JP2010006382A - プレススルーパックシート開封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】凸部裏面側の空間部内で被包装物の存在位置に偏りがあっても、上部包材に対するローラーの押圧力を好適に作用させ、処理済みプレススルーパックシート内に被包装物が不用意に残存するのを防止する、プレススルーパックシートの開封装置を提供する。
【解決手段】プレススルーパックシート22を上部ローラー3及び下部ローラー4間で押圧して開封する開封装置において、下部ローラーの軸中心部8aと上部ローラー3の軸中心部7aとを結ぶ線L1が、該下部ローラーの軸中心部を通過する垂直線L2に対し後方側に傾斜するように、或いは上部ローラーと下部ローラー間を通過する前のプレススルーパックシートの移送路15aに対して、該上部ローラーと下部ローラー間を通過した後のプレススルーパックシートの移送路15bが、上向きに傾斜した状態となるように、上部ローラーと下部ローラーとがそれぞれ配設されていることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】プレススルーパックシート22を上部ローラー3及び下部ローラー4間で押圧して開封する開封装置において、下部ローラーの軸中心部8aと上部ローラー3の軸中心部7aとを結ぶ線L1が、該下部ローラーの軸中心部を通過する垂直線L2に対し後方側に傾斜するように、或いは上部ローラーと下部ローラー間を通過する前のプレススルーパックシートの移送路15aに対して、該上部ローラーと下部ローラー間を通過した後のプレススルーパックシートの移送路15bが、上向きに傾斜した状態となるように、上部ローラーと下部ローラーとがそれぞれ配設されていることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、プレススルーパック(PTP)シートで包装された錠剤、カプセル等の薬剤を分離、回収すべく、そのプレススルーパックシートを開封するためのプレススルーパックシート開封装置に関する。
プレススルーパックシートは、図19及び図20に示すように、略等間隔に凸部37が成形された透明な合成樹脂製シートからなる上部包材35と、アルミ箔等の破れ易い材質のものをシート状に形成した下部包材36とからなり、上部包材35と下部包材36とを貼り合わせるとともに、該上部包材35の前記凸部37の裏面側の空間部38 内に、被包装物34を収容して包装されるものである。
このようなプレススルーパックシートは、被包装物34を、上記のような上部包材35の凸部37裏面側の複数の空間部38内に個別に包装することができ、コンパクトで形態にも便利であり、また開封時には、図21に示すように、上部包材35の凸部37を押圧することで下部包材36を容易に押し破ることができ、それによって、被包装物34を簡易に取り出すことができるので、錠剤、カプセル等の薬剤の包装用として広く用いられている。
このようなプレススルーパックシートで包装された薬剤は、医師の処方箋等に基づいて他の薬剤と同時に服用されることが多い。その際、服用の容易化を図るため、プレススルーパックシートで包装された薬剤を、錠剤自動包装装置の錠剤供給フィーダに収容し、その錠剤供給フィーダの作動により定量払い出して別の錠剤供給フィーダから払い出される錠剤とともに、包袋によって1包毎に包装することが行われている。この場合、プレススルーパックシートを開封して包装された薬剤を取出し、これを錠剤自動包装装置の錠剤供給フィーダに収容する必要がある。
また、プレススルーパックシートを開封する必要性は、上記のような錠剤供給フィーダを用いた1包毎に包装の場合のみならず、不良品の処理の場合にも生じる。すなわち、プレススルーパックシートは、工程異常などの理由から包装不良となった場合はもとより、医薬品等の場合には、包装の気密性等の厳格な条件を満たす必要性から、包装装置の初期作動時に処理されたプレススルーパックシートを包装不良として良品から除外している。この初期作動時に除外されるPTPは、包装速度が高速であるほど多量に生じる。
これら初期作動時に良品から除外されるプレススルーパックシートは、包装不良と判定されているだけで、被包装物自体は良品であることから、これらの被包装物を回収して再利用することが省資源化を図り生産効率を上げるうえで望ましい。
プレススルーパックシートは、上述の図21を参照して説明したように、指先で簡単に開封できるものであるが、包装不良と判定された上記多量のプレススルーパックシートをすべて手作業で開封して被包装物を回収したのでは、作業者にとって多大の負担となる。さらに、人手での開封処理では被包装物の滅菌性を担保できないおそれがある。
そこで、このようなプレススルーパックシートの開封作業を行うためのプレススルーパックシートの開封装置が開発されており、このような開封装置として、たとえば図22に示すような開封装置が従来用いられている。この種の開封装置に近似するものとして、たとえば特許文献1のような特許出願が存在する。この開封装置は、同図のように、上部ローラー3a及び下部ローラー4aを備え、マガジン2aに多数収容されたプレススルーパックシート22を、図23に示すように順次上部ローラー3aと下部ローラー4a間に供給し、上部ローラー3aと下部ローラー4a間を通過させることによって、該上部ローラー3a及び下部ローラー4aの押圧力によってプレススルーパックシートを開封するものである。
より詳細に説明すると、上記下部ローラー4aには溝18aが形成されており、上記のようにプレススルーパックシート22が上部ローラー3aと下部ローラー4a間を通過すると、プレススルーパックシート22の上部包材35が上部ローラー3aに押圧されて変形し、その押圧力が被包装物34である薬剤等に伝達され、下部包材35が破かれて被包装物34が下部ローラー4aの溝18a内に排出される。溝18aに排出された被包装物34は、下部ローラー4aの回転に伴って図23のように下部に落下され、また被包装物の排出済みのプレススルーパックシート22は、同図のように進行方向の下部に排出されることとなる。
ところで、プレススルーパックシートにおいては、上記のように上部包材3aの凸部37裏面側の空間部38内に被包装物が収納されているが、その空間部38は、被包装物34に対して多少の空間的余裕を持つようなスペースに形成されている。従って、被包装物34は空間部38内の定まった位置に存在しているわけではなく、複数の空間部38において被包装物34の収納位置は一定ではない。また、上部包材35の凸部37等の成形状態も必ずしも一様ではい。このため、上部ローラー3aで押圧された上部包材35の凸部37の変形状態も一定ではない。
この場合の作用を考察すると、図25の矢印方向に上部ローラー3aの圧力がかかった場合、凸部37の中央部ロ、ハは図26に示すように変形し易いが、両端部イ、イは、凸部37の壁面を構成しているので、変形しにくい。このため、被包装物が凸部37の略中央に位置している場合には上部ローラー3aの圧力が被包装物に伝達され易く、下部包材36が破れて被包装物が排出され易いが、被包装物の収納位置が凸部37の左右どちらかに偏っている場合、被包装物に上部ローラー3aの圧力が十分伝達されず、被包装物が排出されないことがある。このため、処理済みのプレススルーパックシートの凸部37裏面側の空間部38内に、被包装物が不用意に残存するおそれがあるという問題が生じていた。
また、別の構成からなる開封装置として、たとえば図27に示すような構成のものがある。すなわち、この図27に示す開封装置は、同図のように、上型55及び下型56の間にプレススルーパックシートが供給され、上型55又は下型56を往復動させることによってプレススルーパックシートを開封させるものである。
しかしながら、このような構造の開封装置によっても、被包装物の空間部38内における存在位置が一定でなく、上部包材35の凸部37の変形状態が一定でないことに基づく上記のような問題、すなわち被包装物が凸部の略中央に位置している場合には被包装物が排出され易いが、被包装物の収納位置が左右いずれかに偏っている場合、被包装物が排出されないことがあり、処理済みプレススルーパックシートに被包装物が残存するおそれがあるという問題を解消しうるには至らなかったのである。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、凸部裏面側の空間部内における被包装物の存在位置が一定でなく、空間部内での被包装物の存在位置に偏りがあっても、上部包材に対するローラーの押圧力を好適に作用させることができ、それによって、被包装物が排出されないことにより、処理済みプレススルーパックシート内に被包装物が不用意に残存するのを防止することができるプレススルーパックシートの開封装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、プレススルーパックシート22を上部ローラー3及び下部ローラー4間で押圧して開封するためのプレススルーパックシート開封装置において、前記下部ローラー4の軸中心部8aと上部ローラー3の軸中心部7aとを結ぶ線L1が、該下部ローラー4の軸中心部8aを通過する垂直線L2に対して後方側に傾斜するように、前記上部ローラー3と下部ローラー4とがそれぞれ配設されていることを特徴とするプレススルーパックシート開封装置を提供するものである。
この場合、下部ローラー4の軸中心部8aを通過する垂直線L2に対する、該下部ローラー4の軸中心部8aと上部ローラー3の軸中心部7aとを結ぶ線L1の傾斜角度は、5〜30度であることが望ましい。
また、本発明は、プレススルーパックシート22を上部ローラー3及び下部ローラー4間で押圧して開封するためのプレススルーパックシート開封装置において、前記上部ローラー3と下部ローラー4間を通過する前のプレススルーパックシート22の移送路15aに対して、該上部ローラー3と下部ローラー4間を通過した後のプレススルーパックシート22の移送路15bが、上向きに傾斜した状態となるように、前記上部ローラー3と下部ローラー4とがそれぞれ配設されていることを特徴とするプレススルーパックシート開封装置を提供するものである。
この場合、上部ローラー3と下部ローラー4間を通過する前のプレススルーパックシート22の移送路15aに対する、該上部ローラー3と下部ローラー4間を通過した後のプレススルーパックシート22の移送路15bの傾斜角度が、5〜30度であることが望ましい。
さらに、開封後のプレススルーパックシート22に振動を付与する手段を具備させることも可能である。この振動を付与する手段としては、たとえば振い落としローラー6のようなものが採用される。
本発明は、上述のように、下部ローラーの軸中心部と上部ローラーの軸中心部とを結ぶ線が、該下部ローラーの軸中心部を通過する垂直線に対して後方側に傾斜するように、或いは上部ローラーと下部ローラー間を通過する前のプレススルーパックシートの移送路に対して、該上部ローラーと下部ローラー間を通過した後のプレススルーパックシートの移送路が、上向きに傾斜した状態となるように、上部ローラーと下部ローラーとをそれぞれ配設したものであるため、プレススルーパックシートを水平の状態に維持したまま開封するのではなく、一般に手作業によってプレススルーパックシートを開封する場合のように、少し折り曲げるような状態で傾けつつ開封作業が行われることとなり、その結果、被包装物がプレススルーパックシートの空間部内の偏芯した位置に存在しても、その被包装物に対して上部ローラーの押圧力を好適に作用させることができ、従来に比べてプレススルーパックシートの開封及び被包装物の排出を好適に行いことができるという効果がある。
この結果、プレススルーパックシートの開封によって排出した被包装物の回収率を、従来に比べて著しく向上させることができるという効果がある。
さらに、たとえば振い落としローラーのように開封後のプレススルーパックシートに振動を付与する手段を具備させた場合には、仮に上部ローラー及び下部ローラー間の押圧力のみでプレススルーパックシートの開封及び被包装物の排出が不十分であり、プレススルーパックシートの空間部内に被包装物が不用意に残存したとしても、その不用意に残存した被包装物を、プレススルーパックシートに振動を付与することで、確実にプレススルーパックシートから排出することができ、その結果、被包装物の排出による回収率を一層向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面に従って説明する。図1は一実施形態としてのプレススルーパックシート開封装置の概略正面図、図2は同プレススルーパックシート開封装置の概略側面図、図3はプレススルーパックシート開封装置の概略平面図、図4は上部ローラー及び下部ローラーの偏心配置状態の概略拡大側面図である。
本実施形態のプレススルーパックシートの開封装置は、図1乃至図3に示すように、装置本体1と、多数のプレススルーパックシートを積み重ねて収容すべく、前記装置本体1の上部に設けられたマガジン2と、該マガジン2から1枚ずつ供給されるプレススルーパックシートを開封して被包装物を排出するための上部ローラー3及び下部ローラー4と、前記マガジン2から順次落下するプレススルーパックシートを、1枚ずつ押し出して前記上部ローラー3及び下部ローラー4間に供給するプッシャー5と、該上部ローラー3及び下部ローラー4で排出されなかった被包装物をプレススルーパックシートから振い落としローラー6とを具備して構成されている。
上部ローラー3及び下部ローラー4には、それぞれ軸7、8が軸着され、該軸7、8は上部ローラー3及び下部ローラー4の外側に延出され、その延出された端部にギア9、10が設けられ、該上部ローラー3及び下部ローラー4の外側にそれぞれ設けられたギア9、10は相互に噛合している。
下部ローラー4の外側に設けられたギア9のさらに外側には、プーリ11が同軸的に設けられ、該プーリ11と、駆動源としてのモータ12によって回転可能なプーリ13とに、伝動ベルト14が掛け回されている。これによって、モータ12を駆動させるとプーリ13が回転し、そのプーリ13の回転が伝動ベルト14を介してプーリ11に伝達され、該プーリ11に同軸的に設けられたギア10が回転し、さらに該プーリ11及びギア10に同軸的に設けられた下部ローラー4が回転することとなる。
さらに、ギア10が回転することにより、そのギア10と噛合するギア9が回転し、その回転が軸7を介して上部ローラー3にも伝達されることとなる。このように、モータ12の駆動により下部ローラー4が回転し、その回転が上部ローラー3にも伝達され
ることとなる。この場合、相互に噛合しているギア9、10を介して回転が伝達されるので、上部ローラー3及び下部ローラー4はそれぞれ逆方向に回転することとなる。
ることとなる。この場合、相互に噛合しているギア9、10を介して回転が伝達されるので、上部ローラー3及び下部ローラー4はそれぞれ逆方向に回転することとなる。
これら上部ローラー3及び下部ローラー4は、図1及び図4に示すように、該ローラー3、4の側面視の状態において、それぞれのローラー3、4の軸部7、8の中心部が偏芯した位置となるように設けられている。
より詳しくは、図4に示すように、下部ローラー4の軸中心部8aを通過する垂直線L2に対し、下部ローラー4の軸中心部8aと上部ローラー3の軸中心部7aとを結ぶ線
L1は、角度αの分だけわずかに傾斜している。この角度は、特に限定されないが、10〜30度程度であることが望ましい。
L1は、角度αの分だけわずかに傾斜している。この角度は、特に限定されないが、10〜30度程度であることが望ましい。
そして、このように下部ローラー4の軸中心部8aと上部ローラー3の軸中心部7aとを結ぶ線L1が、下部ローラー4の軸中心部8aを通過する垂直線L2に対して角度αの分だけ傾斜し、上部ローラー3の軸中心部7aが下部ローラー4の軸中心部8aから偏芯してわずかに後退した位置となるように下部ローラー4と上部ローラー3とが配置されていることによって、図4に示すように、上部ローラー3と下部ローラー4間を通過する前のプレススルーパックシートの移送路15aに対して、上部ローラー3と下部ローラー4間を通過した後のプレススルーパックシートの移送路15bは、わずかに上向きに傾斜した状態となっている。
このように、わずかに上向きに傾斜した状態となるような移送路15bは、前記上部ローラー3と下部ローラー4間を通過した後のプレススルーパックシートを案内するためのガイド16によって形成されることとなる。そして、前記振い落としローラー6は、前記ガイド16によってわずかに上向きに傾斜するように案内されながら移送されるプレススルーパックにシート接触しうるような位置に設けられている。この振い落としローラー6は、図1及び図4に示すように、6箇所の頂点を持つ略星形状に形成されている。
この振い落としローラー6は、図示しないが、前記下部ローラー4の回転を駆動するモーター12とは別の駆動源、たとえばモーター等の駆動源によって駆動させる。さらに、前記プッシャー5を往復動させる駆動源も、図示しないが、前記下部ローラー4の駆動源や振い落としローラー6とは別に設けられる。ただし、これら下部ローラー4、振い落としローラー6、プッシャー5を駆動させるために同じ駆動源を用い、それぞれ回転や往復動がリンクするようなリンク機構を設けることも可能である。
プレススルーパックシートを開封するための上部ローラー3及び下部ローラー4の構造については、図5乃至図7により詳細に図示している。図5はプレススルーパックシート開封のための上部ローラー及び下部ローラーの構造を示す概略拡大正面図、図6は図5のA方向から見た状態の側面図、図7は上部ローラー及び下部ローラーの取付構造の一部断面概略拡大側面図である。この図5乃至図7においては、上記図1及び図4のように上部ローラーを下部ローラーに対して偏芯した状態に図示しておらず、便宜上、両ローラーの軸中心部が垂直線上に位置するように配置して図示している。
上部ローラー3には、図5乃至図7に示すように、3条の凸状リング17が外嵌着されている。また下部ローラー4の、前記上部ローラー3に外嵌着された凸状リング17の位置と対向する位置には、それぞれ凹溝18が形成されている。
この凸状リング17はプレススルーパックシートの凸部の押圧部分となるもので、この凸状リング17のような凸状部を設けた場合には、被包装物に対する上部ローラーの押圧力をより好適に作用させることができ、プレススルーパックシートの開封及び被包装物の排出をより確実に行うことができる。また、凹溝18はその押圧によってプレススルーパックから排出された被包装物の排出部分となる。
さらに、図7には詳細に図示しないが、上部ローラー3及び下部ローラー4は、一端部3a、4a側のみに軸受が設けられ、他端部側には軸受が設けられていない。このような構造とすることによって、上部ローラー3及び下部ローラー4の取り替えは、上記一端部3a、4a側に装着された止具19、20を取り外すことによって行うことができる。
このように、上部ローラー及び下部ローラーの軸受部を、該上部ローラー及び下部ローラーの一端部側にのみ設け、上部ローラー3及び下部ローラー4の取り替えを、上記一端部3a、4a側に装着された止具19、20を取り外すことによって行うことができるので、これら上部ローラー及び下部ローラーの取り替えを従来の開封装置に比べて容易且つ短時間に行うことができることとなる。
さらに、上部ローラー3及び下部ローラー4間のローラー圧は、調節ネジ21によって調節される。具体的には、調節ネジ21の調節によって上部ローラー3の上下方向の位置が微調節され、それによって上部ローラー3、下部ローラー4間のローラー圧が調節されることとなるのである。
マガジン2の構造は、図8乃至図10に詳細に図示されている。マガジン2は、プレススルーパックシート22の4角コーナー部22a、22b、22c、22dをガイドするための平面略L字状のガイド体23を4箇所に具備して構成されている。このガイド体23は、図8及び図9に示すように、縦方向に配置されている。
装置本体1の上部にはマガジン2の後部壁24が立設され、該後部壁24の前面側の上下2箇所の横方向に、長尺状の係入凹状体25、25が取り付けられている。また前記4箇所のガイド体23のうち、プレススルーパックシート22のコーナー部22a、22b側に配置されるガイド体23の後面側には、前記係入凹状体25に係入可能な係入凸状体26が取り付けられている。このような係入凹状体25に係入凸状体26を係入することで、該係入凸状体26を係入凹状体25内でスライドさせることができる。
このような係入凸状体26のスライドによって、コーナー部22b、22d側のガイド体23を、コーナー部22a、22c側のガイド体23に対して移動させることができる。すなわち、長尺状の係入凹状体25は係入凸状体26のガイドレールとして機能することとなる。
また、4箇所のガイド体23の後面側には、係入凹状体27がそれぞれ取り付けられ、該係入凹状体27に係入可能な長尺状の係入凸状体28が、横方向に配設されている。
このような係入凹状体27に係入凸状体28を係入することで、該係入凹状体27を係入凸状体28に対してスライドさせることができる。このような係入凹状体27のスライドによって、コーナー部22c、22d側のガイド体23を、コーナー部22a、22b側のガイド体23に対して移動させることができる。すなわち、長尺状の係入凸状体28は係入凹状体27のガイドレールとして機能することとなる。
このような係入凹状体27に係入凸状体28を係入することで、該係入凹状体27を係入凸状体28に対してスライドさせることができる。このような係入凹状体27のスライドによって、コーナー部22c、22d側のガイド体23を、コーナー部22a、22b側のガイド体23に対して移動させることができる。すなわち、長尺状の係入凸状体28は係入凹状体27のガイドレールとして機能することとなる。
このような構造であるために、プレススルーパックを多数枚積載して収納するマガジンの縦横の寸法を調節可能に構成した場合には、従来のように機種ごとにマガジンを取り替える必要がなく、1台の開封装置で種々の大きさのプレススルーパックシートの開封作業を行うことができる。
プレススルーパックシート22は、上述のような4箇所のガイド体23にガイドされつつ該ガイド体23で包囲される空間部内に収納されるが、下方にスムーズにガイドさせるために、図8及び図9に示すような押え具29が用いられる。
さらに、上記プレススルーパックシート開封後に排出される被包装物を回収するための回収容器30が装置本体1の下部の載置台32上に載置されている。さらに、開封後に被包装物を排出した後にプレススルーパックシートを廃棄するシューター31が前記ガイド16の下部に設けられている。さらに、装置本体1の上部には、操作盤33が設けられている。
次の上記のような構成からなるプレススルーパックシートの開封装置を用いて多数のプレススルーパックシートを自動的に開封する操作について説明する。
先ず、マガジン2内に予め準備した多数枚のプレススルーパックシートを収納する。この場合、プレススルーパックシートの大きさに応じて、4箇所のガイド体23の位置調整を行う。この場合の位置調整は、上述のようなガイドレールとしての長尺状の係入凹状体25に対して係入凸状体26を移動させるとともに、ガイドレールとしての長尺状の係入凸状体28に対して係入凹状体27を移動させることによって、容易に行うことができる。
この場合、4箇所のガイド体23は、多数枚のプレススルーパックシート22が直ちに落下することがないように、プレススルーパックシート22の4角コーナー部22a、22b、22c、22dの位置に略合致するように位置調整されるので、自重で落下させるのが必ずしも容易でない。そこで、上記のような押え具29で最上部のプレススルーパックシート22を押えながら所定量ずつのプレススルーパックシート22を下方へ移動させることで、多数枚のプレススルーパックシート22をマガジン2内に容易に収納することができる。
このようにして多数枚のプレススルーパックシート22をマガジン2内に収納した状態で、主駆動源のモータ12、並びに振い落としローラー6の駆動源及びプッシャー5の駆動源をそれぞれ駆動させる。モータ12の駆動により、上述のようにプーリ13が回転し、その回転が伝動ベルト14を介してプーリ11に伝達され、該プーリ11に同軸的に設けられたギア10が回転し、さらに該プーリ11及びギア10に同軸的に設けられた下部ローラー4が回転することとなる。そして、下部ローラー4の回転は、相互に噛合しているギア9、10を介して上部ローラー3に伝達され、上述のように上部ローラー3及び下部ローラー4はそれぞれ逆方向に回転することとなる。
そして、マガジン2内に収納された多数枚のプレススルーパックシート22のうち、最下段のプレススルーパックシート22は、往復動するプッシャー5によって前方へ押し出され、前記上部ローラー3及び下部ローラー4間へ移送される。そして、上部ローラー3及び下部ローラー4間で押圧され、プレススルーパック22の凸部37が押しつぶされて、該プレススルーパックシート22の下部包材36が破かれ、被包装物34がプレススルーパックシート22から排出されることとなる。
この場合において、上部ローラー3の軸中心部7aは下部ローラー4の軸中心部8aに対して偏芯した状態、すなわち上部ローラー3の軸中心部7aが下部ローラー4の軸中心部8aよりもわずかに後方且つわずかに上側に位置し、上述のように下部ローラー4の軸中心部8aを通過する垂直線L2に対し、下部ローラー4の軸中心部8aと上部ローラー3の軸中心部7aとを結ぶ線L1が角度α分だけ傾斜しており、上部ローラー3と下部ローラー4間を通過する前のプレススルーパックシートの移送路15aに対して、上部ローラー3と下部ローラー4間を通過した後のプレススルーパックシートの移送路15bが、わずかに上向きに傾斜した状態となっているため、上部ローラー3の押圧力が、プレススルーパックシート22の凸部37の全体に好適に作用することとなる。
すなわち、一般に手作業によってプレススルーパックシートを開封する場合、上記図21に示すように、プレススルーパックシートを水平の状態に維持したまま開封されるとは限らず、被包装物34が凸部37の裏面側の空間部38内の偏芯した位置に存在するような場合、使用者は、無意識のうちに手作業でプレススルーパックシート22を少し折り曲げるような状態で傾けつつ開封作業を行っている。これによって、被包装物34が空間部38内の偏芯した位置に存在しても、指55による押圧力を被包装物34に、好適に作用させることができ、下部包材36も確実に破ることができる。
このような手作業による開封時の作用と同様の作用が、上記のような偏芯状態で配置された上部ローラー3と下部ローラー4間を通過するプレススルーパックシートに対しても同様に生じることとなる。すなわち、図12に示すように、上部ローラー3と下部ローラー4間を通過した後のプレススルーパックシートの移送路15bがわずかに上向きに傾斜した状態となっていることで、プレススルーパックシート22の上部包材35の凸部37を好適に変形させることができ、それによって上部ローラー3の押圧力を被包装物34に対して好適に作用させることができる。
このため、下部包材36も図12に示すように確実に破られることとなり、空間部38内の被包装物34が確実に排出されることとなる。
さらに本実施形態においては、上部ローラー3に3条の凸状リング17が外嵌着されているため、被包装物34に対する押圧力をより好適に作用させることができる。すなわち、上記凸状リング17によって、上部包材35の凸部37が確実に変形されることとなり、凸状リング17による押圧力が被包装物34に確実に作用するので、被包装物34は、下部ローラー4の凹溝18に確実に排出されることとなる。
このように、上記のような偏芯状態で配置された上部ローラー3及び下部ローラー4、並びに上部ローラーの凸状リング17によって、プレススルーパックシート22は従来の開封装置に比べて確実に開封され、被包装物34が確実に排出されるのであるが、上部ローラー3及び下部ローラー4はある程度の速度で回転しているので、プレススルーパックシート22の空間部38内に被包装物34が不用意に残存することもある。
しかしながら、本実施形態では、上記のような振い落としローラー6が、ガイド16によってわずかに上向きに傾斜するように案内されながら移送されるプレススルーパックシートに接触しうるような位置に設けられているため、上部ローラー3及び下部ローラー4間を通過したプレススルーパックシート22には、回転している振い落としローラー6が接触し、それによってプレススルーパックシート22に振動が付与され、その結果、プレススルーパックシート22の空間部38内に不用意に残存していた被包装物34は、振い落としローラー6に振い落とされて、プレススルーパックシート22から確実に排出されることとなる。
また、この振い落としローラー6は、6箇所の頂点を持つ略星形状に形成されているので、振い落としローラー6が回転すると、該振い落としローラー6の6箇所の頂点が連続的にプレススルーパックシート22に接触し、残存する被包装物に対する振い落とし作用が好適に生じることとなる。
このように、本実施形態においては、上記のような偏芯状態で配置された上部ローラー3及び下部ローラー4によって、あたかも手作業によってプレススルーパックシートを変形させながら開封するごとき好適な押圧力がプレススルーパックシートに作用し、また、上部ローラーの凸状リング17によって、その押圧力が被包装物34により好適に作用し、さらに、プレススルーパックシート22の空間部38内に不用意に残存した被包装物34は振い落としローラー6に振い落とされて、プレススルーパックシート22から確実に排出されるので、プレススルーパックシート22を開封することによって被包装物34を排出させる効果が、従来に比べて著しく向上することとなった。
尚、上記実施形態では、凸状リング17を上部ローラー3に外嵌着させ、下部ローラー4に凹溝18を形成することによって、凸状リング17の押圧力を被包装物34に好適に作用させて凹溝18に被包装物34を排出させることとしたが、これに限らず、図14のように上部ローラー3及び下部ローラー4を構成することで、同様の作用を生じさせることも可能である。
すなわち、図14の実施形態では、上部ローラー3の軸7及び下部ローラー4の軸8の外側にスリーブ39、40がそれぞれ外嵌着され、さらにそのスリーブ39、40の外側に、スペーサー41、42、及び作用車43、44がそれぞれ外嵌着されている。
この図14の実施形態では、上部ローラー3の作用車43が、上記実施形態の凸状リング17と同様の作用を生じさせ、下部ローラー4の作用車44間の凹状部分が、上記実施形態の凹溝18と同様に作用することとなる。
上記実施形態では、凸状リング17の位置や凹溝18の位置が固定されていたのに対し、この図14の実施形態においては、スペーサー41、42の幅を種々選択することで、作用車43、43の間隔、或いは作用車44、44の間隔を種々調節することができ、プレススルーパックシートの大きさなどに応じて、その間隔を任意に変更することができるという利点がある。
また、固定ナット45、46でそれぞれ上部ローラー3及び下部ローラー4の外側を固定することができるので、スペーサー41、42や作用車43、44の着脱による取り替えも容易に行うことができる。
さらに、図15及び図16のような構造とすることも可能である。この図15の実施形態においては、前記図14の実施形態と同様に作用車が設けられているが、スペーサーは設けられておらず、該作用車の内面側とスリーブの外面側とにそれぞれネジが形成され、該作用車がスリーブに螺合されて作用車の位置調整が可能となるように構成されている。図15及び図16においては、便宜上下部ローラー4のみが図示されている、作用車44には、図16に示すように可動片47及びセットボルト48が設けられており、調節時はセットボルト48を緩めておき、固定時にセットボルト48を締め付けて可動片47を固定する。
この図15及び図16の実施形態においては、上記図14の実施形態のようにスペーサーを用いる必要がないので作用車間の間隔を調節するためにスペーサーを選択する必要がなく、プレススルーパックシートの凸部の大きさの相違に応じて、下部ローラーの対の間隔を調整することが可能となる。
さらに上記実施形態では、マガジン2の大きさを調節する手段として、上記図8乃至図10のような構成を採用したが、これに限らず、たとえば図17及び図18に示すような構成を採用することも可能である。
この図17及び図18の実施形態においても、上記図8乃至図10の実施形態と同様に、プレススルーパックシート22の4角コーナー部22a、22b、22c、22dをガイドするガイド体23が設けられているが、そのガイド体23間の寸法の調節手段が上記図8乃至図10の実施形態と相違している。
すなわち、この図17及び図18の実施形態においては、2個の寸法調節体51内に寸法調節ネジ50が螺合状態で挿入され、ハンドル49の回転によって寸法調節ネジ50に螺合状態で挿入された寸法調節体51が移動しうるように構成されている。この図17及び図18の実施形態では、このようなハンドル49、寸法調節ネジ50、及び寸法調節体51が2組準備され、それぞれがプレススルーパックシート22の短手方向及び長手方向の寸法の調節に用いられる。
短手方向の寸法を調節する寸法調節体51は、プレススルーパックシート22の2箇所のコーナー部22b、22dをガイドするガイド体23の裏面側に取り付けられ、ハンドル49の回転によって寸法調節ネジ50に対して寸法調節体51を移動させることで、ガイド体23が移動するように構成され、それによってガイド体23、23間の寸法調節がなされる。
上記コーナー部22b、22dと対面する側のコーナー部22a、22cをガイドするガイド体23の裏面側にも寸法調節体51がそれぞれ取り付けられており、この寸法調節体51、51にも寸法調節ネジ50が螺合状態で挿入されて、寸法調節体51が移動しうるように構成されている。ただし、コーナー部22a、22cをガイドするガイド体23側の寸法調節ネジ50には、上記コーナー部22b、22d側のようなハンドル49が設けられていない。すなわち、コーナー部22b、22d側のガイド体23、23間の寸法調節に対応させて、寸法調節ネジ50のみで調節がなされる。
一方、プレススルーパックシート22の長手方向の寸法調節は、別の1組のハンドル49、寸法調節ネジ50、及び寸法調節体51によってなされる。このうちの2個の寸法調節体51、51が、図17に示すような平面略L字状の保持体52の一方の壁面52aの裏面側に取り付けられている。この保持体52は、前記コーナー部22b、22d側のガイド体23の寸法調節を行う寸法調節ネジ50を保持するもので、その保持体52の一方の壁面52aに寸法調節ネジ50の一端部が当接し、該寸法調節ネジ50の中央部及び他端部は、他方の壁面52bの中央部52c及び他端部52dに穿設されたネジ孔(図示せず)に螺挿入されている。尚、寸法調節ネジ50は、中央部を境界部分として右ネジ及び左ネジに分けて形成されている。
上記のように、プレススルーパックシート22の長手方向の寸法調節を行うハンドル49を回転すると、2個の寸法調節体51、51が寸法調節ネジ50に対して移動し、それによって保持体52が同方向に移動することとなる。このように保持体52が移動すると、該保持体52に保持されている短手方向の寸法調節用の寸法調節ネジ50が、同方向に移動し、それによって該寸法調節ネジ50と螺合している短手方向の寸法調節用の寸法調節体51、51が同方向に移動し、結果として、コーナー部22b、22d側のガイド体23がコーナー部22a、22c側のガイド体23に対して移動することとなる。
このようにして、長手方向の寸法調節がなされることとなる。尚、長手方向の寸法調節を行う寸法調節ネジ50は、前記短手方向の寸法調節を行う寸法調節ネジ50を保持する保持体52と同形状(平面略L字状)で該保持体52よりも大きい別の保持体53に保持されている。
この図17及び図18の実施形態においては、ハンドル49、寸法調節ネジ50、寸法調節体51を用いるので、上記図8乃至図10の実施形態に比べて若干構造は複雑となるが、その反面、図8乃至図10の実施形態のようにガイドレールとして機能する前記係入凹状体や係入凸状体のようなものを必要とせず、大きなスペースを必要としないという利点がある。
尚、上記実施形態では、振い落としローラー6を6箇所に頂点を有する略星形に形成したが、振い落としローラー6の形状は該実施形態に限定されるものではなく、他の形状のものであってもよい。また、該実施形態では、上部ローラー3及び下部ローラー4を通過した後のプレススルーパックシート22に振動を付与する手段として、上記のような振い落としローラー6を用いたが、プレススルーパックシート22に振動を付与する手段も、かかる振い落としローラー6に限定されるものではなく、他の手段を採用することも可能である。尚、このような振動付与手段を採用することで、上記のような好ましい効果が得られたが、かかる振動付与手段を採用することは本発明に必須の条件ではない。
また、上記実施形態では、上部ローラー3に凸状リング17や作用車43のような凸状部分を設けたため、上記のような好ましい効果が得られたが、このような凸状部分を設けることは本発明に必須の条件ではない。
さらに、上記実施形態では、上部ローラー3及び下部ローラー4の一端部側にのみ軸受を設けたため、上記のような好ましい効果が得られたが、このようなローラーの一端部側にのみ軸受を設ける構造とすることも、本発明に必須の条件ではない。
さらに、上記実施形態では、マガジン2のガイド体23間の寸法を調節可能とする手段を採用したため、上記のような好ましい効果が得られたが、このようなマガジン2の寸法調節手段を採用することも、本発明に必須の条件ではない。
尚、本発明のプレススルーパックシート開封装置が適用されるプレススルーパックシートの被包装物としては、錠剤やカプセル剤等の薬剤を主眼とするが、薬剤以外の被包装物を包装するプレススルーパックシートに本発明を適用することも可能である。
2 マガジン
3 上部ローラー
4 下部ローラー
5 プッシャー
6 振い落としローラー
7 軸
8 軸
7a 軸中心部
8a 軸中心部
15a 移送路
15b 移送路
17 凸状リング
22 プレススルーパックシート
3 上部ローラー
4 下部ローラー
5 プッシャー
6 振い落としローラー
7 軸
8 軸
7a 軸中心部
8a 軸中心部
15a 移送路
15b 移送路
17 凸状リング
22 プレススルーパックシート
Claims (6)
- プレススルーパックシート(22)を上部ローラー(3)及び下部ローラー(4)間で押圧して開封するためのプレススルーパックシート開封装置において、前記下部ローラー(4)の軸中心部(8a)と上部ローラー(3)の軸中心部(7a)とを結ぶ線(L1)が、該下部ローラー(4)の軸中心部(8a)を通過する垂直線(L2)に対して後方側に傾斜するように、前記上部ローラー(3)と下部ローラー(4)とがそれぞれ配設されていることを特徴とするプレススルーパックシート開封装置。
- 下部ローラー(4)の軸中心部(8a)を通過する垂直線(L2)に対する、該下部ローラー(4)の軸中心部(8a)と上部ローラー(3)の軸中心部(7a)とを結ぶ線(L1)の傾斜角度が、5〜30度である請求項1記載のプレススルーパックシート開封装置。
- プレススルーパックシート(22)を上部ローラー(3)及び下部ローラー(4)間で押圧して開封するためのプレススルーパックシート開封装置において、前記上部ローラー(3)と下部ローラー(4)間を通過する前のプレススルーパックシート(22)の移送路(15a)に対して、該上部ローラー(3)と下部ローラー(4)間を通過した後のプレススルーパックシート(22)の移送路(15b)が、上向きに傾斜した状態となるように、前記上部ローラー(3)と下部ローラー(4)とがそれぞれ配設されていることを特徴とするプレススルーパックシート開封装置。
- 上部ローラー(3)と下部ローラー(4)間を通過する前のプレススルーパックシート(22)の移送路(15a)に対する、該上部ローラー(3)と下部ローラー(4)間を通過した後のプレススルーパックシート(22)の移送路(15b)の傾斜角度が、5〜30度である請求項3記載のプレススルーパックシート開封装置。
- 開封後のプレススルーパックシート(22)に振動を付与する手段が具備されている請求項1乃至4のいずれかに記載のプレススルーパックシート開封装置。
- 開封後のプレススルーパックシート(22)に振動を付与する手段が、振い落としローラー(6)である請求項5記載のプレススルーパックシート開封装置。
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JP2008164504A JP2010006382A (ja) | 2008-06-24 | 2008-06-24 | プレススルーパックシート開封装置 |
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- 2008-06-24 JP JP2008164504A patent/JP2010006382A/ja not_active Withdrawn
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