JP5566196B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
ND:Neutral Density)フィルターを使用して、撮影時のシャッター速度を調整する方法もあるが、ユーザーが望んでいる画像に最適な減光フィルターを選択するのは非常に面倒な作業である。
作成することのできる汎用性および実現性に優れた技術を提供することを目的とする。
できるし、入力され若しくは記録されたブラケット動画を加工または再生する映像記録再生装置に適用することもできる。或いは、本発明の機能および処理を、コンピュータプログラムによって実現することも可能である。
[実施例1]
本実施例の目的は、注目被写体の背景を大きくぼかすことで奥行き感を強調し、さらに注目被写体がスムーズに動く動画をユーザーに提供することである。
。ブラケット動画のN−2フレームは画像201、画像202の2種類の画像が記録されている。画像201と画像202は、それぞれ異なる被写界深度で撮影されている画像であり、撮影時刻は同期している画像である。例えば、図3(a)は被写界深度を深く撮影した画像の例であり、図3(b)は被写界深度を浅く撮影した画像の例である。N−1フレームの画像301および画像302、Nフレームの画像401および画像402についても同様の関係である。ブラケット動画には、記録時間に応じたフレーム数の画像が記録されている。また、画像復号化部102では、ブラケット動画に含まれている情報データ(例えば、メタデータなど)もデコードされ出力される。入力画像の入力される形態については特に限定されない。たとえば、ハードディスク装置やメモリカード等のメディアから入力してもよいし、ネットワークもしくは放送を通じて受信してもよい。
つの物体が属する領域のくっきり度が高くなり、それ以外の領域に対してはくっきり度が低く算出される。空間周波数特性は、0〜1.0の間の値として出力される。空間周波数特性値が0と出力されれば最もぼやけた画素を表し、1.0と出力されれば、最もくっきりした画素を表すこととなる。なお、空間周波数特性の算出方法は、高周波成分から算出する方法に限られるものではなく、空間周波数の特性が判定出来れば他の方法でも構わない。例えば、画像情報に付与しているメタデータの情報を用いても良い。
画像合成率 = F1(x) × G1(x)
の画像の合成割合が100%となる。図4(c)を見て分かる通り、図3(c)に示した車133の領域に対しては、動き量が大きいため、図3(a)の画像(被写界深度の深い画像A)の割合が高くなる。また、空間周波数特性でくっきりしていると判定された人132に対しては、動き判定結果が静止判定となるため、図3(b)の画像(被写界深度の浅い画像B)の割合が高くなる。
実施例1では、注目被写体の背景を大きくぼかすことで奥行き感を強調し、さらに注目被写体の動きがスムーズにみえる動画をユーザーに提供することを目的としたが、実施例2では、画像のスムーズさよりも画像のくっきり感を優先した動画をユーザーに提供することを目的とする。
画像合成率算出部105は、空間周波数特性解析部103の解析結果(図4(a))と、動き量特性解析部104の解析結果(図4(b))から2つの画像(図3(a)の画像と図3(b)の画像)の画像合成率を決定する。画像合成率の具体的な算出方法を、以下に説明する。
画像合成率 = 1.0 −(F1(x) × G1(x))
これにより、画像全体がくっきりした動画を生成することが可能になる。つまり、このような画像合成率を適用することにより、動きの大きな領域に対してはよりくっきりした画像、動きの少ない領域に対してもぼやけの少ないくっきりした画像が得られる。
時に図3(b)の画像の合成割合が100%となる。図7(a)を見て分かる通り、図3(c)に示した車133の領域に対しては、動き量が大きく、動きぼやけが無い図3(b)の画像(被写界深度の浅い画像)の割合が高くなる。また、空間周波数特性でくっきりしていると判定された人132の領域に対しては、図3(a)の画像(被写界深度の深い画像)の割合が高くなる。
実施例1及び実施例2では、空間周波数特性と動き量特性を乗算した結果に基づいて画像合成率を決定したが、本実施例では、空間周波数特性と動き量特性を予め設定された閾値と比較した結果に基づいて画像合成率を決定する。
る(S307)。
Claims (14)
- 同じ対象を異なる被写界深度で撮影することで得られた複数の動画から、対応するフレーム同士を合成することによって1つの合成動画を生成する画像処理装置であって、
前記複数の動画のうち、少なくとも1つの動画のフレームに対して動き量を求める動き量解析手段と、
前記複数の動画のうち、少なくとも1つの動画のフレームに対して空間周波数特性を求める空間周波数解析手段と、
前記空間周波数解析手段により求められた空間周波数特性と、前記動き量解析手段により求められた動き量とから、前記複数の動画のフレーム同士の合成率を決定する合成率算出手段と、
前記合成率算出手段によって決定された合成率で前記複数の動画のフレームを合成する画像合成手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記複数の動画は、第1の動画と前記第1の動画よりも被写界深度の浅い第2の動画とを含み、
前記空間周波数解析手段は、前記第2の動画のフレームに対して空間周波数特性を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記動き量解析手段は、前記第2の動画のフレームに対して動き量を求めることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記合成率算出手段は、空間周波数が低いほど前記第2の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
- 前記合成率算出手段は、動き量が大きいほど前記第1の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記合成率算出手段は、空間周波数が低いほど前記第1の動画の画素の割合が大きくなり、かつ、動き量が大きいほど前記第2の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
- 前記合成率算出手段は、
空間周波数が第1の閾値よりも高く、かつ、動き量が第2の閾値よりも大きい場合に、前記第2の動画の画素に比べて前記第1の動画の画素の割合が大きくなり、それ以外の場合に、前記第1の動画の画素に比べて前記第2の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 同じ対象を異なる被写界深度で撮影することで得られた複数の動画から、対応するフレーム同士を合成することによって1つの合成動画を生成する画像処理装置の制御方法であって、
前記複数の動画のうち、少なくとも1つの動画のフレームに対して動き量を求める動き量解析ステップと、
前記複数の動画のうち、少なくとも1つの動画のフレームに対して空間周波数特性を求める空間周波数解析ステップと、
前記空間周波数解析ステップにより求められた空間周波数特性と、前記動き量解析ステップにより求められた動き量とから、前記複数の動画のフレーム同士の合成率を決定する合成率算出ステップと、
前記合成率算出ステップによって決定された合成率で前記複数の動画のフレームを合成する画像合成ステップと、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 前記複数の動画は、第1の動画と前記第1の動画よりも被写界深度の浅い第2の動画とを含み、
前記空間周波数解析ステップでは、前記第2の動画のフレームに対して空間周波数特性を求めることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。 - 前記動き量解析ステップでは、前記第2の動画のフレームに対して動き量を求めることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記合成率算出ステップでは、空間周波数が低いほど前記第2の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記合成率算出ステップでは、動き量が大きいほど前記第1の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項9〜11のうちいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記合成率算出ステップでは、空間周波数が低いほど前記第1の動画の画素の割合が大きくなり、かつ、動き量が大きいほど前記第2の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記合成率算出ステップでは、
空間周波数が第1の閾値よりも高く、かつ、動き量が第2の閾値よりも大きい場合に、前記第2の動画の画素に比べて前記第1の動画の画素の割合が大きくなり、それ以外の場
合に、前記第1の動画の画素に比べて前記第2の動画の画素の割合が大きくなるように、前記第1の動画の画素と前記第2の動画の画素の合成率を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置の制御方法。
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