JP2010003575A - 接続対象物嵌合・離脱駆動装置、コネクタ装置 - Google Patents

接続対象物嵌合・離脱駆動装置、コネクタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一方の接続対象物の嵌合・離脱方向に十分な作業スペースがなくとも接続対象物同士を嵌合させることができる接続対象物嵌合・離脱駆動装置を提供する。
【解決手段】
ケーブルコネクタ15を保持する操作部材3,3´を嵌合・離脱方向DFへ移動可能にインナーフレーム5に収容する。嵌合・離脱方向DFと直交する方向に沿って初期位置と嵌合完了位置との間を移動可能にインナーフレーム5をアウターフレーム7によって支持する。アウターフレーム7によってヘッダーコネクタ21に連結される連結部材25を嵌合・離脱方向DFと直交する方向DCに沿って移動可能に支持する。連結部材25に押されてインナーフレーム5が初期位置から嵌合完了位置へ移動したときアウターフレーム7によって操作部材3,3´をヘッダーコネクタ21の方へ案内してケーブルコネクタ15とヘッダーコネクタ21とを嵌合させる。嵌合・離脱方向DFと直交する方向の駆動力をインナーフレーム5に伝達する駆動力伝達機構9を設ける。
【選択図】図2

Description

この発明は接続対象物同士を嵌合・離脱する接続対象物嵌合・離脱駆動装置に関する。
従来、コネクタ同士を嵌合・離脱するコネクタ駆動装置が知られている(下記特許文献1参照)。
このコネクタ駆動装置は、一方のコネクタ(ケーブルコネクタ)を保持する操作枠と、操作枠をスライド可能に収容する操作枠収容体と、操作枠を駆動するスライダと、操作枠のスライドを規制するロックとを備えている。
操作枠は、コネクタの保持部と、被駆動部と、ロックと係合する係合部とを有する。
スライダは、ロックを移動させるロック移動用カム溝と、被駆動部を駆動する操作枠駆動用カム溝とを有する。
このコネクタ駆動装置では、操作枠収容体内に対向配置されたコネクタ同士をスライダをスライドさせて嵌合・離脱させることができる。
特開2002−313521号公報
上述のコネクタ駆動装置では、他方のコネクタ(ヘッダーコネクタ)が実装されたプリント回路基板を操作枠収容体にコネクタ嵌合方向から装着しなければならないが、操作枠収容体のコネクタ嵌合方向に十分な作業スペースがないと、操作枠収容体にプリント回路基板を装着できず、コネクタ同士を嵌合させることができない。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は一方の接続対象物の嵌合・離脱方向に十分な作業スペースがなくとも接続対象物同士を嵌合させることができる接続対象物嵌合・離脱駆動装置、コネクタ装置を提供することである。
前述の課題を解決するため請求項1の発明は、一方の接続対象物と他方の接続対象物とを嵌合・離脱する接続対象物嵌合・離脱駆動装置において、前記一方の接続対象物を保持する保持枠を有する操作部材と、前記操作部材を前記嵌合・離脱方向へ移動可能に収容するインナーフレームと、前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って初期位置と嵌合完了位置との間を移動可能に前記インナーフレームを支持するとともに、前記他方の接続対象物に連結される連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って移動可能に支持し、その連結部材に押されて前記インナーフレームが前記初期位置から前記嵌合完了位置へ移動したとき前記操作部材を前記他方の接続対象物の方へ案内して前記一方の接続対象物を前記他方の接続対象物に嵌合させるアウターフレームと、前記インナーフレームに前記嵌合・離脱方向と直交する方向の駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを備えていることを特徴とする。
上述のように、アウターフレームは、嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って初期位置と嵌合完了位置との間を移動可能にインナーフレームを支持するとともに、前記他方の接続対象物に連結される連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って移動可能に支持し、その他方の連結部材に押されてインナーフレームが初期位置から嵌合完了位置へ移動したとき、操作部材を他方の接続対象物の方へ案内して一方の接続対象物を他方の接続対象物に嵌合させるので、一方の接続対象物の嵌合・離脱方向に十分な作業スペースがなくとも接続対象物同士を嵌合させることができる。
請求項2の発明は、請求項1記載の接続対象物嵌合・離脱駆動装置において、前記アウターフレームが、前記連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向へ案内するガイド溝を有していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載の接続対象物嵌合・離脱駆動装置において、前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記連結部材が前記ガイド溝へ進入するのを阻止する異常嵌合防止機構を備えていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の接続対象物嵌合・離脱駆動装置において、前記異常嵌合防止機構が、前記アウターフレームに設けられ、前記ガイド溝の一端を開閉する開閉部材と、前記インナーフレームに設けられ、前記インナーフレームが前記初期位置にあるとき、前記開閉部材と係合して前記ガイド溝の一端を開き、前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記開閉部材との係止を解いて前記ガイド溝の一端を閉じる駆動部材とで構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、一方のコネクタと、このコネクタに嵌合可能な他方のコネクタと、両コネクタを嵌合・離脱する接続対象物嵌合・離脱駆動装置とを備えるコネクタ装置において、前記一方のコネクタを保持する保持枠を有する操作部材と、前記操作部材を前記嵌合・離脱方向へ移動可能に収容するインナーフレームと、前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って初期位置と嵌合完了位置との間を移動可能に前記インナーフレームを支持するとともに、前記他方のコネクタに連結される連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って移動可能に支持し、その連結部材に押されて前記インナーフレームが前記初期位置から前記嵌合完了位置へ移動したとき前記操作部材を前記他方のコネクタの方へ案内して前記一方のコネクタを前記他方のコネクタに嵌合させるアウターフレームと、前記インナーフレームに前記嵌合・離脱方向と直交する方向の駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを備えていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5記載のコネクタ装置において、前記アウターフレームが、前記連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向へ案内するガイド溝を有していることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載のコネクタ装置において、前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記連結部材が前記ガイド溝へ進入するのを阻止する異常嵌合防止機構を備えていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7記載のコネクタ装置において、前記異常嵌合防止機構が、
前記アウターフレームに設けられ、前記ガイド溝の一端を開閉する開閉部材と、前記インナーフレームに設けられ、前記インナーフレームが前記初期位置にあるとき、前記開閉部材と係合して前記ガイド溝の一端を開き、前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記開閉部材との係止を解いて前記ガイド溝の一端を閉じる駆動部材とで構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、一方の接続対象物の嵌合・離脱方向に十分な作業スペースがなくとも接続対象物同士を嵌合させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態の接続対象物嵌合・離脱駆動装置の斜視図、図2は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の分解斜視図、図3Aは図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の第1の操作部材の正面図、図3Bは同第1の操作部材の側面図、図4Aは図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の第2の操作部材の正面図、図4Bは同第2の操作部材の側面図、図5は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置のアウターフレームの内側面に形成されている溝の一部を示す概念図、図6Aは図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の開閉部材をアウターフレームに装着する前の状態を示す正面図、図6Bは図6AのB矢視図、図6Cは図6AのC矢視図、図7Aは図6Cに示す開閉部材をアウターフレームに装着した状態の状態を示す側面図、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線に沿う断面図、図8Aは連結部材とヘッダーコネクタとが実装された基板の正面図、図8Bは同側面図、図9は基板に実装される連結部材の斜視図である。
図1、図8A、図8Bに示すように、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1はインナーフレーム5に保持されたケーブルコネクタ(一方の接続対象物)15(図20、図25参照)と基板23に実装されたヘッダーコネクタ(他方の接続対象物)21とを嵌合・離脱する装置である。
図2に示すように、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1は第1、第2の操作部材3,3´とインナーフレーム5と一対のアウターフレーム7と駆動力伝達装置(駆動力伝達手段)9と異常嵌合防止装置(異常嵌合防止機構)11とベースプレート13とを備える。
図3A、図3Bに示すように、第1の操作部材3は保持枠31と一対のモールドボス32とで構成されている。
保持枠31は金属板に打抜き加工と曲げ加工とを施すことによって形成されている。保持枠31はプレート状部31aと一対の固定部31bと一対のロック部31cとを有する。
プレート状部31aの上部には切欠き31dが形成されている。切欠き31dは第2の操作部材3´と区別するための目印である。
一対の固定部31bはプレート状部31aの両側部にそれぞれ連結されている。固定部31bにモールドボス32が固定される。
一対のロック部31cはケーブルコネクタ15の幅方向Wで互いに対向する。ロック部31cはばね部31eと爪部31fとで構成されている。ばね部31eは固定部31bの下端に連結されている。爪部31fはばね部31eの上部に連結され、幅方向Wへ突出している。一対のロック部31cはこれらの間に配置されたケーブルコネクタ15をロックし、挟持する。
モールドボス32は合成樹脂で形成され、圧入により保持枠31に連結される。モールドボス32は固定部32aとボス部32bとを有する。固定部32aは保持枠31の固定部31bに固定される。ボス部32bは固定部32aに連結され、幅方向Wへ突出している。
図4A、図4Bに示すように、第2の操作部材3´は保持枠31´と一対のモールドボス32´とで構成されている。保持枠31´の切欠き31d´の位置が保持枠31の切欠き31dの位置と異なる点を除き、保持枠31の各部と保持枠31´の各部との間に相違はないので、保持枠31´の各部に保持枠31の各部と同じ符号を付して保持枠31´の説明を省略する。モールドボス32´のボス部32b´の位置がモールドボス32のボス部32bの位置と異なる点を除き、モールドボス32の各部とモールドボス32´の各部との間に相違はないので、モールドボス32´の各部にモールドボス32の各部と同じ符号を付してモールドボス32´の説明を省略する。
図2に示すように、インナーフレーム5はほぼフレーム状であり、合成樹脂で形成されている。インナーフレーム5は4つの側壁51,51,53,54で構成されている。
側壁51,51はケーブルコネクタ15のコネクタ配列方向(嵌合・離脱方向DFと直交する方向)DCに沿って延び、間隔をあけて互いに対向している。側壁51の外面には凹部51aが形成されている。凹部51aはコネクタ配列方向DCへ延びている。凹部51aにはアウターフレーム7のフレーム本体71が相対的にコネクタ配列方向DCへスライドできるように収容される。
側壁51には複数のガイド長孔51bが等間隔に形成されている。ガイド長孔51bは側壁51の上端近傍から下端にかけて形成され、ケーブルコネクタ15の嵌合・離脱方向DFへ延びている。ガイド長孔51bは凹部51aに通じている。ガイド長孔51bはモールドボス32,32´のボス部32b,32b´を嵌合・離脱方向DFへガイドする。ボス部32b,32b´はガイド長孔51bを通じて収容凹部51a内に突出する。
側壁51の内面には複数のガイド片51cが等間隔に形成されている。ガイド片51cは側壁51の上端から下端にかけて形成され、ケーブルコネクタ15の嵌合・離脱方向DFへ延びている。ガイド片51cはガイド長孔51bに隣接し、操作部材3,3´を嵌合・離脱方向DFへ案内する。
側壁51の一端部にはガイド溝51dが形成されている。ガイド溝51dは嵌合・離脱方向DFへ延びている。ガイド溝51dの下端は開口している。ガイド溝51dは駆動力伝達装置9(図1参照)のシャッタ93のボス部932を受け容れ、ボス部932を嵌合・離脱方向DFへガイドする。
また、側壁51の一端部の上面には孔51eが形成されている。孔51eにはスプリングピン55が圧入されている。スプリングピン55の下端部はガイド溝51dに突出している。
更に、側壁51の両端部の上面にはそれぞれ凸部51fが形成されている。凸部51fの外側面には切欠き51gが形成されている。
側壁53,54は嵌合・離脱方向DF及びコネクタ配列方向DCに直交する方向へ延び、間隔をあけて互いに対向している。側壁53は側壁51,51の一端部の近傍部分に連結され、側壁54は側壁51,51の他端部に連結されている。
側壁53の外面には凹部53aが形成されている。凹部53aの下部には凹状の湾曲面53bが形成されている。
図2に示すように、一対のアウターフレーム7は、インナーフレーム5がコネクタ配列方向DCに沿って初期位置(アウターフレーム7が操作部材3,3´をヘッダーコネクタ21の方へガイドする前のインナーフレーム5の位置(図21に示すインナーフレーム5の位置))と嵌合完了位置(アウターフレーム7が全てのケーブルコネクタ15をヘッダーコネクタ21に嵌合し終えたときのインナーフレーム5の位置(図26に示すインナーフレーム5の位置))との間を移動するようにガイドする。
アウターフレーム7はほぼ角柱状であり、合成樹脂で形成されている。アウターフレーム7はフレーム本体71と脚部72,73とを有する。
フレーム本体71の外側面にはガイド溝711が形成されている。ガイド溝711は連結部材25のフランジ部253(図9参照)をコネクタ配列方向DCへガイドする。また、フレーム本体71の外面には収容凹部712が形成されている。収容凹部712はガイド溝711と直交し、嵌合・離脱方向DFへ延びている。収容凹部712の内壁面には段差面712aが形成されている(図6C参照)。収容凹部712には異常嵌合防止装置11の開閉部材部110が嵌合・離脱方向DFへ移動可能に収容されている。収容凹部712の底部に形成された図示しない穴にはスプリングピン74が圧入されている。スプリングピン74の上部は収容凹部712に突出している。また、フレーム本体71の外側面には収容凹部712に隣接する孔713が形成されている(図7B参照)。孔713には開閉部材110のロック部113が挿入される。
図5に示すように、フレーム本体71の内側面にはガイド溝714が形成されている。ガイド溝714は垂直部714aと水平部714bと傾斜部714cとを有する。垂直部714aは嵌合・離脱方向DFへ延びている。水平部714bはコネクタ配列方向DCへ延びている。傾斜部714cは垂直部714aと水平部714bとを連結する。ガイド溝714には駆動力伝達装置9のシャッタ93のボス部932(図21、図26参照)が移動可能に挿入される。また、垂直部714aには、開閉部材110のボス部114が移動可能に挿入される(図21、図26参照)。垂直部714aはボス部114を嵌合・離脱方向DFへガイドする。
また、フレーム本体71の内側面には第1、第2カム溝715,716が形成されている。第1カム溝715はコネクタ配列方向DCに沿って延び、ほぼクランク状に屈曲している。第1カム溝715には第1の操作部材3のボス部32bが摺動可能に挿入される(図21、図26参照)。第2カム溝716はコネクタ配列方向DCに沿って延び、ほぼクランク状に屈曲し、第1カム溝715の上方に位置している。第2カム溝716には第2の操作部材3´のボス部32b´が摺動可能に挿入される(図21、図26参照)。
更に、フレーム本体71の内側面の底部には収容凹部717が形成されている。収容凹部717にはインナーフレーム5の側壁51の下部がコネクタ配列方向DCへ移動可能に収容される。
また、フレーム本体71の上面にはガイド片75が結合されている。
図2に示すように、脚部72はフレーム本体71の一端部の外側に連結されている。脚部72の中央部には凹部721が形成されている。脚部72の上面の一端側には平坦面722が形成されている。脚部72の上面の他端側には突起723が形成されている。突起723には穴723aが形成されている。脚部72の下面には位置決めボス724が形成されている(図6A、図6B、図6C参照)。
図2に示すように、脚部73はフレーム本体71の他端部の外側に連結されている。脚部73の中央部には凹部731が形成されている。脚部73の上面の一端側には突起733が形成されている。突起733には穴733aが形成されている。脚部73の下面には位置決めボス734が形成されている(図5参照)。
図2に示すように、駆動力伝達装置9はリンク91とシャッタ93とを有する。シャッタ93は後述する異常嵌合防止装置11の駆動部材を兼ねる。
リンク91の断面形状はほぼY字形であり、リンク91は基部911と第1突片912と第2突片913とを有する。
基部911はほぼ板状である。基部911の下端面は凸状に湾曲しており、側壁53の凹部53aの湾曲面53bに回転可能に支持される。これにより、リンク91は基部911の下端を中心に回転可能である。
第1突片912はほぼ板状であり、基部911の上部に連結されている。第2突片913はほぼ板状であり、第1突片912に間隔をあけて対向する。
第2突片913の両側面には穴913aが形成されている。穴913aにはスプリングピン92の一端部が圧入され、スプリングピン92の他端部は第2突片913から突出する。
第1突片912は第2突片913よりも高い。第1突片912と第2突片913との間には収容空間914(図27参照)が形成されている。
リンク91の基部911と第1突片912とは側壁53の凹部53aに収容される。
図2に示すように、シャッタ93は一対の摺動部931と一対のボス部932と一対の突片933と連結部934とを有し、合成樹脂で形成されている。
摺動部931はほぼ板状であり、側壁51のガイド溝51dに移動可能に挿入される。摺動部931の上面には穴931aが形成されている。穴931aにはスプリング94の下端部が挿入される。スプリング94はガイド溝51dに収容され、スプリング94の上端部はガイド溝51dに突出したスプリングピン55の下端部に装着されている。摺動部931はスプリング94によって下方へ押圧される。
ボス部932はほぼ円柱状であり、摺動部931の一側面に結合されている。ボス部932はガイド溝51dから突出し、アウターフレーム7のガイド溝714の垂直部714aに移動可能に挿入される。
突片933はほぼ板状であり、摺動部931の他側面に結合されている。
摺動部931と突片933とにはガイド孔935が形成されている。ガイド孔935はコネクタ配列方向DCへ延びている。ガイド孔935にはスプリングピン92が移動可能に挿入される。
連結部934はほぼ板状であり、一対の摺動部931を互いに連結する。
図2に示すように、異常嵌合防止装置11は開閉部材110とスプリング115とシャッタ93とで構成されている。
開閉部材110は合成樹脂で形成され、本体111とガイド片112とロック部113とボス部114とを有する。本体111の上面111aには傾斜面111bが形成されている(図6C参照)。本体111の一側面には段差面111cが形成されている。
ガイド片112は本体111の一側面側の上部に連結されている。
ロック部113は本体111の他側面側の下部に連結されている。ロック部113はアーム部113aと爪113bとを有する。
ボス部114は本体111の一側面に結合されている。ボス部114はガイド溝714の垂直部714aに挿入される。
本体111はアウターフレーム7の収容凹部712に嵌合・離脱方向DFへ移動可能に収容される。本体111が嵌合・離脱方向DFに沿って往復動すると、本体111の上部はガイド溝711に入ったり、出たりする。シャッタ93のボス932がガイド溝714の垂直部714a内で最も下方に位置しているとき、本体111の上面111aはアウターフレーム7のガイド溝711よりも下方に位置する。ロック部113はアウターフレーム7の孔713に挿入される。ロック部113の爪113bは脚部72の凹部721を形成する底板725(図7B参照)の下面に係合する。これにより、開閉部材110の上方への移動が制限される。ロック部113の爪113bが脚部72の底板725の下面に係合すると、本体111の上部がガイド溝711内に突出し、ガイド溝711を閉じる。ボス部114はシャッタ93のボス部932がガイド溝714の垂直部714aに進入したとき、ボス部932の下方に位置する。
スプリング115は収容凹部712の底面と開閉部材110の本体111の下面との間に配置されている。スプリング115の下端部はピン74に装着され、スプリング115の上端部は開閉部材110の本体111の下面に接触する。開閉部材110のボス部114がシャッタ93のボス部932の下方に位置していないとき、開閉部材110はスプリング115によって上方へ押圧され、ガイド溝711を閉じる。
ベースプレート13は金属板に打抜き加工と曲げ加工とを施すことにより形成されている。図2に示すように、ベースプレート13はプレート本体131と一対の側壁132と一対の側壁133とを有する。
プレート本体131は平板状であり、プレート本体131には矩形の窓孔131aが形成されている。また、プレート本体131の四隅には位置決め孔131bが形成されている。
一対の側壁132はプレート本体131のコネクタ配列方向DCと平行な側縁部に結合されている。側壁132には突片132aが形成されている。突片132aは嵌合・離脱方向DFに直交する。一対の側壁133はプレート本体131のコネクタ配列方向DCの両端部に連結されている。
図8A、図8Bに示すように、ケーブルコネクタ15(図20参照)の接続対象物であるヘッダーコネクタ21は補強のためにスチフナ24が貼着された基板23に実装されている。また、スチフナ24を介して基板23に連結部材25が固定されている。
図9に示すように、連結部材25は金属板に打抜き加工及び曲げ加工を施すことによって形成され、本体251と一対の側板部252と一対のフランジ部253とを有する。連結部材25はヘッダーコネクタ21を囲むように基板23に固定されている。本体251にはほぼ矩形の窓孔251aが形成されている。窓孔251aはヘッダーコネクタ21を通す。本体251には窓孔251aの一辺に沿う押圧片251bが形成されている。本体251には窓孔251aの四隅に隣接する折曲げ片251cが形成されている。折曲げ片251cはインナーフレーム5の凸部51fの切欠き51gに挿入される。これにより、連結部材25がインナーフレーム5に対して位置決めされる。
次に、図2に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置1の組立手順について説明する。
まず、スプリングピン55を穴51eに、スプリングピン74を収容凹部712の底部の穴に、スプリングピン92を穴913aにそれぞれ圧入する。
次に、スプリング94の上部をスプリングピン55に装着するとともに、スプリング94をガイド溝51dに収容する。同様に、スプリング115の下部をスプリングピン74に装着するとともに、スプリング115を収容凹部712に収容する。
その後、第1、第2の操作部材3,3´のボス部32b,32b´をそれぞれインナーフレーム5のガイド長孔51bの下端からガイド長孔51bに通す。
次に、リンク91をインナーフレーム5の側壁53の凹部53aに収容し、シャッタ93の摺動部931を側壁51のガイド溝51dに挿入するとともに、リンク91のスプリングピン92をシャッタ93のガイド孔935に挿入する。
その後、第1、第2の操作部材3,3´、リンク91、シャッタ93を組み込んだインナーフレーム5をベースプレート13のプレート本体131上に配置する。
次に、開閉部材110をアウターフレーム7の収容凹部712に収容するとともに、開閉部材110のロック部113をアウターフレーム7の孔713に挿入し、ロック部113の爪113bをアウターフレーム7の底板725に引っ掛ける。その結果、開閉部材110はスプリング115によってガイド溝711を閉じるように上方へ押圧される。
その後、一対のアウターフレーム7をプレート本体131上に配置し、図示しないボルト、ナットでベースフレーム13に固定する。このとき、第1の操作部材3のボス部32bを第1カム溝715に、第2の操作部材3´のボス部32b´を第2カム溝716に、シャッタ93のボス部932をガイド溝714にそれぞれ挿入する。また、アウターフレーム7の位置決めボス724,734をベースフレーム13の位置決め孔131bに挿入する。その結果、アウターフレーム7がベースフレーム13に対して正確に位置決めされる。
アウターフレーム7がベースフレーム13に固定されると、アウターフレーム7のフレーム本体71がインナーフレーム5の収容凹部51aに相対的にコネクタ配列方向DCへ移動可能に収容されるとともに、インナーフレーム5の側壁51の下部がアウターフレーム7の収容凹部717にコネクタ配列方向DCへ移動可能に収容される。収容凹部717の下端はベースプレート13のプレート本体131によって閉じられるので、側壁51の下部は収容凹部717から抜けなくなる。
図10は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置を第1の筐体に取り付けた状態を示す概念図、図11は図10に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の拡大斜視図、図12は図10に示す第1の筐体に連結される第2の筐体の概念図、図13は図10に示す第1の筐体と図12に示す第2の筐体とが連結されている状態を示す概念図、図14は図13に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の拡大図、図15はインナーフレームが初期位置にあるときの図13のA矢視図である。
図10、図11に示すように、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1はスーパーコンピュータ等の第1の筐体27のパネル271の外面に装着される。ベースプレート13の一対の突片132aがパネル271に装着された取付部材272で保持され、パネル271に接続対象物嵌合・離脱駆動装置1が支持される。取付部材272とパネル271との間に形成される空間は突片132aよりも大きいので、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1は図10の上下左右方向及び嵌合・離脱方向DFへ少し移動できるフローティング状態で保持されている。
図12、図13、図14、図15に示すように、第1の筐体27のパネル271の外面に装着された接続対象物嵌合・離脱駆動装置1は第2の筐体28のパネル281の窓孔281aを通じて第2の筐体28内に挿入され、第2の筐体28のパネル281に固定される。
第2の筐体28のパネル281は窓孔281aと4つの切欠き281bと一対のガイド突片281cとを有する。窓孔281aは接続対象物嵌合・離脱駆動装置1を第2の筐体28の内部へ通す。切欠き281bには接続対象物嵌合・離脱駆動装置1のアウターフレーム7の突起723,733が挿入される。ガイド突片281cは窓孔281aの上縁及び下縁の近傍に連結されている。ガイド突片281cは接続対象物嵌合・離脱駆動装置1を窓孔281aに通すときに接続対象物嵌合・離脱駆動装置1をガイドする。
パネル281に接続対象物嵌合・離脱駆動装置1を固定するには、まず、窓孔281aに接続対象物嵌合・離脱駆動装置1を通すとともに突起723,733を切欠き281bに挿入する。
次に、切欠き281bに挿入された突起723,733に座金組込ねじ282をねじ込む。突起723,733の高さ寸法はパネル281の板厚寸法よりも大く、また、座金組込ねじ282の頭部の外径寸法は切欠き281bの幅寸法よりも大きいので、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1はパネル281にフローティング状態で取り付けられる。
図15に示すように、連結部材25等が装着された基板23は接続対象物嵌合・離脱駆動装置1に対して嵌合・離脱方向DFと直交する方向から挿入される。
図16はインナーフレームが初期位置にないときの図13に示す第2の筐体に基板等が挿入された状態での図13のA矢視図、図17Aはインナーフレーム5が初期位置にないときの開閉部材の状態を示す正面図、図17Bは図17AのB矢視図、図18Aはインナーフレームが初期位置にあるときの開閉部材の状態を示す正面面図、図18Bは図18AのB矢視図、図18Cは図18AのC矢視図である。
まず、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1の異常嵌合防止装置11の動作について説明する。図16、図17A、図17B、図7A、図7Bに示すように、インナーフレーム5が初期位置にないとき(例えば、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1のインナーフレーム5に基板23に固定された連結部材25が既に装着されているとき)、シャッタ93のボス部932はガイド溝714の垂直部714aから抜け出し、開閉部材110のボス部114と係合していないので、開閉部材110はスプリング115のばね力によって持ち上げられ、ガイド溝711は開閉部材110の本体111によって閉じられる。
ガイド溝711が開閉部材110によって閉じられることにより、ガイド溝711へ連結部材25のフランジ部253を挿入できなくなるので、ケーブルコネクタ15とヘッダーコネクタ21との異常嵌合が防止される。
インナーフレーム5を手等で初期位置に戻すと、図18A、図18B、図18Cに示すように、シャッタ93のボス部932はガイド溝714の垂直部714aに入る。シャッタ93を押圧するスプリング94のばね力は開閉部材110を押圧するスプリング115のばね力よりも強いので、ボス部932はボス部114を押し下げる。これにより、開閉部材110が下方へ移動し、ガイド溝711に進入していた開閉部材110の本体111がガイド溝711から出る。その結果、ガイド溝711が開かれ、ガイド溝711が連結部材25のフランジ部253を受け容れる状態になる。
図19は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置のアウターフレームに連結部材が挿入され、インナーフレームが初期位置にあるときの底面図、図20は図19のXX−XX線に沿う断面図、図21は図19のXXI−XXI線に沿う断面図、図22は連結部材によってリンクが回転したときの図20と同じ切断線の断面図、図23は連結部材によってリンクが回転したときの図21と同じ切断線の断面図、図24Aは連結部材がインナーフレームに突き当たったときの状態を正面から見たときの概念図、図24Bは同側面から見たときの概念図、図25はインナーフレームが嵌合完了位置にあるときの図20と同じ切断線の断面図、図26はインナーフレームが嵌合完了位置にあるときの図21と同じ切断線の断面図、図27は図25のD部の拡大図である。なお、図19〜図23、図25、図26において、ケーブルコネクタのケーブルが省略されている。また、図20、図21、図22、図23では基板23がインナーフレーム5の上に位置するように接続対象物嵌合・離脱駆動装置1を見ている。
次に、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1によるケーブルコネクタ15のヘッダーコネクタ21に対する嵌合・離脱動作について説明する。図20、図21に示すように、インナーフレーム5が初期位置にあるとき、シャッタ93のボス部932はガイド溝714の垂直部714aに入り、スプリング94のばね力によって開閉部材110のボス部114をスプリング115のばね力に抗して下方へ押し下げる。ボス部932が下方へ移動するとき、シャッタ93のガイド孔935によってリンク91のスプリングピン92が下方へ押圧され、図20に示すように、リンク91が下端部を中心にして時計回りに回転する。
インナーフレーム5が初期位置にあるとき、操作部材3,3´のボス部32b、32b´はそれぞれカム溝715,716の低い位置にある。このとき、ケーブルコネクタ15は最もヘッダーコネクタ21から離れている。
図22、図23に示すように、連結部材25の押圧片251bによってリンク91の第1突片912が押圧されると、リンク91は反時計回りに回転する。このとき、リンク91のスプリングピン92がガイド孔935を介してシャッタ93を上方へ押圧する。その結果、シャッタ93のボス部932がスプリング94のばね力に抗して上昇し、ボス部932がガイド溝714の垂直部714aを抜け、傾斜部714cに入る。
このとき、図24A、図24Bに示すように、連結部材25の折曲げ片251cがインナーフレーム5の凸部51fの切欠51g側の面と反対側の面に係合し、インナーフレーム5に対する連結部材25の嵌合・離脱方向DFとコネクタ配列方向DCとに直交する方向の位置が決められる。
図25、図26に示すように、インナーフレーム5が嵌合完了位置まで移動すると、操作部材3,3´のボス部32b、32b´はそれぞれカム溝715,716の高い位置に移動する。操作部材3,3´は嵌合・離脱方向DFに沿ってヘッダーコネクタ21の方へ移動し、ケーブルコネクタ15とヘッダーコネクタ21とが嵌合する。
ケーブルコネクタ15とヘッダーコネクタ21とを離脱させるには、図27に示すように、基板23を矢印の方へ引っ張ればよい。
インナーフレーム5が図27の矢印の方へ移動してシャッタ93のボス部932がガイド溝714の傾斜部714cに入ると、ボス部932が傾斜部714cによって徐々に下方へガイドされる。この間も、押圧片251bとシャッタ93とが係合しているので、基板23を引っ張る力がインナーフレーム5に伝えられる。
ボス部932がガイド溝714の垂直部714aに入ると、スプリング94のばね力によってボス部932が垂直部714aの下方へ移動し、押圧片251bとシャッタ93との係合が解かれ、押圧片251bはリンク91の収容空間914から抜け出す。この際のボス部932が下方へ移動するとき、シャッタ93のガイド孔935によってリンク91のスプリングピン92が下方へ押圧され、リンク91が下端部を中心にして時計回りに
回転し、インナーフレーム5は初期位置に戻る。
以上のように、この実施形態の接続対象物嵌合・離脱駆動装置1によれば、ケーブルコネクタ15の嵌合・離脱方向DFと直交する方向へインナーフレーム5を連結部材25によって操作すれば、インナーフレーム5とヘッダーコネクタ21とを嵌合離脱することができる。
このため、ケーブルコネクタ15とヘッダーコネクタ21とを嵌合・離脱させるとき、嵌合・離脱方向DFに十分な作業スペースがなくてもケーブルコネクタ15とヘッダーコネクタ21とを嵌合・離脱させることができる。
また、アウターフレーム7のガイド溝711に連結部材25のフランジ253を挿入することによって連結部材25の嵌合・離脱方向DFの位置決めをすることができ、その結果、連結部材25を介してヘッダーコネクタ21の嵌合・離脱方向DFの位置決めを正確に行うことができる。
更に、アウターフレーム7に第1、第2カム溝715,716を設けたので、アウターフレーム7の長さ及びアウターフレーム7のスライド距離を短くすることができる。
なお、この実施形態では、異常嵌合防止機構として、開閉部材110を有する異常嵌合防止装置11を設けたが、異常嵌合防止機構は異常嵌合防止装置11に限られず、また、異常嵌合防止機構を設けなくてもよい。
また、この実施形態では、連結部材25とヘッダーコネクタ21とが別体であるが、連結部材と他方の接続対象物とが一体化されたものでも構わない。
なお、この実施形態では、ベースプレート13を用いているが、ベースプレート13は必ずしも必要ではなく、インナーフレーム5とアウターフレーム7等をパネルに直接装着するようにしても構わない。
また、上述の実施形態の接続対象物嵌合・離脱駆動装置1は、コネクタ用であるが、この発明の接続対象物嵌合・離脱駆動装置はコネクタ用に限られない。
なお、接続対象物嵌合・離脱駆動装置1とケーブルコネクタ15とヘッダーコネクタ21とでコネクタ装置が構成されている。
図1はこの発明の一実施形態の接続対象物嵌合・離脱駆動装置の斜視図である。 図2は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の分解斜視図である。 図3Aは図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の第1の操作部材の正面図である。 図3Bは同第1の操作部材の側面図である。 図4Aは図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の第2の操作部材の正面図である。 図4Bは同第2の操作部材の側面図である。 図5は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置のアウターフレームの内側面に形成されている溝の一部を示す概念図である。 図6Aは図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の開閉部材をアウターフレームに装着する前の状態を示す正面図である。 図6Bは図6AのB矢視図である。 図6Cは図6AのC矢視図である。 図7Aは図6Cに示す開閉部材をアウターフレームに装着した状態の状態を示す側面図である。 図7Bは図7AのVIIB−VIIB線に沿う断面図である。 図8Aは連結部材とヘッダーコネクタとが実装された基板の正面図である。 図8Bは同側面図である。 図9は基板に実装される連結部材の斜視図である。 図10は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置を第1の筐体に取り付けた状態を示す概念図である。 図11は図10に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の拡大斜視図である。 図12は図10に示す第1の筐体に連結される第2の筐体の概念図である。 図13は図10に示す第1の筐体と図12に示す第2の筐体とが連結されている状態を示す概念図である。 図14は図13に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置の拡大図である。 図15はインナーフレームが初期位置にあるときの図13のA矢視図である。 図16はインナーフレームが初期位置にないときの図13に示す第2の筐体に基板等が挿入された状態での図13のA矢視図である。 図17Aはインナーフレーム5が初期位置にないときの開閉部材の状態を示す正面図である。 図17Bは図17AのB矢視図である。 図18Aはインナーフレームが初期位置にあるときの開閉部材の状態を示す正面面図である。 図18Bは図18AのB矢視図である。 図18Cは図18AのC矢視図である。 図19は図1に示す接続対象物嵌合・離脱駆動装置のアウターフレームに連結部材が挿入され、インナーフレームが初期位置にあるときの底面図である。 図20は図19のXX−XX線に沿う断面図である。 図21は図19のXXI−XXI線に沿う断面図である。 図22は連結部材によってリンクが回転したときの図20と同じ切断線の断面図である。 図23は連結部材によってリンクが回転したときの図21と同じ切断線の断面図である。 図24Aは連結部材がインナーフレームに突き当たったときの状態を正面から見たときの概念図である。 図24Bは同側面から見たときの概念図である。 図25はインナーフレームが嵌合完了位置にあるときの図20と同じ切断線の断面図である。 図26はインナーフレームが嵌合完了位置にあるときの図21と同じ切断線の断面図である。 図27は図25のD部の拡大図である。
符号の説明
1 接続対象物嵌合・離脱駆動装置
3,3´ 操作部材
31,31´ 保持枠
5 インナーフレーム
7 アウターフレーム
711 ガイド溝
9 駆動力伝達装置(駆動力伝達手段)
11 異常嵌合防止装置(異常嵌合防止機構)
15 ケーブルコネクタ(一方の接続対象物)
21 ヘッダーコネクタ(他方の接続対象物)
DF 嵌合・離脱方向

Claims (8)

  1. 一方の接続対象物と他方の接続対象物とを嵌合・離脱する接続対象物嵌合・離脱駆動装置において、
    前記一方の接続対象物を保持する保持枠を有する操作部材と、
    前記操作部材を前記嵌合・離脱方向へ移動可能に収容するインナーフレームと、
    前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って初期位置と嵌合完了位置との間を移動可能に前記インナーフレームを支持するとともに、前記他方の接続対象物に連結される連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って移動可能に支持し、その連結部材に押されて前記インナーフレームが前記初期位置から前記嵌合完了位置へ移動したとき前記操作部材を前記他方の接続対象物の方へ案内して前記一方の接続対象物を前記他方の接続対象物に嵌合させるアウターフレームと、
    前記インナーフレームに前記嵌合・離脱方向と直交する方向の駆動力を伝達する駆動力伝達手段と
    を備えていることを特徴とする接続対象物嵌合・離脱駆動装置。
  2. 前記アウターフレームが、前記連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向へ案内するガイド溝を有していることを特徴とする請求項1記載の接続対象物嵌合・離脱駆動装置。
  3. 前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記連結部材が前記ガイド溝へ進入するのを阻止する異常嵌合防止機構を備えていることを特徴とする請求項2記載の接続対象物嵌合・離脱駆動装置。
  4. 前記異常嵌合防止機構が、
    前記アウターフレームに設けられ、前記ガイド溝の一端を開閉する開閉部材と、
    前記インナーフレームに設けられ、前記インナーフレームが前記初期位置にあるとき、前記開閉部材と係合して前記ガイド溝の一端を開き、前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記開閉部材との係止を解いて前記ガイド溝の一端を閉じる駆動部材と
    で構成されていることを特徴とする請求項3記載の接続対象物嵌合・離脱駆動装置。
  5. 一方のコネクタと、このコネクタに嵌合可能な他方のコネクタと、両コネクタを嵌合・離脱する接続対象物嵌合・離脱駆動装置とを備えるコネクタ装置において、
    前記一方のコネクタを保持する保持枠を有する操作部材と、
    前記操作部材を前記嵌合・離脱方向へ移動可能に収容するインナーフレームと、
    前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って初期位置と嵌合完了位置との間を移動可能に前記インナーフレームを支持するとともに、前記他方のコネクタに連結される連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向に沿って移動可能に支持し、その連結部材に押されて前記インナーフレームが前記初期位置から前記嵌合完了位置へ移動したとき前記操作部材を前記他方のコネクタの方へ案内して前記一方のコネクタを前記他方のコネクタに嵌合させるアウターフレームと、
    前記インナーフレームに前記嵌合・離脱方向と直交する方向の駆動力を伝達する駆動力伝達手段と
    を備えていることを特徴とするコネクタ装置。
  6. 前記アウターフレームが、前記連結部材を前記嵌合・離脱方向と直交する方向へ案内するガイド溝を有していることを特徴とする請求項5記載のコネクタ装置。
  7. 前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記連結部材が前記ガイド溝へ進入するのを阻止する異常嵌合防止機構を備えていることを特徴とする請求項6記載のコネクタ装置。
  8. 前記異常嵌合防止機構が、
    前記アウターフレームに設けられ、前記ガイド溝の一端を開閉する開閉部材と、
    前記インナーフレームに設けられ、前記インナーフレームが前記初期位置にあるとき、前記開閉部材と係合して前記ガイド溝の一端を開き、前記インナーフレームが前記初期位置にないとき、前記開閉部材との係止を解いて前記ガイド溝の一端を閉じる駆動部材と
    で構成されていることを特徴とする請求項7記載のコネクタ装置。
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