JP2009529543A - アレルギー性疾患を治療するための方法および組成物 - Google Patents

アレルギー性疾患を治療するための方法および組成物 Download PDF

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Abstract

リバビリンなどの抗感染症剤の一定量を、吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗剤、ベータ−2受容体作用剤から選択される抗炎症剤と任意に組み合わせて対象に投与することを伴う、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎およびアナフィラキシーショックを含むアレルギー性疾患および/または気道炎症を治療するための方法および組成物。

Description

本発明はアレルギー性疾患の治療に関する。特に、本発明は抗感染症剤を使用することによってアレルギー性疾患を治療するための方法および組成物を提供する。
アレルギー性疾患罹患率の増加は多くの先進国および途上国に認められる。アレルギー性疾患はI型過敏症、すなわちIgE抗体で媒介されるI型免疫応答によって引き起こされる機能性障害と定義される。症状として、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックがあげられる。アレルギー性疾患は現在、文明社会においてより重篤となり、それにかかる費用も膨大になってきた。様々なアレルギー症状に苦しむ人々の中でも、アレルギー性鼻炎は最も一般的なアレルギーの形態である。また、アレルゲンの発作は致命的となる場合がある。1994年に国立台湾大学医学部小児科で行った統計データによると、台北市(台湾)の学生のアレルギー性鼻炎の有病率は33%以上であり、喘息の有病率(10〜11%)より約3倍高い。患者数もまた毎年増加しており、幼児患者の増加は特に顕著である。このため、多くの研究者はこのようなアレルギー性疾患からの患者の経済的および肉体的負担を減らすための改善策の開発に専念している。
アレルギー反応の初期には、肥満細胞または好塩基球表面上の受容体と強力に結びつくIgE抗体が生成される。抗原またはアレルゲンがマクロファージなどの抗原提示細胞に食されると、膜表面のMHCクラスII分子によって提示されたペプチドがT細胞表面の受容体によって認識され、細胞活性化物質(サイトカイン)、たとえばIL−2、IFN−γおよびTNF(腫瘍壊死因子)−β(Th1細胞に由来)、ならびにIL−4、IL−5、IL−6、IL−9、IL−10(Th2細胞に由来)が活性T細胞で生成される。生成された細胞活性化物質は、T細胞およびB細胞に作用し、増殖および分化に関与させる。次いでT細胞上のCD40リガンドとB細胞上のCD40とが結合することによりB細胞が活性化する。さらに、T細胞に由来するIL−4が加わると、B細胞はクラススイッチによってIgE産生細胞に分化する。肥満細胞では、2個のIgE分子が多価抗原に結合されて膜の受容体が架橋され、脱顆粒をもたらす一連の生化学的過程が起きる。ヒスタミンなどの種々の化学媒体は脱顆粒により肥満細胞から分泌され、アラキドン酸代謝により膜中で新たに生成されたプロスタグランジンおよびロイコトリエンと共に、毛細管の透過性を増加させたり、平滑筋を収縮させたり、粘液分泌を高めたりする場合もあり、これにより、皮膚においてはそう痒症、発赤、蕁麻疹および血管浮腫、呼吸器管においては咳、息苦しさ、胸部圧迫感、呼吸困難およびチアノーゼ、心血管系においては蒼白、低血圧および不整脈、胃腸管においては嘔気、嘔吐および下痢、神経系においては異常感覚、眩暈症、頭痛、けいれん、意識喪失が生じる。
現在、種々のアレルギー症状を軽減するために用いられる薬は、その効果が一時的であり、かつ長期療法によりいくらかの副作用が生じ得るという問題を有する。抗生物質は、幼児で進行する慢性の粘液性滲出液の原因として重要な役割を果たすことで知られるIL−6の抑制に影響を与えることができない。IL−6は、長期間の抗生物質とステロイドを介して制御できることが示唆されている。しかしながら長期間の抗生物質およびステロイドの投与は、全身の免疫機能の抑制などの副作用を引き起こす場合がある。
本発明者らは、副作用のない、種々のアレルギー性疾患に対する新規な治療法を見出すことを意図して大規模な臨床研究および実験を行なった。その結果、発明者らは、適切なヌクレオチド類似体、リバビリンが一般的な副作用なしに優れた消炎効果を有することを見出し、本発明を完成させた。特に、本発明による方法および組成物は、炎症を抑制しアレルギーを制御するために宿主の免疫力を増大させることができる。
発明の概要
本発明の目的は、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどアレルギー性疾患に感受性の高いまたはこれらに苦しむ対象を治療するための方法および組成物を提供することである。したがって一側面において本発明は、アレルギー性疾患に感受性の高いまたはこれに苦しむ対象を治療する方法であって、有効量の抗感染症剤、および任意に抗炎症剤を対象に投与することを含む方法を提供する。他の側面として本発明は、有効量の抗感染症剤、および任意に有効量の抗炎症剤、ならびに薬学的に許容し得る担体を含む、アレルギー性疾患に感受性の高いまたはこれに苦しむ対象を治療するための医薬組成物を提供する。
1つの好ましい態様において本発明は、有効量の抗感染症剤を対象に投与することを含む、アレルギー性疾患の治療方法を提供する。この方法においては、鼻腔内に抗感染症剤を投与し、用いられる抗感染症剤の量は、対象の体重1kgあたり5〜20μgである。他の好ましい態様において、かかる方法は、有効量の抗炎症剤を、抗感染症剤を対象に投与する前、投与するのと同時、および/または投与した後に投与することをさらに含む。抗炎症剤は、吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗物質、およびβ2受容体作用物質からなる群から選択され、用いられる抗炎症剤の量は、対象の体重1kgあたり5〜10μgである。抗感染症剤および抗炎症剤は両方とも鼻腔内に投与することが好ましい。
さらに他の好ましい態様では、本発明は、有効量の抗感染症剤を含む、アレルギー性疾患を治療するための医薬組成物を提供する。この組成物にて、抗感染症剤を鼻腔内に投与し、用いられる抗感染症剤の量は、対象の体重1kgあたり5〜20μgである。他の好ましい態様では、かかる組成物はさらに、吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗物質、およびβ2受容体作用物質からなる群から選択される有効量の抗炎症剤を含む。抗感染症剤は、抗感染症剤を対象に投与する前、投与するのと同時、および/または投与した後に、対象の体重1kgあたり5〜10μgの量で用いることができる。抗感染症剤および抗炎症剤は両方とも鼻腔内に投与することが好ましい。
添付の例と併せて本説明を読めば、これらおよび他の側面および利点が明らかになるであろう。上述の一般的な説明および以下の詳細な説明は両方とも例示のためであり、特許請求の範囲に記載された本発明をさらに説明することを意図するものであることを理解されたい。
図面の簡単な説明
添付図面は、本発明についての理解をさらに深めるためのものであり、本明細書に組み込まれ、その一部をなすものである。本図面は本発明の態様を示し、本説明と共に本発明の原理を解説するためのものである。
図1は、本発明の1つの好ましい態様に従って用いられるOVAプロトコルを説明するものである。
図2は、本発明の1つの好ましい態様に従った、OVA感作マウスにおけるMch誘発気道反応性へのリバビリンの効果を示す。OVAチャレンジ後に種々の濃度のリバビリン(0、10、30mg/ml)が鼻腔内投与され、結果は各群5匹のマウス平均値+s.e.m.で示す。実験は3回繰り返され、類似の結果が得られ、対照群(リバビリン治療なし)と比較すると*P<0.05であった。
図3は、マウスの気道におけるリバビリンの細胞浸潤への効果を示すバーチャートであり、(A)は、3mlのBAL液中の総細胞数に対するリバビリンの効果、(B)は、単球、好中球、好酸球およびリンパ球を含む各細胞種の細胞数に対するリバビリンの効果であり、実験は3回繰り返され、類似の結果が得られ、対照群(リバビリン治療なし)と比較すると*P<0.05および*P<0.01であった。
図4は、リバビリン治療をしたOVA感作マウスとリバビリン治療をしないOVA感作マウスの肺組織の形態を示す写真であり、(A)は、30mg/mlのリバビリン治療後のOVA感作マウスの肺組織を示す位相差写真であり、(B)は、10mg/mlのリバビリン治療後のOVA感作マウスの肺組織を示す位相差写真であり、(C)は、組織切片がヘマトキシリンおよびエオジンで染色され、光学顕微鏡(元倍率は400×)で検査した、リバビリン治療をしないOVA感作マウスの肺組織を示す写真である。
図5は、ELISAで測定した例のBAL液中のマウスのINF−γ(A)、IL−4(B)、KC(C)およびエオタキシン(D)のレベルを示し、実験は2回繰り返され、類似の結果が得られ、対照群(リバビリン治療なし)と比較すると*P<0.05であった。
発明の詳細な説明
記載された態様および本明細書に用いられた用語は、単に例示的な態様を説明するためだけのものであり、限定的であることを意図しない。本発明の範囲は、本明細書に明確に記載されないが、本開示を読み、本発明を実施することで当業者に明らかとなる他の態様を含むことを意図する。
本発明は、抗感染症剤および任意に抗炎症剤の使用により、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどのアレルギー性疾患を治療するための新規な解決策に関する。したがって一態様において、本発明はアレルギー性疾患に感受性の高いまたはこれに苦しむ対象を治療する方法であって、有効量の抗感染症剤を対象に投与することを含む方法を提供する。好ましい一態様において抗感染症剤はリバビリンである。
本方法はさらに、一定量の抗炎症剤を抗感染症剤の使用前、使用と同時、および/または使用後に投与する追加の工程を含んでもよい。抗炎症剤としては、吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗物質、β2受容体作用物質があげられるが、これらに限定されない。吸入ステロイドの適切な例として、ブデソニド、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、プロピオン酸フルチカゾンなどのコルチコステロイドがあげられるが、これらに限定されない。市販される吸入ステロイド製品としては、たとえば、FLIXONASE、FLIXOTIDE、FLUTICASONE、PULMICORT、FLOVENT、AEROBID、AZNACORT、ADVAIRがあげられる。ロイコトリエン受容体拮抗物質としては、SB209247、SC53228、CP195543、CGS25019CおよびLY293111などのBLT受容体の選択的拮抗物質、ならびにSR2640、SKF104353、ICI204219、MK476およびLYl70680などのCysLT1受容体の選択的拮抗物質があげられるが、これらに制限されない。β2受容体作用物質については、例としてプロカテロール、ジンテロール、サルメテロール、フォルモテロール、テルブタリン、およびフェノテロールなどがあげられるが、これらに限定されない。
抗感染症剤および/または抗炎症剤は、局所、経口、鼻腔内、静脈内または腹腔内を含む、同じまたは異なった経路で投与できる。抗感染症剤および/または抗炎症剤は両方とも、エアロゾル粒子の形で鼻腔内投与するなど、直接対象の呼吸器管に投与することが好ましい。あるいは、抗炎症剤を局所投与、経口投与、静脈内投与または腹腔内投与しながら、抗感染症剤を鼻腔内に投与してもよい。
抗感染症剤は、対象の体重1kgあたり1〜50μgの投与量で投与してもよい。鼻腔内に投与する場合の抗感染症剤の好ましい投与量の範囲は、対象の体重1kgあたり5〜20μgである。抗感染症剤を、皮下注射などの異なる経路を介して抗炎症剤と共に用いる場合には、抗感染症剤の好ましい用量は、対象の体重1kgあたり5〜30μgである。
抗炎症剤は、対象の体重1kgあたり0.5〜1μgの量で投与してもよい。抗炎症剤の好ましい投与量の範囲は、対象の体重1kgあたり5〜10μgである。抗感染症剤および抗炎症剤の適切な投与量は、同じでも異なっていてもよく、患者の性別、年齢、体重および/または病歴によりさらに調整してもよく、これはかかる分野の熟達した医師により容易になされ得る。
対象は哺乳動物、特にヒトであってもよい。
本発明の1つの好ましい態様は、気道炎症に感受性の高いまたはこれに苦しむ対象を治療する方法であって、その対象に有効量の抗感染症剤を投与することを含む方法を提供する。抗感染症剤は、リバビリンであり、抗炎症剤は、吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗物質、およびβ2受容体作用物質などがあげられるが、これらに制限されない。吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗物質、およびβ2受容体作用物質の適切な例は上述のとおりである。抗感染症剤と抗炎症剤の両方の好ましい投与量と経路に関しても上述のとおりである。
他の好ましい態様では、本発明は抗感染症剤、および任意に抗炎症剤、ならびに薬学的に許容し得る担体を有するエアロゾル粒子を含む医薬を提供する。この医薬は、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどのアレルギー性疾患を治療するのに有用である。
他に定義しない限り、本明細書に用いられる全ての技術的および科学的用語は、本発明の属する技術分野の当業者により一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載されたものと同様または同等な方法および材料は全て本発明を実施する際または試行する際に用いることができるが、好ましい方法および材料についてはこれから説明する。言及した刊行物は全て本明細書中に参照により組み込む。他に言及しない限り、本明細書に用いられまたは意図された技術は、当業者にとって周知の標準の方法である。材料、方法および例は説明のためだけのものであり、限定的ではない。
本明細書において、単数形「a」、「an」、「the」は、文脈が明確に別様に指示しない限り、複数形を含むものとして用いられる。実施例および特段の指示がある場合を除き、本明細書で用いられる成分量、反応条件などを表すすべての数は、すべての場合において、「約」という用語により修正されることを理解されたい。したがって逆の指示がない限り、本明細書に記載された数値パラメーターは近似であり、本発明で得ようとする所望の特性により変動し得る。

下記の例は本発明の特定の側面を説明し、当業者が本発明を実践するのを支援するために提供するものである。これらの例は、いかなる形でも決して本発明の範囲を限定するものではない。
動物
雌のBALB/cマウスを得、国立台湾大学医学部の動物センター(台湾、R.O.C.)で維持した。動物は6〜10週齢で用い、各実験内で週齢をマッチさせた。動物実験プロトコルは国立台湾大学医学部(台湾、R.O.C.)の動物委員会により承認された。
気道反応性亢進(AHR)誘発用マウスの感作およびリバビリン投与のオバルブミン(OVA)プロトコル
マウスを、0日目に4群に分け、硫酸アルミニウムカリウム(alum、2mg)と複合したOVA(10μg)の腹腔内注射により感作した。すべてのマウスはさらに14日目と28日目にそれぞれOVA(10μg)の注射でブーストした。陰性対照群のマウスにはリン酸緩衝液(PBS)を注入した。残りの3群のマウスは、各群とも38〜40日目にそれぞれ、0、10または30mg/mlのリバビリン20μlを、0.05mgのOVAの鼻腔内チャレンジとともに受けた。各群のマウスのAHRは41日目に測定し、すべてのマウスは実験が終了した42日目に採血し屠殺した。図1は本研究で用いた上述のOVAプロトコルのスケジュールを示す。
AHRの測定
OVA感作マウスのエアロゾル化メタコリン(Mch)への気道反応性に対するリバビリンの効果は、以下の手順で評価した。最初に、例に記載した手順に従ってマウスをOVAで感作した。次いで増加する濃度のMch(それぞれ0、6.25、12.5、25および50mg/ml)を、リバビリンとともに、または、リバビリンなしで(陽性対照マウスは生理食塩水で処置し、残りのマウスはそれぞれ10mg/mlまたは30mg/mlのリバビリンで処置した)動物の鼻腔内に与えた。その後、マウスを収容したプレチスモグラフィの主室と基準室との圧力差を読み取ることによって全身プレチスモグラフィを測定した。それぞれの読み取りは3分でなされ、噴霧後の全体時間について平均化した。算出データは、既述の無次元パラメーターPenhを用い、生理食塩水チャレンジのベースライン値に対する増加倍率で表した。図2に結果を示す。図2より、Mch濃度の増加に従いPenhが増加し、リバビリン治療をしていないOVA感作マウスがMch曝露に対し顕著な気道反応性の増加を示したことが明らかである。リバビリンの鼻腔内投与は、PBS処置マウスと比較して、OVA感作マウスのMch気道反応性の増大を抑制した。
気道好酸球性炎症に対するリバビリンの治療効果
リバビリンがOVA感作マウスの気道炎症を軽減できるか否かは、最終チャレンジの48時間後に感作マウスの気管支肺胞洗浄(BAL)液の細胞構成を分析することにより決定した。簡潔に述べると、OVA感作マウスの全ての群を後眼窩静脈叢から採血し、屠殺した。肺を即座に気管カニューレを介しイオン化カルシウムおよびマグネシウムを含まない3×1mlのHBSSで洗浄した。洗浄液を400×g、4℃で10分間遠心分離した。洗浄後、細胞を1mlのHBSSに再懸濁し、総細胞数を血球計算板を使用して決定した。細胞遠心分離標本を細胞分画数を求めるためにLiu’s染色で染色した。最低200の細胞を計数し、標準の形態学的評価基準に基づき、マクロファージ、リンパ球、好中球および好酸球に分類した。図3に結果を示した。多くの場合、鼻腔内OVAへの曝露により陽性対照群のマウスのBAL液中における好中球数および好酸球数の著しい増加が誘導されたことがわかる(図3)。これに対して、リバビリン処置(10または30mg/ml)により、総細胞数(図3A)だけでなく、単球、好中球および好酸球(図3B)を含む各細胞種の数も減少した。
洗浄後、肺を即座に取り出し、10%中性緩衝ホルマリンで固定し、常法により処理し、パラフィンろうに包埋した。5マイクロメータの切片をヘマトキシリン−エオジンで染色し、光学顕微鏡によって検査した結果を図4に示す。このOVA感作モデルの肺で、リバビリン(図4Aおよび図4B、それぞれ30および10mg/ml)が効率的に細胞の浸潤を抑制し、かつ病的損傷を低減できることが明らかになった。
BAL液中のケモカインレベルに対するリバビリンの治療効果
OVA感作マウスを上述した手順に従って洗浄し、ケモカインレベルをELISAキット(R&D)で製造元の指示に従ってアッセイした。エオタキシンの測定を例にとると、BAL液を回収し、4℃で一晩抗エオタキシン抗体でプレコートしたウェルに加えた。2時間インキュベートした後に、プレートを洗浄し、ビオチン結合抗体を加えた。室温でさらに2時間放置した後、HRP−アビジンを加え、OD(450nm)値をBALF中のエオタキシン濃度に変換した。KC、IL−4およびINF−γを含む他のケモカインレベルは同様の手順に従って測定できる。図5に結果を示した。
OVA感作マウスにおけるINF−γ(図5A)およびIL−4(図5B)のレベルはリバビリンによる影響を受けなかったが、エオタキシン(図5D)およびKC(図5C)の両方のレベルはリバビリンの投与により大幅に減少した。この結果は、リバビリンが喘息の気道炎症に治療効果があることを示す。
本発明の利点は、抗感染症剤および任意に抗炎症剤の使用によりアレルギー性疾患治療の新規な解決策を提供することである。本発明による方法および組成物により、宿主の免疫力を増大させて炎症を抑制すると共にアレルギーを制御し、これにより花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどのアレルギー性疾患への治療を提供することが可能である。
本発明の種々の態様の上記説明は例示と説明のためになされたものであり、これによって本発明を網羅すること、あるいは本発明を開示された態様に限定することを意図するものではない。多数の改変および変形が上記の教示に照らして可能である。上述した態様は、本発明の原理およびその実用的な用途の最良の例示を提供するために選択および説明したものであり、これにより当業者は様々な態様で、そして想定された特定の使用に適合する様々な改変を伴って本発明を利用することが可能になる。このような改変および変形は全て、適正、適法かつ公正に与えられた幅で解釈した添付の特許請求の範囲により決定される本発明の範囲内にある。
本発明の1つの好ましい態様に従って用いられるOVAプロトコルを説明した図である。 本発明の1つの好ましい態様に従った、OVA感作マウスにおけるMch誘発気道反応性へのリバビリンの効果を示した図である。 マウスの気道におけるリバビリンの細胞浸潤への効果を示すバーチャートである。 リバビリン治療をしたOVA感作マウスとリバビリン治療をしないOVA感作マウスの肺組織の形態を示す写真図である。 ELISAで測定したBAL液中のマウスのINF−γ(A)、IL−4(B)のレベルを示したグラフである。 ELISAで測定したBAL液中のマウスの(C)およびエオタキシン(D)のレベルを示したグラフである。

Claims (22)

  1. アレルギー性炎症を緩和するために有効量のリバビリンを対象へ投与することを含む、気道炎症および/またはアレルギー性疾患の治療方法。
  2. リバビリンが、局所投与、経口投与、鼻腔内投与、静脈内投与または腹腔内投与される、請求項1に記載の方法。
  3. リバビリンが、対象の体重1kgあたり5〜20μgの量で鼻腔内投与される、請求項2に記載の方法。
  4. 気道炎症および/またはアレルギー性疾患が、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎およびアナフィラキシーショックから選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 対象の体重1kgあたり5〜10μgの量の抗炎症剤を、リバビリンの投与前、投与と同時、および/または投与後に投与することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 抗炎症剤とリバビリンとが両方とも鼻腔内投与される、請求項5に記載の方法。
  7. 抗炎症剤が、吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗物質、およびβ2受容体作用物質からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
  8. 吸入ステロイドがコルチコステロイドである、請求項7に記載の方法。
  9. コルチコステロイドが、ブデソニド、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、プロピオン酸フルチカゾンからなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
  10. ロイコトリエン受容体拮抗物質が、SB209247、SC53228、CP195543、CGS25019CおよびLY293111を含むBLT受容体の選択的拮抗物質、および、SR2640、SKF104353、ICI204219、MK476およびLY170680を含むCysLT1受容体の選択的拮抗物質からなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  11. β2受容体作用物質が、プロカテロール、ジンテロール、サルメテロール、フォルモテロール、テルブタリンおよびフェノテロールからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  12. 有効量のリバビリンと薬学的に許容し得る担体とを含む、気道炎症および/またはアレルギー性疾患治療用医薬組成物。
  13. リバビリンが、局所投与、経口投与、鼻腔内投与、静脈内投与または腹腔内投与される、請求項12に記載の組成物。
  14. リバビリンが、対象の体重1kgあたり5〜20μgの量で鼻腔内投与される、請求項13に記載の組成物。
  15. 気道炎症および/またはアレルギー性疾患が、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎およびアナフィラキシーショックから選択される、請求項12に記載の組成物。
  16. 対象の体重1kgあたり5〜10μgの量で、リバビリンの投与前、投与と同時、および/または投与後に投与される抗炎症剤をさらに含む、請求項12に記載の組成物。
  17. 抗炎症剤とリバビリンとが両方とも鼻腔内投与される、請求項16に記載の組成物。
  18. 抗炎症剤が、吸入ステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗物質およびβ2受容体作用物質からなる群から選択される、請求項17に記載の組成物。
  19. 吸入ステロイドがコルチコステロイドである、請求項18に記載の組成物。
  20. コルチコステロイドが、ブデソニド、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニドおよびプロピオン酸フルチカゾンからなる群から選択される、請求項19に記載の組成物。
  21. ロイコトリエン受容体拮抗物質が、SB209247、SC53228、CP195543、CGS25019CおよびLY293111を含むBLT受容体の選択的拮抗物質、および、SR2640、SKF104353、ICI204219、MK476およびLY170680を含むCysLT1受容体の選択的拮抗物質からなる群から選択される、請求項18に記載の組成物。
  22. β2受容体作用物質が、プロカテロール、ジンテロール、サルメテロール、フォルモテロール、テルブタリンおよびフェノテロールからなる群から選択される、請求項18に記載の組成物。
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