JPWO2015011822A1 - 無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

無線通信装置(1)は、無線通信装置(2)が自装置に接続中の場合、自装置以外の複数の無線通信装置(1)に無線通信装置(2)に関する情報を通知する制御部(13)と、無線通信装置(2)に関する情報を通知した無線通信装置(1)に関する情報を無線通信装置(2)へ送信する送信部(11)とを備える。無線通信装置(2)は、送信部(11)から送信された無線通信装置(1)に関する情報を基に、無線通信装置(1)を1つ選択し、選択した無線通信装置(1)へハンドオーバを制御する制御信号を送信する送信部(21)を備える。

Description

本発明は、無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法に関する。
従来、無線通信システムにおける伝送容量(以下では、「システム容量」と呼ばれることがある)を増大させるために、様々な工夫がなされている。例えば、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network Long Term Evolution)では、「マクロセル」の他に「スモールセル(小セル)」を活用してシステム容量を増大させる技術に関する議論が行われている。ここで、「セル」とは、無線端末が無線信号を送受信するために、無線基地局がカバーする範囲を指す用語であるが、無線基地局とセルとはほぼ対応する概念であるため、以下の説明では「セル」と「無線基地局」とを適宜読み替えてもよい。そして、「マクロセル」は、高い送信電力で送信可能な基地局、つまり射程エリアの大きい基地局のセルである。また、「スモールセル」は、低い送信電力で送信する基地局、つまり射程エリアの小さい基地局のセルである。
また、LTE−A(LTE-Advance)におけるハンドオーバは以下のような手順で行われる。例えば、移動局は周辺セルの無線品質をサービング基地局に報告する。このとき移動局が無線品質を測定する周辺セルはサービング基地局が予め複数指定しておく。また、次に、サービング基地局は、無線品質の報告を受けてハンドオーバの準備を実施する。ハンドオーバの準備とは、例えば、ターゲット基地局のリソースの準備、並びに、移動局の通信能力、サポートしているセキュリティ及び識別情報などの固有情報(コンテキスト)の転送などを含む。その後、サービング基地局は、移動局にハンドオーバを指示する。そして、移動局は指定されたターゲット基地局にハンドオーバする。
なお、移動元のハンドオーバの準備を複数の周辺基地局に対して実施する従来技術がある。
国際公開第2010/110240号
TS36.211, "Physical Channels and Modulation," V11.3.0, 2013年6月 TS36.212, "Multiplexing and channel coding," V11.3.0, 2013年6月 TS36.213, "Physical layer procedures," V11.3.0, 2013年6月 TS36.214, "Measurements," V11.1.0, 2012年12月 TS36.300, "Overall description, V11.3.0, 2013年6月 TS36.321, "Media Access Control (MAC) protocol specification," V11.3.0. 2013年6月 TS36.322, "Radio Link Control (RLC) protocol specification," V11.3.0, 2013年6月 TS36.323, "Packet Data Convergence Protocol (PDCP) specification," V11.3.0, 2013年6月 TS36.331, "Radio Resource Control (RRC) protocol specification,"V11.3.0, 2013年6月
しかしながら、移動局はハンドオーバ手順の実施中にも移動する。したがって、周辺セルの無線品質を測定してから実際にハンドオーバの指示が行われるまでに、移動局にとって最適な無線品質を有するセルが変わっているおそれがある。そして、移動局は、無線品質の悪いセルへのハンドオーバを行うおそれがあり、その場合、ハンドオーバが失敗することも考えられる。
また、ハンドオーバの準備を複数の周辺基地局に対して実施する従来技術を用いても、ハンドオーバ手順の実施中の移動局の移動に完全に追従することは難しく、ハンドオーバの成功率を向上させることは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ハンドオーバの成功率を向上させる無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本願の開示する無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法は、一つの態様において、複数の第1無線通信装置及び第2無線通信装置を有する無線通信システムである。前記第1無線通信装置は、前記第2無線通信装置が自装置に接続中の場合、自装置以外の複数の前記第1無線通信装置に前記第2無線通信装置に関する情報を通知する制御部を備える。また、前記第1無線通信装置は、前記第2無線通信装置に関する情報を通知した前記第1無線通信装置に関する情報を前記第2無線通信装置へ送信する第1送信部を備える。前記第2無線通信装置は、前記第1送信部から送信された前記第1無線通信装置に関する情報を基に、前記第1無線通信装置を1つ選択し、選択した前記第1無線通信装置へハンドオーバを制御する制御信号を送信する第2送信部を備える。
本願の開示する無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法の一つの態様によれば、ハンドオーバの成功率を向上させることができるという効果を奏する。なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によって得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
図1は、実施例1に係る無線通信システムのブロック図である。 図2は、実施例1に係る無線通信システムの各装置の動作のシーケンス図である。 図3は、実施例1に係る無線通信システムにおけるハンドオーバ処理のフローチャートである。 図4は、実施例2に係る無線通信システムのブロック図である。 図5は、加工後のRRC Connection Reconfiguration with Mobility Control Infoの一例の図である。 図6は、実施例2に係る無線通信システムにおけるハンドオーバのシーケンス図である。 図7は、実施例2に係る無線通信システムの移動局及び基地局におけるハンドオーバ処理のフローチャートである。 図8は、基地局のハードウェア構成図である。 図9は、通信端末のハードウェア構成図である。 図10は、実施例3に係る無線通信システムの概略構成図である。 図11は、実施例3に係る無線通信システムのブロック図である。
以下に、本願の開示する無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する無線通信システム、基地局、移動局及び無線通信方法が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る無線通信システムのブロック図である。図1では、無線通信装置1は1つしか記載していないが、実際には複数の無線通信装置1が配置されている。そして、無線通信装置2は、無線通信装置1のそれぞれの通信圏内を移動していく。無線通信装置2は、現在無線通信装置1のいずれかに接続しており、接続中の無線通信装置1から次の無線通信装置1へとハンドオーバする。
無線通信装置1は、送信部11、受信部12、制御部13を有する。
無線通信装置2と接続中の無線通信装置1の制御部13は、無線通信装置2と無線通信装置2の周辺の無線通信装置1との間の無線品質を取得する。
そして、制御部13は、取得した無線品質を基に、無線通信装置2のハンドオーバ先となりうる無線通信装置1を選択する。
制御部13は、選択した無線通信装置1に対して無線通信装置2に関する情報を、送信部11を介して送信する。
その後、制御部13は、無線通信装置2に関する情報を送信した無線通信装置1からハンドオーバの受け入れの可否を、受信部12を介して受信する。例えば、制御部13は、無線通信装置2のハンドオーバを受け入れた無線通信装置1から受け入れ許可の通知を受信する。
そして、制御部13は、ハンドオーバの受け入れ許可の通知の送信元の無線通信装置1の情報を、送信部11を介して無線通信装置2へ送信する。
そして、制御部13は、ハンドオーバの受け入れ許可の通知の送信元の無線通信装置1の情報を、送信部11を介して無線通信装置2へ送信する。
無線通信装置2は、送信部21、受信部22、制御部23を有する。
制御部23は、自装置の周辺の無線通信装置1と自装置との間の無線品質を定期的に測定する。
受信部22は、無線通信装置1の制御部13から送信された無線通信装置1の情報を受信する。そして、受信部22は、受信した無線通信装置1の情報を送信部21へ送信する。
送信部21は、無線通信装置1の情報を受信部22から受信する。さらに、送信部21は、最も新しい無線品質の情報を制御部23から受信する。次に、送信部21は、受信した情報で指定されている各無線通信装置1の中から、無線品質の良い無線通信装置1を選択する。例えば、最も無線品質のよい無線通信装置1を選択する。別の例としては、無線品質は最良ではないが、下りの伝送帯域が広く高スループットや高QoS(Quality of Service)が望める無線通信装置1を選択することもできる。そして、送信部21は、選択した無線通信装置1へハンドオーバを制御する制御信号を送信する。
この後、無線通信装置2は、現在接続中の無線通信装置1から制御信号を送信した無線通信装置1へハンドハンドオーバを行い、制御信号を送信した無線通信装置1と接続して通信を行う。
次に、図2を参照して、本実施例に係る無線通信システムにおける各装置の動作について説明する。図2は、実施例1に係る無線通信システムの各装置の動作のシーケンス図である。
ハンドオーバにおいて移動元である無線通信装置1の制御部13は、ハンドオーバの受け入れ許可の通知の送信元の無線通信装置1の情報の送信を送信部11に指示する(ステップS401)。
送信部11は、信号#1を受信部22へ送信する(ステップS402)。信号#1は、例えば、ハンドオーバの受け入れ許可の通知の送信元の無線通信装置1の情報を有する信号であり、ハンドオーバ候補先リストなどである。
無線通信装置2の受信部22は、信号#1の受信を制御部23に通知する(ステップS403)。
制御部23は、信号#1の受信の応答の実施を送信部21に指示する(ステップS404)。
送信部21は、信号#2を移動元である無線通信装置1へ送信する(ステップS405)。信号#2は、例えば、ACKなどである。
その後、制御部23は、移動先の無線通信装置1へのハンドオーバの制御信号の送信を送信部21に指示する(ステップS407)。
送信部21は、信号#1で指定された無線通信装置1の中で最も無線品質の良い無線通信装置1を移動先の無線通信装置1として選択し、信号#3を移動先の無線通信装置1へ送信する(ステップS408)。信号#3は、例えば、ハンドオーバ先の決定を通知するための信号であり、移動先の無線通信装置1へのハンドオーバを制御する制御信号である。
移動先の無線通信装置1の受信部12は、信号#3の受信を制御部13へ通知する(ステップS409)。
制御部13は、信号#3の応答の実施を送信部11へ指示する(ステップS410)。
送信部11は、信号#4を無線通信装置2の受信部22へ送信する(ステップS411)。ここで、信号#4は、例えば、ハンドオーバ許可の通知である。
次に、図3を参照して、本実施例に係る無線通信システムにおけるハンドオーバ処理の流れについて説明する。図3は、実施例1に係る無線通信システムにおけるハンドオーバ処理のフローチャートである。
無線通信装置2の制御部23は、測定制御を行う(ステップS501)。測定制御とは、例えば、各無線通信装置1との間での受信品質の測定などである。そして、制御部23は、測定結果を移動元の無線通信装置1へ送信する。
移動元の無線通信装置1の制御部13は、ハンドオーバ制御を行う(ステップS502)。ハンドオーバ制御とは、例えば、ハンドオーバが開始したか否かの判定や、コンテキスト送信の指示などである。
移動元の無線通信装置1の送信部11は、信号#101を移動先の候補である無線通信装置1へ送信する(ステップS503)。信号#101は、例えば、コンテストなどである。
移動先の候補である無線通信装置1の送信部11は、信号#102を移動元の無線通信装置1へ送信する(ステップS504)。信号#102は、受入通知などである。
移動元の無線通信装置1の制御部13は、通知制御を行う(ステップS505)。ここで、通知制御とは、例えば、移動先の候補の無線通信装置1の情報を通知するためのメッセージの加工などである。
移動元の無線通信装置1の送信部11は、信号#103を無線通信装置2へ送信する(ステップS506)。信号#103は、ハンドオーバ候補先リストなどである。
無線通信装置2の制御部13及び送信部11は、最適セル制御を行う(ステップS507)。最適セル制御とは、例えば、最適なセルを求め移動先の無線通信装置1を決定する制御である。
その後、無線通信装置2、移動元の無線通信装置1及び移動先の無線通信装置1は、協働してハンドオーバ制御を行う(ステップS508)。ハンドオーバ制御とは、例えば、ハンドオーバ要求の送信、ハンドオーバ許可の通知、ハンドオーバの実行、及びリソースの解放などである。
図4は、実施例2に係る無線通信システムのブロック図である。なお、言うまでもなく、実施例1と組み合わせて本実施例を実施することができる。基地局100及び基地局300は、実施例1の無線通信装置1にあたる。基地局300は、サービング基地局以外の基地局である。また、移動局200は、実施例1の無線通信装置2にあたる。
そして、基地局100は、現在移動局200と接続しており、ハンドオーバの移行元となるサービング基地局である。すなわち、本実施例では、移動局200が、基地局100に接続中の状態から、基地局300へハンドオーバする場合で説明する。
基地局100は、送信部101、受信部102及び制御部103を有する。
制御部103は、移動局200と移動局200の周辺の基地局300との間の無線品質の測定結果を移動局200から受信部102を介して受信する。無線品質は、UCI(Uplink Channel Information)と呼ばれ、移動局によって測定された下りリンクの無線品質であるCQI(Channel Quality Information)や上りリンクの無線品質であるSRS(Sounding Reference Signal)などが該当する。
そして、制御部103は、受信した無線品質の測定結果のうちの所定の閾値よりも結果が良好である無線品質に対応する基地局300を移動先候補基地局として選択する。制御部103は、移動先候補基地局として選択した基地局300へ移動局200の固有情報(コンテキスト)を送信する。ここで、コンテキストには、移動局200の通信能力、サポートしているセキュリティ及び識別情報などが含まれる。このコンテキストが、「第2無線通信装置に関する情報」の一例にあたる。また、コンテキストを送信する移動先候補基地局が、「自装置以外の複数の前記第1無線通信装置」の一例にあたる。
その後、移動先候補基地局として選択した基地局300が移動局200のハンドオーバを受け入れた場合、制御部103は、ハンドオーバを受け入れた基地局300からハンドオーバの受け入れの通知を、受信部102を介して受信する。さらに、制御部103は、ハンドオーバの受け入れを許可した基地局300から、受入許可基地局情報を受信する。受入許可基地局情報とは、例えば、RRC Connection Reconfiguration with MobilityControlInfoなどである。RRC Connection Reconfiguration with MobilityControlInfoは、「RRC Connection Reconfiguration」というRRC(Radio Resource Control)メッセージ内に「MobilityControlInfo」というインフォメーションエレメントを含ませた情報である。MobilityControlInfoには、例えば、移動先基地局のセルID(TargetPhysCellID)、周波数(CarrierFreq)、帯域幅(carrierBandwidth)、移動局200に割り振る識別子(newUE-Identity)が含まれる。さらに、MobilityControlInfoには、セルに共通な無線パラメータ情報(radioResoruceConfigCommon)などが含まれる。
次に、制御部103は、受信した各受入許可基地局情報を処理(まとめる、編集、加工、連結)して、ハンドオーバの受け入れを許可した全ての移動先候補基地局である基地局300を示す1つの移動先候補基地局情報を生成する。例えば、制御部103は、移動先候補基地局情報として、図5に示すような、RRC Connection Reconfiguration with MobilityControlInfoを生成する。図5は、加工後のRRC Connection Reconfiguration with MobilityControlInfoの一例の図である。図5の行110に示すMobilityControlInfoは、移動先候補となった基地局300の数分から生成される。ただし、図5は、RRC Connection Reconfiguration with MobilityControlInfoの一例であり、移動先候補の情報を伝えられるメッセージ構成であれば特に制限はない。
ここで、本実施例では、制御部103は、移動先候補基地局である各基地局300から受信した受入許可基地局情報を一つにまとめているが、これに限らない。例えば、制御部103は、各移動先候補基地局である基地局300から受信した受入許可基地局情報をそのまま透過的に(処理、編集、加工、連結、まとめるなどをせず)移動局200へ送信してもよい。
受入許可基地局情報をまとめた場合には、メッセージを一回で送れるというメリットがある。これに対して、受入許可基地局情報をまとめない場合には、RRCのエンドツーエンドが保たれ、メッセージの独立性が保たれる。また、受入許可基地局情報をまとめない場合には、基地局の処理が軽くなる。
送信部101は、移動局200及び基地局300へ無線を用いてデータを送信する。
送信部101は、制御部103により生成された移動先候補基地局情報を移動局200へ送信する。これにより、送信部101は、移動先候補基地局とした基地局300の情報を移動局200へ送信する。この移動先候補基地局を通知するための移動先候補基地局情報が、「第1無線通信装置に関する情報」の一例にあたる。
受信部102は、無線を用いて移動局200及び基地局300からデータを受信する。
基地局300は、送信部301、受信部302及び制御部303を有する。
制御部303は、自局が移動先候補基地局として基地局100に選ばれた場合、移動局200のコンテキストを基地局100から受信部302を介して受信する。そして、制御部303は、現在の自局の状態(例えば、接続している移動局の数など)から、移動局200のハンドオーバの受け入れが可能か否かを判定する。受け入れが可能な場合、制御部303は、受け入れの通知を送信部301を介して基地局100へ送信する。
さらに、制御部303は、移動先候補基地局情報を基地局100へ送信する。
その後、自装置が移動局200のハンドオーバにおける移動先基地局として選択された場合、制御部303は、移動局200からのハンドオーバ要求の受信の通知を受信部302から受ける。そして、制御部303は、現在の自局の状態から、移動局200のハンドオーバの受け入れが可能か否かを判定する。そして、制御部303は、受け入れが可能な場合、ハンドオーバを許可する旨を送信部301へ通知する。
送信部301は、無線を用いて基地局100及び移動局200へデータを送信する。
送信部301は、自装置が移動局200のハンドオーバにおける移動先基地局として選択された場合に制御部303がハンドオーバを許可すると、ハンドオーバを許可する旨の通知を制御部303から受ける。そして、送信部301は、ハンドオーバ許可の通知を移動局200へ送信する。
さらに、送信部301は、ハンドオーバ完了の通知を受信部302から受ける。そして、送信部301は、リソースの解放の通知を基地局100へ送信する。
受信部302は、無線を用いて基地局100及び移動局200からデータを受信する。
受信部302は、自装置が移動局200のハンドオーバにおける移動先基地局として選択された場合、ハンドオーバ要求を移動局200から受信する。そして、受信部302は、ハンドオーバ要求の受信を制御部303へ通知する。
さらに、受信部302は、ハンドオーバ完了の通知を移動局200から受信する。そして、受信部302は、ハンドオーバ完了を送信部301へ通知する。
移動局200は、送信部201、受信部202及び制御部203を有する。
制御部203は、受信部202が周辺の基地局300から受信した信号などを用いて周辺の基地局300との間の通信品質を定期的に測定する。そして、制御部203は、通信品質の測定結果を送信部201へ送信する。制御部203が、「測定部」の一例にあたる。
送信部201は、無線を用いて基地局100及び基地局300へデータを送信する。
送信部201は、制御部203から受信した周辺の基地局300との間の通信品質の測定結果を定期的に基地局100へ送信する。
さらに、送信部201は、移動先候補基地局である基地局300の情報を受信部202から取得する。そして、送信部201は、移動先候補基地局の中から通信品質の測定結果が良好な基地局300をハンドオーバによる移動先基地局として選択する。そして、送信部201は、移動先基地局として選択した基地局300に対してハンドオーバ要求を送信する。その後、受信部202からハンドオーバ許可の受信の通知を受けると、送信部201は、ハンドオーバ完了を移動先基地局である基地局300へ送信する。
ただし、本実施例では、送信部201は、ハンドオーバを確実にするため、移動先基地局である基地局300に対するハンドオーバ要求の送信及びハンドオーバ許可の受信を行っているが、これらを実施しなくてもハンドオーバは可能である。
次に、図6を参照して、本実施例に係る無線通信システムにおけるハンドオーバ処理の全体的な流れを説明する。図6は、実施例2に係る無線通信システムにおけるハンドオーバのシーケンス図である。図6において、基地局100は、現在移動局200と接続しており、ハンドオーバの移行元となるサービング基地局である。さらに、ここでは、基地局300の中の基地局310及び320が移動先候補基地局として基地局100に選ばれた場合で説明する。図6は、下に向かうにしたがい時間が経過することを表す。
移動局200は、定期的に受信品質測定を行う(ステップS1,S2,S3,S4)。
そして、移動局200はMeasurement Reports(受信品質の測定結果)を定期的にサービング基地局へ送信する。ここでは、移動局200は、Measurement Reportsを基地局100へ送信する(ステップS5)。
基地局100は、移動局200から受信した受信品質の測定結果の中から所定の閾値よりも良好な測定結果を選び、その選んだ測定結果に対応する基地局300を移動先候補基地局として特定する。ここでは、基地局100は、移動先候補基地局として基地局310及び基地局320を移動先候補基地局として特定する。そして、基地局100は、基地局310へ移動局200のHandover Request(ハンドオーバ(HO:Handover)要求においてコンテキスト転送を行う信号)を送信(転送)する(ステップS6)。また、基地局100は、基地局320へ移動局200のHandover Request(ハンドオーバ(HO)要求、コンテキストを含む信号)を送信(転送)する(ステップS7)。
基地局320は、Handover Request Ack(移動局200のハンドオーバの受け入れの通知)をサービング基地局である基地局100へ送信する(ステップS8)。同様に、基地局310は、Handover Request Ack(移動局200のハンドオーバの受け入れの通知)をサービング基地局である基地局100へ送信する(ステップS9)。この時、基地局310及び320は、受入許可基地局情報(例えば、RRC Connection Reconfiguration with MobilityControlInfo)を基地局100へ送信する。
基地局100は、受入許可基地局情報を基地局310及び320から受信する。そして、基地局100は、受信した受入許可基地局情報を加工して、基地局310及び320が移動先候補基地局であることを通知する移動先候補基地局情報(例えば、RRC Connection Reconfiguration with MobilityControlInfo)を生成する。次に、基地局100は、生成した移動先候補基地局情報を移動局200へ送信することで、移動局200に移動先候補基地局を通知する(ステップS10)。
移動局200は、最新の受信品質の測定結果を用いて、基地局100から通知された移動先候補基地局の中からハンドオーバ先となる移動先基地局を決定する(ステップS11)。例えば、ステップS11では、ステップS4で測定した測定結果が最新の測定結果であるので、移動局200は、ステップS4での測定結果の中で無線品質が良好な基地局300を移動先基地局として決定する。本実施例では、移動局200は、基地局320を移動先基地局として決定したものとする。
移動局200は、Handover Request(ハンドオーバ(HO)要求)を移動先基地局と決定した基地局320へ送信する(ステップS12)。
基地局320は、Handover Requestを受信して、ハンドオーバを許可するか否かを判定し、許可する場合、Handover Request Ack(ハンドオーバ(HO)許可の通知)を移動局200へ通知する(ステップS13)。
移動局200は、ハンドオーバ許可の通知を受信して、ハンドオーバを実行する。その後、移動局200は、Handover Complete(ハンドオーバ(HO)完了の通知)を基地局320へ送信する(ステップS14)。
基地局320は、End Markerを受信して、ハンドオーバの移動元である基地局100へ、UE Context Release(移動局200に割当てていたリソースの解放の通知)を送信する(ステップS15)。そして、基地局320は、移動局200へ通信を提供するサービング基地局に遷移する(ステップS16)。
さらに、図7を参照して、本実施例に係る無線通信システムの移動局及び基地局におけるハンドオーバ処理を説明する。図7は、実施例2に係る無線通信システムの移動局及び基地局におけるハンドオーバ処理のフローチャートである。以下では、装置毎に処理の流れを説明していく。ここでは、基地局100をサービング基地局とし、基地局300をハンドオーバによる移行先基地局として説明する。
まず、移動局200の処理について説明する。移動局200は、定期的に受信品質の測定を行う(ステップS101)。
そして、移動局200は、受信品質の測定結果を基地局100へ報告する(ステップS102)。
その後、ハンドオーバが開始されると、移動局200は、移動先候補基地局の通知をサービング基地局である基地局100から受信する。そして、移動局200は、受信品質の最新の測定結果を基に最適セルを求め、移動先基地局である基地局300を選択する(ステップS103)。
移動局200は、移動先基地局として選択した基地局300に対してハンドオーバ要求を送信する(ステップS104)。
その後、ハンドオーバ許可の通知を移動先基地局である基地局300から受信すると、移動局200は、ハンドオーバを実行し、接続を移動先基地局である基地局300へ切り替える(ステップS105)。
そして、移動局200は、ハンドオーバ完了を移動先基地局である基地局300へ通知する(ステップS106)。その後、移動局200は、移動先基地局である基地局300をサービング基地局として通信を継続する。
次に、サービング基地局である基地局100について説明する。
基地局100は、受信品質の測定結果を定期的に移動局200から受信する。そして、基地局100は、移動局200のハンドオーバを開始するか否かを判定する(ステップS201)。ハンドオーバを開始しない場合(ステップS201:否定)、基地局100は、ハンドオーバの開始まで待機する。
これに対して、ハンドオーバを開始する場合(ステップS201:肯定)、基地局100は、受信した測定結果から移動先候補基地局を選択する。そして、基地局100は、移動先候補基地局である基地局300に対して移動局200のコンテキストを送信(転送)する(ステップS202)。
その後、移動先候補基地局からハンドオーバの受け入れの通知を受信すると、基地局100は、移動先候補基地局である各基地局300から受信したメッセージである受入許可基地局情報を加工し、移動先候補基地局情報を生成する(ステップS203)。
そして、基地局100は、生成した移動先候補基地局情報を移動局200へ送信することで、移動先候補基地局を移動局200へ通知する(ステップS204)。
その後、移動局200により移動先基地局に決定された基地局300からリソース解放の通知を受信すると、基地局100は、移動局200に割当てていたリソースを解放する(ステップS205)。
次に、移動先基地局となる基地局300について説明する。
基地局300は、基地局100により移動先候補基地局として選択された後、移動局200のコンテキストを基地局100から受信する。
そして、基地局300は、移動局200のハンドオーバの受け入れが可能か否かを判定し、受け入れ可能の場合、受け入れの通知を基地局100へ送信する(ステップS301)。
さらに、基地局300は、移動局200により移動先基地局に決定された後、ハンドオーバ要求を移動局200から受信する。そして、基地局300は、移動局200のハンドオーバの受け入れが可能か否かを判定し、受け入れ可能の場合、ハンドオーバ許可の通知を移動局200へ送信する(ステップS302)。
その後、基地局300は、ハンドオーバ完了の通知を移動局200から受信すると、リソース解放の通知をハンドオーバの移動元である基地局100へ通知する(ステップS303)。以降は、基地局300は、移動局300に対するサービング基地局として動作する。
(ハードウェア構成)
図8は、基地局のハードウェア構成図である。基地局は、例えば、図1の無線通信装置1、並びに、図4に示す基地局100及び200などである。
基地局は、アンテナ901、制御部902、RF回路903、メモリ904、CPU905及びネットワークインタフェース906を有する。
制御部902は、例えば、図1及び図4に示す制御部13の機能を実現する。
ネットワークインタフェース906は、有線リンクによるネットワークを接続するためのインタフェースである。例えば、基地局100と基地局300とは、ネットワークインタフェース906を介して有線リンクで接続されてもよい。
CPU905、メモリ904及びRF回路903は、図1に示す送信部11及び受信部12、又は、図4に示す送信部101,201及び受信部102,202の機能を実現する。
例えば、メモリ904には、送信部11及び受信部12の機能、送信部101及び201の機能、又は受信部102及び202の機能を実現するためのプログラムなどの各種プログラムが格納されている。
CPU905は、メモリ904に格納されたプログラムを読み出し、RF回路903等と協働することで各種機能を実現する。
図9は、通信端末のハードウェア構成図である。図9は、通信端末は、例えば、図1の無線通信装置2及び図4に示す移動局200などである。
移動局は、アンテナ911、制御部912、RF回路913、メモリ914及びCPU915を有する。
制御部912は、例えば、図1の制御部13及び図4の制御部103,303の機能を実現する。
CPU915、メモリ914及びRF回路913は、図1の送信部11及び受信部12、並びに、図4の送信部101,301及び受信部102,302の機能を実現する。
例えば、メモリ914には、図1の送信部11及び受信部12、又は、図4の送信部101,301及び受信部102,302の機能を実現するためのプログラムなどの各種プログラムが格納されている。
CPU915は、メモリ914に格納されたプログラムを読み出し、RF回路913等と協働することで各種機能を実現する。
以上に説明したように、本実施例に係る無線通信システムにおいては、サービング基地局がハンドオーバにおける移動先の候補となる基地局を選択し移動局に教え、移動局が最適セルを求めて移動先基地局を選択してハンドオーバを行う。これにより、移動局は、移動先基地局を決める際に最新の受信品質の測定結果を使用することができ、ハンドオーバ先を適切に決めることができる。したがって、本実施例に係る無線通信システムは、ハンドオーバの成功率を向上させることができる。
図10は、実施例3に係る無線通信システムの概略構成図である。本実施例に係る無線通信システムは、図10に示すように、マクロ基地局150、スモール基地局350及び移動局250を有する。マクロ基地局150のセルであるマクロセルには、スモール基地局350のセルであるスモールセルが複数含まれている。さらに、本実施例では、移動局250は、マクロ基地局150及びスモール基地局350のいずれかと多元接続を行っている。以下では、説明の便宜上、多元接続として2元接続を例に説明する。なお、言うまでもなく、実施例1又は実施例2と組み合わせて本実施例を実施することができる。
先ず、2元接続の実現方法について簡単に説明する。従来のLTEシステムにおいて規定されている技術であるキャリアアグリゲーション(CA: Carrier Aggregation)について検討する。キャリアアグリゲーションは、無線基地局と無線端末の間の通信に用いる周波数帯域であるコンポーネントキャリア(CC: Component Carrier) を複数束ねて用いることで、高速・大容量な通信を実現するものである。LTEシステムでサポートされている帯域幅は最大20MHzという制限があるが、キャリアアグリゲーションの導入により、例えば20MHzのCCを2つ束ねることで40MHzの帯域幅を使用できることになる。
キャリアアグリゲーションの枠組みにおいて、例えば一つのCCをマクロセルが使用するとともに、他の一つのCCをスモールセルが使用することで、2元接続を実現できるようにも思われる。しかしながら、次に述べるような理由により、キャリアアグリゲーションに基づいて2元接続を実現するのは困難であると考えられる。
ここで、キャリアアグリゲーションをLTEシステムにおけるプロトコルスタックの観点で考えてみる。LTEシステムのプロトコルスタックは、下位層から順に、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤとなっている(さらに上位の階層もあるがここでは割愛する)。慣用されているOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルに対応させると、LTEシステムにおけるPHYレイヤは、OSI参照モデルの第1層である物理層に対応する。また、LTEシステムにおけるMACレイヤ、RLCレイヤ、およびPDCPレイヤは、OSI参照モデルの第2層であるデータリンク層に対応する。MACレイヤはスケジューラ機能等を、RLCレイヤはシーケンス制御等を、PDCPレイヤはセキュリティ等をそれぞれ担当する。
キャリアアグリゲーションをプロトコルスタックの観点で見た場合、送信するデータを物理層で分離するものであると言える。また、受信するデータを物理層で統合するものであると言える。このことは、キャリアアグリゲーションにおいては、送受信側の双方において、物理層のエンティティが複数であるとともに、その上位のMACレイヤ等のエンティティは一つであることを意味する。ここで、エンティティとは、論理的な(あるいは仮想的な)処理主体を意味する用語である。エンティティは、プロトコルスタックの各層において存在し、物理的な処理主体である装置と1対1であるとは限らず、N対1となりうる。例えば、前述したようにキャリアアグリゲーションによれば、送受信側の双方において、物理層のエンティティが複数となる。
ここで、LTEシステムにおける一般的なデータ通信におけるプロトコルスタックでは、無線基地局と無線端末とのそれぞれにおいて、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤのエンティティが直列1列で作動する。
これに対し、LTEシステムにおけるキャリアアグリゲーションに基づくデータ通信でも、無線基地局と無線端末とのそれぞれにおいて、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤのエンティティが作動する。しかし、キャリアアグリゲーションに基づくデータ通信では、物理層のみが2つのエンティティに分離する点がLTEシステムにおける一般的なデータ通信と異なっている。このように、キャリアアグリゲーションをプロトコルスタックの観点で見た場合、送信するデータをPHYレイヤで分離するものであり、受信するデータをPHYレイヤで統合するものであると言える。
ところで、前述したように、LTEシステムにおけるMACレイヤはスケジューラ機能を担当する。スケジューラ機能とは、データをどのタイミングのどの周波数で送信するかを定める機能である。先にキャリアアグリゲーションではMACレイヤのエンティティは一つであると述べたが、このことはスケジューラが一つであることを意味する。
仮に、キャリアアグリゲーションで2元接続を実現しようとすると、例えばマクロ無線基地局に存在するMACエンティティ(スケジューラ)が、マクロ無線基地局とスモール無線基地局とのそれぞれに存在するPHYエンティティ(CC)に対するスケジューリングを行うことになる。これは無線基地局間通信のレイテンシーの問題から実現は困難である。LTEシステムにおけるスケジューリングは1ミリ秒(1サブフレーム)を単位とする非常に微小な周期で行う必要があるためである。したがって、キャリアアグリゲーションによれば、1つの無線基地局が複数のキャリアを用いて送受信を行うことはできるが、複数の無線基地局が複数のキャリアを用いて送受信を行うのは現実的ではないと考えられる。以上から、キャリアアグリゲーションに基づいて2元接続を実現するのは極めて困難であると考えられる。
ところで、以上で述べたキャリアアグリゲーションに関する考察に基づけば、2元接続を実現するためにはデータを物理層の上のデータリンク層で分離する必要がある。前述したように、LTEシステムにおいては、データリンク層がさらにMACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤの3層に細分化されている。例えばMACレイヤでデータを分離すれば、MACレイヤのエンティティが複数になる。これにより、スケジューラが複数になり、例えばマクロ無線基地局とスモール無線基地局とがそれぞれ別個のスケジューラを備えることができる。そのため、MACレイヤでデータを分離することにより、前述した無線基地局間通信のレイテンシーに基づく問題を回避することができ、2元接続を実現することが可能となる。これと同様に、RLCレイヤやPDCPレイヤでデータを分離する場合においても、2元接続を実現することが可能である。
なお、データリンク層でのデータの分離は2元接続と等価ではない。一つの無線基地局が複数のMACエンティティを有する場合のように、データリンク層でデータが分離されても1元接続となる場合も存在するためである。
図11は、実施例3に係る無線通信システムのブロック図である。本実施例に係る無線通信システムは、マクロ基地局150、移動局250、及びスモール基地局350を有する。
そして、マクロ基地局150は、送信部101、受信部102、及び制御部103を有する。また、移動局250は、送信部201、受信部202、及び制御部203を有する。また、スモール基地局350は、送信部301、受信部302、及び制御部303を有する。ここで、図4と同じ符号を有する各部は、特に説明のない限り同じ機能を有するものとする。
本実施例では、移動局250は、マクロ基地局150をプライマリの基地局としスモール基地局350をセカンダリの基地局として2元接続を行っている状態から、ハンドオーバを行い、プライマリ基地局がスモール基地局350となる場合で説明する。ただし、ここでの説明で用いるハンドオーバの状況は一例であり、ハンドオーバはこれに限らず、移動局250は、他のマクロ基地局150へハンドオーバすることも可能である。また、移動局200は、プライマリ基地局がスモール基地局350として2元接続している状態でハンドオーバすることもある。
マクロ基地局150の制御部103は、受信品質の測定結果を移動局250から定期的に受信する。
そして、移動局250のハンドオーバを行う場合、制御部103は、受信した測定結果を基に、移動先候補基地局となるスモール基地局350を選択する。ここで、例えば、他のマクロ基地局150が移動先候補となる場合には、制御部103は、移動先候補基地局としてマクロ基地局150も選択する。
制御部103は、移動先候補基局であるスモール基地局350へ移動局250のコンテキストを送信する。そして、制御部103は、移動局250のハンドオーバの受け入れの許可の通知を移動先候補基地局であるスモール基地局350から受信する。次に、制御部103は、受信したメッセージを加工し、全ての移動先候補基地局であるスモール基地局350を表すメッセージを生成する。
送信部101は、制御部103が生成したメッセージを移動局250へ送信する。
スモール基地局350の制御部303は、移動局250のコンテキストをマクロ基地局150から受信した後、移動局250のハンドオーバの受け入れが可能か否かを判定する。受け入れが可能な場合、送信部301は、受け入れの許可をマクロ基地局150へ通知する。
その後、受信部302が移動局250からハンドオーバ要求を受信した場合、送信部301は、ハンドオーバの許可を移動局250へ通知する。その後、受信部302が移動局250からハンドオーバ完了の通知を受信した場合、送信部301は、マクロ基地局150へリソースの解放を通知する。
移動局250の制御部203は、ハンドオーバを開始する場合、2元接続を解消し、プライマリの基地局であるマクロ基地局150とのみの接続に切り替える。
制御部203は、マクロ基地局150からスモール基地局350へのハンドオーバが完了すると、サービング基地局となったスモール基地局350をプライマリの基地局とし他のスモール基地局350をセカンダリの基地局とする2元接続に接続を切り替える。
送信部201は、最新の受信品質の測定結果を基に、マクロ基地局150から通知された移動先候補基地局であるスモール基地局350の中から移動先基地局となるスモール基地局350を選択する。
そして、送信部201は、移動先基地局であるスモール基地局350へハンドオーバ要求を送信する。その後、受信部202が移動先基地局であるスモール基地局350からハンドオーバの許可の通知を受信すると、送信部201は、ハンドオーバ完了の通知を移動先基地局であるスモール基地局350へ送信する。
ハンドオーバ完了後、送信部201及び受信部202は、移動先基地局であるスモール基地局350をプライマリの基地局とし、他のスモール基地局350をセカンダリの基地局とする2元接続を実施し、通信を行う。
ここで、本実施例では、移動局250が、マクロ基地局150をプライマリの基地局とし、スモール基地局350をセカンダリの基地局として2元接続している状態から、プライマリの基地局がスモール基地局350となるようにハンドオーバする場合で説明した。しかし、ハンドオーバの条件はこれに限らず、2元接続がマクロ基地局150及びスモール基地局350のいずれをプライマリの基地局とする場合であっても、本実施例は適用できる。また、ハンドオーバ先がマクロ基地局350又はスモール基地局150であっても、本実施例は適用できる。
以上に説明したように、本実施例に係る無線通信システムでは、2元接続を行っている状態で、最新の受信品質を用いて移動局側でハンドオーバの移動先基地局を決定する。すなわち、本実施例に係る無線通信システムによれば、2元接続を行う場合でも、ハンドオーバの成功率を向上させることができる。
以上の各実施例では、2元接続を用いる場合で説明しているものがあるが、2元接続を行わないシステムであっても各実施例は同様に動作し、同様の効果を得ることができる。例えば、実施例3は、2元接続を行わないシステムであっても最新の受信品質を用いて移動局側でハンドオーバの移動先基地局を決定することができる。すなわち、実施例3に係る無線通信システムであって2元接続を行わない場合であっても、ハンドオーバの成功率を向上させることができる。
1,2 無線通信装置
11,21 送信部
12,22 受信部
13,23 制御部
100,300 基地局
200 移動局
101,201,301 送信部
102,202,302 受信部
103,203,303 制御部
150 マクロ基地局
250 移動局
350 スモール基地局
TS36.211, "Physical Channels and Modulation," V11.3.0, 2013年6月 TS36.212, "Multiplexing and channel coding," V11.3.0, 2013年6月 TS36.213, "Physical layer procedures," V11.3.0, 2013年6月 TS36.214, "Measurements," V11.1.0, 2012年12月 TS36.300, "Overall description, V11.3.0, 2013年6月 TS36.321, "Media Access Control (MAC) protocol specification," V11.3.0. 2013年6月 TS36.322, "Radio Link Control (RLC) protocol specification," V11.0.0, 2012年9月 TS36.323, "Packet Data Convergence Protocol (PDCP) specification," V11.2.0, 2013年3月 TS36.331, "Radio Resource Control (RRC) protocol specification,"V11.3.0, 2013年3月

Claims (7)

  1. 複数の第1無線通信装置及び第2無線通信装置を有する無線通信システムであって、
    前記第1無線通信装置は、
    前記第2無線通信装置が自装置に接続中の場合、自装置以外の複数の前記第1無線通信装置に前記第2無線通信装置に関する情報を通知する制御部と、
    前記第2無線通信装置に関する情報を通知した前記第1無線通信装置に関する情報を前記第2無線通信装置へ送信する第1送信部とを備え、
    前記第2無線通信装置は、
    前記第1送信部から送信された前記第1無線通信装置に関する情報を基に、前記第1無線通信装置を1つ選択し、選択した前記第1無線通信装置へハンドオーバを制御する制御信号を送信する第2送信部を備えた
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記制御部は、前記第2無線通信装置と前記第2無線通信装置の周辺の各前記第1無線通信装置との間の無線品質を基に、複数の前記第1無線通信装置に前記第2無線通信装置に関する情報を送信し、
    前記第1送信部は、前記制御部により送信された情報に対する応答を基に、ハンドオーバの対象とする候補装置を選択し、前記候補装置の情報を前記第2無線通信装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記制御部は、前記第2無線通信装置が接続中の前記第1無線通信装置から前記第2無線通信装置に関する情報を受信した場合、ハンドオーバの受け入れが可能であれば、受け入れ可能を前記第2無線通信装置が接続中の前記第1無線通信装置へ通知し、
    前記第1送信部は、受け入れ可能の通知の送信元の前記第1無線通信装置を候補装置として選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2無線通信装置は、
    周辺の各前記第1無線通信装置との間の無線品質の測定を行う測定部をさらに備え、
    前記第2送信部は、自装置が接続中の前記第1無線通信装置に前記測定部による測定結果を送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  5. 複数の基地局に関する情報を基に、前記基地局を1つ選択し、選択した基地局へハンドオーバを制御する制御信号を送信する通信部を備える移動局が自局に接続中の場合、自局以外の複数の基地局に前記移動局に関する情報を通知する制御部と、
    前記移動局に関する情報を通知した基地局に関する情報を前記移動局へ送信する送信部と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  6. 移動局が接続中の場合に複数の他の基地局に前記移動局に関する情報を通知する制御部と、前記移動局に関する情報を通知した前記他の基地局に関する情報を前記移動局へ送信する送信部とを備える基地局から送信された前記他の基地局に関する情報を基に、基地局を1つ選択し、選択した基地局へハンドオーバを制御する制御信号を送信する送信部を備えたことを特徴とする移動局。
  7. 複数の第1無線通信装置及び第2無線通信装置を有する無線通信システムにおける通信通信方法であって、
    前記第2無線通信装置が接続中の前記第1無線通信装置は、自装置以外の複数の前記第1無線通信装置に前記第2無線通信装置に関する情報を通知し、前記第2無線通信装置に関する情報を通知した前記第1無線通信装置に関する第1情報を前記第2無線通信装置へ送信し、
    前記第2無線通信装置は、前記第1無線通信装置から送信された前記第1情報を基に、前記第1無線通信装置を1つ選択し、選択した前記第1無線通信装置へハンドオーバを制御する制御信号を送信する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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