JP2002156430A - 磁界プローブ - Google Patents

磁界プローブ

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JP2002156430A
JP2002156430A JP2000348266A JP2000348266A JP2002156430A JP 2002156430 A JP2002156430 A JP 2002156430A JP 2000348266 A JP2000348266 A JP 2000348266A JP 2000348266 A JP2000348266 A JP 2000348266A JP 2002156430 A JP2002156430 A JP 2002156430A
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coil
magnetic field
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field probe
shield
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Koichi Kamisaka
晃一 上坂
Kenichi Shinpo
健一 新保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数巻のコイルを用いても直交軸方向感度が
大きくなる虞れがなく、高精度で容易に微小化が図れる
ようにした複数巻コイル形磁界プローブを提供するこ
と。 【解決手段】 磁界検出用のコイル101を備えた磁界
プローブにおいて、そのコイル101の周囲に、このコ
イル101の軸方向の磁界を検出するに必要な磁束が遮
られないように、所定の距離隔てて、接地したシールド
材102を設けたもの。直交軸方向感度は、電界により
発現されるので、シールド材102を設けることにより
直交軸方向感度を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル形の磁界検
出用プローブに係り、特に半導体の内部などにおける電
流経路の検出に好適な微小サイズの磁界プローブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁界プローブとは、或る限定された領域
での磁界を検出するのに使用するツール(工具)の一種
で、幾つかの検出原理によるものが実用化されている
が、その一形式に、いわゆるコイル形のものがある。
【0003】このコイル形の磁界プローブは、通常、ル
ープ状、ヘリカル状、或いはスパイラル状のコイルを検
出素子とし、このコイルに磁束が鎖交することにより誘
起される電圧を検出することにより、磁界を検出し計測
するものである。
【0004】ところで、近年、この磁界プローブが、例
えばLSIの開発や回路設計でも使用されるようになっ
ている。LSIの開発や回路設計には、その内部での電
源電流経路の探索が有効であるが、このとき、磁界プロ
ーブを使用すると、電流に伴う磁界が追跡でき、電流経
路が探索できるからである。
【0005】この場合、対象とする電流経路探索の位置
精度、つまり位置の分解能は、使用する磁界プローブの
磁界検出領域の寸法で決まり、この領域の大きさは主と
してコイルの寸法に依存する。ところで、従来は、磁界
の測定対象領域が広く、要求される分解能も低かったの
で、例えば1回巻のループをコイルとし、これにより磁
界プローブを構成していた。
【0006】しかし、検出対象が上記したLSIの場
合、近年、その高密度実装が大きく進み、配線が高密度
化されるにつれ、磁界プローブに要求される測定対象領
域が狭くなり、小形化、高分解能化が強く要求されるよ
うになり、この場合、コイルの微小化により対応せざる
を得ず、この結果、コイル径も微小になる。
【0007】しかしながら、コイル径を抑えてゆくと、
コイル1巻き当りの感度が低下するので、これを補償す
るため、例えば図2に示すように、導体を複数巻したコ
イル101を用いた、いわゆる複数巻コイル形の磁界プ
ローブが従来技術として知られていた。
【0008】この図2に示した従来技術による磁界プロ
ーブは、多層基板(多層配線基板)を用いて構成した場合
の一例で、多層基板の第2層を信号層103とし、多層
基板の第1層と第3層をグランド層104a、104b
とした上で、これらに複数巻したコイル101を接続し
て磁界プローブの検出素子本体としたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、複数
巻コイル形磁界プローブの検出特性について配慮がされ
ているとはいえず、プローブの微小化に伴う高精度の保
持に問題があった。まず、このような磁界プローブの評
価として、コイルの軸方向の磁界だけが検出できるか否
かがある。
【0010】つまり、磁界プローブでは、軸方向感度S
p(コイルの軸方向の磁界に対する検出感度)と直交軸方
向感度Sq(軸方向と直交する軸方向の磁界に対する検
出感度)を見た場合、有限値の軸方向感度Spに対し
て、直交軸方向感度Sqが0値に近いほど、つまり軸方
向を縦にした8字特性を示すほど、望ましいとされてい
る。
【0011】ここで、従来技術のうち、1回巻ループを
用いた磁界プローブの場合には、コイル自体は1本の導
線なので、軸方向の寸法(厚さ)は、径方向の寸法に比較
して極めて小さく、このため直交軸方向感度Sqも極く
低く抑えられるので、望ましい特性が簡単に得られる。
【0012】しかし、上記した従来技術による複数巻コ
イル形磁界プローブでは、コイル巻数の増加に伴って直
交軸方向感度Sqが大きくなってしまう(理由は後述)の
で、プローブの微小化と高精度の保持に問題が生じてし
まうのである。
【0013】本発明の目的は、複数巻コイルを用いても
直交軸方向感度が大きくなる虞れがなく、高精度で容易
に微小化が図れるようにした複数巻コイル形磁界プロー
ブを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、磁界検出用
にコイルを用いた磁界プローブにおいて、前記コイルの
周囲に、当該コイルに鎖交する磁束が確保された状態で
配置されたシールドを備えているようにして達成され
る。
【0015】このとき、前記コイルに対する接続線路
と、前記シールドを保持する部材が、多層基板で構成さ
れているようにしてもよく、ここで更に、前記接続線路
が、前記多層基板に形成されたストリップラインで構成
されるようにしてもよく、同じく更に、前記コイルが、
前記多層基板に形成された導体パターンとスルーホール
で構成されているようにしてもよい。
【0016】一方、このとき、前記コイルに対する接続
線路と、前記シールドを形成する部材が、同軸ケーブル
で構成されるようにしてもよい。ここで、これらの手段
により、上記目的が達成される理由について、図4によ
り説明する。
【0017】この図4で、Hは磁界で、Eは電界を表わ
すが、ここで磁界プローブ用のコイルとして、図4の
(a)に示すように、複数巻きしたコイル401を用いた
場合、このコイル401は、それが或る程度の長さを有
するので、同図(b)に示すように、巻数個のループ40
2aと、軸方向に向かって同じ長さに延びた微小ダイポ
ール402bからなるコイル402と等価的に置換して
考えることができる。
【0018】このとき、上記した軸方向感度Spは、図
4(c)に示すように、主としてループ402aを鎖交す
る磁束403によって与えられる。これに対して、直交
軸方向感度Sqが現われてしまうのは、コイルが等価的
には微小ダイポール402bと看做せるため、同図(d)
に示すように、コイルの軸と直交する方向の電流成分か
ら放射される電界成分404が、微小ダイポール402
bにより受信されてしまうことに起因する。
【0019】ここで、図3は、複数巻コイル形磁界プロ
ーブの検出素子である複数巻コイルの検出感度と角度の
関係を示したもので、理想的な状態では、実線の特性3
02で示すように、8字特性となる。
【0020】しかし、図3の右上に示してあるように、
裸のままのコイルの場合には、破線の特性301で示す
ように、8字特性の中点における検出値が0ではなくな
っている。これは、図4で説明した微小ダイポール40
2bが電界成分404を検出してしまったことに起因す
る。
【0021】そこで、図3の右下に示してあるように、
コイルにシールドを施してやれば、微小ダイポール40
2bが電界から遮蔽されるので、電界の検出が起こらな
いようにでき、この結果、複数個のループ402a(図
4)による磁界の検出だけが得られることになり、従っ
て、上記手段によれは、図3の実線の特性302で示し
たように、中点で0値を示す所望の8字特性が得られる
ことになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による磁界プローブ
について、図示の実施の形態により詳細に説明する。こ
こで、本発明は、基本的には、グランド(接地)された導
体板をコイルの近傍に設けて鏡像を形成させ、これによ
りダイポールの感度を低減させるようにしたものなの
で、まず、いくつかの実施形態に共通する基本的な構成
について、第1の実施形態として、図1により説明す
る。
【0023】この図1において、102は筒状の導体部
材からなるシールド材であり、その他の点は、この本発
明に係る磁界プローブも、信号層103とグランド層1
04a、104bのそれぞれの終端に複数巻きのコイル
101を接続し、コイル101の軸方向の磁界による磁
束がコイル101と鎖交することにより誘起される電圧
を検出し、磁界を検出するように構成した点では、図2
で説明した従来技術の場合と同じである。
【0024】しかして、この実施形態においては、一方
のグランド層104aから、コイル101を包むように
して、他方のグランド層104bにまで延長された形で
筒状の導体部材102が設けられている点で、図2の従
来技術とは大きく異なっている。
【0025】このとき、この導体部材102は、図示の
ように、複数巻きのコイル101の周囲に所定の間隙が
残されるようにして設けてあり、これにより、コイル1
01と鎖交する磁束の全てに対して導体部材102が短
絡回路を形成することなく、電界成分だけが遮蔽される
ように働く。
【0026】従って、この第1の実施形態によれば、図
4で説明した電界成分404が導体部材102により遮
蔽されてしまうので、この電界成分404が微小ダイポ
ール402bにより検出されてしまう虞れがなくなり、
この結果、図3に実線302で示すように、中点で0値
を示す典型的な8字形の検出特性が得られることにな
る。
【0027】また、このとき、導体部材102は、複数
巻きのコイル101の周囲に所定の間隙が残されるよう
にして設けてあるので、コイル101と鎖交する磁束
を、このコイル101の周囲に極限する働きが得られ、
この結果、分解能の高い検出が得られることになる。
【0028】次に、図5は、本発明の第2の実施形態
で、複数巻きコイルとしてチップインダクタ(チップイ
ンダクタンス)501を用い、これに多層基板で給電す
るようにしたものであり、このとき、チップインダクタ
501には、それを包むようにして折り曲げたシールド
材502が設けてある。
【0029】ここで、このように多層基板で給電する場
合には、その構造上、偶数層構成の多層基板を用いるの
が望ましい。そこで、この第2の実施形態では、第1層
511、第2層512、第3層513、それに第4層5
14の4(偶数)層を有する多層基板510を用いてい
る。
【0030】そして、第1層511と第4層514をグ
ランド層、第2層512と第3層513を信号層として
用い、第2層512と第3層513の端部にチップイン
ダクタ501を接続し、その近傍で第1層511と第4
層514をスルーホール520で接続したものである。
【0031】ここで、チップインダクタ501の信号層
となっている第2層512のパターン521と第3層5
13のパターン522に対する接続部は、第1層511
のスルーホールで構成し、更にこのスルーホールの近傍
でも、スルーホール540により第1層511と第4層
514を接続し、共通にグランドしてある。
【0032】このとき、シールド材502は、銅(Cu)な
どの適当な導電材の薄板で作られ、図示のように、チッ
プインダクタ501の周囲に所定の隙間を残した状態
で、両端部が第1層511と第4層514に接続されて
いる。そして、この後、全体が所定の材質の樹脂(プラ
スチック)などにより、所定の形状にモールドされ、磁
界プローブとして完成される。
【0033】従って、この図5に示した第2の実施形態
によれば、チップインダクタ501が、図4で説明した
電界成分404から、シールド材502により遮蔽され
るので、この電界成分404が微小ダイポール402b
により検出されてしまう虞れがなくなり、この結果、図
3に実線302で示すように、中点で0値を示す典型的
な8字形の検出特性が得られることになり、微小サイズ
で高精度の磁界プローブを容易に得ることができる。
【0034】次に、図6は、本発明の第3の実施形態
で、同じく第1層511、第2層512、第3層51
3、それに第4層514を備えた4層の多層基板510
を用い、これらによりチップインダクタ501と、シー
ルド材502の接続が得られるようにしたものである
が、しかし、ここでは、第1層511と第4層514に
加えて第3層513もグランド層としたものである。
【0035】この第3層513は、スルーホール601
により第4層514に接続されてグランド層となるが、
この結果、第2層512の信号層と共にマイクロストリ
ップラインを形成することになり、これによりチップイ
ンダクタ501に対する接続が得られるようにしたもの
である。
【0036】従って、この第3の実施形態によれば、上
記した第2の実施形態と同様な効果が得られる上、チッ
プインダクタ501がマイクロストリップラインを介し
て接続されているので、バランスが考慮された給電系を
備えた磁界プローブを得ることができる。
【0037】次に、図7は、本発明の第4の実施形態
で、これも、第1層511と第4層514がグランド層
になり、第2層512と第3層513がチップインダク
タ501に対する信号層になっている点では、図5で説
明した第2の実施形態と同じである。
【0038】しかし、この第4の実施形態では、第2の
実施形態とは異なって、シールド部502が無く、これ
に代え、グランド層になっている第1層511と第4層
514を、チップインダクタ501の先まで延長させて
延長部511E、514Eとし、これらの間に複数のス
ルーホール701を密に並べて設けたものである。
【0039】ここで、これらの延長部511E、514
Eと、スルーホール701は、何れも導電体でグランド
されていて、しかもチップインダクタ501の周りを囲
んだ形で存在しており、従って、これらにより、チップ
インダクタ501を電界成分からシールドする機能が得
られることになる。
【0040】従って、この第4の実施形態によれば、こ
れも第2の実施形態と同様な効果が得られる上、別途、
シールド用の部材を設ける必要がないので、構成が簡素
化され、磁界プローブの微小化に一層容易に対応するこ
とができる。
【0041】次に、図8は、本発明の第5の実施形態
で、図6に示した第3の実施形態と同様、マイクロスト
リップライン接続による磁界プローブにおいて、図7に
示した第4の実施形態における延長部511E、514
Eと、スルーホール701によるシールド構成を適用し
たものである。
【0042】従って、この第5の実施形態によれば、こ
れも第3の実施形態と同様な効果が得られる上、別途、
シールド用の部材を設ける必要がないので、構成が簡素
化され、磁界プローブの微小化に一層容易に対応するこ
とができる。
【0043】ところで、以上の実施形態では、磁界検出
用の複数巻きコイルとして、文字通りワイヤを巻いたコ
イルとチップインダクタの何れかを用いているが、本発
明は回路基板の導体パターンとスルーホールにより形成
したコイルを用いて実施することもでき、以下、このよ
うにした実施形態について説明する。
【0044】図9は、本発明の第6の実施形態で、この
図において、900が導体パターンとスルーホールによ
り形成したコイルであり、その他、多層基板510の第
1層511と第4層514をグランド層として、これに
シールド材502を設けると共に、第2層512と第3
層513を信号層とした点は、図7で説明した第4の実
施形態と同じである。
【0045】ここで、コイル900は、第2層512と
第3層513の各導体層に形成してある導体パターン9
00Pと、スルーホール900Sで作られている。そし
て、導体パターン900Pは、所定の長さの線分を、斜
めに複数本、平行に並べて配列したもので、スルーホー
ル900Sは、導体パターン900Pの各線分の端部を
接続した形で形成されている。
【0046】このとき、導体パターン900Pは、図示
のように、一方の層と他方の層で、各線分の傾き方向が
反対になるようにして、第2層512と第3層513の
各導体層に形成されている。
【0047】そこで、導体パターン900Pの各線分を
スルーホール900Sで接続してやれば、導体パターン
900Pの各線分は、第2層512と第3層513の間
を短辺とする偏平な矩形に巻かれた形になり、コイル9
00が形成され、磁束と鎖交して磁界が検出できること
になる。
【0048】従って、この第6の実施形態によれば、こ
れも第7の実施形態と同様な効果が得られる上、回路基
板製造プロセスの中でコイルが形成できるので、別途、
個別部品としてコイルを設ける必要がなく、構成が更に
簡素化でき、磁界プローブの微小化にも更に容易に対応
することができる。
【0049】次に、本発明の第7の実施形態について、
図10により説明する。ここで、以上の第1の実施形態
から第6の実施形態までは、何れも多層基板を用いてい
るが、この第7の実施形態は、図示のように、同軸ケー
ブル1001を用いて磁界プローブを構成した場合の一
実施形態である。
【0050】まず、同軸ケーブル1001の外部導体1
004を端部に長く残した状態で、中心導体1002を
露出させる。そして、この端部で、コイル1003の一
方の引出線を、信号線となる中心導体1002に接続す
ると共に、他方の引出線は、グランド線となる外部導体
1004に接続する。
【0051】次に、このコイル1003を、この端部に
残されている同軸ケーブル1001の外部導体1004
で包み、シールド1005を形成する。この後、コイル
1003と鎖交する磁束が、この端部に残されている同
軸ケーブル1001の外部導体1004により遮蔽され
てしまうことがないように、コイル1003の周囲に所
定の空隙を残して、シールド1005で包むようにする
のである。
【0052】このとき、コイル1003には、図示のよ
うに、中央給電形のヘリカルコイルが用いられ、このコ
イルの巻き始めが中心導体1002に接続され、巻き終
わりは外部導体1004に接続したものである。
【0053】ここで、中央給電形のヘリカルコイルと
は、コイルの巻き始め位置を、コイルの長さ方向の中央
におき、ここから一方(この図では左方)に向かって線を
巻いてゆき、所定の巻回数まで巻いたところで中央に戻
り、今度は、ここから他方(この図の場合は右方)に向か
って、同じ巻き方向に同じ回数、線を巻いたものであ
る。
【0054】従って、この図10に示した第7の実施形
態でも、シールド1005により電界成分が遮蔽される
ので、中点で0値を示す典型的な8字形検出特性が得ら
れ、微小サイズで高精度の磁界プローブを容易に得るこ
とができる。
【0055】なお、本発明においては、図1の実施形態
で説明したヘリカル構造のコイル101と、図5の実施
形態で説明したチップインダクタ501、図9の実施形
態で説明したスルーホールのコイル900、更には図1
0の実施形態で説明した中央給電形ヘリカルコイル10
03の何れを用いて、上記実施形態のそれぞれを実施し
てもよいことはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、複数巻コイルを用いて
も、電界成分に対する感度の発現が充分に抑えられるの
で、高精度で微小サイズの磁界プローブを容易に提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電界シールド形磁界プローブ
【図2】従来形磁界プローブ
【図3】電界シールド形磁界プローブと従来形磁界プロ
ーブの指向性特性
【図4】従来形磁界プローブの磁界・電界検出系
【図5】多層基板に作成した電界シールド形磁界プロー
ブ例1
【図6】多層基板に作成した電界シールド形磁界プロー
ブ例2
【図7】多層基板に作成した電界シールド形磁界プロー
ブ例3
【図8】多層基板に作成した電界シールド形磁界プロー
ブ例4
【図9】多層基板に作成した電界シールド形磁界プロー
ブ例5
【図10】同軸ケーブルで作成した電界シールド形磁界
プローブ例
【符号の説明】
101 コイル(磁界検出用) 102 シールド材 103 信号層 104a グランド 104b グランド 301 従来形プローブの指向特性性 302 シールドを有する磁界プローブの指向特性 401 コイル 402 コイル(等価的にみたコイル) 403 磁束 404 電界成分 501 チップインダクタ(チップインダクタンス) 502 シールド材 510 多層基板 511 多層基板の第1層 512 多層基板の第2層 513 多層基板の第3層 514 多層基板の第4層 520 スルーホール 521、522 パターン 540 スルーホール 601、602、701 スルーホール 603 パターン 900 パターンとスルーホールからなるコイル 900P 導体パターン 900S スルーホール 1001 同軸ケーブル 1002 同軸ケーブルの内部導体(信号線) 1003 同軸ケーブルの外部導体(グランド) 1004 シールド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界検出用にコイルを用いた磁界プロー
    ブにおいて、 前記コイルの周囲に、当該コイルに鎖交する磁束が確保
    された状態で配置されたシールドを備えていることを特
    徴とする磁界プローブ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、 前記コイルに対する接続線路と、前記シールドを保持す
    る部材が、多層基板で構成されていることを特徴とする
    磁界プローブ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、 前記接続線路が、前記多層基板に形成されたストリップ
    ラインで構成されていることを特徴とする磁界プロー
    ブ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の発明において、 前記コイルが、前記多層基板に形成された導体パターン
    とスルーホールで構成されていることを特徴とする磁界
    プローブ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の発明において、 前記コイルに対する接続線路と、前記シールドを形成す
    る部材が、同軸ケーブルで構成されていることを特徴と
    する磁界プローブ。
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Cited By (11)

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