JP2009543296A - 低背型ラッチコネクタ及びラッチを外すためのプルタブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子装置に使用する小型の低背型プラグコネクタは、ガイドフレームの嵌合孔(こう)と係合する一対のフックを有するラッチ部材を備え、ガイドフレーム、対向するコネクタ又はハウジングから容易に取外すことができる。フックは、フレーム又はハウジングと係合してプラグコネクタに固定されるが、該プラグコネクタにおける簡単なランプ及びローブ機構によって容易に解放される。該ランプ及びローブ機構は、プルタブのアクチュエータの水平運動をラッチ部材の垂直運動に変換し、それにより、前記フックは、上方に持上げられ、ガイドフレーム又はハウジングから係合が外される。前記プルタブは、コネクタの幅の外形内に嵌(かん)合し、ケーブルを部分的に覆う形状を有する。
【選択図】図18
【選択図】図18
Description
本発明は、小型、低背のコネクタに関し、特に、ハウジング又はガイドフレーム内に収容され、コネクタをハウジング又はガイドフレームと嵌(かん)合状態に保持するためのある種の外部ラッチを必要とするプラグを差込むことができるタイプのコネクタに関する。
SFP(Small Form Factor Pluggable)用途で使用するコネクタのような小型、低背型コネクタは、スペースが貴重な電子デバイスで必要なものである。このようなコネクタは、ルータ及びサーバと接続するために広く使用されている。これらのコネクタは小型である。しかし、このタイプの多くの電子コネクタが抱える1つの問題は、これらのコネクタが、これらのコネクタを接続する構成要素から抜けたり、外れたりしやすいことである。
コネクタ、特にプラグコネクタは、このようなコネクタを一緒にラッチすることによりその信頼性を高め、抜けにくくすることができる。「ラッチした電気コネクタ」(Latched Electrical Connector)という名称の、1999年6月29日付けのReed他の米国特許第5,915,987号は、プラグコネクタのハウジングが内蔵するラッチ機構を含むプラグ−レセプタクルコネクタ組立体を開示している。前記米国特許が開示しているコネクタのようなロッキングプラグコネクタが抱える1つの問題は、このようなコネクタを低背型高密度レセプタクルコネクタと一緒に使用することができないことである。このようなプラグコネクタのラッチ機構用のアクチュエータの大きさ及び側面位置は、システムで必要な大きさを増大する。このようなコネクタは、また、プラグコネクタを収容するために特殊な構成のハウジングを必要とする。電子デバイスでコネクタが小型になり、また、レセプタクルコネクタの密度が高くなるにつれて、プラグコネクタのラッチ機構を簡単に切離すのが増々困難になる。
2003年11月18日付けの米国特許第6,648,665号は、プラグコネクタハウジングがラッチ機構を内蔵する、他のプラグコネクタを開示している。このコネクタは、製造及び組立コストが高くなるほどの、複数の部品を含む複雑な機械的構造を有する。このコネクタは、プラグコネクタハウジングの内壁に沿って縦方向及び横方向に延在する2つのラッチ素子を使用する。このコネクタは、多くの個々の部品から成っており、製造が比較的難しく、突出するアクチュエータのために、その後端部に非常に広いスペースを必要とする。
米国特許出願第11/241,545号は、コネクタ上のラッチ部材を作動させるためのプラスチックプルタブの使用方法を開示している。しかし、このプルタブの孔(あな)部の平面的な大きさ及びサイズは、比較的小さく、狭い場所ではなかなかうまく掴(つか)めない場合がある。プルタブは、平らなものであり、ほぼ1つの平面内に位置しているので、それを高い信頼性で掴むのは更に難しくなる。
本発明は、前記欠点を克服する小型、低背のプラグを差込むことができるコネクタに関する。
したがって、本発明の一般的な目的は、対向するレセプタクルコネクタに固定するラッチ機構を備える低背型コネクタを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、高密度電子デバイスで使用することができるが、プラグコネクタハウジングに沿って位置していないラッチ機構を有し、該ラッチ機構が、組立が簡単で、容易に操作することができ、使用している構成要素の数が最少である低背型プラグコネクタを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、レセプタクルコネクタを収容するガイドフレーム又は他のハウジングと嵌合するためのコネクタを提供することである。前記コネクタはハウジングを含み、該ハウジングはケーブル内の導体に終端する複数の導電性接点を含み、前記ハウジングは、ガイドフレームの一部内に収容される前部嵌合端部を有し、また、ガイドフレームの外部に位置する本体部を更に有する。前記コネクタは、コネクタハウジングの外面に位置するラッチ機構を含み、また、ラッチ機構を、ガイドフレーム又はハウジングとの係合から切離す引張り動作に応じる手段を含む。前記本体部はコネクタの外側境界線内に本質的に嵌合するようにケーブルの輪郭に合わせて形成されている。
本発明の更にもう1つの目的は、ガイドフレームで囲まれているレセプタクルコネクタと嵌合するためのプラグコネクタを提供することである。前記プラグコネクタ及びガイドフレームは、それぞれ、各整合している第1の面を有する。前記プラグコネクタは、その第1の面の近くの上に位置する凹部を有するハウジングを含む。前記凹部は、ロールピン又はウェッジ部材を含み、前記凹部はプラグコネクタを縦方向に延在する細長いラッチ部材の一部によって覆われている。ラッチ部材は、ガイドフレームの第1の面上に形成される対応する開口部と係合することができるフック部材を含む自由端部を有する。前記ロールピン又はウェッジ部材は、それに取付けられている細長いプルタブを有し、それにより、該プルタブを引張ると、ロールピン又はウェッジ部材が移動して、ラッチ部材と接触し、フック部材を曲げてガイドフレームスロットから引出す。前記プルタブは人間工学的に設計されている。
本発明の好ましい実施形態には、各部分が矩(く)形断面を含むことが好ましい2つの部分から成るプラグコネクタハウジングから成る低背型ラッチプラグコネクタが提供される。プラグコネクタハウジングの前部、すなわち、第1の部分は、相手側レセプタクルコネクタ内に入ることができるような寸法、形状及び配置になっており、この部分は、レセプタクルコネクタ内の対向する端子と接続するための露出端子を有する嵌合端部を含む。
プラグコネクタの第2の、すなわち、後部は、対向するハウジング又はガイドフレーム内に入らないように、第1の部分より大きな断面を有することができ、そのため、プラグコネクタの本体部と見なすことができる。プラグコネクタの後部の断面も矩形状であり、それ自身の端子端部を含むことが好ましい。
プラグコネクタは、該プラグコネクタを縦方向に延在するラッチアームによって、レセプタクルコネクタ内にラッチされ、ラッチアームの後端部は、後部シェルの上部及びカンチレバー状の配置を行うために何もない第2の端部に取付けられている。バーブ又はフックは、第2の、すなわち、自由端部に配置され、これらのバーブ又はフックが、対向するガイドフレーム又はハウジングの外面内に形成されている孔部又は凹部と係合するプラグコネクタの嵌合端部で、ラッチアームの構造によってある方向に傾いている。好ましい実施形態の場合には、この傾斜方向は下方である。
スライディングアクチュエータは、ユーザが簡単な引張り動作でラッチ部材を持上げることができるようになっている。アクチュエータは、ラッチアームとプラグコネクタハウジングの外面との間に位置し、ラッチアームの下、しかし、プラグコネクタハウジングの上面の上に位置することが好ましい。アクチュエータは、プラグコネクタハウジングの一部として形成される、傾斜面上に位置する一方の端部にローブ又は拡大部を含むことが好ましい。アクチュエータがある方向、好ましくは、プラグコネクタの嵌合端部から遠ざかる方向に移動すると、ローブも同様に、傾斜面上を同じ方向に移動し、移動中にラッチアームの下面と接触し、これを持上げる。このように持上がると、係合フックを対向するハウジングとの係合から外すために、ラッチアームの自由端部及びその関連する係合フックが上に移動する。
アクチュエータは、ユーザがアクチュエータを後方に引張るために指を入れることができる後端部の指用の孔の形をしているプルタブを含むことが好ましい。アクチュエータ及びプラグコネクタハウジングは、アクチュエータの行程を制限する協働する構造を含む。好ましい実施形態の場合には、ハウジングは、外面上に形成される停止部材を有し、アクチュエータは、停止部材と係合する本体内に形成されるスロットを有する。該スロットの長さが、アクチュエータがハウジング上を移動することができる範囲を決める。
本発明の実施形態の1つにおいては、アクチュエータは、ユーザが掴むことができる、又は、アクチュエータのテール端部内に形成される開口部内に指を入れて引張ることができる開口部を有する平らな掴み端部を含む。本発明の他の実施形態においては、アクチュエータはプラグコネクタ内に入るケーブルを囲むループ状のテール部を有する。ループは、対向するガイドフレーム又はハウジングからプラグコネクタを外すために容易に掴むことができる。ループ及びアクチュエータは、プラスチック又は他の弾性材料から形成することが好ましく、プラグコネクタに接続しているケーブルを囲んでいるエリアに剛性を与えるために、金属スリーブをループ内に挿入することができる。
本発明の他の実施形態においては、プルタブは、ループの形をしているテール部を有し、ループはそれに対して平面になっていない。ループは、アクチュエータのテール端部のところで円形に形成されている薄いロッド状の部材によって画定され、該ロッド状の部材は、ロッド状の部材がコネクタ本体の横方向の寸法内に収まるように変形するか、又はそのような形状になるような人間工学的設計となっている。ロッド状の部材は、さらに、コネクタから延出するケーブル上に曲がるように構成されている。このようにして、テール部ループの後端部は、平らなテール部ループよりももっと容易に掴むことができる形状になっている。テール部ループは、平らな場合と比較すると狭い空間しか必要としないので、狭い空間内でのプラグコネクタの挿入及び取外しが容易になる。
下記の詳細な説明を読めば、本発明の前記及び他の目的、機能並びに利点をはっきりと理解することができるだろう。
下記の詳細な説明においては、図面を参照する。
図1は、本発明の原理によって組立てられた低背型プラグコネクタ10の分解斜視図である。プラグコネクタ10は、図では参照符号14及び16で示す2つの対向する端部を有する細長いコネクタハウジング12を含む。プラグコネクタ本体12の第1の、すなわち、前端部14は、プラグコネクタハウジング12の前部20の嵌合端部18を画定する。図面では、コネクタハウジング12のこの前部20は、直方体又は立方体形状をしていて、その断面は矩形状である。外部保護ガイドフレーム22内で囲まれている相手側レセプタクルコネクタ(図示せず)内の嵌合端子と電気的接触を行うために、1つ又は複数の電気的端子が、前部シェル20内に収容されている。レセプタクルコネクタ及びガイドフレームの両方は、プリント回路基板2に装着されている。
コネクタハウジングの前部20の寸法は、前端部がレセプタクルコネクタを囲むガイドフレーム22の開口部に入るようになっている。好ましい実施形態において、回路基板(図示せず)上でトレースの形をしている電気接点は、レセプタクルコネクタ内の接点又は端子と接続するために、前部20の嵌合端部18に配置される。通常、接点は、レセプタクルコネクタ24内の類似の複数の端子又は接点と嵌合するためのエッジカード又は他の類似のブレードの面に沿って配置されている。図では前部20が矩形状をしている限りは、前部20は、ガイドフレーム22の内部に挿入することができる平らな上面24を有する。
コネクタハウジング12は、通常、第1の端部14に対向する第2の(又は終端)端部16を有する。コネクタハウジング12の第2の端部16は、本明細書においては、終端端部と呼ぶことができる後端部26を有するコネクタハウジング12のより大きい本体部28の一部を画定する。該本体部28は、平行六面体に似た形を有し、同様に、矩形断面を有するが、本体部28の矩形断面は、前部20の断面より大きい。大きな本体部28と前部20との大きさが異なるので、本体部28が嵌合中、ガイドフレーム22内に入込むのを防止する。
大きな本体部28は、好ましくは、嵌合端部面24が延在する平面から分離していて、離間する平面内に配置されるそれ自身の上面30を有する。大きな本体部28は前部20より大きく、そのため、大きな本体部28の上面30は、前部20の上面24の「上に」位置していると見なすことができる。以下に、更に詳細に説明するように、大きな本体部28の第2の上面30と前部20の第1の上面24との間には高度又は高さの違いがあるので、その間に傾斜面又はランプ40を形成することができる。これが、以下に詳細に説明するようにカム面を画定する。対応する対向ガイドフレーム22からプラグコネクタ10を切離すために、傾斜ランプ面40は、アクチュエータ60の一部の横方向の並進(又は運動)をラッチアーム42の垂直運動に変換する働きをする。
図1に最もよく示されるように、コネクタハウジングの大きな本体部28の第2の上面30は、その上部で開いており、底部34及び2つの対向する側面36及び38を有し、矩形断面を有するスロット又はチャネル32と一緒に形成される。第2の上面30のチャネル32は、プラグコネクタの大きな本体部28の後端部26から傾斜面40と合流するコネクタ本体12の前端部14まで完全に延在する。
コネクタハウジング12の前部20及びコネクタハウジング12の大きな本体部28は、図面では、コネクタハウジング12の第1の端部14とコネクタ本体部28の第2の端部16との間のほぼ中央に位置する点25で合流する。図1を見れば分かるように、チャネル32は、後部シェル28の第2の端部26から傾斜ランプ面40まで延在し、該傾斜ランプ面40は、チャネルの底部34から第1の上面24に、好ましくは、前部20の第1の上面24に対して鋭角に下方に延在する。
さらに、図1を参照すると、薄く細長い矩形プラグコネクタアクチュエータ60が設置され、コネクタ本体12の第1の端部14の方向に向って、及び、第1の端部14から離れる方向に自由にスライドすることができる状態で、チャネルの対向する側面36及び38の間に位置するように、チャネル32内に入るような大きさ及び形状を有している。図では、アクチュエータ60の一方の端部、すなわち、後端部62は、容易に掴むことができるように、図1に示すようにプルタブを画定するために外側に向って広がっている。図では、アクチュエータ60の対向する、すなわち、第2の(前)端部64は、図1〜4に示されるように、水平方向の円筒に似た丸い「ローブ」形状として示す拡大部と一緒に形成され、ラッチアーム42に対して移動するカムとして作動する。
アクチュエータ60は、後端部62が、掴むことができるコネクタハウジング12の第2の端部16の前に来るように、しかし、アクチュエータ60が引かれて、コネクタ本体12の第1の端部14から遠ざかる方向にスライドした場合に、前端部64が、傾斜ランプ面40に突当たるように、全長66を有することが好ましい。理解してもらえると思うが、ランプセグメント40に対して第2の端部64が横方向に移動すると、第1の上面24及び第2の上面30の両方に対して、前端部64(ローブ)が上下に運動する。したがって、アクチュエータ60の横方向の運動は、ラッチアーム42の縦方向の運動に変換され、この運動の制限の一部は、チャネルの底部34の高さと前部20の上面24の高さとの違いによって行われる。
プラグコネクタ10は、その一部が後部シェル28の上面30に固定されている弾性カンチレバー状のラッチアーム42の自由端部に位置するフック又は「バーブ」56によって、相手側レセプタクルコネクタ22内にロック又は「ラッチ」することができる。好ましい実施形態の場合には、ラッチアーム42は比較的硬いシートメタル又はプラスチックからできている。ラッチアーム42の一方の端部44を本体部28の上面30に固定することによって、また、対向する端部46を自由にすることにより、ラッチアーム42の曲げ剛性によって、ラッチアーム42(及び該ラッチアーム42の第2の端部46のバーブ56)が、下方、すなわち、前部シェル20の第1の上面24の方向に傾斜する。屈曲点50でラッチアーム42を下方に曲げることによって、ラッチアーム42の第2の端部46のバーブ56を、ガイドフレーム22内に形成されている開口部又はスロット57と係合させることができ、それにより、プラグコネクタ10をガイドフレーム22と係合するために、ロック(すなわち、ラッチ)することができる。プラグコネクタが正しい位置に押された場合に、係合フック56が、ガイドフレームの面上に来て、開口部57内に入るように、係合フックの前方の縁部に図に示す角度を付けることができる。
図2及び3に示すように、ラッチ部材42は、ランプ面40とほぼ一致するような構成を有することが好ましい。ランプ面40と一致するようにラッチ部材42を成形することによって、ランプ面40の上に位置するラッチアーム42の下面が、アクチュエータ60の第2の端部64に形成されているローブと接触する。ローブが、コネクタ本体12の第1の端部14から遠ざかる方向に引かれているアクチュエータ60に応じて後方に移動すると、ランプ面40の上のローブの運動によって、第1の上面24及び第2の上面30の両方に対して、ラッチ部材42が上方に移動する。同様に、ローブが前方に押戻されると、ランプ面40の下のローブの運動によって、ラッチアームが下降する。該ラッチアーム42がこのように上下運動すると、係合フックがそのスロット57から上方に移動する。
通常の当業者であれば、アクチュエータ60の簡単に握った端部62を引くことによって、相手側レセプタクルコネクタからプラグコネクタ10を簡単に取外すことができ、これにより、ラッチアーム42の第2の端部46の係合フック56を、該フック56がガイドフレーム22と係合するために延在するスロット57から持上げられることを理解することができるだろう。
ラッチアーム42は、それぞれ、第1及び第2の対向する端部44、46を有する。矩形状の中央部48は、ラッチアーム42が第1の上面24の方向に下方に曲がる、第1の端部44と屈折点50との間に位置する。該屈折点50から、好ましい実施形態の場合には、第2の端部46から下方に収容スロット57内に突出する係合フック56を有するように形成される第2の端部46で終端する傾斜セグメント52が位置する。図1に示されるように、中央部48は、アクチュエータ60の上及びチャネルの底部34の上に位置する。同様に、図に示されるように、屈折点50は、ランプ面40の「上部」近くまた、その上にも位置する。屈折点50はランプセグメント40の勾(こう)配に沿って曲がる。
図2は、ガイドフレーム22内に係合しているプラグコネクタ10の側面図である。図2の挿入画は、プラグコネクタ10の拡大図であり、対向するガイドフレーム22内の孔部57内へのフック56の係合を示す。また、該係合フック56が、ガイドフレームではなくレセプタクルコネクタ内に形成することができるスロット、又は、他の開口部内に延在することも考えられるが、図にはそのことは示してない。図2は、また、鋭角でチャネルの底部34から第1の上面24に延在するランプ面40も示す。図2を見れば分かるように、アクチュエータ60のローブ付きの第2の端部64は、ランプセグメント40の面上に位置し、アクチュエータ60が、チャネル32内で縦方向に移動すると(図2に示すように)、それを上下に運動させる。
図3は、プラグコネクタ10の他の側面図であるが、コネクタの「左」に更に移動し、そのため、ランプ面40で上昇したアクチュエータ60のローブ付きの第2の端部64を示す。図3を見れば分かるように、アクチュエータ60が図3の左に移動すると、ローブ付きの第2の端部64が上昇し、ラッチアーム42を上昇させ、係合フック56をガイドフレーム22内のスロット57から引出し、ガイドフレームから取外すためにプラグコネクタ10を解放する。アクチュエータ60が後方に広がっているので、隙(すき)間が最少で、自由スペースが貴重なサーバ及びルータ用途で、このようなタイプのラッチ機構を収容するのが楽になる。
最後に、図4は、ガイドフレーム22内のスロット57内に延在しているために見ることができない係合フック56とともにガイドフレーム22内に設置されているプラグコネクタ10の斜視図である。係合フック56がこのように係合すると、プラグコネクタ10をガイドフレーム22から取外すことができなくなり、前部20内の接点とレセプタクルコネクタ24内の相手側接点との間の電気接続の完全性を確実にするのを助ける。
プラグコネクタを正しい位置に保持するプラグコネクタの係合フック56は、アクチュエータ60の自由な後端部62を引くことによって、その対応するスロット57との係合から容易に取外すことができる。アクチュエータ60は、プラスチック若しくは金属又は他の類似の材料から形成することができる。すでに説明したように、また、図2及び3に示すように、ガイドフレーム22から遠ざかる方向にアクチュエータ60を引くと、ラッチアーム42が上方に移動し、それとともに係合フック56が移動し、プラグコネクタをガイドフレーム22の係合から解放する。
図の好ましい実施形態においては、後部シェル28の上面30に形成されているチャネル32は、ラッチアーム42の第1の端部44がそうであるように、(コネクタハウジング12を上から見た場合)「T」字形をしている。プラグコネクタ10の他の同等の実施形態は、直線状のチャネル32、すなわち、何らの横への延在及びチャネル32を跨(また)ぐラッチアーム42も含まない、コネクタ本体12の第2の端部16からランプ面40に直接延在するチャネルの使用を含むことができる。さらに、もう1つの実施形態は、下に位置する係合解除部材60のスライド運動が干渉を受けないように、第1の端部44が丸いか又は平なべ状であるラッチアーム42を考えている。しかし、チャネル32を「T」字形にすることによって、また、ラッチアーム42の第1の端部44をこのような嵌合形状にすることによって、チャネル32が形成される後部シェルの材料は、プラグコネクタ10上に加わる力により、ラッチアーム42上に加わる取外し力に抵抗する構造となる。ラッチアーム42は、ばね鋼又は硬質プラスチックであることが好ましい。このラッチアームは、リベット、接着剤又はねじによって後部シェル28の上面30に取付けられる。
プラグコネクタ10の他の実施形態は、アクチュエータ60を考え、後端部62は、掴みやすくするために特定の表面処理を含むことができる。掴みやすくするために、後端部62に波形、窪(くぼ)み又は点刻を追加することができる。さらに、他の実施形態の場合には、ファブリック又は他の柔軟なストリップを取付けることができる後端部に引紐(ひも)を付けて、取外す特定のプラグコネクタの識別を容易にするアクチュエータを掴むための更にもう1つの改善された構造を提供することができる。
コネクタハウジング12は、プラグコネクタの内部を通る信号をEMIシールドするために、その外面を金属処理することができる成形プラスチックであることが好ましい。他の実施形態の場合には、コネクタハウジング12は、ダイキャスト又は金属からの打抜であってもよい。
図5〜12は、本発明の原理によって組立てられたプラグコネクタ200の他の実施形態を示す。図5に示すように、このコネクタ100は、コネクタを協働して画定する2つの半割体、すなわち、上部の半割体104及び底部の半割体105から成るコネクタハウジング102を含む。該コネクタハウジング102は、前方の嵌合部分107及び後の終端部分106を有する。嵌合部分107は、米国特許出願第11/176,515号が図示し、開示しているタイプのコネクタと嵌合する、通常、回路カード上の導電性トレースの形をしている複数の電気接点を収容する。前記米国特許出願は、参照によって本明細書に組込むものとする。
終端部分106は中空であり、ケーブル1025内に包囲されるワイヤ(図示せず)の自由端部を収容する。ケーブル1025は、後壁部内の開口部を通して終端部分106に入って、個々のケーブルワイヤは、はんだ付等のような当業者であれば周知の手段により、内部の回路カード1020のトレースに終端する。すでに説明したように、終端部分106は、嵌合部分107より大きく、そのため、対向するコネクタハウジング又はガイドフレーム内にプラグコネクタを挿入することができる深さが制限される。そのため、終端部分106の前壁部すなわち縁部157を、プラグコネクタ100の停止面と見なすことができる。
コネクタは、T字形アームの形をしており、その横方向に延在する2つのウィング部123及び端部122を有する細長い本体部121を含む、選択的に操作することができるラッチ部材120を含む。端部122(及び、好ましくは、本体部121)は、図7ではギャップ128として示され、その間に空洞又は凹部を形成するために、ウィング部123に対して若干隆起している。該ウィング部123は、リベット140のような固定具を収容するその内部に形成された孔部を有し、これら固定具140は、その自由端又はラッチ端125に対して固定されるラッチ部材120の後部を保持する。
ラッチ端125は、自由に曲げることができ、ラッチ端から下方に延在するラグ又はフック127の形をしている1つ又は複数の係合部材を含む。ラッチ端125は、また、ラッチ部材の一部として容易に打抜及び形成することができる、ある角度を有する部分又は傾斜部126によって、ラッチ部材の本体部121から分離している。ラッチ端125は、スペースE(図9)が画定されるように、好ましくは、終端部の前縁部157から遠ざかる方向に、係合フック127から分離するだけの十分な広がりを有する。このスペースは、プラグコネクタ100と挿入されるハウジングとの間に、EMIシールドを提供するために使用するリングガスケット130を収容する。該ガスケット130は、当業者であれば周知の方法で導電性にするために、導電性物質を含む弾性材料の連続しているバンドから形成することが好ましい。係合フック127のスペースによって、嵌合部分107は、ガスケット160及びラッチ部材120の前端部125の両方を収容することができる。
プラグコネクタ100は、また、対向するハウジング又はガイドフレームとのロック係合においてラッチ部材を移動して入ったり出たりさせるアクチュエータを含む。該アクチュエータ110は、図に示すように、細長い本体部111、作動端112、及び、その内部に形成されている開口部114を有する操作端113を有する細長い形をしていることが好ましい。ユーザは、アクチュエータを引張って、それにより、ラッチアームを上下に移動させるために、開口部114内に指を入れることもできるし、開口部114を囲むリングを掴むこともできる。アクチュエータの本体部は、コネクタハウジング内に形成され、ギャップ28によって一部が画定されているチャネルすなわち凹部150内に保持されている。このチャネル150は、コネクタハウジングを縦方向に延在する本体部151、後部155、2つのウィング部154及び前部152を含む。
作動端112は、アクチュエータの本体部111に対してずれた状態で配置されていることが好ましく、円筒状のピン又はローブ117として図に示される横部材を含む。このずれは、ピン117を本体部112に結合するある角度を有する広がり116によって形成することができる。アクチュエータの本体部114は、チャネル150内に位置する。
該チャネル150は、さらに、前端部152の近くに傾斜面153を含み、図12Bに最もよく示されるように、アクチュエータ110の端部のローブ117を収容する。チャネル150の傾斜面153は、コネクタハウジングの傾斜面153とラッチ部材150との間にローブ117を収容する囲いを画定する。このような収容及び傾斜面は、引く又は押す場合、アクチュエータの横方向の運動を、ラッチ部材120のラッチ端125の上方への運動に変換する。アクチュエータ110が後方に引張られると、ローブ117は、傾斜面153に沿って上昇し、ラッチ部材120の下面と接触する。引続きアクチュエータ110を引張ると、ローブ117はラッチ部材の本体部121と接触し、それを持上げる。ラッチ部材110はカンチレバーの性質を有しているので、ラッチ部材の自由端部125だけが動くことができ、それにより、係合フック127が対向するガイドフレーム又はハウジング内の開口部から外れる。
アクチュエータのスライド運動を容易にするために、本体部121をコネクタハウジング102から上昇させることができる。この上昇は、ラッチ部材120の2つのウィング部123から本体部121をずらすことによって行うことができる。図6及び7に最もよく示されるように、このギャップ128は、ウィング部123をラッチ部材の本体部121に結合しているある角度を有する部分124の高さと等しい。リベット又は他の類似の固定具140は、後端部近くのラッチ部材を、コネクタハウジングに固定するために使用することができる。
アクチュエータを引くことができる範囲を制限するための手段を供給するために、停止部材がコネクタハウジング上に設けられ、チャネル150内に位置する。この停止部材は、チャネル150の基部から隆起している隆起ラグすなわち突起156の形に示されている。スロット115がアクチュエータの本体部111内に形成されているが、好ましくは、このスロットは、停止部材156の長さより長い細長い縦方向の長さを有する。図6にTで示す差異は、オペレータがローブ117を後方に引くことができる「範囲」又は距離である。この停止部材156は、アクチュエータがラッチ部材120の下側からその位置に引出され、プラグコネクタハウジングから出てしまうのを防止する。
本発明のプラグコネクタは、また、コネクタを対向するコネクタと係合するためにある方向に向け、又は、固定するための手段を備えることもできる。図5〜7に、対向するガイドフレーム又はハウジング上の対応する突起と係合するための、嵌合部分107の上面に形成されている中央スロット160としてこのような手段を示す。このような手段は、また、嵌合部分107の側面内に形成され、また、ガイドフレーム又はハウジングの側面からの突起と係合するための、1つ又は複数の(及び好ましくは一対の)スロット161を含むこともできる。図に示すように、中央スロット160は、ラッチ部材120と整合しており、そのため、プラグコネクタをガイドフレーム又はハウジング内に挿入した場合、このスロットはラッチ部材120の係合フック127を対向する開口部と整合するのを助けることができる。
図13〜15は、アクチュエータ220が前記の構成とは異なる構成を有する、本発明のプラグコネクタ200の他の実施形態である。コネクタ200は、それぞれが内部に複数のワイヤを含む、複数のケーブル1025を収容するハウジング201を有する。該ハウジング201は、嵌合部として回路カード205を支持し、前縁部は、コネクタハウジング201から遠ざかる方向に前方に向って延在する。コネクタは、前端部212に形成されている、一対の係合フック211を有する前記タイプのラッチ部材210を含む。該ラッチ部材210は、中央本体部214の側面に延在する2つのウィング部213を有し、これらのウィング部213は、アクチュエータ220を囲むようにコネクタハウジングに固定される。
図14は、ラッチ部材210を取外したコネクタハウジング201上の正しい位置に位置するアクチュエータ220を示す。この図は、また、このアクチュエータが、コネクタハウジングの上面に形成されているチャネル218内に収容される本体部221を示す。アクチュエータは、カムとしての働きをし、ローブとして示す拡大部、又は、アクチュエータの本体部221に対して横方向又は横に延在する円筒状のピン222を含む自由端を有する。ある角度を有する部分223は、本体部221に対してローブをずらすために、ローブ222と本体部221との間に位置する。アクチュエータは、また、アクチュエータ220の縦方向の範囲を制限するために、ラグ224を収容するスロット224も備える。
図15は、前記実施形態を有するこのアクチュエータ220の構造の違いを最もよく示す。アクチュエータの本体部221は、その横方向に本体部221まで続いているループ部225と嵌合する。該ループ部225は、比較的厚く、十分に丈夫で信頼性の高い掴み面を提供するために、内部に金属スリーブ229を収容する内部環状スロット228を含む。そうしたい場合には、ループは、掴み面をしっかりとしたものにするために、隆起部226を備えることができる。アクチュエータ220の前端部は、また、チャネル249の傾斜面250上での移動を容易にするために若干下向きに形成することができる。このような構造にすると、簡単な押引き動作で、オペレータは、係合フックを上下に動かすことができる。
図16及び17は、本発明のコネクタの他の実施形態であるが、アクチュエータは複数の部材からできている。図では、プラグコネクタ300は、後部から入る多重ワイヤケーブル1025を有する。このコネクタは、図では、2つの部分、すなわち、対向するコネクタ(図示せず)のガイドフレーム又はハウジング内に挿入される前方の嵌合部分302、及び、ケーブル1025のワイヤの露出端部を保持する後部301を有するハウジングを有する。これらのワイヤは、コネクタ用の好適なタイプの嵌合ブレードとしての働きをする回路カード325に終端する。後部301は、嵌合部分302より大きく、したがって、側面のうちの1つから見た場合、「段が付いている」ように見える。大きさが違うので、プラグコネクタ300を相手側コネクタと係合する場合、あまり深く挿入することができないようになっている。
柔軟なEMIガスケット330が提供され、該ガスケットは嵌合部分302を囲み、使用の際にEMI放射線を密封するために後部301の面の近くに位置する。後部301は、ラッチ組立体を収容するために、その内部に形成されているチャネル320を有する。このチャネル320は、上に位置するアクチュエータに対して、カム面を提供するため前縁部に傾斜面321を有する。このチャネルは、さらに、該チャネル320内に隆起する一対のブロック340を含み、各ブロック340は、介在空気スペースによって、チャネル320の面から離間して、それと一緒に形成されている保持部341を有する。
ラッチ組立体は、細長い本体部305に対して横方向に延在するウィング又はアーム部307を有するほぼT字形の形状を有するラッチ部材304を含む。一対のクリップ307は、ウィング部306の端部に配置されていて、1つ又は複数の係合フック308がラッチ部材304の前端部に配置される。アクチュエータ310が提供され、対向するガイドフレーム又はハウジング(図示せず)内に形成されている開口部と係合する係合フック308を上下に動かすための手段としての働きをする。ベースプレート3060が提供され、チャネル320内に位置する。ベースプレートは、遠ざかる方向に延在し、チャネル320、特に、その傾斜面321と接触する一対の脚部すなわちラグ3080を有する。ベースプレート3060は、端部に形成される一対の戻りアーム3070を有し、また、後端部上に形成されているプルリング、及び、その前縁部のところで介在スペース314によって分離している一対のアームを有し、それにより、アクチュエータハンドル311と係合する1つ又は複数の突起3050を含む。これらのアームは、ベースプレート3060の突起3050と係合する開口部312を含む。
プルリング303を後方に引くと、アクチュエータハンドル311も後方に移動する。該アクチュエータハンドルは、開口部312及びベースプレートの突起によってベースプレートに接続しているので、該ベースプレートが後方に移動すると、ラッチ部材304に対して傾斜面321上で起上がり、それにより、係合フック308を対向するガイドフレーム又はハウジング内の開口部との係合から持上げる。アクチュエータハンドルを後方に引くことができる距離は、ブロック340の保持部341間のスロット内に一部収容されているラッチ部材の2つのクリップ307によって制御される。該クリップ307は、アクチュエータハンドル311の側部の縁に沿って形成されるスロット313内に更に収容される。それにより、アクチュエータハンドルが移動することができる範囲を限定する。アクチュエータハンドルが後方に引かれると、ベースプレートの戻りアーム3070は、ブロック340の前縁部に接触し、それを支え、これらの戻りアームは、プルリング303を解放した場合、アクチュエータハンドル311を元の位置に戻すために前方へのバイアス力を提供する。
図18〜22は、本発明の原理により組立てられ、別の構造のプルタブのアクチュエータを使用する他のコネクタ400を示す。該コネクタ400は、もっと大きい回路基板に装着されているコネクタと嵌合する、回路基板406を部分的に囲んでいるノーズ部404を含む本体部402を有する。コネクタは、前記実施形態の場合のように、プルタブ410の形をしているアクチュエータを収容するチャネル408を有する。カバー及びラッチ部材407は、チャネル及びプルタブ410上に位置していて、固定具418によって固定されている。プルタブ410は、チャネル408を貫通して延在する本体部411を有し、タブは、図22に示すように、コネクタの1つの部材と係合し、タブを正しい位置に保持するための開口部419を含むことができる。タブは、さらに、ラッチ部材407及びそのラッチ端部409を持上げるためのロールピン421のその前端部のところで終端する。他の実施形態の場合のように、プルタブ410は、プラスチック又は金属から形成することができる。
図22は、プルタブ410を分離して示す。プルタブ410は、そのテール端部のところに位置する握り部413を含み、好ましくは、該握り部413は、図に示す閉ループを画定するロッド状部材から形成することが好ましい。ループは、特別に構成され、特定の「波状の」輪郭をしている。ループは、それぞれ前部及び後部415a、415b及び側部417a、417bを有する。側部417a、417bは、前部及び後部415a、415bに対して下を向いているので、握り部413は、全体を逆さにした半円形すなわちU字形になっている。図21はそれを最もはっきりと示す。重要なことは、側部417a、417bの外面間で測定した握りの幅WLが、コネクタ本体部WMとほぼ等しいか、狭いことである。「ほぼ等しい」という用語は、握り部の小さな部分が、図に示すように、コネクタ本体の側縁部を越えて延在することができることを意味する。それゆえ、握り部は、コネクタの背部から突出ているケーブルを部分的に包込むような輪郭を有する。側部417a、417bは、図20に最もはっきり示すように、前部及び後部415a、415bの高度より低い高度にまで沈込んでいるが、この沈込みはケーブルの頂部から測定することができ、図20に示すように線CDで表される。図20に示すように、沈込みの全長すなわち全高はDPである。この沈込みによって、握り部は、ケーブル1025を少なくとも部分的に包込むことができる。
輪郭がこのようになっているので、ユーザはもっと容易に握り部を掴むことができ、握りの幅がコネクタ本体の縁部内の距離に短縮し、そのため、前記実施形態のコネクタの場合に起こるような干渉を全く起こすことなく、複数のコネクタを並べて使用することができる。
今まで、本発明の好ましい実施形態を図示し、説明してきたが、当業者であればその範囲を添付の特許請求の範囲に示す本発明の精神から逸脱することなしに、本発明を種々に変更及び修正することができることを理解することができるだろう。
Claims (11)
- プラグコネクタであって、
前部及び後部を備えるプラグコネクタ本体であって、前記前部が第1の面を含み、相手方レセプタクルコネクタ内に嵌入するサイズであり、前記後部が前記プラグコネクタ本体上における第1の面より高い位置に配置される第2の面を備えるプラグコネクタ本体と、
前記後部の第2の面に取付けられる第1の端部と、該第1の端部からカンチレバー状に延出する第2の端部とを含み、該第2の端部が、前記後部の第2の面及び前記前部の第1の面の一部の上方に延在するラッチ部材と、
前記後部を越えて突出する第1の端部と、前記前部に向って延在する第2の端部とを備えるアクチュエータであって、該アクチュエータの一部が前記ラッチ部材と前記後部の第2の面との間に介在し、前記アクチュエータは、前記前部に離接する前記アクチュエータの動きによって、前記ラッチ部材の第2の端部が前記前部の第1の側面に対して上下に移動するような大きさ、構造及び配置を備え、前記アクチュエータの第1の端部が、連続するロッド状部材によって画定される円形の握り部を含み、前記ロッド状部材が、前部、後部及び側部を含み、該側部が、前記コネクタに接続されるケーブルの輪郭の少なくとも一部に倣うように、前記ロッド状部材の前部及び後部よりも低く沈込んでいるアクチュエータと、
を有するプラグコネクタ。 - 前記握り部が、前記コネクタ本体の幅とほぼ等しいか、又は、それより狭い幅を備える、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記握り部が平らでない形状を備える、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記アクチュエータがプラスチックから形成される、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記アクチュエータが金属から形成される、請求項1に記載のコネクタ。
- 選択的に操作可能なラッチ部材を有するコネクタであって、
前端部の寸法が後端部の寸法より小さな対向する前端部及び後端部を備える本体部と、
対向する前端部と後端部とを備えるラッチ部材であって、該ラッチ部材の前端部が前記コネクタの前端部の近くに配置されるように、更に、カンチレバー状に前記コネクタ本体部に装着され、前記ラッチ部材の前端部が選択的に垂直方向に動作可能であるラッチ部材と、
前記ラッチ部材と本体部との間に少なくとも部分的に介在するアクチュエータであって、前記ラッチ部材の前端部の近くに配置された前端部を備え、前記アクチュエータの直線動作によって、前記ラッチ部材の第2の端部が、前記前部の第1の側面に対して上下し、前記アクチュエータは、前記前端部に対向する後端部を含み、該後端部が連続するループによって画定される平らでない握り部を含むアクチュエータと、
を有するコネクタ。 - 前記連続するループが、別個の前部、後部及び側部を備える、請求項6に記載のコネクタ。
- 前記コネクタの後部から見て、前記ループの側部は、逆半円形状を画定するように前記前部及び後部よりも低く沈込んでいる、請求項7に記載のコネクタ。
- 前記ループの前部、後部及び側部が、前記コネクタに接続される前記ケーブルから離間して配置される、請求項8に記載のコネクタ。
- 前記ループの前部、後部及び側部が、前記コネクタに接続されるケーブルの外側の輪郭の少なくとも一部に倣う、請求項7に記載のコネクタ。
- 前記ループがロッド状部材から形成される、請求項6に記載のコネクタ。
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