し、通過特性S21を測定することで、等価的に電流分布を測定できる。
同様に、図16のように信号発生器1606を、被測定物1601の給電ポート1605へ、スペクトラムアナライザ1604をプローブスキャナ1603を介して磁界プローブ1602へ接続して、等価的に電流分布を測定できる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態について、図17乃至図18を用いて説明する。
図17は第1乃至第4の実施形態として提案した磁界プローブを用いた無線装置を示している。
図17の無線装置は、回路基板1701と、内部ノイズをピックアップする提案磁界プローブ1702と、外部信号を受信するアンテナ1703と、ノイズ源1704と、ノイズキャンセル装置1705と、無線機1706より構成されている。
まず、ノイズキャンセル装置1705の動作について一例を説明する。このノイズキャンセル装置1705は2つの入力ポートと1つの出力ポートを持ち、一方の入力ポートにはノイズの混じった外部(所望)信号を、他方の入力ポートには(非所望)ノイズのみを入力する。各入力ポートのノイズに相関があれば、各入力間で減算を行うことでノイズをキャンセルすることができる。具体的には、ノイズのみの入力を位相反転して、両者を加算すればよい。
この内部ノイズピックアップ用の磁界プローブ1702に求められる性能として、ノイズを高感度に受信することと、外部信号をできるだけ受信しないことが挙げられる。後者の理由は、外部信号を受信すると、上記減算操作でノイズだけでなく外部信号まで減衰させてしまうからである。提案磁界プローブ1702がノイズを高感度に受信することは図3を用いて既に説明した通りである。ここでは提案磁界プローブ1702が外部信号を受信しにくい理由について図18を用いて説明する。
図18(A)および図18(B)は、一定方向の磁界に対する従来プローブ1801と提案プローブ1800の動作の違いを説明する図であり、基板1805上の線路1806の真上に基板面に平行にプローブを配置した場合の磁界とループの関係を示している。
外部信号は十分遠方から到来するため、磁界の方向は一定であることに着目すると、図示の例の場合、各ループに鎖交する磁界1802、1803、1804はいずれもループに対して上から鎖交している。
このとき、従来プローブ1801に鎖交する磁界は全て同じ方向なので、ループに誘導される電流は強め合う。一方、提案プローブ1800では、磁界1803が鎖交するループの巻き方向と磁界1804が鎖交するループの巻き方向とが互いに逆のため、各ループに誘導される電流が打ち消し合う。以上より、提案プローブ1800では外部信号を受信しにくいことが分かる。従って、図17の提案磁界プローブ1702は内部ノイズピックアップ用プローブとして用いて適しているといえる。すなわち、提案磁界プローブ1702は、遠方から到来する非所望の磁界による影響を相殺して、プローブ直下の所望電流を正確に評価できる。
図19は、図18に示した無線装置の具体例として、地上デジタルテレビジョン(地デジ)放送波を受信・再生可能なノートパソコンを示す。
上筐体1901の内部に液晶パネル1903、アンテナ基板1904、アンテナ素子1905(ここでは逆F字アンテナ)が内蔵されている。下筐体1902の内部に地デジ放送波に対するノイズ源1907、提案磁界プローブ1908、ノイズキャンセル装置1909、地デジチューナ1910が内蔵されている。ノイズキャンセル装置1909の一方の入力は同軸ケーブル1906を介してアンテナ基板1904に接続され、他方の入力は提案磁界プローブ1908に接続されている。ノイズキャンセル装置1909の出力は、地デジチューナ1910の入力に接続されている。
パソコンに内蔵されたアンテナは、パソコン内部の回路から生じるノイズの影響を受けやすい。特に、受信性能を重視して上筐体にアンテナ基板1904を設置した場合、ディスプレイ描画に伴うノイズの影響を強く受けるため、場合によっては所望信号を再生できなくなってしまう。このディスプレイ描画に伴うノイズは描画を担当する半導体チップなど複数地点から観測されるため、そのうちの一つをノイズ源1907として扱い、その真上に提案磁界プローブ1908を配置する。これにより、提案磁界プローブ1908はアンテナ素子1905の受信信号に混入するノイズと相関の高いノイズを受信することができる。同時に、前述した理由により、提案磁界プローブ1908は、地デジ放送波を受信しにくい構成となっている。
アンテナ素子1905が受信したノイズの混入した地デジ放送波と、提案磁界プローブ1908が受信したノイズをノイズキャンセル装置1909に入力し、前述の減算処理を施すことで搬送波/ノイズ比の高い高品質な信号を地デジチューナ1910に入力することができる。これにより、ユーザは屋内など地デジ放送波の到来電力が小さい場所でも快適なテレビ視聴が可能となる。
このように第1〜第4の実施形態に係る提案磁界プローブは、円弧を描く磁界(内部ノイズ)を強く受信し、遠方から到来する磁界(外部信号)を打ち消して受信しにくいという特徴がある。従って、提案磁界プローブを、ノイズキャンセル装置に対する参照ノイズピックアッププローブとして利用することで、無線機に入力する信号のC/N比を改善することができる。
第1〜第4の実施形態で提案した磁界プローブは、携帯電話内蔵アンテナや自動車内通信アンテナなど、劣悪なノイズ環境が想定される場合にノイズピックアップ用プローブとして用いても有効である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1の実施形態に従った磁界プローブの構成を示す図。 マイクロストリップ線路上の磁界の様子を説明するための図。 円弧を描く磁界に対する図1の磁界プローブの動作原理を説明するための図。 図1の磁界プローブにおいて同軸ケーブルの巻き方を変更した例を示す図。 図1の磁界プローブにおいて同軸ケーブルの一部を銅棒に置換した例を示す図。 図1の磁界プローブにバラン機能を付加した構成を示す図。 図1の磁界プローブにおいてループ数を増やした構成を示す図。 第2の実施形態に従った磁界プローブの構成(多層基板構成)を示す図。 図8の多層基板を各層に分解して示した図。 第3の実施形態に従った磁界プローブの構成(立体構造)を示す図。 図10の磁界プローブの変形例を示す図。 第1の実施形態に従った磁界プローブの問題点を説明する図。 第4の実施形態に従った磁界プローブの構成を示す図。 本発明の磁界プローブを用いた電流分布測定装置の構成を示す図。 電流分布測定装置の別の構成例を示す図。 電流分布測定装置のさらに別の構成例を示す図。 本発明の磁界プローブを用いたノイズキャンセル装置内蔵無線装置の構成を示す図。 遠方から到来する磁界に対する本発明の磁界プローブの動作原理を説明するための図。 本発明の磁界プローブを用いたノイズキャンセル装置内蔵ノートパソコンの構成を示す図。 従来の磁界プローブの構成を示す図。
符号の説明
101:同軸ケーブル
102:外部導体
103:内部導体
104、105:ループ状部(ループ)
106:107:スリット(切り欠き部)
108:同軸ケーブルの他端
201:基板
202:ストリップ線路
203、204:磁界
300:提案プローブ
301:従来プローブ
302、303、304:磁界
305:基板
306:ストリップ線路
501:銅棒
601:軸部(同軸ケーブル)
701、702、703、704:ループ
901:上層基板
902:中層基板
903:下層基板
904、906:GND線
905:信号線
1000:提案プローブ
1001、1002、1003:ループ
1005:基板
1006:ストリップ線路
1007、1008、1009:スリット(切り欠き部)
1101〜1105:ループ
1106:基板
1107:ストリップ線路
1201、1202:ループ
1203:磁界
1204:基板
1205:ストリップ線路
1301、1302:ループ
1303:磁界
1304:基板
1305:ストリップ線路
1401:基板
1402:提案プローブ
1403:プローブスキャナ
1404:スペクトラムアナライザ
1501:基板
1502:提案プローブ
1503:プローブスキャナ
1504:ネットワークアナライザ
1601:基板
1602:提案プローブ
1603:プローブスキャナ
1604:スペクトラムアナライザ
1605:給電ポート
1606:信号発生器
1701:回路基板
1702:提案磁界プローブ
1703:アンテナ
1704:ノイズ源
1705:ノイズキャンセル装置
1706:無線機
1800:提案プローブ
1801:従来プローブ
1802、1803、1804:磁界
1805:基板
1806:ストリップ線路
1901:上筐体
1902:下筐体
1903:液晶パネル
1904:アンテナ基板
1905:アンテナ素子
1906:同軸ケーブル
1907:ノイズ源
1908:提案磁界プローブ
1909:ノイズキャンセル装置
1910:地デジチューナ
2001:同軸ケーブル
2002:外部導体
2003:内部導体
2004:ループ
2005:スリット(切り欠き部)
2006:同軸ケーブルの他端

Claims (8)

  1. 内部導体と前記内部導体を囲む絶縁体と前記絶縁体を囲む外部導体とからなる同軸ケーブルを、前記同軸ケーブルの一端を基点として、平面視において複数のループ状部を形成するように巻回したプローブ本体と、
    前記複数のループ状部のそれぞれの一部に、前記外部導体を分断して前記内導体または前記絶縁体を露出させるように形成した複数の切り欠き部と、
    を備え、
    前記複数の切り欠き部により分断された複数の外部導体部分は電気的に互いに接続され、
    前記同軸ケーブルの他端における内部導体は、前記複数の外部導体部分のいずれかに接続され、
    前記複数のループ状部のうち少なくとも一対のループ状部は、平面視において巻き方向が互いに逆である、
    ことを特徴とする磁界プローブ。
  2. 前記プローブ本体は、1つまたは複数のさらなるループ状部を備え、
    前記さらなるループ状部および前記一対のループ状部は、側面視において放射状に広がっており、
    前記さらなるループ状部および前記一対のループ状部の巻き方向はすべて、側面視において放射方向と同じ方向または逆の方向である
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁界プローブ。
  3. 前記一対のループ状部は、前記プローブ本体が被測定面と対向するように配置されたとき、前記一対のループ状部間の中心から遠ざかるほど、前記被測定面との距離が大きくなるように傾斜させられた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の磁界プローブ。
  4. 前記同軸ケーブルの前記一端は、前記プローブ本体が被測定面と対向するように配置されたとき、前記被測定面に対し略垂直な方向へ向き、
    前記複数のループ状部は垂直部分を軸として対称構造を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の磁界プローブ。
  5. 前記同軸ケーブルの前記他端から前記同軸ケーブルに沿って最も近い切り欠き部の手前までのケーブル部分は前記一対のループ状部の一方の一部をなし、
    前記ケーブル部分は、前記同軸ケーブルと同一または略同一の太さを有する金属部材に置換され、
    前記金属部材の一端は前記最も近い切り欠き部における内部導体に接続され、前記金属部材の他端は前記複数の外部導体のいずれかに接続された
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の磁界プローブ。
  6. 下層基板、中層基板、上層基板を含む多層基板と、
    前記中層基板の表面に形成された、開口部を有する複数の第1のループ状部を各々の一端または両端を介して直列に接続した信号線路と、
    前記上層基板の表面に前記信号線路に沿って形成され、前記第1のループ状部に対応する第2のループ状部のそれぞれの一部には線路を分断して基板表面を露出させるように第1の切り欠き部が形成され、前記第1の切り欠き部により分断された線路同士を前記第1の切り欠き部と異なる箇所を介して電気的に接続する第1の接続部を有する、第1のグランド線路と、
    前記下層基板の表面に前記信号線に沿って形成され、前記第1のループ状部に対応する第3のループ状部において前記第1の切り欠き部に対応する部分には線路を分断して基板表面を露出させように第2の切り欠き部が形成され、前記第2の切り欠き部により分断された線路同士を前記第2の切り欠き部と異なる箇所を介して電気的に接続する第2の接続部を有する、第2のグランド線路と、を備え、
    前記信号線路の一端はスルーホールを介して前記第1および第2のグランド線路と電気的に接続され、
    前記複数の第1のループ状部のうち少なくとも一対のループ状部は、前記信号線路の一端から他端へまたはこの逆へ前記信号線路を辿ったとき、平面視においてそのループの方向が互いに逆である
    ことを特徴とする磁界プローブ。
  7. 基板上の電流分布を測定する電流分布測定装置であって、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の磁界プローブと、
    前記基板の上方において前記磁界プローブを走査する走査機構と、
    前記基板において発生する磁界により前記磁界プローブで発生する誘導電流を読み出す読み出し装置と、
    を具備したことを特徴とする電流分布測定装置。
  8. ノイズ源を含む電子装置に設けられる無線装置であって、
    信号を受信するアンテナと、
    前記ノイズ源に対して設けられ、前記ノイズ源で発生する磁界を受けて誘導電流を生成する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の磁界プローブと、
    前記アンテナの受信信号から、前記誘導電流が表す信号を減算することにより前記アンテナの受信信号に混入したノイズ成分をキャンセルするノイズキャンセル部と、
    ノイズキャンセル後の受信信号を処理する信号処理部と
    を具備したことを特徴とする無線装置。
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