JP2017202736A - シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック状態からアンロック状態に切り換えるための操作を、乗員が常に軽い力でスムーズに行うことのできるシートスライド装置を提供する。
【解決手段】シートスライド装置100は、アッパレール2に保持される部材であって、ロック状態においてはロアレール1の一部である被当接面5aに当接した状態となり、アンロック状態においては被当接面5aから離間した状態となる可動部材29を備える。
可動部材29のうち、ロック状態において被当接面5aと傾斜面16aとの間に挟み込まれる部分の少なくとも一部が、可動部材29の他の部分よりも硬質の部材で形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両に設けられるシートスライド装置に関する。
シートスライド装置は、車両に設けられたシート(座席)を前後方向に移動可能とする装置である。シートスライド装置は、車両のフロアに固定されるロアレールと、シートの底部に固定されるアッパレールとを有しており、アッパレールがロアレールに対して移動可能な状態で支持された構成となっている。
通常時においては、ロアレールに対するアッパレールの移動が規制された状態、すなわちロック状態となっている。乗員がレバーを操作し、上記ロック状態が解除されているときにのみ、アッパレールと共にシートを前後方向に移動させることができる。
ロック状態が解除されているとき(このときの状態を、以下では「アンロック状態」とも称する)においては、乗員がシートをスムーズに移動させ得るように、ロアレールとアッパレールとの間における摺動抵抗は小さい方がよい。このため、ロアレールとアッパレールとの間には僅かな隙間が形成されていることが望ましい。
しかしながら、ロアレールとアッパレールとの間において常に隙間が形成されていると、ロック状態においては、ロアレールに対するアッパレールのがたつきが生じてしまうこととなる。このため、ロック状態においては、ロアレールとアッパレールとの間には隙間が無い方が望ましい。
下記特許文献1に記載のシートスライド装置では、アッパレールの規制面とロアレールの案内面とが互いに対向しており、両者の間に可動部が介在している。アッパレールの規制面は、ロアレールの案内面に対して傾斜した面となっている。ロック状態とアンロック状態との間で切り換えが行われると、可動部は、傾斜している規制面に沿って移動する。
アンロック状態からロック状態に切り換えられる際には、可動部が案内面に近づく方向に移動する。その結果、可動部は、アッパレールの規制面とロアレールの案内面との間に押し込まれた状態となる。ロアレールとアッパレールとの間の隙間が可動部によって埋められる(つまり、可動部が楔として機能する)ことにより、がたつきの発生が抑制される。
ロック状態からアンロック状態に切り換えられる際には、可動部が案内面から遠ざかる方向に移動する。楔である可動部が抜き取られ、可動部と案内面との間には隙間が形成されるので、アッパレールは前後方向のみならず上下方向にも僅かに変位し得る状態となる。その結果、ロアレールとアッパレールとの間における摺動抵抗は小さくなるので、乗員はスムーズに座席を移動させることができる。
特許第5368516号公報
上記特許文献1に記載されているシートスライド装置の可動部は、その形状が比較的複雑なものとなっている。また、部品の寸法誤差を吸収し得るように、可動部にはその一部が弾性変形することが求められる。以上の点を考慮し、可動部はその全体が樹脂によって形成されている。
車両の走行中においては、振動の影響によって樹脂製の可動部が変形し、アッパレールの規制面とロアレールの案内面との間により深く押し込まれてしまうことがある。その場合、可動部が、規制面と案内面との間において強い力で挟み込まれた状態となる。このような状態となった後、乗員がレバー操作を行ってロック状態からアンロック状態に切り換えようとすると、上記のように可動部が強く挟み込まれていることの影響により、レバー操作のために必要な力、すなわち乗員が加えるべき力が大きくなってしまう。その結果、乗員に違和感を与えてしまう可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロック状態からアンロック状態に切り換えるための操作を、乗員が常に軽い力でスムーズに行うことのできるシートスライド装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るシートスライド装置は、車両に設けられるシートスライド装置であって、車両のフロアに固定されるロアレールと、車両のシートに固定され、ロアレールに対して移動可能な状態で支持されるアッパレールと、アッパレールの移動が規制される状態であるロック状態と、アッパレールの移動が許容される状態であるアンロック状態と、の間を切り換える動作を行うロック部材と、アッパレールに保持される部材であって、ロック状態においてはロアレールの一部である被当接面に当接した状態となり、アンロック状態においては被当接面から離間した状態となる可動部材と、ロック部材の動きに連動し、アッパレールの移動方向に沿って可動部材を移動させる連動機構と、を備える。連動機構が可動部材を移動させると、アッパレールに形成された傾斜面に沿って可動部材が案内されることにより、可動部材と被当接面との間の距離が変化するように構成されている。また、可動部材のうち、ロック状態において被当接面と傾斜面との間に挟み込まれる部分の少なくとも一部が、可動部材の他の部分よりも硬質の部材で形成されている。
このようなシートスライド装置では、ロック状態においては可動部材が被当接面と傾斜面との間に挟み込まれた状態となる。しかしながら、挟み込まれる部分の少なくとも一部が、他の部分よりも硬質の部材で形成されているので、可動部材が変形して深く押し込まれてしまうようなことが防止される。可動部材が強い力で挟み込まれてしまうことが無いので、ロック状態からアンロック状態に切り換えるための操作を、乗員が比較的軽い力でスムーズに行うことのできる状態が維持される。
本発明によれば、ロック状態からアンロック状態に切り換えるための操作を、乗員が常に軽い力でスムーズに行うことのできるシートスライド装置が提供される。
本発明の第1実施形態に係るシートスライド装置の全体形状を示す図である。 シートスライド装置の内部構造を示す図である。 ロック部材の機能を説明するための断面図である。 可動部材の機能を説明するための断面図である。 可動部材の機能を説明するための断面図である。 可動部材及びスライダの形状を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るシートスライド装置の形状を示す斜視図である。 可動部材の形状を示す斜視図である。 シートスライド装置のうち、アッパレールに形成された傾斜面の形状を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の第1実施形態に係るシートスライド装置100の構成について、図1を主に参照しながら説明する。シートスライド装置100は、車両のフロアとシート(いずれも不図示)との間に設けられ、シートを前後方向に移動(スライド)可能な状態で支持する装置である。シートスライド装置100は、ロアレール1とアッパレール2とを有している。尚、ロアレール1とアッパレール2とを組み合わせたものは、1つのシートに対して2組設けられる。
ロアレール1は、車両のフロアに固定される部材である。1つのシートの下方側に設けられた2本のロアレール1は、それぞれの長手方向を車両の前後方向に沿わせた状態で、左右方向に並ぶように設けられる。
尚、図1においては、車両の後方側から前方側に向かう方向をx方向としてx軸を設定している。また、車両の右側から左側に向かう方向をy方向としてy軸を設定している。更に、車両の下方側から上方側に向かう方向をz方向としてz軸を設定している。以降の図面においても、同様にしてx軸、y軸、z軸を設定している。
アッパレール2は、車両のシートに固定される部材である。アッパレール2は、シートの底面に対して固定される。一つのシートに固定された2本のアッパレール2は、それぞれの長手方向を車両の前後方向に沿わせた状態で、左右方向に並ぶように設けられる。アッパレール2は、その下方側に設けられたロアレール1に対し、x軸に沿って移動可能な状態で支持されている。
ロアレール1の構成について説明する。図3(a)(b)に示されるように、ロアレール1はその全体が金属板によって形成されている。ロアレール1は、底板部3と、側板部4と、上板部5と、口板部6と、を有している。
底板部3は、ロアレール1のうち最も−z方向側の部分であり、フロアに対し直接固定される部分である。底板部3は、その全体が概ね水平な平板状となっている。側板部4は、底板部3のy方向側端部、及び−y方向側端部のそれぞれから、z方向に向かって伸びるように形成された部分である。尚、図1(a)では、ロアレール1の内部に配置された腕板部14等が見えるように、側板部4の一部が切り欠かれた状態が示されている。
上板部5は、それぞれの側板部4のz方向側端部から、y方向における中央側に向かって伸びるように形成された部分である。上板部5は水平面に沿って設けられており、底板部3と対向している。上板部5のうち−z方向側の面、すなわち下方側の面は、後述の可動部29が当接する被当接面5aとなっている。尚、図1(b)では、ロアレール1の内部に配置された腕板部14等(後述)が見えるように、上板部5の一部が切り欠かれた状態が示されている。
口板部6は、それぞれの上板部5のうち側板部4とは反対側の端部から、−z方向に向かって伸びるように形成された部分である。それぞれの口板部6は互いに離間しており、それぞれが側板部4と対向している。口板部6のうち−z方向側の端部と、底板部3との間には隙間が形成されている。
一対の口板部6のうちy方向側に配置されている方には、矩形の開口10が複数形成されている。図1(a)に示されるように、開口10は、x方向に沿って1列に並ぶように形成されている。開口10は、後述のロック部材18の爪部18aが挿通される穴である。
ロアレール1の内部に形成された空間のうち、底板部3、側板部4、上板部5、及び口板部6によって囲まれている空間が、図3(a)(b)では空間9として示されている。また、底板部3と一対の口板部6とによって挟まれている空間が、図3(a)(b)では空間7として示されている。更に、一対の上板部5に挟まれている開口、すなわち空間7の上端側に形成された開口が、図3(a)(b)では開口8として示されている。
アッパレール2の構成について説明する。図3(a)(b)に示されるように、アッパレール2は2つの金属板11を組み合わせることによって形成されている。アッパレール2はその−z方向側部分において、側板部13と、腕板部14と、を有している。
側板部13は、金属板11のうち、開口8から空間7の内部に挿入されている部分である。側板部13はその大部分が口板部6と平行であり、且つ口板部6と対向するように設けられている。一対の側板部13のうちy方向側に配置されている方には、矩形の開口13aが複数形成されている。開口13aは、x方向に沿って1列に並ぶように形成されている。それぞれの開口13aの形状及び配置間隔は、開口10の形状及び配置間隔に概ね等しい。開口13aは、開口10と同様にロック部材18の爪部18aが挿通される穴である。尚、一対の側板部13の間に挟まれている空間が、図3(a)(b)では空間12として示されている。
側板部13の−z方向側における端部近傍は、y軸に沿って外側に向かい広がるように屈曲している。腕板部14は、当該屈曲部分から、空間9をz方向側に向かって伸びるように形成された部分である。腕板部14は口板部6と平行であり、空間9において口板部6と対向するように設けられている。一対の腕板部14のうちy方向側に配置されている方には、矩形の開口14aが複数形成されている。開口14aは、x方向に沿って1列に並ぶように形成されている。それぞれの開口14aの形状及び配置間隔は、開口10の形状及び配置間隔に等しい。また、それぞれの開口14aが形成されている位置のx座標は、側板部13において開口13aが形成されている位置のx座標と等しくなっている。開口14aは、開口10や開口13aと同様にロック部材18の爪部18aが挿通される穴である。
腕板部14にはローラー15が回転自在な状態で支持されている。ローラー15は底板部3の上面に載置されており、アッパレール2をx軸に沿った方向(つまり、車両の前後方向)に移動可能な状態で支えている。図1(b)に示されるように、y方向側の腕板部14には、2個のローラー15がx方向に沿って並ぶように配置されている。一方、−y方向側の腕板部14には、1個のローラー15がx方向の中央となる位置に配置されている。
ロック部材18について説明する。ロック部材18は、アッパレール2の移動が規制される状態であるロック状態と、アッパレール2の移動が許容される状態であるアンロック状態と、の間を切り換える動作を行う部材である。図3(a)にはロック状態が示されており、図3(b)にはアンロック状態が示されている。両図に示されるように、ロック部材18は屈曲した金属板により形成されている。ロック部材18は、一対の金属板11のうちy方向側に配置された方に対し、ブラケット17を介して取り付けられている。ブラケット17は、x軸と平行な回転軸19により、ロック部材18を回転自在な状態で支持している。
ロック部材18は、爪部18aと操作部18bとを有している。爪部18aは、ロック部材18の端部において複数形成されている。それぞれの爪部18aは短冊状となっており、x軸に沿って1列に並んでいる。また、それぞれの爪部18aの幅(x方向における寸法)は、開口13a、開口10、及び開口14aのそれぞれの幅よりも僅かに小さい。更に、爪部18aの配置間隔は、開口10等の配置間隔と等しくなっている。図3(a)に示されるように、ロック状態においては、爪部18aが開口13a、開口10、及び開口14aのいずれをも貫いた状態となる。これにより、ロアレール1に対するアッパレール2の移動が規制される。
操作部18bは、ロック部材18のうち、回転軸19を挟んで爪部18aとは反対側の端部に形成された部分である。操作部18bには、乗員が操作する部分であるハンドル20が連結されている。図3(a)のロック状態から、乗員がハンドル20を押し下げると、ロック部材18は回転軸19の周りに回転し、爪部18aが開口13a、開口10、及び開口14aから引き抜かれた状態となる(図3(b))。これにより、ロアレール1に対するアッパレール2の移動規制が解除され、アッパレール2がx軸に沿って移動しうる状態となる。
図1(a)(b)に示されるように、ロック部材18のうち操作部18bの近傍には、コイルばね21の一端が接続されている。コイルばね21の他端は、アッパレール2のz方向側の端部近傍に接続されている。コイルばね21により、操作部18bはz方向側に付勢されている。このため、乗員がハンドル20の操作を行っていないときには、爪部18aが開口13a等に挿通された状態、すなわち図3(a)のロック状態が維持される。
続いて、図2を主に参照しながら、シートスライド装置100の内部の構成について説明する。図2(a)(b)には、一対の金属板11のうちのうちy方向側に配置されている方の一部、及び、ロアレール1のうちy方向側(側板部4、上板部5、口板部6)の一部がそれぞれ切り欠かれた状態が示されている。図2(a)にはロック状態が示されており、図2(b)にはアンロック状態が示されている。
x軸に沿ってロック部材18の両側となる位置には、一対のレバー22が設けられている。それぞれのレバー22は概ね平板状の部材となっており、その法線方向をy軸に沿わせた状態で、回転軸23を介して金属板11に取り付けられている。回転軸23はy軸に沿った軸となっている。レバー22は、回転軸23の周りに回転自在な状態で取り付けられている。図3に示されるように、レバー22は、一対の金属板11の間に形成された隙間に収容されている。
レバー22は、上腕部24と、伝動部24aと、下腕部25とを有している。上腕部24は、レバー22のz方側端部において、更にz方向側に向けて突出している部分である。それぞれのレバー22の上腕部24にはコイルばね28の一端が接続されている。コイルばね28により、それぞれの上腕部24は互いに近づく方向に力を受けている。
伝動部24aは、上腕部24よりも低い位置において、ロック部材18側に向けて突出している部分である。図2(a)のロック状態においては、伝動部24aとロック部材との間は離間している。それぞれの上腕部24は、コイルばね28の力によって互いに近づいた状態となっている。
下腕部25は、レバー22の−z方側端部において、更に−z方向側に向けて突出している部分である。それぞれの下腕部27には、スライダ26の一端が回動自在な状態で接続されている。スライダ26は、その長手方向をx軸に沿わせた状態で配置された棒状の部材である。スライダ26のうち、下腕部27とは反対側の端部には、可動部材29が設けられている。スライダ26及び可動部材29の具体的な構成については後に説明する。
図2(b)のように、ロック部材18の操作部18bがz方向側に持ち上げられてアンロック状態になると、ロック部材18が伝動部24aに当接し、ロック部材18と共に伝動部24aも持ち上げられる。これにより、それぞれの上腕部24は、コイルばね28の力に抗しながら互いに離れる方向に移動する。また、レバー22が回転するので、それぞれの下腕部27は互いに近づく方向に移動する。その結果、それぞれのスライダ26及び可動部材29は、ロック部材18側に向かって移動する。また、アンロック状態からロック状態に戻る際には、それぞれのスライダ26及び可動部材29は、ロック部材18から遠ざかる方向に移動する。
図4乃至図6を参照しながら、スライダ26及び可動部材29の構成について説明する。尚、スライダ26及び可動部材29の実際の形状は、図6(b)の斜視図に示された形状なのであるが、図4及び図5においては当該形状が模式的に示されている。尚、図6(a)には、可動部材29の一部(後述の硬質部材35)が取り外された状態が、分解組立図として示されている。
図6(a)(b)に示されるように、本実施形態では、可動部材29の大部分(硬質部材35を除く)とスライダ26とが、樹脂により一体に形成されている。可動部材29は、中間部30と、腕部31とを有している。
中間部30は、スライダ26の端部に繋がる部分であって、一対の腕部31を支えている。図4(a)(b)に示されるように、中間部30(及びスライダ26)は空間7に収容されている。
腕部31は、中間部30のy方向側及び−y方向側の両方に設けられている。それぞれの腕部31と中間部30との間は、中間部30の−z方向側端部からy軸に沿って伸びる支持部301により接続されている。図4(a)(b)に示されるように、それぞれの腕部31は空間9に収容されている。また、それぞれの支持部301は、口板部6の−z方向側端部と底板部3との間となる位置に配置されている。
図4(a)(b)及び図6(a)(b)においては、腕部31、支持部301、及び中間部30によって囲まれた溝状の空間が、通路32として示されている。通路32には、ロアレール1の口板部6が収容されている。
腕部31には、x軸に概ね沿って貫くような、断面が矩形の貫通穴33が形成されている。当該貫通穴33には、腕板部14の端部に形成されたガイド部16が挿通されている。図5(a)(b)に示されるように、ガイド部16は、腕板部14の他の部分よりもz軸に沿った寸法(幅)が小さくなっている。また、ガイド部16は、その先端側に行くほど上板部5に近づくように、その長手方向がx軸に対して傾斜している。ガイド部16のうちz方向側の端面は、アッパレール2の一部に形成された傾斜面16aとなっている。傾斜面16aは、ロック部材18から遠ざかるほどz方向側に向かうよう、水平面に対して傾斜した面である。
貫通穴33の内壁面は、これと対向するガイド部16の表面と概ね平行となっている。このため、z方向側における貫通穴33の内壁面(つまり天面)は、傾斜面16aと同様に傾斜した面となっている。−z方向側における貫通穴33の内壁面(つまり底面)についても同様である。
腕部31のうち、貫通穴33を挟んで中間部30とは反対側となる位置には、z方向に貫く貫通穴31aが形成されている。貫通穴31aよりも側板部4側の部分は弾性壁34となっている。弾性壁34は、側板部4の内壁面に対して当接している。
尚、可動部材29及びスライダ26がロアレール1の内部に収容される前においては、可動部材29のy方向に沿った幅は、一対の側板部4に挟まれた空間の幅よりも僅かに大きくなっている。このため、可動部材29及びスライダ26がロアレール1の内部に収容された状態では、それぞれの弾性壁34が中間部30側に向けて弾性変形した状態となっている。また、同様の理由により、支持部301も僅かに弾性変形した状態となっている。可動部材29は、その大部分が樹脂で形成されているので、寸法精度の誤差をその弾性変形によって吸収し得る構成となっている。
図4(a)及び図5(a)にはロック状態が示されており、図4(b)及び図5(b)にはアンロック状態が示されている。図4(b)等に示されるアンロック状態においては、可動部材29と、上板部5の内壁面(以下、「被当接面5a」と表記する)との間には隙間が形成されている。つまり、アッパレール2に保持された部材である可動部材29が、ロアレール1の一部である被当接面5aから離間した状態となっている。このため、可動部材29と被当接面5aとの間には摩擦力等が生じておらず、ロアレール1はx軸に沿ってスムーズに移動することができる。
乗員がハンドル20を操作し、アンロック状態からロック状態に切り換えると、既に述べたように、可動部材29はロック部材18から遠ざかる方向に移動する。このとき、図5(a)に示されるように、可動部材29は傾斜面16aに沿って移動することとなるので、可動部材29と被当接面5aとの隙間は次第に小さくなって行き、最終的には0となる。このとき、可動部材29は、傾斜面16aと被当接面5aとの間に楔のように挟み込まれており、被当接面5aに対して当接し押し付けられた状態となる。その結果、可動部材29と被当接面との間には、z方向に沿った力、及びx方向に沿った摩擦力が働いている状態となる。これにより、ロアレール1とアッパレール2との間におけるがたつき(z軸に沿った相対変位)が抑制される。
以上のように、本実施形態では、ロック部材18の動きに連動し、アッパレール2の移動方向に沿って可動部材29を移動させる連動機構(レバー22、スライダ26、及びガイド部16からなる機構)を備えている。上記連動機構が可動部材29を移動させると、アッパレール2に形成された傾斜面16aに沿って可動部材29が案内されることにより、可動部材29と被当接面5aとの間の距離が変化する構成となっている。このような構成により、アンロック状態においてはアッパレール2をスムーズに移動させることを可能としながらも、ロック状態においてはアッパレール2のがたつきを抑制することが可能となっている。
ところで、可動部材29の全体が樹脂によって形成されている場合には、ロック状態において、傾斜面16aと被当接面5aとの間には、比較的柔らかい樹脂が挟み込まれることとなる。この状態で車両が走行すると、振動の影響によって樹脂製の可動部材29が変形し、傾斜面16aと被当接面5aとの間により深く押し込まれてしまうことがある。その場合、可動部材29が、傾斜面16aと被当接面5aとの間において強い力で挟み込まれた状態となってしまう。このような状態となった後、乗員がハンドル20の操作を行ってロック状態からアンロック状態に切り換えようとすると、上記のように可動部材29が強く挟み込まれていることの影響により、ハンドル20の操作のために必要な力、すなわち乗員が加えるべき力が大きくなってしまう。その結果、乗員に違和感を与えてしまう可能性がある。
また、車両の振動に伴う可動部材29の変形や撓みの生じ方によっては、可動部材29と被当接面5aとの間に隙間が生じ、アッパレール2のがたつきに伴う異音が生じてしまう可能性もある。その結果、乗員に不快感を与えてしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、可動部材29のうち傾斜面16aと被当接面5aとの間に挟み込まれる部分の一部を、他の部分よりも硬質の部材で形成することにより、上記の問題を解決している。
図6(a)に示されるように、腕部31のうち貫通穴33のz方向側となる部分には、当該部分をz軸に沿って貫く貫通穴310が形成されている。貫通穴310は貫通穴33の内部に繋がっている。当該貫通穴310には、硬質部材35がz方向側から嵌め込まれている。尚、貫通穴310は段付きの穴となっており、硬質部材35が貫通穴33の内部に落下しない構成となっている。本実施形態では、硬質部材35は(樹脂よりも硬質な)金属により形成されている。硬質部材35のうちz方向側の面351は、ロアレール1の被当接面5aと対向している。つまり、硬質部材35の面351は、ロック状態において被当接面5aに当接する部分となっている。
また、硬質部材35のうち−z方向側の面352は、貫通穴33のz方向側を区画する面となっている。このため、図4(a)(b)や図5(a)(b)に示されるように、傾斜面16aは硬質部材35の面352に当接している。
図4(a)や図5(a)に示されるロック状態においては、硬質部材35が傾斜面16aと被当接面5aとの間に挟み込まれた状態となる。硬質部材35は、樹脂よりも変形しにくく、撓みが生じにくい。このため、車両の振動が生じたとしても、硬質部材35を含む可動部材29が、傾斜面16aと被当接面5aとの間により深く押し込まれてしまうことはない。可動部材29が強い力で挟み込まれてしまうことが無いので、ロック状態からアンロック状態に切り換えるための操作を、乗員が比較的軽い力でスムーズに行うことのできる状態が維持される。
また、車両の振動に伴う可動部材29の変形や撓みはほとんど生じないので、可動部材29と被当接面5aとの間に隙間が生じてしまうことも無い。このため、アッパレール2のがたつきに伴う異音の発生についても、本実施形態では確実に防止される。
尚、本実施形態では、可動部材29のうち傾斜面16aと被当接面5aとの間に挟み込まれる部分の一部が、樹脂ではなく金属で形成された構成となっている。このような態様に替えて、可動部材29のうち傾斜面16aと被当接面5aとの間に挟み込まれる部分の全体が、樹脂ではなく金属で形成された構成としてもよい。
本実施形態では、可動部材29は、アッパレール2の移動方向(x軸に沿った方向)に沿って複数個設けられている。このため、単一の可動部材29を支点としてアッパレール2が回転する方向に力を受けてしまうようなことが無い。その結果、ロアレール1に対する
アッパレール2のがたつきが更に防止されている。
本発明の第2実施形態に係るシートスライド装置100Aについて、図7乃至9を参照しながら説明する。本実施形態では、可動部材の形状や位置についてのみ第1実施形態と異なっており、その他の構成については第1実施形態と概ね同一である。このため、以下においては、第1実施形態と相違する点についてのみ説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態に係る可動部材のことを、以下では「可動部材29A」と表記する。可動部材29Aの各部についても、例えば「硬質部材35A」のように、末尾に「A」を付して表記する。
図7には、シートスライド装置100Aの全体形状が斜視図で示されている。ただし、同図においては、ロアレール1の図示が省略されている。図8(b)には、可動部材29Aの全体形状が斜視図で示されている。また、図8(a)には、可動部材29Aの一部(硬質部材35A)が取り外された状態が、分解組立図として示されている。図9は図7と同様の図であるが、同図においては可動部材29Aの図示が省略されている。
図8(a)(b)に示されるように、可動部材29Aでは、中間部30Aと一対の腕部31Aとの間が支持部301Aで繋がっている。この点については第1実施形態と同じである。
腕部31Aには、第1実施形態のような貫通穴33が形成されておらず、その下方側部分に溝36Aが形成されている。溝36Aは、アッパレール2のうち腕板部14のz方向側端部を、内部に受け入れるための溝となっている。
図8(a)に示されるように、腕部31Aのうち溝36Aのz方向側となる部分には、当該部分をz軸に沿って貫く貫通穴310Aが形成されている。貫通穴310Aは溝36Aの内部に繋がっている。当該貫通穴310Aには、硬質部材35Aがz方向側から嵌め込まれている。尚、貫通穴310Aは段付きの穴となっており、硬質部材35Aが落下しない構成となっている。本実施形態でも、硬質部材35Aは(樹脂よりも硬質な)金属により形成されている。硬質部材35Aのうちz方向側の面351Aは、ロアレール1の被当接面5a(不図示)と対向している。つまり、硬質部材35Aの面351Aは、ロック状態において被当接面5aに当接する部分となっている。
また、硬質部材35Aのうち−z方向側の面352Aは、溝36Aのz方向側(つまり底部)を区画する面となっている。このため、腕板部14のz方向側端部(具体的には、後述の傾斜面16aA)は硬質部材35Aの面352Aに当接している。
図9に示されるように、腕板部14のうち可動部材29Aと対向する部分には切り欠き141Aが形成されている。切欠き141Aの縁(端面)のうち、ロック部材18とは反対側の部分は、傾斜面16aAとなっている。傾斜面16aAは、第1実施形態の傾斜面16aと同様に、ロック部材18から遠ざかるほどz方向側に向かうよう、水平面に対して傾斜した面となっている。硬質部材35Aはこの傾斜面16aAに当接しており、傾斜面16aAに沿って移動する。
図7にはロック状態が示されている。この状態から、乗員によるハンドル20(不図示)の操作が行われると、第1実施形態と同様の連動機構により、可動部材29Aがロック部材18に近づく方向(矢印AR1の方向)に移動する。このとき、可動部材29A及び硬質部材35Aが傾斜面16aAに沿って移動するので、硬質部材35Aと被当接面5a(不図示)との間の隙間が大きくなる。その効果については第1実施形態と同じである。
また、アンロック状態からロック状態に戻される際には、第1実施形態と同様の連動機構により、可動部材29Aがロック部材18から遠ざかる方向(矢印AR2の方向)に移動する。このとき、可動部材29A及び硬質部材35Aが傾斜面16aAに沿って移動するので、硬質部材35Aが被当接面と傾斜面16aAとの間に挟み込まれた状態となる。その効果についても第1実施形態と同じである。
本実施形態では、ロック状態となった際において被当接面5aから力を受ける部分、すなわち可動部材29Aの位置が、ローラー15に比較的近い位置となっている。このため、可動部材29Aに働く力と、ローラー15に働く力とが、アッパレール2をその長手方向において撓ませてしまうような現象が生じにくくなっている。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100,100A:シートスライド装置
1:ロアレール
2:アッパレール
29A:可動部材
30,30A:中間部
31,31A:腕部
35,35A:硬質部材
22:レバー
26:スライダ
16a,16aA:傾斜面

Claims (3)

  1. 車両に設けられるシートスライド装置であって、
    前記車両のフロアに固定されるロアレールと、
    前記車両のシートに固定され、前記ロアレールに対して移動可能な状態で支持されるアッパレールと、
    前記アッパレールの移動が規制される状態であるロック状態と、前記アッパレールの移動が許容される状態であるアンロック状態と、の間を切り換える動作を行うロック部材と、
    前記アッパレールに保持される部材であって、前記ロック状態においては前記ロアレールの一部である被当接面に当接した状態となり、前記アンロック状態においては前記被当接面から離間した状態となる可動部材と、
    前記ロック部材の動きに連動し、前記アッパレールの移動方向に沿って前記可動部材を移動させる連動機構と、を備え、
    前記連動機構が前記可動部材を移動させると、前記アッパレールに形成された傾斜面に沿って前記可動部材が案内されることにより、前記可動部材と前記被当接面との間の距離が変化するように構成されており、
    前記可動部材のうち、前記ロック状態において前記被当接面と前記傾斜面との間に挟み込まれる部分の少なくとも一部が、前記可動部材の他の部分よりも硬質の部材で形成されていることを特徴とするシートスライド装置。
  2. 前記可動部材のうち、前記ロック状態において前記被当接面と前記傾斜面との間に挟み込まれる部分の少なくとも一部は金属により形成されており、
    前記可動部材のうち他の部分は樹脂により形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のシートスライド装置。
  3. 前記可動部材は、前記アッパレールの移動方向に沿って複数個設けられている、請求項1又は2に記載のシートスライド装置。
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