本発明と、本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施形態を例示する添付図面及びその添付図面を説明する内容を参照せねばならない。
以下、本発明による映像表示及び保存装置と方法を、添付した図面を参照して次のように説明する。
図1は、本発明による映像表示及び保存装置を説明するためのブロック図であって、表示部110、撮影映像保存部120、映像処理部130及び制御部140を備える。
かかる本発明による映像表示及び保存装置は、カムコーダやデジタルカメラのように映像を表示することもでき、撮影(すなわち、保存)することもできる端末器を意味する。本明細書上で、第1実施形態とは、本発明による映像表示及び保存装置がカムコーダである場合を意味し、第2実施形態とは、本発明による映像表示及び保存装置がデジタルカメラである場合を意味する。
表示部110は、一つ以上のディスプレイパネルで具現され、かかるディスプレイパネルを通じて映像を表示する。説明の便宜上、表示部110は、一つのディスプレイパネル(横長=a[cm]、縦長=b[cm]、ただし、a>b)で具現されたと仮定する。かかるディスプレイパネルは、主表示領域(図示せず)とボタン表示領域(図示せず)とを備えるが、これに限定されない。図10Bにおいて、識別番号1000は、ディスプレイパネルを意味し、識別番号1025が表す映像が表示された領域は、主表示領域(図示せず)を意味し、識別番号1035が表す映像が表示された領域は、ボタン表示領域(図示せず)を意味する。
撮影映像保存部120は、撮影された映像を保存する。
映像処理部130は、映像を入力され、入力された映像を利用して表示映像及び保存映像のうち少なくとも一つを生成する。
映像処理部130は、その生成された表示映像を表示部110に出力し、その生成された保存映像を撮影映像保存部120に出力する。
さらに具体的に、映像処理部130の動作を説明すれば、次の通りである。
映像処理部130は、少なくとも一つのレンズと、そのレンズを通じて入射される光を感知するセンサーと、を備える。CCD(Charge−Coupled Device)センサーのような光電センサーは、かかるセンサーの一例となりうる。これにより、映像処理部130は、レンズを通じて見られる映像(以下、原本映像)を獲得する。説明の便宜上、原本映像の横長と縦長との比率(a/b)は、ディスプレイパネルの横長と縦長との比率(a/b)と同一であり、原本映像は、ディスプレイパネルのあらゆる領域に表示されると仮定する。
映像処理部130は、サブ映像と重なって表示可能な原本映像を処理して、サブ映像と重ならずに表示されるメイン映像を生成する。
ここで、サブ映像とは、本発明による映像表示及び保存装置の操作を誘導する映像を意味する。ズームインまたはズームアウトを設定するように誘導する文字、フラッシュのオン/オフ如何を設定するように誘導する文字、シャッタの開閉程度を設定するように誘導する文字、本発明による映像表示及び保存装置に備えられたバッテリの残量を表す数字のうち少なくとも一つは、サブ映像の一例である。表示部110は、サブ映像を常に表示することもでき、ユーザーが所望する場合にのみ表示することもできる。ディスプレイパネル上でサブ映像が表示されるサイズは、サブ映像の内容によって変わりうる。例えば、サブ映像が“バッテリが不足します”という文章ならば、サブ映像は、ディスプレイパネルの半分(横長=a/2[cm]、縦長=b[cm])にわたって表示され、サブ映像がバッテリの残量を表す数字ならば、サブ映像は、ディスプレイパネルの1/4領域(横長=a/2[cm]、縦長=b/2[cm])に表示され、サブ映像がズームインまたはズームアウトを設定するように誘導する文字、フラッシュのオン/オフ如何を設定するように誘導する文字、シャッタの開閉程度を設定するように誘導する文字で構成されるならば、サブ映像は、ディスプレイパネルの1/4領域(横長=a/4[cm]、縦長=b[cm])に表示される。もちろん、ディスプレイパネル上でサブ映像が表示されるサイズがサブ映像の内容に関係なく一定であることもある。サブ映像は、ディスプレイパネル上で上側、下側、左側、右側または中央に表示される。
前述したように、原本映像がディスプレイパネルのあらゆる領域に表示されるならば、原本映像とサブ映像とは重なって表示されるしかない。この場合、本発明による映像表示及び保存装置の操作に関心のないユーザー、特に表示される原本映像に心酔しているユーザーは、このように重なって表示されるサブ映像に不快でありうる。これを防止するために、映像処理部130は、原本映像の表示されるサイズが減少するように原本映像を処理することによって、サブ映像と重ならずに表示されるメイン映像を生成する。このとき、映像処理部130は、サブ映像の表示されるサイズを考慮することが望ましい。例えば、原本映像の表示されるサイズは、“横長=a[cm]、縦長=b[cm]”であり、サブ映像の表示されるサイズは、“横長=a/4[cm]、縦長=b[cm]”であれば、映像処理部130は、表示されるサイズが“横長=3a/4[cm]、縦長=b[cm]”であるメイン映像を生成できる。この場合、メイン映像は、原本映像を横方向に歪めた結果となる。
このように、映像処理部130でメイン映像が生成されれば、表示部110は、メイン映像とサブ映像とを共に表示する。たとえ、メイン映像が歪曲された原本映像であるとしても、ユーザーは、原本映像が表すところをメイン映像を観察して認知できる。
このように表示部110がメイン映像とサブ映像とを共に表示している中で、ユーザーが撮影しようとする原本映像を発見し、本発明による映像表示及び保存装置に撮影を指示すれば、撮影映像保存部120は、メイン映像でない原本映像を保存する。
制御部140は、表示部110、撮影映像保存部120及び映像処理部130のうち少なくとも一つの動作を制御する。例えば、本発明による映像表示及び保存装置がプレビューモードにあれば、制御部140は、映像処理部130が表示映像を生成するように指示し、表示部110が動作することを指示する。同様に、本発明による映像表示及び保存装置が撮影モードにあれば、制御部140は、映像処理部130が表示映像及び保存映像を生成するように指示し、表示部110及び撮影映像保存部120が動作することを指示する。
図2は、図1に示した映像処理部130を説明するための第1実施形態130Aのブロック図であって、入力映像処理部210、第1表示映像処理部220及び第1保存映像処理部230を備える。
入力映像処理部210は、映像を入力され、入力された映像の色相及びピクセル数のうち少なくとも一つを調整し、調整された映像を第1表示映像処理部220及び第1保存映像処理部230に出力する。
第1表示映像処理部220は、入力映像処理部210からその調整された映像を入力され、その調整された映像の縦横比率を変換してメイン映像を生成し、生成されたメイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成し、生成された表示映像を、出力端子OUT1を通じて表示部110に出力する。この場合、表示映像のうちメイン映像は、ディスプレイパネルの主表示領域(図示せず)に表示され、表示映像のうちサブ映像は、ディスプレイパネルのボタン表示領域(図示せず)に表示されるが、これに限定されるものではない。
第1保存映像処理部230は、入力映像処理部210からその調整された映像を入力され、その調整された映像を圧縮符号化して保存映像を生成し、生成された保存映像を、出力端子OUT2を通じて撮影映像保存部120に出力する。
一方、本発明による映像表示及び保存装置がプレビューモードにあれば、入力映像処理部210、第1表示映像処理部220及び表示部110が動作することが望ましく、本発明による映像表示及び保存装置が撮影モードにあれば、入力映像処理部210、第1表示映像処理部220、第1保存映像処理部230、表示部110及び撮影映像保存部120が動作することが望ましい。
図3は、図2に示した入力映像処理部210を説明するための細部ブロック図であって、映像獲得部310、色相調整部320及びピクセル数調整部330を備える。
映像獲得部310は、少なくとも一つのレンズと、そのレンズを通じて入射される光を感知するセンサーと、を備えることが望ましい。CCDのような光電センサーは、かかるセンサーの一例である。これにより、映像獲得部310は、原本映像を獲得する。
色相調整部320は、映像獲得部310から入力される原本映像の色相を調整する。具体的に、色相調整部320は、映像獲得部310から入力される原本映像に対して自動露出、自動ホワイトバランス、自動焦点合わせ、色調及び色感処理のうち少なくとも一つの動作を行う。ここで、色相調整部320は、原本映像に対してストリームの形式で入出力を行うが、これに限定されない。
ピクセル数調整部330は、色相調整部320により色相が調整された原本映像をなすピクセルの個数を調整し、調整された結果を、出力端子OUT3を通じて第1表示映像処理部220に出力するか、または出力端子OUT4を通じて第1保存映像処理部230に出力する。例えば、ピクセル数調整部330は、色相が調整された原本映像をVGA(Video Graphics Array)規格(640*480ピクセル(横方向に640個のピクセル、縦方向に480個のピクセル))に合わせて変更できる。一方、ピクセル数調整部330は、色相の調整された原本映像をなすピクセルの個数を、本発明による映像表示及び保存装置の動作モードごとに異なって調整できる。また、ピクセル数調整部330は、ピクセル数が調整された結果を撮影映像保存部120のうち第1映像メモリ(図示せず)に出力し、第1映像メモリは、その調整された結果を保存することもできる。
一方、入力映像処理部210には、色相調整部320及びピクセル数調整部330のうち少なくとも一つは設けられない。説明の便宜上、図4についての説明では、入力映像処理部210に色相調整部320及びピクセル数調整部330がいずれも設けられなかったと仮定する。この場合、出力端子OUT3を通じて第1表示映像処理部220に出力される映像は原本映像であり、出力端子OUT4を通じて第1保存映像処理部230に出力される映像も原本映像である。
図4は、図2に示した第1表示映像処理部220及び第1保存映像処理部230を説明するための細部ブロック図であって、サブ映像保存部410、サブ映像読み取り部412、サイズ調整部414、表示映像生成部416及び圧縮部418を備える。
サブ映像保存部410ないし表示映像生成部416は、第1表示映像処理部220の細部ブロックであり、圧縮部418は、第1保存映像処理部230の細部ブロックである。
サブ映像保存部410は、表示部110が表示可能な各種のサブ映像を保存する。本発明による映像表示及び保存装置には、複数のキーが設けられ、ユーザーは、そのキーを操作できる。この場合、表示部110に表示されるサブ映像は、キーの操作された結果によって変わる。すなわち、サブ映像保存部410は、キーの操作された結果別にサブ映像を保存し、サブ映像読み取り部412は、キーの操作された結果に相応するサブ映像をサブ映像保存部410から読み取り、読み取られたサブ映像を表示映像生成部416に出力する。一方、サブ映像読み取り部412は、キーの操作がないことにもかかわらず、サブ映像をサブ映像保存部410から読み取ることもできる。例えば、何らのキーの操作がないとしても、本発明による映像表示及び保存装置に備えられたバッテリの残量が不足すれば、サブ映像読み取り部412は、“バッテリが不足します”という文章のサブ映像をサブ映像保存部410から読み取り、読み取られたサブ映像を表示映像生成部416に出力できる。また、サブ映像読み取り部412は、その読み取られたサブ映像を撮影映像保存部120のうち副画面メモリ(図示せず)に出力し、副画面メモリは、その読み取られたサブ映像を保存することもできる。
サイズ調整部414は、入力端子IN1を通じて入力される原本映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズが調整されるように、原本映像を処理してメイン映像を生成し、生成されたメイン映像を表示映像生成部416に出力する。ここで、入力端子IN1は、図3に示した出力端子OUT3と同一である。
サイズ調整部414は、キーの操作された結果に相応して読み取られたサブ映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズを考慮することが望ましい。もし、サブ映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズがサブ映像の内容に関係なく常に一定であれば、サイズ調整部414は、原本映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズを常に一定なサイズに調整する。一方、サブ映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズがサブ映像の内容によって変われば、サブ映像保存部410は、キーの操作された結果別に‘サブ映像’と‘サブ映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズに関する情報’とを保存し、サイズ調整部414は、キーの操作された結果に相応する‘サブ映像のディスプレイパネル上で表示されるサイズに関する情報’を読み取り、読み取られた情報を利用してメイン映像を生成する。かかるサイズ調整部414は、生成されたメイン映像を撮影映像保存部120のうちビデオメモリ(図示せず)に出力し、ビデオメモリは、そのメイン映像を保存することもできる。一方、サイズ調整部414は、バイキュービック、バイリニア、ニアレストのような多様な補間アルゴリズムを使用できるが、これらに限定されない。
表示映像生成部416は、サイズ調整部414で生成されたメイン映像と、サブ映像読み取り部412から読み取られたサブ映像とを合成して表示映像を生成し、生成された表示映像を、出力端子OUT5を通じて表示部110に出力する。表示部110は、表示映像をディスプレイパネル上に表示し、これにより、ディスプレイパネル上には、メイン映像とサブ映像とが共に表示される。ここで、メイン映像の表示されるサイズは、表示映像がVGA規格によるようにサブ映像の表示されるサイズによって決定されることが望ましいが、これに制限されない。例えば、表示映像の縦横比率は16:9であり、メイン映像の縦横比率は4:3でありうる。また、表示映像生成部416は、ビデオメモリ(図示せず)からメイン映像を入力され、副画面メモリ(図示せず)からサブ映像を入力され、入力されたメイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成することもできるが、これに制限されない。
圧縮部418は、入力端子IN2を通じて入力された原本映像を圧縮符号化して保存映像を生成し、生成された保存映像を、出力端子OUT6を通じて撮影映像保存部120に出力する。撮影映像保存部120は、保存映像を保存する。ここで、入力端子IN2は、図3に示した出力端子OUT4と同一である。一方、圧縮部418は、本発明による映像表示及び保存装置に設けられないこともある。この場合、撮影映像保存部120は、入力端子IN2を通じて入力された原本映像を保存する。
本発明の第1実施形態による映像表示及び保存装置は、プレビューモードにあってもよく、撮影モードにあってもよい。もし、映像表示及び保存装置がプレビューモードにあれば、表示部110ないし映像処理部130のうち、圧縮部418と撮影映像保存部120とが動作しないことが望ましい。これに対し、映像表示及び保存装置が撮影モードにあれば、表示部110ないし映像処理部130がいずれも動作することが望ましい。
図5は、図1に示した映像処理部130を説明するための第2実施形態130Bのブロック図であって、入力映像処理部510、第2表示映像処理部520及び第2保存映像処理部530を備える。
入力映像処理部510は、映像を入力され、入力された映像の色相及びピクセル数のうち少なくとも一つを調整し、調整された映像を第2表示映像処理部520に出力する。
第2表示映像処理部520は、入力映像処理部510から調整された映像を入力され、その調整された映像の縦横比率を変換してメイン映像を生成し、メイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成し、生成された表示映像を、出力端子OUT7を通じて表示部110に出力する。この場合、表示映像のうちメイン映像は、ディスプレイパネルの主表示領域(図示せず)に表示され、表示映像のうちサブ映像は、ディスプレイパネルのボタン表示領域(図示せず)に表示されるが、これに限定されるものではない。
また、第2表示映像処理部520は、入力映像処理部510から調整された映像を入力され、その調整された映像のサムネイル映像を生成し、生成されたサムネイル映像及びその調整された映像のうち少なくとも一つを第2保存映像処理部530に出力することもできる。
第2保存映像処理部530は、第2表示映像処理部520からその調整された映像及びサムネイル映像のうち少なくとも一つを入力され、その調整された映像及びサムネイル映像のうち少なくとも一つを圧縮符号化して保存映像を生成し、生成された保存映像を、出力端子OUT8を通じて撮影映像保存部120に出力する。
一方、本発明による映像表示及び保存装置がプレビューモードにあれば、入力映像処理部510、第2表示映像処理部520及び表示部110が動作することが望ましく、本発明による映像表示及び保存装置が撮影モードにあれば、入力映像処理部510、第2表示映像処理部520、第2保存映像処理部530、表示部110及び撮影映像保存部120が動作することが望ましい。すなわち、本発明による映像表示及び保存装置がプレビューモードにあれば、獲得された原本映像が縦横比率が変換されて表示部120に表示されるだけであり、保存動作は行われない一方、本発明による映像表示及び保存装置が撮影モードにあれば、獲得された原本映像が表示部120に表示されると共に撮影映像保存部120にも保存される。
図6は、図5に示した入力映像処理部510を説明するための細部ブロック図であって、映像獲得部610、色相調整部620及びピクセル数調整部630を備える。
映像獲得部610は、少なくとも一つのレンズと、そのレンズを通じて入射される光を感知するセンサーと、を備えることが望ましい。CCDのような光電センサーは、かかるセンサーの一例である。これにより、映像獲得部610は、原本映像を獲得する。
色相調整部620は、映像獲得部610から入力される原本映像の色相を調整する。具体的に、色相調整部620は、映像獲得部610から入力される原本映像に対して自動露出、自動ホワイトバランス、自動焦点合わせ、色調及び色感処理のうち少なくとも一つの動作を行う。ここで、色相調整部620は、原本映像に対してストリームの形式で入出力を行うが、これに限定されない。
ピクセル数調整部630は、色相調整部620により色相が調整された原本映像をなすピクセルの個数を調整し、調整された結果を、出力端子OUT9を通じて第2表示映像処理部520に出力する。例えば、ピクセル数調整部630は、色相が調整された原本映像をVGA規格(640*480ピクセル(横方向に640個のピクセル、縦方向に480個のピクセル))に合わせて変更できる。一方、ピクセル数調整部630は、色相の調整された原本映像をなすピクセルの個数を、本発明による映像表示及び保存装置の動作モードごとに異なって調整できる。また、ピクセル数調整部630は、ピクセル数が調整された結果を撮影映像保存部120のうち第1映像メモリ(図示せず)に出力し、第1映像メモリは、その調整された結果を保存することもできる。
一方、入力映像処理部510には、色相調整部620及びピクセル数調整部630のうち少なくとも一つは設けられない。説明の便宜上、図7ないし図9についての説明では、入力映像処理部510に色相調整部620及びピクセル数調整部630がいずれも設けられていないと仮定する。この場合、出力端子OUT9を通じて第2表示映像処理部520に出力される映像は原本映像である。
図7は、図5に示した第2表示映像処理部520を説明するための細部ブロック図であって、サブ映像保存部710、サブ映像読み取り部712、サイズ調整部714及び表示映像生成部716を備える。
サブ映像保存部710及びサブ映像読み取り部712は、図4に示したサブ映像保存部410及びサブ映像読み取り部412と同一であるので、これについての説明は省略する。
一方、本発明の第2実施形態による映像表示及び保存装置も、プレビューモードにあってもよく、撮影モードにあってもよい。
映像表示及び保存装置がプレビューモードにあるか、撮影モードにあるかに関係なく、サイズ調整部714は、入力端子IN3を通じて入力される原本映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズが調整されるように、原本映像を処理してメイン映像を生成し、生成されたメイン映像を表示映像生成部716に出力できる。このとき、サイズ調整部714は、キーの操作された結果に相応して読み取られたサブ映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズを考慮することが望ましい。もし、サブ映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズがサブ映像の内容に関係なく常に一定であれば、サイズ調整部714は、原本映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズを常に一定なサイズに調整する。一方、サブ映像のディスプレイパネル上での表示されるサイズがサブ映像の内容によって変われば、サブ映像保存部710は、キーの操作された結果別に‘サブ映像’と‘サブ映像のディスプレイパネル上で表示されるサイズに関する情報’とを保存し、サイズ調整部714は、キーの操作された結果に相応する‘サブ映像のディスプレイパネル上で表示されるサイズに関する情報’を読み取り、読み取られた情報を利用してメイン映像を生成する。
一方、映像表示及び保存装置が撮影モードにあれば、すなわち、ユーザーが映像表示及び保存装置に撮影を指示すれば、サイズ調整部714は、撮影を指示される当時に入力端子IN3を通じて入力される原本映像のサムネイル映像を生成し、生成されたサムネイル映像及び原本映像のうち少なくとも一つを出力する。
かかるサイズ調整部714は、生成されたメイン映像、生成されたサムネイル映像、原本映像を撮影映像保存部120のうちビデオメモリ(図示せず)に出力し、ビデオメモリは、入力されたメイン映像、サムネイル映像、原本映像を保存できる。これと同様に、サイズ調整部714は、原本映像を撮影映像保存部120のうち第2映像メモリ(図示せず)に出力し、第2映像メモリは、入力された原本映像を保存することもできる。また、サイズ調整部714は、バイキュービック、バイリニア、ニアレストのような多様な補間アルゴリズムを使用できるが、これらに限定されない。
映像表示及び保存装置がプレビューモードにあるか、撮影モードにあるかに関係なく、表示映像生成部716は、サイズ調整部714で生成されたメイン映像と、サブ映像読み取り部712から読み取られたサブ映像とを合成して表示映像を生成し、生成された表示映像を、出力端子OUT10を通じて表示部110に出力する。表示部110は、表示映像をディスプレイパネル上に表示し、これにより、ディスプレイパネル上には、メイン映像とサブ映像とが共に表示される。かかる表示映像生成部716は、本発明による映像表示及び保存装置が撮影モードにある場合に動作しないこともあるが、これに制限されない。また、表示映像生成部716は、ビデオメモリ(図示せず)からメイン映像を入力され、副画面メモリ(図示せず)からサブ映像を入力され、入力されたメイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成することもできるが、これに制限されない。
結局、本発明の第2実施形態は、次のように説明する。
図1及び図7に示すように、まず、本発明による映像表示及び保存装置がプレビューモードによって動作する場合には、サイズ調整部714がメイン映像を生成し、撮影映像保存部120内のビデオメモリ(図示せず)は、その生成されたメイン映像を保存する。次いで、制御部140は、表示映像生成部716がその保存されたメイン映像とサブ映像とを利用して表示映像を生成することを表示映像生成部716に指示し、表示部110がその表示映像を表示することを表示部110に指示する。
また、本発明による映像表示及び保存装置が撮影モードによって動作する場合には、サイズ調整部714がメイン映像を生成し、撮影映像保存部120は、原本映像及びサムネイル映像のうち少なくとも一つを保存する。かかるサイズ調整部714及び撮影映像保存部120の動作も、制御部140の制御による。
図8は、図5に示した第2保存映像処理部530を説明するための第1実施形態530Aのブロック図であって、圧縮部810を備える。
第2保存映像処理部530内に装着された圧縮部810は、制御部140により活性化されれば、第2表示映像処理部520から“サムネイル映像及び原本映像のうち少なくとも一つ”を、入力端子IN4を通じて入力され、入力された“サムネイル映像及び原本映像のうち少なくとも一つ”を圧縮符号化して保存映像を生成し、生成された保存映像を、出力端子OUT11を通じて撮影映像保存部120に出力する。ここで、圧縮部810は、サムネイル映像及び原本映像をそれぞれ独立した領域のメモリ(図示せず)から読み取るが、これに限定されない。
図9は、図5に示した第2保存映像処理部530を説明するための第2実施形態530Bのブロック図であって、圧縮部910及び入出力インターフェース部920を備える。
第2保存映像処理部530内に装着された圧縮部910は、制御部140により活性化されれば、第2表示映像処理部520から“サムネイル映像及び原本映像のうち少なくとも一つ”を、入力端子IN4を通じて入力され、入力された“サムネイル映像及び原本映像のうち少なくとも一つ”を圧縮符号化して保存映像を生成し、生成された保存映像を入出力インターフェース部920に出力する。ここで、圧縮部910は、サムネイル映像及び原本映像をそれぞれ独立した領域のメモリ(図示せず)から読み取るが、これに限定されない。このとき、原本映像は、QVGA(320*240ピクセル(横方向に320個のピクセル、縦方向に240個のピクセル))規格による映像であるが、これに限定されない。
また、第2保存映像処理部530内に装着された入出力インターフェース部920は、圧縮部910から保存映像を入力されて外部PC(Personal Computer)に伝達する役割を行う。ここで、入出力インターフェース部920は、保存映像を30fps(frames per second)QVGAストリームの形式で伝達できるが、これに限定されない。
図9を参照して、本発明による映像表示及び保存装置とある外部装置との間のインターフェース動作を説明すれば、次の通りである。
まず、本発明による映像表示及び保存装置が入出力インターフェース部920(例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェース)を通じて外部PCなどと連結されれば、サイズ調整部714がPCのカムコーダで撮影される映像の縦横比率に合わせて比率を変換した映像を撮影映像保存部120内のイメージメモリ(図示せず)に保存し、圧縮部910は、その保存された映像を圧縮符号化し、入出力インターフェース部920は、その圧縮符号化された映像を、出力端子OUT12を通じてPCに出力する。
図10A及び図10Bは、ディスプレイパネル、原本映像、メイン映像、サブ映像を説明するための参考図である。具体的に、図10Aは、ディスプレイパネル1000に表示された原本映像1010の一例を示し、図10Bは、ディスプレイパネル1000の一部領域1025に表示されたメイン映像1020、及び他の一部領域1035に表示されたサブ映像1030の一例を示す。
図10A及び図10Bにおいて、サブ映像1030は、ズームインまたはズームアウトを設定するように誘導する文字、フラッシュのオン/オフ如何を設定するように誘導する文字、シャッタの開閉程度を設定するように誘導する文字、本発明による映像表示及び保存装置に備えられたバッテリの残量を表す数字からなる。
図11は、本発明による映像表示及び保存方法を概括的に説明するためのフローチャートである。
図1及び図11に示すように、映像処理部130は、制御部140の制御によって映像を入力される(ステップ1110)。ここで、入力される映像は、動画、写真などがあるが、これらに限定されない。
次いで、映像処理部130は、入力された映像を利用して表示映像及び保存映像のうち少なくとも一つを生成し、表示映像は、表示部110を通じて表示され、保存映像は、撮影映像保存部120に保存される(ステップ1120)。
図12は、本発明による映像表示及び保存方法を細部的に説明するための第1実施形態のフローチャートであって、原本映像とサブ映像とが重なって表示されないように原本映像を処理してメイン映像を生成し、メイン映像とサブ映像とを表示する場合であっても、メイン映像でない原本映像を保存するステップ(ステップ1210ないし1230)から構成される。
図1及び図12に示すように、映像処理部130は、原本映像の表示されるサイズが減少するように原本映像を処理してメイン映像を生成し、表示部110は、その生成されたメイン映像とサブ映像とを共に表示する(ステップ1210)。
ステップ1210後に、制御部140は、本発明による映像表示及び保存装置がプレビューモードにあるか、撮影モードにあるかを判断する(ステップ1220)。ステップ1220で撮影モードであると判断されれば、映像処理部130は、原本映像を圧縮して保存映像を生成し、撮影映像保存部120は、保存映像を保存する(ステップ1230)。一方、ステップ1220でプレビューモードであると判断されれば、ステップ1230が行われない。
かかる第1実施形態をさらに具体的に説明すれば、次の通りである。
まず、映像処理部130は、映像を入力され、入力された映像を所定のサイズに変換する(サイズ変換ステップ)。ここで、入力された映像が動画である場合、動画をVGA規格に合わせて変換でき、入力された映像が写真である場合、入力された写真(例えば、5M画素のサイズ)をユーザーが指定したピクセル数に変換できるが、これに限定されない。
次いで、制御部140は、ユーザーなどが選択したモードがプレビューモードであるか否かを判定する。ここで、プレビューモード及び撮影モードが一例として挙げられるが、これらに限定されず、多様なモードを適用できる。
ユーザーなどが選択したモードがプレビューモードである場合、映像処理部130は、サイズ変換ステップで変換された映像の縦横比率を変換してメイン映像を生成し、生成されたメイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成し、表示映像を表示部110に出力する。
一方、ユーザーなどが選択したモードが撮影モードである場合、映像処理部130は、サイズ変換ステップで変換された映像を圧縮符号化して保存映像を生成した後、サイズ変換ステップで変換された映像の縦横比率を変換してメイン映像を生成し、生成されたメイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成する。ここで、保存映像は、撮影映像保存部120に出力されて保存される。
具体的に、映像処理部130は、VGA規格によって変換された映像を入力され、変換された映像の縦横比率を変換してメイン映像を生成する。ここで、VGA規格によって変換された映像は、撮影映像保存部120のうち第1映像メモリ(図示せず)に出力して保存されることもある。
次いで、映像処理部130は、サブ映像を読み取る。ここで、その読み取られたサブ映像は、撮影映像保存部120のうち副画面メモリ(図示せず)に出力されて保存されることもある。
次いで、映像処理部130は、メイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成する。ここで、メイン映像は、表示映像がVGA規格または任意の設定された標準によるようにサブ映像のサイズによって変換比率が決定されることが望ましいが、これに限定されない。また、映像処理部130は、制御部140の制御によってビデオメモリ(図示せず)からメイン映像を入力され、副画面メモリ(図示せず)からサブ映像を入力されることもできるが、これに限定されない。
図13は、本発明による映像表示及び保存方法を細部的に説明するための第2実施形態のフローチャートであって、原本映像とサブ映像とが重なって表示されないように原本映像を処理してメイン映像を生成し、メイン映像とサブ映像とを表示する場合であっても、メイン映像でない原本映像を保存するステップ(ステップ1310ないし1340)から構成される。
図1及び図13に示すように、制御部140は、本発明による映像表示及び保存装置がプレビューモードにあるか、撮影モードにあるかを判断する(ステップ1310)。
ステップ1310でプレビューモードであると判断されれば、映像処理部130は、原本映像の表示されるサイズが減少するように原本映像を処理してメイン映像を生成し、表示部110は、その生成されたメイン映像とサブ映像とを共に表示する(ステップ1320)。
一方、ステップ1310で撮影モードであると判断されれば、映像処理部130は、原本映像のサムネイル映像を生成する(ステップ1330)。ステップ1330後に、映像処理部130は、原本映像とステップ1330で生成されたサムネイル映像とを圧縮して保存映像を生成し、撮影映像保存部120は、保存映像を保存する(ステップ1340)。
本発明による映像表示及び保存装置が撮影モードにある場合、ステップ1320は、図示したように行われないこともあり、図示したことと異なって行われることもある。
かかる第2実施形態をさらに具体的に説明すれば、次の通りである。
まず、映像処理部130は、映像を入力され、入力された映像を所定のサイズに変換する(サイズ変換ステップ)。ここで、入力された映像が動画である場合、動画をVGA規格に合わせて変換でき、入力された映像が写真である場合、入力された写真(例えば、5M画素のサイズ)をユーザーが指定したピクセル数に変換できるが、これに限定されない。
次いで、映像処理部130は、サイズ変換ステップで変換された映像の縦横比率を変換してメイン映像を生成することもでき、原本映像のサムネイル映像を生成することもできる。この場合、撮影映像保存部120のうちビデオメモリ(図示せず)は、メイン映像、原本映像、サムネイル映像のうち少なくとも一つを保存できる。特に、原本映像は、第2映像メモリ(図示せず)に保存されることもある。
次いで、制御部140は、ユーザーなどが選択したモードがプレビューモードであるか否かを判定する。ここで、プレビューモード及び撮影モードが一例として挙げられるが、これらに限定されず、多様なモードを適用できる。
ユーザーなどが選択したモードがプレビューモードである場合、映像処理部130は、メイン映像を生成し、メイン映像及びサブ映像を合成して表示映像を生成し、表示映像を表示部110に出力する。
一方、ユーザーなどが選択したモードが撮影モードである場合、映像処理部130は、原本映像及びサムネイル映像のうち少なくとも一つを圧縮符号化して保存映像を生成した後、原本映像の縦横比率を変換してメイン映像を生成し、生成されたメイン映像とサブ映像とを合成して表示映像を生成する。ここで、保存映像は、撮影映像保存部120に出力されて保存される。
本発明は、また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコードとして具現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムにより読み取られるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で具現されるものも含む。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存されて実行されうる。
以上、図面と明細書で最適の実施形態が開示された。ここで、特定の用語が使われたが、これは単に本発明を説明するための目的で使われたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。したがって、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的な保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により決まらねばならない。