JP2010000887A - シートスライド装置 - Google Patents

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Atsushi Takano
敦司 高野
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Abstract

【課題】成形後の加工が困難である炭素繊維強化プラスチックをアッパーレール及びロアレールの材料に用いた場合にも、アッパーレールとロアレールの間に配置されるローラー又はガイドボールの移動範囲を規制するストッパーを容易に形成することができるシートスライド装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ロアレールにローラー又はガイドボールの移動範囲を規制する規制片を有するストッパープレートを設けることで、レール自体にストッパーとなる突起等を形成する加工が不要となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用のシートを前後に調整するためのシートスライド装置に関するものである。
従来のシートスライド装置として、例えば下記の特許文献1,2に示す車両用シートスライド装置がある。特許文献1の車両用シートスライド装置は、車両用シートの台座に繊維強化プラスチック製のエネルギー部材を設け、車体に衝撃が加わった際に、このエネルギー部材が圧縮破壊されて、衝撃エネルギーが吸収される構成である。また、他の実施形態であるシートの前後位置を調整するためのノッチ付レールに繊維強化プラスチック(特に炭素繊維強化プラスチック)を用いた構成では、通常時はシートを固定するのに十分な強度を保ち、衝撃時にはノッチの破壊によってエネルギーを吸収している。
特許文献2の車両用シートスライド装置は、車両側に固定されるロアレールと、シート側に取付けられるアッパーレールを備え、アッパーレールがロアレールに対して前後に移動するように、ロアレールとアッパーレールの間に、ローラーとガイドボールとそれらを転動可能に保持するリテーナーが組み付けられ、そのローラーとガイドボールの移動範囲を規制するために、アッパーレールとロアレールにはそれぞれ切り起こし部が形成されている。
特開平7−61184号公報 特開2007−234345号公報
上記の特許文献1のように、シート装置に繊維強化プラスチックを用いて、衝撃エネルギーを吸収することもできるが、そもそも軽量で強度の高い(比強度の高い)材料である炭素繊維強化プラスチック(以下、CFRPと記述)をシート装置のレールに用いることは、シート装置の軽量化と強度の確保を図るのに有効な手段である。
ところが、CFRPは軽量で強度が高いという利点を持つ一方で、成形後の再加工が難しいという難点がある。それ故、レールの構造によってはそれが問題となることがある。
例えば上記の特許文献2の車両用シートスライド装置は、アッパーレールとロアレールにローラーとガイドボールの移動範囲を規制する切り起こし部を形成しているが、この切り起こし部は、通常レール成形後の加工において形成されるものであって、アッパーレールとロアレールにCFRPを用いた場合には、その加工が困難となってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、アッパーレール及びロアレールにCFRPを用いた場合にも、ローラー又はガイドボールの移動範囲を規制するストッパーを容易に形成することができるシートスライド装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の車両用シートスライド装置は、車体に固定されるロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対して摺動可能なアッパーレールと、前記ロアレールと前記アッパーレールの間に配置され前記アッパーレールの摺動を円滑にする摺動子と、前記ロアレールに形成された被係合部及び前記アッパーレールに形成された被係合部と係脱可能なロック部材を有し、前記ロアレール及び前記アッパーレールに炭素繊維強化プラスチックを材料として用いたシートスライド装置であって、前記摺動子の移動を規制する規制部が形成されたストッパープレートを、前記ロアレールに設けたことを特徴とする。
請求項1の発明では、ロアレールに追加したストッパープレートが、ロアレールとアッパーレールの間に配置される摺動子のストッパーとして役割を果たすため、ロアレールにストッパーとなる切り起こし部又は突起を形成する必要がなくなり、成形後の再加工が難しい炭素繊維強化プラスチックをレールの材料として用いることができる。
本発明の一実施形態について図1から図4を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るシートスライド装置1の斜視図、図2はシートスライド装置1の分解斜視図、図3はアッパーレール3の内部を示す正面図、図4はストッパープレート4の取付部を示す斜視図である。
図1,2に示すように、シートスライド装置1は、車両のフロアに前後フット5を介して固定される左右一対のロアレール2と、車両のシート側に固定されてスチールボール7,8を介してロアレール2と車両前後方向に移動可能に組み付けられるアッパーレール3と、ロアレール2とアッパーレール3の相対移動を停止させることができるロック部材9を備えている。
ロアレール2は、図2に示すように前後フット5を介して車両のフロアと固定される底壁面2aと、底壁面2aの両端側から上方に向けて延出する側壁面2bと、側壁面2bの上端部から内側に向けて屈曲する上壁面2cと、上壁面2cの内側端部から底壁面2aに向けて延出する内壁面2dとを備え、内壁面2dにはロック部材9のロック爪10(後述する)と係合する複数の切欠き部21が形成されている。また、ロアレール2の材料にはCFRPが用いられている。
アッパーレール3は、車両用シートとブラケット(図示なし)を介して固定される上壁面3aと、上壁面3aの両端側から下方に向けて延出する側壁面3bと、側壁面3bの下端部から外側に向けて屈曲する屈曲面3cと、屈曲面3cの端部からさらに内側に向けて屈曲する傾斜面3dを備え、側壁面3bから屈曲面3cかけて、ロック部材9のロック爪10と係合する複数の切欠き部(図示なし)が形成されている。また、アッパーレール3の材料には、ロアレール2と同様にCFRPが用いられている。
スチールボール7,8は、それぞれロアレールとアッパーレールの間に配置され、スチールボール7は、ロアレール2の側壁面2bと上壁面2cとアッパーレール3の傾斜面3dの間に形成された空間内に配置され、スチールボール8は、ロアレール2の底壁面2aと側壁2bとアッパーレール3の屈曲面3cの間に形成された空間に配置される。また、スチールボール7,8は、リテーナー6により転動可能に保持されている。
ロック部材9は、図3上で操作レバー11と連結された操作ブラケット12の当接部25(後述する)と当接する当接面9aと、当接面9aの内方向の端部から屈曲する側壁面9bとで形成される逆L字形状をしており、当接面9aの外方向の端部には、ロアレール2の切欠き部21とアッパーレール3の切欠き部と係合可能なロック爪10が設けられ、側壁面9bには、外方に突出するように連結片23が設けられている。
ロック部材9の連結片23は、アッパーレール3の上壁面3aに形成された2つの開口部20から外側に突出する先端部23aと、アッパーレール3の上壁面3aと側壁面3bの内隅に当接する突起23bと、先端部23aに設けられる係合孔23dを備え、その係合孔23cにはスプリング15が係合されている。
スプリング15は略C字状をしており、スプリング15の両端部15aは連結片23の係合孔23cと係合され、スプリング15の中央部15bはアッパーレール3の上壁面3aに形成された係止片13に係合されており、連結片23の先端部23aを係止片13から離れる方向に付勢する。それにより、連結片23の突起23bがアッパーレール3の上壁面3aと側壁面3bの内隅に押圧され、ロック部材9が突起23bを回転軸として図2上で時計回り方向に付勢される。こうして、ロック部材9のロック爪10がロアレール2の切り欠き部21とアッパーレール3の切欠き部22と噛合した状態が維持される。
操作ブラケット12は、アッパーレール3の上壁面3aにリベット17,22とナット18により固定された固定ブラケット14に、段付きピン19を介して回動自在に連結されている。
操作ブラケット12の一端は操作レバー11と連結され、他端にはアッパーレール3の上壁面3aに形成された開口部24を通して、ロック部材9の当接面9aと当接する当接部25が形成されている。操作レバー11を引き上げたとき、操作ブラケット12が段付きピン19を回動中心として回動し、回動した操作ブラケット12により当接部25がロック部材9の当接面9aを下方に押圧して、ロック部材9を回動させる。こうして、操作レバー11の操作によりロック部材9のロアレール2とアッパーレール3との噛合が解除される。
上記のように、本実施形態のシートスライド装置1は、アッパーレール3がスチールボール7,8によりロアレール2対して相対移動可能であり、ロック部材9が操作レバー11の操作により回動してロックと解除が切り替わる構成であるが、ここで用いられるロアレール2とアッパーレール3の材料をCFRPとすることで、ロック部材9とのロック等の強度を十分に確保した上でレールの軽量化を図ることができる。
また、従来のシートスライド装置では、レール自体に切り起こし部又は突起を形成して、それをスチールボールの移動範囲を規制するストッパーとしていたが、本実施形態では、図4に示すように別部材であるスチール製のストッパープレート4をロアレール2の底壁面2aに設けて、スチールボール8のストッパーとしている。
ストッパープレート4は、車両前後方向に延びる板状であって、外方に突出した規制片4a,4bを有し、ロアレール2の底壁面2aにリベット16,26により前後フット5と共にカシメ固定される。アッパーレール3を前方に一定距離移動させた場合、スチールボール8が規制片4aに当接して停止するようになっており、逆にアッパーレール3を後方へ一定距離移動させた場合、規制片4bに当接して停止するようになっている。
こうして、ストッパープレート4を設けることにより、スチールボール8の移動範囲を規制するストッパーを容易に形成することができ、レール成形後の切り起こし部又は突起を形成する加工を不要とすることができる。
また、スチール製のストッパープレート4を前後フット5と共にCFRP製のロアレール2にカシメ固定したことで、カシメ固定部の強度を向上させることができる。
シートスライド装置1の斜視図 シートスライド装置1の分解斜視図 アッパーレール3の内部を示す正面図 ストッパープレート4の取付部を示す斜視図
符号の説明
1 シートスライド装置
2 ロアレール
3 アッパーレール
4 ストッパープレート
5 フット
6 リテーナー
7 スチールボール
8 スチールボール
9 ロック部材
10 ロック爪
11 操作レバー
12 操作ブラケット
13 係止片
14 固定ブラケット
15 スプリング
16 リベット

Claims (1)

  1. 車体に固定されるロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対して摺動可能なアッパーレールと、前記ロアレールと前記アッパーレールの間に配置され前記アッパーレールの摺動を円滑にする摺動子と、前記ロアレールに形成された被係合部及び前記アッパーレールに形成された被係合部と係脱可能なロック部材を有し、
    前記ロアレール及び前記アッパーレールに炭素繊維強化プラスチックを材料として用いたシートスライド装置であって、
    前記摺動子の移動を規制する規制部が形成されたストッパープレートを、前記ロアレールに設けたことを特徴とするシートスライド装置。
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