JP2010001814A - 内燃機関始動回転力伝達機構 - Google Patents

内燃機関始動回転力伝達機構 Download PDF

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Abstract

【課題】常時噛み合い式の内燃機関始動回転力伝達機構にて、内燃機関運転中に始動用モータの駆動を実行することなくオイルシール摺動部の全域に潤滑油を行き渡らせる。
【解決手段】リングギヤ12におけるフリクショントルクと回転抑制トルクとの関係をリングギヤ最高回転数以下にて常にリングギヤ12が回転するようにしている。このことにより始動用モータ24から出力されていなくても、リングギヤ12を回転させ、リングギヤ12の全体に潤滑油が十分に行き渡る。更に第2オイルシール部材34は内燃機関本体側との間で摺動が生じ、オイルシール部分の全領域に潤滑油が十分に行き渡る。このため第2オイルシール部材34が固着することはなく、再始動時にも摩擦が抑制されるので、第2オイルシール部材34の摩耗促進や発熱による損傷が生じることはない。
【選択図】図1

Description

本発明は、始動用モータにより回転されるピニオンギヤをリングギヤに常時噛み合わせた状態に構成すると共に、内燃機関のクランク軸に連動して回転する部材とリングギヤとの間にワンウェイクラッチを設けることにより始動用モータの回転力をリングギヤを介してクランク軸側へ一方向に伝達する内燃機関始動回転力伝達機構に関する。
エコノミーランニングシステムを備えた車両においては内燃機関の再始動を迅速に行うためにスタータをクランク軸に対して常時接続しておくことが好ましい。このためにワンウェイクラッチを介してスタータをクランク軸側に対して常時接続しておき、再始動時にスタータの回転を直ちにクランク軸へ伝達し、内燃機関始動完了後はクランク軸側の回転がスタータに伝達しないようにする構成が提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2007−30126号公報(第10頁、図1) 特開2006−63913号公報(第8−10頁、図1,2)
このような常時噛合式の始動装置は、内燃機関の始動が完了した後は始動用モータは停止されることから、ワンウェイクラッチの位置よりも始動用モータ側に存在する構成部材、具体的にはリングギヤは、その回転は停止することになる。
このためリングギヤと内燃機関本体との間に配置されて潤滑油の漏れを防止するためのオイルシール部材が、内燃機関運転中はリングギヤあるいは内燃機関本体側との間で摺動されなくなり、オイルシール部材がリングギヤあるいは内燃機関本体側の部材に接触したままの状態が継続することになる。
このようにリングギヤが回転せず、かつオイルシール部材の摺動が生じていない状態が継続すると、オイルシール部分、特に重力方向上側の領域において潤滑油が行き渡らなくなる。このことによりオイルシール部材とリングギヤあるいは内燃機関本体側の部材との間に介在する潤滑油の油膜が減少し、オイルシール部材がリングギヤあるいは内燃機関本体側の部材に固着するおそれがある。固着しない場合でも、再始動時の摺動初期において潤滑油が不十分となっているために摩擦が極端に大きくなり、オイルシール部材の摩耗促進や発熱による損傷を生じるおそれがある。
特許文献2では、内燃機関運転中においても間欠的に始動用モータを駆動させることにより、リングギヤを時々回転させることで、オイルシール摺動部の全域に潤滑油を行き渡らせるようにしている。
しかし、このように内燃機関の運転中においても、繰り返し始動用モータを駆動していたのでは、電気エネルギーの過多な消費を招く。更にこのような制御が制御装置によって行われるため制御上の負担も過多となるおそれがある。
本発明は、内燃機関始動回転力伝達機構において、内燃機関運転中に始動用モータの駆動を実行することなくオイルシール摺動部の全域に潤滑油を行き渡らせることを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の内燃機関始動回転力伝達機構は、始動用モータにより回転されるピニオンギヤをリングギヤに常時噛み合わせた状態に構成すると共に、内燃機関のクランク軸に連動して回転する部材とリングギヤとの間にワンウェイクラッチを設けることにより始動用モータの回転力をリングギヤを介してクランク軸側へ一方向に伝達する内燃機関始動回転力伝達機構であって、前記ワンウェイクラッチの位置よりも前記始動用モータ側に存在する内燃機関始動回転力伝達機構の構成部材が内燃機関運転に伴って前記クランク軸から伝達されるフリクショントルクにより回転するように、前記フリクショントルクと前記構成部材の回転抑制トルクとの関係が調節されていることを特徴とする。
本発明では、内燃機関運転中には始動用モータを駆動することを必要とせず、クランク軸から伝達されるフリクショントルクと、前記構成部材に生じる回転抑制トルクとの関係を、フリクショントルクにより前記構成部材が回転するように調節している。このことにより内燃機関運転時には始動用モータを駆動しなくても、クランク軸側から伝達される内燃機関運転時の出力の一部を用いて前記構成部材に回転を生じさせることができる。
このように回転することにより回転軸よりも重力方向上側の領域をも含めて前記構成部材の全領域に潤滑油が十分に行き渡る。したがって前記構成部材と内燃機関本体との間に配置されて潤滑油の漏れを防止しているオイルシール部材も摺動が行われると共に、その全領域に潤滑油が十分に行き渡ることになる。このためオイルシール部材が固着したり、あるいは再始動時にオイルシール部材の摩耗促進や発熱による損傷が生じることはない。
このように内燃機関運転中に始動用モータの駆動を実行することなくオイルシール摺動部の全域に潤滑油を行き渡らせることが可能となる。
請求項2に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1において、前記構成部材は前記リングギヤであることを特徴とする。
前記構成部材としてはリングギヤを挙げることができ、リングギヤに対して内燃機関運転に伴ってクランク軸から伝達されるフリクショントルクと、リングギヤに生じる回転抑制トルクとの関係を、リングギヤがフリクショントルクにて回転するように調節することで、前述した作用・効果を生じさせることができる。
請求項3に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1又は2において、前記構成部材が許容回転数以下の回転数領域にて回転するように、前記フリクショントルクと前記構成部材の回転抑制トルクとの関係が調節されていることを特徴とする。
フリクショントルクにより構成部材が回転するに際して許容回転数以下の回転数領域にて回転するように前記関係を調節している。このため過剰な回転が構成部材に生じることはなく、構成部材と摺動する、あるいは構成部材と共に回転して摺動するオイルシール部材などの部材の耐久性に問題を生じさせることはない。
請求項4に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項3において、前記許容回転数は、前記構成部材と内燃機関との間で内燃機関側から供給されるオイルに対するシールを行うリング状シール部材が摺動する際の許容回転数であることを特徴とする。
このようにリング状シール部材が摺動する際の許容回転数以下の回転数領域にて、前記構成部材が回転するように調節することで、リング状シール部材の耐久性を維持させることができる。
請求項5に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1〜4のいずれか一項において、前記構成部材と内燃機関との間で内燃機関側から供給されるオイルに対するシールを行うリング状シール部材の摩擦力の調節により前記回転抑制トルクを調節することで、前記構成部材が回転するように調節したことを特徴とする。
このようにリング状シール部材の摩擦力を調節しておくことにより、フリクショントルクにより前記構成部材が回転するように調節できる。
請求項6に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項5において、前記リング状シール部材の締結力により前記摩擦力を調節したことを特徴とする。
このようにリング状シール部材の摩擦力は締結力を調節することにより容易に調節することができる。
請求項7に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1〜4のいずれか一項において、前記始動用モータ内の回転抑制トルクを調節することで、前記構成部材が回転するように調節したことを特徴とする。
このように始動用モータ内の回転抑制トルクを調節することで、フリクショントルクにより前記構成部材が回転するように調節できる。このように調節することで、内燃機関始動回転力伝達機構内の構成に対して摩擦力の調節等により回転抑制トルクを調節する必要がないので、内燃機関始動回転力伝達機構の機能に影響を与えることはない。
請求項8に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項7において、前記始動用モータ内の通電用ブラシと回転電極との摩擦力の調節により前記回転抑制トルクを調節したことを特徴とする。
このように通電用ブラシと回転電極との摩擦力の調節により容易に回転抑制トルクを調節することができる。
請求項9に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1〜4のいずれか一項において、前記始動用モータとピニオンギヤとの間にはクラッチが設けられ、前記始動用モータの停止中に前記クラッチを解放状態とすることにより前記構成部材に生じる回転抑制トルクを低下させることで、前記構成部材が回転するように調節したことを特徴とする。
このようにクラッチを解放状態とすることにより、構成部材に与える回転抑制トルクを低下させることで、前記構成部材が回転するように調節しても良い。このことによっても内燃機関始動回転力伝達機構の機能に影響を与えずに前記構成部材の回転を調節できると共に、クラッチを始動用モータの停止中に解放状態とするのみであることから、特に制御としては単純であり、あるいは機械的に解放状態にできるので、制御的な負荷もほとんど無い。
請求項10に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1〜9のいずれか一項において、内燃機関回転がアイドル回転数にある場合に前記構成部材は回転を停止せず、内燃機関回転が最高回転数にある場合に前記構成部材が許容回転数以下の回転数領域にて回転するように調節したことを特徴とする。
このようにフリクショントルクと回転抑制トルクとの関係により前記構成部材の回転を調節することにより、内燃機関運転中は常に前記構成部材を回転させることができると共に、内燃機関が最高回転数となっても前記構成部材が許容回転数を越えることはない。したがって、前述したごとくの作用・効果と共に内燃機関始動回転力伝達機構及びこれに関連する機構の耐久性を十分に維持させることができる。
[実施の形態1]
図1に、車両用内燃機関においてクランク軸2の後端部2a側に設けられた内燃機関始動回転力伝達機構の縦断面図を示す。このクランク軸2の後端部2aはクラッチあるいはトルクコンバータ側へ内燃機関の回転駆動力を伝達する側である。
シリンダブロック4とラダービーム6とによりジャーナル軸受部が構成されて、クランク軸2はジャーナル2bの部分で回転可能にシリンダブロック4に支持されている。このことによりクランク軸2は、後端部2aがシリンダブロック4の後部から突出した状態で配置されている。このクランク軸2の後端部2aに形成された大径部8の周面には、ころがり軸受、ここでは玉軸受10を介してリングギヤ12が取り付けられ、後端面にはアウターレース部材14、フライホイール16(又はドライブプレート)がボルト18により固定されている。このことによりアウターレース部材14はフライホイール16と共にクランク軸2とは一体に回転する。
リングギヤ12は、中心部が大きく開口すると共に、径方向の中間にて全周に渡って直角に屈曲された屈曲部12aを設けた円板である。リングギヤ12の中心内縁部分にはフランジ状にワンウェイクラッチ20用のインナーレース22を設けている。リングギヤ12の外周部にはリング状にギヤ部12bを備えている。リングギヤ12は、インナーレース22の部分で、ワンウェイクラッチ20とは反対側、すなわち中心側(回転軸C側)にて、前述したごとく玉軸受10を介してクランク軸2の大径部8の外周に取り付けられている。玉軸受10は大径部8の外周面に対して圧入にて取り付けられ、この玉軸受10の外周にインナーレース22が嵌合された状態とされている。このためワンウェイクラッチ20が解放状態にある時には、玉軸受10の存在によりリングギヤ12はクランク軸2の回転とは独立して自由回転可能である。
リングギヤ12のギヤ部12bは、始動用モータ24にて回転されるピニオンギヤ26に常時噛み合わされており、内燃機関始動時にピニオンギヤ26を介して始動用モータ24から回転力を受けることによりリングギヤ12が回転し、連動してクランク軸2がクランキングする。このリングギヤ12が、請求項にて記載した、ワンウェイクラッチの位置よりも始動用モータ側に存在する内燃機関始動回転力伝達機構の構成部材に相当する。
アウターレース部材14は、中心部が開口を形成すると共に、最外周部にて直立した縁状にワンウェイクラッチ20用のアウターレース30を設けている。更にアウターレース部材14には中心の開口部分を取り囲むようにボルト貫通孔14aが複数設けられて、ボルト18によりクランク軸2の大径部8にボルト締結されている。アウターレース30はリングギヤ12側のインナーレース22に径方向にて対向して配置されて、ワンウェイクラッチ20のスプラグをインナーレース22との間で挟持している。
このようにリングギヤ12とアウターレース部材14(請求項の、内燃機関のクランク軸に連動して回転する部材に相当)との間に配置されたワンウェイクラッチ20は、リングギヤ12側からアウターレース部材14へ、始動用モータ24のトルクを伝達する一方向での回転の場合は、アウターレース部材14とリングギヤ12とを係合状態とする。このことにより始動用モータ24の駆動力によりクランク軸2を回転させることができる。内燃機関が運転を開始、すなわち始動を完了することで、内燃機関出力によってクランク軸2に連動するアウターレース部材14の回転速度が、始動用モータ24の出力によるリングギヤ12の回転速度よりも速くなると、リングギヤ12の回転はアウターレース部材14に対して相対的に逆方向の回転となる。このためワンウェイクラッチ20は解放状態となり、ピニオンギヤ26とリングギヤ12のギヤ部12bとが常時噛み合い状態でも、内燃機関始動完了後におけるリングギヤ12及び始動用モータ24の停止は可能となる。ただし本実施の形態では、始動用モータ24自体の駆動出力は停止しても、リングギヤ12及び始動用モータ24の回転は、後述するごとく或程度の回転速度で継続して回転する。
玉軸受10とワンウェイクラッチ20とを潤滑するために、シリンダブロック4内の油路4aを介して図示矢線のごとく潤滑油Ojが玉軸受10に対して噴射されている。又、シリンダブロック4内やクランク軸2内の油路から潤滑油Orがクランク軸2のジャーナル2bの摺動面に供給され、この潤滑油Orも一部が玉軸受10側へ流れている。玉軸受10へ流れたこれら潤滑油Oj,Orの一部は、玉軸受10内を通過して更にワンウェイクラッチ20へも流れ込む。
この潤滑油Oj,Orが外部へ漏出することを防止するために、リング状シール部材として第1オイルシール部材32と第2オイルシール部材34とが備えられている。第1オイルシール部材32は、アウターレース部材14のアウターレース30とリングギヤ12の屈曲部12aとの間に配置されている。第1オイルシール部材32は、屈曲部12aの内周面側に嵌合することでリングギヤ12側に固定されている。このことで第1オイルシール部材32の内周側に形成されているシールリップ32aは、アウターレース30の外周面に摺動可能に接触している。こうして第1オイルシール部材32はアウターレース部材14とリングギヤ12との間のオイルシールを実行している。
第2オイルシール部材34は、屈曲部12aを間にして第1オイルシール部材32とは反対側(外側)に配置されている。この第2オイルシール部材34は、クランク軸2よりも重力方向上側の領域では主にシリンダブロック4の円弧状シール嵌合部4bの内周面に嵌合し、クランク軸2より重力方向下方側の領域では主にオイルパン36の後端にある円弧状シール嵌合部36aの内周面に嵌合することで、図示する位置に固定されている。このことで第2オイルシール部材34の内周側に形成されているシールリップ34aは、屈曲部12aの外周面に摺動可能に接触している。こうしてリングギヤ12と内燃機関側(ここではシリンダブロック4及びオイルパン36)との間のオイルシールを実行している。
前述したごとく内燃機関始動時に始動用モータ24によりリングギヤ12が回転されるが、内燃機関の始動完了後は始動用モータ24の駆動出力は停止され、リングギヤ12の回転は低下してゆく。この内燃機関運転時においては、前述したごとく供給される潤滑油Oj,Orは一部が玉軸受10内を通過し、回転しているアウターレース部材14に到達する。更に玉軸受10及びインナーレース22とアウターレース部材14との間隙からワンウェイクラッチ20に流れ込み、ワンウェイクラッチ20に対する潤滑を実行する。
その後、アウターレース30とリングギヤ12との間隙から、第1オイルシール部材32が配置されている屈曲部12a上の空間に流れ込む。この空間は屈曲部12a側に固定された第1オイルシール部材32により外部に対して油密状態とされている。アウターレース30はクランク軸2の回転に連動して回転しているので、クランク軸2の重力方向上側についても第1オイルシール部材32のシールリップ32aが摺動しているアウターレース30には潤滑油が行き渡り、円滑な摺動が行われる。
ここで内燃機関始動完了後に内燃機関の出力により回転しているクランク軸2から、摩擦力によりリングギヤ12に対してはフリクショントルクが与えられている。具体的には玉軸受10、ワンウェイクラッチ20及び第1オイルシール部材32を介してフリクショントルクが付与されている。そしてこれに対抗する回転抑制トルクとしては第2オイルシール部材34の摩擦力及びピニオンギヤ26を介して与えられる始動用モータ24の回転抑制トルクである。
本実施の形態の内燃機関始動回転力伝達機構ではリングギヤ12に生じるフリクショントルクTfとクランク軸2の回転速度(内燃機関回転数NE)との関係が図2の(A)に示すグラフのごとくである。すなわち内燃機関回転数NEがアイドル回転数NEidにある場合には、リングギヤ12に生じるフリクショントルクTf=Tfid(後述する回転停止時の最大回転抑制トルクTridよりわずかに高いトルク)となる。そして内燃機関回転数NEが最高回転数NEmaxにある場合にはフリクショントルクTf=Tfmax(後述する許容回転時の回転抑制トルクTrlimより少し低いトルク)となる。
リングギヤ回転数NLに対してリングギヤ12に生じる回転抑制トルクTrは、図2の(B)のごとくに、内燃機関始動回転力伝達機構の製造時における第2オイルシール部材34のシールリップ34aによる摩擦力の調節及びピニオンギヤ26を介して与えられる始動用モータ24内の回転抑制トルクの調節による設定がなされている。すなわちリングギヤ12の回転が停止している場合(リングギヤ回転数NL=0rpm)の最大の回転抑制トルクTrがトルクTridとなるように設定され、リングギヤ回転数NL=NLlim(リングギヤ許容回転数)では回転抑制トルクTrがトルクTrlimとなるように設定されている。尚、このリングギヤ許容回転数NLlimは、リングギヤ12と内燃機関との間(ここではシリンダブロック4の円弧状シール嵌合部4bとオイルパン36の円弧状シール嵌合部36a)で内燃機関側から供給されるオイルに対するシールを行うリング状シール部材である第2オイルシール部材34が摺動する際の許容回転数である。
そして前述したごとく、前記図2の(A)に示した内燃機関回転数NEとフリクショントルクTfとの関係に対しては、リングギヤ許容回転数NLlimでの回転抑制トルクTrlimは、内燃機関が最高回転数NEmaxにある場合のフリクショントルクTfmaxよりも少し高く設定されている。更に前述したごとく、リングギヤ12が停止している場合の最大の回転抑制トルクTridは、内燃機関がアイドル回転数NEidにある場合のフリクショントルクTfidよりもわずかに低く設定されている。
このような設定は、第2オイルシール部材34のシールリップ34aが生じるリングギヤ12の屈曲部12aに対する締結力を調節することにより、リングギヤ12に対する摩擦力を調節することにより実現されている。
尚、第2オイルシール部材34による調節以外に、リングギヤ12に常時噛み合っている始動用モータ24内の回転抑制トルクを調節することによってもなされる。具体的には、始動用モータ24内部に設けられた回転電極24aに接触する通電用ブラシ24bの接触圧力をブラシスプリングの付勢力などにより調節することで回転抑制トルクを調節することができる。
更に上述した第2オイルシール部材34による摩擦力調節と上述した始動用モータ24による回転抑制トルク調節との両者により、トータルで回転抑制トルクを調節しても良い。
このことにより本実施の形態の内燃機関始動回転力伝達機構では、図2の(C)に示される関係が形成される。すなわち内燃機関が最高回転数NEmaxとなった場合にはリングギヤ12はリングギヤ許容回転数NLlimよりも低いリングギヤ最高回転数NLmaxにて回転し、内燃機関がアイドル回転数NEidとなった場合にはリングギヤ12は停止することなくアイドル時リングギヤ回転数NL0(>0rpm)にて回転することになる。そしてこのことにより、運転状態にある内燃機関の全回転数領域にて、リングギヤ12は、リングギヤ最高回転数NLmaxとアイドル時リングギヤ回転数NL0との間にて常に回転していることになる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).内燃機関運転中は始動用モータ24に対する駆動電力供給は停止されているが、クランク軸2側からリングギヤ12に伝達されるフリクショントルクTfと、リングギヤ12に付与される回転抑制トルクとの関係を、リングギヤ12がリングギヤ許容回転数NLlim以下の回転数領域にて回転するようにしている。本実施の形態では、リングギヤ12の回転が、更にリングギヤ許容回転数NLlimより低く設定しているリングギヤ最高回転数NLmax以下となるように調節している。このことにより始動用モータ24からはリングギヤ12を回転させるトルクが出力されていなくても、フリクショントルクとして、クランク軸2側から伝達される内燃機関運転時の出力の一部を用いて、リングギヤ12に回転を生じさせることができる。このように回転することにより、クランク軸2よりも重力方向上側の領域をも含めてリングギヤ12の全体に潤滑油が十分に行き渡る。
更にこのようにリングギヤ12が回転するので、リングギヤ12と内燃機関本体(シリンダブロック4及びオイルパン36)との間に配置されて潤滑油の漏れを抑制する第2オイルシール部材34は、内燃機関運転中は内燃機関本体側との間で摺動が生じる。この摺動により第2オイルシール部材34におけるオイルシール部分の全領域に潤滑油が十分に行き渡る。このため第2オイルシール部材34と内燃機関本体側の部材(シリンダブロック4の円弧状シール嵌合部4b及びオイルパン36の円弧状シール嵌合部36a)との間に介在する潤滑油の油膜が減少することはなく、第2オイルシール部材34が内燃機関本体側の部材に固着することはない。更に再始動時にも摩擦が抑制されるので、第2オイルシール部材34の摩耗促進や発熱による損傷が生じることはない。
このように始動用モータ24の駆動を実行することなくオイルシール摺動部の全域に潤滑油を行き渡らせることが可能となる。
(ロ).リングギヤ12は、リングギヤ許容回転数NLlimよりも低いリングギヤ最高回転数NLmax以下にて回転するように調節しているため、過剰な回転がリングギヤ12に生じることを一層確実に防止できる。したがってリングギヤ12と摺動する第2オイルシール部材34の耐久性を十分高く維持することができる。
(ハ).回転抑制トルクTrの調節については、締結力調節により第2オイルシール部材34の摩擦力を調節しておく。このことで自ずとリングギヤ12がリングギヤ許容回転数NLlimよりも低い回転数にて回転するように調節できる。このことによりリングギヤ12に対して適切な回転(リングギヤ最高回転数NLmax以下の回転)を生じさせることができる。しかも締結力調節なので摩擦力調節が容易にでき、リングギヤ12に適切な回転を生じさせることが容易となる。
又、始動用モータ24内の回転抑制トルクを調節することで、自ずとリングギヤ12がリングギヤ許容回転数NLlimよりも低い回転数にて回転するように調節でき、このことによりリングギヤ12に対して適切な回転を生じさせることができる。この回転抑制トルク調節は、内燃機関始動回転力伝達機構内の構成に対しては摩擦力等の調節を必要としないので、内燃機関始動回転力伝達機構の機能に影響を与えることはない。
始動用モータ24内の回転抑制トルク調節は、特に通電用ブラシ24bと回転電極24aとの摩擦力の調節によって容易に回転抑制トルクを調節することができる。
更に第2オイルシール部材34側の摩擦力と共に始動用モータ24内の回転抑制トルクを調節する場合には、より高い自由度にて回転抑制トルクを調節でき、リングギヤ12に適切な回転を生じさせることが容易となる。
(ニ).内燃機関回転がアイドル回転数NEidにある場合にリングギヤ12は停止せず、内燃機関回転が最高回転数NEmaxにある場合にリングギヤ12がリングギヤ許容回転数NLlim以下の回転数領域(本実施の形態ではリングギヤ最高回転数NLmax以下)にて回転するように調節している。
このようにリングギヤ12の回転を調節することにより、内燃機関運転中は常にリングギヤ12を回転させることができると共に、内燃機関が最高回転数NEmaxとなってもリングギヤ12がリングギヤ許容回転数NLlimを越えることはない。したがって内燃機関始動回転力伝達機構及びこれに関連する機構の耐久性を十分に維持させることができる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、始動用モータ24とピニオンギヤ26との間にクラッチ(例えば電磁クラッチ)が設けられている。始動用モータ24に通電されて始動用モータ24の回転が開始されると共に、同時にクラッチがオン(係合)されてピニオンギヤ26に始動用モータ24から回転力が伝達される。他の構成は前記実施の形態1と同じである。
このようにクラッチが始動用モータ24とピニオンギヤ26との間に設けられていることにより、内燃機関始動完了後に始動用モータ24が停止するとクラッチも直ちに解放状態となるので始動用モータ24内部の回転抑制トルクは消失する。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前記実施の形態1にて述べた効果が存在する。
(ロ).更に第2オイルシール部材34による摩擦力を調節しなくても、始動用モータ24の回転抑制トルクの低下のみでも、十分にフリクショントルクによるリングギヤ12の回転を生じさせることができる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態1では第1オイルシール部材32ではなく第2オイルシール部材34の摩擦力を調節したが、特に内燃機関の燃費への影響が問題ない程度であれば、第1オイルシール部材32の締結力を調節することによりリングギヤ12に対する摩擦力を調節して、リングギヤ12がフリクショントルクにて回転するようにしても良い。
(b).前記実施の形態2において、クラッチは別途、内燃機関制御装置などからの指令信号により係合・解放が制御されても良い。この場合でも特に制御としては単純であり制御的な負荷はほとんど無い。
(c).前記各実施の形態においては、内燃機関が最高回転数NEmaxである場合に、リングギヤ12の回転数をリングギヤ最高回転数NLmaxとなるように設定することにより、リングギヤ許容回転数NLlim以下の回転数領域での回転状態を実現していた。このような設定の代わりに、内燃機関が最高回転数NEmaxである場合に、直接、リングギヤ許容回転数NLlimとなるように設定しても良い。
又、内燃機関がアイドル回転数NEidである場合に、リングギヤ12の回転数を0rpmに極めて近いアイドル時リングギヤ回転数NL0とするのではなく、もっと高い回転数に設定しても良い。
(d).前記実施の形態2において、クラッチの代わりにワンウェイクラッチを始動用モータ24とピニオンギヤ26との間に設けても良い。
(e).前記各実施の形態において、フリクショントルクと回転抑制トルクとの一方又は両方は、図1に示した内燃機関始動回転力伝達機構の構成において調節したが、他の部分でも良く、更に、別途、フリクショントルクと回転抑制トルクとの一方又は両方を調節するための部材を設けることで本発明を実現しても良い。
実施の形態1の内燃機関始動回転力伝達機構の縦断面図。 実施の形態1におけるフリクショントルク(N・m)と回転抑制トルク(N・m)との設定関係を示すグラフ。
符号の説明
2…クランク軸、2a…後端部、2b…ジャーナル、4…シリンダブロック、4a…油路、4b…円弧状シール嵌合部、6…ラダービーム、8…大径部、10…玉軸受、12…リングギヤ、12a…屈曲部、12b…ギヤ部、14…アウターレース部材、14a…ボルト貫通孔、16…フライホイール、18…ボルト、20…ワンウェイクラッチ、22…インナーレース、24…始動用モータ、24a…回転電極、24b…通電用ブラシ、26…ピニオンギヤ、30…アウターレース、32…第1オイルシール部材、32a…シールリップ、34…第2オイルシール部材、34a…シールリップ、36…オイルパン、36a…円弧状シール嵌合部、C…回転軸、Oj,Or…潤滑油。

Claims (10)

  1. 始動用モータにより回転されるピニオンギヤをリングギヤに常時噛み合わせた状態に構成すると共に、内燃機関のクランク軸に連動して回転する部材とリングギヤとの間にワンウェイクラッチを設けることにより始動用モータの回転力をリングギヤを介してクランク軸側へ一方向に伝達する内燃機関始動回転力伝達機構であって、
    前記ワンウェイクラッチの位置よりも前記始動用モータ側に存在する内燃機関始動回転力伝達機構の構成部材が内燃機関運転に伴って前記クランク軸から伝達されるフリクショントルクにより回転するように、前記フリクショントルクと前記構成部材の回転抑制トルクとの関係が調節されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  2. 請求項1において、前記構成部材は前記リングギヤであることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  3. 請求項1又は2において、前記構成部材が許容回転数以下の回転数領域にて回転するように、前記フリクショントルクと前記構成部材の回転抑制トルクとの関係が調節されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  4. 請求項3において、前記許容回転数は、前記構成部材と内燃機関との間で内燃機関側から供給されるオイルに対するシールを行うリング状シール部材が摺動する際の許容回転数であることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記構成部材と内燃機関との間で内燃機関側から供給されるオイルに対するシールを行うリング状シール部材の摩擦力の調節により前記回転抑制トルクを調節することで、前記構成部材が回転するように調節したことを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  6. 請求項5において、前記リング状シール部材の締結力により前記摩擦力を調節したことを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記始動用モータ内の回転抑制トルクを調節することで、前記構成部材が回転するように調節したことを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  8. 請求項7において、前記始動用モータ内の通電用ブラシと回転電極との摩擦力の調節により前記回転抑制トルクを調節したことを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  9. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記始動用モータとピニオンギヤとの間にはクラッチが設けられ、前記始動用モータの停止中に前記クラッチを解放状態とすることにより前記構成部材に生じる回転抑制トルクを低下させることで、前記構成部材が回転するように調節したことを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項において、内燃機関回転がアイドル回転数にある場合に前記構成部材は回転を停止せず、内燃機関回転が最高回転数にある場合に前記構成部材が許容回転数以下の回転数領域にて回転するように調節したことを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
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