JP2010004329A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010004329A JP2010004329A JP2008161581A JP2008161581A JP2010004329A JP 2010004329 A JP2010004329 A JP 2010004329A JP 2008161581 A JP2008161581 A JP 2008161581A JP 2008161581 A JP2008161581 A JP 2008161581A JP 2010004329 A JP2010004329 A JP 2010004329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motion blur
- shutter speed
- motion
- image
- image data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T5/00—Image enhancement or restoration
- G06T5/70—Denoising; Smoothing
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T5/00—Image enhancement or restoration
- G06T5/73—Deblurring; Sharpening
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/70—Circuitry for compensating brightness variation in the scene
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/70—Circuitry for compensating brightness variation in the scene
- H04N23/76—Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the image signals
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/20—Special algorithmic details
- G06T2207/20172—Image enhancement details
- G06T2207/20201—Motion blur correction
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/144—Movement detection
- H04N5/145—Movement estimation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
【解決手段】動画質劣化要因であるジャーキネスとブラーの発生に影響する要因として、入力画像が撮像された際のシャッタ速度に注目し、シャッタ速度を評価した値をもとに実行する補正処理(動きぼけの付加と動きぼけの削除)を切り替える。また入力画像について撮像された際のシャッタ速度の情報が未知である場合、シャッタ速度推定処理手段により撮像時のシャッタ速度を推定し、推定されたシャッタ速度を評価した値をもとに実行する補正処理を切り替える。
【選択図】図3
Description
一方、オープンシャッタなど低速のシャッタスピードで撮像された動画像を表示すると、動きぼけの影響により、被写体のディテールの欠損やエッジが不鮮明になることがよくある。この現象は、ブラー(動きぼけ)と呼ばれる画質劣化の現象である。
図26(1)は、横軸を位置(x)、縦軸を時間(t)として、静止物体71と移動物体72の時間的変移を示しており、図26(2)は、これらの静止物体71と移動物体72を観察する観察者の知覚状況を模擬的に示した図である。観察者には、移動物体72を追従して観察する追従視と、および移動物体72を追従しないで視点を固定して観察する固定視を行なう2通りの異なる観察形態における知覚状況がある。それぞれ(a)追従視,(b)固定視として示してある。
一方、図26(2)の(b)固定視に示すように、移動物体72を観察者が固定視した場合、移動物体72の見え方は、図26(2)の移動物体知覚情報b72のようになる。これは、観察者が移動物体を連続的に移動するように変化する知覚を行うものであり、観察者が違和感を生じることはない。
図27(2)は、表示デバイスに表示される表示静止物体81と表示移動物体82を観察する観察者の知覚状況を模擬的に示した図である。観察者の知覚状況として、表示移動物体82を追従して観察する追従視を、(a)追従視として示し、表示移動物体82を追従しないで視点を固定して観察する固定視を、(b)固定視として示している。
図28(2)は、表示デバイスに表示される表示静止物体91と表示移動物体92を観察する観察者の知覚状況を模擬的に示している。即ち表示移動物体32を追従して観察する(a)追従視と、表示移動物体32を追従しないで視点を固定して観察する(b)固定視を示している。
具体的には、動画像のフレームレートに対して短いシャッタ速度(高速シャッタ)で撮像された画像は、静止画像として表示したときには鮮鋭度が高いが、動画像として表示したときには、画像中の動体領域、特に高速に動く領域の動きが滑らかではなく、人間の視覚特性上、不自然に見えてしまう。
それに対し、動画像のフレームレートに対して長いシャッタ速度(低速シャッタ)で撮像された画像を動画像として表示したときには、画像中の高速移動領域の動きは滑らかであるが、画像全体の鮮鋭度は低減してしまう。
また、その際に動きぼけの過付加によるブラー劣化が発生しないよう、画像処理手法を用いた解析により動きぼけ付加量を制御することも示している。
また、主に低速シャッタで撮像された画像の入力を想定し、画像処理を用いて動きぼけを削減するアプローチは、一般に広く検討されているテーマである。例えば、上記非特許文献1,2によれば、画像のぼけを補正する画像処理手法として、ぼけモデルを用いた逆たたみ込み法と、ピーキング法やショックフィルタ(Shock Filter)に代表されるぼけモデルが不要な手法とに大別され、非特許文献1では前者に所属する手法を動きぼけの削減手段として適用し、非特許文献2では後者に所属する手法を動きぼけの削減手段として適用している。
そしてジャーキネスおよびブラーの劣化に適切に対応して画質向上を図る技術は提案されておらず、そこで本発明では、動画質劣化の要因であるこれらの劣化に適切に対応すること、さらにはジャーキネスとブラーの双方を抑制するよう、ジャーキネス及びブラーに適応的に対応した画像処理を行う技術を提供することを目的とする。
また上記動きぼけ補正処理手段は、上記動きぼけ補正パラメータを用いて、画像データに動きぼけを付加する処理及び動きぼけを削減する処理を実行する。
また上記画像データを解析処理することで上記シャッタ速度情報を推定するシャッタ速度推定処理手段をさらに備え、上記補正パラメータ算出手段は、補正パラメータの算出の際に、上記シャッタ速度推定処理手段で推定されたシャッタ速度情報を用いる。
或いは、上記動きぼけ補正処理手段は、画像データに対し、動きぼけを付加する処理及び動きぼけを削減する処理をそれぞれ独立に実行し、処理された双方の画像データから、上記動きぼけ補正パラメータを基に、画像データ内の分割領域ごとに適応的に出力するデータを選択して出力する。
またこの場合、上記シャッタ速度推定処理手段は、上記動きぼけ特性解析手段による解析処理の対象領域を、上記画像データを構成する各単位画像中から抽出して特定する処理対象領域選択部をさらに備える。
また上記画像データから、上記動き情報として動きベクトルを生成する動きベクトル生成手段を更に備え、上記シャッタ速度推定処理手段における上記処理対象領域選択部は、上記画像データのエッジ情報、及び上記動きベクトル生成手段で生成された動きベクトルの情報を用いて、上記対象領域を特定する。
また上記シャッタ速度推定処理手段は、撮像シャッタ速度高精度化処理部を更に備え、上記シャッタ速度推定処理手段においては、上記動きぼけ特性解析部は、複数の対象領域について上記シャッタ速度演算用パラメータを抽出し、上記撮像シャッタ速度演算部は、複数の対象領域について上記シャッタ速度演算用パラメータとそれぞれの対象領域に対応する動き情報を用いて、複数の上記シャッタ速度情報を算出し、上記撮像シャッタ速度高精度化処理部は、複数の上記シャッタ速度情報の算出結果を用いて、撮像シャッタ速度の推定を行う。
或いは上記シャッタ速度推定処理手段は、入力される画像データについてのシーンチェンジが検出されてから次のシーンチェンジが検出されるまでの期間に、複数回のシャッタ速度推定処理を行うとともに、上記複数回のシャッタ速度推定処理による複数のシャッタ速度情報の算出結果を用いて、撮像シャッタ速度の推定を行う撮像シャッタ速度高精度化処理部をさらに備える。
なお、これらは撮像シャッタ速度の変更が、シーンチェンジの前後においてのみ発生する可能性を持つ、という仮定のもとにおいて有効である。
また上記補正パラメータ算出手段は、被写体速度と、出力画像の画像劣化が低減される撮像シャッタ速度とを対応付ける対応付け情報を保持し、該対応付け情報を参照して、被写体速度に対応する最適シャッタ速度を画像データ内の分割領域毎に取得し、入力された撮像シャッタ速度の情報と上記最適シャッタ速度とを比較することで、動きぼけを付加する処理又は動きぼけを削減する処理の選択制御情報である動きぼけ補正パラメータを算出し、上記動きぼけ補正処理手段は、画像データに対し、動きぼけを付加する処理及び動きぼけを削減する処理をそれぞれ独立に実行し、処理された双方の画像データから、上記動きぼけ補正パラメータを基に、画像データ内の分割領域ごとに適応的に出力するデータを選択して出力する。
また上記補正パラメータ算出手段は、上記動きぼけ補正処理手段において画像データに動きぼけを付加する処理又は動きぼけを削減する処理の実行の際の、付加又は削減の度合いを示す動きぼけ補正パラメータを算出する。
また上記付加又は削減の度合いを示す動きぼけ補正パラメータは、撮像シャッタ速度、又は撮像シャッタ速度と上記最適シャッタ速度との差分である。
また上記付加又は削減の度合いを示す動きぼけ補正パラメータは、分割領域の移動速度情報である。
本発明のプログラムは、上記各ステップを演算処理装置に実行させるプログラムである。
また、動画質劣化要因であるジャーキネスとブラーの発生に影響する要因として、入力画像が撮像された際のシャッタ速度に注目し、シャッタ速度を評価した値をもとに実行する補正処理(動きぼけの付加と動きぼけの削除)を切り替えることで、いかなるシャッタ速度を用いて撮像された入力画像に対してもジャーキネスとブラーの双方を抑制することが可能となる。
さらに、入力画像が撮像された際のシャッタ速度の情報が未知である場合、シャッタ速度推定処理手段により撮像時のシャッタ速度を推定し、推定されたシャッタ速度を評価した値をもとに実行する補正処理を切り替えることで、いかなるシャッタ速度を用いて撮像された入力画像に対してもジャーキネスとブラーの双方を抑制することが可能となる。
また、入力画像が撮像された際のシャッタ速度の情報が未知である場合であっても、撮像時のシャッタ速度を推定することで、推定されたシャッタ速度を評価した値をもとに適切な動きぼけ補正処理を行うことができる。
[1.基本構成例I]
[2.基本構成例II]
[3.基本構成例III]
[4.基本構成例IIに基づく具体的構成:画像再生装置100]
[4−1:画像再生装置100の全体構成]
[4−2:動きベクトル生成処理部140]
[4−3:シャッタ速度推定処理部150]
[4−4:動きぼけ補正パラメータ算出部170及び動きぼけ補正処理部160]
[5.基本構成例IIIに対応する動きぼけ補正処理部160A]
[6.プログラム]
まず本発明の実施の形態としての基本的な構成概念を示す例として、基本構成例I、II、IIIを説明する。但し、本発明の基本的な構成概念が、この3つの基本構成例に限られるものではない。
単純なシャッタ制御で撮像した動画像を、表示装置を用いて表示した際には、人間の視覚特性上において不自然に感じる、ジャーキネス劣化またはブラー劣化のいずれか一方が目立ってしまう。
そこで実施の形態では、入力画像が撮像された際のシャッタ速度の情報を用いて、高速シャッタ撮像画像に動きぼけを付加することでジャーキネス劣化の発生を低減し、さらに低速シャッタ撮像画像が入力した場合には逆に動きぼけを削減する処理を実行することで、ブラー劣化を低減する。即ち、入力画像信号の条件、詳しくは撮像時のシャッタ速度と被写体の移動速度の関係に応じて、適応的に2つの処理(動きぼけの付加と削減)を選択することで、ジャーキネス劣化やブラー劣化の双方の発生を抑制した、画質劣化の少ない高画質な画像信号を生成して出力し、高画質化処理を実現する。
図1の画像処理装置1は、画像取込部11と、動きぼけ補正パラメータ算出部12と、動きぼけ補正処理部13を備える。
画像取込部11は画像データを当該画像処理装置1に取り込む部位としている。
動きぼけ補正パラメータ算出部12は、画像取込部11により取り込まれた画像データについての動きぼけを補正するために必要なパラメータを設定する。
動きぼけ補正処理部13は、画像取込部11により取り込まれた画像データの動きぼけ量を補正する処理を行う。
例えば図2に示すように1フレーム内について複数の分割領域(画素ブロック)#1〜#mを設定し、これら分割領域#1〜#mのそれぞれについての動きぼけ補正パラメータを算出し、動きぼけ補正処理部13に供給する。
なお動き情報とは、フレーム間での画像の動きを示す情報に限定されるものではなく、例えばフィールド間での画像の動きを示す情報など、動画像を構成する単位画像間における画像の動きを示す情報であればよい。
この動きぼけ補正処理部13は、分岐部31、動きぼけ削減処理部32、動きぼけ付加処理部33、合成部34を備える。
動きぼけ削減処理部32は、入力した画像データの当該領域の動きぼけ量を減少する処理を行う。
動きぼけ付加処理部33は、入力した画像データの当該領域の動きぼけ量を増加する処理を行う。
なお、或る分割領域について動きぼけ量の補正が不要である場合は、分岐部31は、その分割領域の画像データを合成部34に出力する。但し、実際には、動きぼけ量の補正が不要な分割領域については動きぼけ削減処理部32、動きぼけ付加処理部33で補正を行わない(補正量ゼロ)として処理を行うものとすればよい。
この動きぼけ補正パラメータは、画像データの各フレーム内の各分割領域について算出されており、画像データにおいて現在の処理対象となっている分割領域に行う動きぼけ補正処理の情報が含まれている。
動きぼけ補正処理部13の動きぼけ補正処理の内容とは、動きぼけ量が過剰、すなわちブラー劣化が発生しやすい領域に対しては、動きぼけを削減するデ・ブラー(de-blur)処理を実行し、動きぼけ量が不足、すなわちジャーキネス劣化が発生しやすい領域に対しては、動きぼけを付加するアド・ブラー(ad-blur)処理のいずれかを実行することである。
そして分岐部31は、動きぼけ補正パラメータに基づいて、各分割領域の画像データの分岐処理を行う。つまりデ・ブラー処理を行う分割領域の画像データは動きぼけ削減処理部32に出力し、アド・ブラー処理を行う分割領域の画像データは動きぼけ付加処理部33に出力する。
動きぼけ補正処理された画像データの各領域は、合成部34にてフレーム画像として合成されて出力される。
このような構成の動きぼけ補正処理部13の処理により、ジャーキネス劣化とブラー劣化の双方が低減された動画像信号の出力が実現される。
但し、これらの場合、ジャーキネス劣化とブラー劣化のどちらか一方は残留する恐れがある。例えば、動きぼけ削減処理のみを実装した場合、シャッタ速度を高速に制御して撮像された画像データが入力したとすると、被写体が移動する領域に発生するジャーキネス劣化を低減することはできない。逆に、動きぼけ付加処理のみを実装した場合、シャッタ速度を低速に制御して撮像された画像データが入力したとすると、被写体が移動する領域に発生するブラー劣化を低減することはできない。
以上のような構成からなる画像処理装置1では、画像データを表示した際、人間の視覚特性上において不自然に感じられる、ジャーキネス劣化とブラー劣化について、この劣化に影響を及ぼす、画像データの動き情報と撮像時のシャッタ速度情報に基づいて、適応的に画像データに動きぼけを補正することにより、双方の劣化を低減するものである。
図3は、実施の形態の基本構成例IIとしての画像処理装置2の構成について示すものである。
上記基本構成例Iの画像処理装置1は、画像取込部11で画像データについてのシャッタ速度情報が得られる場合を想定していた。
上記の通り、動きぼけを補正(付加または削減)する処理の選択において、撮像時のシャッタ速度情報を手掛かりとする。例えば画像処理装置1が撮像機能を有する装置であって、画像取込部11が撮像を実行して画像データを得るのであれば、当該装置が有しているシャッタ機能から、実際に撮像時に用いたシャッタ速度の値を抽出するのは容易である。また画像データのメタデータ等としてシャッタ速度情報が含まれている場合には、そのメタデータ等からをシャッタ速度の値を取り込める。
ところが、本例の画像処理装置を、画像信号を受信したり、記録媒体から再生したりして表示させる装置の一部などとして想定した場合、一般的に画像データが撮像された時のシャッタ速度は未知となる。
図3でその処理構成を示す画像処理装置2は、画像取込部11で、画像データの各フレームの露光時間を示すシャッタ速度情報が得られない場合を想定したものである。そのため、特に図1の画像処理装置1と異なるのは、シャッタ速度推定処理部14を具備している点である。
推定されたシャッタ速度情報は、動きぼけ補正パラメータ算出部12へと出力される。
動きぼけ補正パラメータ算出部12及び動きぼけ補正処理部13の処理の流れは図1の画像処理装置1と同様である。
図4の基本構成例IIIは、上記図1,図3の動きぼけ補正処理部13に代わる構成として動きぼけ補正処理部13Aを備えたものである。他は図3の基本構成例IIと同様としている。
動きぼけ補正処理部13Aは、動きぼけ削減処理部32、動きぼけ付加処理部33、選択合成部35を備える。
この場合、動きぼけ削減処理部32は、入力された画像データの全ての分割領域について、動きぼけ削減処理を行う。また動きぼけ付加処理部133は、入力された画像データの全ての分割領域について、動きぼけ付加処理を行う。
選択合成部35は、動きぼけ補正パラメータに基づいて、画像データの各分割領域について、動きぼけ削減されたデータと、動きぼけ付加されたデータと、未補正のデータのいずれかを選択しする。そして選択した各分割領域のデータを合成して、1フレームの出力画像データを生成し、出力する。
つまり基本構成例I、IIでは補正処理前に、分岐部31で実行する補正処理を選択していたことに対し、この図4の基本構成例IIIでは、分割領域の全部について動きぼけ削減及び動きぼけ付加の補正処理を行い、その後、適切な補正状態の画像データを選択して出力画像データを出力する処理方式となる。
[4−1:画像再生装置100の全体構成]
以下では、上述した基本構成例IIの画像処理装置2に係る具体的な実施形態について記載することで、本実施の形態の内容をより詳細に説明する。
なお、基本構成例Iの画像処理装置1は、撮像シャッタ速度情報が得られているという点で、画像処理装置2の特別なケースととらえることができるため、以下では特に画像処理装置2に基づいた実施形態例について記載するものである。基本構成例Iにかかる具体的な実施形態は、図5以降で説明する構成の内、シャッタ速度推定処理に関する構成が不要となったものと考えればよい。また、基本構成例IIIについては後述する。
この図5に示す画像再生装置100は、伝送路を介して伝送されてくる画像データを受信しての再生、またはDVD(Digital Versatile Disc)やブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))などの記録媒体200に記録された画像データの再生、を行う画像再生装置である。
また符号化された画像データを復号画像データDDに復号する復号処理部130と、復号画像データDDから動きベクトルVDを生成する動きベクトル生成処理部140を備える。
また、復号画像データDDおよび動きベクトルVDを用いて画像データを撮像した時のシャッタ速度SSDを推定するシャッタ速度推定処理部150と、動きぼけ補正パラメータ算出部170を備える。
また復号画像データDDに動きベクトルVDとシャッタ速度SSDに応じて動きぼけ量を補正する動きぼけ補正処理部160を備える。
また、動きぼけが付加されることによりジャーキネス劣化が低減された動画像を表示装置に表示させる動画像表示出力部190と、復号画像を静止画像として表示装置に表示させる静止画像表示出力部180とを備えている。
ここでは、受信処理部110及び読込処理部120によって動画像として取り込まれる画像データは、単位時間を1秒とし、この単位時間に対して60フレームの画像数から構成されているものとする。すなわち、本例では、画像データがフレームレートを60[fps:frame per second]のプログレッシブ形式の単位画像から構成されているものとして以下説明する。なお、画像データはプログレッシブ形式に限定されるものではなく、フィールド画像単位で処理するインタレース方式で構成されているようにしても良い。また、フレームレートについても本実施形態で用いる60[fps]のみに限定するものではない。
また、画像再生装置100は、外部から画像データを取り込むのに加えて、画像データのメタデータとして含まれているなどするシャッタ速度情報を取り込める構成にしてもよい。この場合は、前述の基本構成例Iの画像処理装置1に準じた構成となり、撮像時のシャッタ速度SSDを推定するシャッタ速度推定処理部150は不要になる。
また復号処理部130は、この復号画像データDDを静止画像として処理するとき、静止画像表示出力部180にのみ復号画像データDD供給して、復号画像データDDを動画像として処理しなくてもよい。
ここで言う動きベクトルとは、フレーム間における動画像の移動位置と移動方向とを示す情報である。
また、精度よく動体の動き情報を取得するために画素単位で動きベクトルを生成するようにすることも可能であるが、本実施形態に係る動きベクトル生成処理部140では、演算処理の負担を軽減するため、フレーム画像を複数の領域に分割した画素ブロック単位で動きベクトルを生成する。
但し、この符号化用の動きベクトルは、あくまで動画像を符号化するための情報であり、符号化処理が動きベクトル以外に残差情報などと組み合わせて用いて行われるので、画像全体に亘って実際の動体の動きに応じた値を忠実に示しているとは必ずしもいえない。
このため本実施形態においては、より実際の動体の動きに忠実な動きぼけを付加するため、動きベクトル生成処理部140は、後述する処理工程によって復号画像における実際の動体の動きに応じた動きベクトルを精度良く検出するようにしている。
ここで、シャッタ速度情報とは、上述したように画像データを撮像した時の、撮像画像に付加される動きぼけに影響を及ぼす情報であり、具体的には、シャッタ機能を有する撮像装置により画像データが撮像された時の各単位画像の露光時間を示す。
なおシャッタ機能としては、撮像装置において、撮像素子の駆動時間を制御する電子シャッタ、開閉機構を用いて露光時間中だけ開放して撮像素子側へレンズからの光を通すメカニカルシャッタ、及び液晶素子の透過率を制御して露光時間中だけ撮像素子側へレンズからの光を通す液晶シャッタなどによって実現される。
動きぼけの補正処理とは、画像データDDの各分割領域を、動きベクトルVDに含まれる各分割領域に対応した移動速度の値に応じて、ジャーキネスとブラーの発生を低減させる最適なシャッタ速度での撮像に対応する、擬似的な画像へ変換する処理であると言い換えられる。
その際、変換処理前の入力画像信号の撮像シャッタ速度SSDを参照し、各分割領域における最適シャッタ速度が、撮像シャッタ速度SSDよりも低速である場合、動きぼけを付加する処理を行い、逆に撮像シャッタ速度SSDよりも高速である場合、動きぼけを除去する処理を行うこととなる。
そして動きぼけ補正処理部160は、各分割領域を変換処理した画像を1フレーム画像に合成し、出力画像信号ODを生成し、動画像表示出力部170へと出力する。
静止画像表示出力部180は、復号処理部130から供給された復号画像データDDを静止画像として、LCDなどの表示装置に出力する。
次に図5に示した個々の処理部位についての詳細を記載する。まず最初に、動きベクトル生成処理部140の構成と動作について記述する。
動きベクトル生成処理部140は、上述したように画素ブロック単位で動きベクトルを精度良く生成する部位であって、具体的には図6に示すように、動きベクトル検出部141、画素ブロック特定処理部142、動きベクトル推定処理部143、動きベクトル平滑化処理部144、及び遅延部141a,142aを有する。
画素ブロック特定処理部142は、処理対象フレームの動きベクトルと直前フレームの動きベクトルとを画素ブロック毎に比較して、相関の高い画素ブロックを特定する。
動きベクトル推定処理部143は、画素ブロック特定処理部142により特定された画素ブロックの動きベクトルから、それ以外の画素ブロックの動きベクトルを推定する。
動きベクトル平滑化処理部144は、動きベクトルに対して平滑化処理を施す。
動きベクトル検出部141は、復号処理部130から供給された復号画像データDDを処理対象フレームとする。そして当該処理対象フレームと、遅延部141aにより1フレーム分遅延された直前フレームとから、処理対象フレームの動きベクトルを、画素ブロック単位で検出する。
なお、動きベクトル検出部141に係る処理をソフトウェアによって実装する場合には、一般的なブロックマッチング法を用いて画素ブロック単位で動きベクトルを検出すればよい。
画素ブロック特定処理部142は、動きベクトル検出部141から供給される処理対象フレームの動きベクトルと、遅延部142aにより遅延された直前フレームの動きベクトルとを、次に示すように画素ブロック単位で比較して、この比較結果から相関の高い画素ブロックを特定する。
即ち動きベクトル推定処理部143は、前段の画素ブロック特定処理部142で、ベクトル相関係数σの値が1とされた画素ブロックが有効な動きベクトルを有しているものとして、それ以外の画素ブロック、つまりベクトル相関係数σの値が0とされ有効ではない動きベクトルを有している画素ブロックの動きベクトルを更新する。
ステップS1において、動きベクトル推定処理部143は、処理対象フレームにおける現在の処理対象の画素ブロック(以下、注目画素ブロックという。)のベクトル相関係数σが1か0であるかを判断する。すなわち、動きベクトル推定処理部143は、この画素ブロックの動きベクトルが有効であるか否かを判断する。そして、動きベクトル推定処理部143は、この画素ブロックの動きベクトルが有効であるとき動きベクトルの値を更新せずに本処理工程を終了し、この画素ブロックの動きベクトルが有効でないときステップS2に進む。
第1の理由としては、より広範囲に位置する画素ブロックを用いて推定処理を行うことは可能であるが、仮に実現したとしても、固定時間処理で本処理工程を終了するためには、周辺画素ブロックとして扱われる画像データを一時的に記憶するための記憶領域が増大してしまうからである。
第2の理由としては、本処理工程の後段で、上述した隣接する合計8つの画素ブロックよりも広範囲の周辺画素ブロックを用いて注目画素ブロックの動きベクトルに対して平滑化処理を施すことにより、有効ではない動きベクトルを適切に補正することができるからである。
なお、動きベクトル生成処理部140では、動きベクトル検出部141により検出した動きベクトルを、画素ブロック特定処理部142及び動きベクトル推定処理部143を介さずに、直接動きベクトル平滑化処理部144に供給して平滑化処理を施してもよい。このような処理を行った場合にも、上述した符号化情報として動きベクトルに比べて、実際の動体の動きに応じた精度の良い動きベクトルを生成することができる。
次に、シャッタ速度推定処理部150の具体的な構成例について、図8を参照して詳細に説明する。
図8は、シャッタ速度推定処理部150の構成の一例を示すブロック図である。シャッタ速度推定処理部150は、処理対象領域選択部151、動きぼけ特性解析部152、撮像シャッタ速度演算部153、撮像シャッタ速度高精度化処理部154を備える。
このシャッタ速度推定処理部150は、入力された復号画像データDDおよび動きベクトルVDが入力される。そしてシャッタ速度推定処理部150は、これらの入力された情報について画像解析を行うことで画像データが撮像された際のシャッタ速度SSDを推定し、出力する。
処理対象領域選択部151は、シャッタ速度の算出を目的とした画像解析を実行する処理対象フレーム、および選択されたフレーム内の処理の対象領域を選択する。そして選択された対象領域DDTとしての画像データ、および当該対象領域DDTに対応する動きベクトルVDTを、後段へと出力する。
なお後述するが、対象領域DDTとは1フレーム内でシャッタ速度推定処理の対象として抽出された領域の画像データのことである。
また処理対象領域選択部151は、動画として入力される復号画像データDDについてのシーンチェンジを検出し、シーンチェンジ検出信号SCDを撮像シャッタ速度高精度化処理部154に出力する。
撮像シャッタ速度高精度化処理部154には、複数の処理対象領域から推定された、各々の推定撮像シャッタ速度SSDTが入力される。撮像シャッタ速度高精度化処理部154では、これらの値を用いて高信頼度な推定撮像シャッタ速度SSDを算出し、後段へと出力する。
シャッタ速度推定処理部150における処理は、撮像時のシャッタ速度が未知の画像からシャッタ速度を推定する処理であるが、まず基本的な動きぼけの特性を説明するため、動きぼけの発生と移動速度および撮像シャッタ速度との関係について述べる。その後に、発生する動きぼけの特性を考慮したシャッタ速度の推定方法について詳細を述べていく。
図9は、撮像によって発生する動きぼけの特性を説明する図である。
図9の上段は、実空間中のある領域に注目し、その空間的な位置と明るさの関係を示している。この図の例では、水平方向で空間的な位置を、垂直方向で明るさをそれぞれ表現している。またこの例では、前景が右に向かって一定の速度で移動しており、明るい前景が暗い背景へと覆い被さっていく状況を想定している。
一方、図9の下段は、上段の図で示した実空間中の注目領域を、図中の撮像装置を用いて撮像することで得られた画像信号について、その水平方向の1ラインの座標と輝度の関係をシミュレートしている。この図では、水平方向で画像信号中の座標を、垂直方向で輝度をそれぞれ表しており、点線は画素の単位を表現している。また、この撮像装置はシャッタ機能を有していることを想定しており、画像を取得する際の露光時間である、シャッタ速度を制御できるものとする。
この図から、画像信号中において、移動する被写体の境界付近における動きぼけは、ローパスフィルタの特性を有することがわかる。
以降においては、(ii)中に見られるように、図示した前景の輝度Bfと背景の輝度Bbが安定して記録されている領域に挟まれた、輝度値の勾配が見られる領域、を動きぼけ領域であるものと定義し、この間の距離を動きぼけ長Lと表現して用いる。
この図10(A)(B)(C)は、図9の上段において前景の移動速度をそれぞれに変更した場合について、発生する動きぼけの特性を示している。撮像時のシャッタ速度は、図10(A)(B)(C)の全ての図に例おいて一定の値であるものとする。
このように、移動速度を有する画素の周辺において発生する動きぼけ長Lは、被写体の移動速度の大きさに比例する、といえる。
この図10(a)(b)(c)は、図9の上段において撮像装置のシャッタ速度をそれぞれに変更した場合について、発生する動きぼけの特性を示している。前景の移動速度は、上図10(a)(b)(c)の例おいて一定の値であるものとする。
このとき、図10(a)(b)(c)に示した(a)L=8画素、(b)L=4画素、(c)L=2画素のように、ぼけ長Lも4:2:1の関係となる。この理由は、撮像の露光期間に光が積分されて記録されるため、撮像される被写体の移動速度が一定であれば、露光期間が長いほど動きぼけ領域が長くなるためである。
このように、移動速度を有する画素の周辺において発生する動きぼけの長Lは、撮像時のシャッタ速度の大きさに比例する、といえる。
ここで動きぼけ長をL[画素]、被写体の画像信号中における移動速度をV[画素/フレーム]、撮像シャッタ速度S[秒]、動画像のフレームレートをF(フレーム/秒)表現すると、
(a)L=8×T×(1/T)=8 [画素]
(b)L=8×(T/2)×(1/T)=4 [画素]
(c)L=8×(T/4)×(1/T)=2 [画素]
となり、図10(a)(b)(c)にて発生する動きぼけ長Lと等しいことが確認できる。
なお、撮像シャッタ速度が未知の画像からこれを推定する方法は、以下で紹介する手法に限られたものではない。ここでは例として、上で定義した動きぼけ長Lを特定することで、撮像時のシャッタ速度を算出する方法を挙げる。
この抽出処理は、動きぼけが発生する領域が入力された動画像信号における、当該フレームの全領域について行わなくてもよい、という前提において行う。フレーム中から何らかの方法で解析処理の対象となる対象領域を選択する必要があるわけである。
上記の理由から、原理的には当該フレーム中の1ヶ所の対象領域において、シャッタ速度推定処理を行えば、その他の領域でのシャッタ速度推定は必要ないわけであるが、それでも処理コストが許容する範囲で、フレーム内で複数の対象領域を抽出してシャッタ速度推定処理を実行することは、シャッタ速度推定の精度向上のためには大変有効である。
そのため本例では、1フレーム内から複数の対象領域において下記の処理を実行し、複数得られた結果から、撮像シャッタ速度SSDを推定するものとする。複数の異なるシャッタ速度の値が推定された場合に信頼性を向上する処理は、後段の撮像シャッタ速度高精度化処理部154において実行する。その処理内容については後述する。
また、或る領域の移動速度が0である場合には、その領域では動きぼけが発生しないため、対象領域の選択の際に移動速度情報を用いて、一定の移動速度を有する領域を対象領域として選択することが望まれる。
また、エッジの方向と移動速度の方向の関係は、できるだけ直交に近い関係であると、発生する動きぼけの解析が行いやすい。
以上をまとめると、一定の移動速度を有し、なるべく移動速度の方向と直交に近い方向のエッジ周辺の領域を解析の対象領域として選択すればよい、ということとなる。
以上をまとめると、水平方向に移動速度を持つ垂直方向のエッジ周辺の領域に注目すれば、移動速度の大きさに対し十分な画素数の水平方向の画素のみを用いて、後述する動きぼけ特性解析処理は実現できる。
図11(a)は復号画像データDDの或る1フレームを示している。ここまでに説明した通り、復号画像データDDに対してエッジ抽出処理、例えばsobelフィルタなどを用いてエッジ領域を抽出し、図11(b)に示したエッジデータEDのようなデータを得る。さらに、上記の説明の通り、水平の移動速度を有した垂直方向エッジ周辺の水平1ラインを選択する。例えば図中AR1〜AR5と示したような領域を対象領域とする。なお対象領域AR1〜AR5は、それぞれ水平1ライン内の一部とされればよい。
そして図11(c)のように各対象領域についての輝度情報を得る。この図11(c)は、横軸に対象領域の各画素の座標、縦軸に輝度情報を示している。
なお図12は、図8の構成において、処理対象領域選択部151と撮像シャッタ速度高精度化処理部154について、動作説明のために内部機能構成例を示したものである。
上述の通りこの例においては、1つのフレーム内から、一定以上の水平方向の速度を有した垂直方向エッジ周辺の領域を対象領域として抽出し、抽出した対象領域のみにおいてシャッタ速度推定処理を行うようにする。
垂直エッジ領域として判別された領域は、入力した当該領域の画像信号をそのまま対象領域判別部1513へと出力する。垂直エッジ領域として判別されなかった領域については、領域内の全ての画素信号を「0」にして、対象領域判別部1513へ出力するものとする。
水平方向移動速度しきい値処理部1512には、動きベクトルVDが入力される。ここで、一定以上の水平方向の速度を有した領域を選別するため、各領域の持つ動きベクトルの水平成分、ここでは水平成分VDxと表現するが、この値をしきい値処理する。
あらかじめ用意しておいたしきい値をTHとすると、水平成分VDxがしきい値THより大きい(VDx>TH)場合、入力した当該領域の動きベクトル信号をそのまま対象領域判別部1513へと出力する。水平成分VDxがしきい値THより大きくない(VDx≦TH)場合、当該領域の有する動きベクトル値をすべて「0」にして、対象領域判別部1513へ出力するものとする。
そして対象領域判別部1513は、対象領域DDTを動きぼけ特性解析部152へと出力し、また当該領域の動きベクトルVDTを撮像シャッタ速度演算部153へ出力する。
そしてシーンチェンジが検出された場合には、シーンチェンジ検出部1514は、シーンチェンジ検出信号SCDを撮像シャッタ速度高精度化処理部154へと出力する。
続いて、動きぼけ特性解析部152における処理について説明する。
ここで言う動きぼけ特性の解析とは、上記のように選択された対象領域について、その動きぼけが有する動きぼけ長L(図9(ii)、図11(c)参照)を推定する処理である。
1つ目は、動きぼけの数式モデルを定義しておき、実際に画像信号中に発生した動きぼけとの誤差関数を最小にする前記数式モデル中のパラメータを発見することにより推定する方法である。
2つ目は、事前に用意しておいた動きぼけのサンプルパターンと実際に画像信号中に発生した動きぼけとのマッチングにより推定する方法である。
動きぼけの影響を受けたエッジ周辺の輝度値を数式モデルで表現し、動きぼけ長を推定する手法としては、非特許文献3に示される手法が利用できる。
この方法は、エッジ周辺の各画素の座標をp、エッジ周辺に発生するぼけの中心位置の座標(未知)をp0と表し、これを用いて変数tを次の(数5)のように設定する。
なお、図9(ii)に中心位置座標p0を示している。
距離関数を最小化するような4つの未知数を探索するためには、準ニュートン法などの数値解放を用いるのがよい。距離関数は、実画像と関数fにおいて対応する各画素値について、その差分の2乗値や絶対値の線形和を比較するのが一般的である。
上記の例では(数6)に見られるような、光学ローパスフィルタやフォーカスなどの撮像条件を加味した上で、支配的な動きぼけの特性を模擬した関数式を定義しているが、これは、図9(ii)の画像信号の例のように、シンプルな不連続関数でもよい。
ここでは、画像信号中において上記のように処理対象として選択されたエッジ周辺の対象領域における空間周波数成分から、動きぼけの長さLを推定する方法を述べる。
図9を用いて説明した通り、移動速度を有する画素の周辺において発生する動きぼけがローパスフィルタとして表現可能である。これを利用し、周波数解析結果のマッチングによる方法で、発生する動きぼけ長Lを推定する。
例えば、まず、撮像時の動きぼけが発生した図9(ii)の例のような画像信号について、あらゆる動きぼけ長を持った動きぼけのサンプルパターンを用意し、これらに対し所定の周波数解析を行い、各サンプルパターンが有する周波数成分を記憶しておく。周波数解析の具体的な方法には、フーリエ変換やウェーブレット解析などの一般的な方法のうち1つを用いればよい。
解析対象とされた対象領域が入力されると、サンプルパターンに行った処理と同様の周波数解析を行い、どのサンプルパターンの周波数成分と最も近いか、を誤差関数などによって判別する。最も近いサンプルパターンの動きぼけ長が、解析対象領域中のエッジが有する動きぼけ長Lとなる。
解析対象と判別されたエッジ周辺の対象領域は、高速フーリエ変換(FFT) 部1521へと入力される。ここで、当該対象領域に対し、高速フーリエ変換(FFT)の処理が行われ、当該対象領域が有する支配的な周波数成分を周波数成分マッチング部1522へと出力する。本例においては、高速フーリエ変換の結果として、各周波数におけるパワースペクトラムを算出し、その上位3つの値を持つ周波数を後段へと送ることにしている。
周波数成分マッチング部1522では、入力された当該対象領域が有する支配的な周波数成分と、最も類似した周波数パターンを持つ、動きぼけサンプルを動きぼけサンプル周波数テーブル1523から探索し、発見した動きぼけサンプルの動きぼけ長Lを出力する。
周波数成分マッチング部1522は、当該対象領域が有する上位3つの周波数成分と最も近い周波数成分を有するサンプルを、図14のようなルックアップテーブルから探索する。このためには、誤差を評価する関数を用意する必要がある。例えば差の2乗を線形に足し合わせる一般的な距離関数のようなもので評価を行ってもよい。該当したサンプル動きぼけパターンが有する動きぼけ長が求めるべきLである。
前記の通り、(数4)中のフレームレートFは既知であり、移動速度Vは対象領域DDTに対応する動きベクトルVDTの水平方向成分を用いればよく、これも既知である。また、動きぼけ特性解析部152によって動きぼけ長Lも推定されている。このため(数4)からシャッタ速度Sが簡単に求められ、これが撮像シャッタ速度演算部153が出力する推定撮像シャッタ速度SSDTとなる。
この撮像シャッタ速度高精度化処理部154には、撮像シャッタ速度演算部153において推定された推定撮像シャッタ速度SSDTが入力されるが、この場合、複数の対象領域から推定された推定撮像シャッタ速度が入力されるようにする。
先に述べたように、シャッタ速度推定処理は、原理的にはシーンチェンジが検出されてから次のシーンチェンジが検出されるまでの間に、ある1フレームの1ヶ所の領域を選択して処理を実行することで可能であるが、フレーム内の複数の対象領域、および、複数のフレームで同処理を実行することが、推定精度の向上のために有効である。このため、複数の推定撮像シャッタ速度SSDTを用いて撮像シャッタ速度SSDを生成するようにする。
このように異なる複数の推定撮像シャッタ速度SSDTが推定された場合には、加重平均値や中間値をもとめて、最終的に出力する撮像シャッタ速度SSDとすることが考えられる。そのような処理により、信頼性を向上することができる。
図12の例では、撮像シャッタ速度高精度化処理部154は、撮像シャッタ速度蓄積部1541、撮像シャッタ速度フィルタ処理部1542、およびシーンチェンジ検出信号受信部1543によって構成されている。
撮像シャッタ速度フィルタ処理部1542は、撮像シャッタ速度蓄積部1541に蓄積された1つ以上の推定撮像シャッタ速度SSDTの値を用いて、これに所定のフィルタ処理を行う。先に述べた通り、この処理は、異なる複数の推定撮像シャッタ速度SSDTの値が入力された場合における、信頼度向上の効果を期待して行うものである。フィルタの内容は、平均化処理、加重平均化処理、中間値検出処理などを行えばよい。
また、撮像シャッタ速度蓄積部1541に蓄積する推定撮像シャッタ速度SSDTの値のデータ量を軽減するためには、IIRフィルタを用いれば、直前の処理結果のみを保持すればよく、効率的である。
その場合、シーンチェンジ検出信号受信部1543は、リセット信号を撮像シャッタ速度蓄積部1541へと出力し、蓄積されているこれまでの撮像シャッタ速度の推定値を削除する。以降、撮像シャッタ速度フィルタ処理部1542は、撮像シャッタ速度蓄積部1541に新たに入力した、撮像シャッタ速度の推定値を用いて、信頼性の高い撮像シャッタ速度の算出を行っていく。
次に、図5に示した動きぼけ補正パラメータ算出部170及び動きぼけ補正処理部160で行われる処理について説明する。
動きぼけ補正パラメータ算出部170及び動きぼけ補正処理部160における処理の目的は、復号画像データDDの各分割領域(図2参照)を、シャッタ速度推定処理部150から入力した撮像シャッタ速度SSDを参照しつつ、動きベクトル生成処理部140から入力した動きベクトルVDの値に応じてフィルタリング処理を実行し、ジャーキネスとブラーの双方の発生が低減された出力画像を動画像表示出力部190へと出力するものである。
その際に実行する動きぼけ補正処理とは、分割領域ごとに動きぼけを削減または付加するフィルタリング処理であり、フィルタリング処理選択は具体的には後述する手法により、適応的に行なわれる。
動きぼけ補正処理部160は、分岐部163、動きぼけ削減処理部164、動きぼけ付加処理部165、合成部166を備える。
処理選択制御部171では、入力された動きベクトルVD中の当該分割領域に対応するベクトルの値を用いて、最適シャッタ速度情報記憶部172に記憶してあるデータである最適シャッタ速度情報を参照し、当該分割領域における最適シャッタ速度SSD0を導出する。
そして処理選択制御部171はさらに、シャッタ速度推定処理部150から供給された撮像シャッタ速度SSDと、最適シャッタ速度SSD0を比較評価する。これにより当該分割領域に対して実行すべきフィルタリング処理が、動きぼけの削減処理なのか、或いは動きぼけの付加処理なのか、或いは動きぼけ補正処理不要かを判断し、それを伝達する処理選択制御情報SCSを分岐部163へと出力する。
なお分岐部163は、動きぼけ補正が不要と判断された分割領域については、動きぼけ削減処理部164または動きぼけ付加処理部165に供給せずに合成部166に出力するようにしてもよい。但しここでは、動きぼけ補正が不要と判断された分割領域については、動きぼけ削減処理部164または動きぼけ付加処理部165で補正量ゼロとして処理されるものとする。
動きぼけ削減処理部165では、分岐部163から供給される分割領域毎の画像データについて、詳しくは後述する手法で、動きぼけ量を増加させるフィルタリング処理を実行し、合成部166へと出力する。
合成部166へと出力された、各分割領域のフィルタリング処理後の画像信号は、この合成部166で各フレーム画像へと再構成され、出力画像信号ODとして、出力される。
またその過程で、動きぼけ補正処理部160で行われる処理を理解する上でポイントとなる、前記最適なシャッタ速度情報について詳細な説明、前記動きぼけ削減処理と動きぼけ付加処理の選択方法についての説明、および双方のフィルタリング処理の具体的な実現方法について例を挙げた説明を加えていく。
そのため、処理選択制御部171の処理内容を述べる前に、最適シャッタ速度そのものについて説明しておく。
ある移動速度に対する最適なシャッタ速度とは、もし仮にそのシャッタ速度で実際の撮像が行なわれた場合、ジャーキネス劣化と動きぼけ劣化の双方が低減される、という値である。即ち最適シャッタ速度とは、被写体の移動速度に応じた、視覚特性上、ジャーキネス劣化が知覚されにくく、且つ、動きぼけが過度に付加されることによって被写体のディテールが欠損したり不鮮明になるぼけ劣化も知覚されにくいシャッタ速度である。
また、動きぼけ量は撮像時の露光期間であるシャッタ速度の値が大きくなるほど増加する関係にある。
そして、この最適シャッタ速度よりも速いシャッタ速度で被写体を撮像すると、撮像画像には、ジャーキネス劣化が生じていると判断できる。一方、この最適シャッタ速度よりも遅いシャッタ速度で被写体を撮像すると、撮像画像には、ぼけ劣化が生じていると判断することができる。
この最適シャッタ速度曲線SS0を直接用いて動きベクトルに応じた最適シャッタ速度を求める場合には、任意の刻み幅で動きベクトルに応じた最適シャッタ速度情報をテーブルとして最適シャッタ速度情報記憶部172に予め記憶し、参照すればよい。
以上において、ジャーキネスとブラー双方の劣化の発生を最も低減させる最適なシャッタ速度について説明した。
処理選択制御部171では、ステップS10として、上記の要領で当該分割領域における最適シャッタ速度SSD0を導出する。そしてステップS11で、導出した最適シャッタ速度SSD0と、既に処理選択制御部171に入力している撮像シャッタ速度SSDとを比較評価する。そしてその比較結果として、当該領域に対して実行するフィルタリング処理が、動きぼけの削減処理なのか、あるいは、動きぼけの付加処理なのか、を選択する。
その選択処理の基準は、各領域における最適シャッタ速度が撮像シャッタ速度SSDよりも低速である場合、ブラーを付加する処理を行いものとし(S12)、逆に撮像シャッタ速度SSDよりも高速である場合、ブラーを削減する処理を行うものとする(S13)ということとなる。
シャッタ速度差分値SSDDは、処理選択制御部171にて、動きぼけ補正の内容を動きぼけ削減処理とするか付加処理とするか、を判断する段階で行う比較評価の際に算出しておけばよい。SSDD=SSD−SSD0の式からシャッタ速度差分値を算出することとすれば、シャッタ速度差分値SSDDが正の場合に動きぼけ削減処理、負の場合に動きぼけ付加処理を実行することとなる。
この例を用いて、動きぼけ削減と動きぼけ付加のどちらのフィルタリング処理を実行するか、その選択について具体的に説明するとともに、双方のフィルタリングの実現例をそれぞれ説明する。
図18中では、撮像時のシャッタ速度の例として撮像シャッタ速度Sa〜Sc、被写体の移動速度の例として被写体速度Va〜Vcを記載している。便宜上、最適シャッタ速度曲線は、図16中からSS0のみを選択して以降の説明に用いるが、これは図16中のSS0〜SS3のどれを選択して用いても問題ない。
この場合、撮像シャッタ速度がオープンシャッタであり、被写体速度がVa、Vb、Vcの全ての場合において、最適なシャッタ速度は実際の撮像シャッタ速度Saよりも高速である。そのため、最適なシャッタ速度相当の動きぼけを含んだ画像を生成するためには、何らかの方法で動きぼけを削減する処理、いわゆるデ・ブラー(de-blur)処理を行って実現しなければならない。
この場合、処理選択制御部171は、動きぼけ削減処理を選択したことを伝達する処理選択制御情報SCSを分岐部163へと出力することとなり、分岐部163では入力された復号画像データDD中の各分割領域の信号を、動きぼけ削減処理部164へと出力する。
具体的には例えば動きぼけ削減処理部164は、図19の構成とする。
図19の動きぼけ削減処理部164は、移動平均フィルタ特性変換部1641、移動平均フィルタ1642、減算部1643、加算部1644から構成されており、入力された復号画像データDD中の当該分割領域に対して、動きぼけ量の削減を実現する。
例えば、複数のフィルタパラメータPDに対して、移動平均フィルタを1つずつ予め用意しておき、注目画素において用いるべきフィルタを決定すればよい。具体的には、以下のように行う。
決定された移動平均フィルタに用いる画素数は、移動平均フィルタ部1642へと出力される。
すなわち、減算部1643には、移動平均フィルタ部1642により変換された注目画素の画素値が極性反転されて入力される。減算部1643にはまた、入力された復号画像データDD中の処理対象のフレームのうちの注目画素が入力されている。
減算部1643は、入力画像データDD中の当該画素の画素値と、移動平均フィルタ部1642により変換された注目画素の画素値との差分を求め、その差分値を加算部1644へと出力する。
このようにして、加算部1644には、移動平均フィルタ前後の差分が入力される。加算部1644にはまた、復号画像データDD中の処理対象のフレームのうちの注目画素が入力されている。加算部1644は、注目画素の補正前の画素値に対して、移動平均フィルタ前後の差分値を加算し、その加算結果を出力画像(その一部)として出力する。
減算部1643の出力信号である移動平均フィルタ前後の差分を周波数領域で考えた場合、着目された周波数において、入力された画像信号のゲインと、移動平均フィルタがかけられた後の画像信号のゲインとの差分が、減算部1643の出力信号のゲインとなる。さらに、加算部1644の出力画像信号のゲインは、入力された画像信号のゲインに対して、移動平均フィルタ前後の差分ゲインが加算された値となる。すなわち、各周波数のそれぞれにおいて、出力画像信号のゲインは、入力画像のゲインに比較して、移動平均フィルタ前後の差分ゲイン分だけ持ち上げられてことになる。
移動平均フィルタがローパスフィルタであることを踏まえ、上記の内容を換言すると、図19の構成例に示す動きぼけ削減処理部164全体では、ハイパスフィルタをかける処理と基本的に等価な処理を実行していることになる。
この場合、撮像シャッタ速度が十分に速い場合であり、被写体速度がVa、Vb、Vcの全ての場合において、最適なシャッタ速度は実際の撮像シャッタ速度Sbよりも低速である。そのため、最適なシャッタ速度相当の動きぼけを含んだ画像を生成するためには、何らかの方法で動きぼけを付加する処理、いわゆるアド・ブラー(ad-blur)処理を行って実現しなければならない。
以下、動きぼけ付加処理部165で行われる動きぼけ付加の実現方法を、例を挙げて説明する。ここでは空間フィルタリングにより出力画像の生成を行う場合を例とする。
また、フィルタパラメータ算出部1653、及び動きぼけ付加フィルタ部1654、復号画像データDDに動きぼけを付加するフィルタ処理に当たるため、画素ブロックではなく、画素単位で行う。
ここで、動きぼけを付加する必要がある、ジャーキネス劣化が発生しやすい画像領域は、特に画面内の動体画像領域及びエッジ周辺の画像領域に集中する。
よって、動きベクトルマスク処理部1651では、図22に示す処理により、ジャーキネスが発生しやすい、空間コントラストの高いエッジ周辺の画素ブロックの動きベクトルだけ有効な値として出力する。すなわちステップS21において、動きベクトルマスク処理部1651は、分岐部163から供給される復号画像データDDに対し、画素ブロック単位で、処理対象フレーム内の空間コントラストの高い領域を特定するための処理として画像のエッジを検出する。
またステップS21の処理と並列して、ステップS22において、動きベクトルマスク処理部1651は、処理対象フレーム内の動体領域を特定するための処理として、フレーム間での差分を画素ブロック単位で算出することによって動体画像領域を検出する。
動きベクトルマスク処理部151は、フラグが「1」に設定されている画素ブロックの動きベクトルに対しては、その値を変えずに、後段の動きベクトル補正部1652に出力する(S24→S26)。
また、動きベクトルマスク処理部1651は、フラグが「0」に設定されている画素ブロックの動きベクトルに対しては、ステップS25において、動きベクトルの値を0又は無効にするマスク処理を施して、後段の動きベクトル補正部1652に出力する(S24→S25→S26)。
動きぼけ付加処理部1652で処理されているのは、シャッタ速度差分値SSDDが負の場合である。また動画像である復号画像データDDのフレームレートをF(フレーム/秒)と表すとき、0(秒)よりは小さくなりえない撮像シャッタ速度SSDと、1/F(秒)よりも大きくなりえない最適シャッタ速度SSD0、の差分値であるシャッタ速度差分値SSDDは、−1/F(秒)より小さくはならない。
したがって、動きベクトル補正部1652にて行われる処理は、処理対象の画素ブロックにおいて、シャッタ速度差分値SSDDが「−1/F」に近づくに伴って増加して値が1に収束し、SSDDが「0」に近づくほど値が0に収束する関数fs(SSDD)を動きベクトルの値に乗じる処理を行うこととする。
−1/F < A << B < 0
の大小関係になる、−1/Fに近い値A、0に近い値Bを設定し、A以下の値の場合には関数fsの出力値が1に、B以上の値の場合には関数fsの出力値が0になるようにする、所謂クリッピングの方法を採用してもよい。
このように、動きベクトルVDに対し、シャッタ速度差分値SSDDや動きベクトルVD自身といった、フィルタパラメータPDの値を用いて、適切な動きぼけを付加するための補正処理を施すので、後段で動きぼけ付加されたデータを動画像として表示した際、視覚特性上、より自然な画質を得ることができる。
まず、フィルタパラメータ算出部1653は、有効な動きベクトル情報を有する画素を注目画素として、各注目画素の動きベクトル上に位置する画素(以下、パラメータ算出対象画素という。)を特定する。そして、フィルタパラメータ算出部1653は、この注目画素に対する特定されたパラメータ算出対象画素の相対位置に応じたフィルタパラメータを、次に示すようにして算出する。
続いて、フィルタパラメータ算出部1653は、動きベクトルの絶対値vと、注目画素P0の画素位置と上述した処理により特定したパラメータ算出対象画素P1の画素位置との間の距離dとに応じて、動きぼけ付加の強度σを下記の(数9)により算出する。
本例において動きぼけ付加フィルタ部1654は、以下に示す第1のフィルタ処理、又は第2のフィルタ処理の一方又は両方を実行することにより、動きぼけを付加した画像を出力する。
すなわち、第2のフィルタ処理において、動きぼけ付加フィルタ部1654は、注目画素の動きベクトルの値が0又は無効であるときに、その注目画素の周辺に位置する周辺画素のうち動きベクトルの値が0又は無効である画素の画素値I(x+i0,y+j0)を注目画素の画素値I(x,y)に代えて、上記の(数11)により注目画素の画素値J(x,y)を算出する。このようにして、動きぼけ付加フィルタ部1654は、第1のフィルタ処理よりも、視覚特性上自然にジャーキネス劣化を低減した画像を出力する。
図24に示す動きぼけ付加処理部165は、中間フレーム生成部1655、画像蓄積部1656、フィルタ制御部1657、および動きぼけ付加フィルタ部1658によって構成されている。
中間フレームの生成処理手法には、様々な既存の手法が適用可能である。例えば、既存の前後フレームを、重みをつけてブレンドする方法のほか、中間フレーム生成部1655に入力した領域毎の動きベクトルの情報を用いて、この動きベクトルに基づく重みづけや画像ブレンドを実行することで、より精度の高い中間フレーム生成が可能となる。
ここでフィルタパラメータFNについて説明する前に、まず、動きぼけ付加フィルタ部1658で行われる処理について、先行して説明しておく。
簡単に言えば、平均化処理の対象とするフレーム数が多くなるほど、付加されるぼけ量は大きくなり、平均化処理の対象とするフレーム数が少なくなるほど、付加されるぼけ量は小さくなる。
平均化に用いるフレーム数(フィルタパラメータFN)は、最小の場合で1であり、これは、復号画像データDD中の1フレームが処理されずそのまま出力する場合である。最大の場合は、中間フレーム生成部において生成されたフレーム数を、既存フレームの前後でKとおくと、このフレーム数Kに、入力フレーム自身を考慮に入れたK+1であると都合がいい。フィルタパラメータFNは、1からK+1の間の数から決められ、上記のように数が大になるほど、付加する動きぼけ量は大となる。
動きぼけ付加処理部165で処理されているのは、シャッタ速度差分値SSDDが負の場合である。また動画像である入力画像データDDのフレームレートをF(フレーム/秒)と表すとき、0(秒)よりは小さくなりえない撮像シャッタ速度SSDと、1/F(秒)よりも大きくなりえない最適シャッタ速度SSD0との差分値であるシャッタ速度差分値SSDDは、−1/F(秒)より小さくはならない。
−1/F < A << B < 0
の大小関係になる、−1/Fに近い値A、0に近い値Bを設定し、A以下の値の場合には関数gsの出力値がK+1に、B以上の値の場合には関数fsの出力値が1になるようにする、所謂クリッピングの方法を採用してもよい。
もちろん動きぼけ付加処理の方法は、上記に限られるものではない。
この場合、撮像シャッタ速度はSaとSbの中間であり、被写体速度の値によって最適なシャッタ速度が実際の撮像シャッタ速度Scよりも高速な場合もあるが、その逆に最適なシャッタ速度が実際の撮像シャッタ速度Scよりも低速な場合もある。
例えば被写体速度の値がVaである分割領域においては、最適なシャッタ速度相当の動きぼけを含んだ画像を生成するために、何らかの方法で動きぼけを削減する処理を行って実現しなければならない。
そして動きぼけ削減処理部164は、<1>で説明したと同様の動きぼけ削減手法により、フィルタリングを実行する。
この場合、<2>で説明したものと同様に、処理選択制御部171は、動きぼけ付加処理を選択したことを伝達する処理選択制御情報SCSを分岐部163へと出力することとなり、分岐部163では復号画像データDD中の当該分割領域の信号を、動きぼけ付加処理部165へと出力する。
そして動きぼけ付加処理部165は、<2>で説明したと同様の動きぼけ付加手法により、フィルタリングを実行する。
このような画像再生装置100によれば、ジャーキネスとブラーに対して適切に対応した補正処理を行い、その双方を抑制することで、動画像表示出力部190での出力画像としての画質向上を実現できる。
またこの場合、復号画像データDDについての撮像された際のシャッタ速度の情報が未知であっても、撮像時のシャッタ速度を推定することで、推定されたシャッタ速度を評価した値をもとに適切な動きぼけ補正処理を行うことができる。
基本構成例IIIに対応する例としての画像再生装置100については、全体構成は図5と同様となるが、上述した動きぼけ補正処理部160の構成が、図25の補正処理部160Aのようになると考えればよい。
図25は、上記図15と同様の形式で、動きぼけ補正パラメータ算出部170と動きぼけ補正処理部160Aを示している。
なお、動きぼけ補正パラメータ算出部170における処理選択制御部171、最適シャッタ速度情報記憶部172については、上記図15以降で説明したものと同様である。但し、処理選択制御部171から出力される処理選択制御情報SCSは、選択合成部167に供給されるものとなる。
また動きぼけ削減処理部164,動きぼけ付加処理部165の補正処理手法も同様である。
動きぼけ削減処理部164では、入力された復号画像データDDの全ての分割領域について、処理選択制御部171から供給される分割領域毎のフィルタパラメータPDに基づいて、動きぼけ削減処理を行い、選択合成部167に出力する。
また動きぼけ付加処理部165では、入力された復号画像データDDの全ての分割領域について、処理選択制御部171から供給される分割領域毎のフィルタパラメータPDに基づいて、動きぼけ付加処理を行い、選択合成部167に出力する。
選択合成部167は、処理選択制御部171から供給される処理選択制御情報SCSに応じて、各分割領域の画像データを選択する。即ち1フレームを構成する各分割領域について、動きぼけ削減処理部164からの画像データと、動きぼけ付加処理部165からの画像データのいずれかを選択する。
そして選択した各分割領域の画像データを合成し、1フレームの出力画像データODを生成して出力する。
以上の実施の形態は、画像処理装置1,2,3、及びその具体例としての画像再生装置100について説明したが、本発明は画像処理を行う特定種類の機器として各種機器に適用できる。例えば画像再生装置以外に、撮像装置、通信装置、画像記録装置、ゲーム機器、ビデオ編集機、などが想定される。
さらに、汎用のパーソナルコンピュータその他の情報処理装置において、画像処理装置1,2,3を実現することも当然想定される。
例えば図1,図3,図4における動きぼけ補正パラメータ算出部12、動きぼけ補正処理部13,シャッタ速度推定処理部14としての動作を演算処理装置に実行させるプログラムを画像処理アプリケーションソフトウエアとして提供することで、パーソナルコンピュータ等において、適切な画像処理を実現できる。
さらには、上記画像データを解析処理することで上記シャッタ速度情報を推定するシャッタ速度を推定するステップを加え、上記の動きぼけ補正パラメータを算出するステップにおいては、推定されたシャッタ速度情報を用いるようにすることで、シャッタ速度推定処理部14としての動作を演算処理装置に実行させるプログラムも実現される。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD、ブルーレイディスク、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、プログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
Claims (20)
- 画像データを構成する単位画像間での画像の動きを示す動き情報、及び上記画像データを撮像した時のシャッタ速度情報を基に、動きぼけ補正処理に必要な動きぼけ補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、
上記動きぼけ補正パラメータを用いて、少なくとも動きぼけを削減する処理を実行し、画像データに含まれる動きぼけ量を補正する動きぼけ補正処理手段と、
を備える画像処理装置。 - 上記動きぼけ補正処理手段は、上記動きぼけ補正パラメータを用いて、画像データに動きぼけを付加する処理及び動きぼけを削減する処理を実行する請求項1に記載の画像処理装置。
- 上記画像データを解析処理することで上記シャッタ速度情報を推定するシャッタ速度推定処理手段をさらに備え、
上記補正パラメータ算出手段は、補正パラメータの算出の際に、上記シャッタ速度推定処理手段で推定されたシャッタ速度情報を用いる請求項1に記載の画像処理装置。 - 上記動きぼけ補正処理手段は、上記動きぼけ補正パラメータを基に、画像データに動きぼけを付加する処理又は動きぼけを削減する処理を、画像データ内の分割領域ごとに適応的に選択し、選択した動きぼけ補正処理を実行する請求項1に記載の画像処理装置。
- 上記動きぼけ補正処理手段は、画像データに対し、動きぼけを付加する処理及び動きぼけを削減する処理をそれぞれ独立に実行し、処理された双方の画像データから、上記動きぼけ補正パラメータを基に、画像データ内の分割領域ごとに適応的に出力するデータを選択して出力する請求項1に記載の画像処理装置。
- 上記画像データから、上記動き情報として動きベクトルを生成する動きベクトル生成手段を更に備え、
上記動きぼけ補正手段は、上記動きベクトル生成手段により生成された動きベクトルを用いて、上記画像データにフィルタ処理を施すことにより、動きぼけの補正処理を実行する請求項1に記載の画像処理装置。 - 上記シャッタ速度推定処理手段は、
画像データ中の対象領域に含まれる動きぼけの特性を解析し、シャッタ速度演算用パラメータを抽出する動きぼけ特性解析部と、
上記動きぼけ特性解析手段により抽出されたシャッタ速度演算用パラメータ、及び上記対象領域に対応する動き情報を用いて、上記画像データを撮像した時のシャッタ速度情報を算出する撮像シャッタ速度演算部と、
を備える請求項3に記載の画像処理装置。 - 上記シャッタ速度推定処理手段は、
上記動きぼけ特性解析手段による解析処理の対象領域を、上記画像データを構成する各単位画像中から抽出して特定する処理対象領域選択部を、
さらに備える請求項7に記載の画像処理装置。 - 上記画像データから、上記動き情報として動きベクトルを生成する動きベクトル生成手段を更に備え、
上記シャッタ速度推定処理手段における上記処理対象領域選択部は、
上記画像データのエッジ情報、及び上記動きベクトル生成手段で生成された動きベクトルの情報を用いて、上記対象領域を特定する請求項8に記載の画像処理装置。 - 上記シャッタ速度推定処理手段は、撮像シャッタ速度高精度化処理部を更に備え、
上記シャッタ速度推定処理手段においては、
上記動きぼけ特性解析部は、複数の対象領域について上記シャッタ速度演算用パラメータを抽出し、
上記撮像シャッタ速度演算部は、複数の対象領域について上記シャッタ速度演算用パラメータとそれぞれの対象領域に対応する動き情報を用いて、複数の上記シャッタ速度情報を算出し、
上記撮像シャッタ速度高精度化処理部は、複数の上記シャッタ速度情報の算出結果を用いて、撮像シャッタ速度の推定を行う請求項7に記載の画像処理装置。 - 上記シャッタ速度推定処理手段は、入力される画像データについてのシーンチェンジが検出されてから次のシーンチェンジが検出されるまでの期間に、1回のみシャッタ速度推定処理を行うとともに、当該期間中は、上記1回のシャッタ速度推定処理の結果を保持する請求項3に記載の画像処理装置。
- 上記シャッタ速度推定処理手段は、入力される画像データについてのシーンチェンジが検出されてから次のシーンチェンジが検出されるまでの期間に、複数回のシャッタ速度推定処理を行うとともに、
上記複数回のシャッタ速度推定処理による複数のシャッタ速度情報の算出結果を用いて、撮像シャッタ速度の推定を行う撮像シャッタ速度高精度化処理部を、さらに備えた請求項3に記載の画像処理装置。 - 上記補正パラメータ算出手段は、
被写体速度と、出力画像の画像劣化が低減される撮像シャッタ速度とを対応付ける対応付け情報を保持し、該対応付け情報を参照して、被写体速度に対応する最適シャッタ速度を画像データ内の分割領域毎に取得し、入力された撮像シャッタ速度の情報と上記最適シャッタ速度とを比較することで、動きぼけを付加する処理又は動きぼけを削減する処理の選択制御情報である動きぼけ補正パラメータを算出し、
上記動きぼけ補正処理手段は、
上記動きぼけ補正パラメータに基づいて、画像データに動きぼけを付加する処理及び動きぼけを削減する処理を選択的に実行する請求項1に記載の画像処理装置。 - 上記補正パラメータ算出手段は、
被写体速度と、出力画像の画像劣化が低減される撮像シャッタ速度とを対応付ける対応付け情報を保持し、該対応付け情報を参照して、被写体速度に対応する最適シャッタ速度を画像データ内の分割領域毎に取得し、入力された撮像シャッタ速度の情報と上記最適シャッタ速度とを比較することで、動きぼけを付加する処理又は動きぼけを削減する処理の選択制御情報である動きぼけ補正パラメータを算出し、
上記動きぼけ補正処理手段は、
画像データに対し、動きぼけを付加する処理及び動きぼけを削減する処理をそれぞれ独立に実行し、処理された双方の画像データから、上記動きぼけ補正パラメータを基に、画像データ内の分割領域ごとに適応的に出力するデータを選択して出力する請求項1に記載の画像処理装置。 - 上記補正パラメータ算出手段は、
上記動きぼけ補正処理手段において画像データに動きぼけを付加する処理又は動きぼけを削減する処理の実行の際の、付加又は削減の度合いを示す動きぼけ補正パラメータを算出する請求項1に記載の画像処理装置。 - 上記付加又は削減の度合いを示す動きぼけ補正パラメータは、
撮像シャッタ速度、又は撮像シャッタ速度と上記最適シャッタ速度との差分である請求項15に記載の画像処理装置。 - 上記付加又は削減の度合いを示す動きぼけ補正パラメータは、
分割領域の移動速度情報である請求項15に記載の画像処理装置。 - 動き情報を用いて符号化された画像データを取り込む画像取込手段をさらに備え、
上記画像取込手段は、取り込んだ画像データを、上記動き情報を用いて復号するとともに、上記動き情報を、動きぼけ補正パラメータの算出に用いる動き情報として、上記補正パラメータ算出手段に供給する請求項1に記載の画像処理装置。 - 画像データを構成する単位画像間での画像の動きを示す動き情報、及び上記画像データを撮像した時のシャッタ速度情報を基に、動きぼけ補正処理に必要な動きぼけ補正パラメータを算出するステップと、
上記動きぼけ補正パラメータを用いて、少なくとも動きぼけを削減する処理を実行し、画像データに含まれる動きぼけ量を補正するステップと、
を有する画像処理方法。 - 画像データを構成する単位画像間での画像の動きを示す動き情報、及び上記画像データを撮像した時のシャッタ速度情報を基に、動きぼけ補正処理に必要な動きぼけ補正パラメータを算出するステップと、
上記動きぼけ補正パラメータを用いて、少なくとも動きぼけを削減する処理を実行し、画像データに含まれる動きぼけ量を補正するステップと、
を演算処理装置に実行させるプログラム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008161581A JP4666012B2 (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム |
| EP20090251344 EP2136554A3 (en) | 2008-06-20 | 2009-05-19 | Apparatus, method, and program for processing image |
| US12/487,922 US9270897B2 (en) | 2008-06-20 | 2009-06-19 | Apparatus, method, and program for processing image |
| CN200910146332XA CN101610349B (zh) | 2008-06-20 | 2009-06-19 | 用于处理图像的装置和方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008161581A JP4666012B2 (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010004329A true JP2010004329A (ja) | 2010-01-07 |
| JP4666012B2 JP4666012B2 (ja) | 2011-04-06 |
Family
ID=41057624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008161581A Expired - Fee Related JP4666012B2 (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US9270897B2 (ja) |
| EP (1) | EP2136554A3 (ja) |
| JP (1) | JP4666012B2 (ja) |
| CN (1) | CN101610349B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012070295A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 映像処理装置及び映像処理方法 |
| JP2014501462A (ja) * | 2010-12-14 | 2014-01-20 | トムソン ライセンシング | モーション・ブラーを含む画像を生成する方法および装置 |
| US20220318958A1 (en) * | 2018-09-14 | 2022-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and image processing method |
Families Citing this family (63)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009253675A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Canon Inc | 再生装置および方法、プログラム |
| JP4674620B2 (ja) * | 2008-07-29 | 2011-04-20 | ソニー株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム |
| JP5490404B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2014-05-14 | シャープ株式会社 | 画像復号装置 |
| US10757308B2 (en) | 2009-03-02 | 2020-08-25 | Flir Systems, Inc. | Techniques for device attachment with dual band imaging sensor |
| US9948872B2 (en) | 2009-03-02 | 2018-04-17 | Flir Systems, Inc. | Monitor and control systems and methods for occupant safety and energy efficiency of structures |
| US9843742B2 (en) | 2009-03-02 | 2017-12-12 | Flir Systems, Inc. | Thermal image frame capture using de-aligned sensor array |
| US9756264B2 (en) | 2009-03-02 | 2017-09-05 | Flir Systems, Inc. | Anomalous pixel detection |
| US9843743B2 (en) | 2009-06-03 | 2017-12-12 | Flir Systems, Inc. | Infant monitoring systems and methods using thermal imaging |
| US9716843B2 (en) | 2009-06-03 | 2017-07-25 | Flir Systems, Inc. | Measurement device for electrical installations and related methods |
| JP2011114407A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Sony Corp | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 |
| US9706138B2 (en) | 2010-04-23 | 2017-07-11 | Flir Systems, Inc. | Hybrid infrared sensor array having heterogeneous infrared sensors |
| US9948878B2 (en) | 2010-04-23 | 2018-04-17 | Flir Systems, Inc. | Abnormal clock rate detection in imaging sensor arrays |
| JP2012032739A (ja) | 2010-08-03 | 2012-02-16 | Mitsubishi Electric Corp | 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置 |
| US8823745B2 (en) * | 2011-06-02 | 2014-09-02 | Yoostar Entertainment Group, Inc. | Image processing based on depth information and color data of a scene |
| CN103875235B (zh) * | 2011-06-10 | 2018-10-12 | 菲力尔系统公司 | 用于红外成像装置的非均匀性校正技术 |
| US9058653B1 (en) | 2011-06-10 | 2015-06-16 | Flir Systems, Inc. | Alignment of visible light sources based on thermal images |
| US9961277B2 (en) | 2011-06-10 | 2018-05-01 | Flir Systems, Inc. | Infrared focal plane array heat spreaders |
| US9509924B2 (en) | 2011-06-10 | 2016-11-29 | Flir Systems, Inc. | Wearable apparatus with integrated infrared imaging module |
| US10051210B2 (en) | 2011-06-10 | 2018-08-14 | Flir Systems, Inc. | Infrared detector array with selectable pixel binning systems and methods |
| US9706137B2 (en) | 2011-06-10 | 2017-07-11 | Flir Systems, Inc. | Electrical cabinet infrared monitor |
| US9143703B2 (en) | 2011-06-10 | 2015-09-22 | Flir Systems, Inc. | Infrared camera calibration techniques |
| US9900526B2 (en) | 2011-06-10 | 2018-02-20 | Flir Systems, Inc. | Techniques to compensate for calibration drifts in infrared imaging devices |
| US9235023B2 (en) | 2011-06-10 | 2016-01-12 | Flir Systems, Inc. | Variable lens sleeve spacer |
| US10841508B2 (en) | 2011-06-10 | 2020-11-17 | Flir Systems, Inc. | Electrical cabinet infrared monitor systems and methods |
| US10389953B2 (en) | 2011-06-10 | 2019-08-20 | Flir Systems, Inc. | Infrared imaging device having a shutter |
| JP2013033330A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-14 | Sony Corp | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
| JP6089373B2 (ja) * | 2012-02-03 | 2017-03-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 評価方法、評価装置、コンピュータ・プログラムおよび記録媒体 |
| WO2014024916A1 (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-13 | シャープ株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像表示装置 |
| US10996542B2 (en) | 2012-12-31 | 2021-05-04 | Flir Systems, Inc. | Infrared imaging system shutter assembly with integrated thermister |
| WO2014160297A2 (en) * | 2013-03-14 | 2014-10-02 | Drs Rsta, Inc. | Method and system for adaptive pixel replacement |
| US9165345B2 (en) | 2013-03-14 | 2015-10-20 | Drs Network & Imaging Systems, Llc | Method and system for noise reduction in video systems |
| US9355435B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-05-31 | Drs Network & Imaging Systems, Llc | Method and system for adaptive pixel replacement |
| US9973692B2 (en) | 2013-10-03 | 2018-05-15 | Flir Systems, Inc. | Situational awareness by compressed display of panoramic views |
| FR3013487B1 (fr) | 2013-11-18 | 2017-04-21 | Univ De Nice (Uns) | Procede d'estimation de la vitesse de deplacement d'une camera |
| FR3013488B1 (fr) | 2013-11-18 | 2017-04-21 | Univ De Nice (Uns) | Procede d'estimation de la vitesse de deplacement d'une camera |
| KR20150078275A (ko) * | 2013-12-30 | 2015-07-08 | 삼성전자주식회사 | 움직이는 피사체 촬영 장치 및 방법 |
| US11297264B2 (en) | 2014-01-05 | 2022-04-05 | Teledyne Fur, Llc | Device attachment with dual band imaging sensor |
| US9237277B1 (en) * | 2014-06-06 | 2016-01-12 | Google Inc. | Accurate simulation of shallow depth of field using contrast detection |
| CN104363380B (zh) * | 2014-10-15 | 2017-10-27 | 北京智谷睿拓技术服务有限公司 | 图像采集控制方法和装置 |
| US9684970B2 (en) * | 2015-02-27 | 2017-06-20 | Qualcomm Incorporated | Fast adaptive estimation of motion blur for coherent rendering |
| US20160295108A1 (en) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | Cheng Cao | System and method for panoramic imaging |
| EP3573020B1 (en) | 2015-04-30 | 2020-11-11 | FotoNation Limited | A method and apparatus for producing a video stream |
| WO2016185947A1 (ja) * | 2015-05-19 | 2016-11-24 | ソニー株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、受信装置および送信装置 |
| JP6389801B2 (ja) | 2015-05-27 | 2018-09-12 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 |
| FR3041136A1 (fr) * | 2015-09-14 | 2017-03-17 | Parrot | Procede de determination d'une duree d'exposition d'une camera embarque sur un drone, et drone associe. |
| US10230912B2 (en) * | 2016-06-28 | 2019-03-12 | Seek Thermal, Inc. | Fixed pattern noise mitigation for a thermal imaging system |
| EP3512323B1 (en) * | 2016-09-07 | 2021-06-16 | Fuji Corporation | Recognition device |
| JP7159866B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2022-10-25 | 株式会社ニコン | 撮像装置およびプログラム |
| WO2018194040A1 (ja) * | 2017-04-17 | 2018-10-25 | ソニー株式会社 | 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、記録装置および記録方法 |
| CN109672818B (zh) * | 2017-10-16 | 2020-12-22 | 华为技术有限公司 | 一种调整图像质量的方法及装置 |
| CN108648463B (zh) * | 2018-05-14 | 2020-10-27 | 三峡大学 | 一种路口交通视频中车辆检测方法及系统 |
| JP7292033B2 (ja) * | 2018-12-28 | 2023-06-16 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、撮像装置、及びプログラム |
| WO2020159988A1 (en) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | Op Solutions, Llc | Inter prediction in exponential partitioning |
| CN110166649A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-08-23 | 北京控制与电子技术研究所 | 一种基于fpga的图像消旋器 |
| CN112330544B (zh) * | 2019-08-05 | 2024-02-09 | 浙江宇视科技有限公司 | 图像拖影的处理方法、装置、设备及介质 |
| CN111479035B (zh) * | 2020-04-13 | 2022-10-18 | Oppo广东移动通信有限公司 | 图像处理方法、电子装置及计算机可读存储介质 |
| CN116249936A (zh) * | 2020-09-30 | 2023-06-09 | 富士胶片株式会社 | 摄像装置、摄像方法及摄像程序 |
| JP7762723B2 (ja) | 2021-03-08 | 2025-10-30 | グーグル エルエルシー | シンチレーションを小さくし、かつ、ディスプレイの領域を分離している境界の出現を少なくするための運動誘導ぼかし |
| US11956539B2 (en) * | 2021-06-29 | 2024-04-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Correction control apparatus, image capturing apparatus, control method, and recording medium |
| CN116982075A (zh) * | 2021-07-07 | 2023-10-31 | 三星电子株式会社 | 用于增强图像质量的方法和系统 |
| CN114529555A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-05-24 | 红云红河烟草(集团)有限责任公司 | 一种基于图像识别的烟箱高效进出库检测方法 |
| WO2024035223A1 (en) * | 2022-08-11 | 2024-02-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | System and method for enhancing the quality of a video |
| CN116156079B (zh) * | 2023-02-22 | 2025-12-09 | 维沃移动通信有限公司 | 视频处理方法、装置、设备和存储介质 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0638098A (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-10 | Sony Corp | ビデオカメラの信号処理回路 |
| JP2003006648A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-10 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| JP2005260928A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-09-22 | Sony Corp | 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム |
| WO2006068293A1 (ja) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Sony Corporation | 画像処理装置と画像処理方法および画像処理プログラム |
| JP2007020140A (ja) * | 2004-12-07 | 2007-01-25 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| JP2007274299A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Sony Corp | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2297450B (en) * | 1995-01-18 | 1999-03-10 | Sony Uk Ltd | Video processing method and apparatus |
| JP4150949B2 (ja) * | 2001-05-30 | 2008-09-17 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| JP4100205B2 (ja) | 2003-03-14 | 2008-06-11 | ソニー株式会社 | シーンチェンジ検出方法および装置 |
| JP4106554B2 (ja) * | 2003-09-08 | 2008-06-25 | ソニー株式会社 | 撮影環境判定方法および撮像装置 |
| JP4337505B2 (ja) * | 2003-10-31 | 2009-09-30 | ソニー株式会社 | 撮像装置および撮像方法、画像処理装置および画像処理方法、画像表示システム、記録媒体、並びにプログラム |
| JP5062968B2 (ja) | 2004-08-11 | 2012-10-31 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| US7538794B2 (en) * | 2005-01-31 | 2009-05-26 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method and apparatus for motion estimation in a digital imaging device |
| CN101297545B (zh) * | 2005-10-28 | 2012-05-02 | 株式会社尼康 | 摄影装置、图像处理装置 |
| US8063942B2 (en) * | 2007-10-19 | 2011-11-22 | Qualcomm Incorporated | Motion assisted image sensor configuration |
-
2008
- 2008-06-20 JP JP2008161581A patent/JP4666012B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-05-19 EP EP20090251344 patent/EP2136554A3/en not_active Withdrawn
- 2009-06-19 US US12/487,922 patent/US9270897B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-06-19 CN CN200910146332XA patent/CN101610349B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0638098A (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-10 | Sony Corp | ビデオカメラの信号処理回路 |
| JP2003006648A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-10 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| JP2005260928A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-09-22 | Sony Corp | 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム |
| JP2007020140A (ja) * | 2004-12-07 | 2007-01-25 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| WO2006068293A1 (ja) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Sony Corporation | 画像処理装置と画像処理方法および画像処理プログラム |
| JP2007274299A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Sony Corp | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012070295A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 映像処理装置及び映像処理方法 |
| JP2014501462A (ja) * | 2010-12-14 | 2014-01-20 | トムソン ライセンシング | モーション・ブラーを含む画像を生成する方法および装置 |
| US20220318958A1 (en) * | 2018-09-14 | 2022-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and image processing method |
| US11972546B2 (en) * | 2018-09-14 | 2024-04-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and image processing method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN101610349B (zh) | 2012-08-08 |
| US9270897B2 (en) | 2016-02-23 |
| EP2136554A3 (en) | 2010-06-30 |
| CN101610349A (zh) | 2009-12-23 |
| EP2136554A2 (en) | 2009-12-23 |
| JP4666012B2 (ja) | 2011-04-06 |
| US20090316009A1 (en) | 2009-12-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4666012B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム | |
| US8488009B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and program | |
| KR101426095B1 (ko) | 화상 처리 장치, 촬상 장치 및 화상 처리 방법 | |
| CN103854259B (zh) | 图像处理设备以及处理图像的方法 | |
| RU2419243C1 (ru) | Устройство и способ обработки изображений и устройство и способ отображения изображений | |
| US8369649B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and computer program for performing super-resolution process | |
| JP2007274299A (ja) | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム | |
| CN101193255A (zh) | 图像调整量确定装置、方法、程序以及图像处理装置 | |
| CN101552868A (zh) | 用于减少视频信号中运动模糊的设备和方法 | |
| JP2012249038A (ja) | 画像信号処理装置、画像信号処理方法 | |
| KR20140118031A (ko) | 영상 처리 장치 및 방법 | |
| JP2009081574A (ja) | 画像処理装置、方法およびプログラム | |
| JP2014021928A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム | |
| KR101200231B1 (ko) | 화상 처리 장치 및 방법, 및 기록 매체 | |
| US20100066842A1 (en) | Method and apparatus for producing sharp frames with less blur | |
| JP5177284B2 (ja) | 被写体動き検出装置および方法 | |
| JP2012109656A (ja) | 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置及び方法 | |
| JP2005150903A (ja) | 画像処理装置、ノイズ除去方法及びノイズ除去プログラム | |
| KR101125977B1 (ko) | 화상 처리 장치 및 방법, 기록 매체 | |
| JP5566196B2 (ja) | 画像処理装置及びその制御方法 | |
| JP6128878B2 (ja) | 映像処理装置、映像処理方法、放送受信装置、映像撮影装置、映像蓄積装置及びプログラム | |
| JP2010015483A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
| CN109754370B (zh) | 图像去噪方法及装置 | |
| JP4915468B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム | |
| JP2013500666A (ja) | 信号フィルタリング方法及びフィルタ係数計算方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100409 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100705 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101214 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101227 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
