JP2010001832A - 内燃機関の制御装置および制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】筒内噴射型内燃機関の冷間時において適切なトルクを発現する。
【解決手段】ECUは、フューエルカット制御からの復帰時であって(S200にてYES)、冷却水温がA(0)以下であって(S202にてYES)、エンジン回転数がC(0)以下であって(S204にてYES)、回転数の変化量がD(0)以下であって(S206にてYES)、かつ、フューエルカット制御からの復帰後の経過時間が予め定められた時間以内である場合に(S208にてYES)、スロットル開度がTH(0)以下であると(S210にてYES)、増量補正係数を算出するステップ(S212)と、スロットル開度がTH(0)よりも大きいと(S210にてNO)、増量補正係数として1.0を設定するステップ(S214)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、少なくとも、筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射装置が搭載された内燃機関の制御に関し、特に内燃機関の冷間時の燃料噴射制御に関する。
従来、内燃機関の低温時に噴射時期を遅角する制御が公知である。たとえば、特開2000−186597号公報(特許文献1)は、シリンダ壁面等への燃料付着による目標空燃比と実空燃比との差の発生を抑制可能な筒内噴射型内燃機関を開示する。この筒内噴射型内燃機関は、シリンダヘッド下面、シリンダ壁面及びシリンダに嵌挿されるピストン上面により形成される燃焼室内に直接燃料を噴射する噴射弁と、内燃機関の運転状態に応じて噴射弁の噴射時期を制御する噴射時期制御手段と、内燃機関の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段により検出される機関温度が低いとき噴射弁の噴射終了時期を遅角補正する噴射時期補正手段と、を備えたことを特徴とする。
上述した公報に開示された筒内噴射型内燃機関によると、機関温度が低温である場合に、噴射終了時期を遅角側の適切な噴射終了時期に補正することでピストン上面やシリンダ壁面への燃料付着を抑制し、精度のよい空燃比制御を実現して、冷態始動時の排ガス特性の悪化や始動直後の発進時における加速不良を防止できる。
特開2000−186597号公報
しかしながら、噴射時期の遅角による燃料付着の抑制には限度があるため、噴射時期のみでは、通常時と同等までトルクを発生させることができない場合がある。特に、噴射時期の遅角によりバルブ等に接触した、霧化した燃料がプラグに付着する可能性がある。そのため、トルクが十分に発生しない可能性がある。
上述した公報に開示された筒内噴射型内燃機関においては、このような問題について何ら考慮されておらず、解決することができない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、筒内噴射型内燃機関の冷間時において適切なトルクを発現する内燃機関の制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る内燃機関の制御装置は、車両に搭載された内燃機関の制御装置である。内燃機関は、少なくとも気筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射装置を含む。この制御装置は、内燃機関の温度を検出するための温度検出手段と、内燃機関の吸入空気量を検出するための吸入空気量検出手段と、内燃機関の温度が予め定められた温度以下であるという第1の条件が成立した場合に、第1の条件が成立しない場合よりも燃料噴射タイミングを遅らせるように燃料噴射装置を制御するための噴射制御手段とを含む。噴射制御手段は、第1の条件に加えて、内燃機関の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であるという第2の条件が成立した場合には、燃料噴射タイミングを遅らせることに加えて、内燃機関の温度と吸入空気量とに基づいて、内燃機関の気筒内に噴射される燃料噴射量が第2の条件が成立しない場合よりも増量するように燃料噴射装置を制御する。第9の発明に係る内燃機関の制御方法は、第1の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第1の発明によると、第1の条件に加えて、内燃機関の状態がフューエルカット制御からの復帰状態になる場合に、燃料噴射タイミングを遅らせることに加えて、内燃機関の温度と吸入空気量とに基づいて燃料噴射量が第2の条件が成立しない場合よりも増量するように燃料噴射装置が制御される。これにより、燃料噴射タイミングを遅らせて燃料付着を抑制することに加えて、燃料噴射量を増量することによりトルクの不足分を補うことができる。また、内燃機関の温度と吸入空気量とに基づいて燃料噴射量を増量することにより、内燃機関の状態に対応した燃料の増量を実施することができる。したがって、筒内噴射型内燃機関の冷間時において適切なトルクを発現する内燃機関の制御装置および制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る内燃機関の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、温度検出手段は、内燃機関の冷却水温を検出する。噴射制御手段は、内燃機関の冷却水温と、内燃機関が始動してからの吸入空気量の積算値とに基づいて増量係数を決定するための決定手段と、増量係数に基づく燃料噴射量になるように燃料噴射装置を制御するための手段とを含む。第10の発明に係る内燃機関の制御方法は、第2の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第2の発明によると、内燃機関の冷却水温と、内燃機関が始動してからの、吸入空気量の積算値とに基づいて増量係数を決定して、増量係数に基づく燃料噴射量とすることにより、燃料噴射タイミングを遅らせて燃料付着を抑制することに加えて、燃料噴射量を増量することによりトルクの不足分を補うことができる。また、冷却水温と吸入空気量の積算値とに基づいて増量係数を決定することにより、内燃機関の作動履歴および状態に対応した燃料噴射量の増量を実施することができる。
第3の発明に係る内燃機関の制御装置においては、第2の発明の構成に加えて、決定手段は、冷却水温が低いほど冷却水温が高い場合よりも増量の度合が大きくなるように増量係数を決定するための手段と、積算値が小さいほど積算値が大きい場合よりも増量の度合が大きくなるように増量係数を決定するための手段とを含む。第11の発明に係る内燃機関の制御方法は、第3の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第3の発明によると、冷却水温が低いほど、あるいは、積算値が小さいほど、暖機の度合が低い状態であるため、噴射された燃料が筒内の液面あるいはピストンに付着する度合が大きい。そのため、燃料噴射量を増量することにより、トルクの不足分を補うことができる。
第4の発明に係る内燃機関の制御装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、内燃機関の回転数を検出するための回転数検出手段と、内燃機関のスロットル開度を検出するための手段とを含む。噴射制御手段は、第1の条件および第2条件に加えて、検出された回転数が予め定められた回転数以下であるという第3の条件と、回転数の変化量が予め定められた変化量以下であるという第4の条件と、第2の条件が成立した時点からの経過時間が予め定められた時間以内であるという第5の条件と、検出されたスロットル開度が予め定められた開度以下であるという第6の条件とが成立する場合に、第1の条件乃至第6の条件のうちのいずれかが成立しない場合よりも燃料噴射量が増量するように燃料噴射装置を制御する。第12の発明に係る内燃機関の制御方法は、第4の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第4の発明によると、第1の条件乃至第6の条件が成立した場合に、燃料噴射量を増量することにより、内燃機関の冷間時であって、気筒内の壁面あるいはピストンへの燃料付着が生じる状態において、内燃機関において生じるトルクが不足することを抑制することができる。
第5の発明に係る内燃機関の制御装置においては、第4の発明の構成に加えて、噴射制御手段は、第1の条件乃至第5の条件のうちのいずれかが不成立である場合に、燃料噴射量の増量の度合を時間の経過とともに減少させるように燃料噴射装置を制御する。第13の発明に係る内燃機関の制御方法は、第5の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第5の発明によると、第1の条件乃至第5の条件のうちのいずれかが不成立である場合に、燃料噴射量の増量の度合を時間の経過とともに減少させることにより、内燃機関の暖機の進行に対応した燃料の増量を実施することができる。これにより、冷間時の内燃機関に適切なトルクを発生させることができる。
第6の発明に係る内燃機関の制御装置においては、第4または5の発明の構成に加えて、噴射制御手段は、第1の条件乃至第5の条件のいずれもが成立した場合であって、かつ、第6の条件が成立しない場合に、燃料の増量を停止するように燃料噴射装置を制御する。第14の発明に係る内燃機関の制御方法は、第6の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第6の発明によると、第1の条件乃至第6の条件のうち、スロットル開度についての第6の条件のみが成立しない場合に、燃料噴射量の増量を停止することにより、不要な燃料増量を停止してエミッションおよび燃費の悪化を防止することができる。
第7の発明に係る内燃機関の制御装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、内燃機関のフューエルカット制御の実行条件となる車両の走行状態を検出するための手段と、検出された走行状態に基づいて、実行条件が成立した後に、不成立になった場合に、第2の条件が成立したことを判定するための手段とをさらに含む。第15の発明に係る内燃機関の制御方法は、第7の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第7の発明によると、フューエルカット制御の実行条件が成立した後に、実行条件が不成立になったことを判定することにより、内燃機関がフューエルカット制御からの復帰状態であることを判定することができる。
第8の発明に係る内燃機関の制御装置においては、第1〜7のいずれかの発明の構成に加えて、車両には、内燃機関の出力軸に連結される自動変速機が搭載される。第16の発明に係る内燃機関の制御方法は、第8の発明に係る内燃機関の制御装置と同様の構成を有する。
第8の発明によると、たとえば、自動変速機の状態が動力遮断状態から走行状態に移行する場合においては、自動変速機の保護のためにフューエルカット制御が行なわれる場合がある。このような場合に対して本発明を適用することにより、燃料付着が発生する状態において適切なトルクを発生させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置が搭載された車両は、内燃機関(以下、エンジンと記載する)150と、吸気システム152と、排気システム154と、ECU(Electronic Control Unit)100とを含む。
エンジン150は、シリンダブロック124と、シリンダブロック124に気筒数に対応した数だけ形成される気筒162と、気筒162内を摺動可能に設けられるピストン128と、一方端がピストン128に接続されるピストンロッド122と、ピストンロッド122の他方端に接続されるクランクシャフト130と、クランクシャフト130を回転自在に支持するクランクケース132と、クランクシャフト130の回転位置を検出するクランクポジションセンサ156と、吸気システム152から流通する空気を気筒162内に導入する吸気ポート158と、吸気ポート158と気筒162との接続部に設けられる吸気バルブ172と、気筒162内に直接燃料を噴射する燃料噴射装置126と、気筒162から排出される排気ガスを排気システム154に流通する排気ポート160と、排気ポート160と気筒162との接続部に設けられる排気バルブ174と、気筒162の頂部に設けられる点火プラグ176とを含む。
クランクシャフト130は、各気筒のピストン128に接続されるピストンロッド122の他方端のそれぞれにクランク機構を介在して接続される。各気筒内の燃焼により作用するピストン128への力はクランク機構によりクランクシャフト130の回転方向の力に変換される。
吸気バルブ172は、クランクシャフト130の回転に連動して作動し、吸気ポート158と気筒162とを遮断したり連通したりする。排気バルブ174は、クランクシャフト130の回転に連動して作動し、排気ポート160と気筒162とを遮断したり連通したりする。
クランクポジションセンサ156は、検出されたクランクシャフト130の回転速度(以下、エンジン回転数と記載する)NEを示す信号をECU100に送信する。
水温センサ106は、エンジン150の内部を流通する冷却水の温度(以下、冷却水温Twと記載する)を検出する。水温センサ106は、検出された冷却水温Twを示す信号をECU100に送信する。
燃料噴射装置126は、ECU100から受信する制御信号に基づいて気筒162内に直接燃料を噴射する。なお、本実施の形態において、エンジン150は、少なくとも燃料を気筒内に直接噴射する燃料噴射装置が設けられたエンジンであればよい。エンジン150は、たとえば、気筒162内に燃料を直接噴射する燃料噴射装置126に加えて、吸気ポート158に燃料を噴射するポートインジェクタを搭載するエンジンであってもよい。また、エンジン150は、ガソリンおよびアルコールのうちの少なくともいずれか一方を含む燃料により作動するエンジンであればよい。
また、ECU100は、フューエルカット制御の実行条件となる車両の走行状態を検出して、フューエルカット制御の実行条件を満足するとフューエルカット制御を実行する。すなわち、ECU100は、予め定められたフューエルカット制御の実行条件が成立すると、燃料の噴射を停止するように燃料噴射装置126を制御する。
なお、本実施の形態において、フューエルカット制御の実行条件は、車両が減速中であるという条件(本実施の形態においては、スロットル弁112の開度が予め定められた開度以下であるという条件)と、エンジン150の回転数が予め定められた回転数以上であるという条件とを含む。なお、フューエルカット制御の実行条件は、車両の速度についての条件と、冷却水温についての条件とをさらに含むようにしてもよい。
また、本実施の形態において、車両は、自動変速機が搭載された車両である。そのため、フューエルカット制御は、エンジン150の回転数が予め定められた回転数以上である場合に、シフトポジションが、ニュートラルポジション(以下、Nポジションと記載する)から前進走行ポジション(以下、Dポジションと記載する)に変更されるという条件が成立した場合にも実行される。なお、冷却水温についての条件をさらに含むようにしてもよい。
上述のシフトポジションについての条件は、たとえば、自動変速機が搭載された車両の発進時に運転者により誤って選択されたNポジションがDポジションに変更される場合に自動変速機の保護を目的として設定される。
運転者が車両の発進時に誤ってNポジションであるときにアクセルペダルを踏み込むと、エンジン回転数が上昇する。運転者がシフトポジションの誤りに気づき、アクセルペダルを踏み込んだ状態あるいはエンジン回転数が高い状態で、シフトポジションをNポジションからDポジションに変更する場合、自動変速機の摩擦係合要素に過大な負荷がかかる可能性がある。そのため、フューエルカット制御を実施してエンジン回転数を速やかに低下させることにより、過大な負荷から自動変速機を保護する。
また、ECU100は、予め定められたフューエルカット制御の実行条件が成立した後に、不成立になる場合には、フューエルカット制御から復帰して、燃料噴射を再開する。
吸気システム152は、吸気ポート158に接続される吸気管110と、吸気管110の途中に設けられるエアクリーナ118と、吸気管110の途中であって、エアクリーナ118と吸気ポート158との間の位置に設けられるスロットル弁112と、スロットル弁112を作動するスロットルモータ114と、スロットル弁112の開度を検出するスロットルポジションセンサ116と、吸気管110の途中であって、エアクリーナ118およびスロットル弁112の間の位置に設けられる吸気温度センサ104と、吸気管110の途中であって、スロットル弁112および吸気ポート158の間に設けられるサージタンク148と、吸入空気量を検出するエアフローメータ190とを含む。
スロットルポジションセンサ116は、検出したスロットル弁112の開度を示す信号をECU100に送信する。また、吸気温度センサ104は、検出した吸気温度を示す信号をECU100に送信する。エアフローメータ190は、検出した吸入空気量を示す信号をECU100に送信する。なお、ECU100は、吸気管110内の負圧の度合を検出するバキュームセンサから受信する信号に基づいて吸入空気量を推定するようにしてもよい。
排気システム154は、排気ポート160に接続される排気管(1)108と、排気管(1)108の途中に設けられる三元触媒120と、排気管(1)108の途中であって、三元触媒120よりも排気ポート160側の位置に設けられる空燃比センサ200と、排気管(1)108に連結される排気管(2)164と、排気管(1)108の途中であって、三元触媒120よりも排気管(2)164側の位置に設けられる酸素センサ102と、排気管(2)164の途中に設けられる三元触媒166とを含む。
空燃比センサ200は、三元触媒120よりも排気ポート160側の排気ガス中の酸素濃度を検出する。空燃比センサ200は、検出された排気ガス中の酸素濃度を示す信号をECU100に送信する。具体的には、空燃比センサ200は、酸素濃度に対して線形に変化する出力電圧信号をECU100に出力する。ECU100は、空燃比センサ200から受信した出力電圧信号に基づいて空燃比を算出する。
酸素センサ102は、三元触媒120よりも排気管(2)164側の排気ガス中の酸素濃度を検出する。酸素センサ102は、検出された排気ガス中の酸素濃度を示す信号をECU100に送信する。具体的には、酸素センサ102は、酸素濃度に対して理論空燃比の前後で出力電圧の程度を大きく変化する出力電圧信号をECU100に出力する。ECU100は、酸素センサ102から受信した出力電圧信号に基づいて空燃比が理論空燃比に対してリッチ側の空燃比であるかリーン側の空燃比であるかを判定する。なお、酸素センサ102に代えて空燃比センサを用いるようにしてもよい。
エンジン150が作動すると吸気管110に空気が吸入される。吸気管110に吸入された空気は、エアクリーナ118を経由して吸気ポート158に向けて流通する。吸気ポート158に流通する空気の流量は、スロットル弁112の開度に応じて制限される。
吸気ポート158から気筒162内に流通した空気は、燃料噴射装置126から噴射された燃料と混合される。燃料と空気とが混合された混合気は、吸気バルブ172および排気バルブ174が閉じられた上で、ピストン128が上死点に到達する前後で点火プラグ176が混合気を点火することにより燃焼する。燃焼が生じると燃焼圧によりピストン128が下死点側へと押し下げられる。ピストン128の上死点と下死点との間における直線運動は、クランク機構によりクランクシャフト130の回転運動に変換され、エンジン150において動力が生じる。
気筒162内の混合気の燃焼により生じる排気ガスは、排気ポート160から排気管(1)108に流通して、三元触媒120に流入する。流入した排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)は、三元触媒120において、還元される。また、流入した排気ガス中に含まれるHCまたはCOは、三元触媒120において酸化される。なお、本実施の形態において、三元触媒120は、NOxの還元とHCおよびCOの酸化とを行なう触媒であるが、少なくとも酸化反応により排気ガスを浄化する触媒であればよい。
エンジン150の始動直後等の冷間時において、燃料噴射装置126により気筒162内に直接燃料が噴射される場合、噴射された燃料は霧化しくくなる。そのため、噴射された燃料は、ピストン128に付着する場合がある。燃料がピストン128に付着すると、空燃比が低下して想定されたトルクが発現する量の燃料が供給されないため、適切なトルクが得られない場合がある。
そのため、ECU100は、エンジン150の温度が予め定められた温度以下であるという条件が成立した場合に、エンジン150の温度が予め定められた温度よりも大きい場合の燃料噴射タイミングよりも燃料噴射タイミングが遅角するように燃料噴射装置126を制御する。
なお、エンジン150の温度は、ピストン128の温度であって、ECU100は、たとえば、冷却水温に基づいてピストン128の温度を推定するようにしてもよいし、エンジン150のシリンダブロックあるいはシリンダヘッド等の構成部品の温度に基づいてピストン128の温度を推定するようにしてもよい。
燃料噴射タイミングを遅角することにより、ピストン128と燃料噴射装置126との距離が拡大し、かつ、ピストン128がより低い位置で燃料が噴射されることとなる。その結果、ピストン128への付着量が減少する分、霧化する燃料量が増加するため、トルクの低下を抑制することができることとなる。
しかしながら、噴射時期の遅角によるピストン128への燃料付着の抑制には限度があるため、噴射時期のみでは、冷間時以外の通常時と同等のトルクを発生させることができない場合がある。特に噴射時期の遅角により霧化した燃料がバルブに接触した場合には、プラグに燃料が付着する場合がある。このため、トルクが十分に発生しない可能性がある。
そこで、本発明は、ECU100が、エンジン150の温度についての条件(以下、条件(1)と記載する)に加えて、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であるという条件(以下、条件(2)と記載する)が成立した場合に、燃料噴射タイミングを遅らせることに加えて、検出された冷却水温と検出された吸入空気量とに基づいてエンジン150の気筒内に噴射される燃料が条件(2)が成立しない場合よりも増量するように燃料噴射装置126を制御する点に特徴を有する。
具体的には、ECU100は、エンジン150の冷却水温Twと、エンジン150が始動してから、吸入空気量の積算値Qとに基づいて燃料の増量係数(以下、増量補正係数とも記載する)Cfを決定して、決定された増量補正係数Cfに基づく燃料噴射量になるように燃料噴射装置126を制御する。
図2に、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECU100の機能ブロック図を示す。
ECU100は、入力インターフェース(以下、入力I/Fと記載する)300と、演算処理部400と、記憶部500と、出力インターフェース(以下、出力I/Fと記載する)600とを含む。
入力I/F300は、水温センサ106からの水温信号と、スロットルポジションセンサ116からのスロットル開度信号と、クランクポジションセンサ156からのエンジン回転数信号と、エアフローメータ190からの吸入空気量信号とを受信して、演算処理部400に送信する。
演算処理部400は、水温判定部402と、積算値判定部404と、噴射時期遅角制御部406と、F/C復帰判定部408と、回転数判定部410と、回転変化量判定部412と、スロットル開度判定部414と、補正係数設定部416と、減衰処理部418とを含む。
水温判定部402は、入力I/F300より受信する水温信号に基づく冷却水温Twが予め定められた値A(0)よりも低いか否かを判定する。なお、水温判定部(1)402は、たとえば、冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であると、水温判定フラグをオンするようにしてもよい。
積算値判定部404は、エンジン150の始動後に計算サイクル毎に積算される吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)以下であるか否かを判定する。なお、積算値判定部404は、吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)以下であると、積算値判定フラグをオンするようにしてもよい。
噴射時期遅角制御部406は、冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であって、かつ、吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)以下であると、噴射時期が通常のマップよりも燃料噴射タイミングが遅いマップ(以下、単に遅角側マップと記載する)を選択し、選択されたマップに基づいて燃料噴射装置126を制御する。また、噴射時期遅角制御部406は、冷却水温Twが予め定められた値A(0)よりも大きかったり、あるいは、吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)よりも大きかったりすると、通常の噴射時期のマップを選択する。また、噴射時期遅角制御部406は、選択されたマップとエンジン150の回転数とに基づいて噴射時期を特定して、特定された噴射時期に基づいて燃料噴射装置126を制御する。
なお、噴射時期遅角制御部406は、たとえば、水温判定フラグおよび積算値判定フラグがいずれもオンであると、遅角側マップを選択するようにしてもよい。
遅角側マップは、通常の噴射時期のマップと比較して、同一エンジン回転数に対して噴射時期が遅角するように予め設定されるマップである。また、噴射時期が遅角側であるマップおよび通常の噴射時期のマップは、実験等により適合される。なお、マップに代えて表あるいは数式に基づいて噴射時期が遅角側であるマップを設定するようにしてもよい。
F/C復帰判定部408は、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であるか否かを判定する。F/C復帰判定部408は、エンジン150のフューエルカット制御の実行条件となる車両の走行状態に基づいて、実行条件が成立した後に、不成立になった場合に、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であることを判定する。
なお、F/C復帰判定部408は、たとえば、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であることを判定すると、復帰判定フラグをオンするようにしてもよい。
回転数判定部410は、入力I/F300より受信するエンジン回転数信号に基づくエンジン回転数NEが予め定められた値C(0)以下であるか否かを判定する。なお、回転数判定部410は、たとえば、エンジン回転数NEが予め定められた値C(0)以下であると、回転数判定フラグをオンするようにしてもよい。
回転変化量判定部412は、エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)以下であるか否かを判定する。なお、回転変化量判定部412は、たとえば、エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)以下であると、回転変化量判定フラグをオンするようにしてもよい。また、変化量dNEは、時間変化量であってもよいし、1計算サイクル毎の変化量であってもよいし、あるいは、予め定められた計算サイクル毎の変化量であってもよい。
スロットル開度判定部414は、入力I/F300より受信するスロットル開度信号に基づくスロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下であるか否かを判定する。なお、スロットル開度判定部414は、たとえば、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下であると、スロットル条件成立フラグをオンするようにしてもよい。
補正係数設定部416は、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であるという条件(1)と、冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であるという条件(2)と、エンジン回転数NEが予め定められた値C(0)以下であるという条件(3)と、エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)以下であるという条件(4)と、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であると判定されてから予め定められた時間以内であるという条件(5)と、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下であるという条件(6)とのいずれもが成立する場合に、吸入空気量の積算値Qと冷却水温Twとに基づいて増量補正係数Cfを算出する。
補正係数設定部416は、たとえば、図3の表を用いて、冷却水温Twと吸入空気量とに基づいて増量補正係数Cfを設定する。図3に示すように、同一の吸入空気量の積算値においては、冷却水温Twが高くなるほど増量補正係数Cfは小さくなるように設定される(すなわち、冷却水温Twが低くなるほど増量補正係数Cfは大きくなるように設定される。また、同一の冷却水温においては、吸入空気量の積算値Qが大きくなるほど増量補正係数Cfは小さくなるように設定される(すなわち、吸入空気量の積算値Qが小さくなるほど増量補正係数Cfは大きくなるように設定される)。
なお、図3の表に示されない冷却水温および吸入空気量に対応する増量補正係数Cfは、たとえば、図3の表に示される値を用いて線形補間により算出するようにしてもよい。また、図3の表に代えてマップおよび数式等を用いてもよい。
補正係数設定部416は、条件(1)−条件(5)のいずれもが成立する場合であって、条件(6)が成立しない場合には、増量補正係数Cfを1.0に設定して増量を停止するようにしてもよい。なお、本実施の形態において、増量補正係数Cfは、増量を実施する場合は、1.0よりも大きい値とし、エンジン150の状態に基づいて算出される燃料噴射量に増量補正係数Cfを乗じて増量された燃料噴射量を算出するとし、増量を停止する場合は、増量補正係数Cfとして1.0を設定するとして説明するが、特にこのような増量の態様に限定されるものではない。
たとえば、増量補正係数Cfは、増量を実施する場合は、0.0よりも大きい値とし、増量補正係数Cfとエンジン150の状態に基づいて算出される基本燃料噴射量とを乗じて算出される補正量と基本燃料噴射量との和により増量された燃料噴射量を算出するとし、増量を停止する場合は、増量補正係数Cfとして0.0を設定するようにしてもよい。
また、補正係数設定部416は、たとえば、復帰判定フラグ、水温判定フラグ、回転数判定フラグ、回転変化量判定フラグおよびスロットル条件成立フラグのいずれもがオンであって、復帰判定フラグがオンされてからの経過時間が予め定められた時間内である場合に、吸入空気量の積算値Qと冷却水温Twとに基づいて増量補正係数Cfを設定するようにしてもよい。あるいは、補正係数設定部416は、たとえば、復帰判定フラグ、水温判定フラグ、回転数判定フラグおよび回転変化量判定フラグのいずれもがオンであって、かつ、スロットル条件成立フラグがオフであると、増量補正係数Cfを1.0に設定して増量を停止するようにしてもよい。
減衰処理部418は、条件(1)−条件(5)のうちのいずれかが成立しない場合は、増量補正係数Cfに対して減衰処理を実施する。減衰処理とは、時間とともに増量補正係数Cfを減少させる処理であって、たとえば、予め定められた時間が経過する毎に増量補正係数Cfを予め定められた値だけ減衰させるようにしてもよい。
また、本実施の形態において、水温判定部402と、積算値判定部404と、噴射時期遅角制御部406と、F/C復帰判定部408と、回転数判定部410と、回転変化量判定部412と、スロットル開度判定部414と、補正係数設定部416と、減衰処理部418とは、いずれも演算処理部400であるCPUが記憶部500に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
記憶部500には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部400によってデータが読み出されたり、格納されたりする。
以下、図4を参照して、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECU100により実行される、エンジン150の温度に応じて、噴射時期を遅角するプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU100は、エンジン150の冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であるか否かを判定する。冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS106に移される。
S102にて、ECU100は、吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)以下であるか否かを判定する。吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)以下であると(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでないと(S102にてNO)、処理はS106に移される。
S104にて、ECU100は、遅角側マップを選択する。S106にて、ECU100は、通常マップを選択する。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECU100により実行される、増量補正係数Cfを算出するプログラムの制御構造について説明する。
S200にて、ECU100は、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であるか否かを判定する。エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であると(S200にてYES)、処理はS202に移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS216に移される。
S202にて、ECU100は、冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であるか否かを判定する。冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であると(S202にてYES)、処理はS204に移される。もしそうでないと(S202にてNO)、処理はS216に移される。
S204にて、ECU100は、エンジン回転数NEが予め定められた値C(0)以下であるか否かを判定する。エンジン回転数NEが予め定められた値C(0)以下であると(S204にてYES)、処理はS206に移される。もしそうでないと(S204にてNO)、処理はS216に移される。
S206にて、ECU100は、エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)以下であるか否かを判定する。エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)以下であると(S206にてYES)、処理はS208に移される。もしそうでないと(S206にてNO)、処理はS216に移される。
S208にて、ECU100は、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であると判定されてから予め定められた時間が経過したか否かを判定する。エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であると判定されてから予め定められた時間が経過すると(S208にてYES)、処理はS216に移される。もしそうでないと(S208にてNO)、処理はS210に移される。
S210にて、ECU100は、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下であるか否かを判定する。スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下であると(S210にてYES)、処理はS212に移される。もしそうでないと(S210にてNO)、処理はS214に移される。
S212にて、ECU100は、冷却水温Twおよび吸入空気量の積算値Qに基づいて増量補正係数Cfを算出する。S214にて、ECU100は、増量補正係数Cfとして1.0を設定する。S216にて、ECU100は、増量補正係数Cfに対する減衰処理を実施する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECU100の動作について図6−図8を参照して説明する。
<噴射時期遅角制御>
たとえば、冷間時にエンジン150が始動する場合を想定する。エンジン150が始動した後において、冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であって(S100にてYES)、吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)以下であると(S102にてYES)、遅角側マップが選択される(S104)。そのため、噴射時期は、冷間時以外の燃料噴射時期(すなわち、冷却水温Twが予め定められた値A(0)よりも大きいか、あるいは、吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)よりも大きい場合の燃料噴射時期)よりも同一エンジン回転数に対して遅角側にの燃料噴射タイミングになるように設定される。
一方、エンジン150の暖機が進行して、冷却水温Twが予め定められた値A(0)よりも大きかったり(S100にてNO)、あるいは、吸入空気量の積算値Qが予め定められた値B(0)よりも大きかったりすると(S102にてNO)、通常マップが選択される(S106)。
<燃料増量制御:その1>
図6に示すように、たとえば、車両が停止状態であるときに、エンジン150が始動された後であって、車両の発進時に運転者が誤ってNポジションを選択したときにアクセルペダルを踏み込むことにより、スロットル開度THがTH(1)となり、エンジン回転数NEがNE(0)になった場合を想定する。
時間T(0)にて、運転者がシフトポジションをNポジションからDポジションに切り換えると、エンジン回転数NEがフューエルカット制御の実行条件を満たす予め定められた回転数以上となる場合に、フューエルカットフラグがオンされて、フューエルカット制御が実施される。
なお、本実施の形態においては、NポジションからDポジションへの移動時のフューエルカット制御から復帰した場合について説明するが、特にNポジションからDポジションへの移動時のフューエルカット制御からの復帰時に限定されるものではなく、たとえば、減速時のフューエルカット制御からの復帰時においても同様である。
時間T(1)にて、運転者がアクセルペダルの踏み込みを緩めると、スロットル開度THは減少を開始する。スロットル開度THの減少に伴なって、エンジン回転数NEは減少する。そのため、エンジン回転数NEの変化量dNEは負方向(回転数の減少方向)に変化していく。
さらに、時間T(2)にて、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下になると、スロットル条件成立フラグがオンされるとともに、フューエルカットフラグがオフされるため、フューエルカット復帰判定フラグがオンされる(S200にてYES)。
そして、時間T(3)にて、冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であって(S202にてYES)、エンジン回転数NEが予め定められた値C(0)以下であって(S204にてYES)、エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)以下であって(S206にてYES)、かつ、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態になってから予め定められた時間が経過しておらず(S208にてNO)、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下になると(S210にてYES)、条件(1)−(6)成立フラグがオンされて、冷却水温Twと吸入空気量の積算値Qとに基づいて増量補正係数CfとしてF(0)として算出される(S212)。
算出された増量補正係数Cfに基づいて燃料噴射制御により、気筒内に供給される燃料量が増量するため、燃焼室内における混合気の空燃比はリッチになる。そのため、所望のトルクを発生することとなる。
時間T(3)以降において、エンジン回転数NEの低下の度合が小さくなると、エンジン回転数NEの変化量dNEはゼロに近づいていくこととなる。
時間T(4)にて、たとえば、エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)よりも大きくなると(S206にてNO)、条件(1)−(6)成立フラグがオフとなり、減衰処理が開始される(S216)。そのため、時間の経過とともに、増量補正係数Cfは減少していくこととなる。すなわち、燃料噴射量の増量の度合が低下していく。
時間T(2)から予め定められた時間が経過した後の時間T(5)にて、F/C復帰判定フラグがオフされることとなる(S200にてNO)。この場合、増量補正係数Cfに対する減衰処理が継続して実施される(S216)。
<燃料増量制御:その2>
図7に示すように、たとえば、車両が停止状態であるときに、エンジン150が始動された後であって、車両の発進時に運転者が誤ってNポジションを選択したときにアクセルペダルを踏み込むことにより、スロットル開度THがTH(1)となり、エンジン回転数NEがNE(0)になった場合を想定する。
なお、図7における時間T(0)から時間T(3)以前のECU100の動作としては、図6における時間T(0)から時間T(3)以前のECU100の動作と実質的に同じである。そのため、その詳細な説明は繰返さない。
時間T(3)以降において、エンジン回転数NEの低下の度合が小さくなると、エンジン回転数NEの変化量dNEはゼロに近づいていくこととなる。
時間T(6)にて、運転者がアクセルペダルを踏み込み、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)よりも大きいTH(2)まで上昇すると(S210にてNO)、スロットル条件成立フラグがオフされるため、増量補正係数Cfとして1.0が設定されて、増量が停止される(S214)。
時間T(7)にて、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下となっても、フューエルカット復帰フラグがオフされる時間T(8)になるまでに、条件(1)−条件(6)のうちの全てが成立しないため、燃料噴射量の増量は実施されない。
<燃料増量制御:その3>
たとえば、スロットル開度THはゼロであって、エンジン回転数は、NE(1)であるとする。この場合に、運転者がNポジションからDポジションにシフトポジションを変更したときにエンジン回転数NEがフューエルカット制御の実行条件を満たす予め定められた回転数以上である場合に、時間T’(0)にて、フューエルカットフラグがオンされて、フューエルカット制御が実施される。
時間T’(1)にて、エンジン回転数NEがフューエルカット制御の実行条件を満たす予め定められた回転数よりも低下した場合、フューエルカットフラグがオフされるとともに、フューエルカット復帰判定フラグがオンされる(S200にてYES)。
さらに、冷却水温Twが予め定められた値A(0)以下であって(S202にてYES)、エンジン回転数NEが予め定められた値C(0)以下であって(S204にてYES)、エンジン回転数NEの変化量dNEが予め定められた値D(0)以下であって(S206にてYES)、かつ、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態になってから予め定められた時間が経過しておらず(S208にてNO)、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下になると(S210にてYES)、条件(1)−(6)成立フラグがオンされて、冷却水温Twと吸入空気量の積算値Qとに基づいて増量補正係数CfとしてF(0)が算出される(S212)。
時間T’(2)にて、運転者がアクセルペダルを踏み込むと、スロットル開度THは、TH(3)まで上昇する。そのため、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)よりも大きくなったときに(S210にてNO)、スロットル条件成立フラグがオフされる。そのため、増量補正係数Cfとして1.0が設定されることにより、燃料噴射量の増量が停止される(S214)。
時間T’(3)において、運転者がアクセルペダルの踏み込みを緩めて、時間T’(4)にて、スロットル開度THが予め定められた値TH(0)以下になると、スロットル条件成立フラグがオフされる。
時間T’(5)にて、再び、条件(1)−条件(6)のいずれもが成立すると、条件(1)−(6)成立フラグがオンされて、冷却水温Twと吸入空気量の積算値Qとに基づいて増量補正係数CfとしてF(0)が算出される(S212)。
時間T’(6)にて、エンジン150の状態がフューエルカット制御からの復帰状態となってから予め定められた時間が経過すると(S208にてYES)、条件(1)−(6)成立フラグがオフされるため、減衰処理が実施される(S216)。
以上のようにして、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置によると、条件(1)−(6)のいずれもが成立する場合に、燃料噴射タイミングを遅らせることに加えて、冷却水温と吸入空気量の積算値とに基づいてエンジン150の気筒内に噴射される燃料が条件(1)−(6)の条件が成立しない場合よりも増量するように燃料噴射装置が制御されるため、燃料噴射タイミングを遅らせて燃料付着を抑制してもさらに不足するトルクを燃料の増量により補うことができる。また、冷却水温と吸入空気量とに基づいて燃料を増量することにより、エンジンの状態に対応した燃料の増量を実施することができる。したがって、筒内噴射型内燃機関の冷間時において適切なトルクを発現する内燃機関の制御装置および制御方法を提供することができる。
また、条件(1)−(5)のうちのいずれかが不成立である場合に、燃料の噴射量の増量分を時間の経過とともに減少させることにより、適切な時点で適切な量の燃料増量を実施することができる。これにより、冷間時においてエンジンに適切なトルクを発現させることができる。
さらに、条件(1)−(6)のうち、スロットル開度THについての条件のみが成立しない場合に、燃料の増量を停止することにより、不要な燃料増量を停止してエミッションおよび燃費の悪化を防止することができる。
また、特に、筒内燃料噴射装置と吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射装置とを搭載するエンジンの場合においては、NポジションからDポジションにシフトポジションを変更した場合のフューエルカット時からの復帰時においては、筒内燃料噴射装置により燃料が気筒内に直接噴射されるため、本発明を適用することにより、エンジンの冷間時における燃料付着が発生する状態において適切なトルクを発生させることができるという効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
車両に搭載されるエンジンの構成を示す図である。 本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECUの機能ブロック図である。 冷却水温と吸入空気量の積算値と増量補正係数との関係を示す図である。 本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャート(その1)である。 本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャート(その2)である。 本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャート(その1)である。 本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャート(その2)である。 本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャート(その3)である。
符号の説明
102 酸素センサ、104 吸気温度センサ、106 水温センサ、110 吸気管、112 スロットル弁、114 スロットルモータ、116 スロットルポジションセンサ、118 エアクリーナ、120 三元触媒、122 ピストンロッド、124 シリンダブロック、126 燃料噴射装置、128 ピストン、130 クランクシャフト、132 クランクケース、148 サージタンク、150 エンジン、152 吸気システム、154 排気システム、156 クランクポジションセンサ、158 吸気ポート、160 排気ポート、162 気筒、166 三元触媒、172 吸気バルブ、174 排気バルブ、176 点火プラグ、190 エアフローメータ、200 空燃比センサ、300 入力I/F、400 演算処理部、402 水温判定部、404 積算値判定部、406 噴射時期遅角制御部、408 復帰判定部、410 回転数判定部、412 回転変化量判定部、414 スロットル開度判定部、416 補正係数設定部、418 減衰処理部、500 記憶部、600 出力I/F。

Claims (16)

  1. 車両に搭載された内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関は、少なくとも気筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射装置を含み、
    前記内燃機関の温度を検出するための温度検出手段と、
    前記内燃機関の吸入空気量を検出するための吸入空気量検出手段と、
    前記内燃機関の温度が予め定められた温度以下であるという第1の条件が成立した場合に、前記第1の条件が成立しない場合よりも燃料噴射タイミングを遅らせるように前記燃料噴射装置を制御するための噴射制御手段とを含み、
    前記噴射制御手段は、前記第1の条件に加えて、前記内燃機関の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であるという第2の条件が成立した場合には、前記燃料噴射タイミングを遅らせることに加えて、前記内燃機関の温度と前記吸入空気量とに基づいて、前記内燃機関の気筒内に噴射される燃料噴射量が前記第2の条件が成立しない場合よりも増量するように前記燃料噴射装置を制御する、内燃機関の制御装置。
  2. 前記温度検出手段は、前記内燃機関の冷却水温を検出し、
    前記噴射制御手段は、
    前記内燃機関の冷却水温と、前記内燃機関が始動してからの前記吸入空気量の積算値とに基づいて増量係数を決定するための決定手段と、
    前記増量係数に基づく燃料噴射量になるように前記燃料噴射装置を制御するための手段とを含む、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記冷却水温が低いほど前記冷却水温が高い場合よりも増量の度合が大きくなるように前記増量係数を決定するための手段と、
    前記積算値が小さいほど前記積算値が大きい場合よりも増量の度合が大きくなるように前記増量係数を決定するための手段とを含む、請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記内燃機関の回転数を検出するための回転数検出手段と、
    前記内燃機関のスロットル開度を検出するための手段とを含み、
    前記噴射制御手段は、前記第1の条件および前記第2条件に加えて、前記検出された回転数が予め定められた回転数以下であるという第3の条件と、前記回転数の変化量が予め定められた変化量以下であるという第4の条件と、前記第2の条件が成立した時点からの経過時間が予め定められた時間以内であるという第5の条件と、前記検出されたスロットル開度が予め定められた開度以下であるという第6の条件とが成立する場合に、前記第1の条件乃至前記第6の条件のうちのいずれかが成立しない場合よりも前記燃料噴射量が増量するように前記燃料噴射装置を制御する、請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記噴射制御手段は、前記第1の条件乃至前記第5の条件のうちのいずれかが不成立である場合に、前記燃料噴射量の増量の度合を時間の経過とともに減少させるように前記燃料噴射装置を制御する、請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記噴射制御手段は、前記第1の条件乃至前記第5の条件のいずれもが成立した場合であって、かつ、前記第6の条件が成立しない場合に、前記燃料の増量を停止するように前記燃料噴射装置を制御する、請求項4または5に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記内燃機関のフューエルカット制御の実行条件となる前記車両の走行状態を検出するための手段と、
    前記検出された走行状態に基づいて、前記実行条件が成立した後に、不成立になった場合に、前記第2の条件が成立したことを判定するための手段とをさらに含む、請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記車両には、前記内燃機関の出力軸に連結される自動変速機が搭載される、請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  9. 車両に搭載された内燃機関の制御方法であって、前記内燃機関は、少なくとも気筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射装置を含み、
    前記内燃機関の温度を検出する温度検出ステップと、
    前記内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出ステップと、
    前記内燃機関の温度が予め定められた温度以下であるという第1の条件が成立した場合に、前記第1の条件が成立しない場合よりも燃料噴射タイミングを遅らせるように前記燃料噴射装置を制御するための噴射制御ステップとを含み、
    前記噴射制御ステップは、前記第1の条件に加えて、前記内燃機関の状態がフューエルカット制御からの復帰状態であるという第2の条件が成立した場合には、前記燃料噴射タイミングを遅らせることに加えて、前記内燃機関の温度と前記吸入空気量とに基づいて前記内燃機関の気筒内に噴射される燃料噴射量が前記第2の条件が成立しない場合よりも増量するように前記燃料噴射装置を制御する、内燃機関の制御方法。
  10. 前記温度検出ステップは、前記内燃機関の冷却水温を検出し、
    前記噴射制御ステップは、
    前記内燃機関の冷却水温と、前記内燃機関が始動してからの前記吸入空気量の積算値とに基づいて増量係数を決定する決定ステップと、
    前記増量係数に基づくの燃料噴射量になるように前記燃料噴射装置を制御するステップとを含む、請求項9に記載の内燃機関の制御方法。
  11. 前記決定ステップは、
    前記冷却水温が低いほど前記冷却水温が高い場合よりも増量の度合が大きくなるように前記増量係数を決定するステップと、
    前記積算値が小さいほど前記積算値が大きい場合よりも増量の度合が大きくなるように前記増量係数を決定するステップとを含む、請求項10に記載の内燃機関の制御方法。
  12. 前記制御方法は、
    前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出ステップと、
    前記内燃機関のスロットル開度を検出するステップとを含み、
    前記噴射制御ステップは、前記第1の条件および前記第2条件に加えて、前記検出された回転数が予め定められた回転数以下であるという第3の条件と、前記回転数の変化量が予め定められた変化量以下であるという第4の条件と、前記第2の条件が成立した時点からの経過時間が予め定められた時間以内であるという第5の条件と、前記検出されたスロットル開度が予め定められた開度以下であるという第6の条件とが成立する場合に、前記第1の条件乃至前記第6の条件のうちのいずれかが成立しない場合よりも前記燃料噴射量が増量するように前記燃料噴射装置を制御する、請求項9〜11のいずれかに記載の内燃機関の制御方法。
  13. 前記噴射制御ステップは、前記第1の条件乃至前記第5の条件のうちのいずれかが不成立である場合に、前記燃料噴射量の増量の度合を時間の経過とともに減少させるように前記燃料噴射装置を制御する、請求項12に記載の内燃機関の制御方法。
  14. 前記噴射制御ステップは、前記第1の条件乃至前記第5の条件のいずれもが成立した場合であって、かつ、前記第6の条件が成立しない場合に、前記燃料の増量を停止するように前記燃料噴射装置を制御する、請求項12または13に記載の内燃機関の制御方法。
  15. 前記制御方法は、
    前記内燃機関のフューエルカット制御の実行条件となる前記車両の走行状態を検出するステップと、
    前記検出された走行状態に基づいて、前記実行条件が成立した後に、不成立になった場合に、前記第2の条件が成立したことを判定するステップとをさらに含む、請求項9〜14のいずれかにに記載の内燃機関の制御方法。
  16. 前記車両には、前記内燃機関の出力軸に連結される自動変速機が搭載される、請求項9〜15のいずれかに記載の内燃機関の制御方法。
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