JP2009541043A - 多孔質カーテンガイド構造を用いたカーテンコータ、カーテンコータ用カーテンガイド構造及びカーテンガイド構造の製造方法 - Google Patents

多孔質カーテンガイド構造を用いたカーテンコータ、カーテンコータ用カーテンガイド構造及びカーテンガイド構造の製造方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】カーテンコータは、基材上に落下する少なくとも1つの塗装流体のカーテン(V)を生成するノズルシステム(4)と、カーテン(V)に側方ガイド作用を与え、カーテン(V)を横切って測定されるカーテン(V)の厚さを超えて延伸する幅に渡りカーテン(V)に向かって凸状に反ったガイド面(11)を有する多孔質カーテンガイド構造(10)と、カーテンガイド構造(10)の長手方向に延伸し、補助流体をガイド面(11)にガイドさせるための少なくとも一つの空洞と、カーテンガイド構造(10)が形成する周縁部と共に空洞を囲む空洞壁と、を備える。そして、空洞の境界である周縁部は、カーテン構造(10)の長手軸(L)に沿って延伸するカーテンガイド構造(10)の外形輪郭(11〜14)の一部を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カーテンの少なくとも一側端において、単層又は多層カーテンに対して側方ガイドを提供する、多孔質であり液体浸透可能なカーテンガイド構造を備える基板塗装用カーテンコータ、カーテンガイド構造の製造方法およびカーテンガイド構造に関する。
この種のカーテンコータは、特許文献1から知られている。多孔質のカーテンガイド構造は、中空円筒形状を有する。カーテンコータ動作中、カーテンガイド構造の空洞は、補助流体によって充填される。この補助流体は、カーテンガイド構造の多孔性に起因して、内側から外側に流出して外部ガイド面上に出現する。カーテンはガイド面上をガイドされ、ガイド面上に出現した補助流体がガイド面とカーテン流体との間において境界層を形成する。公知のカーテンガイド構造は、全体にわたって同一の外径と、カーテンガイド構造の上端から下端に向かって徐々に減少する内径とを有する管から構成されており、空洞は円錐形状を有している。そのような構造に起因した壁の厚さの相違により、カーテンの落高にわたる境界層への分断は、補助流体がカーテン流体と接触する外部境界層領域において、補助流体が、自由落下するカーテン流体と同じ流速を有するように設定される。これにより、分断効果、特に塗装流体の側方ガイドによる制動効果が防止される。
独国特許出願公開第102004016923号明細書
しかしながら、多孔質のカーテンガイド構造は、製造するのが困難で高価であった。また、精密性にも問題があった。
本発明は、多孔性のカーテンガイド構造の製造プロセスを簡易にし、幾何学的な精密さを低下させることなく価格を低くし、また好ましくは精密性を向上させることを目的とする。
本発明に係る種のカーテンコータは、基材上に落下する少なくとも一つの塗装流体によるカーテンを生成するノズルシステムと、多孔質カーテンガイド構造を有するガイドシステムと、を備える。また、カーテンガイド構造は、カーテンに対して側方ガイド作用を提供するガイド面を備える。ガイド面は、カーテンの厚さよりも幅広であり、カーテンの厚さに対して平行に測定されるガイド面の幅がカーテンの厚さよりも大きい。ガイド面は、その幅にわたってカーテンに対して凸状に反っており、カーテンに向かって円弧状に反り返っている。補助流体を収容するための空洞は、カーテンガイド構造に沿って延伸している。空洞は、カーテンガイド構造の全長にわたって延伸していてもよく、空洞が、カーテンガイド構造の長い部分、好ましくはその長さにおける主要部にわたって延伸してもよい。カーテンガイド構造の長手軸は、カーテンが外因による影響を受けていない場合において、落下方向と少なくとも実質的に平行である。
本発明によれば、特許文献1に記載のカーテンガイド構造と異なり、カーテンガイド構造は、空洞を囲う空洞壁の一部周縁部のみを形成し、全空洞壁にわたっては延伸していない。特に、空洞の一部側壁を構成するカーテンガイド構造によって形成される周縁部は、長手軸に沿って延伸するカーテンガイド構造の外形輪郭の一部、すなわちカーテンガイド構造の外面の一部である。外形輪郭を形成する外面は、多孔性に伴う粗さはさておき、好ましくは滑らかな面である。これらの面の外形輪郭に沿った表面法線は、好ましくはどの場所においても互いから離れた方向を向いており、またはいずれか一つに対して平行である。周縁部は、一または複数の断面において、長手方向に対して横、好ましくは直角に配置される。なお、表面においてその他の種類の管路や凹部が設けられた場合 についても上記を用いることが可能である。
本発明のカーテンガイド構造の形状は、適切な壁厚を得るため複雑な穴あけを行って得られる内径を有する管状形状を必要としない。ガイド面に向かって適宜壁の厚さを変化させるためには、外部から作用可能なカーテンガイド構造の1の面、あるいは、複数の面を簡単な切削加工処理によって処理または生成する必要がある。さらに、複数の周縁部であって、少なくとも2つの周縁部が、切削加工によりカーテンガイド構造を形成する固体円筒または中空円筒の部材によって形成される。これは、加工を簡単にするのみならず、材料の無駄を防止することにつながる。外部から作用可能な機械加工対象面または加工対象面を備えることにより、精密性を向上することができるようになる。さらに、穴あけやドリル加工を必要とする多孔質材料から形成される管と比べて、壁厚を低減することができる。
ガイド面に対して反対に向かっている以下において外後面と称される後面は、好ましくは断面において真っ直ぐである。より具体的には、全ての断面において真っ直ぐであることが好ましく、より具体的には平坦、換言するとカーテンガイド構造の長手方向に沿って真っ直ぐであることが好ましい。これにより、ガイド構造は、長尺部分が一端から他端に向かってテーパがかかった円錐形状を有し、長尺部分における壁の厚さは、直線的に減少することとなる。あるいは、壁の厚さは、次第に、または、徐々に長手方向に減少してもよい。かかる実施の形態において、外後面は凸状または凹状に湾曲している。なお、壁の厚さまたはカーテンガイド構造の厚さは、不連続、すなわち段階的に変化してもよい。本発明の目的を達成するため、後面は、周方向に延伸するチューブの内面ではなく、特に加工の際に外部から作用可能な面なので、特にフライス加工によって不用な部分を除去するなどの加工を自由に行うことができ、研磨加工等の仕上げ加工を施すことができる。従って、カーテンガイド構造の厚さは、製造方法における制限なく自由に、かつ正確に補助流体の流速がカーテンの落下速度と一致するように調整できる。
好ましい実施の形態の例によれば、カーテンガイド構造は、曲線的に反り返ったガイド面と、互いに対して反対に向かっているその他の外面とから構成される外形輪郭を長手軸に沿って有する。その他の外面は、それぞれ平面であることが好ましいが、必須の条件ではない。好適な実施の形態において、カーテンガイド構造は、有限な曲率半径を有するガイド面以外について部分的に平坦な面を備える。数学的には、カーテンガイド構造は、プリズムのような形状である。しかしながら、カーテンガイド構造は湾曲したガイド面を有するという点についてプリズムと異なり、また好適な実施の形態では、非合同端面を有することが好ましいことに起因して壁の厚さに変化がある。しかしながら、全体的に見ると、少なくともプリズムのような形状をしている。カーテンガイド構造の外面は、好適な実施の形態における後面を除いて、互いに平行である。
カーテンガイド構造は、均一に延伸する微細な毛管、すなわち多孔性を有する。好ましくは、全体的に均一な多孔率を有する。その材料は、セラミック材料である。かかる多孔性は、ガイド面に対して反対を向いている面である外後面に供給される補助流体がカーテンガイド構造内に浸透し、ガイド面の全体にわたって均一に出現する程度に微細であることが好ましい。なお、多孔性について、カーテンガイド構造は例えば穴などの巨視的な空洞を有していてもよいが、毛細孔隙に加えて巨視的な空洞を備える必要はない。なお、このようなことから、カーテンガイド構造は固形物である。
ガイド面は、カーテンに向かう方向の仮想弦面から突出して反っている。弦面は、あらゆる断面において真っ直ぐでガイド面の一の側端から他の側端まで延伸する、カーテンガイド構造の内面である。弦面は、好ましくは平面である。カーテンを横断して延伸する方向で測定されるカーテンガイド構造の厚さまたは壁厚は、ガイド面および弦面間の距離として測定される反り返りの厚さと、弦面および後面間の距離として測定される残りの厚さとを加算したものである。好適な実施の形態において、残りの厚さは、反り返りの厚さよりも大きい。好適な実施の形態のように、合計の厚さまたは壁厚がカーテンガイド構造の長さにわたって変化する場合、最小の残りの厚さが、反り返りの厚さよりも大きいことが好ましく、または反り返りの厚さが変化する場合には、もっとも大きい反り返りの厚さよりも大きいことが好ましい。しかしながら、反り返りの厚さは、断面においてのみ変化し、カーテンガイド構造の長尺部分においては一定である。残りの厚さは、好適な実施形態において補助流体が流れる領域において、最も大きい反り返りの厚さの好ましくは1.5倍、より好ましくは2倍の大きさである。これにより、ガイド面に向かって多孔性部材内を流れる補助流体は、ガイド面の全体にわたって均一に分散され、ガイド面の幅にわたって垂直な方向において均一な流量が確保される。反り返りによって生じるカーテンガイド構造の流れ抵抗の変化を補償するため、かかる構成に加えて、あるいはかかる構成に変えて、後面または側面が補助流体と接する割合を選択する。一の変形例において、補助流体に接する後面は直線的でなく、ガイド面と一致する形状であり、断面においてガイド面と後面とが平行に延伸する。しかしながら、長手方向においては、後面がガイド面に向かって傾斜していることが好ましい。
ガイド面は、ここに組み込まれる上述した特許文献1に記載されたような形状を有することが好ましい。そして、ガイド面は、その幅にわたって円弧を描き、この円弧の曲率半径が少なくとも上記幅にわたって5ミリメートルであることが好ましい。なお、円弧にわたる曲率半径は、全体的として少なくとも4ミリメートルである。曲率半径は、全円弧にわたって一定であることが好ましい。好適な実施の形態において、曲率半径は、全円弧にわたって同一の符号 を有する。特許文献1に記載の効果を得るため、ガイド面の幅は、カーテンの厚さの少なくとも1.5倍、好ましくは少なくとも2倍に設定されている。好適な円弧に代えて、原理上、ガイド面は、楕円弧または他の形状の円弧を有していてもよい。しかしながら、製造工程及びコストの両方の観点、上述した効果、すなわちカーテンを真っ直ぐに、理想的には、落下する直線としてガイドする効果を得る観点から、円弧が望ましい。
本発明は、さらに様々な実施の形態において、カーテンコータ用カーテンガイド構造の製造方法、特に上記カーテンガイド構造の製造方法に関する。カーテンガイド構造は、流体、すなわちカーテンコータの用途において用いられる補助流体が浸透可能な多孔性の部材からなる円筒から形成される。本発明によれば、円筒面および少なくとも2つの平坦な外面を有する少なくとも一つの多面体が、切削加工、好ましくは切断または切削によって半加工済み部材から形成される。好ましくは、少なくとも2つ以上のかかる多面体が、切削によって円筒形の半加工済み部材から形成される。特に、半加工済みの部材は、固体円筒または単一の直線的な穴を有する中空円筒である。多面体の円筒面は、ガイド面として直接用いられてもよい。必要であれば、円筒面には、下塗りやポリッシュ等の最終仕上げ加工が施されてもよい。円筒は、好ましくは円形である。
カーテンガイド構造の厚さが長手方向において変化する場合、多面体の円筒面から離れた外後面は、例えばフライス加工等の機械加工による切削によってその不要部分が除去されることが好ましい。切削加工の後のかかる機械加工に代えて、切削加工においてかかる厚さの変化を得てもよく、この場合、円筒形の半加工済み部材が、所望の厚さで長手方向に沿って均等に斜めのソーカット等によってカットされる。
好適な実施の形態においては、カーテンガイド構造は、ガイド面の両サイドに側面を有し、これらの側面は、カーテンガイド構造の断面であって、好ましくはカーテンガイド構造のあらゆる断面において直線的である。それらの側面は、少なくとも、断面において互いに平行である。側面は、カーテンガイド構造の長手方向において、傾斜、特に一定の傾斜を有する。好適な実施の形態においては、側面はどの箇所においても平面である。
本発明は、さらに、未だカーテンコータに装着されていない、上述した種のカーテンコータ用カーテンガイド構造に関する。また、本発明は、さらに、カーテンガイド構造と、このカーテンガイド構造が装着される保持構造とから構成される結合手段に関する。カーテンガイド構造と、保持構造を有する結合手段とは、上述したカーテンコータの構成要素を備えて一以上の上述した効果を達成する。
本発明は、さらに、カーテンガイド構造の製造方法に関する。かかる方法によれば、カーテンガイド構造は、多面体として形成され、この多面体は、長手軸に沿って延伸する外形輪郭を有し、この外形輪郭は、円筒面、すなわち円筒面の円周部と、カーテンガイド構造の断面において直線的で好ましくは全体的に平らな少なくとも2つの面とから構成される。カーテンガイド構造の軸端もまた、平面であることが好ましい。好適な実施の形態において、カーテンガイド構造は、切削加工により、完全な円筒形状または半円筒形状の半加工済み部材から形成される。ここで、適切な切削加工は、ソーイングや切断である。カーテンガイド構造がその長手方向において異なる厚さを備える場合、切削加工の後に、不要な部分を除去する追加的な加工が施される。なお、機械加工、特にフライス加工やポリッシュ加工が好ましい。必要であれば、カーテンガイド構造の面のうちの一または複数に対してポリッシュ加工その他類似の加工等の最終仕上げ加工を施す。また、原理上、カーテンガイド構造は、焼結等の形状を定めるための処理により、直接的に、多孔性と上述した面を有するように形成されてもよい。しかしながら、かかる方法と比べて、円筒形状の半加工済み部材を用いる方法のほうが好適で有用である。これは、半加工済みの部材が比較的低いコストで購入可能で、カーテンガイド構造を形成するために必要な長さに切断でき、切断した切片を複数の円筒切片に切断することができ、その結果所望の長さに切断された切片から複数のカーテンガイド構造を得ることができるからである。
本発明の好適な実施の形態は、さらに、従属請求項及びそれらの組み合わせに記載される。それらの請求項に記載の特徴及び上記開示は、互いに有用に補完される。
本発明の1実施の形態の例を図面を参照して以下に説明する。1実施の形態の説明に開示される特徴は、それ単体でまたは他の実施の形態の特徴と組み合わせられて用いられても良く、請求項に定義される主題を効果的に補完すると共に、実施の形態を補完するものである。
図1は、クリアランスを介してローラ3の垂直上方に配置されたノズルシステム4を備えたカーテンコータを示す。ローラ3は、ローラ3の回りを環状に搬送される塗装対象の基材1の滑車機構、より一般的には支持機構として機能する。基材1は、エンドレスに搬送されるフレキシブルウェブである。ノズルシステム4は、互いに異なる複数の塗装流体用に別々の注入口を有するスロット型ノズルから構成される。注入口は、基材1に対向するノズルシステム4の下端において収束してノズル吐出口を形成する。塗装流体は、ノズルシステム4の吐出口から自由落下し、複数層の流体カーテンVを形成する。
図2は、カスケード型ノズルからなるノズルシステム4を備えたカーテンコータを示す。ノズルシステム4は、水平方向に対して傾斜したノズル面を有し、ノズル面5に供給された塗装流体は、ノズル面5からノズルリップ6まで下方向へ移動し、ノズルリップ6から流れ出て自由落下しカーテンVとなる。また、複数の塗装流体が吐出口を介してノズル面5に供給され、ノズル面上に複数層膜の流れFを形成し、この流れFがノズルリップ6から流れ出てカーテンVを形成する。基材1とローラ3とは、図1に例示した実施の形態に対応するものである。
図3は、図2に示すカーテンコータの側端領域を示す斜視図である。なお、ローラ3上に配設されたカーテンコータの部品のみを図示している。ノズルシステム4と図示しないローラ3との間には、ガイドシステム9が配設されている。ガイドシステム9は、カーテンVをガイドするカーテンガイド構造10を備える。カーテンガイド構造10は、カーテンVが落下する方向に延伸し、所望の理想落下方向と平行な長手軸Lを有する。カーテンガイド構造10は、ガイドシステム9の、複数部からなる保持構造内に保持されている。保持構造は、カーテンVと対向するガイド面11を除いて、カーテンガイド構造10を正確に位置決めして保持する。保持構造は、カーテンガイド構造10の長手方向に延伸してカーテンガイド構造10を挟んで保持する2つの側部16,17と、カーテンガイド構造10の2つの端面上に配置される上カバー18及び下カバー19と、を備える。また、ガイドシステム9は、補助流体用の注入口20及び吐出口21を備える。
カーテンガイド構造10は、その全長にわたって開放多孔を有する。多孔性物質内には微細毛管が延伸しており、一様な多孔率を与えている。カーテンガイド構造10は、その全長にわたり、ガイド面11に対して離れる方向にある外面で補助流体のタンクと接触している。補助流体は、注入口20を介してタンクに供給される。補助流体は、カーテンガイド構造10内を浸透してガイド面11に残り、ガイド面11全面の流れにより、カーテンVの落下方向に流れる補助流体の境界層の流れを形成する。境界層における流れは、カーテンVの単一または複数の塗装流体に接触し、カーテンVをガイド面11から分離させる。従って、境界面の補助流体は、カーテンVと、カーテンガイド構造10との間の潤滑油膜として作用する。カーテンVは側面に沿ってガイドされるので、カーテンVに加わる摩擦力は低減される。境界層における流れとしては、カーテンガイド構造10に沿ったカーテンVとの接触領域における補助流体の流速が、落下方向におけるカーテンVの全ての位置における流速と同じであることが好ましく、自由落下するカーテンの流れが側面ガイドによって影響を受けないように形成されることが好ましい。なお、これは少なくとも望ましい最適条件である。
図4は、カーテンコータから脱着したガイドシステム9を示す。保持構造の2つの側部16,17は、ピボットジョイント27を介して互いに開閉可能に連結されている。図4は、側部16,17が開放され、カバー18が取り付けられていない状態におけるガイドシステム9を示している。カーテンガイド構造10は、側部16の全長にわたる細長い接触面に接触し、側部16内に正確にフィットされて配置される。側部17は、ピボットジョイント27を介して長手軸Lと平行なピボットまたは折り畳み軸を中心にカーテンガイド構造10に向かって開閉可能であり、閉じた状態において、全長に渡り細長い接触面を介してカーテンガイド構造10と接触する。側部16,17は、取り付けられた状態において、所定の張力によって互いに押し付けられ、カーテンガイド構造10を挟んでこれを保持する。カバー18,19は、位置決めピンにより側部16,17に固定されて配置される。カバー18,19は、取り付けられた状態において、カーテンガイド構造10を上端部と下端部とから密封する。その結果、保持構造16〜19とカーテンガイド構造10とは、確実(positive)及び非確実(non−positive)な接触のみによって連結されたユニットを構成する。
図5は、ガイドシステム9から取り外したカーテンガイド構造10の断面図であり、図6は、カーテンガイド構造10と、このカーテンガイド構造10に隣接して保持する側部16及び17とを示す断面図である。
カーテンガイド構造10の形状は、全体的にほぼプリズム状であり、長手軸Lに沿って延伸するその外部輪郭は、それぞれに対して所定の角度にあり、且つ長手端で互いに当接する4つの面によって形成される。換言すると、それらの4つの面は、ガイド面11と、2つの平面的側面12,13と、例えば中空24の周縁部を形成する後面14と、を有する。側面13,14は、長手軸Lに対して平行且つ後面14に対して直角に配設される。ガイド面11は、円筒形状を有し、取り付けられた状態でカーテンVに向かって弓なり、すなわちカーテンVに向かって凸状に反り返る形状を有している。ガイド面11は、カーテンガイド構造10の長手軸Lと平行に配置される。図5中に点線で示す弦面(chord surface)15は平面状であり、いずれの断面においても側面12、13及び後面14とともに四角形を形成する。弦面15の幅は、カーテンVの厚さと平行なカーテンガイド構造10の幅Bに対応する。
カーテンガイド構造10の厚さDは、カーテン面の延伸において測定されるものであり、各断面におけるガイド面11と後面14との間の最大距離である。各断面における厚さDは、反り返りの厚みDと残りの厚みDとを加算したものである。各断面における反り返りの厚みDは、ガイド面11および弦面15間の距離のうちの最大距離に対応する。各断面における残りの厚みDは、弦面15と後面14との間の距離である。
側部16は、カーテンガイド構造10の全長に沿った後面14に対して、2つの細長いストリップを有する。側部16の2つの長手ストリップの間には、カーテンガイド構造10の全長にわたって延伸する凹部が形成されており、図示する実施の形態における凹部は、例えば四角形の溝である。凹部が形成されていることにより、空洞24が後面14に形成され、その側壁が後面14と側部16とによって形成される。同様に、側面12,13にそれぞれ隣接する空洞22,23が形成されており、その側壁が側面13と側部16とによって形成され、空洞22については、側面12と側部16とによって形成される。
図7は、カーテンガイド構造10を透視してカーテンガイド構造10の長手部平面を見た場合のガイドシステム9を、後部に隣接する空洞24と共に示す。注入口20は、空洞24に連通している。吐出口21は、排出路25を介してガイド面11の底部で開口している。なお、理解を容易とするため、この排出路25を吐出口21の一部として考える。空洞24及び空洞22,23は、流体の流れを考慮し、吐出口21とは分離して形成されている。換言すると、それらの空洞は排出路25と連通していない。このような分離は、カーテンガイド構造10と底部カバー19とによって達成される。カバー19は、底部において空洞22,23,24を密封する。なお、上カバー18は、取り付けられた状態においてカーテンガイド構造10の上部に密着して空洞22〜24を密封するが、図7では図示していない。
図7に示すように、カーテンガイド構造10の厚さDは、長手方向において変化する。カーテンガイド構造10(図5)の厚さDは、単調(monotonically)に、好ましくは連続してカーテンガイド構造10の上部から下部に向かって大きくなる。なお、図示する実施の形態の例では、線形的に大きくなっている。従って、後面14は、空洞24の全長に渡って長手軸Lに対して一定の傾きを有する。空洞24の厚さは、上部から下部に向かってこの傾きに合わせて減少する。一方、残りの2つの空洞については、その全長にわたって厚さが変わらない。カーテンガイド構造10の厚さの変化は、長手方向におけるガイド面11上の補助流体によって形成された境界層がカーテンコータの動作の際に外縁領域を流れるカーテンの自由落下速度を設定できるように選択される。このような観点によると、カーテンガイド構造10の長手方向における流れ抵抗は、厚さの変化の影響を受け、従ってガイド面11上に出現する表面積当たりの補助流体の流量の影響を受ける。
まず第1に、残りの厚みDが反り返りの厚みD(図5)のうちの最大の厚みよりも大きいこと、そして第二に、短期間の流れ込み状態の後に補助流体が常に集められる空洞22,23が側面12,13に形成されていることにより、厚さ方向において一定の流量が得られる。残りの厚みが大きいことにより、ガイド面11の反り返りによるカーテンガイド構造10の各断面において生じる流れ長の相違効果が低減される。側部の空洞22,23により、側面12,13からガイド面11までの短い流路が形成される。しかしながら、カーテンガイド構造10の絞り効果により、空洞22,23中の流体圧は、空洞24内よりも低くなる。
図8は、開放多孔率を有する多孔質物質から形成された円筒30の平端面を示す平面図である。図示する実施の形態において、これは固体円筒であり、換言すると円筒31は多孔性という観点から、全断面において一定の密度を有しており、毛管孔を除いて、肉眼で見えるような内部空洞を備えていない。円筒31は、半加工済みの製品で、所定の長さ、好適にはカーテンガイド構造10の長さにカットされ、適切な切断処理によって複数の同一円筒部31に分割される。図示する実施の形態では、4つの同一の円筒部31に分割される。この平面図では、真っ直ぐな切断線を示している。
図9は、切断ステップの後に得られた4つの同一の円筒部31のうちの一つを示す。円筒部31は、円筒形の外面を有し、この外面は、直後のまたは随意の微細加工の後にカーテンガイド構造10のガイド面11として利用される。切断により、3つの平坦な外面12,13,14’が円筒31の長手軸Lに対して平行に形成され、同時に、円形外面またはガイド面11が円筒部31の外形を形成する。外面12,13は、直接的にカーテンガイド構造10の側面として用いられてもよいし、機械加工が施されてもよい。なお、後面14’には、不要な部分を取り除くための切断または研磨処理が施される。
図10に示すような厚みの変化を得るため、図9に示す円筒部31は、上述したカーテンガイド構造10の厚さの変化が得られるまで後面14’が研磨され、カーテンガイド構造10の上部に最小の厚さD、またカーテンガイド構造の下部に最大の厚さDを得る。必要であれば、底面にさらに機械加工を施してもよい。
図8から図10に図示した実施の形態では、半加工済みの部品、すなわち円筒30が4つの同一の円筒部31に分割されている。しかしながら、2つの対向する円筒部31に分割してもよく、あるいは原理上は単一の円筒部31に分割してもよい。
また、半加工済みの部品は、固体円筒30ではなく、中空円筒であってもよい。上述した切断処理により、中空円筒の内面が、円筒の周辺領域の湾曲した底面を形成する。湾曲した底面は、その後の工程や機械加工によって不要な部材が取り除かれて平坦に加工され、これによってカーテンガイド構造の底面を形成する。湾曲した底面は、ガイド面11と平行に延伸する場合は、カーテンガイド構造10内の流路が、カーテンガイド構造10の幅にわたってどこでも同じ長さになるので、有用である。しかしながら、コストの面からすると、平坦な後面14のほうが望ましい。
スロット型ノズルのノズルシステムを備えたカーテンコータを示す図である。 カスケード型ノズルのノズルシステムを備えたカーテンコータを示す図である。 カーテン流体を側方においてガイドするための多孔質カーテンガイド構造を備えたガイドシステムを有する、図2に示すカーテンコータを示す図である。 ガイドシステムを示す図である。 カーテンガイド構造の断面図である。 カーテンガイド構造を備えたガイドシステムの断面図である。 カーテンガイド構造を備えたガイドシステムを長手方向に沿って見た図である。 カーテンガイド構造を製造するための円筒形状を有する半加工済み部材を示す図である。 切断処理によって半加工済み部材から得られた円筒部を示す図である。 長手方向に沿って見た円筒部から得られたカーテンガイド構造であって、最終加工がなされたカーテンガイド構造を示す図である。
符号の説明
1 基材
2 塗装
3 ローラ
4 ノズルシステム
5 ノズル面
6 ノズルリップ
7 吐出口
8 −
9 ガイドシステム
10 カーテンガイド構造
11 ガイド面
12 側面
13 側面
14 後面
15 弦面
16 保持構造、側部
17 保持構造、側部
18 保持構造、カバー
19 保持構造、カバー
20 注入口
21 吐出口
22 中空
23 中空
24 中空
25 排出路
26 −
27 ピボットジョイント
28 −
29 −
30 円筒
31 円筒部
B 幅
D 厚さ
反り返りの厚さ
残りの厚さ
上部厚さ
下部厚さ
F フィルムフロー
L 長手軸
V カーテン

Claims (27)

  1. 基材(1)を塗装するカーテンコータであって、
    a)前記基材(1)上に落下する少なくとも1つの塗装流体のカーテン(V)を生成するノズルシステム(4)と、
    b)前記カーテン(V)に側方ガイド作用を与え、当該カーテン(V)を横切って測定される当該カーテン(V)の厚さを超えて延伸する幅(B)に渡り当該カーテン(V)に向かって凸状に反ったガイド面(11)を有する多孔質カーテンガイド構造(10)と、
    c)前記カーテンガイド構造(10)の長手方向に延伸し、補助流体を前記ガイド面(11)にガイドさせるための少なくとも一つの空洞(24)と
    d)前記カーテンガイド構造(10)が形成する周縁部(14)と共に、前記空洞(24)を囲む空洞壁と、を備え、
    e)前記空洞(24)の境界である前記周縁部(14)は、前記カーテン構造(10)の長手軸(L)に沿って延伸する前記カーテンガイド構造(10)の外形輪郭(11〜14)の一部を形成することを特徴とするカーテンコータ。
  2. 前記カーテンガイド構造(10)は、当該カーテンガイド構造(10)の断面において真っ直ぐであり、好ましくは少なくとも実質的に平行な外側面(12,13)を、前記ガイド面(11)の両側に有することを特徴とする請求項1に記載のカーテンコータ。
  3. 前記側面(12,13)は、それぞれ平面であることを特徴とする請求項2に記載のカーテンコータ。
  4. 前記カーテンガイド構造(10)は、前記ガイド面(11)の反対を向いている後部に、当該カーテンガイド構造(10)の断面において真っ直ぐで、好ましくは全体的に平坦な外後面(14)を有することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  5. 前記後面(14)は、前記側面(12,13)まで延伸していることを特徴とする請求項2または3のうちの一方を引用する請求項4に記載のカーテンコータ。
  6. 前記カーテンガイド構造(10)の前記後面(14)は、前記空洞壁の周縁部を形成することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  7. 前記カーテンガイド構造(10)は、当該カーテンガイド構造(10)の幅(B)を横切る方向において測定され、且つ当該カーテンガイド構造(10)の長手軸(L)に沿って単調に、好ましくは当該カーテンガイド構造(10)の長さの大部分に渡って一定、特に一定に変化可能な厚さ(D)を有することを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  8. 前記外形輪郭(11〜14)は、前記ガイド面(11)と、互いに対して好ましくは90°±30°の角度の好ましくは平坦な側面(12,13,4)と、を備えることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  9. 前記ガイド面(11)、前記平坦な側面(12,13)および当該ガイド面(11)の反対を向いている後部にある後面(14)は、前記外形輪郭を形成することを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  10. 前記カーテンガイド構造(10)は、当該カーテンガイド構造(10)の幅(B)を横切って配設される方向において、反り返りの厚さ(D)および残りの厚さ(D)を加算した厚さ(D)を有し、
    前記反り返りの厚さ(D)は、それぞれ前記カーテンガイド構造(10)から前記ガイド面(11)までの断面において構成される弦をなす前記ガイド面(11)と弦面(15)との間の距離であり、
    前記残りの厚さ(D)は、前記弦面(15)と、前記ガイド面(11)の反対を向いている後部における前記カーテンガイド構造(10)の後面(14)との間の距離であり、
    対応する前記断面における反り返りの最大の厚さ(D)は、同一断面における少なくとも最も薄い残りの厚さ(D)であり、好ましくは前記カーテンガイド構造(10)の最も薄い残りの厚さであることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  11. 前記ガイド面(11)は、当該ガイド面(11)の幅(B)に渡り、少なくとも4ミリ、好ましくは少なくとも5ミリメートルの全体的な曲率半径を有する円弧を形成することを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  12. 前記ガイド面(11)の幅(B)は、前記カーテンの厚さの少なくとも1.5倍、好ましくは少なくとも2倍であることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  13. 前記ガイド面(11)は、円筒面または円弧面のうちの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  14. 前記空洞(24)に対して開口する注入口(20)と、前記補助流体のため、ガイド面(11)において開口する吐出口(21)と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜13のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  15. 前記空洞(24)は、前記ガイド面(11)に対して反対を向いている後部において、前記カーテンガイド構造(10)の外後面(14)に沿って延伸することを特徴とする請求項1〜14のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  16. 前記カーテンガイド構造(10)と共に結合手段を構成し、且つ前記空洞(24)を形成する保持構造(16〜19)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜15のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  17. 前記保持構造(16〜19)は、正確に嵌合して前記カーテンガイド構造(10)を保持するとともに、前記ガイド面(11)を除いて当該カーテンガイド構造(10)を囲むことを特徴とする請求項16に記載のカーテンコータ。
  18. 前記カーテンガイド構造(10)と前記保持構造(16〜19)とが結合して前記空洞(24)の壁を形成することを特徴とする請求項1〜17のうちのいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  19. 前記保持構造(16〜19)は、前記カーテンガイド構造(10)の側部を保持する中間部(16,17)と、当該カーテンガイド構造(10)の端部をそれぞれ保持する2つのカバー(18,19)と、を有することを特徴とする請求項16〜18のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  20. 前記中間部(16,17)は、側部(16,17)を有し、
    前記カーテンガイド構造(10)は、当該側部(16,17)と前記カバー(18,19)との間に確実に配置され、当該側部(16,17)と当該カバー(18,19)との間に働く張力のみにより固定されて保持されることを特徴とする請求項19に記載のカーテンコータ。
  21. 前記カーテンガイド構造(10)と前記側部(16、17)のうちのいずれか一方のみとが、前記空洞(24)の側壁を形成することを特徴とする請求項20に記載のカーテンコータ。
  22. 前記カーテンガイド構造(10)に隣接すると共に、当該カーテンガイド構造(10)の長手方向に延伸する、前記補助流体用の少なくとも一つの他の空洞(22,23)を有し、
    当該カーテンガイド構造(10)は、少なくとも一つの前記他の空洞(22,23)を囲う空洞壁の周縁部(12,13)のみを形成することを特徴とする請求項1〜21のうちいずれか一項に記載のカーテンコータ。
  23. a)均一な開放多孔性を有する多孔質材料から少なくとも大部分が形成され、
    b)長手軸(L)に沿って延伸し、当該長手軸(L)に直角に交わる直線に対して凸状円筒面(11)を有する外形輪郭(11〜14)を有し、
    c)前記外形輪郭(11〜14)は、カーテンガイド構造(10)の断面において真っ直ぐな面(12,13,14)を有することを特徴とするカーテンコータ用カーテンガイド構造。
  24. 少なくとも一つの塗装流体によるカーテンを生成して塗装対象の基材(1)上に落下させ、且つ当該カーテンをカーテンガイド構造(10)のガイド面(11)の一側でガイドするカーテンコータ用カーテンガイド構造の製造方法であって、
    前記カーテンガイド構造(10)は、多面体形状を有し、当該多面体の外形輪郭(11〜14)は、前記ガイド面(11)を形成する少なくとも1つの円筒面と、少なくとも2つの平面(12,13,14)と、から構成されることを特徴とするカーテンガイド構造の製造方法。
  25. 前記多面体は、切削処理により、補助流体が浸透可能な多孔質材料からなる円筒(30)から形成されることを特徴とする請求項24に記載のカーテンガイド構造の製造方法。
  26. 前記円筒ガイド面(11)と、前記多面体の長手軸(L)に沿ったガイド面(11)に対して反対を向いている後面(14)との間で測定される前記多面体の厚さ(d)は、材料を除去することによって一方の軸端から他方の軸端に向かう方向において減少するように調整されることを特徴とする請求項24または25に記載のカーテンガイド構造の製造方法。
  27. 前記円筒(30)または多面体は、前記円筒ガイド面(11)と、当該円筒(30)または多面体の長手軸(L)に沿ったガイド面(11)に対して反対を向いている後部との間の厚さ(D)が一方の軸端から他方の軸端に向かう方向において減少するように分割されることを特徴とする請求項24または25に記載のカーテンガイド構造の製造方法。
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