JP2009541445A - テアニン誘導体、その使用、およびそれを製造するための方法 - Google Patents

テアニン誘導体、その使用、およびそれを製造するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ペプチドを含み、テアニンおよび/またはテアニン様構造物を含む化合物(1)を提供する。これらの化合物は、心理学的効果を送達してよく、および/または貯蔵安定性を増強してよい。また、テアニンまたはその誘導体を、少なくとも1種類のアミノ酸またはその誘導体と反応させることにより、請求項1において定義される式(1)の化合物を製造する方法もまた提供される。

Description

本発明は、アミノ酸テアニン(theanine)の誘導体に関する。本発明はまた、医薬、化粧品、および食品組成物中におけるそのような化合物の使用、ならびにそれらを製造するための方法にも関する。
人体の心理的および身体的側面を増強することができる食品および飲料製品が、次第に一般的になってきている。特に、心理的鋭敏さが増強した状態を生み出す製品が特に商業的に有用である。
テアニンは、植物界において、茶(カメラ・シネンシス、Camellia sinensis)において独自に見出されるアミノ酸である。テアニンは、人の身体および心理に対する無数の有利な効果を有することが見出されている。例えば、テアニンが、ヒトの脳におけるアルファ波を刺激し、個人に対してリラックスした、しかし敏感な感覚を付与することが報告されている。これらの心理学的効果は特に、特定の投与レベルにおいて明白である。例えば、国際特許出願WO2006/061097 (Unilever PLC et al.)には、特定のレベルのチアミン及びカフェインを含み、その組成物を消費する個人の集中力、精神集中、および/または注意力に顕著な改善をもたらす、消費されうる組成物が記載されている。欧州特許出願EP 1 393 126 A (Taiyo Kagaku KK) にもまた、チアミンを含む、心理的集中力を改善する組成物が開示されている。
茶は比較的テアニンが豊富であるにもかかわらず、実際にはテアニンは茶植物材質における抽出茶固体の1重量%のみを含む。そのため、テアニンのレベルが増強された製品に対する需要の増加を満たすために、合成テアニン(例えば、Tayio Kagaku製のサンテアニン(登録商標))が開発されてきた。さらに、テアニンは水溶液中で不安定であり、特に低pHで、容易に加水分解される。それゆえ、製品保存期間全体にわたり有効性を保持することを保証するために、非常に高いレベルのテアニンを製品中に含むことが配合者には求められる。
それゆえ出願人は、テアニンの心理学的効果を送達する、および/または貯蔵安定性を増強するであろう新規分子が必要とされていることを認識していた。出願人は、この主題は、テアニンおよび/またはテアニン様部分を含む化合物を提供することにより解決されてよいことを見出した。
<定義>
アミノ酸側鎖
アミノ酸は、一般式(B):
Figure 2009541445
による。
ここで「アミノ酸の側鎖」の語は、一般式(B)における基R'により表されるアミノ酸のその部分を指す。
テアニン
テアニンは、グルタミン側鎖を有するアミノ酸であり、ここで側鎖のアミド基はエチル置換である。それゆえテアニンはまた、N-ガンマ-エチルグルタミンまたは5-N-エチルグルタミンとしても知られ、式(A):
Figure 2009541445
を有する。
天然存在形態はL-テアニン(N-ガンマ-エチル-L-グルタミン)であり、ここでキラル中心(すなわち、式(A)で*により示されるα-炭素)は、(S)-立体化学(stereochemistry)を有する。しかし、他で別途特定されない限り、ここで使用されるテアニンの語は、L-テアニン、D-テアニン(すなわち、キラル中心が(R)-立体化学を有する)、およびその混合物を包含する。最も高い生物活性を有すると信じられているために、L-テアニンが好ましい。
「テアニン残基」により、式(C):
Figure 2009541445
による部分が意味される。
X1、X2、およびX3
ここでX1基は、一般的なアルキル基を表すために用いられ、直鎖、環状または分枝アルキルおよびその誘導体から選択される。そのような誘導体は、ヒドロキシアルキルのようなヘテロ原子を有するアルキル、アミン官能基を有するアルキル、および/またはカルボキシ官能基を有するアルキルを含む。好ましいアルキルは、C1-C8アルキルである。例えば、前記アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t-ブチル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、ヘプチルまたはオクチルであってよい。
ここでX2基は、一般的なアルケニル基を表すために用いられ、直鎖、環状または分枝アルケニルおよびその誘導体から選択される。そのような誘導体は、ヒドロキシアルケニルのようなヘテロ原子を有するアルケニル、アミン官能基を有するアルケニル、および/またはカルボキシ官能基を有するアルケニルを含む。好ましいアルケニルは、C1-C8アルケニルである。例えば、前記アルケニルは、エテニル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、t-ブテニル、ペンテニル、シクロペンテニル、ヘキセニル、シクロヘキセニル、ヘプテニルまたはオクテニルであってよい。アルケニルの語はまた、ジエニルおよびより高いレベルの不飽和を含有する。
ここでX3基は、一般的なアリール基を表すために用いられ、芳香族基およびその誘導体から選択される。そのような誘導体は、ヒドロキシアリールのようなヘテロ原子を有するアリール、アミン官能基を有するアリール、および/またはカルボキシ官能基を有するアリールを含む。好ましいアリールは、C6-C12アリールである。例えば、前記アリールは、フェニル、アルキルフェニル、ベンジル、アルキルベンジルまたはナフチルであってよい。
ペプチド
ここで「ペプチド」の語は、少なくとも1個のペプチド結合で結合される2個またはそれ以上のアミノ酸を含む化合物を意味する。
国際特許出願WO2006/061097 欧州特許出願EP 1 393 126 A
V.A. Basiuk et al.、Synthesis- Stuttgart, 1992, 5, pp. 449-451
第一の態様において、本発明は一般式(1):
Figure 2009541445
の化合物を提供する。
[前記式中、R1、R2、およびR3はそれぞれ独立に、H、C(O)X、およびC(O)OXからなる群より選択され、ここでR1、R2、およびR3のそれぞれに対して、Xは独立にH、X1、X2、およびX3からなる群より選択され;
R4はアミノ酸またはその誘導体の側鎖であり;および
Y1、Y2、およびY3はそれぞれ独立にC=O、
Figure 2009541445
からなる群より選択され、ここでQおよびQ'はそれぞれ独立にO,N,およびSからなる群より選択され、nは1または2である]
一般式(1)の化合物は、テアニンの心理学的効果を送達し、および/または貯蔵安定性を増強してよい。
さらなる態様において、本発明は、少なくとも2個のテアニン残基を含むペプチドである化合物を提供する。そのようなペプチドは、テアニンの心理学的効果を送達し、および/または貯蔵安定性を増強してよい。
またさらなる態様において、本発明は、本発明の化合物を含む組成物を提供する。これらの組成物は、好ましくは医薬、化粧品または食料品のいずれかとして、個人に化合物を投与するために適している。
またさらなる態様において、本発明は、医薬としてまたは医薬の調製において、本発明の化合物または組成物を使用することを提供する。特に、集中力、精神集中、および/または注意力に顕著な改善をもたらす;ならびに/あるいは睡眠の質に顕著な改善をもたらす;ならびに/あるいは創造性に顕著な改善をもたらす;ならびに/あるいは免疫系の能力を維持するまたは改善する;ならびに/あるいは消化を改善する;ならびに/あるいは体重を管理する;ならびに/あるいは心理的ストレスを軽減する;ならびに/あるいは行動傷害を治療する;ならびに/あるいは月経前症候群を治療する;ならびに/あるいは頭痛および/または片頭痛を治療するために、本発明の化合物を個人に投与してよい。
またさらなる態様において、本発明は、本発明の化合物を製造するための方法を提供する。前記方法は、テアニンまたはその誘導体を、少なくとも1種のアミノ酸またはその誘導体と反応させる工程を含む。この方法によって、本発明の化合物に至る比較的単純な経路が可能となり、およびすぐに利用可能な原料、すなわちアミノ酸およびその誘導体が利用される。
詳細な記述
化合物
本発明は、一般式(1):
Figure 2009541445
の化合物を提供する。これらの化合物はテアニン残基を含むが、その残基はin-vivoでテアニン残基構造物を生み出すように容易に変換される不安定基と置換されてよい。それゆえ、R1およびR2はそれぞれ独立に、H、C(O)X、およびC(O)OXからなる群より選択され、ここでR1およびR2のそれぞれに対して、Xは独立にH、X1、X2、およびX3からなる群より選択され;および
Y1およびY2はそれぞれ独立にC=O、
Figure 2009541445
からなる群より選択され、ここでQおよびQ'はそれぞれ独立にO,N,およびSからなる群より選択され、nは1または2である。
本発明はまた、式(1)の化合物をin-vivoで生み出すように再配置されてよい化合物を包含する。例えば、テアニン側鎖のアミド基は、オキシム基のベックマン再配置(Beckmann rearrangement)により形成されてよい。
式(1)はまた、その中のいずれかの官能基の塩形態も包含すると理解されるべきである。
好ましい実施態様において、テアニン残基は置換されず、化合物は式(2):
Figure 2009541445
を有する。
式(1)および/または(2)の化合物のテアニン残基は、環状構造物を介して、Rがアミノ酸またはその誘導体の側鎖であるような第二のアミノ酸残基に結合されている。好ましくはR4は、テアニン、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、グルタミン、リシン、ヒドロキシリシン、ヒスチジン、アルギニン、フェニルアラニン、アスパラギン、チロシン、トリプトファン、チロキシン、セリン、トレオニン、システイン、メチオニン、ノルバリン、オルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸およびその誘導体からなる群より選択されるアミノ酸の側鎖である。
前記アミノ酸の適切な誘導体は、好ましくは、アミノ酸側鎖が、前記アミノ酸をin-vivoで生み出すように容易に変換される不安定基と置換されるものである。特に、アミノ酸側鎖のアミン基のいずれかは、C(O)X、およびC(O)OXからなる群より選択される官能基と置換されてよく、ここでXは、H、X1、X2、およびX3からなる群より選択される。代案として、またはそれに加えて、アミノ酸側鎖のカルボキシル基のいずれかは、
Figure 2009541445
により置換されてよく、ここでQおよびQ’はそれぞれ独立にO、N、およびSからなる群より選択され、nは1または2である。
同様に、第二のアミノ酸残基の主鎖(backbone)はまた、不安定基と置換されてよい。そして、R3は、H、C(O)X、およびC(O)OXからなる群より選択され、ここでXは、H、X1、X2、およびX3からなる群より選択され;および
Y3は、C=O、および
Figure 2009541445
からなる群より選択され、ここでQおよびQ'はそれぞれ独立にO,N,およびSからなる群より選択され、nは1または2である。
好ましい実施態様において、前記第二のアミノ酸残基はまた、R4はテアニンまたはその誘導体の側鎖であり、式(3):
Figure 2009541445
を有し、ここでR5は、H、C(O)X、およびC(O)OXからなる群より選択され、ここでXはH、X1、X2、およびX3からなる群より選択され;および
Y3は、C=O、および
Figure 2009541445
からなる群より選択され、ここでQおよびQ'はそれぞれ独立にO,N,およびSからなる群より選択され、nは1または2である
ような、テアニン残基またはその誘導体である。
好ましい実施態様において、化合物のテアニン様特性を最大化するために、その化合物はテアニンのダイマーであり、式(4):
Figure 2009541445
を有する。
式(1)から(4)の化合物において、キラル中心(上記式(1)で*により示される)は、(S)、(R)またはそれらの組み合わせである。しかし、両方のキラル中心(S)-立体化学を有するのが好ましい。
本発明はまた、少なくとも2個のテアニン残基を含むペプチドである化合物を提供する。そのようなペプチドは、テアニンの心理学的効果を送達し、および/または貯蔵安定性を増強してよい。
前記ペプチドのテアニン様特性を最大化するために、前記化合物は、化合物の重量に対して少なくとも50%のテアニン残基、より好ましくは少なくとも75%のテアニン残基、最も好ましくは90%から100%のテアニン残基を含むのが好ましい。好ましい実施態様において、前記ペプチドはテアニンのダイマーであり、最も好ましくは式(4)に記載のダイマーである。
好ましくはまた、前記ペプチド中に存在するテアニン残基の少なくとも50%はL-テアニンの残基であり(すなわち、式(C)で*と記されるキラル中心に対して、L-テアニンの立体化学を保持する)、より好ましくは少なくとも75%、最も好ましくは95%から100%がそうである。
MeOD-d4中における産物の高解像度プロトンNMRスペクトルを示す。
組成物
本発明の組成物は、実質的に純粋な形態で使用されてよく、または組成物の一部を含んでよい。これらの組成物は、好ましくは個人に投与するために適しており、例えば、医薬または化粧用組成物の形態である。好ましい投与の方法は、経口投与であり、それゆえ組成物は、最も好ましくは飲料のような食料品として食べられることが、好ましい。
組成物に含まれる、本発明の化合物の有効量は、組成物の正確な性質、および組成物により送達される意図される利点に依存するであろう。しかし、典型的には、組成物は、組成物の0.000001重量%から50重量%、好ましくは0.0001重量%から20重量%、より好ましくは0.001重量%から10重量%、最も好ましくは0.01重量%から5重量%の量の化合物を含む。
前記組成物は好ましくは、茶に由来する可能性がある、他の活性化合物を含む(しかし、そのような活性化合物は実際に茶に由来する必要はない)。そして、前記組成物は好ましくは、カフェイン、カテキン、テアフラビン、テアルビゲン、テアニン、GABA(ガンマ-アミノブチリル酸)、およびそれらの混合物からなる群より選択される成分を含む。
医薬および化粧用組成物
本発明の医薬および化粧用組成物は、経口、局所、および/または静脈内投与を含む投与形態のいずれかに適するものであってよい。組成物の形態は、他の物の中で、錠剤、ピル、トローチ剤、ペースト、ローション、ゲル、クリーム、(エマルションを含む)液体、(エアロゾルスプレーを含む)スプレー、フォーム(foam)または粉末であってよい。I
前記医薬および化粧用組成物は、組成物中で本発明の化合物に対する希釈剤、分散剤、または担体として作用してよい、薬剤として許容しうるビヒクルを含む。前記ビヒクルは水性または無水物であってよい。
存在する場合、水は、組成物の重量に対して5%から99%、好ましくは20%から70%、最適には40%と70%との間である量であろう。
水のほかに、相対的に揮発性の溶媒もまたビヒクル中に含まれてよい。最も好ましいものは、一価C1-C3アルカノールである。これらは、エチルアルコール、メチルアルコール、およびイソプロピルアルコールを含む。
エモリエント(emollient)材料もまた、ビヒクル中に含まれてよい。これらは、シリコーンオイル、および/または合成エステルの形態であってよい。
多価アルコール型の保湿剤もまたビヒクル中で使用されてよい。典型的な多価アルコールは、グリセロール、ポリアルキレングリコール、ならびにより好ましくはアルキレンポリオールおよびそれらの誘導体を含む。
増粘剤もまたビヒクルの一部として利用されてよく、糖、可塑剤、抗酸化剤、キレート化剤、バッファー、着色剤、顔料、乳白剤、界面活性剤、高圧ガス、芳香剤、および/または香料もまた利用されてよい。
好ましい化粧用組成物は、人の皮膚に塗布するために適するものであり、好ましくは本発明の化合物に加えて、皮膚に有益な薬剤を含む。適切な皮膚に有益な薬剤は、抗老化剤、しわ軽減剤、皮膚白化剤、にきび抑制剤、日焼け止め剤、および皮脂軽減剤を含む。これらの例は、α‐ヒドロキシ酸、β‐ヒドロキシ酸、ポリヒドロキシ酸、ヒドロキノン、t-ブチルヒドロキノン、ビタミンBおよびCならびにそれらの誘導体、微粉金属酸化物、レチノイド、ベツリン酸、バニリン酸、アラントイン、胎盤抽出物、ヒドロラクチン、レゾルシノール誘導体、ならびにそれらの混合物を含む。
食品組成物
本発明の組成物の便利で楽しい消費を可能とするために、前記組成物の特に好ましい形態は食品の形態である。例えば、食品の形態は、マーガリン、低脂肪スプレッド、(チョコレートのような)菓子製品、アイスクリーム、ドレッシング、マヨネーズ、ソース、パン製品、ショートニングまたはチーズであってよい。しかし、食品組成物は飲料品であることが特に好ましい。
前記食品は乾燥していてよく、組成物の重量に対して、40%より少ない、好ましくは25%より少ない、より好ましくは1%から15%の水を含んでよい。あるいは、前記食品は実質的に水を含んでよく、組成物の重量に対して、少なくとも40%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは65%から99.9%の水を含んでよい。
前記食品は好ましくは炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、およびそれらの混合物を含む栄養物を含む。前記食品は低カロリー(例えば、組成物100gあたり100kCalより小さいエネルギー含量を有する)であってよく、または高カロリー(例えば、組成物100gあたり100kCalより大きい、好ましくは150kCalと1000kCalとの間のエネルギー含量を有する)であってよい。
前記食品はまた、塩、香料、着色料、保存料、抗酸化剤、およびそれらの混合物も含んでよい。
前記食品組成物が飲料である場合は、それは典型的には、飲料の重量に対して、少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最適には95%と99.9%との間の水を含むであろう。好ましくは前記飲料は、コーヒーベースの飲料、茶ベースの飲料、および/またはココアベースの飲料である。
前記飲料のpHは、例えば、2.5から8、好ましくは3から6、より好ましくは3.5から5であってよい。
最も好ましくは、前記飲料は茶であり、カテキン、テアフラビン、テアルビゲン、およびそれらの混合物のような茶由来の固体を含んでよい。茶固体は、例えば、飲料の重量の0.005%から3%、より好ましくは0.01%から2%、最も好ましくは0.05%から1%を含む。
化合物または組成物の使用
本発明の化合物および組成物を使用して、テアニンに関する便益のいずれかを送達してよい。特に、化合物および/または組成物を、以下の便益のうち少なくとも1つを提供する、医薬として、または医薬の製造において使用してよい:
‐集中力、精神集中、および/または注意力の改善;
‐睡眠の質の改善;
‐創造性の改善;
‐免疫系の改善;
‐消化の改善;
‐体重の管理;
‐心理的ストレスの軽減;
‐行動傷害の治療;
‐月経前症候群の治療;
‐頭痛および/または片頭痛の治療。
例えば、前記化合物または組成物を、これらの便益のうち少なくとも1つを個人に提供する方法において使用してよく、前記方法は、前記個人に前記化合物または組成物を投与する工程を含む。好ましくは、前記化合物および/または組成物は、経口投与される。
化合物の製造
本発明の化合物は、適切な方法のいずれかにより製造されてよい。しかし、化合物を製造する好ましい方法は、テアニンまたはその誘導体を、少なくとも1種類のアミノ酸またはその誘導体と反応させる工程を含む。
適切には、前記反応は、テアニンのアミノ酸主鎖と、少なくとも1種類のアミノ酸との結合を含む。そして前記反応は、テアニンまたはその誘導体と、少なくとも1種類のアミノ酸またはその誘導体との間に少なくとも1個のペプチド結合を形成することを含む。より好ましくは、前記反応は、テアニンまたはその誘導体と、少なくとも1種類のアミノ酸またはその誘導体との間に2個のペプチド結合を形成することを含む。前記ペプチド結合は、例えば、アミノ酸のアミノ基による、テアニンの末端カルボニル基への求核攻撃、ならびにテアニンのアミノ基による、アミノ酸のカルボニル基への求核攻撃の結果として形成されてよい。
前記ペプチド結合の形成は、例えば、V.A. Basiuk et al.、Synthesis- Stuttgart, 1992, 5, pp. 449-451に記載されているように、シリカ触媒を有する有機溶媒中で、テアニンとアミノ酸との混合物を高温(170℃から200℃)に加熱することにより達成されてよい。しかし、そのような厳しい反応条件を避けるために、テアニンおよび/またはアミノ酸の末端カルボニルを活性化するのが好ましい。適切な活性化方法は、当業者に既知であり、通常カルボキシル酸官能基のOH基を、アシルクロリド、無水物、エステルなどのような基と置換することを含む。そして、好ましくは、前記方法で使用するためのテアニンまたはその誘導体は、式(6):
Figure 2009541445
に記載されており、ここでR6は、Cl、OC(O)X、OX、OC(NX)NHX'、OC(CH2)OX、OC(O)OX、OP(O)Ph2、OP+(X)(X')X''、OP(O)(OX)OX'、N(X)N(X')X''、およびN3からなる群より選択され、ここでX、X'、およびX''はそれぞれ独立に、H、X1、X2、およびX3からなる群より選択される。
式(1)の化合物を調製するために、好ましくは前記方法は、スキーム(I):
Figure 2009541445
に示す反応を含み、
ここでR7は、Cl、OC(O)X、OX、OC(NX)NHX'、OC(CH2)OX、OC(O)OX、OP(O)Ph2、OP+(X)(X')X''、OP(O)(OX)OX'、N(X)N(X')X''、およびN3からなる群より選択され、ここでX、X'、およびX''はそれぞれ独立に、H、X1、X2、およびX3からなる群より選択される。
ペプチド結合を形成する求核置換反応は、高pHで促進され、そのため、少なくとも1種類のアミノ酸またはその誘導体と、テアニンまたはその誘導体の反応は、pH 8からpH 14、より好ましくはpH 10からpH 12で実行するのが好ましい。
実施例1
この実施例では、本発明の化合物(N-エチル-3-[5-(2-エチルカルバモイル-エチル)-3,6-ジオキソ-ピペラジン-2-イル] -プロピオンアミド;式(4)参照)の製造が示される。
L-テアニン(5 g)(サンテアニン(登録商標))を、乾燥MeOH (50 ml)中でスラリー化した。そして、5.145 gのCl2SOを5分間にわたり滴下して添加し(添加の途中、全ての固体が溶解し、無色透明な溶液が得られる)、結果得られる溶液を、20℃で12時間保持し、スキーム(II):
Figure 2009541445
で示される反応を発生させた。
MeOH、SO2、およびHClをその後真空下で除去し、粘性の透明な油が残った。その油に、乾燥MeOH (50 ml)を添加した。湿潤指示紙上に間欠的に滴下することによりpHを測定する間、MeONaを添加することによりpHを上昇させた。3.17 gのMeONaを添加した後、pHは11より大きい値に上昇し、スキーム(III):
Figure 2009541445
に示される反応をもたらした。
結果得られた溶液を20℃で12時間保持し、スキーム(IV):
Figure 2009541445
で示される反応を発生させた。
結果得られた懸濁液を濾過してNaClを除去し、濾過物を真空装置にかけてMeOHを除去した。産物は白色固体であった。
産物を、以下の条件でLC-MS(液体クロマトグラフィー質量分析)により分析した:
カラム:Phenomonex Gemini 5μ C18 110A 150 mm x 2.00 mm
溶媒: A:0.1% ギ酸/水
B:0.1% ギ酸/アセトニトリル
流速:0.2 ml/分
カラム温度:30℃
停止時間:25分
溶媒勾配: 時間(分) %A %B
0 80 20
10 99 1
11 0 100
14 0 100
15 99 1
質量分析検出:
m/z 175.6においてテアニンに対する選択イオン記録
m/z 313.5においてテアニンダイマーに対する選択イオン記録
結果により、産物にはテアニンが存在せず(テアニンの保持時間=3.7分)、7.4分前後の保持時間を有する新しいピークがあることが示された。
MeOD-d4中における産物の高解像度プロトンNMRスペクトルを図1に示す。
実施例2
この実施例では、テアニンの安定性と比較した、実施例1で調製されたテアニンダイマー(N-エチル-3-[5-(2-エチルカルバモイル-エチル)-3,6-ジオキソ-ピペラジン-2-イル] -プロピオンアミド)の優位な安定性が示される。
pH 4.0、20.3℃の0.005 Mシトレートバッファーを調製した。このバッファーに対して、5.35 mMのテアニンと、2.675 mMのテアニンダイマーとを添加した。結果得られる溶液を92℃で2週間保持し、小サンプルをHPLCによる解析のために通常のとおり採取した。結果を表1に示す。
Figure 2009541445
時間とともにテアニンダイマーの濃度が少しずつ上昇しているのは、実験の間完全に密封することができなかった容器から、水が徐々に蒸発していることによるものであった。しかし、表1のデータから、テアニンダイマーがテアニンよりもはるかに安定であることが明らかである。

Claims (19)

  1. 式(1):
    Figure 2009541445
    の化合物
    [前記式中、R1、R2、およびR3はそれぞれ独立に、H、C(O)X、およびC(O)OXからなる群より選択され、ここでR1、R2、およびR3のそれぞれに対して、Xは独立に
    H、
    直鎖、環状または分枝アルキルおよびその誘導体
    直鎖、環状または分枝アルケニルおよびその誘導体、ならびに
    芳香族基およびその誘導体
    からなる群より選択され;
    R4はアミノ酸またはその誘導体の側鎖であり;ならびに
    Y1、Y2、およびY3はそれぞれ独立にC=O、および
    Figure 2009541445
    からなる群より選択され、ここでQおよびQ'はそれぞれ独立にO,N,およびSからなる群より選択され、nは1または2である]。
  2. Y1、Y2、およびY3がC=Oである、請求項1に記載の化合物。
  3. R1、R2、およびR3がHである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. R4が、テアニン、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、グルタミン、リシン、ヒドロキシリシン、ヒスチジン、アルギニン、フェニルアラニン、アスパラギン、チロシン、トリプトファン、チロキシン、セリン、トレオニン、システイン、メチオニン、ノルバリン、オルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸およびその誘導体からなる群より選択されるアミノ酸の側鎖である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. R4が、テアニンまたは誘導体の側鎖である、請求項4に記載の化合物。
  6. R4が、テアニンの側鎖である、請求項5に記載の化合物。
  7. テアニンのダイマーである、請求項6に記載の化合物。
  8. 少なくとも2個のテアニン残基を含むペプチドである、化合物。
  9. 少なくとも50重量%のテアニン残基、より好ましくは少なくとも75重量%のテアニン残基を含む、請求項8に記載の化合物。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、および薬剤として許容しうる担体を含む、医薬または化粧用組成物
  11. 請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物を含む、食品組成物。
  12. 飲料、好ましくは茶ベースの飲料である、請求項11に記載の食品組成物。
  13. 前記化合物が、0.000001重量%から50重量%の量で存在する、請求項10から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 集中力、精神集中、および/または注意力に顕著な改善をもたらす;ならびに/あるいは睡眠の質に顕著な改善をもたらす;ならびに/あるいは創造性に顕著な改善をもたらす;ならびに/あるいは免疫系の能力を維持するまたは改善する;ならびに/あるいは消化を改善する;ならびに/あるいは体重を管理する;ならびに/あるいは心理的ストレスを軽減する;ならびに/あるいは行動傷害を治療する;ならびに/あるいは月経前症候群を治療する;ならびに/あるいは頭痛および/または片頭痛を治療する、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、あるいは請求項10から13のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  15. ‐個人の集中力、精神集中、および/または注意力を改善する;ならびに/あるいは
    ‐個人の睡眠の質を改善する;ならびに/あるいは
    ‐個人の創造性を改善する;ならびに/あるいは
    ‐個人の免疫系を改善する;ならびに/あるいは
    ‐個人の消化を改善する;ならびに/あるいは
    ‐個人の体重の管理;ならびに/あるいは
    ‐個人の心理的ストレスを軽減する;ならびに/あるいは
    ‐個人の行動傷害を治療する;ならびに/あるいは
    ‐個人の月経前症候群を治療する;ならびに/あるいは
    ‐個人の頭痛および/または片頭痛を治療する
    方法であって、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、あるいは請求項10から13のいずれか一項に記載の組成物を前記個人に投与する工程を含む方法。
  16. 請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物を製造する方法であって、テアニンまたはその誘導体を、少なくとも1種類のアミノ酸またはその誘導体と反応させる工程を含む方法。
  17. 前記テアニンまたはその誘導体が、式(6):
    Figure 2009541445
    [前記式中、R6は、Cl、OC(O)X、OX、OC(NX)NHX'、OC(CH2)OX、OC(O)OX、OP(O)Ph2、OP+(X)(X')X''、OP(O)(OX)OX'、N(X)N(X')X''、およびN3からなる群より選択され、ここでX、X'、およびX''はそれぞれ独立に、
    H、
    直鎖、環状または分枝アルキルおよびその誘導体
    直鎖、環状または分枝アルケニルおよびその誘導体、ならびに
    芳香族基およびその誘導体
    からなる群より選択される]
    を有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1種類のアミノ酸またはその誘導体が、テアニン、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、グルタミン、リシン、ヒドロキシリシン、ヒスチジン、アルギニン、フェニルアラニン、アスパラギン、チロシン、トリプトファン、チロキシン、セリン、トレオニン、システイン、メチオニン、ノルバリン、オルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸およびその誘導体からなる群より選択される、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記アミノ酸またはその誘導体が、テアニンまたはその誘導体である、請求項18に記載の方法。
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