JP2003003995A - ポンプおよびこれを備える食器洗い機 - Google Patents

ポンプおよびこれを備える食器洗い機

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JP2003003995A
JP2003003995A JP2001189557A JP2001189557A JP2003003995A JP 2003003995 A JP2003003995 A JP 2003003995A JP 2001189557 A JP2001189557 A JP 2001189557A JP 2001189557 A JP2001189557 A JP 2001189557A JP 2003003995 A JP2003003995 A JP 2003003995A
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path switching
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Hiroshi Horiuchi
啓史 堀内
Takanori Ogawa
孝法 小川
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器洗い機に使用する回転方向切替えで給排
水を行うことができるポンプにおいて、切替え弁周辺に
滑らかな排出流路を形成し、一方向回転専用のポンプと
同等な搬送性能を有するポンプを提供する。 【解決手段】 羽根車を覆うケーシング内部に流体を吸
水する吸水口と、流体を排出する第1の排出口と第2の
排出口の2つの排出口を備えると共に、前記2つの排出
口の内の何れかの排出口へ流体の流路を切替えて排出さ
せる1つの流路切替え装置とを備えた正・逆回転切替え
自在な渦巻きポンプであって、前記流路切替え装置によ
り排出口に至る排出流路を滑らかな曲線を描く形状に形
成させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器洗い機等に搭載
され、洗浄水・すすぎ水の循環動作、並びに排水動作を
担う、うず巻きポンプの排水流路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、図7に示すような被洗浄物を収
納する洗浄槽54、及び洗浄槽内に洗浄・すすぎのため
に用いる洗浄水・すすぎ水等の供給を行うための給水手
段55、及び洗浄槽から排出するための排出手段56、
並びに供給された洗浄水・すすぎ水を被洗浄物の洗浄・
すすぎをするために汲み上げるポンプ等の供給装置・及
び食器に噴射する洗浄水・すすぎ水が出てくる噴射口が
設けられた食器洗い機において、洗浄水・すすぎ水の排
出手段、並びに食器に噴射するためのポンプ装置51に
は、うず巻きポンプが用いられていることが多い。
【0003】例えば、食器洗い機においては、特開昭4
9−42158の図2に開示されたように、切替え弁を
ケーシング内部の排出口付近に設け、駆動手段であるモ
ータの回転方向を変えることで発生するケーシング内部
の水流の力で弁を切替えるポンプがある。この切替え弁
を用いた方式では、モータの回転方向を変えることによ
り、排出口を洗浄・すすぎ用と汚水排水用のどちらかに
切替えることが出来る。このような切替え弁を有するポ
ンプを搭載することにより、図7に示すような形態であ
れば洗浄・すすぎ動作と排水動作を行うポンプの2つが
必要であったところ、1つのポンプで両動作を行うこと
が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の切
替え弁を用いる形態の場合、次のような問題がある。流
体を搬送するうず巻きポンプは通常、ケーシング内壁に
おいて、羽根車とケーシング内壁で構成される流路は、
羽根車回転方向に沿って徐々に大きくなり、そのまま内
壁の接線方向に滑らかに排出口につながるよう構成され
ている。ところが、こうした切替え弁を配設した、洗浄
・すすぎ動作と排水動作を共用できるポンプの場合、ケ
ーシング内壁に沿って形成された滑らかな曲線を描く形
状の流路が切替え弁周辺において、流路を切替え弁によ
り屈曲または遮蔽されるため、本来の滑らかな排出流路
形状を保つことができず、前述したような一方向回転専
用のポンプに比して流体の搬送性能が落ちる、という問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の食器洗い機用ポ
ンプでは、上記の問題点を解決するべく、流路切替え装
置を有する洗浄・すすぎ動作と排水動作を共用できるポ
ンプにおいて、羽根車を覆うケーシング内部に流体を吸
水する吸水口と、流体を排出する第1の排出口と第2の
排出口の2つの排出口を備えると共に、2つの排出口の
内の何れかの排出口へ流体の流路を切替えて排出させる
1つの流路切替え装置とを備えた正・逆回転切替え自在
な渦巻きポンプであって、前記流路切替え装置により排
出口に至る排出流路を滑らかな曲線を描く形状に形成さ
せたポンプを提供する。このような排出流路を滑らかな
曲線を描く形状に形成させたポンプを用いることによ
り、エネルギーロスを最小限に留めて、流体を搬送する
ことができる。
【0006】羽根車を覆うケーシング内部に流体を吸水
する吸水口と、流体を排出する第1の排出口と第2の排
出口の2つの排出口を備えると共に、前記2つの排出口
の内の何れかの排出口へ流体の流路を切替えて排出させ
る1つの流路切替え装置とを備えた正・逆回転切替え自
在な渦巻きポンプであって、ポンプの正回転時の排水流
路と、逆回転時の排水流路とが、流路切替え装置近傍で
クロスする構成としたポンプを提供する。羽根車の回転
方向を切替えることにより、第1の排出口と第2の排出
口の何れの排水口への排水流路に切替わっても、切替え
弁近傍で滑らかな流路を形成することが出来る。
【0007】流路切替え装置を、ポンプを正回転および
逆回転させた場合の水流を受ける滑らかな曲線を描く形
状の水流受け面でケーシング内の流路壁を形成したこと
で、ケーシング内壁に沿って流れる滑らかな曲線を描く
形状の流路を、排水口に至るまで連続して形成すること
ができるため、滑らかな排水流路を形成することがで
き、流体の搬送効率アップが図れる。
【0008】流路切替え装置において、2つの排出口を
分岐する分岐点部分又は分岐点近傍に支点を設け、この
支点を回転軸として回動自在としたことで、排水流路の
切替えがスムーズに行われると共に、流路が屈曲または
遮蔽されることなく排水流路を形成することができ、流
体の搬送効率アップが図れる。
【0009】前記流路切替え装置において、前記ポンプ
の正回転時に前記第2の排出口からの流水を防ぐ第2の
排出口閉止面および/または逆回転時に前記第1の排出
口からの流水を防ぐ第1の排出口閉止面を備えたこと
で、ポンプ正・逆回転中の第1の排出口および/または
第2の排出口からの漏水を防ぐことが出来る。
【0010】流路切替え装置において、前記水流受け面
と前記排出口閉止面とを別面とすることで、ケーシング
内を流水する際に、流路切替え装置の水封のためのパッ
キン類などが滑らかな流水の流れを妨げる等の問題を回
避することが出来る。
【0011】流路切替え装置において、水流受け面の回
転軸から第2の排出口までの距離を、回転軸から前記第
1の排出口までの距離より短くすることで、口径の小さ
い第2の排出口を閉塞する流路切替え装置の閉塞弁部移
動量が小さくなり、結果、閉塞弁部が開いた時の収納凸
部を小さくすることが可能となる。
【0012】流路切替え装置において、正回転時の水流
受け面と逆回転時の水流受け面とが、回転軸を境界とし
て略対称形状とすることで、部品組付け時、上下の方向
を問われないため、取付作業の効率向上が図れる。
【0013】流路切替え装置において、水流受け面に補
助受圧部を備えたことで、水流をより効率的に流路切替
え装置回動の力に変えることができるので、ポンプ回転
方向切替え時、確実に排出方向を切替えることができ
る。
【0014】ケーシングの内壁に、流路切替え装置の回
転を規制するストッパーを備えたことで、流路切替え装
置の回転量を規制し、所定の切替え角度で確実に流路切
替え装置を止めることができる。
【0015】ケーシングの内壁に舌部を形成し、舌部の
接線が、流路切替え装置の回転軸と前記ポンプの羽根車
の中心軸とを結ぶ架空線を跨いで水流受け面に入射する
形態を採ることで、ケーシングの内壁において、舌部通
過後の水流が確実に狙いの水流受け面に入射されるの
で、確実に排水方向の切替えを行うことができる。
【0016】被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽
内に洗浄水・すすぎ水等の供給を行うための給水手段
と、給水された洗浄水・すすぎ水を汲み上げて洗浄・す
すぎを実施すると共に洗浄槽から洗浄水・すすぎ水を排
出する洗浄排水装置とを備えてなる食器洗い機におい
て、洗浄排水装置に本発明のポンプを用いることで、洗
浄・すすぎ動作と排水動作を一つのポンプで行い、且つ
エネルギーロスを最小限に留めて流体を搬送することが
できるため、省スペース化および洗浄効率アップ化され
た食器洗い機を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のポンプの基本構造は、羽
根車と、羽根車を回転させる駆動手段と、羽根車を覆う
と共に、流体の吸入口と排出口が備わったケーシング、
及び流路切替装置にて構成され、流体は吸入口から吸入
され、吸入された流体はケーシング内で駆動手段が回転
する方向へ回転しながら搬送される。なおケーシング内
に設置した流路切替え装置は、水流受け面を具備してお
り、ケーシング内の流体の流水方向によって、排出口を
切り替える。つまり駆動手段で回転方向を変えることに
より、吸入された流体の排出方向を変えることができる
ものである。
【0018】本発明は、前記のような流路切替え装置を
具備した駆動手段の回転方向によって排出口が切り替わ
る渦巻きポンプにおいて、ケーシング内の流体排出流路
の改善をしたものである。
【0019】本発明の流路切替え装置は、2つの排出口
を分岐する分岐点部分又は分岐点近傍に支点を設け、こ
の支点を中心にして自在に回動可能とした切替弁であ
り、切替弁の切替は駆動手段の回転方向を変えることに
より行われる。このときケーシング内部に流れる流体の
水流の力で切替弁は押圧され、2つの排出口の内の一方
向への流路を形成する。
【0020】尚、切替弁の形状は、流体の流路の一部ま
たは全体を屈曲したり、遮蔽させないような形状であれ
ばよく、本発明の実施例の形状に限定されるものではな
い。本発明のポンプの2つの排出口の一方を、洗浄およ
びすすぎ用水を食器に噴射させる噴出口へ連結させ、排
出口の他方を汚水排水用とに排水管へ連結させる食器洗
浄機として用いることにより、小スペース内で洗浄・排
水を行う食器洗浄機では有効に使用できる。
【0021】正回転から逆回転に切替え時の水流受け面
と逆回転から正回転に切替えた時の水流受け面が双方、
ケーシング内の流水方向に沿って並んでポンプ運転中の
ケーシング内流路壁となっており、且つ正回転時の流路
と逆回転時の流路が流路切替え装置近傍でクロスする構
成とすることにより、一方向回転専用の渦巻きポンプと
同じような流路形態をとっている。
【0022】
【実施例】図1、図2に第1の実施例の形態を示す。図
1はポンプ、及び周辺の構造図を示す。また図2(a)
は図1のA−A部断面図であり、この場合、羽根車正回
転時の状態を示す。同様に図2(b)は、羽根車逆回転
時の状態を示す。図1、図2に示すように、本発明のポ
ンプ1は、羽根車2と羽根車2を回転させるモータ等の
駆動手段3、及び羽根車2を覆うと共に、流体の吸入口
4と第1の排出口5、及び第2の排出口6が備わったケ
ーシング7、及び羽根車の回転方向による水流方向で第
1の排出口5または第2の排出口6への排出流路を切替
える流路切替え装置9にて構成されている。
【0023】流路切替え装置9は、第1の排出口5と第
2の排出口6とに分岐する分岐点を中心として、回動自
在に固定されている。また、流路切替え装置9は、断面
を滑らかな曲線を描く形状に弧を描く形状とする板状体
であり、中心軸18を中心として左右に同じ長さで、切
替弁9a、9bを形成しており、羽根車2の正回転方向
と反対側である切替弁9b端部に、第2の排出口閉塞弁
部12を外向きに屈曲させて別面に形成させている。
【0024】ケーシング7は、第1の排出口5付近でケ
ーシング7一部を、正回転の水流により切替弁9aが流
水力11を受けて、第1の排出口5が開口される位置ま
で回動可能となるよう、膨出させて形成している。ま
た、同様に第2の排出口6付近でケーシング7一部を、
逆回転の水流により切替弁9bが流水力15を受けて、
第2の排出口6が完全に開口される位置まで回動可能、
且つ第2の排出口閉塞弁部12を収納可能とするよう
に、収納凸部17を膨出させて形成している。
【0025】駆動手段3により羽根車2が正回転をする
と、図1に示す溜水部8に溜まっている洗浄水は吸入口
4を通り、ケーシング7内に吸込まれる。すると、図2
(a)に示すように、流路切替え装置9は、水流受け面
10に流水力11を受け、結果第1の排出口5を開口
し、同時に流路切替え装置9の第2の排出口閉塞弁部1
2にて、第2の排出口6を閉塞するように回動し、静止
する。こうして形成されたケーシング内の流路は、排出
口に至るまで滑らかな13に示すような螺旋状の流線を
描いており、一方向回転専用の渦巻きポンプとほぼ同様
の性能を得ることができる。
【0026】また、駆動手段3により羽根車2を逆回転
させると、図2(b)に示すように、流路切替え装置9
は、水流受け面14に流水力15を受け、結果第2の排
出口6を開口し、同時に第1の排出口5を閉塞するよう
回動し、静止する。こうして形成されたケーシング内の
流路も、正回転時と同様に、排出口に至るまで滑らかな
16に示すような螺旋状の流線を描いており、一方向回
転専用の渦巻きポンプと同様の性能を得ることができ
る。また、第2の排出口閉塞部12を水流受け面14と
は別面とすることで、水封しながらも滑らかな流路を形
成することができる。
【0027】図6に第2の実施例を示す。図6に示すよ
うに、ケーシング内壁に構成される第1の舌部面24と
第2の舌部面25の接線が、流路切替え装置9の回転軸
18と羽根車2の回転軸28とを結ぶ架空線23を跨い
で、夫々水流受け面10、14に入射する形態を採るこ
とで、羽根車の回転方向に沿ってケーシング7内を流れ
る流水26,27は、舌部24又は25通過後、流路切
替え装置9の狙いの水流受け面10又は14に向かい入
射し、ポンプの正回転時の排水流路と、逆回転時の排水
流路とが、流路切替え装置近傍でクロスする構成とした
ことで、確実に流路切替え装置9を切替えることができ
る。
【0028】図3に第3の実施例を示す。第3の実施例
は、第1の実施例と同様の形態ではあるが、流路切替え
装置の回転軸18から2つの排出口までの距離につい
て、第1の排出口までの距離19の方を第2の排出口ま
での距離20に比して長く設定している。よって回転軸
18を中心にして、流路切替え装置の水流受け面外端ま
での距離も正回転時の受け面側を逆回転側より長く設定
している。このような構成を採ることにより、流路切替
え装置9回動の際、開口面積の大きい第1の排出口5と
開口面積の小さい第2の排出口6に合わせた開度を得る
ことができ、結果、収納凸部17を小さく設定すること
などができる。
【0029】図4に第4の実施例を示す。上記1から3
の実施例の応用として、流路切替え装置9を、切替弁9
bの端部の水流受け面14側に補助受圧部21を設けた
ものとしている。ケーシング7は、補助受圧部21を形
成した切替弁9bが、逆回転により流水力12を受け
て、第2の排出口6が完全開口される位置まで回動可能
となるよう、ケーシング7の一部を膨出させて形成され
る。このようにすることで、羽根車反転時の切替え弁回
動性を高めることもできる。補助受圧部21は、本実施
例の形状に限定されないが、本発明の排水流路を損なわ
ない程度の膨出とすることが好ましい。
【0030】更に、図5に示す第5の実施例のように、
ケーシング7の排出口を形成する近辺であり、切替弁9
a、9bが当接する箇所に、回転方向に沿ってケーシン
グ7の一部を突出させて、ストッパー22を形成させて
いる。これにより、流路切替え装置9の回転量を規制し
たり、また排出口の閉塞性を高めることなどもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明のポンプ構成とすることにより、
羽根車の回転方向の違いによるケーシング内の流水圧を
利用し、切替え弁を回動させ、一つの吸入口に対して、
二つの排出口を具備するポンプ内の流水の搬送効率アッ
プが図れる。また、本発明のポンプを食器洗い機に搭載
することにより、食器洗い機のコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における食器洗い機ポンプ構造の第1の
実施例での周辺構造図である。
【図2】本発明における食器洗い機ポンプ構造の第1の
実施例である。
【図3】本発明における食器洗い機ポンプ構造の第2の
実施例である。
【図4】本発明における食器洗い機ポンプ構造の第3の
実施例である。
【図5】本発明における食器洗い機ポンプ構造の第4の
実施例である。
【図6】本発明における食器洗い機ポンプ構造の第5の
実施例である。
【図7】従来の食器洗い機におけるポンプユニット周辺
図である。
【符号の説明】
1…ポンプ 2…羽根車 3…駆動手段 4…吸入口 5…第1の排出口 6…第2の排出口 7…ケーシング 8…溜水部 9…流路切替え装置 9a、9b…切替弁 10…水流受け面(正回転時) 11…流水力(正回転時) 12…第2の排出口閉塞弁部 13…ケーシング内の流線(正回転時) 14…水流受け面(逆回転時) 15…流水力(逆回転時) 16…ケーシング内の流線(逆回転時) 17…収納凸部 18…流路切替え装置の回転軸 19…流路切替え装置回転軸と第1の排出口までの距離 20…流路切替え装置回転軸と第2の排出口までの距離 21…補助受圧部 22…ストッパー 23…流路切替え装置の回転軸と羽根車の中心軸を結ぶ
架空線 24…第1の舌部面 25…第2の舌部面 26…舌部面通過後の流水方向(正回転時) 27…舌部面通過後の流水方向(逆回転時) 28…羽根車の回転軸

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車を覆うケーシング内部に流体を吸
    水する吸水口と、流体を排出する第1の排出口と第2の
    排出口の2つの排出口を備えると共に、前記2つの排出
    口の内の何れかの排出口へ流体の流路を切替えて排出さ
    せる1つの流路切替え装置とを備えた排出方向切替え自
    在な渦巻きポンプであって、前記流路切替え装置により
    排出口に至る排出流路を滑らかな曲線を描く形状に形成
    させたことを特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】 羽根車を覆うケーシング内部に流体を吸
    水する吸水口と、流体を排出する第1の排出口と第2の
    排出口の2つの排出口を備えると共に、前記2つの排出
    口の内の何れかの排出口へ流体の流路を切替えて排出さ
    せる1つの流路切替え装置とを備えた排出方向切替え自
    在な渦巻きポンプであって、前記ポンプの正回転時の排
    水流路と、逆回転時の排水流路とが、前記流路切替え装
    置近傍でクロスする構成としたことを特徴とするポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記流路切替え装置において、前記ポン
    プを正回転および逆回転させた場合の水流を受ける水流
    受け面で前記ケーシング内の流路壁を形成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のポ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 前記流路切替え装置において、前記2つ
    の排出口を分岐する分岐点部分又は分岐点近傍に支点を
    設け、この支点を回転軸として回動自在としたことを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のポン
    プ。
  5. 【請求項5】 前記流路切替え装置において、前記ポン
    プの正回転時に前記第2の排出口からの流水を防ぐ第2
    の排出口閉止面および/または逆回転時に前記第1の排
    出口からの流水を防ぐ第1の排出口閉止面を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のポ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 前記流路切替え装置において、前記水流
    受け面と前記排出口閉止面とが別になっていることを特
    徴とする請求項4〜請求項5のいずれかに記載のポン
    プ。
  7. 【請求項7】 前記流路切替え装置において、前記水流
    受け面の前記回転軸から第2の排出口までの距離が、前
    記回転軸から前記第1の排出口までの距離より短いこと
    を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のポ
    ンプ。
  8. 【請求項8】 前記流路切替え装置において、前記正回
    転時の水流受け面と逆回転時の水流受け面とが、前記回
    転軸を境界として略対称形状であることを特徴とする請
    求項1〜請求項7のいずれかに記載のポンプ。
  9. 【請求項9】 前記流路切替え装置において、前記水流
    受け面に補助受圧部を備えたことを特徴とする請求項1
    〜請求項8のいずれかに記載のポンプ。
  10. 【請求項10】 前記ケーシングの内壁に、前記流路切
    替え装置の回動を規制するストッパーを備えたことを特
    徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のポン
    プ。
  11. 【請求項11】 前記ケーシングの内壁に舌部を形成
    し、前記舌部の接線が、前記流路切替え装置の回転軸と
    前記ポンプの羽根車の中心軸とを結ぶ架空線を跨いで水
    流受け面に入射する形態を採ることを特徴とする請求項
    1〜請求項10のいずれかに記載のポンプ。
  12. 【請求項12】 被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗
    浄槽内に洗浄水・すすぎ水等の供給を行うための給水手
    段と、給水された洗浄水・すすぎ水を汲み上げて洗浄・
    すすぎを実施すると共に洗浄槽から洗浄水・すすぎ水を
    排出する洗浄排水装置とを備えてなる食器洗い機におい
    て、前記洗浄排水装置を請求項1〜11に記載のポンプ
    としたことを特徴とする食器洗い機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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