JP2010001802A - エジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルへ流入する流体の流量によらず、量産性の向上および製造コストの低減を図ることができるエジェクタを提供する。
【解決手段】エジェクタ15の昇圧部を、ボデー部152の第1冷媒通路152eと管状部材153の第2冷媒通路153aによって構成する。さらに、第1、第2冷媒通路152e、153aの双方に、冷媒通路面積が一定に形成されたストレート形状部、および、冷媒通路面積が冷媒流れ方向に向かって徐々に拡大させたテーパ形状部を設け、これらを順次組み合わせて配置することで、昇圧部の冷媒通路面積を冷媒の流れ方向に向かって段階的に拡大させる。これにより、管状部材153の入口側の冷媒通路面積を塑性加工で成形可能な冷媒通路面積に拡大し、管状部材153全体を塑性加工によって形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ノズルから噴射される高速度の噴射流体の吸引作用によって流体吸引口から流体を吸引するエジェクタに関する。
従来、ノズルから噴射される高速度の噴射流体の吸引作用によって流体吸引口から流体を吸引し、吸引された吸引流体と噴射流体とを昇圧部にて混合して昇圧させるエジェクタが知られている。例えば、特許文献1には、1組のストレート形状部とテーパ形状部を有する流体通路によって昇圧部を構成し、この昇圧部の各諸元を適切に設定することで、エジェクタ効率を向上できることが記載されている。
なお、特許文献1におけるストレート形状部は、流体通路面積が略一定に形成された部位であり、ノズルから噴射される噴射流体と流体吸引口から吸引された吸引流体とを混合させる混合部として機能する。一方、テーパ形状部は、流体通路面積が流体流れ方向へ向かって徐々に拡大するように形成された部位であり、混合部にて混合された混合流体の速度エネルギを圧力エネルギに変換するディフューザ部として機能する。
さらに、特許文献2には、量産性の向上および製造コスト低減を狙ったエジェクタが開示されている。具体的には、この特許文献2のエジェクタでは、ノズル等のエジェクタ構成部品が接続・固定されるボデーに混合部(ストレート形状部)の一部を形成し、混合部の残りの部位とディフューザ部(テーパ形状部)を構成する管状部材を、ボデーに接続することによって昇圧部を構成している。
そして、この管状部材を、金属配管を塑性加工によって形成することで、切削加工によって形成する場合に対して、エジェクタの量産性の向上および製造コストの低減を図っている。
特開2003−014318号公報 特開2006−233807号公報
ところで、エジェクタのノズルへ流入する流体のノズル側流量Gnozは、エジェクタが適用される装置によって異なる。このため、特許文献1のように、エジェクタに高いエジェクタ昇圧性能を発揮させるためには、エジェクタが適用される装置に応じて、昇圧部の各諸元を適切に設定する必要がある。
例えば、ノズル側流量Gnozが少なくなる装置に適用されるエジェクタでは、混合部(ストレート形状部)の冷媒通路面積を小さく設定しなければならない。従って、特許文献2のようにボデーと管状部材とを接続することによって昇圧部を構成する場合、ノズル側流量Gnozの低下に応じて、混合部に接続される管状部材の入口側の冷媒通路面積を縮小させなければならない。
しかしながら、管状部材は塑性加工によって製造されるので、管状部材の入口側の冷媒通路面積を縮小させると、管状部材の流体入口側にシワが発生する等の加工成形上の不具合が生じやすくなる。
本発明は、上記点に鑑み、ノズルへ流入する流体の流量によらず、量産性の向上および製造コストの低減を図ることができるエジェクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、流体を減圧させて噴射するノズル(151)と、ノズル(151)から噴射された噴射流体の流れによって流体を吸引する流体吸引口(152b)、および、流体吸引口(152b)から吸引された吸引流体と噴射流体とを混合して昇圧させる昇圧部(152e、153a)が形成されたハウジング(152、153)とを備え、昇圧部は、流体通路面積が一定に形成された複数のストレート形状部(152f、152h、153b、153d)、および、流体通路面積が流体の流れ方向に向かって徐々に拡大されるように形成された複数のテーパ形状部(152g、153c)を有する流体通路(152e、153a)によって構成され、複数のストレート形状部(152f、152h、153b、153d)および複数のテーパ形状部(152g、153c)は、順次繰り返し配置されているエジェクタを特徴とする。
これによれば、複数のストレート形状部(152f、152h、153b、153d)および複数のテーパ形状部(152g、153c)を順次繰り返し配置した流体通路(152e、153a)によって昇圧部を形成しているので、昇圧部の流体通路面積を、流体の流れ方向に向かって段階的に拡大させることができる。
従って、昇圧部のうち、少なくとも、塑性加工が可能な冷媒通路面積となる範囲の部位を、塑性加工で成形することができる。その結果、ノズルへ流入する流体の流量によらず、エジェクタの量産性の向上および製造コストの低減を図ることができる。なお、本請求項における「流体通路面積が一定」とは、流体通路面積が完全に一定であることのみを意味するものではなく、製造誤差の都合で微小に変化している略一定のものも含む意味である。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエジェクタにおいて、ハウジング(152、153)は、流体吸引口(152b)および流体通路のうち上流側を構成する第1流体通路(152e)が形成されたボデー部(152)、並びに、流体通路のうち下流側を構成する第2流体通路(153a)が形成された管状部材(153)を接続することによって構成されており、第1流体通路(152e)には、少なくとも1つ以上のストレート形状部(152f)、および、少なくとも1つ以上のテーパ形状部(152g)が配置されていることを特徴とする。
これによれば、第1流体通路(152e)に形成された流体通路のストレート形状部(152f)によって、ノズル(151)から噴射される噴射流体と流体吸引口から吸引された吸引流体とを混合させるための適切な形状の混合部を構成できる。さらに第1流体通路(152e)に形成されたテーパ形状部(152g)のテーパ角度を調整することで、テーパ形状部(152g)の出口側の冷媒通路面積を拡大することができる。
これにより、第2流体通路(153a)の入口側の冷媒通路面積を塑性加工が可能な冷媒通路面積となるように拡大することができるので、管状部材(153)の全部を塑性加工によって形成することが可能となる。その結果、より一層、エジェクタの量産性の向上および製造コストの低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のエジェクタにおいて、第2流体通路(153a)には、少なくとも1つ以上のテーパ形状部(153c)が配置されていることを特徴とする。これにより、第2流体通路(153a)に配置されたテーパ形状部(153c)をディフューザ部として機能させて流体を十分に昇圧することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項2または3に記載のエジェクタにおいて、第1流体通路(152e)のうち、管状部材(153)との接続部側には、テーパ形状部(152g)が配置され、第2流体通路(153a)のうち、ボデー部(152)との接続部側には、前記ストレート形状部(153b)が配置されていてもよい。
また、請求項5に記載の発明のように、請求項2または3に記載のエジェクタにおいて、第1流体通路(152e)のうち、管状部材(153)との接続部側には、ストレート形状部(152h)が配置され、第2流体通路(153a)のうち、ボデー部(152)との接続部側には、ストレート形状部(153b)が配置されていてもよい。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載のエジェクタにおいて、管状部材(153)は、金属配管を塑性加工することによって形成されたものであることを特徴とする。これにより、管状部材(153)を金属配管で形成できるので、より一層、エジェクタの量産性の向上および製造コストの低減を図ることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲に記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜3により、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、本発明のエジェクタ15を備えるエジェクタ式冷凍サイクル10を、水道水を加熱して台所や風呂等に給湯するヒートポンプ式給湯機1に適用している。図1は、本実施形態のヒートポンプ式給湯機1の全体構成図である。
ヒートポンプ式給湯機1は、貯湯タンク21内の給湯水を循環させる水循環回路20、および、給湯水を加熱するためのヒートポンプサイクルとしてのエジェクタ式冷凍サイクル10を備えている。従って、本実施形態における流体は、エジェクタ式冷凍サイクル10を循環する冷媒となる。また、本実施形態では、冷媒として二酸化炭素を採用しており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクルを構成している。
まず、水循環回路20について説明する。貯湯タンク21は、断熱構造を有して高温の給湯水を長時間保温するための温水タンクであり、耐食性に優れた金属(例えば、ステンレス)で形成されている。
貯湯タンク21に貯留された給湯水は、貯湯タンク21の上部に設けられた出湯口から出湯され、図示しない温調弁において水道からの冷水と混合されて温度調節された後、台所や風呂等に給湯される。また、貯湯タンク21内の下部に設けられた給水口から水道水が給水されるようになっている。
水循環回路20には、給湯水を循環させる電動ポンプ22が配置されている。この電動ポンプ22は、図示しない制御装置から出力される制御信号によって、その作動が制御される。そして、制御装置が電動ポンプ22を作動させると、給湯水は、電動ポンプ22→後述する水−冷媒熱交換器12の水側通路12a→貯湯タンク21→電動ポンプ22の順に循環する。
次に、エジェクタ式冷凍サイクル10について説明する。エジェクタ式冷凍サイクル10において、圧縮機11は、冷媒を吸入し、圧縮して吐出するもので、本実施形態では、吐出容量が固定された圧縮機構11aを電動モータ11bにて駆動する電動圧縮機を採用している。この圧縮機構11aとしては、具体的に、スクロール型、ベーン型、ローリングピストン型等の各種圧縮機構を採用できる。
電動モータ11bは、制御装置から出力される制御信号によって、その作動(回転数)が制御されるもので、交流モータ、直流モータのいずれの形式を採用してもよい。そして、この回転数制御によって、圧縮機構11aの冷媒吐出能力が変更される。従って、本実施形態の電動モータ11bは、圧縮機構11aの冷媒吐出能力を変更する吐出能力変更手段を構成している。
圧縮機11の吐出側には、水−冷媒熱交換器12の冷媒側通路12bが接続されている。水−冷媒熱交換器12は、圧縮機11から吐出された高温高圧冷媒が通過する冷媒側通路12bと給湯水が通過する水側通路12aとを有して構成される熱交換器であって、圧縮機11から吐出された高温高圧冷媒の有する熱量を給湯水に放熱させる放熱器である。
なお、前述の如く、本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10では、超臨界冷凍サイクルを構成しているので、水−冷媒熱交換器12の冷媒側通路12bでは、冷媒(二酸化炭素)は凝縮することなく超臨界状態のまま放熱する。
水−冷媒熱交換器12の冷媒側通路12b出口側には、冷媒側通路12bから流出した高圧冷媒の流れを分岐する分岐部13が接続されている。分岐部13は、3つの流入出口を有する三方継手構造のもので、流入出口のうち1つを冷媒流入口とし、2つを冷媒流出口としている。このような三方継手は、管径の異なる配管を接合して構成してもよいし、金属ブロックや樹脂ブロックに通路径の異なる複数の冷媒通路を設けて構成してもよい。
さらに、分岐部13の一方の冷媒流出口には、分岐部13と後述するエジェクタ15のノズル151入口側とを接続する第1冷媒配管14aが接続され、他方の冷媒流出口には、分岐部13と後述する電気式膨張弁17入口側とを接続する第2冷媒配管14bが接続されている。なお、第1冷媒配管14aは、エジェクタ15の駆動流が流通する駆動流側配管である。
エジェクタ15は、冷媒減圧手段の機能を果たすとともに、ノズル151から噴射される噴射冷媒の吸引作用によって冷媒の循環を行う運動量輸送式ポンプとしての機能を果たすものである。このエジェクタ15の詳細構成については図2により説明する。図2は、エジェクタ15の軸方向断面図である。
図2に示すように、本実施形態のエジェクタ15は、ノズル151、ボデー部152、管状部材153、ニードル154、駆動部155等を有して構成されている。まず、ノズル151は、第1冷媒配管14aを介して内部へ流入した冷媒を、等エントロピ的に減圧させて噴射するもので、略円柱状の金属(例えば、ステンレス鋼)に切削加工を施すことによって形成されている。
具体的には、ノズル151は、径の異なる2つの円筒部材を同軸状に結合した形状に形成されており、径の大きい側の大径部151aの外周面が、ボデー部152に圧入固定されている。さらに、大径部151aには、第1冷媒配管14aを介して流入する冷媒を、ノズル151内に形成された冷媒通路151cへ流入させるノズル流入口151dが設けられている。
この冷媒通路151cは、大径部151a側から小径部151b側へ冷媒を流すように形成されている。冷媒通路151cのうち下流側(小径部151b側)の部位は、ノズル151の軸方向に延びて、その冷媒通路面積が冷媒流れ方向に向かって徐々に縮小するように形成されている。これにより、冷媒通路151cを流通する冷媒が減圧されて、冷媒通路151cの最下流部に形成された冷媒噴射口151eから矢印100方向へ噴射される。
また、冷媒通路151cの内部には、ノズル151の軸方向に変位して冷媒通路151cの冷媒通路面積を変化させるニードル154が配置されている。このニードル154は、ノズル151と同軸状に延びる針状部材であって、円柱状の金属(例えば、ステンレス鋼)に切削加工を施すことによって形成されている。
さらに、ニードル154の冷媒噴射口151e側の端部には冷媒の噴射方向に向かって先細るテーパ形状の先端部が形成されており、この先端部は冷媒噴射口151eよりも下流側へ至る範囲まで延びている。従って、ニードル154を変位させると、冷媒通路151cの冷媒通路面積のみならず、冷媒噴射口151eの開口面積も変化する。一方、ニードル154の反対側の端部は駆動部155に連結されている。
駆動部155は、ニードル154を駆動変位させるモータアクチュエータであって、コイル155a、ロータ155b、キャン155c、ガイド155dおよびワッシャ155eを有して構成されている。コイル155aは、制御装置より出力される制御信号によって、ロータ155bをニードル154の軸周りに回転させる回転磁力を発生させるものである。
ガイド155dはノズル151に圧入固定され、ガイド155dの内径部にはニードル154が摺動可能な状態で挿入されている。ニードル154の駆動部側の端部は、ワッシャ155eを介してロータ155bに結合されている。
また、ロータ155bの円筒部内側にはニードル154の駆動機構の一部としての雌ネジが形成されており、この雌ネジがガイド155dの外周に形成された雄ネジに螺合されている。これにより、ロータ155bが回転されるとロータ155bおよびニードル154が軸方向に移動するようになっている。ボデー部152の軸方向一端側には、ロータ155bを覆う非磁性体金属製のカップ状のキャン155cが溶接されている。
次に、ボデー部152は、前述のノズル151、駆動部155等が固定されるとともに、その内部に冷媒を流入出させる各種開口穴、および、これらの開口穴から流入した冷媒を流通させる各種冷媒通路等が形成されたもので、加工性、耐食性に優れ、かつ、溶接性、ろう付け性に適した円柱状の金属(例えば、SUS304、SUS305等のステンレス鋼)にプレス加工、切削加工および穴あけ加工を施すことによって形成されている。
各種開口穴としては、第1冷媒配管14aとノズル151のノズル流入口151dとを連通させる冷媒流入口152a、後述する吸引側蒸発器18下流側冷媒を吸引する冷媒吸引口152b、および、冷媒吸引口152bから吸引された吸引冷媒とノズル151eの冷媒噴射口151eから噴射された噴射冷媒との混合冷媒を流出させる冷媒流出口152cが形成されている。
冷媒流入口152aは、ノズル151の大径部151aの外周側に配置され、ノズル151の軸方向に対して垂直方向に開口している。そして、この冷媒流入口152aには、前述の第1冷媒配管14aが接続されている。
冷媒吸引口152bは、ノズル151の小径部151bの外周側に配置され、ノズル151の軸方向に対して垂直方向に開口している。従って、冷媒吸引口152bから吸引される吸引流体の流れ方向と噴射冷媒の噴射方向とは、垂直に交わることになる。さらに、この冷媒吸引口152bには、吸引側蒸発器18出口側に接続された吸引流側配管である第3冷媒配管14cが接続されている。
冷媒流出口152cは、ノズル151に対して同軸上に配置され、ノズル151の軸方向に開口している。そして、冷媒流出口152cには、管状部材153が接続されている。なお、第1冷媒配管14a、第3冷媒配管14c、管状部材153は、金属(例えば、銅)製の配管で構成されており、ボデー部152に対して、ろう付け等の手段により接合されている。
また、各種冷媒通路としては、冷媒吸引口152bから吸引された吸引冷媒をノズル151の冷媒噴射口151e側へ導く吸引通路152d、および、この吸引通路152dと連続的に設けられて混合冷媒を冷媒流出口152cへ導く第1冷媒通路152eが形成されている。
さらに、この第1冷媒通路152eは、冷媒通路面積が一定に形成された第1ストレート形状部152f、第1ストレート形状部152fの下流側であって、流体通路面積が冷媒の流れ方向に向かって徐々に拡大されるように形成された第1テーパ形状部152gを有して構成されている。
第1ストレート形状部152fは、混合冷媒を混合させる混合部としての機能を果たす。さらに、第1ストレート形状部152fの冷媒通路面積は、本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10においてサイクルを循環する冷媒の流量、すなわちノズル151へ流入するノズル側流量Gnozに対して、エジェクタ15が高いエジェクタ昇圧性能を発揮できるように設定されている。
また、第1テーパ形状部152gは、混合部にて混合された混合冷媒の流速を減速して冷媒圧力を上昇させる、すなわち速度エネルギを圧力エネルギに変換するディフューザ部として機能する。
管状部材153は、その内部に、ボデー152の第1冷媒通路152eを延長させるように形成された第2冷媒通路153aが形成されたもので、金属配管(銅配管)にスウェージング加工、縮管あるいは拡管といった塑性加工を施すことによって形成されたものである。
具体的には、第2冷媒通路153aは、第1冷媒通路152eの第1テーパ形状部152gの最下流側と同等の冷媒通路面積を有する第2ストレート形状部153b、この第2ストレート形状部153bの下流側に配置されて冷媒通路面積を徐々に拡大させる第2テーパ形状部153c、さらに、第2テーパ形状部153cの最下流側と同等の冷媒通路面積を有する第3ストレート形状部153dを有して構成されている。
第2、第3ストレート形状部153b、153eは、それぞれ下流側に混合冷媒を導く冷媒通路としての機能を果たし、第2テーパ形状部153dは、第1テーパ形状部152gと同様に、混合冷媒の速度エネルギを圧力エネルギに変換するディフューザ部として機能する。さらに、図1に示すように、管状部材153の出口側には、流出側蒸発器16が接続されている。
従って、本実施形態では、ボデー部152および管状部材153によって、特許請求の範囲に記載されたハウジングが構成され、このハウジング内に、第1ストレート形状部152f→第1テーパ形状部152g→第2ストレート形状部153b→第2テーパ形状部153c→第3ストレート形状部153dの順に冷媒が流れる冷媒通路が形成される。
そして、本実施形態では、ストレート形状部とテーパ形状部とが交互に順次繰り返されるように配置された冷媒通路によって、吸引流体と噴射流体とを混合して昇圧させる昇圧部が形成されている。また、管状部材153の出口側(具体的には、第3ストレート形状部153dの出口側)には、流出側蒸発器16が接続されている。
流出側蒸発器16は、管状部材153から流出した冷媒と送風ファン16aより送風された室外空気とを熱交換させることによって、冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる吸熱用熱交換器である。送風ファン16aは、制御装置から出力される制御電圧によって回転数(送風空気量)が制御される電動式送風機である。流出側蒸発器16の出口側には、圧縮機11の冷媒吸入口が接続されている。
次に、分岐部13にて分岐された他方の冷媒が流れる第2冷媒配管14bには、電気式膨張弁17が接続されている。電気式膨張弁17は、第2冷媒配管14bへ流入した冷媒を減圧膨張させる減圧手段である。電気式膨張弁17は、制御装置から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
電気式膨張弁17の下流側には、吸引側蒸発器18が接続されている。吸引側蒸発器18は、電気式膨張弁17にて減圧膨張された冷媒と、送風ファン16aから送風された流出側蒸発器16通過後の室外空気とを熱交換させることによって、冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる吸熱用熱交換器である。吸引側蒸発器18の出口側には、前述の第3冷媒配管14cを介して、エジェクタ15の冷媒吸引口152bが接続されている。
なお、本実施形態では、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18をフィンアンドチューブ構造の熱交換器で構成し、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18の熱交換フィンを共通化している。そして、エジェクタ15から流出した冷媒を流通させるチューブ構成と、電気式膨張弁17から流出した冷媒を流通させるチューブ構成とを互いに独立に設けることで、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18を一体構造に構成している。
そのため、上述の送風ファン16aにて送風された室外空気は、矢印200に示す方向に流れ、まず、流出側蒸発器16にて吸熱され、次に吸引側蒸発器18にて吸熱されるようになっている。
つまり、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18は、それぞれの内部を通過する冷媒と熱交換する室外空気の流れ方向(矢印200方向)に対して直列に配置されている。もちろん、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18を2つの別体の蒸発器で構成し、空気流れ方向(矢印200方向)に直列に配置してもよい。
次に、本実施形態の電気制御部の概要を説明する。制御装置は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータおよびその周辺回路等により構成され、その出力側には、圧縮機11の電動モータ11b、エジェクタ15の駆動部155、送風ファン16a、電気式膨張弁17、電動ポンプ22等の各種アクチュエータが接続され、これらの機器の作動を制御する。
また、制御装置の入力側には、水−冷媒熱交換器12の水側通路12a出口側の給湯水温度を検出する給湯水温度センサ、送風ファン16aにより送風される室外空気温度(外気温)を検出する室外空気温度センサ等の各種制御用のセンサ群が接続される。さらに、制御装置の入力側には、図示しない操作パネルが接続され、給湯機作動・停止の操作信号、給湯機の給湯温度設定信号等が制御装置へ入力される。
次に、上記の構成における本実施形態のヒートポンプ式給湯機1の作動を説明する。ヒートポンプ式給湯機1に外部から電源が供給された状態で、操作パネルの給湯機作動信号が制御装置に入力されると、制御装置が予めそのROM内に記憶されたプログラムを実行する。これにより、上述の各種アクチュエータ11b、155、16a、17、22が作動する。
圧縮機11から吐出された高温高圧の冷媒は、水−冷媒熱交換器12の冷媒側通路12bに流入して、電動ポンプ22によって貯湯タンク21の下方側から水側通路12aに流入した給湯水と熱交換する。これにより、給湯水が加熱され、加熱された給湯水は貯湯タンク21の上方側に貯留される。
水−冷媒熱交換器12から流出した高圧冷媒は分岐部13へ流入し、分岐部13にて分岐された一方の冷媒は、第1冷媒配管14aを介して、エジェクタ15のノズル151に流入する。ノズル151に流入した冷媒は、等エントロピ的に減圧されて冷媒噴射口151eから高速度の噴射冷媒となって噴射される。
この際、エジェクタ15の駆動部155は、制御装置から出力される制御信号によって、圧縮機11吸入冷媒の過熱度が予め定めた値となるように、エジェクタ15の冷媒通路151cおよび冷媒噴射口151eの冷媒通路面積を変化させてノズル側流量Gnozを調整する。これにより、圧縮機11への液バックの問題を回避できる。
そして、噴射冷媒の吸引作用により、冷媒吸引口152bから吸引側蒸発器18流出冷媒が吸引される。そして、第1冷媒通路152eの第1ストレート形状部152fにおいて、冷媒噴射口151eから噴射された噴射冷媒と冷媒吸引口152bから吸引された吸引冷媒が混合されて、第1テーパ形状部152gへ流入する。
テーパ形状部152gでは通路面積の拡大により、冷媒の速度エネルギが圧力エネルギに変換されるため、冷媒の圧力が上昇する。第1テーパ形状部152gから流出した冷媒は、管状部材153へ流入し、第2ストレート形状部153bを通過して、第2テーパ形状部153cへ流入する。第2テーパ形状部153cでは、第1テーパ形状部152gと同様に、冷媒の圧力が上昇する。
この際、本実施形態では、第1ストレート形状部152fの冷媒通路面積等のエジェクタ15の寸法諸元が、サイクルを循環する冷媒流量に対して、適切に設定されているので、エジェクタ15が高いエジェクタ昇圧性能を発揮できる。さらに、第1テーパ形状部152gのみならず、第2テーパ形状部153cにおいても冷媒を昇圧できるので、エジェクタ15の昇圧部における昇圧量を十分に確保できる。
そして、エジェクタ15の管状部材153(具体的には、第3ストレート形状部153d)から流出した冷媒は、流出側蒸発器16へ流入して、送風ファン16aから送風された室外空気から吸熱して蒸発する。流出側蒸発器16から流出した冷媒は圧縮機11に吸入され、再び圧縮される。
一方、分岐部13にて分岐された他方の冷媒は、電気式膨張弁17にて減圧膨張されて、吸引側蒸発器18へ流入する。吸引側蒸発器18へ流入した冷媒は、送風ファン16aから送風されて流出側蒸発器16にて冷却された外気から吸熱して蒸発する。さらに、吸引側蒸発器18から流出した冷媒は、冷媒吸引口152bからエジェクタ15内へ吸引される。
この際、電気式膨張弁17は、制御装置から出力される制御信号によって、サイクルの高圧側冷媒圧力が目標高圧に近づくように、絞り通路面積(弁開度)を変化させる。なお、目標高圧は、水−冷媒熱交換器12の冷媒側通路12b流出冷媒の温度に基づいてサイクルの成績係数(COP)が略最大となるように決定される値である。これにより、高いCOPを発揮させながら、エジェクタ式冷凍サイクル10を運転することができる。
また、本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10では、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18にて冷媒に吸熱作用を発揮させる際に、流出側蒸発器16における冷媒蒸発圧力をエジェクタ15の昇圧部で昇圧した後の圧力として、一方、吸引側蒸発器18は冷媒吸引口152bに接続されるので、吸引側蒸発器18における冷媒蒸発圧力をノズル151減圧直後の最も低い圧力とすることができる。
従って、流出側蒸発器16における冷媒蒸発圧力(冷媒蒸発温度)よりも吸引側蒸発器18における冷媒蒸発圧力(冷媒蒸発温度)を低くすることができる。その結果、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18における冷媒蒸発温度と送風ファン16aから送風された外気との温度差を確保して、効率的に冷媒に吸熱作用を発揮させることができる。
さらに、本実施形態では、第1〜第3ストレート形状部152f、153b、153d、および第1、第2テーパ形状部152g、153cを順次繰り返し配置した冷媒通路によって昇圧部を形成しているので、昇圧部を形成する流体通路の流体通路面積を、流体の流れ方向に向かって段階的に拡大させることができる。
従って、ボデー152の第1テーパ形状部152gのテーパ角度を調整することで、第1テーパ形状部152gの出口側の冷媒通路面積、すなわち管状部材153の第2ストレート形状部153bの冷媒通路面積を、管状部材153を塑性加工で成形できる程度の面積に拡大することができる。その結果、管状部材153の全部を塑性加工で成形することが可能となり、エジェクタの量産性の向上および製造コストの低減を図ることができる。
さらに、エジェクタ15の昇圧部を、ボデー部152と管状部材153とを接続することによって形成される冷媒通路によって構成しているので、ボデー部152に形成された流体通路の第1ストレート形状部152fによって、適切な形状の混合部を構成できる。
さらに、本実施形態では、第1テーパ形状部152gのテーパ角度を調整して、第1テーパ形状部152gの出口側の冷媒通路面積を拡大しているので、本実施形態の管状部材153は、サイクルを循環する循環冷媒流量(ノズル側流量Gnoz)が異なるエジェクタ式冷凍サイクル10に適用されるエジェクタに転用することができる。
このことを、図3の断面図を用いて説明する。なお、図3は、循環冷媒流量が本実施形態よりも多いエジェクタ式冷凍サイクル10に適用される比較用エジェクタ15’の軸方向断面図であり、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。このことは、以下の図面においても同様である。
図3から明らかなように、循環冷媒流量の多いエジェクタ式冷凍サイクル10に適用する場合は、ボデー部の第1ストレート形状部152fの冷媒通路面積を本実施形態よりも拡大して、第1テーパ形状部152gを廃止する。そして、本実施形態と全く同様の管状部材153を接続すれば、第1ストレート形状部152fと第2ストレート形状部153bを1つのストレート形状部として混合部を形成できる。
上記の如く、本実施形態の管状部材153は、循環冷媒流量の異なるエジェクタ式冷凍サイクル10に流用可能であり、より一層、エジェクタの製造コストの低減を図ることができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、ボデー部152の流体通路152eのうち、管状部材153との接続部側に、テーパ形状部152gを配置した例を説明したが、本実施形態では、図4の断面図に示すように、流体通路152eのテーパ形状部152gの下流側に、さらに、ボデー側第2ストレート形状部152hを配置している。
これによれば、ボデー側第2ストレート形状部152hと、管状部材153の第2ストレート形状部153bによって、1つのストレート形状部を形成できる。さらに、ストレート形状部同士を接続するので、テーパ形状部とストレート形状部とを接続する場合に対して、それぞれの冷媒通路の直径寸法管理が容易となり、接続部における冷媒通路に段差が生じることも抑制できる。
従って、第1実施形態と同様の効果を得られるだけでなく、冷媒が冷媒通路の段差を通過する際に生じる運動エネルギの損失を低減して、昇圧部の昇圧能力の低下を抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、ボデー部152に1つのテーパ形状部152gを形成し、管状部材153側に1つのテーパ形状部153cを形成し、昇圧部が2つのテーパ形状部を有する冷媒通路によって構成される例を説明したが、テーパ形状部の数はこれに限定されず、例えば、図5の断面図に示すように、3つ以上設けてもよい。
なお、図5では、第1実施形態に対して、管状部材153側に第3テーパ形状部153eおよび第4ストレート形状部153fを追加しているが、もちろん、ボデー152側に複数のテーパ形状部を形成してもよい。
(2)上述の実施形態では、ボデー部152と管状部材153とを接続することによって、ハウジングを構成しているが、もちろんボデー部152と管状部材153を一部材で構成してもよい。この場合は、管状部材153に相当する部位を管状に形成しておき、このうち塑性加工が可能な冷媒通路面積となる範囲の部位についてのみ、塑性加工で形成すればよい。
(3)上述の実施形態では、通常運転時に、流出側蒸発器16の出口側冷媒の過熱度が予め定めた目標過熱度となるようにノズル151の冷媒通路面積が変更され、サイクルの高圧側冷媒圧力が目標高圧となるように電気式膨張弁17の絞り通路面積が変更される例を説明したが、もちろんこの逆であってもよい。
つまり、流出側蒸発器16の出口側冷媒の過熱度が予め定めた目標過熱度となるように電気式膨張弁17の絞り通路面積が変更され、サイクルの高圧側冷媒圧力が目標高圧となるようにノズル151の絞り通路面積が変更されるようになっていてもよい。
(4)上述の実施形態では、冷媒として二酸化炭素を採用した例を説明したが、冷媒の種類はこれに限定されない。例えば、炭化水素系冷媒、通常のフロン系冷媒等を採用してもよい。また、本発明のエジェクタ式冷凍サイクルを高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルとして構成してもよい。
(5)上述の実施形態では、圧縮機11として、電動圧縮機を採用した例を説明したが、圧縮機11の形式はこれに限定されない。例えば、エンジン等を駆動源とするエンジン駆動式圧縮機を採用してもよい。また、圧縮機構として、固定容量型圧縮機構のみならず、可変容量型圧縮機構を採用してもよい。
(6)上述の実施形態では、ノズル151として、冷媒通路面積を変更可能に構成された、いわゆる可変ノズルを採用したエジェクタ15について説明したが、冷媒通路面積が固定された固定ノズルを採用するエジェクタ15であってもよい。
(7)上述の実施形態では、本発明のエジェクタ15をヒートポンプ式給湯機1のエジェクタ式冷凍サイクル10に適用した例を説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。例えば、定置型の空調装置、車両用空調装置等に適用してもよい。この場合、流出側蒸発器16および吸引側蒸発器18を室内送風空気を冷却する室内側熱交換器とし、放熱器を高圧冷媒と大気とを熱交換させる室外側熱交換器としてもよい
第1実施形態のエジェクタ式冷凍サイクルの全体構成図である。 第1実施形態のエジェクタの断面図である。 比較用エジェクタの断面図である。 第2実施形態のエジェクタの断面図である。 他の実施形態のエジェクタの断面図である。
符号の説明
15 エジェクタ
151 ノズル
152 ボデー部
152b 冷媒吸引口
152e 第1冷媒通路
152f 第1ストレート形状部
152g 第1テーパ形状部
153 管状部材
153a 第2冷媒通路
153b 第2ストレート形状部
153d 第3ストレート形状部
153c 第2テーパ形状部

Claims (6)

  1. 流体を減圧させて噴射するノズル(151)と、
    前記ノズル(151)から噴射された噴射流体の流れによって流体を吸引する流体吸引口(152b)、および、前記流体吸引口(152b)から吸引された吸引流体と前記噴射流体とを混合して昇圧させる昇圧部(152e、153a)が形成されたハウジング(152、153)とを備え、
    前記昇圧部は、流体通路面積が一定に形成された複数のストレート形状部(152f、152h、153b、153d)、および、流体通路面積が流体の流れ方向に向かって徐々に拡大されるように形成された複数のテーパ形状部(152g、153c)を有する流体通路(152e、153a)によって構成され、
    前記複数のストレート形状部(152f、152h、153b、153d)および前記複数のテーパ形状部(152g、153c)が、順次繰り返し配置されていることを特徴とするエジェクタ。
  2. 前記ハウジング(152、153)は、前記流体吸引口(152b)および前記流体通路のうち上流側を構成する第1流体通路(152e)が形成されたボデー部(152)、並びに、前記流体通路のうち下流側を構成する第2流体通路(153a)が形成された管状部材(153)を接続することによって構成されており、
    前記第1流体通路(152e)には、少なくとも1つ以上の前記ストレート形状部(152f)、および、少なくとも1つ以上の前記テーパ形状部(152g)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のエジェクタ。
  3. 前記第2流体通路(153a)には、少なくとも1つ以上のテーパ形状部(153c)が配置されていることを特徴とする請求項2に記載のエジェクタ。
  4. 前記第1流体通路(152e)のうち、前記管状部材(153)との接続部側には、前記テーパ形状部(152g)が配置され、
    前記第2流体通路(153a)のうち、前記ボデー部(152)との接続部側には、前記ストレート形状部(153b)が配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載のエジェクタ。
  5. 前記第1流体通路(152e)のうち、前記管状部材(153)との接続部側には、前記ストレート形状部(152h)が配置され、
    前記第2流体通路(153a)のうち、前記ボデー部(152)との接続部側には、前記ストレート形状部(153b)が配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載のエジェクタ。
  6. 前記管状部材(153)は、金属配管を塑性加工することによって形成されたものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のエジェクタ。
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