JP2010007747A - 高温流体用カプラー - Google Patents
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Abstract
【課題】高温流体を扱う配管に使用可能で、また固体酸化物形燃料電池の発電部であるチューブ状セル(セルチューブ)にも使用できる、高温流体用カプラーを提供する。
【解決手段】ステンレス製雌型ニップル2と、ステンレス製雄型ニップル1と、内ねじ3tの端部に肩部3sを有するステンレス製ナット3とからなり、雌型ニップルはその管端部に外ねじ2tを、その管端口に外向きテーパー周面部2pをそれぞれ有し、雄型ニップルはその管端部にフランジ部1fを、その管端口にR状突周縁部1pをそれぞれ有し、肩部3sにフランジ部1fを掛けて、ナットのねじ締めにより雌型ニップルに雄型ニップルを緊密嵌合させ、これによりテーパー周面部2pにR状突周縁部1pが円周上に沿って線接触して流体のシールを保持するようにする。
【選択図】図2
【解決手段】ステンレス製雌型ニップル2と、ステンレス製雄型ニップル1と、内ねじ3tの端部に肩部3sを有するステンレス製ナット3とからなり、雌型ニップルはその管端部に外ねじ2tを、その管端口に外向きテーパー周面部2pをそれぞれ有し、雄型ニップルはその管端部にフランジ部1fを、その管端口にR状突周縁部1pをそれぞれ有し、肩部3sにフランジ部1fを掛けて、ナットのねじ締めにより雌型ニップルに雄型ニップルを緊密嵌合させ、これによりテーパー周面部2pにR状突周縁部1pが円周上に沿って線接触して流体のシールを保持するようにする。
【選択図】図2
Description
本発明は、高温流体用カプラーに関し、詳しくはパッキングなどシール材を具有せず、高温流体のシールを保持するようにした、高温流体用カプラーに関する。
従来例のカプラーは、ゴムなどのパッキングを介挿して流体が外部に洩れないようシールを保持しており、主に常温ないし低温の流体用であり、また比較的小径のものである。しかし、高温流体に用いる場合には、パッキングなどシール材が焼損して使い物にならないという問題がある。
三菱重工技報VOL.45 NO.1:2008(「200kW級固体酸化物形燃料電池(SOFC)発電システムの開発と展望」)
固体酸化物形燃料電池(SOFC)は高温ガスで作動する燃料電池で、石炭を含む多様な燃料を使用できる。構造強度をもつ基体管の外表面上に燃料極、電解質、空気極の薄膜を積層して複数の発電部を構成し、隣接する発電部の間をインターコネクタで順次直列に接続する円筒形SOFCセル(セルチューブ)が非特許文献1により知られている。このセルチューブに使用されるカプラーは高温の燃料ガスに耐えうるものでなければならない。
本発明は、高温流体を扱う配管に使用可能で、また上記したようなセルチューブにも使用できる、高温流体用カプラーを提供することを課題としている。
本発明は、ステンレス製雌型ニップルと、ステンレス製雄型ニップルと、内ねじの端部に肩部を有するステンレス製ナットとからなり、雌型ニップルはその管端部に外ねじを、その管端口に外向きテーパー周面部をそれぞれ有し、雄型ニップルはその管端部にフランジ部を、その管端口にR状突周縁部をそれぞれ有し、肩部にフランジ部を掛けて、ナットのねじ締めにより雌型ニップルに雄型ニップルを緊密嵌合させ、これによりテーパー周面部にR状突周縁部が円周上に沿って線接触して流体のシールを保持するようにした、ことを特徴とする。
本発明によれば、材質がすべてステンレスで、雌、雄ニップルがナットのねじ締めにより密嵌合し、これによりステンレス同士で円周上に沿ったメタルタッチ、すなわち強固なシールを構成し、600℃を超える高温流体のシール機能が保持される。
それぞれの部材がステンレス製である雌型ニップルと、雄型ニップルと、ナットからなり、雄型ニップルの管端部にフランジを設け、これをナットの内ねじ端部に設けた肩部に掛け止めしたうえで、ナットのねじ締めにより雌型ニップルに雄型ニップルが密嵌合する。その際に、シール構造を形成させるために、雌型ニップルはその管端口に外向きテーパー周面部を持たせ、他方雄型ニップルはその管端口にR状突周縁部を持たせる。これにより、テーパー周面部位にR状部位が円周上に沿って緊密に接触し、流体のシールを保持する。なお、ナットの抜け防止のために、雄型ニップルの外周面に凹溝を設け、これにリングが嵌められている。
言うまでもなく、これら部材の加工において、接合部位、嵌合部位など各部位における寸法精度及び内径の真円度は高度に達成されたものに限られる。
言うまでもなく、これら部材の加工において、接合部位、嵌合部位など各部位における寸法精度及び内径の真円度は高度に達成されたものに限られる。
本発明の好適な実施例は図面に基づいて説明される。
図1はその1実施例を示した各部材の半断面図で、図2は各部材が嵌合した態様の半断面図である。
図1はその1実施例を示した各部材の半断面図で、図2は各部材が嵌合した態様の半断面図である。
1は雄型ニップル、2は雌型ニップル、3は六角ナット、4はリングないしナットストッパーであり、これらすべての部材はステンレス(SUS304)により製作される。
雄、雌型ニップルの内径は図示例では32ミリであるが、セルチューブなどの適用例によっては25−100ミリの内径が求められる。内径が50ミリ以上になれば、ナット3は八角の頭部を有するのが好ましい。
雄、雌型ニップルの内径は図示例では32ミリであるが、セルチューブなどの適用例によっては25−100ミリの内径が求められる。内径が50ミリ以上になれば、ナット3は八角の頭部を有するのが好ましい。
雄型ニップル1の連結側管端部にフランジ1fを設け、ナット3の内ねじ端部に肩部3sを設け、他方雌型ニップル2の連結側管端部には外ねじ2tが設けらる。
雄、雌型ニップルが後述するナットの作用により連結する際に、両ニップル間でシール構造を形成させるために、雌型ニップル2の連結側管端口に外向きテーパー周面2pを持たせ、他方雄型ニップル1の連結側管端口にR状突周縁部1pを持たせている。
雄、雌型ニップルが後述するナットの作用により連結する際に、両ニップル間でシール構造を形成させるために、雌型ニップル2の連結側管端口に外向きテーパー周面2pを持たせ、他方雄型ニップル1の連結側管端口にR状突周縁部1pを持たせている。
図1において、雄型ニップル1をナット3の左側内孔口から差し込んで、フランジ1fをナットの内ねじ端部にある肩部3sに掛け止めたうえで、雌型ニップルの外ねじ2tをナットの内ねじ3tに合わせ、ナット3を図示しないレンチなどにより回すと、ナット3はねじ2t、3tの作用により左側へ進行し、雄型ニップル1も一緒に連行され、図2に示すように、雌型ニップル2に雄型ニップル1が緊密に嵌合する。その際に雌型ニップル2のテーパー周面部2pに雄型ニップル1のR状突周縁部が円周上に沿って線接触して、すなわちステンレスどうしで円周上に沿ったメタルタッチで高温流体のシール性が保持される。
また、ナットの抜け防止のために、雄型ニップルの外周面に凹溝1rを設け、これにリング4が嵌められ。
なお、雌型ニップルにフランジがあって、雄型ニップルに外ねじがあり、六角ナットの内部構造を前二者と対応するようにした実施例は均等として想定しうる。
また、ナットの抜け防止のために、雄型ニップルの外周面に凹溝1rを設け、これにリング4が嵌められ。
なお、雌型ニップルにフランジがあって、雄型ニップルに外ねじがあり、六角ナットの内部構造を前二者と対応するようにした実施例は均等として想定しうる。
1 雄型ニップル、 2 雌型ニップル、 3 ナット、
4 リングないしナットストッパー 1f フランジ部 1p R状突周縁部
1r 凹溝 2p テーパー周面部 2t 外ねじ部
3s 肩部 3t 内ねじ部
4 リングないしナットストッパー 1f フランジ部 1p R状突周縁部
1r 凹溝 2p テーパー周面部 2t 外ねじ部
3s 肩部 3t 内ねじ部
Claims (2)
- ステンレス製雌型ニップル(2)と、ステンレス製雄型ニップル(1)と、内ねじ(3t)の端部に肩部(3s)を有するステンレス製ナット(3)とからなり、雌型ニップルはその管端部に外ねじ(2t)を、その管端口に外向きテーパー周面部(2p)をそれぞれ有し、雄型ニップルはその管端部にフランジ部(1f)を、その管端口にR状突周縁部(1p)をそれぞれ有し、肩部(3s)にフランジ部(1f)を掛けて、ナットのねじ締めにより雌型ニップルに雄型ニップルを緊密嵌合させ、これによりテーパー周面部(2p)にR状突周縁部(1p)が円周上に沿って線接触して流体のシールを保持するようにした、高温流体用カプラー。
- ナットの抜け防止のために、雄型ニップルの外周面に凹溝(1r)を設け、これにリング(4)が嵌められていることを特徴とする、請求項1に記載の高温流体用カプラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008166868A JP2010007747A (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 高温流体用カプラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008166868A JP2010007747A (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 高温流体用カプラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010007747A true JP2010007747A (ja) | 2010-01-14 |
Family
ID=41588490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008166868A Pending JP2010007747A (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 高温流体用カプラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010007747A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013253660A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Tokyo Electron Ltd | 継手部材、継手、基板処理装置、及び制限部材 |
JP2016044763A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 株式会社タカギ | ホース継手 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1130367A (ja) * | 1997-07-13 | 1999-02-02 | Daisou:Kk | 管継手 |
JP2002061781A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-02-28 | Bridgestone Flowtech Corp | 管継手 |
JP2004360743A (ja) * | 2003-06-03 | 2004-12-24 | Yamamoto:Kk | ホース接続口金 |
-
2008
- 2008-06-26 JP JP2008166868A patent/JP2010007747A/ja active Pending
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JPH1130367A (ja) * | 1997-07-13 | 1999-02-02 | Daisou:Kk | 管継手 |
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