JP2007322137A - ロゴスキーコイル構造 - Google Patents

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Masayasu Furuya
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Abstract

【課題】ロゴスキーコイルを用いて複数の電流を測定するに当り、コイル点数を低減し設置スペースが低減できるようにする。
【解決手段】円筒状の非磁性絶縁体10にソレノイドコイル20を巻き、非磁性絶縁体10の軸上には巻き戻し線30を通し、巻き戻し線30の一方の端部50a,50b,50cを短絡し、ハーフロゴスキーコイル40a,40b,40cを形成する。例えば、ハーフロゴスキーコイル40aと40bで、1つのロゴスキーコイルが形成され、両ハーフロゴスキーコイルで囲まれた領域の電流は、2つのコイル対でアンペアの周回積分が行なわれ、その出力が出力線60aと60bの間に出力される。
【選択図】図1

Description

この発明は、電流によって発生する磁界を計測して電流を測定するロゴスキーコイル、特にその改良に関する。
図3は、例えば特許文献1に開示された磁界計測電流センサの原理図である。
これは、一部を切り欠いた環状の絶縁体コア1にトロイダルコア2を巻き、絶縁体コア1の中心部には環状に一巻の導体3を配置したものである。その一巻の導体3は帰路線または巻き戻し線とも呼ばれ、トロイダルコイルに電気的に直列接続されており、他端子対は信号検出端子であり、その端子出力は信号処理部4で処理されて出力信号になる。つまり、切り欠き部を利用して、電流5の流れをトロイダルコイルで囲む構造になっている。
このような構成において、流れる電流で発生する周囲の磁界Hは、トロイダルコイルにより次式のように周回積分(アンペア周回積分の法則)ができ、これによって電流値Iが求められる。
LH・dL=I
ここで、外部からの磁界に対しトロイダルコイル自身が一巻として作用して測定誤差を生じるので、これを相殺するために直列に逆方向に一巻の導体を設けている。この種のコイルは一般にロゴスキーコイルと呼ばれ、電流路に影響を与えることなく装着,計測できる利点を有している。
ロゴスキーコイルの応用例として、建物の柱や鉄塔の落雷電流測定のために図4のような方式が、例えば特許文献2に開示されている。
建物の柱や鉄塔の落雷電流測定では大型のコイルが必要で、そのためにコイルのインダクタンスと、コイルと帰路線間の浮遊静電容量が大きくなる。その結果として、共振周波数が低くなるので、高周波領域の測定精度が低下する。そこで、特許文献2ではロゴスキーコイルをソレノイドコイルのように分割してコイル群6〜9とし、単独でのインダクタンスと浮遊静電容量を小さくして、周波数特性を向上させている。なお、各コイルの出力は信号処理後に合算して、出力としている。
特開2001−343401号公報 特開2000−065866号公報
ところで、複数導体の電流を測定する場合や、導体内部の電流分布を測定するような場合には、図3の例では対応する数のロゴスキーコイルを必要とし、図4の例ではさらにコイル挿入のための導体切り欠きや、穴あけスペースを必要とするなどの問題がある。
したがって、この発明の課題は、複数の電流を測定する場合のロゴスキーコイル数を低減し、測定スペースの低減を図ることにある。
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、電流によって発生する磁界を計測して電流を測定するロゴスキーコイルであって、
巻き戻し線を持つソレノイドコイルを複数個並列に配置するとともに、それぞれの巻き戻し線の端部を互いに短絡し、2つのソレノイドコイルを組み合わせて1つのロゴスキーコイルを構成することを特徴とする。
この請求項1の発明においては、隣接するソレノイドコイル端部対を、測定電流検出端子対とすることができ(請求項2の発明)、または、被測定導体を挟む一対のソレノイドコイル端部対を、測定電流検出端子対とすることができる(請求項3の発明)。
この発明によれば、ロゴスキーコイルをソレノイドコイルに分割し、分割されたソレノイドコイルを組み合わせてロゴスキーコイルを形成するようにしたので、ロゴスキーコイル点数の低減,設置スペースの低減が可能となる。
図1はこの発明の実施の形態を示す概要図である。
すなわち、円筒状の非磁性絶縁体10にソレノイドコイル20が巻かれており、非磁性絶縁体10の軸上には巻き戻し線30が通っており、巻き戻し線30の一方の端部50a,50b,50cが短絡されている。3本の非磁性絶縁体10,ソレノイドコイル20および巻き戻し線30などによって3つのハーフロゴスキーコイル40a,40b,40cが形成され、コイル20の他端60a,60b,60cは信号出力線になっている。
図1の構成による動作は以下のようになる。
ハーフロゴスキーコイル40aと40bで、1つのロゴスキーコイルを形成される。両ハーフロゴスキーコイルで囲まれた領域の電流は、2つのコイル対でアンペアの周回積分が行なわれ、その出力が出力線60aと60bの間に出力される(測定A)。ハーフロゴスキーコイル40bと40cでも同様に、1つのロゴスキーコイルを形成され、これらに囲まれた領域の電流は、2つのコイル対でアンペアの周回積分が行なわれ、その出力が出力線60bと60cの間に出力される(測定B)。
図1の例では、3つのハーフロゴスキーコイル構成で、2つのロゴスキーコイル機能を実現していることになる。ハーフロゴスキーコイル構成はこれらの3つに限定されるものではなく、4個以上とすることもできる。また、ハーフロゴスキーコイルの端部2箇所に開口部があって厳密な周回積分を満足していないが、開口部は導体から離れていて他の部分よりも弱磁界となるので、測定誤差を無視することができる。
図2はこの発明の他の実施形態を示す説明図で、同(a)は平面図、同(b)は同(a)のA−A断面図である。
これは、円柱導体の電流分布を測定する例を示すもので、円柱導体70に開けた穴にハーフロゴスキーコイル90bと90cを挿入し、円柱導体70に沿うようにハーフロゴスキーコイル90aと90dを配置したものである。ロゴスキーコイルを形成するのはハーフロゴスキーコイル対で90aと90b、90bと90c、90cと90dで、それぞれ電流80a,80b,80cの測定が可能である。なお、90aと90cを組み合わせることで、80a+80bの電流測定も可能である。
この発明の実施の形態を示す概要図 この発明の他の実施の形態を示す説明図 第1の従来例を示す原理図 第2の従来例を示す原理図
符号の説明
10…非磁性絶縁体、20…ソレノイドコイル、30…巻き戻し線(帰路線)、40a,40b,40c,90a,90b,90c,90d…ハーフロゴスキーコイル、50a,50b,50c…巻き戻し線端、60a,60b,60c,60d…ソレノイドコイル端(出力線)、70…円柱導体、80a,80b,80c…電流。

Claims (3)

  1. 電流によって発生する磁界を計測して電流を測定するロゴスキーコイルであって、
    巻き戻し線を持つソレノイドコイルを複数個並列に配置するとともに、それぞれの巻き戻し線の端部を互いに短絡し、2つのソレノイドコイルを組み合わせて1つのロゴスキーコイルを構成することを特徴とするロゴスキーコイル構造。
  2. 隣接するソレノイドコイル端部対を、測定電流検出端子対とすることを特徴とする請求項1に記載のロゴスキーコイル構造。
  3. 被測定導体を挟む一対のソレノイドコイル端部対を、測定電流検出端子対とすることを特徴とする請求項1に記載のロゴスキーコイル構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267700A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Fuji Electric Holdings Co Ltd リアクトル

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JP2005003589A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Fuji Electric Holdings Co Ltd 電流センサー

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