JP2010004295A - 基地局装置、移動機、無線通信制御方法および無線通信制御プログラム - Google Patents

基地局装置、移動機、無線通信制御方法および無線通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局を跨るハンドオーバにおいて無線基地局間のメッセージ数を減少させネットワークの負荷を軽減させること。
【解決手段】無線基地局100は、移動機が無線基地局との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する候補セル取得部131と、取得された複数の無線通信経路候補のうち自無線基地局100が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する候補セル抽出部133、自局判定部134およびハンドオーバ準備部135と、判定の結果、自無線基地局100が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の無線基地局に対して通知するハンドオーバ準備部135と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線基地局を跨るハンドオーバを実現する基地局装置、移動機、無線通信制御方法および無線通信制御プログラムに関する。
従来より、第3世代(3G)移動体通信から第4世代(4G)移動体通信への移行を段階的に進めるために、高速移動体通信の規格としてLTE(Long Term Evolution:スーパー3G)の開発が行われている。このLTEは、IMT−2000発展系であると位置付けられながら、4Gへの移行をスムーズに行うために、無線インターフェースやRAN(Radio Access Controller)アーキテクチャが3Gシステムから抜本的に見直されている。その結果、LTEは、遅延時間の圧縮や通信速度の向上等によって、下り最大300Mビット/秒、上り最大50Mビット/秒のデータ通信速度を実現する。
ここで、LTEを用いた移動体通信システムの構成例を、図1を参照して説明する。同図に示すように、このLTEを用いた移動体通信システムでは、複数の無線基地局がコアネットワークに接続されたゲートウェイ装置(EPC(Evolved Packet Core))に直接接続され、従来の3Gシステムの複数の無線基地局を集中制御していたRNC(Radio Network Controller)が省かれている。そして、各無線基地局は、複数の通信領域(以降、「セル」という。)を管理して、管理されるセルを介する無線通信を制御する。そして、LTEを用いた移動体通信システムでは、移動機がセルを跨る移動(以降、「ハンドオーバ」という。)を行う場合は、一旦、移動元のセルとの接続を切断し、移動先のセルと接続を確立する。移動機が無線基地局を跨って移動を行う場合も同様であって、例えば、図1に示すように、無線基地局Xが管理するセルBを介して無線通信する移動機が、無線基地局Yが管理するセルCに移動したとき、セルBとの接続を切断し、セルCとの接続を確立することになる。
このような移動機が無線基地局を跨って移動を行う場合に、移動先の無線基地局が管理するセルと移動機との接続が失敗することがある。このとき、移動元の無線基地局が、移動先の無線基地局との間で協働してネットワーク主導によって再接続を行う。
また、移動先の無線基地局が管理するセルと移動機との接続が失敗するとき、ハンドオーバ制御を行う基地局が、移動先の無線基地局が管理するセルと移動機との接続が成功するまで再接続を繰り返すピンポン現象の発生をあらかじめ認知してピンポン現象を防止する移動体通信システムが知られている。
ここで、LTEを用いた移動体通信システムにおいて移動機が無線基地局を跨って移動を行う場合に、無線基地局がハンドオーバ制御を行う例を、図2を用いて具体的に説明する。同図に示すように、移動機の移動先でハンドオーバ可能な候補セルを複数含んだハンドオーバの要求メッセージを、移動機が現在通信中の無線基地局Xに対して送信する。そして、無線基地局Xは、受信されたメッセージ中に含まれる複数の候補セルを1つずつ選択して、選択された候補セルを管理する無線基地局Yに対して候補セルを介した無線通信を実行可能にさせるハンドオーバ準備を行わせて、ハンドオーバ準備の成功結果または失敗結果を受信する。具体的には、移動機は、ハンドオーバ可能な複数の候補セル(C、D、E、F)が表されたリストを含んだハンドオーバの要求メッセージを無線基地局Xに対して送信すると、無線基地局Xは、当該メッセージを受信し、優先順位の一番高い候補セルCを選択して、選択された候補セルCを管理する無線基地局装置Yに対して候補セルCへのハンドオーバ要求を送信する。無線基地局装置Yは、候補セルCへのハンドオーバの準備が失敗したとき、無線基地局Xに対して候補セルCへのハンドオーバの準備が失敗したことを送信する。無線基地局Xは、候補セルCへのハンドオーバ要求に対する失敗通知を受信すると、引き続き、複数の候補セルから次の候補セルDを選択し、選択された候補セルDを管理する無線基地局Yに対して候補セルDへのハンドオーバ要求を送信する。そして、無線基地局Yが候補セルDへのハンドオーバの準備が失敗したとき、無線基地局Xは、候補セルDへのハンドオーバ要求に対する失敗通知を受信し、さらに次の候補セルEを選択し、選択された候補セルEを管理する無線基地局Zに対して候補セルEへのハンドオーバ要求を送信する。無線基地局Zは、候補セルEへのハンドオーバの準備が成功すると、無線基地局Xに対して候補セルEへのハンドオーバの準備が成功したことを送信する。すると、無線基地局Xは、ハンドオーバ要求した移動機に対して、無線基地局Zが管理するセルEへのハンドオーバの準備が完了したことを送信する。その後、移動機は、無線基地局Zが管理するセルEを介して無線通信を行う。
特開2007−295318号公報 特表2007−527176号公報
しかしながら、LTEを用いた移動体通信システムで移動機が無線基地局を跨って移動した場合の無線基地局のハンドオーバ制御では、無線基地局がハンドオーバ準備を失敗したときに、無線基地局間でやりとりされるメッセージ数が増加し、ネットワークに負荷がかかるという問題がある。すなわち、無線基地局を跨って移動した移動機からハンドオーバ可能な候補セルを複数含んだハンドオーバ要求メッセージを受信した無線基地局は、受信された複数の候補セルの中の1つに対してハンドオーバ要求を送信してその結果をその都度受信する。そのため、無線基地局は、ある候補セルからの成功通知があるまで1つの候補セルに対して送信と受信の2つのメッセージを通信するため、候補セルからの失敗通知が多いとメッセージ数が増加し、ネットワークに負荷がかかる。
特に、多数の移動機が同時にハンドオーバを行うような場合は、無線基地局間でやりとりされるメッセージ数の増加がより顕著に現れることになる。すなわち、LTEを用いた移動体通信システムでは、前述したとおり、無線基地局がセルを介した無線通信を制御するため、現状の3GシステムのRNCを跨った移動よりも無線基地局を跨る移動の方が確実に多くなり、無線基地局間のメッセージ数が増加する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無線基地局を跨るハンドオーバにおいて無線基地局間のメッセージ数を減少させ、ネットワークの負荷を軽減させることができる基地局装置、移動機、無線通信制御方法および無線通信制御プログラムを提供することを目的とする。
手段の1例として、例えば、移動機が基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する通知手段と、を備えた基地局装置を用いる。
かかる構成によれば、基地局装置は、複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補がみつかるまで実行可能な無線通信経路候補を判定することができるため、ハンドオーバが完了するまでの基地局装置間においてやりとりされるメッセージ数を減少させることができる。特に多数の移動機が同時にハンドオーバするとき、基地局装置は、移動機が無線通信中の基地局装置との間のネットワークの負荷を軽減させることができる。その結果、基地局装置は、移動機のハンドオーバが完了するまでの時間を短縮させることができる。
本明細書に開示された基地局装置、移動機、無線通信制御方法および無線通信制御プログラムは、複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かの判定をすることができる。ひいては、無線基地局を跨るハンドオーバにおいて無線基地局間のメッセージ数を減少させることができ、ネットワークの負荷を軽減させることも可能となる。
以下に、本発明に係るLTEを用いた移動体通信システムにおける無線基地局の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施例1に係る無線基地局は、移動機が無線基地局を跨るセル間の移動を行う際、移動機からハンドオーバ要求を受信した無線基地局(以降、「SeNB」という)から、移動機のハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたセル候補リストを取得し、取得されたセル候補リストに表されたセル候補のうち自局が管理する複数のセル候補(例えば3つのセル候補)に対してハンドオーバの準備を順次行い、複数のセル候補のいずれかについてハンドオーバの準備に成功したとき、SeNBに対して成功通知を送信する。その際、複数のセル候補のそれぞれについてハンドオーバ準備が失敗したとしても、その都度失敗の旨をSeNBに報告しなくても良い。すなわち、ハンドオーバの準備に成功した際、または、自局が管理する複数のセル候補(2つのセル候補または3つのセル候補すべて)についてハンドオーバ準備に失敗した際に1つの報告メッセージをSeNBに送信すれば良い。なお、他の基地局装置が管理するセル候補がある場合は、SeNBでなく、他の基地局装置に残りのセル候補についてハンドオーバの準備を行うように転送しても良い。ここで、移動機は、例えば携帯電話、PHSまたはPDAの如き携帯可能な移動体無線通信機器である。また、本実施例では、セルを介した無線通信を実行可能にすることを「ハンドオーバ準備」といい、ハンドオーバ準備後移動機の移動元のセルとの無線通信を切断することを「ハンドオーバ実行」というものとする。
図3は、実施例1に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、無線基地局100は、メッセージ送受信部(有線向け)110と、メッセージ送受信部(無線向け)111と、呼制御部120と、ハンドオーバ制御部130と、メッセージ編集部140と、管理データ150と、リソース管理部160と、を備える。
メッセージ送受信部(有線向け)110は、他の無線基地局との間のメッセージの送受信を行う。具体的には、メッセージ送受信部110は、自局がSeNBでない場合は他の無線基地局から、セル候補リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを受信して、呼制御部120に対して出力する。また、メッセージ送受信部110は、自局がSeNBの場合は、他の無線基地局からハンドオーバ準備の成功または失敗を通知するハンドオーバ応答メッセージを受信して、呼制御部120に対して出力する。さらに、メッセージ送受信部110は、各種メッセージをメッセージ編集部140から取得し、メッセージに応じて他の無線基地局に対して送信する。
メッセージ送受信部(無線向け)111は、ハンドオーバ要求をした移動機との間のメッセージの送受信を行う。具体的には、メッセージ送受信部111は、自局がSeNBの場合はハンドオーバ要求をした移動機から、ハンドオーバ可能な複数のセル候補が現されたセル候補リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを受信して、呼制御部120に対して出力する。また、メッセージ送受信部111は、ハンドオーバの準備が成功したことを通知するハンドオーバ応答メッセージをメッセージ編集部140から取得し、ハンドオーバ要求をした移動機に対して送信する。この移動機に対するハンドオーバ応答メッセージは、ハンドオーバが実行されたセルと当該セルを管理する無線基地局の情報を含むものとする。
呼制御部120は、メッセージ送受信部110から出力されたメッセージに応じて、移動機単位の呼制御を行う。具体的には、呼制御部120は、メッセージ送受信部110から出力されたハンドオーバ要求メッセージをハンドオーバ制御部130に対して出力する。また、呼制御部120は、メッセージ送受信部110からハンドオーバの準備が成功したことを通知するハンドオーバ応答メッセージを取得したとき、移動元のセルに対するリソースの解放をリソース管理部160に対して要求した後、ハンドオーバ応答メッセージをメッセージ編集部140に対して出力する。また、呼制御部120は、メッセージ送受信部110から出力されたハンドオーバの準備が失敗したことを通知する応答メッセージをメッセージ編集部140に対して出力する。さらに、呼制御部120は、ハンドオーバ制御部130からセル候補に対するハンドオーバ準備要求を取得すると、セル候補に対するリソース割り当てをリソース管理部160に対して要求する。そして、呼制御部120は、リソース管理部160によってセル候補にリソースが割り当てられたときはハンドオーバ準備の成功通知を、ハンドオーバ制御部130に通知する。一方、呼制御部120は、リソース管理部160によってセル候補にリソースが割り当てられなかったときはハンドオーバ準備の失敗通知を、ハンドオーバ制御部130に通知する。また、呼制御部120は、ハンドオーバ制御部130からハンドオーバ実行要求を取得すると、移動元のセルとの無線通信を切断するために、移動元のセルに対するリソースの解放をリソース管理部160に対して要求してハンドオーバを実行する。
ハンドオーバ制御部130は、候補セル取得部131と、候補セル記憶部132と、候補セル抽出部133と、自局判定部134と、ハンドオーバ準備部135と、ハンドオーバ実行部136と、を備える。
候補セル取得部131は、呼制御部120からセル候補リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを取得し、候補セル記憶部132に記憶させる。そして、候補セル取得部131は、ハンドオーバ要求メッセージを候補セル抽出部133に出力する。
候補セル記憶部132は、セル候補リストとセル候補に対するハンドオーバ準備の結果とを保持する。ここで、保持されるデータ構造について図4を参照して説明する。同図に示すように、候補セル記憶部132は、優先順位、セル候補、セル候補を管理する無線基地局名およびハンドオーバ準備の結果を保持する。優先順位は、セル候補に対してハンドオーバ準備を行う順位であり、例えば数字を大きくするごとに優先順位を低くする。セル候補は、移動機がハンドオーバを希望するセルである。無線基地局名は、セル候補を管理する無線基地局の名称である。ハンドオーバ準備結果は、セル候補に対してハンドオーバ準備を行った結果であり、「成功」または「失敗」が保持される。
候補セル抽出部133は、候補セル取得部131からハンドオーバ要求メッセージを取得すると、ハンドオーバ準備を行うセル候補を特定するために、候補セル記憶部132から優先順位第1位に対応するセル候補と当該セル候補を管理する無線基地局名とを抽出する。また、候補セル抽出部133は、ハンドオーバ準備部135からハンドオーバ準備を実行したセル候補の優先順位を含んだハンドオーバ失敗通知を取得すると、次にハンドオーバ準備を行うセル候補を特定するために、次に高い優先順位に対応するセル候補と当該セル候補を管理する無線基地局名を抽出する。このとき、候補セル抽出部133は、次に高い優先順位に対応するセル候補が存在しない場合は、ハンドオーバ失敗のメッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する。そして、候補セル抽出部133は、当該優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補が存在する場合は、抽出された優先順位とセル候補と無線基地局名とを自局判定部134に対して出力する。
自局判定部134は、候補セル抽出部133から優先順位とセル候補と無線基地局名とを取得すると、自局のセル候補に対してハンドオーバ準備を行うために、取得された無線基地局名に対応する無線基地局が自局であるか否かを判定する。ここで、自局判定部134は、候補セル抽出部133から取得された無線基地局名を利用する代わりに、管理データ150のセル情報データ152から自局が管理するセルを抽出して、セル候補が含まれているか否かを判定しても良い。そして、自局判定部134は、取得された無線基地局名が自局のときは、優先順位とセル候補と無線基地局名とをハンドオーバ準備部135に対して出力する。一方、自局判定部134は、取得された無線基地局名が自局でないときは、取得されたセル候補に対応する優先順位以降の複数のセル候補を候補セル記憶部132から抽出して、抽出された複数のセル候補を含んだハンドオーバ要求メッセージを取得された無線基地局名に対応する無線基地局に対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する。
ハンドオーバ準備部135は、自局判定部134から優先順位とセル候補と無線基地局名とを取得すると、当該セル候補に対してハンドオーバ準備要求を呼制御部120に指示する。そして、ハンドオーバ準備部135は、呼制御部120からハンドオーバ準備の成功通知を取得すると、当該セル候補を管理する自局がSeNBである場合は、移動元セルから移動先セルに無線通信の切り替えを行うために、ハンドオーバ実行部136に対してハンドオーバ実行要求を出力する。当該セル候補を管理する自局がSeNBでない場合は、ハンドオーバ準備が成功したことをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する。一方、ハンドオーバ準備部135は、呼制御部120からハンドオーバ準備の失敗を取得すると、ハンドオーバ準備を実行したセル候補の優先順位を含んだハンドオーバ失敗通知を候補セル抽出部133に対して出力する。
ハンドオーバ実行部136は、ハンドオーバ準備部135からハンドオーバ実行要求を取得し、ハンドオーバ実行要求を呼制御部120に対して出力する。
メッセージ編集部140は、呼制御部120からハンドオーバ応答メッセージを取得したとき、ハンドオーバ要求をした移動機に対して送信するメッセージを編集して、メッセージ送受信部(無線向け)111に対して出力する。メッセージ編集部140は、候補セル抽出部133からハンドオーバの準備が失敗したことを通知するハンドオーバ応答メッセージを取得したとき、SeNBに対して送信するメッセージを編集して、メッセージ送受信部(有線向け)110に対して出力する。メッセージ編集部140は、自局判定部134からハンドオーバ要求メッセージを取得したとき、他の無線基地局に対して送信するために、複数のセル候補を含んだハンドオーバ要求メッセージを編集して、メッセージ送受信部(有線向け)110に対して出力する。メッセージ編集部140は、ハンドオーバ準備部135からハンドオーバ準備が成功したことを通知するハンドオーバ応答メッセージを取得したとき、SeNBに対して送信するメッセージを編集して、メッセージ送受信部(有線向け)110に対して出力する。
管理データ150は、呼情報データ151とセル情報データ152とを備える。呼情報データ151は、移動機から接続を要求され呼が生起したとき、呼ごとに割り当てられた識別番号をインデックスとされた当該移動機と接続されたセル情報および通信相手の対向無線基地局(ノード)の情報を保持する。
セル情報データ152は、自局が管理するセル情報および隣接する無線基地局が管理するセル情報を保持する。
リソース管理部160は、有線リソース161と無線リソース162とを備え、呼情報部120からセルに対するリソースの割り当て要求またはリソースの解放要求を取得すると、有線リソース161と無線リソース162とを用いて、それぞれセルに対するリソースの割り当てまたはセルに対するリソースの解放を行う。
有線リソース161は、自局の上位ノードであるゲートウェイ装置と接続される自局の有線リソースの情報を保持する。無線リソース162は、自局が管理するセルの無線リソースの情報を保持する。
図5は、実施例1に係る移動機の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、移動機400は、無線送受信部410と、ハンドオーバ検知部420と、セル候補生成部430と、ハンドオーバ要求部440と、セル取得部450と、セル記憶部460と、を備える。
ハンドオーバ検知部420は、移動機400が無線基地局を跨るセル間の移動を行う際、ハンドオーバが必要であることを検知する。例えば、ハンドオーバ検知部420は、複数の無線基地局から移動機400が自局の管理するセル内にあることを知らせるメッセージを受信した無線送受信部410からそれぞれ取得し、ハンドオーバが必要であることを検知する。
セル候補生成部430は、ハンドオーバ検知部420から無線基地局ごとのセル情報を取得して、取得されたセルを含んだセル候補リストを生成する。このとき、セル候補生成部430は、取得されたセルに対してハンドオーバ準備を行う順位である優先順位を付加してセル候補リストを生成しても良い。
ハンドオーバ要求部440は、セル候補生成部430によって生成されたセル候補リストを含んだハンドオーバ要求メッセージをSeNBに対して送信するために、ハンドオーバ要求メッセージを無線送受信分410に出力する。
セル取得部450は、新たに移動機400の無線通信経路となるセルと当該セルを管理する無線基地局の情報を含んだハンドオーバ応答メッセージを、現在通信中のSeNBから受信する無線送受信部410から取得して、無線通信経路となるセルと当該セルを管理する無線基地局の情報をセル記憶部460に出力する。ここで、新たに移動機400の無線通信経路となるセルは、セル候補リストに表わされた1つの無線基地局が自局が管理する複数のセル候補に対してハンドオーバの準備を順次行っていき、ハンドオーバの準備が成功したセル候補である。
セル記憶部460は、セル取得部450から出力されたセルと当該セルを管理する無線基地局を記憶する。これにより、無線送受信部410は、その後は、記憶された無線基地局との間でセルを介する無線通信を行う。
次に、実施例1に係るハンドオーバ制御部130の処理を、図6を参照して説明する。図6は、実施例1に係るハンドオーバ制御部の処理を示すフローチャートである。
まず、無線基地局を跨るセル間の移動をした移動機のハンドオーバ要求メッセージが、候補セル取得部131によって取得される(S110)。このとき、候補セル取得部131は、ハンドオーバ要求メッセージに含まれた当該移動機がハンドオーバ可能な複数のセル候補を表したセル候補リストも同時に取得する。そして、候補セル取得部131は、セル候補リストを候補セル記憶部132に記憶させた後、ハンドオーバ要求メッセージを候補セル抽出部133に対して出力する。
ハンドオーバ要求メッセージを取得した候補セル抽出部133は、候補セル記憶部132に保持されたセル候補リストから優先順位の一番高いセル候補と当該セルを管理する無線基地局名を抽出する(S115)。その結果、抽出されたセル候補が、以下のハンドオーバ準備を行う対象セルとなる。そして、候補セル抽出部132は、抽出された優先順位、セル候補および当該セル候補を管理する無線基地局名を自局判定部134に対して出力する。
優先順位、セル候補および当該セル候補を管理する無線基地局名を取得した自局判定部134は、取得されたセル候補が、自局が管理するセルであるか否かを判定する(S120)。具体的には、自局判定部134は、取得された無線基地局名が自局名と一致するか否かを判定する。
セル候補が、自局が管理するセルでないと判定された場合には(S120No)、自局判定部134は、候補セル記憶部132から当該セル候補に対応する優先順位以降のセル候補リストを抽出して、抽出されたセル候補リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを、当該セル候補を管理する無線基地局に対して転送するようにメッセージ編集部140に指示する(S125)。
一方、セル候補が、自局が管理するセルであると判定された場合には(S120Yes)、自局判定部134は、優先順位とセル候補と無線基地局名とをハンドオーバ準備部135に対して出力する。
優先順位とセル候補と無線基地局名とを取得したハンドオーバ準備部135は、取得されたセル候補に対するハンドオーバ準備要求を呼制御部120に指示する(S130)。
そして、ハンドオーバ準備部135は、呼制御部120からハンドオーバ準備の結果を取得すると、ハンドオーバ準備の結果が成功か否かを判定する(S135)。
そして、ハンドオーバ準備の結果が成功であると判定された場合には(S135Yes)、ハンドオーバ準備部135は、自局がSeNBであるか否かを判定する(S140)。
自局がSeNBであると判定された場合には(S140Yes)、ハンドオーバ準備部135は、ハンドオーバ実行部136に対してハンドオーバ実行要求をハンドオーバ実行部136に対して出力する。
ハンドオーバ実行要求を取得したハンドオーバ実行部136は、ハンドオーバ実行要求を呼制御部120に対して指示する(S145)。
一方、自局がSeNBでないと判定された場合には(S140No)、ハンドオーバ準備部135は、ハンドオーバ準備が成功したことをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S150)。
ハンドオーバ準備の結果が失敗であると判定された場合には(S135No)、ハンドオーバ準備を失敗したセル候補の優先順位を含んだハンドオーバ失敗通知を候補セル抽出部133に対して出力する。
ハンドオーバ準備を失敗したセル候補の優先順位を含んだハンドオーバ失敗通知を取得した候補セル抽出部133は、次にハンドオーバ準備を行う対象セルを特定するために、今回の対象セルの優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補があるか否かを判定する(S155)。
今回の対象セルの優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補がある場合には(S155Yes)、候補セル抽出部133は、今回の対象セルの優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補とそのセル候補を管理する無線基地局名を抽出する(S160)。そして、候補セル抽出部133は、引き続き、抽出されたセル候補に対して、ハンドオーバ準備を行う。
一方、今回の対象セルの優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補がない場合には(S155No)、候補セル抽出部133は、ハンドオーバ失敗のメッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S165)。
次に、実施例1に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を、図7を参照しながら説明する。図7は、実施例1に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。なお、移動機は、現在無線基地局Xと通信中であり、無線基地局Xから無線基地局Yが管理するセルと無線基地局Zが管理するセルとが重複する領域に移動したものとして説明する。また、移動機がハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたセル候補リストには、自局が管理するセル候補に対してハンドオーバ準備を順次に行うために無線基地局順になるように、例えば優先順位の高い順に第1候補セルは無線基地局Yが管理するセルC、第2候補セルは無線基地局Yが管理するセルD、第3候補セルは無線基地局Zが管理するセルEおよび第4候補セルは無線基地局Zが管理するセルFが表されているものとする。
まず、移動機が、ハンドオーバ可能な複数のセル候補(C、D、E、F)リストを含んだハンドオーバ要求を通信中の無線基地局Xに対して送信する(S210)。
すると、無線基地局Xは、移動機からセル候補(C、D、E、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを候補セル取得部131によって取得する(S215)。
すると、自局判定部134は、第1候補セルCが自局が管理するセルであるか否かを判定し、自局が管理するセルでないと判定すると、第1候補セル以降のセル候補(C、D、E、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを、第1候補セルCを管理する無線基地局Yに対してメッセージ編集部140を介して送信する(S220、S225)。
次に、無線基地局Yは、無線基地局Xからセル候補(C、D、E、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを候補セル取得部131によって取得する(S230)。
すると、自局判定部134は、第1候補セルCが自局が管理するセルであるか否かを判定し、自局が管理するセルであると判定すると、ハンドオーバ準備部135が、第1候補セルCに対してハンドオーバ準備を行う(S235)。
ハンドオーバ準備部135によってハンドオーバ準備が失敗すると、引き続き、自局判定部134は、第2候補セルDが自局が管理するセルであるか否かを判定し、自局が管理するセルであると判定すると、ハンドオーバ準備部135が、第2候補セルCに対してハンドオーバ準備を行う(S240)。
ハンドオーバ準備部135によってハンドオーバ準備が失敗すると、引き続き、自局判定部134は、第3候補セルEが自局が管理するセルであるか否かを判定し、自局が管理するセルでないと判定すると、第3候補セル以降のセル候補(E、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを、第3候補セルEを管理する無線基地局Zに対してメッセージ編集部140を介して送信する(S245、S250)。
そして、無線基地局Zは、無線基地局Yからセル候補(E、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを候補セル取得部131によって取得する(S255)。
すると、自局判定部134は、第3候補セルEが自局が管理するセルであるか否かを判定し、第3候補セルEが自局が管理するセルであると判定すると、ハンドオーバ準備部135が、第3候補セルEに対してハンドオーバ準備を行う(S260)。
ハンドオーバ準備部135によってハンドオーバ準備が成功すると、ハンドオーバ準備部135は、自局がSeNBであるか否かを判定し、自局がSeNBでないと判定すると、SeNBである無線基地局Xに対してセル候補Eへのハンドオーバ準備が完了したことを示すハンドオーバ応答メッセージを、メッセージ編集部140を介して送信する(S265、S270)。
そして、無線基地局Xは、ハンドオーバ応答メッセージを取得すると、ハンドオーバ要求に対するハンドオーバ応答を移動機に対して送信する(S275)。その結果、移動機は、ハンドオーバを終了する。
以上のように本実施例1によれば、無線基地局100は、移動機が無線基地局との無線通信に利用可能な複数のセル候補を取得し、取得された複数のセル候補のうち自無線基地局100が管理する複数のセル候補について、無線通信が実行可能なセル候補が含まれるか否かを判定し、判定の結果、自無線基地局100が管理する複数のセル候補のうち少なくともいずれかのセル候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する。
このようにして、無線基地局100は、複数のセル候補のうち自無線基地局100が管理する複数のセル候補について、無線通信が実行可能なセル候補がみつかるまで実行可能なセル候補を判定することができるため、ハンドオーバが完了するまでの無線基地局間においてやりとりされるメッセージ数を減少させることができる。特に多数の移動機が同時にハンドオーバするとき、無線基地局100は、移動機が無線通信中の無線基地局との間のネットワークの負荷を軽減させることができる。その結果、無線基地局100は、移動機のハンドオーバが完了するまでの時間を短縮させることができる。
ところで、上記の実施例1では、無線基地局は、移動機のハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたセル候補リストのうち自局が管理するセル候補に対してハンドオーバの準備を順次行っていき、ハンドオーバの準備が成功したとき、SeNBに対して成功通知を送信する場合を説明した。本発明はこれに限定されるものではなく、自局が管理するセル候補に対してハンドオーバの準備を順次行っていき、ハンドオーバの準備が成功したとき、ハンドオーバの準備が成功したセル候補より優先順位が高い他の無線基地局が管理するセル候補があるとき、当該他の無線基地局に対してセル候補リストを送信しても良い。
そこで、実施例2では、自局が管理するセル候補に対してハンドオーバの準備を順次行っていき、ハンドオーバの準備が成功したとき、ハンドオーバの準備が成功したセル候補より優先順位が高い他の無線基地局が管理するセル候補があるとき、当該他の無線基地局に対してセル候補リストを送信する場合を説明する。まず、実施例2に係る無線基地局の構成について図8を参照しながら説明する。図8は、実施例に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、実施例2に係る無線基地局200では、実施例1に係る無線基地局(図3)に既成功可否判定部237と優先順位判定部238が追加され、候補セル抽出部233と自局判定部234とハンドオーバ準備部235とが変更されている。なお、図8において、図3と同じ部分には同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
候補セル取得部131は、呼制御部120からセル候補リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを取得し、セル候補リストを候補セル記憶部132に記憶させる。そして、候補セル取得部131は、ハンドオーバ要求メッセージを候補セル抽出部233に出力する。なお、セル候補リストは、移動機のハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたリストであって既に他の無線基地局でハンドオーバ準備が行われた結果も含めて保持されている。
候補セル抽出部233は、候補セル取得部131からハンドオーバ要求メッセージを取得すると、ハンドオーバ準備を行うセル候補を特定するために、候補セル記憶部132から優先順位第1位に対応するセル候補と当該セル候補を管理する無線基地局名とハンドオーバ準備結果とを抽出する。また、候補セル抽出部233は、ハンドオーバ準備部235からハンドオーバ準備を実行したセル候補の優先順位を含んだハンドオーバ失敗通知を取得した場合、実行したセル候補の優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補と当該セル候補を管理する無線基地局名を抽出する。また、候補セル抽出部233は、既成功可否判定部237から自局が管理しないセル候補へのハンドオーバ準備が成功していない場合に、自局が管理しないセル候補の優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補と当該セル候補を管理する無線基地局名を抽出する。このとき、候補セル抽出部233は、次に高い優先順位に対応するセル候補が存在しない場合であって全セル候補のハンドオーバ準備が失敗している場合は、ハンドオーバ失敗のメッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する。一方、候補セル抽出部233は、当該優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補が存在しない場合であって複数のセル候補の中にハンドオーバ準備を行っていないセル候補がある場合は、ハンドオーバ準備を行っていないセル候補の中で一番優先順位の高いセル候補を管理する無線基地局に対して複数のセル候補を含んだハンドオーバ要求メッセージを送信するようにメッセージ編集部140に指示する。そして、候補セル抽出部233は、当該優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補が存在する場合は、抽出された優先順位とセル候補と無線基地局名とハンドオーバ準備結果を自局判定部234に対して出力する。
自局判定部234は、候補セル抽出部233から優先順位とセル候補と無線基地局名とハンドオーバ準備結果を取得すると、自局のセル候補に対してハンドオーバ準備を行うために、当該無線基地局が自局であるか否かを判定する。そして、自局判定部234は、当該無線基地局名に対応する無線基地局が自局のときは、優先順位とセル候補と無線基地局名とをハンドオーバ準備部235に対して出力する。一方、自局判定部234は、当該無線基地局名に対応する無線基地局が自局でないときは、既成功可否判定部237に対して、優先順位とセル候補とハンドオーバ準備結果とを出力する。
ハンドオーバ準備部235は、自局判定部234から優先順位とセル候補と無線基地局名とを取得すると、当該セル候補に対してハンドオーバ準備要求を呼制御部120に指示する。そして、ハンドオーバ準備部235は、呼制御部120からハンドオーバ準備の成功通知を取得すると、当該セル候補を管理する自局がSeNBである場合は、移動元セルから移動先セルに無線通信の切り替えを行うために、ハンドオーバ実行部136に対してハンドオーバ実行要求を出力する。ハンドオーバ準備部235は、当該セル候補を管理する自局がSeNBでない場合は、優先順位判定部238に対して優先順位とセル候補とを出力する。一方、ハンドオーバ準備部235は、呼制御部120からハンドオーバ準備の失敗を取得すると、ハンドオーバ準備を実行したセル候補の優先順位を含んだハンドオーバ失敗通知を候補セル抽出部233に対して出力する。
既成功可否判定部237は、自局判定部234から優先順位とセル候補とハンドオーバ準備結果とを取得すると、当該セル候補へのハンドオーバ準備が既に成功しているか否かを判定する。具体的には、既成功可否判定部237は、取得されたハンドオーバ準備結果が「成功」であるか否かを判定する。そして、既成功可否判定部237は、取得されたハンドオーバ準備結果が「成功」である場合は、当該セル候補へのハンドオーバ準備が成功していることをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する。一方、既成功可否判定部237は、取得されたハンドオーバ準備結果が「成功」でない場合は、取得された優先順位を候補セル抽出部233に対して出力する。
優先順位判定部238は、ハンドオーバ準備部235から優先順位とセル候補とを取得すると、当該セル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先であるか否かを判定する。すなわち、優先順位判定部238は、取得されたセル候補よりも優先順位が高い自局以外が管理するセル候補であってまだハンドオーバ準備を行っていないセル候補がセル候補リストの中に存在するか否かを判定する。そして、優先順位判定部238は、取得されたセル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先であると判定する場合、ハンドオーバ準備が成功したことをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する。一方、優先順位判定部238は、取得されたセル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先でないと判定する場合、ハンドオーバ準備を行っていないセル候補の中で一番優先順位の高いセル候補を管理する無線基地局に対して複数のセル候補を含んだハンドオーバ要求メッセージを送信するようにメッセージ編集部140に指示する。
次に、実施例2に係るハンドオーバ制御部230の処理を、図9を参照して説明する。図9は、実施例2に係るハンドオーバ制御部の処理を示すフローチャートである。
まず、無線基地局を跨るセル間の移動をした移動機のハンドオーバ要求メッセージが、候補セル取得部131によって取得される(S210)。このとき、候補セル取得部131は、ハンドオーバ要求メッセージに含まれた当該移動機がハンドオーバ可能な複数のセル候補を表したセル候補リストも同時に取得する。そして、候補セル取得部131は、セル候補リストを候補セル記憶部132に記憶させた後、ハンドオーバ要求メッセージを候補セル抽出部233に対して出力する。
ハンドオーバ要求メッセージを取得した候補セル抽出部232は、候補セル記憶部132に保持されたセル候補リストから優先順位の一番高いセル候補と当該セルを管理する無線基地局名とハンドオーバ準備結果とを抽出する(S215)。その結果、抽出されたセル候補が、以下のハンドオーバ準備を行う対象セルとなる。そして、候補セル抽出部233は、抽出された優先順位、セル候補および当該セル候補を管理する無線基地局名とハンドオーバ準備結果とを自局判定部234に対して出力する。
優先順位、セル候補および当該セル候補を管理する無線基地局名とハンドオーバ準備結果とを取得した自局判定部234は、当該セル候補が自局が管理するセルであるか否かを判定する(S220)。具体的には、自局判定部134は、取得された無線基地局名が自局名と一致するか否かを判定する。
セル候補が自局が管理するセルであると判定された場合には(S220Yes)、自局判定部234は、優先順位とセル候補と無線基地局名とをハンドオーバ準備部235に対して出力する。
優先順位とセル候補と無線基地局名とを取得したハンドオーバ準備部235は、取得されたセル候補に対するハンドオーバ準備要求を呼制御部120に指示する(S225)。
そして、ハンドオーバ準備部235は、呼制御部120からハンドオーバ準備の結果を取得すると、ハンドオーバ準備の結果が成功か否かを判定する(S230)。
そして、ハンドオーバ準備の結果が成功であると判定された場合には(S230Yes)、ハンドオーバ準備部235は、自局がSeNBであるか否かを判定する(S235)。
自局がSeNBであると判定された場合には(S235Yes)、ハンドオーバ準備部235は、ハンドオーバ実行要求をハンドオーバ実行部136に対して出力する。
ハンドオーバ実行要求を取得したハンドオーバ実行部136は、ハンドオーバ実行要求を呼制御部120に対して指示する(S240)。
一方、自局がSeNBでないと判定された場合には(S235No)、ハンドオーバ準備部235は、優先順位判定部238に対して優先順位とセル候補とを出力する。
優先順位とセル候補とを取得した優先順位判定部238は、当該セル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先であるか否かを判定する(S280)。
当該セル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先であると判定された場合には(S280Yes)、ハンドオーバ準備が成功したことをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S250)。
一方、当該セル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先でないと判定された場合には(S280No)、ハンドオーバ準備を行っていないセル候補の中で一番優先順位の高いセル候補を管理する無線基地局に対して複数のセル候補を含んだハンドオーバ要求メッセージを送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S270)。
セル候補が自局が管理するセルでないと判定された場合には(S220No)、自局判定部234は、既成功可否判定部237に対して、優先順位とセル候補とハンドオーバ準備結果とを出力する。
優先順位とセル候補とハンドオーバ準備結果とを取得した既成功可否判定部237は、当該セル候補へのハンドオーバ準備が既に成功しているか否かを判定する(S245)。
当該セル候補へのハンドオーバ準備が既に成功していると判定された場合には(S245Yes)、既成功可否判定部237は、ハンドオーバ準備が成功したことをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S250)。
一方、既成功可否判定部237によって当該セル候補へのハンドオーバ準備が成功していないと判定された場合(S245No)または、ハンドオーバ準備部235によってハンドオーバ準備の結果が成功していないと判定された場合には(S230No)、既成功可否判定部237またはハンドオーバ準備部235は、次にハンドオーバ準備を行うセル候補を抽出するために、優先順位を候補セル抽出部233に対して出力する。
優先順位を取得した候補セル抽出部233は、今回のセル候補の優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補があるか否かを判定する(S255)。
今回のセル候補の優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補がある場合には(S255Yes)、候補セル抽出部233は、今回の対象セルの優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補とそのセル候補を管理する無線基地局名とハンドオーバ準備結果を抽出する(S260)。そして、候補セル抽出部233は、引き続き、抽出されたセル候補に対して、ハンドオーバ準備を行う。
一方、今回のセル候補の優先順位の次に高い優先順位に対応するセル候補がない場合には(S255No)、候補セル抽出部233は、複数のセル候補すべてがハンドオーバ準備に失敗したか否かを判定する(S265)。
複数のセル候補すべてがハンドオーバ準備に失敗していない場合には(S265No)、候補セル抽出部233は、ハンドオーバ準備を行っていないセル候補の中で一番優先順位の高いセル候補を管理する無線基地局に対して複数のセル候補を含んだハンドオーバ要求メッセージを送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S270)。
一方、複数のセル候補すべてがハンドオーバ準備に失敗している場合には(S265Yes)、候補セル抽出部233は、ハンドオーバ失敗のメッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S275)。
次に、実施例2に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を、図10を参照しながら説明する。図10は、実施例2に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。なお、移動機は、現在無線基地局Xと通信中であり、無線基地局Xから無線基地局Yが管理するセルと無線基地局Zが管理するセルとが重複する領域に移動したものとして説明する。また、移動機がハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたセル候補リストには、優先順位の高い順に第1候補セルは無線基地局Yが管理するセルC、第2候補セルは無線基地局Zが管理するセルE、第3候補セルは無線基地局Yが管理するセルDおよび第4候補セルは無線基地局Zが管理するセルFが表されているものとする。
まず、移動機が、ハンドオーバ可能な複数のセル候補(C、E、D、F)リストを含んだハンドオーバ要求を通信中の無線基地局Xに対して送信する(S310)。
すると、無線基地局Xは、移動機からセル候補(C、E、D、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを候補セル取得部131によって取得する(S315)。
そして、無線基地局Xは、セル候補(C、E、D、F)リストの中の全セル候補が自局が管理するセルでなく、且つ、まだどのセル候補へもハンドオーバ準備を行っていないため、優先順位の一番高い第1候補セル以降のセル候補(C、E、D、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを、第1候補セルCを管理する無線基地局Yに対して候補セル抽出部233によってメッセージ編集部140を介して送信する(S320、S325)。
次に、無線基地局Yは、無線基地局Xからセル候補(C、E、D、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを候補セル取得部131によって取得する(S330)。
そして、無線基地局Yの自局判定部234は、第1候補セルCが自局が管理するセルであるか否かを判定し、自局が管理するセルであると判定すると、ハンドオーバ準備部235が、第1候補セルCに対してハンドオーバ準備を行う(S335)。
ハンドオーバ準備部235によってハンドオーバ準備が失敗すると、自局判定部234は、次の優先順位である第2候補セルEが自局が管理するセルであるか否かを判定する。自局判定部234は、第2候補セルEが自局が管理するセルでないと判定すると、引き続き、さらに次の優先順位である第3候補セルDが自局が管理するセルであるか否かを判定する。自局判定部234は、第3候補セルDが自局が管理するセルであると判定すると、ハンドオーバ準備部235が、第3候補セルDに対してハンドオーバ準備を行う(S340)。
ハンドオーバ準備部235によってハンドオーバ準備が成功すると、優先順位判定部238は、ハンドオーバ準備が成功した第3候補セルDの優先順位がセル候補リストの中で最優先であるか否かを判定する。そして、優先順位判定部238は、第3候補セルDよりも優先順位が高い第2候補セルがまだハンドオーバ準備を行っていないため、第3候補セルDが最優先でないと判定すると、第2候補セル以降のセル候補(E、D、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを、第2候補セルEを管理する無線基地局Zに対してメッセージ編集部140を介して送信する(S345、S350)。
そして、無線基地局Zは、無線基地局Yからセル候補(E、D、F)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを候補セル取得部131によって取得する(S355)。
すると、自局判定部234は、第2候補セルEが自局が管理するセルであるか否かを判定し、第2候補セルEが自局が管理するセルであると判定すると、ハンドオーバ準備部235が、第2候補セルEに対してハンドオーバ準備を行う(S360)。
ハンドオーバ準備部235によってハンドオーバ準備が失敗すると、引き続き、自局判定部234は、次の優先順位である第3候補セルDが自局が管理するセルであるか否かを判定する。自局判定部234は、第3候補セルDが自局が管理するセルでないと判定すると、既成功可否判定部237は、第3候補セルDへのハンドオーバ準備が既に成功しているか否かを判定する。既成功可否判定部237は、第3候補セルDへのハンドオーバ準備が既に成功していると判定すると、SeNBである無線基地局Xに対して候補セルDへのハンドオーバ準備が完了したことを示すハンドオーバ応答メッセージを、メッセージ編集部140を介して送信する(S365、S370)。
そして、無線基地局Xは、ハンドオーバ応答メッセージを取得すると、ハンドオーバ要求に対するハンドオーバ応答を移動機に対して送信する(S375)。その結果、移動機は、ハンドオーバを終了する。
以上のように本実施例2によれば、無線基地局200は、移動機が無線基地局との無線通信に利用可能な複数のセル候補とともに、各セル候補の無線通信を実行する優先順位と各セル候補を管理する無線基地局とを取得し、取得された複数のセル候補のうち自無線基地局が管理する複数のセル候補について、無線通信が実行可能なセル候補が含まれるか否かを判定し、判定の結果、自無線基地局が管理するセル候補を介した無線通信が実行可能である場合に、当該セル候補より優先順位が高いセル候補を管理する無線基地局に対して複数のセル候補を転送し、複数のセル候補を転送する転送先の無線基地局がない場合に、移動機と無線通信が実行可能であることを移動機が無線通信中の無線基地局に対して通知する。
このようにして、無線基地局200は、複数のセル候補の中で自無線基地局200が管理するセル候補の少なくとも1つを介した無線通信が実行可能であるときでも、当該実行可能なセル候補よりも優先順位が高い他の無線基地局のセル候補があるときは、他の無線基地局に対して複数のセル候補を転送することによって、仮に他の無線基地局で行われるセル候補を介した無線通信が実行不可能であったとしても、既に転送元のセル候補を介する無線通信が実行可能となっているため、再度転送元に転送しなくても良いこととなり、無線基地局間をやりとりするメッセージ数を減少させることができる。
ところで、上記の実施例1および実施例2では、無線基地局は、SeNBから取得したセル候補リストに基づいてハンドオーバの準備を順次行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、過去にハンドオーバの準備に失敗したセル候補の優先順位を低くしたセル候補リストに基づいてハンドオーバの準備を順次行っても良い。
そこで、実施例3では、過去にハンドオーバの準備に失敗したセル候補の優先順位を低くしたセル候補リストに基づいてハンドオーバの準備を順次行う場合を説明する。まず、実施例3に係る無線基地局の構成について図11を参照しながら説明する。図11は、実施例に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、実施例3に係る無線基地局300では、実施例2に係る無線基地局(図8)に失敗候補セル記憶部332と候補セル順位変更部333とが追加され、候補セル取得部331が変更されている。なお、図11において、図8と同じ部分には同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
候補セル取得部331は、呼制御部120からセル候補リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを取得する。ここで、セル候補リストは、移動機のハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたリストであって他の無線基地局で既に行われたハンドオーバ準備の成功結果または失敗結果を含めたリストである。候補セル取得部331は、次回以降のハンドオーバ要求時に活用するために、取得されたセル候補リストの中から他の無線基地局のハンドオーバ準備に失敗したセル候補を、失敗候補セル記憶部332に記憶させる。そして、候補セル取得部331は、取得されたセル候補リストから他の無線基地局のハンドオーバ準備に失敗したセル候補を削除したセル候補リストを生成して、候補セル記憶部232に記憶させる。そして、候補セル取得部331は、ハンドオーバ要求メッセージを候補セル抽出部233に出力する。
失敗候補セル記憶部332は、今回以前のハンドオーバ要求時に他の無線基地局のハンドオーバ準備に失敗したセル候補を保持する。失敗候補セル記憶部332は、保持されたセル候補を次回以降のハンドオーバ要求時まで記憶しても良いし、タイマ等を用いて一定期間記憶しても良い。
既成功可否判定部237は、自局判定部234から優先順位とセル候補とハンドオーバ準備結果とを取得すると、当該セル候補へのハンドオーバ準備が既に成功しているか否かを判定する。具体的には、既成功可否判定部237は、取得されたハンドオーバ準備結果が「成功」である場合は、当該セル候補へのハンドオーバ準備が成功していることをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する。一方、既成功可否判定部237は、取得されたハンドオーバ準備結果が「成功」でない場合は、取得された優先順位とセル候補とを候補セル順位変更部333に対して出力する。
候補セル順位変更部333は、自局が管理していないセル候補と優先順位とを既成功可否判定部237から取得すると、当該セル候補が失敗候補セル記憶部332に保持されている場合は、当該セル候補の優先順位を最下位にされた候補リストを候補セル記憶部232に記憶させる。これにより、候補セル順位変更部333は、過去にハンドオーバ準備に失敗したセル候補の優先順位を下げることによって、今回のハンドオーバ準備の失敗を避けることができ、移動機がハンドオーバを完了するまでの時間を短縮させることができる。また、候補セル順位変更部333は、取得された優先順位を候補セル抽出部233に対して出力する。
次に、実施例3に係るハンドオーバ制御部330の処理を、図12を参照して説明する。図12は、実施例3に係るハンドオーバ制御部の処理を示すフローチャートである。なお、図12において、図9と同じ部分には同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
まず、無線基地局を跨るセル間の移動をした移動機のハンドオーバ要求メッセージが、候補セル取得部331によって取得される(S410)。このとき、候補セル取得部331は、移動機のハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたリストであって他の無線基地局で既に行われたハンドオーバ準備の成功結果または失敗結果を含めたセル候補リストも同時に取得する。
そして、候補セル取得部331は、取得したセル候補リストの中から他の無線基地局が管理するハンドオーバ準備に失敗したセル候補があるか否かを判定する(S420)。
取得したセル候補リストの中から他の無線基地局が管理するハンドオーバ準備に失敗したセル候補があると判定された場合には(S420No)、候補セル取得部331は、取得されたセル候補リストを候補セル記憶部232に記憶させた後、ハンドオーバ要求メッセージを候補セル抽出部233に対して出力する。
取得したセル候補リストの中から他の無線基地局が管理するハンドオーバ準備に失敗したセル候補があると判定された場合には(S420Yes)、候補セル取得部331は、ハンドオーバ準備に失敗したセル候補を失敗候補セル記憶部332に記憶させる(S430)。
また、候補セル取得部331は、ハンドオーバ準備に失敗したセル候補をセル候補リストから削除する(S440)。そして、候補セル取得部331は、削除されたセル候補リストをセル候補リストとして候補セル記憶部232に記憶させた後、ハンドオーバ要求メッセージを候補セル抽出部233に対して出力する。
ハンドオーバ要求メッセージを取得した候補セル抽出部232は、候補セル記憶部232に保持されたセル候補リストから優先順位の一番高いセル候補と当該セル候補を管理する無線基地局名とハンドオーバ準備結果とを抽出する(S215)。
抽出された優先順位、セル候補および当該セル候補を管理する無線基地局名とハンドオーバ準備結果とを取得した自局判定部234は、当該セル候補が自局が管理するセルであるか否かを判定する(S220)。
セル候補が自局が管理するセルでないと判定された場合には(S220No)、自局判定部234は、既成功可否判定部237に対して、優先順位とセル候補とハンドオーバ準備結果とを出力する。
優先順位とセル候補とハンドオーバ準備結果とを取得した既成功可否判定部237は、当該セル候補へのハンドオーバ準備が既に成功しているか否かを判定する(S245)。
当該セル候補へのハンドオーバ準備が既に成功していると判定された場合には(S245Yes)、既成功可否判定部237は、ハンドオーバ準備が成功したことをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S250)。
一方、既成功可否判定部237によって当該セル候補へのハンドオーバ準備が成功していないと判定された場合には(S245No)、既成功可否判定部237は、セル候補と優先順位とを候補セル順位変更部333に対して出力する。
セル候補と優先順位とを取得した候補セル順位変更部333は、当該セル候補が以前ハンドオーバ準備に失敗しているか否かを判定する(S450)。具体的には、候補セル順位変更部333は、失敗候補セル記憶部332に当該セル候補が保持されているか否かを判定する。
当該セル候補が以前ハンドオーバ準備に失敗していると判定されなかった場合には(S450No)、候補セル順位変更部333は、取得された優先順位を候補セル抽出部233に対して出力する。
一方、当該セル候補が以前ハンドオーバ準備に失敗していると判定された場合には(S450Yes)、候補セル順位変更部333は、候補セル記憶部232に記憶された候補リストの当該セル候補の優先順位を最下位に移動する(S460)。そして、候補セル順位変更部333は、取得された優先順位を候補セル抽出部233に対して出力する。
優先順位を取得した候補セル抽出部233は、引き続き、次のセル候補を抽出する(S255、S260、S265)。
セル候補が自局が管理するセルであると判定された場合(S220Yes)には、ハンドオーバ準備部235が当該セルへのハンドオーバ準備を行い(S225)、ハンドオーバ準備が失敗した場合には(S230No)、候補セル抽出部233が、引き続き、次のセル候補を抽出する(S255、S260、S265)。
一方、ハンドオーバ準備が成功した場合には(S230Yes)、ハンドオーバ準備部235は、自局がSeNBであるか否かを判定する(S235)。
自局がSeNBであると判定された場合には(S235Yes)、ハンドオーバ実行部136がハンドオーバ実行を行う(S240)。
一方、自局がSeNBでないと判定された場合には(S235No)、優先順位判定部238は、当該セル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先であるか否かを判定する(S280)。
当該セル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先であると判定された場合には(S280Yes)、ハンドオーバ準備が成功したことをSeNBに知らせるために、ハンドオーバ応答メッセージをSeNBに対して送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S250)。
一方、当該セル候補の優先順位がセル候補リストの中で最優先でないと判定された場合には(S280No)、ハンドオーバ準備を行っていないセル候補の中で一番優先順位の高いセル候補を管理する無線基地局に対して複数のセル候補を含んだハンドオーバ要求メッセージを送信するようにメッセージ編集部140に指示する(S270)。
次に、実施例3に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を、図13を参照しながら説明する。図13は、実施例3に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。なお、移動機は、現在無線基地局Zと通信中であり、無線基地局Zから無線基地局Xが管理するセルと無線基地局Yが管理するセルとが重複する領域に移動したものとして説明する。また、移動機がハンドオーバ可能な複数のセル候補が表されたセル候補リストには、優先順位の高い順に第1候補セルは無線基地局Yが管理するセルC、第2候補セルは無線基地局Xが管理するセルA、第3候補セルは無線基地局Yが管理するセルDおよび第4候補セルは無線基地局Xが管理するセルBが表されているものとする。さらに、無線基地局Zには、過去セルCへのハンドオーバ準備が失敗した情報が、失敗候補セル記憶部332に保持されているものとする。
まず、移動機が、移動機がハンドオーバ可能な複数のセル候補(C、A、D、B)リストを含んだハンドオーバ要求を通信中の無線基地局Zに対して送信する(S510)。
すると、無線基地局Zは、移動機からセル候補(C、A、D、B)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージを候補セル取得部331によって取得する(S520)。
そして、無線基地局Zは、セル候補(C、A、D、B)リストの中の自局が管理しないセル候補が失敗候補セル記憶部332に保持されている場合は、候補セル順位変更部333によって当該候補セルの優先順位を最下位に変更する(S530)。
候補セル順位変更部333は、セル候補Cが失敗候補セル記憶部332に保持されているため、セル候補Cの優先順位を最下位にする(S540)。その結果、セル候補リストは、(A、D、B、C)となる。
そして、候補セル抽出部233は、ハンドオーバ準備を行っていない候補セルの中で一番優先順位の高い候補セルAを管理する無線基地局Xに対してセル候補(A、D、B、C)リストを含んだハンドオーバ要求メッセージをメッセージ編集部140を介して送信する(S550、S560)。
引き続き、無線基地局Xは、セル候補(A、D、B、C)リストを取得して、セル候補Aから順番にハンドオーバ準備を試みる。以降、無線基地局Xのハンドオーバ制御のシーケンスは、実施例2(図10)と同様であるため、その説明を省略する。
以上のように本実施例3によれば、無線基地局300は、移動機が無線基地局との無線通信に利用可能な複数のセル候補とともに、各セル候補の無線通信を実行する優先順位と各セル候補を管理する無線基地局とを取得するとともに、過去に無線通信が実行不可能であったセル候補を取得する。無線基地局300は、取得された複数のセル候補のうち過去に無線通信が実行不可能であったセル候補の優先順位を現在の優先順位より低く変更する。そして、無線基地局300は、優先順位が変更された複数のセル候補について、無線通信が実行可能なセル候補が含まれているか否かを判定し、判定の結果、自無線基地局300が管理するセル候補を介した無線通信が実行可能である場合に、移動機と無線通信が実行可能であることを移動機が無線通信中の無線基地局に対して通知する。
このようにして、無線基地局300は、ハンドオーバ要求がされたとき、複数のセル候補うち過去に無線通信が実行不可能であったセル候補の優先順位を低くすることによって、今回のハンドオーバの実行も不可能になる可能性のあるセル候補のハンドオーバの実行の順序を遅らせることができるため、移動機がハンドオーバを完了するまでの時間を短縮させることができる。
なお、通話制御装置1および通話制御装置2にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)にて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されても良い。
以上の実施例にかかる実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)移動機が基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する通知手段と、を備えることを特徴とする基地局装置。
(付記2)前記判定手段による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のいずれの無線通信経路候補を介した無線通信も実行不可能である場合に、自基地局装置が管理する無線通信経路候補以外の無線通信経路候補を管理する基地局装置に対して前記複数の無線通信経路候補を転送する転送手段を備えることを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記3)前記判定手段は、前記取得手段によって取得された複数の無線通信経路候補から1の無線通信経路候補を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された無線通信経路候補を自基地局装置が管理しているか否かを判定する自局判定手段と、を含み、前記自局判定手段による判定の結果、自基地局装置が無線通信経路候補を管理している場合に、当該無線通信経路候補を介する無線通信が実行可能であるか否かを判定することを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記4)前記選択手段は、
無線通信経路候補を自基地局装置が管理していない場合に、前記複数の無線通信経路候補から前記無線通信経路候補以外の無線通信経路候補を選択することを特徴とする付記3に記載の基地局装置。
(付記5)前記取得手段は、前記複数の無線通信経路候補とともに、各無線通信経路候補の無線通信を実行する優先順位と各無線通信経路候補を管理する基地局装置とを取得することを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記6)前記判定手段による判定の結果、自基地局装置が管理する無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、当該無線通信経路候補より優先順位が高い無線通信経路候補を管理する基地局装置に対して前記複数の無線通信経路候補を転送する転送手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記転送手段が前記複数の無線通信経路候補を転送する転送先の基地局装置がない場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知することを特徴とする付記5に記載の基地局装置。
(付記7)過去に無線通信が実行不可能であった無線通信経路候補を取得する経路不可取得手段をさらに備え、
前記判定手段は、
前記取得手段によって取得された複数の無線通信経路候補のうち前記経路不可取得手段によって取得された無線通信経路候補の優先順位を現在の優先順位より低く変更する優先順位変更手段を含み、
前記優先順位変更手段によって優先順位が変更された複数の無線通信経路候補のうち自基地局
装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定することを特徴とする付記5に記載の基地局装置。
(付記8)基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を無線通信中の第1の基地局装置に対して送信する送信手段と、
前記送信手段によって送信された複数の無線通信経路候補のうち第2の基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定した結果、前記第2の基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち無線通信が実行可能である無線通信経路候補を前記第1の基地局装置から受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された無線通信経路候補を介した無線通信を実行する実行手段と、
を備えることを特徴とする移動機。
(付記9)移動機が基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する通知工程と、
を含むことを特徴とする無線通信制御方法。
(付記10)移動機が基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得された複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する通知手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする無線通信制御プログラム。
移動体無線通信システムの構成を示す図である。 従来の無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。 実施例1に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。 候補セル記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る移動機の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係るハンドオーバ制御部の処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。 実施例2に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例2に係るハンドオーバ制御部の処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。 実施例3に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例3に係るハンドオーバ制御部の処理を示すフローチャートである。 実施例3に係る無線基地局間に跨るハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。
符号の説明
100 無線基地局
110 メッセージ送受信部(有線向け)
111 メッセージ送受信部(無線向け)
120 呼制御部
130 ハンドオーバ制御部
131 候補セル取得部
132 候補セル記憶部
133 候補セル抽出部
134 自局判定部
135 ハンドオーバ準備部
136 ハンドオーバ実行部
140 メッセージ編集部
150 管理データ
151 呼情報データ
152 セル情報データ
160 リソース管理部
161 有線リソース
162 無線リソース

Claims (8)

  1. 移動機が基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記判定手段による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のいずれの無線通信経路候補を介した無線通信も実行不可能である場合に、自基地局装置が管理する無線通信経路候補以外の無線通信経路候補を管理する基地局装置に対して前記複数の無線通信経路候補を転送する転送手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記判定手段は、前記取得手段によって取得された複数の無線通信経路候補から1の無線通信経路候補を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された無線通信経路候補を自基地局装置が管理しているか否かを判定する自局判定手段と、を含み、前記自局判定手段による判定の結果、自基地局装置が無線通信経路候補を管理している場合に、当該無線通信経路候補を介する無線通信が実行可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記取得手段は、前記複数の無線通信経路候補とともに、各無線通信経路候補の無線通信を実行する優先順位と各無線通信経路候補を管理する基地局装置とを取得することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  5. 前記判定手段による判定の結果、自基地局装置が管理する無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、当該無線通信経路候補より優先順位が高い無線通信経路候補を管理する基地局装置に対して前記複数の無線通信経路候補を転送する転送手段をさらに備え、
    前記通知手段は、前記転送手段が前記複数の無線通信経路候補を転送する転送先の基地局装置がない場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知することを特徴とする請求項4に記載の基地局装置。
  6. 基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を無線通信中の第1の基地局装置に対して送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信された複数の無線通信経路候補のうち第2の基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定した結果、前記第2の基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち無線通信が実行可能である無線通信経路候補を前記第1の基地局装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された無線通信経路候補を介した無線通信を実行する実行手段と、
    を備えることを特徴とする移動機。
  7. 移動機が基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する通知工程と、
    を含むことを特徴とする無線通信制御方法。
  8. 移動機が基地局装置との無線通信に利用可能な複数の無線通信経路候補を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された複数の無線通信経路候補のうち自基地局装置が管理する複数の無線通信経路候補について、無線通信が実行可能な無線通信経路候補が含まれるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定の結果、自基地局装置が管理する前記複数の無線通信経路候補のうち少なくともいずれかの無線通信経路候補を介した無線通信が実行可能である場合に、前記移動機と無線通信が実行可能であることを前記移動機が無線通信中の基地局装置に対して通知する通知手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする無線通信制御プログラム。
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