JP2010007563A - ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】羽根車の回転方向が正逆いずれの方向であっても、良好な搬送性能が発揮されるようにポンプ室にボリュートを形成することのできるポンプを提供する。
【解決手段】正逆方向に回転駆動される羽根車1と、羽根車1が収容されるポンプ室2と、ポンプ室2に液体を吸入する吸液路3と、ポンプ室2内から液体を排出する第一排液路および第二排液路5と、第一排液路および第二排液路5のいずれに液体を排出するかを切り替える切替弁6とを具備するポンプである。前記切替弁6は、ポンプ室2内にて軸中心に回動自在に設置される側面視円弧状の部材であり、その内周面によって第一排液路または第二排液路5に向かうポンプ室2内のボリュートを選択的に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、羽根車を正逆回転させて液体を排出する液路を切り替えることのできるポンプに関する。
従来から、羽根車を正逆回転させることで液体を排出する液路を切り替えることのできるポンプが、例えば食器洗浄機用のポンプとして好適に用いられている(特許文献1、特許文献2参照)。
図7には、特許文献1に記載のポンプを示している。このポンプは、正逆方向に回転駆動される羽根車1と、羽根車1が収容されるポンプ室2と、ポンプ室2に液体を吸入する吸液路(図示せず)と、ポンプ室2内から液体を排出する第一排液路4および第二排液路5と、第一排液路4および第二排液路5のいずれに液体を排出するかを切り替える切替弁6とから形成される。
第一排液路4と第二排液路5とは、ポンプ室2に設けた排液口50から二手に分岐した形で延設されており、この排液口50下流側の液路分岐箇所に、切替弁6を回転自在に支持させている。したがって、図7中の時計回り方向に羽根車1を回転させると、ポンプ室2内で生じた液体の流れによって、切替弁6は図7中に示す位置で固定される。この位置にある切替弁6は、第一排液路4を閉塞するとともに、ポンプ室2からの排液の流れを第二排液路5に向けて案内するように機能する。また、羽根車1を反時計回りに回転させれば、切替弁6は第二排液路5を閉塞する位置で固定され、ポンプ室2からの排液の流れを第一排液路4に向けて案内するように機能する。このように、羽根車1の回転方向に応じて、ポンプ室2外に設けた切替弁6が首振り動作し、ポンプ室2から液体を排出する液路を第一排液路4と第二排液路5で切り替える。
ところで、一般的にポンプにおいて効率の良い搬送性能を得るためには、ポンプ室2にボリュートを設け、羽根車1によって掻き出された液体が滑らかに昇圧するようにポンプ室2内の流路を流れ方向に沿って徐々に広げることが好ましい。しかし、上記のようにポンプ室2内にて羽根車1が正逆回転するタイプのポンプにあっては、ポンプ室2のボリュートを、羽根車1の正逆回転のいずれの場合にも適当な形で設けることが困難である。
そのため、図7に記載のポンプでは、ポンプ室2には全くボリュートを設けていない。また、引用文献2に記載のポンプでは、ポンプ室にボリュートを設けているが、このボリュートは羽根車が一方向に回転するときには良好な搬送性能を発揮させるが、羽根車が逆方向に回転するときには搬送性能を著しく低下させるものである。
特開平10−141287号公報 特開2003−3995号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、羽根車の回転方向が正逆いずれの方向であっても、良好な搬送性能が発揮されるようにポンプ室にボリュートを形成することのできるポンプを提供することを、課題とするものである。
上記課題を解決するための本発明は、正逆方向に回転駆動される羽根車1と、羽根車1が収容されるポンプ室2と、ポンプ室2に液体を吸入する吸液路3と、ポンプ室2内から液体を排出する第一排液路4および第二排液路5と、第一排液路4および第二排液路5のいずれに液体を排出するかを切り替える切替弁6とを具備するポンプである。前記切替弁6は、ポンプ室2内にて軸20中心に回動自在に設置される側面視円弧状の部材であり、且つ、その内周面6cによって第一排液路4または第二排液路5に向かうポンプ室2内のボリュートを選択的に形成するものである。
上記構成のポンプとすることで、羽根車1の回転方向が正逆いずれの方向であっても、ポンプ室2内の液圧により回動して位置を切り替える切替弁6によってポンプ室2内のボリュートを適切に形成することができる。したがって、羽根車1の回転方向が正逆いずれの方向であっても、良好な搬送性能を発揮することができる。
また、上記構成のポンプにおいては、ポンプ室2と、ポンプ室2から延設される第一排液路4および第二排液路5とが、羽根車1の回動中心部を通過する対象軸Aを中心とした略線対称形状であるとともに、第一排液路4に液体を排出する位置にある切替弁6の内周面6cが形成するボリュートと、第二排液路5に液体を排出する位置にある切替弁6の内周面6cが形成するボリュートとが、前記対象軸Aを中心とした略線対称形状であることが好ましい。このようにすることで、正逆回転のいずれの場合の搬送性能も、等しく、一方向回転のボリュート付きポンプに比肩する性能を持つポンプとなる。
また、切替弁6の外周面6dに、ポンプ室2の内壁との間で空間Sを確保するための凹部30を設けることも好ましい。このようにすることで、切替弁6の外周面6dとポンプ室2の内壁との間に異物が侵入しても上記空間Sに逃げるようになる。したがって、異物の混入によって切替弁6の切替機能を損なうことが防止される。
また、切替弁6の側面6eに、ポンプ室2の内壁に摺接する小突起40を設けることも好ましい。このようにすることで、切替弁6が回動する際にポンプ室2の内壁との間で生じる摩擦を低減させることができ、スムーズな流路切替が実現される。また、上記小突起40を設けることで、切替弁6の側面6eとポンプ室2の内壁との間に異物が挟まって切替機能を損なうことが防止されるという効果もある。
請求項1に係る発明では、切替弁が、ポンプ室内にて軸中心に回動自在に設置される側面視円弧状の部材であり、且つ、その内周面によって第一排液路または第二排液路に向かうポンプ室内のボリュートを選択的に形成するものである。したがって、請求項1に係る発明は、羽根車の回転方向が正逆いずれの方向であっても、良好な搬送性能を発揮することができるという効果を奏する。
また請求項2に係る発明では、ポンプ室と、ポンプ室から延設される第一排液路および第二排液路とが、羽根車の回動中心部を通過する対象軸を中心とした略線対称形状であるとともに、第一排液路に液体を排出する位置にある切替弁の内周面が形成するボリュートと、第二排液路に液体を排出する位置にある切替弁の内周面が形成するボリュートとが、前記対象軸を中心とした略線対称形状である。したがって、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加えて、正逆回転のいずれの場合でも、一方向回転のボリュート付きポンプに比肩する搬送性能を等しく発揮することができるという効果を奏する。
また請求項3に係る発明では、切替弁の外周面に、ポンプ室の内壁との間で空間を確保するための凹部を設けている。したがって、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の効果に加えて、異物の混入によって切替弁の切替機能を損なうことが防止されるという効果を奏する。
また請求項4に係る発明では、切替弁の側面に、ポンプ室の内壁に摺接する小突起を設けている。したがって、請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に係る発明の効果に加えて、切替弁が回動する際の摩擦を低減してスムーズな流路切替を実現するという効果や、切替弁の側面とポンプ室の内壁との間に異物が挟まって切替機能を損なうことが防止されるという効果を奏する。
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1〜図3には、本発明の実施形態における一例のポンプの断面を示している。
本例のポンプは、正逆方向に回転駆動される羽根車1と、羽根車1が収容されるポンプ室2と、ポンプ室2に液体(例えば水)を吸入する吸液路3と、ポンプ室2内から液体を排出する第一排液路4および第二排液路5と、第一排液路4および第二排液路5のいずれに液体を排出するかを切り替える切替弁6とを備えている。
図1に示すように、上記ポンプ室2は、正面側(図1中の右側)のケーシング7と背面側(図1中の左側)の分離板8とを嵌め合わせて固定することで、箱型の外郭を形成している。羽根車1は、ポンプ室2内に固定した軸9を中心として、軸受10を介して回転自在に支持されている。羽根車1の背面側には、永久磁石11を一体に成形している。
ポンプ室2を形成する分離板8の外周には、コイルを巻線して成る巻線部13を配置している。ポンプに内蔵した制御部14からこの巻線部13に通電することでポンプ室2内に回転磁界を発生させ、この回転磁界に対して永久磁石11が吸引反発することにより、羽根車1をポンプ室2内にて正逆方向に回転させる。そして、ポンプ室2内での羽根車1の回転に伴ってポンプ作用が発生し、ケーシング7の中央部から正面方向に延設した吸液路3を通じてポンプ室2内に液体が吸い込まれるとともに、ケーシング7から側方に(図1中の上方に)延設した第一および第二排液路4,5のうち一方から液体が排出される。
図2、図3に示すように、ポンプ室2の羽根車1が配置される部分の周方向の外形は、羽根車1の回転中心部から半径raで円弧状に形成される小径円弧部15と、羽根車1の回転中心部から半径rb(>ra)で円弧状に形成される大径円弧部16とで主体を形成している。小径円弧部15の周方向の一端部と大径円弧部16の周方向の一端部、および、小径円弧部15の周方向の他端部と大径円弧部16の周方向の他端部は、それぞれ所定の空隙を隔てて対向するように位置している。この小径円弧部15と大径円弧部16とによって、ポンプ室2の周方向の外形を、一対の段差を有する略円形状に設けている。
小径円弧部15の一端部と、これに対向する大径円弧部16の一端部との間の空隙は、第一排液口18を形成している。第一排液路4は、この第一排液口18を介してポンプ室2内と連通するように側方に延設されている。また、小径円弧部15の他端部と、これに対向する大径円弧部16の他端部との間の空隙は、第二排液口19を形成している。第二排液路5は、この第二排液口19を介してポンプ室2内と連通するように側方に延設されている。第一排液路4と第二排液路5は、ポンプ室2から平行に延設されている。
そして、本例のポンプにあっては、ポンプ室2内の液体を排出する方向を切り替えるための切替弁6を、ポンプ室2内における第一および第二排液口18,19を開口させた側とは反対側の、大径円弧部16と近接した箇所に設けている。切替弁6は、側面視円弧状(図示例では半円状)の部材であり、その周方向中心部に設けた軸20を中心として、ポンプ室2内にて回動自在となっている。切替弁6の円弧状を成す外周面6dと、同じく円弧状を成す大径円弧部16の内周面16aとは、互いの全長に亘って対向している。切替弁6の外周面6dの曲率半径は、大径円弧部16の内周面16aの曲率半径よりも小さく設定している。
上記構成から成る本例のポンプにおいて、巻線部13に通電することでポンプ室2内に回転磁界を発生させ、永久磁石11を介して羽根車1を時計回りに回転させると(図2中の矢印R参照)、羽根車1の回転によってポンプ室2内で発生する液圧によって、吸液路3からポンプ室2内に液体が吸入される。このとき、ポンプ室2内に揺動自在に設置される切替弁6は、液圧によって反時計回りに回動する。
軸20を中心として反時計回りに回動した切替弁6は、その周方向の一端部6a(図2中の左端部)を大径円弧部16の一端部に当てた位置で回り止めされ、この位置で第一排液口18をポンプ室2内に開放させる。加えて、この位置にある切替弁6の周方向の他端部6b(図2中の右端部)は、小径円弧部15の他端部に当たり、第二排液口19をポンプ室2内に対して閉塞させる。つまり、液圧により反時計回りに回動した切替弁6が、ポンプ室2内に吸引された液体を第一排液路4に排出させるように機能する。
羽根車1を反時計回りに回転させたときには(図3中の矢印R′参照)、ポンプ室2内の液圧によって切替弁6は時計回りに回動する。時計回りに回動した切替弁6は、その周方向の他端部6b(図3中の右端部)を大径円弧部16の他端部に当てた位置で回り止めされ、この位置で第二排液口19をポンプ室2内に開放させる。加えて、この位置にある切替弁6の周方向の一端部6a(図3中の左端部)は、小径円弧部15の一端部に当たり、第一排液口18をポンプ室2内に対して閉塞させる。つまり、液圧により時計回りに回動した切替弁6が、ポンプ室2内に吸引された液体を第二排液路5に排出させるように機能する。
しかも、羽根車1の正逆回転のいずれの場合においても、切替弁6の半円状を成す内周面6cは、第一排液路4または第二排液路5に向かうポンプ室2内のボリュートを形成する。つまり、図2のように羽根車1を時計回りに回転させた場合には、反時計回りに回動した切替弁6の内周面6cが、ポンプ室2内の流路を流れ方向に沿って徐々に広げながら第一排液路4にまで導くボリュートを形成する。図3のように羽根車1を反時計回りに回転させた場合には、時計回りに回動した切替弁6の内周面6cが、ポンプ室2内の流路を流れ方向に沿って徐々に広げながら第二排液路5にまで導くボリュートを形成する。
したがって、上記構成によれば、羽根車1の正逆回転のいずれの場合においても高効率なポンプとなる。特に本例のポンプでは、ポンプ室2の形状が、羽根車1の回動中心部を通過して図中上下方向に伸びる対象軸Aを中心とした線対称形状であり、ポンプ室2から延設される第一排液路4と第二排液路5についても、対象軸Aを中心とした線対称の配置および形状となっている。そして、第一排液路4に液体を排出する位置にある切替弁6の内周面6cが形成するボリュートと、第二排液路5に液体を排出する位置にある切替弁6の内周面6cが形成するボリュートとが、やはり対象軸Aを中心とした線対称形状になることから、羽根車1の正逆回転のいずれの場合の搬送性能も、一方向回転のボリュート付きポンプに比肩する性能を持つこととなる。
なお、上記したポンプ室2やボリュート等の線対称な構造は、厳密に線対称である必要はなく、対象軸Aを中心とした略線対称な構造であればよい。
図4には、本発明の実施形態における他例のポンプに装着を示しており、図5にはこのポンプで用いる切替弁6を示している。なお、本例のポンプの構成のうち一例と同様の構成については詳しい説明を省略し、一例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
図5に示すように、本例の切替弁6においては、外周面6dに肉盗みを施して凹部30を設けたことで、ポンプ室2の内壁(即ち、大径円弧部16の内周面16a)との間で空間S(図5(b)参照)を確保するようになっている。凹部30は、切替弁6の正面側と背面側にそれぞれ設けており、正面側の凹部30と背面側の凹部30との間には、肉盗みを施していない部分によって薄肉のリブ31を形成している。
ところで、切替弁6の外周面6dと大径円弧部16の内周面16aとの間に異物を挟んだ場合には、切替弁6はその端部6a(6b)が小径円弧部15の端部に当たるまで回動できず、閉塞させたい排液口18(19)を完全に閉塞できないために、設計どおりのポンプ効率が得られないという問題や、狙いの流路とは別の流路から液体が漏出するという問題が生じる。
これに対して、本例では上記凹部30を設けて空間Sを確保したので、切替弁6の外周面6dと大径円弧部16の内周面16aとの間に侵入した異物を上記空間Sに逃がすようになっている。したがって、上記構成によれば、正逆回転のどちらでも高性能を発揮することができ、且つ、異物の混入に対しても切替機能を損なうことのないポンプとなる。
なお、切替弁6の外周面6dのリブ31は、切替弁6の強度を保持するために該切替弁6の周方向の全長に亘って設けたものであるが、強度に問題がなければ、このリブ31の一部又は全部を設けない形状としてもよい。
図6には、本発明の実施形態における更に他例のポンプに装着する切替弁6を示している。なお、本例のポンプの構成のうち他例と同様の構成については詳しい説明を省略し、他例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
図6に示すように、本例の切替弁6の半円状に形成した正面側および背面側の両側面6eであって、ポンプ室2の内壁(即ち、ケーシング7や分離板8の内壁)に近接する部分には、ケーシング7や分離板8の内壁に摺接するための小突起40を複数設けている。小突起40は、切替弁6の正面側と背面側の一方にのみ設けてあってもよい。
本例の切替弁6は、ケーシング7や分離板8の内壁に対して上記小突起40の先端面でのみ摺接するものであり、切替弁6が揺動する際にケーシング7や分離板8との間で生じる摩擦を低減させることで、スムーズな流路切替を実現するようになっている。また、上記小突起40を介在させることで、切替弁6の側面6eとケーシング7や分離板8との間に異物が挟まって切替機能を損なうことが防止されるという効果もある。
本例では、上記小突起40は、切替弁6の回動中心となる軸20を中心に描いた円形状又は円弧状の外形を有しているが、小突起40の形状は他の形状であってもよい。また、小突起40の摺接部分についても面接触に限らず、点接触するものであってもよい。また、摺接用の小突起40を切替弁6側に設けるのではなく、ケーシング7や分離板8の内壁側に設けても構わない。
本発明の実施形態における一例のポンプの側面断面図である。 同上のポンプの正回転時の正面断面図である。 同上のポンプの逆回転時の正面断面図である。 本発明の実施形態における他例のポンプの正面断面図である。 同上のポンプに備える切替弁を示しており、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態における更に他例のポンプに備える切替弁を示す斜視図である。 従来のポンプの正面断面図である。
符号の説明
1 羽根車
2 ポンプ室
3 吸液路
4 第一排液路
5 第二排液路
6 切替弁
6c 内周面
6d 外周面
6e 側面
15 小径円弧部
16 大径円弧部
20 軸
30 凹部
40 小突起
A 対称軸
S 空間

Claims (4)

  1. 正逆方向に回転駆動される羽根車と、羽根車が収容されるポンプ室と、ポンプ室に液体を吸入する吸液路と、ポンプ室内から液体を排出する第一排液路および第二排液路と、第一排液路および第二排液路のいずれに液体を排出するかを切り替える切替弁とを具備するポンプにおいて、前記切替弁は、ポンプ室内にて軸中心に回動自在に設置される側面視円弧状の部材であり、且つ、その内周面によって第一排液路または第二排液路に向かうポンプ室内のボリュートを選択的に形成するものであることを特徴とするポンプ。
  2. ポンプ室と、ポンプ室から延設される第一排液路および第二排液路とが、羽根車の回動中心部を通過する対象軸を中心とした略線対称形状であるとともに、第一排液路に液体を排出する位置にある切替弁の内周面が形成するボリュートと、第二排液路に液体を排出する位置にある切替弁の内周面が形成するボリュートとが、前記対象軸を中心とした略線対称形状であることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  3. 切替弁の外周面に、ポンプ室の内壁との間で空間を確保するための凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ。
  4. 切替弁の側面に、ポンプ室の内壁に摺接する小突起を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のポンプ。
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