JP2010002335A - ガス検知素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】低濃度の含酸素有機化合物や含硫黄化合物を高感度で選択的に、しかも安定して検知することができるガス検知素子を提供する。
【解決手段】ガス感応部と、当該ガス感応部の電気抵抗値を検出する検出電極とを備え、ガス感応部の電気抵抗変化に基づき、被検知ガスを検知するガス検知素子であって、ガス感応部は酸化セリウムを主成分として構成してあり、被検知ガスは含酸素有機化合物及び含硫黄化合物のうちの少なくともいずれかのガスである。
【選択図】図6

Description

本発明は、ガス感応部と当該ガス感応部の電気抵抗値を検出する検出電極とを備え、ガス感応部の電気抵抗変化に基づき被検知ガスを検知するガス検知素子に関する。
従来より、金属酸化物を主成分として構成されるガス感応部と当該ガス感応部の電気抵抗値を検出する検出電極とを備え、ガス感応部の電気抵抗変化に基づき被検知ガスを検知する、いわゆる半導体式のガス検知素子が種々知られている。このようなガス検知素子では、被検知ガスがガス検知素子に接触すると、ガス感応部において被検知ガスは金属酸化物によって酸化され、同時に金属酸化物は還元される。この反応に伴って被検知ガスと金属酸化物との間に電子の授受がなされ、この電子の授受によってガス感応部の電気抵抗値が変化する。このため、ガス検知素子を備えるガスセンサ等は、ガス感応部の電気抵抗値の変化を測定することによって被検知ガスを検知することができる。
このようなガス検知素子においては、金属酸化物として酸化亜鉛、酸化スズ、酸化タングステン、酸化インジウム等を用いたものが知られている。これらは、被検知ガスの種類に応じて任意に選択される。例えば以下の特許文献1には、酸化スズを主成分として構成されるガス感応部を備えたガス検知素子が記載されている。なお、その他の金属酸化物を主成分として構成されたガス感応部を備えたガス検知素子に関しては、一般的な技術であるため、従来技術文献の表示を省略する。
特開平7−260727号公報
ところで、近年、浮遊性粒子状物質や光化学オキシダントによる大気汚染が大きな問題となっている。浮遊性粒子状物質や光化学オキシダントの発生には、塗装、印刷、化学製品の製造等により発生する揮発性有機化合物(VOC)、例えばアセトン等の含酸素有機化合物が主な原因となる。そこで、含酸素有機化合物の排出量をできるだけ削減することが求められている。含酸素有機化合物の排出量の最も簡単な管理方法の一つは、例えば含酸素有機化合物を検知可能なガスセンサを設置してモニタリングすることであるが、これらのガスは極めて低濃度で排出されるため、これを検知するガスセンサには非常に高感度のものが求められる。
また、一般に、揮発性硫黄化合物(VSC)等の含硫黄化合物は、臭気の原因物質として知られている。環境分野や食品分野等においては、安全性確保等の目的で多くの場面で臭気測定が必要とされるが、これら硫黄系臭気は嗅覚閾値がppbオーダーと極めて低いため、臭気測定を行なうに際しては非常に高感度のガスセンサが求められる。
このように、含酸素有機化合物や含硫黄化合物をモニタリングする場合には、非常に高い感度が求められる場合がある。このような要求に対して、上述のガス検知素子においては、ガス感応部の厚みを薄くすることにより被検知ガスに対する感度を高くすることが可能である。
しかしながら、酸化亜鉛等を主成分とするガス感応層を備えた従来のガス検知素子では、ガス感応部を薄くした場合に、測定位置における周囲の環境の湿度の影響によりセンサ出力が変動し、被検知ガスを安定して検知することができない場合があることが判明した。これは、ガス感応部が厚い場合にはほとんど無視することが可能な、測定環境中に含まれる水分がガス感応部の表面に吸着してガス感応部と反応する際の僅かなセンサ出力が、ガス感応部を薄くしたことによる感度の上昇に伴って表面化したためであると考えられる。このような測定環境中に含まれる水分との反応によるセンサ出力の変動は、被検知ガスとしての含酸素有機化合物や含硫黄化合物が低濃度である場合に、特に影響が大きくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、低濃度の含酸素有機化合物や含硫黄化合物を高感度で選択的に、しかも安定して検知することができるガス検知素子を提供することを目的とする。
この目的を達成するための、本発明に係るガス感応部と、当該ガス感応部の電気抵抗値を検出する検出電極とを備え、前記ガス感応部の電気抵抗変化に基づき、被検知ガスを検知するガス検知素子の特徴構成は、前記ガス感応部は酸化セリウムを主成分として構成してあり、前記被検知ガスは含酸素有機化合物及び含硫黄化合物のうちの少なくともいずれかのガスである点にある。
上記の特徴構成のように、ガス感応部を酸化セリウムを主成分として構成することにより、含酸素有機化合物や含硫黄化合物を高感度で選択的に検知することができる。
酸化セリウムと被検知ガスとの間の反応は、酸化セリウムのバルク中の格子酸素が被検知ガスに供給されるバルク制御型機構で進行すると考えられている。このバルク中の格子酸素は大気中の水分とは反応しないため、ガス感応部を酸化セリウムを主成分として構成することにより、測定環境中の湿度が変動したとしても当該湿度の影響をほとんど受けることがなくなる。
一方、従来のガス検知素子のようにガス感応部の主成分を酸化亜鉛等とした場合には、酸化亜鉛等と被検知ガスとの間の反応は、酸化亜鉛等の表面に吸着した吸着酸素が被検知ガスに供給される表面制御型機構で進行する。この吸着酸素は容易に大気中の水分と反応してしまうため、測定環境中の湿度変動の影響を受けやすく、特に被検知ガスが低濃度の場合には感度が不安定となってしまう。
以上の比較から明らかなように、酸化セリウムを主成分としてガス感応部を構成することにより、測定環境中に含まれる水分との反応によるセンサ出力を略一定に保つことができるので、被検知ガスが低濃度の場合であっても安定して検知することが可能となる。
したがって、低濃度の含酸素有機化合物や含硫黄化合物を、高感度で選択的に、しかも安定して検知することができるガス検知素子を提供することができる。
ここで、前記ガス感応部は、絶縁基板の上に設けたガス感応層として構成され、当該ガス感応層の厚みを1〜10μmとしてあると好適である。
一般に、ガス感応層の厚みが薄い方が、被検知ガスと酸化セリウムとの間の反応に伴うガス感応層の電気抵抗値の変化が、より検出電極に近い位置で起こるため、被検知ガスに対する感度を高くすることができる。よって、ガス感応層の厚みを10μm以下とすることによって、より一層高い感度を得ることが可能となる。一方、感応層の厚みを薄くしすぎると、クラックや剥離が発生しやすくなり、この場合にはガス感応層内での導電性が低下するという問題が生じ得る。したがって、上記の構成を採用して、感応層の厚みを1〜10μmとすることにより、感度及び耐久性のいずれをも向上せることができる。
また、前記ガス感応層が、前記絶縁基板に設けられた凹部に係入するアンカー部を備えると好適である。
この構成によれば、アンカー効果により絶縁基板とガス感応層との間の接合強度を大きくすることができるので、検出電極とガス感応層との剥離を抑制することができ、ガス検知素子としての耐久性を向上させることができる。
また、前記被検知ガスは、揮発性有機化合物及び揮発性硫黄化合物のうちの少なくともいずれかであると好適である。
含酸素有機化合物や含硫黄化合物の中でも、特に揮発性有機化合物や揮発性硫黄化合物に分類されるガスは、非常に低濃度でのガス検知が求められる。これまで説明してきたようなガス検知素子は、低濃度の含酸素有機化合物や含硫黄化合物に対しても高い感度を有するため、これらのガスを検知対象とする場合に用いるガス検知素子として、特に有用に利用することができる。
本発明に係るガス検知素子1は、酸化セリウムを主成分として構成してあるガス感応部と、当該ガス感応部の電気抵抗値を検出する検出電極4とを備え、ガス感応部の電気抵抗変化に基づき、被検知ガスを検知するものである。このようなガス検知素子1は、低濃度の含酸素有機化合物や含硫黄化合物を、高感度で選択的に、しかも安定して検知することができる。
〔第一の実施形態〕
以下に、本発明に係るガス検知素子1の第一の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るガス検知素子1の概略図である。ここでは、絶縁基板3と、検出電極4と、ガス感応部としてのガス感応層2と、を備えた基板型のガス検知素子1を例示するが、これに限られるものではない。その他のガス検知素子としては、熱線型ガス検知素子、直熱型ガス検知素子、傍熱型ガス検知素子等が挙げられる。
図1に示すように、本実施形態に係るガス検知素子1は、絶縁基板3の上面に形成された一対の検出電極4a、4bと、検出電極4a、4bを被覆するように設けられた酸化セリウムを主成分として構成されるガス感応層2と、を備えている。また、絶縁基板3の下面には薄膜ヒータ5が設けてある。
絶縁基板3は、従来の基板型ガス検知素子に用いられるものが好ましく適用でき、その大きさ、形状等は特に限定されない。また、絶縁基板3の材質は、絶縁体であればよく、例えば、アルミナ、シリカ、ガラス等が適用できる。中でもアルミナを絶縁基板3として用いることは、その表面は完全な平滑ではなく、ナノオーダーの凹凸を有するため、アンカー効果により検出電極4a、4bや薄膜ヒータ5との接合を強固にすることができ、好ましい。
検出電極4a、4bは、従来のガス検知素子に用いられるものが好ましく適用できる。検出電極4a、4bの形状は特に限定されない。図1には一対の櫛型検出電極4a、4bを設けた例を図示したが、これ以外にも平行平板型、螺旋型等の任意の形状を採用することができる。また、検出電極4a、4bの材質についても、特に制限されるものではなく、例えば、白金や金等の貴金属、白金パラジウム合金等を蒸着等によって設けることができる。特に白金は非常に耐久性に優れた材料であり、検出電極4a、4bに好ましく適用することができる。
本実施形態において、一対の検出電極4a、4bの間の電極間距離は、5〜100μmとされる。ガス感応層2を構成する主成分である酸化セリウムは、高抵抗な材料であるので、従来のガス検知素子1に比べて電極間距離が短く設定されている。
ガス感応層2は、酸化セリウムを主成分として構成され、一対の検出電極4a、4bを被覆するように設けられている。酸化セリウムは高い酸素貯蔵能を有しており、ガス感応層2に被検知ガスとしての含酸素有機化合物や含硫黄化合物(以下では、単に「被検知ガス」という場合がある)が到達したとき、酸化セリウムは酸素を供給して自身は還元されるとともに、これらのガスを酸化する。このとき、ガス感応層2の電気抵抗値が変化するので、この抵抗値の変化を捉えることにより含酸素有機化合物や含硫黄化合物を検知することができる。
ここで、酸化セリウムと被検知ガスとの間の反応は、いわゆるバルク制御型と言われる機構で進行すると考えられている。このバルク制御型の反応機構によれば、被検知ガスとの反応がガス感応層2の表面にとどまらず、バルクにまで及ぶ。すなわち、ガス感応層2を、ガスセンサ材料としてよく知られている酸化亜鉛等を主成分として構成した場合のように、被検知ガスがガス感応層2の表面に存在する吸着酸素と反応するのではなく、酸化セリウムの場合には、被検知ガスがガス感応層2のバルク中に存在する格子酸素と反応する。この反応でバルク中に生じる酸素欠陥が拡散することにより、ガス感応層2の中を電子が流れる。
このように、酸化セリウムから被検知ガスに供給される酸素は、酸化セリウムのバルク中の格子酸素である。バルク中の格子酸素は大気中の水分とはほとんど反応しないと考えられるため、ガス感応層2を酸化セリウムを主成分として構成することにより、測定環境中の湿度が変動したとしても、ガスセンサ素子1は湿度変動の影響をほとんど受けることがなくなる。よって、測定環境中の湿度条件によらずに、測定環境中に含まれる水分との反応によるセンサ出力を略一定に保つことができるので、被検知ガスが低濃度の場合であっても、安定して被検知ガスを検知することが可能となる。
ガス感応層2の厚みは、特に限定されない。ただし、上述のように酸化セリウムは高抵抗であるため、検知感度を高くするには薄い方が好ましい。例えばガス感応層2の厚みを10μm以下とすると、被検知ガスと酸化セリウムとの間の反応に伴うガス感応層2の電気抵抗値の変化が検出電極4a、4bによって捉えられやすくなるので、被検知ガスに対する感度をより一層高くすることができるので好ましい。ただし、ガス感応層2の厚みが薄すぎる場合にはクラックや剥離が発生しやすくなるため、ガス感応層2内での導電性が低下するという問題が生じ得る。そこで、ガス感応層2の厚みは1μm以上とすることが好ましい。また、ガス感応層2の厚みを3〜5μmとすると、感度及び耐久性のいずれをも大きく向上させることができるので、より好ましい。
ガス感応層2は、多孔体として形成されることが好ましい。ここで多孔体とは、緻密体ではなく、多くの細孔を含んだ組織のものを意味する。このようにガス感応層2を多孔体として形成すれば、被検知ガスが細孔を通じてガス感応層2の内部へ入りやすく、また、ガス感応層2の内部への拡散性を高くすることができる。さらに、拡散性が良好であるため、一旦ガス感応層2の内部へ入ったガスを他のガスと容易に置換することができる。
多孔体の開口率は、5〜30%であることが好ましい。一般に、開口率が小さくなり過ぎると、被検知ガスがガス感応層2の内部に入り難くなり、応答速度及び応答復帰速度が低下する傾向がある。一方、開口率が大きくなり過ぎると、ガス感応層2おける被検知ガスとの接触面積が小さくなり、検出感度が低下する傾向がある。このような観点から、ガス感応層2の表面における開口率を5〜30%とすることにより、総合的に見て応答速度や検出感度に優れたガス検知素子1とすることができる。
薄膜ヒータ5は、ガス検知素子1の作動温度を維持するために設けられている。薄膜ヒータ5の材質についても、特に制限されるものではなく、例えば、白金や金等の貴金属、白金パラジウム合金等を蒸着等によって設けることができる。特に白金は非常に耐久性に優れた材料であり、薄膜ヒータ5に好ましく適用することができる。
次に、本実施形態に係るガス検知素子1の製造方法について説明する。本実施形態に係るガス検知素子1は、電極形成工程と、原料調製工程と、ガス感応層形成工程と、を経て製造することができる。以下、各工程について説明する。
電極形成工程では、絶縁基板3上に一対の検出電極4a、4b及び薄膜ヒータ5を形成する。検出電極4a、4bや薄膜ヒータ5は、例えば白金を絶縁基板3上に蒸着させることにより形成することができる。
原料調製工程では、ガス感応層2の原料となる酸化セリウムのペーストを調製する。ここでは、酸化セリウムの粉体に例えばエチルセルロースとテルピネオールとを混合したビヒクル等の有機バインダを加えて適度な粘性を有するペーストを調製する。このとき、酸化セリウムとしては、結晶子サイズが約10〜60nm、BET比表面積が約10〜50m2/gの粉末を用いると好ましい。このような粉末を用いることにより、焼成後の酸化セリウムの粒子径を10〜200nm、多孔体の開口率を5〜30%とすることができる。また、カーボン、ポリメチルメタクリル酸、スチロールビーズ等、比較的粒径の揃った炭素や炭化水素を添加しても良い。これらの炭素や炭化水素は、後に熱処理を行ったときに熱による揮発や熱酸化によって消失して除去され、ガス感応層2の内部に被検知ガスの拡散に適した大きさの孔を形成する。
ガス感応層形成工程では、原料調製工程で調製された酸化セリウムのペーストを絶縁基板3に塗布した後、熱処理することによってガス感応層2を形成する。ここでは、まず、酸化セリウムのペーストを検出電極4a、4b及び薄膜ヒータ5が形成された絶縁基板3に対して、検出電極4a、4bを被覆するように塗布する。このとき、ペーストの厚みが5〜50μm程度となるように層状に塗り付ける。次に、これを大気中で600〜950℃で焼成して酸化セリウムの焼結体を生成させる。これにより、絶縁基板3の基板面からの厚みが1〜10μmのガス感応層2が生成する。以上のようにして、ガス検知素子1を製造することができる。
以下に、本実施形態に係るガス検知素子1を用いた実施例を示し、本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
絶縁基板3として、1mm×1.5mmのアルミナ基板を用い、従来のガス検知素子1の製造方法と同様にして、白金の検出電極4a、4b及び白金の薄膜ヒータ5を蒸着させた。次に、上記有機バインダに酸化セリウム粉末とカーボン粒子とを加えて混合したペーストを、検出電極4a、4bを蒸着させた側の絶縁基板3上に約10μmの厚みになるように層状に塗布し、室温で1時間乾燥させた。その後、10℃/分で昇温し、900℃で2時間保持して焼成した。このようにして得られたガス検知素子1におけるガス感応層2の断面を電子顕微鏡で観察したところ、図2(a)に示すように多くの細孔を含んだ多孔体として形成されていることが確認された。なお、このときのガス感応層2は、約5μmの厚みの層状で、粒子径が約200nm、開口率が約25%であった。
(実施例2)
焼成温度を750℃とした以外は実施例1と同様の方法により、ガス検知素子1を作製した。
(実施例3)
焼成温度を600℃とした以外は実施例1と同様の方法により、ガス検知素子1を作製した。
(比較例1)
ペーストに混合する酸化セリウム粉末を酸化亜鉛粉末に置換した以外は実施例1と同様の方法により、酸化亜鉛を主成分とするガス感応層2を備えたガス検知素子を作製した。
実施例1〜3で得られたガス検知素子1の、作動温度と膜抵抗との関係を図3に示す。図3によれば、焼成温度が高いほど、また作動温度が高いほど、膜抵抗が小さくなる傾向にあることが分かった。ガス検知素子1をガスセンサに組み込んで利用する場合、膜抵抗は100MΩ以下であることが好ましい。この点を考慮すると、作動温度を450℃以上とすることが好ましいと言える。また、ガス感応層2に一定以上の検出電流が流れるようにして測定回路の構成を単純なものとするためには、膜抵抗は10MΩ以下であることがより好ましい。この点を考慮すると、750〜900℃で焼成して得られたガス検知素子1を、500℃以上の作動温度で作動させることがより好ましいと言える。また、600〜750℃で焼成して得られたガス検知素子1の場合には、550℃以上の作動温度で作動させることがより好ましいと言える。なお、薄膜ヒータ5の耐久性を考慮すると、焼成温度がいずれの場合にも、作動温度は600℃以下であることが好ましい。
次に、実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサを用いて、湿度変動に対する安定性を確認した。大気中の湿度とセンサ出力との関係を図4に示す。図4によれば、湿度が0〜40g/m3の範囲内では、湿度によらずセンサ出力は略一定の値を示した。これは、酸化セリウムを主成分としてガス感応層2を構成ガス検知素子1による特有の現象であり、湿度変動に対して非常に高い安定性を有していることが確認できた。
次に、実施例1のガス検知素子1及び比較例1のガス検知素子を組み込んだガスセンサを用いて、被検知ガスに対する応答特性を比較した。これらのガスセンサに対して、被検知ガスとして1ppm、0.5ppm、0.1ppmの硫化水素ガスが供給された際のガス感度の応答波形を図5に示す。図5(a)が実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサによる結果であり、図5(b)が比較例1のガス検知素子を組み込んだガスセンサによる結果である。ここでは、被検知ガスを含む気体中のガス感応層2の電気抵抗値Rgに対する、大気中のガス感応層2の電気抵抗値Raの比(Ra/Rg)をガス感度とした(以下、同様)。図5によれば、実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサでは、比較例1のガス検知素子を組み込んだガスセンサと比較して、いずれの濃度の硫化水素ガスに対しても高いガス感度を示すことが分かった。また、硫化水素ガスの供給(図中、矢印で示す時点)後、速やかに一定の大きさのガス感度を示すことが確認され、実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサは、非常に応答性に優れていることが確認された。
次に、実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサを用いて、各種の可燃性ガスに対するガス感度特性を調べた。試験対象の可燃性ガスとしては、ジメチルケトン、アセトアルデヒド、エタノール、イソプロパノール、酢酸、トルエン、硫化水素、ジメチルカルボネート、ジエチルカルボネート、メタン、イソブタン、一酸化炭素、水素を選択した。これらのガスについてのガス濃度とガス感度との関係を図6に示す。図6によれば、ジメチルケトン、アセトアルデヒド、エタノール、イソプロパノール、酢酸、ジメチルカルボネート、ジエチルカルボネートに対しては、ガス濃度が数百ppbオーダーと低い場合であっても高い感度を有していることが分かった。さらに、硫化水素に対しては、ガス濃度が数十ppbオーダーと極めて低い場合であっても高い感度を有していることが分かった。
一方、炭化水素類や無機化合物のガスである、メタン、イソブタン、一酸化炭素、水素に対しては、ppmオーダーのガス濃度ではほとんど感度を有さず、数百ppmオーダーのガス濃度となってはじめて検知可能となることが分かった。これにより、実施例1のガス検知素子1は、含酸素有機化合物や含硫黄化合物に対して選択的に高い感度を有していることが判明した。
ここで、含酸素有機化合物のうち、ジメチルケトンやアセトアルデヒド等の揮発性有機化合物は、排出量の削減が求められていることから、揮発性有機化合物を扱う事業所においては、これらのガスを検知可能なガスセンサを用いて管理する場合が多い。揮発性有機化合物の排出は、基本的には極僅かずつであるので、このようなガスセンサには非常に高感度であることが求められる。実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサは、ジメチルケトン、アセトアルデヒド、エタノール等に対して、ppmオーダーの極低濃度であっても高い感度を有するので、揮発性有機化合物用のガスセンサとして有用に利用できることが明らかになった。
また、含酸素有機化合物のうち、ジメチルカルボネートやジエチルカルボネート等の炭酸エステル化合物は、例えばリチウムイオン電池用の電解液として広く用いられている。リチウムイオン電池の製造工程においては、これらのガスのセルからの僅かな漏洩の有無を管理する必要があるため、製造ラインに設置されるガスセンサには、極低濃度のガスに対しても高感度であることが求められる。実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサは、ジメチルカルボネートやジエチルカルボネートに対して、数百ppbオーダーの極低濃度であっても高い感度を有するので、炭酸エステル化合物用のガスセンサとして有用に利用できることが明らかになった。
また、硫化水素やメチルメルカプタン等の揮発性硫黄化合物は、臭気の原因物質として知られている。これらの硫黄系臭気は、嗅覚閾値がppbオーダーと極めて低いため、臭気測定を行なうに際しては非常に高感度のガスセンサが求められる。実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサは、硫化水素に対して、数十ppbオーダーの極低濃度であっても高い感度を有するので、揮発性硫黄化合物用のガスセンサとして有用に利用できることが明らかになった。
なお、臭気測定を行なう場合には、測定対象空気を活性炭フィルターを通過させて基準となる無臭空気を得、基準となる無臭空気によるセンサ出力と測定対象空気によるセンサ出力との差分から臭気成分が求められる。しかし、測定対象空気を活性炭フィルターを通過させる際には、臭気成分とともに大気中の水分もが活性炭により吸着除去される。従来のガス検知素子1を組み込んだガスセンサは、湿度変動による影響を受けやすかったため、測定対象空気と基準となる無臭空気との間で大気中の水分に基づくセンサ出力の大きさが異なることにより、測定結果の解析が困難であるという問題があった。これに対して、実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサは、湿度変動に対して非常に高い安定性を有しているので、上記のような問題が生じることはなく、揮発性硫黄化合物を対象として臭気測定を行なう場合に、特に有用に利用できることが明らかになった。
なお、実施例1のガス検知素子1を組み込んだガスセンサの場合と結果が略同一であるので、詳細なデータの記載は省略するが、実施例2及び実施例3のガス検知素子1を組み込んだガスセンサについても、湿度変動に対して優れた安定性を有していること、及び、各種の含酸素有機化合物や含硫黄化合物に対して高いガス感度を有していることが確認された。
(実施例4〜14)
焼成後のガス感応層2の厚みが、それぞれ1μm、9μm、10μm、11μm、12μm、16μm、20μm、32μm、43μm、50μm、60μmとなるように酸化セリウム粉末のペーストを塗布する以外は実施例1と同様の方法により、ガス検知素子1を作製した。
これらのガス検知素子1を組み込んだガスセンサを用いて、硫化水素ガスに対するガス感度の膜厚(ガス感応層2の厚み)依存性を調べた。膜厚とガス感度との関係を図7に示す。図7によれば、膜厚が1〜60μmでは、少なくとも一定以上(Ra/Rg≧1.5)のガス感度が得られることが分かった。このうち、膜厚が1〜40μmの範囲では、膜厚が薄いほどガス感度が上昇することが分かった。特に、膜厚が1〜10μmの範囲では、数百ppbの低濃度のガスに対しても、高いガス感度(Ra/Rg≧2)が得られることが明らかになった。
〔第二の実施形態〕
以下に、本発明に係るガス検知素子1の第二の実施形態について図面を参照して説明する。図8は、本実施形態に係るガス検知素子1の断面図である。本実施形態のガス検知素子1は、基本的な構成は第一の実施形態におけるものと同様であるが、絶縁基板3及びガス感応層2の具体的な形状が相違する。また、それに伴い、製造方法も一部相違する。以下では、主に第一の実施形態との相違点について説明する。
図8に示すように、絶縁基板3はその上面3aに凹部6を備えている。本実施形態においては、絶縁基板3の上面3aに、一対の検出電極4a、4b間に亘る溝状の凹部6が形成されている。図示の例では、凹部6は断面を略矩形状として検出電極4a、4b間に亘って形成されており、絶縁基板3の表面形状は、絶縁基板3の上面3aと、凹部6の底面6a及び壁面6bとにより凹凸形状となっている。凹部6の深さは、絶縁基板3の上面3aを基準として、1μm以上とするのが好ましい。なお、ここでは凹部6を溝状に形成する場合を例として説明したが、これ以外にも例えば、絶縁基板3の上面3aに開口する複数の孔として形成しても良い。
ガス感応層2はアンカー部7を備え、その絶縁基板3側の表面形状は、絶縁基板3の表面形状に対して相補的な凹凸形状となっている。つまり、ガス感応層2のアンカー部7が絶縁基板3に設けられた凹部6に係入してガス検知素子1を構成している。このような構成とすることで、アンカー効果により絶縁基板3とガス感応層2との間の接合強度を大きくすることができるので、ガス感応層2の剥離を抑制することができる。また、仮にクラックが発生した場合にも、ガス感応層2の部分的な離脱を抑制することができる。よって、ガス検知素子1としての耐久性を向上させることができる。なお、このような剥離抑制効果・離脱抑制効果は、ガス感応層2の厚みに対する絶縁基板3上の凹部6の深さの比が大きいほど顕著に現れるので、ガス感応層2の厚みを、例えば1〜10μmのように薄くする場合に、特に適した構成となる。なお、アンカー部7により検出電極4a、4b間の導電性が確保できれば、ガス感応層2は必ずしも一対の検出電極4a、4bの全体を被覆していなくても良い。
凹部6は、凹部形成手段により形成することができる。例えば、絶縁基板3に対して上面3a側から加工用のレーザーを照射することにより形成することができる。このような凹部形成工程は、検出電極4の形成と同時に、或いは、検出電極4の形成後に実行される。すなわち、絶縁基板3上の全面に白金等を蒸着させた後に加工用のレーザーを照射して、白金等を除去して絶縁基板3上に一対の検出電極4a、4bを形成すると同時に凹部6を形成しても良いし、絶縁基板3上に一対の検出電極4a、4bのパターンを形成した後に、検出電極4a、4b間に加工用のレーザーを照射して凹部6を形成しても良い。このとき、加工用のレーザーとしては、ピコ秒レーザー等の短パルスレーザーを利用することができる。
(実施例15)
アルミナ基板に白金の検出電極4a、4b及び白金の薄膜ヒータ5を蒸着させる工程と、酸化セリウム粉末のペーストをアルミナ基板上に層状に塗布する工程との間に、絶縁基板3に対して検出電極4a、4bが設けられた側からレーザー加工用のピコ秒レーザーを照射して、検出電極4aと4bとの間に亘る凹部6を形成する工程を組み込んだ以外は実施例1と同様の方法により、ガス検知素子1を作製した。
図9は、実施例15におけるガス検知素子1のガス感応層2の断面の状態を示すSEM写真である。この図に示すように、アルミナ基板に設けられた凹部6とガス感応層2のアンカー部7とが嵌合し、強固に接合していることが確認できた。
本発明は、含酸素有機化合物や含硫黄化合物を検知するガスセンサや、これを用いた検査機器、警報機等に好適に利用することができる。
本実施形態に係るガス検知素子の概略図 各実施例における感応層の断面の状態を示すSEM写真 各実施例における作動温度と膜抵抗との関係を示すグラフ 実施例1における大気中の湿度とセンサ出力との関係を示すグラフ 実施例1及び比較例1における、被検知ガスが供給された際のガス感度の経時変化を示すチャート図 実施例1における被検知ガス濃度とガス感度との関係を示すグラフ 実施例4〜14における膜厚とガス感度との関係を示すグラフ 別実施形態に係るガス検知素子の断面図 実施例15におけるガス感応層の断面の状態を示すSEM写真
符号の説明
1 ガス検知素子
2 ガス感応層
3 絶縁基板
4 検出電極
6 凹部
7 アンカー部

Claims (4)

  1. ガス感応部と、当該ガス感応部の電気抵抗値を検出する検出電極とを備え、前記ガス感応部の電気抵抗変化に基づき、被検知ガスを検知するガス検知素子であって、
    前記ガス感応部は酸化セリウムを主成分として構成してあり、前記被検知ガスは含酸素有機化合物及び含硫黄化合物のうちの少なくともいずれかのガスであるガス検知素子。
  2. 前記ガス感応部は、絶縁基板の上に設けたガス感応層として構成され、当該ガス感応層の厚みを1〜10μmとしてある請求項1に記載のガス検知素子。
  3. 前記ガス感応層が、前記絶縁基板に設けられた凹部に係入するアンカー部を備える請求項2に記載のガス検知素子。
  4. 前記被検知ガスは、揮発性有機化合物及び揮発性硫黄化合物のうちの少なくともいずれかである請求項1から3のいずれか一項に記載のガス検知素子。
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