JP2010002569A - 感光性着色組成物及びこれを用いたカラーフィルタ基板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】赤色感光性着色組成物の固形分中のウレタン基数を4.0×10-4mol/g以上、2.0×10-3mol/g以下、かつ、固形分中の顔料を35質量%未満、緑感光性着色組成物の固形分中のウレタン基数を1.4×10-4mol/g以上、1.5×10-3mol/g以下、かつ、固形分中の顔料を33質量%未満、青色感光性着色組成物の固形分中のウレタン基数を1.8×10-4mol/g以上、1.5×10-3mol/g以下、かつ、固形分中の顔料を30質量%未満とし、この感光性着色組成物を用いてカラーフィルタを形成する。
【選択図】なし
Description
色層との密着性が十分に確保出来ず、剥がれが生ずるという問題があった。こうした膨潤や剥がれは、より高い品質、高信頼性を求める液晶表示装置にはあってはならず、耐溶剤性と密着性の改善が求められている。
光重合性モノマーは、ラジカルにより重合が誘起されるモノマーのことであり、本発明の感光性着色組成物では、ウレタン基を導入するために、水酸基を有する(メタ)アクリレートに多官能イソシアネートを反応させて得られる(メタ)アクリロイル基を有する多官能ウレタンアクリレートを用いることができる。なお、水酸基を有する(メタ)アクリレートと多官能イソシアネートとの組み合わせは任意であり、特に限定されるものではない。また、1種の多官能ウレタンアクリレートを単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明の感光性着色組成物には、非感光性樹脂及び/又は感光性樹脂(ロ)が配合される。現在、環境問題の観点から、現像液として有機溶剤は殆ど使われなくなり、アルカリ現像液が主流となっているが、アルカリ現像液を用いる場合、感光性着色組成物にはアルカリ可溶型非感光性樹脂を含有させることが好ましい。
本発明のカラーフィルタの赤、緑、青の各画素の着色層を形成する着色組成物に用いるこ
とのできる有機顔料の具体例をカラーインデックス番号で示す。
本発明の感光性着色組成物には、顔料を分散させるための分散剤を含有することができる。分散剤としては、界面活性剤、顔料の中間体、染料の中間体、ソルスパース(商品名、ゼネカ(株)社製)等が使用される。分散剤の添加量は特に限定されるものではないが、顔料の配合量を100として、1〜10質量%とすることが好ましい。
本発明の感光性着色組成物に好適に使用される光重合開始剤(ハ)としては、4−フェノ
キシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系化合物、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2.4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系化合物、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)4,6ビス(トリクロロメチル)-s-トリアジン、2-ピペニル-4,6-ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ-ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系化合物、1,2−オクタンジオン、1−[4−(フェニルチオ)−2−(o−ベンゾイルオキシム)]、o(アセチル)−N−(1−フェニル−2−オキソ−2−(4’−メトキシ-ナフチル)エチリデン)ヒドロキシルアミン等のオキシムエステル系化合物、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等のホスフィン系化合物、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアントラキノン等のキノン系化合物ボレート系化合物、カルバソール系化合物、イミダゾール系化合物、チタノセン系化合物等が挙げられる。これらは1種を単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
光重合開始剤と光増感剤とを併用することが好ましい。光増感剤としては、α−アシロキシムエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジエチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノン等のアミン系化合物を用いることができる。これらの光増感剤は、1種または2種以上を混合して用いることができる。
することができる。
本発明の感光性着色組成物には、基板上への均一な塗布を可能とするために、水や有機溶剤等の溶剤が配合される。好適に使用される有機溶剤としては、シクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、キシレン、エチルセロソルブ、メチル−nアミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルトルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、モノマー組成、用いる重合開始剤の種類等に応じて、これらを単独でもしくは混合して用いることが出来る。
本発明の感光性着色組成物は、公知の方法により調製することが出来る。例えば、光重合性モノマー、感光性樹脂、重合開始剤、顔料、分散剤、及び溶剤からなる感光性組成物は、以下の方法により調製することができる。
本発明のカラーフィルタは、基板上に所定のパターンで配列した色の異なる複数の着色層と、隣接する着色層間を遮光する遮光層とを具備してなり、これら着色層と遮光層上には、オーバーコート層が形成される。そして、本発明のカラーフィルタは、着色層として、本発明の赤色、緑色または青色感光性着色組成物を少なくとも一つ用いて形成されているものである。
はアルカリ水溶性樹脂(例えばポリビニルアルコールや水溶性アクリル樹脂等)の溶液を塗布し、乾燥させることにより、酸素による重合阻害を制御する膜を形成した後、露光を行っても良い。
本発明のカラーフィルタに適用可能なオーバーコート材料は、液晶パネル工程に耐え、透明性および耐熱性など信頼性を備えた有機材料であれば良い。市販の代表的なオーバーコート材料、例えば、JSR社製のオプトマーSS、日本油脂社製のノフキュアーOP、新日鐵化学社製のV−259PA、日本化薬社製のKAYADADなどが適用できる。
内容量が1リットルの5つ口反応容器に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(東亞合成(株)社製)623g、ヘキサメチレンジイソシアネート44gを仕込み、60℃で8時間反応させ、(メタ)アクリロイル基を有する多官能ウレタンアクリレートを含む生成物を得た。生成物中、多官能ウレタンアクリレートの占める割合は、45質量%であり、残部を他の光重合性モノマーで占めている。なお、IR分析(赤外分光分析)により反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。また、得られた多官能ウレタンアクリレートのウレタン当量は、611であることを確認した。
下記の要領で、カラーフィルタの作製に用いる赤色感光性着色組成物を調製した。
(赤色顔料分散体の調整)
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで5時間分させた後。5μmのフィルタで濾過し、赤色顔料分散体を調製した。
・赤色顔料:C.I. Pigment Red 254 12質量部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガーフォーレッド B−CF」)
・分散剤 3質量部
(味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821」)
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 85質量部
[赤色感光性着色組成物の調整]
その後、光重合性モノマーとして、上記合成例で合成した多官能ウレタンアクリレー
トを含む下記の組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルタで濾過し、赤色感光性着色組成物を得た。
・上記赤色顔料分散体 38.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 20.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 3.8質量部
・光重合開始剤 0.6質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.2質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 37.4質量部
<実施例2>
以下の手順で、カラーフィルタの作製に用いる緑色感光性着色組成物を調製した。
(緑色顔料分散体の調整)
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで5時間分させた後。5μmのフィルタで濾過し、緑色顔料分散体を調製した。
・緑色顔料:C.I. Pigment Green 36 12質量部
(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン 6YK」)
・分散剤 3質量部
(味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821」)
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 85質量部
(黄色顔料分散体の調整)
上記と同様にして、黄色顔料分散体を調製した。
・黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 12質量部
・分散剤 3質量部
(味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821」)
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 85質量部
[緑色感光性着色組成物の調整]
その後、光重合性モノマーとして、上記合成例で合成した多官能ウレタンアクリレー
トを含む下記の組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルタで濾過し、緑色感光性着色組成物を得た。
・上記緑色顔料分散体 29.0質量部
・上記黄色顔料分散体 9.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 25.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 2.0質量部
・光重合性モノマー 1.0質量部
(東亞合成社製「アロニックスM402」)
・光重合開始剤 0.5質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.1質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 33.4質量部
<実施例3>
以下の手順で、カラーフィルタの作製に用いる青色感光性着色組成物を調製した。
(青色顔料分散体の調製)
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで5時間分させた後。5μmのフィルタで濾過し、青色顔料分散体を調製した。
・青色顔料:C.I. Pigment Blue 15:6 12質量部
(BASF社製「ヘリオゲンブルー」)
・分散剤 3質量部
(味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821」)
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 85質量部
[青色感光性着色組成物の調整]
その後、光重合性モノマーとして、上記合成例で合成した多官能ウレタンアクリレートを含む下記の組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルタで濾過し、青色感光性着色組成物を得た。
・上記青色顔料分散体 33.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 25.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 1.7質量部
・光重合性モノマー 1.7質量部
(東亞合成社製「アロニックスM402」)
・光重合開始剤 0.5質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.1質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 38.0質量部
<比較例1>
赤色感光性着色組成物における比較のため、実施例1と同様の方法で、下記組成の赤色感光性着色組成物を作製した。
・上記赤色顔料分散体 35.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 20.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 2.5質量部
・光重合性モノマー 1.0質量部
(東亞合成社製「アロニックスM402」)
・光重合開始剤 0.6質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.2質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 40.7質量部
<比較例2>
また同様に、実施例1と同様の方法で、下記組成の赤色感光性着色組成物を作製した。
・上記赤色顔料分散体 42.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 15.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 3.4質量部
・光重合開始剤 0.6質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.2質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 38.8質量部
<比較例3>
緑色感光性着色組成物における比較のため、実施例2と同様の方法で、下記組成の緑色感
光性着色組成物を作製した。
・上記緑色顔料分散体 29.0質量部
・上記黄色顔料分散体 9.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 25.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 1.0質量部
・光重合性モノマー 2.4質量部
(東亞合成社製「アロニックスM402」)
・光重合開始剤 0.5質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.1質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 33.0質量部
<比較例4>
また同様に、実施例2と同様の方法で、下記組成の緑色感光性着色組成物を作製した。
・上記緑色顔料分散体 34.8質量部
・上記黄色顔料分散体 10.8質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 20.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 2.0質量部
・光重合性モノマー 2.0質量部
(東亞合成社製「アロニックスM402」)
・光重合開始剤 0.6質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.2質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 29.6質量部
<比較例5>
青色感光性着色組成物における比較のため、実施例3と同様の方法で、下記組成の青色感光性着色組成物を作製した。
・上記青色顔料分散体 33.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 25.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 1.0質量部
・光重合性モノマー 2.4質量部
(東亞合成社製「アロニックスM402」)
・光重合開始剤 0.5質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.1質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 38.0質量部
<比較例6>
また同様に、下記組成の青色感光性着色組成物を作製した。
・上記青色顔料分散体 40.0質量部
・アクリルワニス(固形分20質量%) 25.0質量部
・上記多官能ウレタンアクリレート 3.4質量部
・光重合開始剤 0.5質量部
(チバガイギー社製「イルガキュアー369」)
・光増感剤 0.1質量部
(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」)
・シクロヘキサノン 31.0質量部
各実施例及び比較例において調整した各感光性着色組成物について、以下のようにして評価を行った。
ガラス基板上に、得られたそれぞれの上記感光性着色組成物をスピンコート法により塗布した後、乾燥し、感光性着色組成物層を形成した。なお、スピンコート条件は、500rpm、5秒とした。次いでガラス基板を70℃に保持したホットプレート上に載置して、1分間仮焼成した。
ガラス基板上に、得られた感光性着色組成物をスピンコート法により塗布した後、乾燥し、感光性着色組成物層を形成した。なお、スピンコート条件は、500rpm、5秒とした。次いでガラス基板を70℃に保持したホットプレート上に載置して、1分間仮焼成した。
評価結果について、表1に実施例1〜3を、表2に比較例1及び2を、表3に比較例3及び4を、表4に比較例5及び6を示す。
質量%未満、緑感光性着色組成物については、固形分中のウレタン基数を1.4×10-4mol/g以上、1.5×10-3mol/g以下、かつ、固形分中の顔料を33質量%未満、青色感光性着色組成物については、固形分中のウレタン基数を1.8×10-4mol/g以上、1.5×10-3mol/g以下、かつ、固形分中の顔料を30質量%未満とした場合に、現像性、パターン断面形状が良好で、かつオーバーコート層との密着性が良好なカラーフィルタ層が得られた。
Claims (4)
- 光重合性モノマー(イ)、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂(ロ)、光重合開始剤(ハ)、顔料(ニ)および溶剤(ホ)を成分として含む赤色感光性着色組成物において、光重合性モノマー(イ)、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂(ロ)がウレタン結合を含み、組成物の固形分中のウレタン基数が4.0×10-4mol/g以上、2.0×10-3mol/g以下、かつ固形分中の顔料の割合が35質量%未満であることを特徴とする赤色感光性着色組成物。
- 光重合性モノマー(イ)、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂(ロ)、光重合開始剤(ハ)、顔料(ニ)および溶剤(ホ)を成分として含む緑色感光性着色組成物において、光重合性モノマー(イ)、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂(ロ)がウレタン結合を含み、組成物の固形分中のウレタン基数が1.4×10-4mol/g以上、1.5×10-3mol/g以下、かつ固形分中の顔料の割合が33質量%未満であることを特徴とする緑色感光性着色組成物。
- 光重合性モノマー(イ)、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂(ロ)、光重合開始剤(ハ)、顔料(ニ)および溶剤(ホ)を成分として含む青色感光性着色組成物において、光重合性モノマー(イ)、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂(ロ)がウレタン結合を含み、組成物の固形分中のウレタン基数が1.8×10-4mol/g以上、1.5×10-3mol/g以下、かつ固形分中の顔料の割合が30質量%未満であることを特徴とする青色感光性着色組成物。
- 透明基板上に、複数色のカラーフィルタ、該カラーフィルタ上のオーバーコートを有する構成のカラーフィルタ基板において、
前記カラーフィルタが、請求項1〜3のいずれか1項に記載する感光性着色組成物を単独で、もしくは請求項1〜3に記載の感光性着色組成物を複数用いて形成したことを特徴とするカラーフィルタ基板。
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